JPS59118514A - 四輪車傾斜装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は四輪車の走行に係るもの で、従来、四輪車が走行し、車輪を旋回させる時、車体
は旋回方向と反対方向 の外側に傾き、同時に遠心力により、外側に投げ出され
る力が働らく、加えて、積荷や運転者も外側に投げ出さ
れる力が働らき、その為に必ずしも速度オーバーでなく
ても、体のバランスを失い、ハンドルを切り損ね、反対
車線に飛び込み、対向車や電柱に衝突したり、或は、あ
わてゝ、必要以上にハンドルを切り損ねて横 転したりするに至る、この故に旋回時 に運転者が自ら上体を旋回側に５度 程度傾けることにより、ハンドル操作が楽になり、運転
し易いのも多くの運転者の知るところである。

本発明は上述の如き四輪車のもつ欠 点を除去し、走行の安全（横転し難いことゝ、スリツプ
し難いこと、即、車体が旋回方向の内側に傾き、又、内
輪差がなくて前輪の跡を後輪が進み、又、車輪の旋回角
は、従来の前輪旋回角度の２分の１以下でよく（２分の
１で従来の車の回転半径より小さい円を画く）、従来最
大旋回角４５度故にその２分の１の２２．５度以下でよ
く、第１図はその最大角の２２．５度を示す。

本発明の構成を図面に基いて説明すれ ば、第１図に於て（１）はハンドルで、これを例へば右
回転すると、ウオーム車（２）を経て、操向歯車（３）
と連通する操向臂（４）を経て、指向桿（５）を経由し
、指向臂（６）と軸着し、車輪軸（７）を旋回する、こ
の車輪軸（７）は操向関節（８）を中心にして、案内金
具（９）により、第２図の詳細図で、矢印方向に車が旋
回する時、案内金具（９）が傾いている為に車輪軸（７
）が斜め上方に上り、即、車輪が上り、車体は下る、又
、相手側の車輪軸（１０）は下り、車体は上る、又、後
輪も同様に上下する、右軸臂（１２）は車輪軸（７）と
指向臂（６）とに同一平面内にて固着し、その平面は案
内金具（９）を含む傾きをなし、又、その平面に垂直な
操向関節（８）を中心にして、車輪軸（７）が旋回し、
右軸臂（１２）はその端に於てピンにて伝動桿（１１）
と軸着している。

本発明は上述の如く構成したものであるからハンドル（
１）の回転操作により、例へば、右回転したものとする
と、右側の前輪と後輪は旋回し乍ら上方に移り、又、左
側の車輪は下方に下る、この為に車体は右に傾く、この
下降と上昇力は、左右天秤平衡し、又、走行中に直進に
戻す時は遠心力が車体を起す方向（車体が内側に常に傾
いて旋回している為）に働らいている為に、ハンドル操
作は容易であり、又、車体の傾斜は体に働らく遠心力の
分力が床方向に働らく様になり、一層、体が安定する、
又、本発明は後輪駆動車のみならず、前輪駆動車にも適
用出来、又乗り心地に於ては従来車の如く走行 中に左右内壁に体をゴツン、ゴツン当る不快なことはな
く、又、旋回時にギイーと音をたて駆動装置に無理を生
ずる様なことはなく、又、外側の車輪は下り、地面方向
に延びて突張り、従つて車の重心を中心にして、車体は
廻り、内側の車輪は速同時に地面に押しつけられる、そ
の上、後輪は内輪の方には進まずに外側、即、前輪の跡
を通るので横倒力を消滅させる、又、本発明は上述の如
く運転者や歩行者を事故から守るものである。

【図面の簡単な説明】

第１図、本発明の平面図、第２図は、車輪軸と案内金具
の詳細図、第３図は、５度傾き曲線進行中の立面図であ
る。 （１）…ハンドル　（２）…ウオーム車（３）…操向歯
車　（４）…操向臂 （５）…指向桿　　（６）…指向臂 （７）…車輪軸　　（８）…操向関節 （９）…案内金具　（１０）…車輪軸 （１１）…伝動桿　（１２）…軸　臂 特許出願人　綾部　操

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 左右の車輪軸（７）が斜めに滑り移動し乍ら、上下する
   為の案内金具（９）を備え、その両車輪軸（７）と指向
   臂（６）と両軸臂（１２）と伝動桿（１１）並びに案内
   金具（９）を同一平面に配置し、その平面を案内金具（
   ９）の傾きに位置したことを特徴とする四輪 車方向変換傾斜装置。