JPH09290786A - 電動三輪車 - Google Patents

電動三輪車

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Publication number
JPH09290786A
JPH09290786A JP8130865A JP13086596A JPH09290786A JP H09290786 A JPH09290786 A JP H09290786A JP 8130865 A JP8130865 A JP 8130865A JP 13086596 A JP13086596 A JP 13086596A JP H09290786 A JPH09290786 A JP H09290786A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wheel
auxiliary
front wheel
car body
arm
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8130865A
Other languages
English (en)
Inventor
Takakichi Mori
登吉 毛利
Yurika Ueda
百合香 上田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Atex Co Ltd
Original Assignee
Atex Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Atex Co Ltd filed Critical Atex Co Ltd
Priority to JP8130865A priority Critical patent/JPH09290786A/ja
Publication of JPH09290786A publication Critical patent/JPH09290786A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電動三輪車において、前輪と共に移動する補
助車輪の円滑な回動で車体の横転事故を防止し、かつ、
段差乗り越え性能も良くすることを課題とする。 【解決手段】 前輪2の操向操作を行うことにより旋回
可能な電動三輪車において、前輪2の支持アーム7から
後方に向けて補助アーム8を設け、この補助アーム8先
端部に、前輪2の向きと同方向の回動が自在で、かつ地
面から浮かせた位置に前輪2の操向と共に操向される補
助車輪1を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動三輪車におい
て、旋回時に側方へ転倒するのを防ぐ技術に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に電動三輪車は6Km/h程度を最
高速度としており、通常の平地走行旋回操作で横転事故
が発生することは少ない。また、急旋回時、車体が少し
傾いた場合も、搭乗者が瞬時にハンドルやアクセルを操
作でき、車体を横転させない方向へ前輪を操作すること
が可能な場合には、横転事故の発生も無いという程度の
安定性を、現状の電動三輪車においては有するものであ
る。横転事故のほとんどは、急旋回時、特に下り坂走行
の高速走行において、前輪を横転させない方向へ操作す
ることがまったくできない搭乗者に多く見られ、ハンド
ルを急に操向させるほど、また、ハンドルの操向角度が
大きいほど横転の可能性は高くなる。
【0003】電動三輪車の前輪両側に補助車輪を設ける
構成が、特開平5−8781号公報に記載されている
が、この構成は、補助車輪を枢支する取付部材が車体フ
レームに固定されており、例えば補助車輪の回転方向
を、あらかじめハンドルの最大操向角度と略同程度に内
側に向けて装備したとしても、横転の可能性は、ハンド
ルを最大操向角度まで操向させた場合だけとは限らな
い。搭乗者の体重や、搭乗者の位置、急旋回時車体や搭
乗者に加わる慣性力によって、ハンドルを最大角度まで
操向させる前に、車体が横転するよう傾いた場合には、
ハンドル操向角度に応じた前輪の軌跡と、接地した補助
車輪の軌跡とにずれが生じ、補助車輪が地面を横すべり
することとなり、円滑な車体の旋回が得られないという
不都合があった。また、補助車輪を前輪の左右両側に設
けなければ、左右の横転防止効果は得られず、補助車輪
は、単なる横転を防止する効果でしか使用できなかっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の如き
従来技術の不都合を解消し、車体横転事故の発生を少な
くすると共に、補助車輪を前輪後側に設けることで、段
差乗り越え性能も良くすることを課題とす。
【0005】
【課題を解決するための手段】前輪2が一輪と、前輪2
が一輪で、後輪4が二輪の車輪を具備し、前輪2の操向
操作で旋回することのできる電動三輪車において、前輪
2の支持アーム7から後方に向けて補助アーム8を設
け、この補助アーム8先端の前輪2と後輪4の中間位置
に、前輪2の向きと同方向へ向け、かつ地面から浮かせ
た状態で補助車輪1を設けた。
【0006】
【発明の作用及び効果】前輪2の後側に設けた補助車輪
1が前輪2の操向と共に、横転しようとする方向に移動
して横転を防止し、ハンドル6の操向角度が大きいほど
補助車輪1が車体に対して外側に移動するので横転防止
効果が大きくなる。また、図3に示す如く、前輪2の軌
跡20aと、接地した補助車輪1の軌跡20bが略同一
半径なので、円滑な補助車輪1の回動を得ることが可能
となる。さらに、前輪2の後側に補助車輪1を設けるこ
とで、車体の底部が段部に接地するのを防ぎ、前直進走
行時の段差乗り越え性が良くなる。
【0007】
【実施例】本発明の実施例を、図を参照しながら説明す
る。車体フレーム3には、1輪の前輪2と2輪の後輪4
が装着されており、前輪2から上方に向けて、ハンドル
杆9、及びハンドル6が設けられている。前輪2は支持
アーム7に軸支されていて、搭乗者が任意の方向にハン
ドル6を操作することで、車体の旋回を行う。支持アー
ム7には前輪2の後方に向けて、補助アーム8が固着さ
れており、補助アーム8の端部には、補助車輪1が枢着
されている。すなわち、補助車輪1は前輪2の回転方向
と同一で、かつ前輪2の操向と共に左右水平方向にも移
動可能で、ハンドル杆6を左右どちらかに操向して、車
体が横転する方向に傾けば接地し、通常走行時には、車
体フレーム3下を左右に移動しているだけである。
【0008】車体が横転する方向に傾いた場合の、補助
車輪1の作用を図3に示す。補助車輪1は、前輪2の操
向角度に応じて左右方向に移動するが、例えば前進の直
進時における前輪2、及び補助車輪1の位置は、A位置
であり、ハンドル6を左に旋回するよう操向するとB位
置のハンドル操向最大角度まで移動する。A位置は、車
体の左右方向における略重心線であり、この重心線が、
慣性力や搭乗者の体重移動等により、右方向に移動し、
A位置を基準にして、重心が大きく移動した場合に車体
の横転が起こる。この重心線の右方向への移動が急激な
ほど横転事故が起こり易い。すなわち、前輪2を急に操
向させるほど、また、前輪2の操向角度が大きいほど横
転する速度も、横転させようとする力も大きくなる。し
かし、本発明の補助車輪1は、前輪2を急に操向させて
も、車体が倒れようとする方向に移動して、車体が傾い
たとしても補助車輪1が接地し、車体の横転を防ぐ。ま
た、前輪2の操向角度が大きいほどAの重心線位置より
遠い位置で補助車輪1が接地するので、横転させようと
する力が大きくなる状態であるほど車体の、より外側で
補助車輪1が接地し、効果的な車体横転防止が可能であ
る。
【0009】また、前輪2の操向角度に応じて、車体の
旋回半径は変化するが、前輪2の操向角度に応じた前輪
2の軌跡20aと、補助車輪1の軌跡20bが略同一で
あるので、補助車輪1が接地しても、地面を横すべりす
ることがなく、補助車輪1の円滑な回動が得られる。な
お、補助車輪1は、水平方向に回動できるキャスターを
用いてもよい。現状の電動三輪車の車体フレーム3に
は、後輪4の回動中心高さよりも低いものが多く見ら
れ、車体の安定性は良いが最低地上高が低くなり、段差
乗り越え性能は悪くなっている。このことからも、車輪
2の後方に補助車輪1を設け、前進の直進走行時におい
て、後輪4の段差乗り越え性を良くすることは、有効で
ある。
【0010】段差乗り越え時の補助車輪1の作用を図4
に示す。前輪2が段差を乗り越えて車体前部が上向き加
減に傾くと、前輪2の後方に設けた補助車輪1の最下端
が段差上面30高さよりも低くなり、この状態からさら
に車体を前進させると、補助車輪1が段差を乗り越え
る。補助車輪1が段差に乗り上がると前輪2が段差上面
30から浮き上がった状態になり、これは車体フレーム
3の地上高さを上げることになるので、後輪4前側の車
体フレーム3底部が段差に干渉するのを防ぎ、後輪4の
段差乗り越え性能が良くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を示す全体側面図である。
【図2】本発明を示す全体底面図である。
【図3】本発明の車体旋回時における作用図である。
【図4】本発明の段差乗り越えにおける作用図である。
【符号の説明】
1 補助車輪 2 前輪 4 後輪 7 支持アーム 8 補助アーム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前輪(2)が一輪で、後輪(4)が二輪
    の車輪を具備し、前輪(2)の操向操作で旋回すること
    のできる電動三輪車において、前輪(2)の支持アーム
    (7)から後方に向けて補助アーム(8)を設け、この
    補助アーム(8)先端の前輪(2)と後輪(4)の中間
    位置に、前輪(2)の向きと同方向の回動が自在で、か
    つ地面から浮かせた位置に補助車輪(1)を設けたこと
    を特徴とする電動三輪車。
JP8130865A 1996-04-26 1996-04-26 電動三輪車 Pending JPH09290786A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8130865A JPH09290786A (ja) 1996-04-26 1996-04-26 電動三輪車

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8130865A JPH09290786A (ja) 1996-04-26 1996-04-26 電動三輪車

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09290786A true JPH09290786A (ja) 1997-11-11

Family

ID=15044515

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8130865A Pending JPH09290786A (ja) 1996-04-26 1996-04-26 電動三輪車

Country Status (1)

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JP (1) JPH09290786A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100359348B1 (ko) * 1999-12-29 2002-11-04 김삼석 자전거
WO2003020194A1 (en) * 2001-08-31 2003-03-13 Fredrick Charles Brown Improvements to mobility vehicles
RU2513346C1 (ru) * 2012-12-25 2014-04-20 Николай Петрович Дядченко Ходовая часть транспортного средства

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KR100359348B1 (ko) * 1999-12-29 2002-11-04 김삼석 자전거
WO2003020194A1 (en) * 2001-08-31 2003-03-13 Fredrick Charles Brown Improvements to mobility vehicles
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