JPH01110201A - 巻上機用位置検出装置の故障診断装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は巻上機の被巻上物の位置検出装置の故障診断装
置、即ち巻上機の位置検出装置が正常に動作しているか
否かを診断する装置に関する。

〔従来の技術〕

第５図は従来の一般的な巻上機の設備構成を示す模式図
である。

図中１は被巻上物であり、巻上用のロープ２により吊下
されている。

３は滑車、４はロープ２の巻取機であり、この巻取機４
は図示しない駆動源に接続されている。

そして、ロープ２は滑車３を経由して巻取機４に巻取ら
れるようになっている。

５は位置検出装置であり、巻取機４の回転量に応じた検
出信号を発生する回転位置検出装置としてのシンクロ及
びこのシンクロの検出信号を処理する制御装置、たとえ
ばマイクロコンピュータあるいはプログラマブルコント
ローラ等にて構成されている。

このような従来の装置の動作は以下の如くである。

巻取機４によりロープ２が巻上げられあるいは巻下げら
れると、ロー１２の先端に吊下されている？ｌｉ巻上巻
上物上下に移動する。この際、巻取機４の回転量は位置
検出装置５のシンクロにより検出されている巻取機４の
回転位置から求められるので、このシンクロの検出信号
を図示しない制御装置により処理して被巻上物１の位置
あるいは速度等が検出される。

〔発明が解決しようとする問題点〕

ところで、上述の如き従来の巻上機及びその巻上機用位
置検出装置においては、被巻上物１の位置検出は回転位
置検出装置としてのシンクロ５の検出信号のみに頼って
いる。従って、シンクロ５が故障したりあるいはその検
出信号にノイズが混入して誤検出が生したような場合に
は被巻上物１の位置が誤った位置に検出され、種々の危
険を生じることになる。

本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、
巻上機用位置検出装置の故障診断を簡易な構成にて容易
に且つ確実に行える故障診断装置の提供を目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕 本発明に係る巻上機用位置検出装置の故障診断装置は、
被巻上物の揚程にリミットスイッチを配して被巻上物の
通過を検出し、このリミットスイッチの検出信号と巻取
機に接続されたシンクロの検出信号とを制御装置により
比較する構成を採っている。

〔作用〕

巻上機用位置検出装置の故障診断装置では、巻取機の回
転位置を検出するシンクロの検出信号がリミットスイッ
チにより検出された被巻上物の実際の位置と常時比較さ
れるので、シンクロの検出信号が正しいか否かの判断、
換言すれば故障診断が行える。

〔発明の実施例〕

、、　　以下、本発明をその実施例を示す図面を参照し
て詳述する。

第１図は本発明に係る位置検出装置の故障診断装置が装
備された巻上機の設備構成を示す模式図である。なお、
従来技術の説明に用いた第５図と同一または相当部分に
は同一の参照符号を付与しである。

図中１は被巻上物であり、巻上用のロー１２により吊下
されている。

３は滑車、４はロープ２の巻取機であり、この巻取１ｆ
ｆ１４は図示しない駆動源に接続されている。

そして、ロープ２は滑車３を経由して巻取機４に巻取ら
れるようになっている。

５ば位置検出装置であり、巻取機４０回転位置に応じた
検出信号を発生する回転位置検出装置としてのシンクロ
及びこのシンクロの検出信号を処理する制御装置、たと
えばマイクロコンピュータあるいはシーケンスコントロ
ーラ等にて構成されている。

１０はリミットスイッチ群であり、本実施例では低い位
置から高い位置へ順に被巻上物１の揚程に沿って配置さ
れた第１〜第５のリミットスイッチ１１〜１５にて構成
されている。

第２図は上述のような巻上機に装備されている本発明の
位置検出装置の故障診断装置の構成を示すブロック図で
ある。

図中５０及び２０は前述の位置検出装置５を構成するシ
ンクロ及び制御装置としてのプログラマブルコントロー
ラである。

プログラマブルコントローラ２０は、ディジタル入力装
置２１．アナログ入力装置２２．　ＣＰＵ２３．メモリ
２４、出力装置２５９表示装置２６等にて構成されてお
り、シンクロ５０の検出信号はアナログ入力装置２２に
入力されている。

また前述のりミントスイッチ群１０の第１〜第５のリミ
ットスイッチ１１〜１５それぞれの検出信号、即ち被巻
上物１がそれぞれのリミットスイッチ１１〜１５の配置
位置を通過した際にそれぞれのりミントスイッチ１１〜
１５の常開接点ＬＳＩ〜ＬＳ５がオンして出力するオン
信号はディジクル入力装置２１に与えられている。

このような構成の本発明の巻上機用位置検出装置の故障
診断装置の動作は以下の如くである。

なお、第３図は本発明装置のプログラマブルコントロー
ラ２０による処理手順を示すフローチャートであり、図
中Ｐは位置検出装置５の検出信号の値を、ａ１〜ａ５及
びｂ１〜ｂ５はそれぞれリミットスイッチ１１〜１５の
配置位置により定まる位置検出装置５の検出信号の値許
容範囲の上下限（定数）である。

プログラマブルコントローラ２０の基本的な処理動作は
以下の如くである。

即ち、リミットスイッチ群１０の各リミットスイッチ１
１〜１５それぞれのディジタルの検出信号をディジタル
入力装置２１に受は入れてオンしているリミットスイッ
チ１１〜１５のいずれかに対応する定数ａｌ＝ａ５．　
ｂｌ＝ｂ５をメモリ２４から読出す。一方、シンクロ５
０の検出信号をアナログ入力装置２２に受は入れ、その
値Ｐと先にメモリ２５から読出しである定数ａ１〜ａ５
．　ｂｌ〜ｂ５のいずれかとを比較する。そして必要に
応じて出力装置２５から表示装置２６へ種々の表示を行
なう。

以下、第３図のフローチャートに従って本発明装置の実
際の動作を説明する。

まず、第１のリミットスイッチ１１の常開接点ＬＳ■の
オン／オフが調べられ、オンになればその時点のシンク
ロ５０の検出信号の値Ｐが第１のりミツトスイッチ１１
の配置位置に対応する定数８１とｈｌとの間であるか否
かが調べられる。

シンクロ５０の検出信号の値Ｐが定数８１とｂｌとの間
であれば、被巻上物Ｉの位置の正常な検出が行われてい
ることになるので、次の第２のリミットスイッチ１２の
オン／オフを調べるステップに進む。

しかし、シンクロ５０の検出信号の値Ｐが定数ａｌとｂ
ｌとの間でない場合には、被啓上物１の位置は正常には
検出されていないことになるので、故障表示出力のステ
ップへ処理が移され、表示装置２６により故障発生を知
らせる表示がなされる。

以下同様に、各リミットスイッチ１２（１３，１４，１
５）のオン／オフが調べられ、それぞれのりミントスイ
ッチ１２（１３，１４，１５）がオンした場合にはシン
クロ５０の検出信号の値Ｐがそれぞれに対応する定数ａ
２とｂ２　（ａ３とｂ３．　ａ４とｂ４．　ａ５とｂ５
）の範囲内であるか否かが調べられ、故障発生の診断が
行なわれる。

第４図は恒常的に診断を行わせる場合の処理手順を示す
フローチャートである。

この処理手順では、第１〜第５のりミントスイッチ１１
〜１５のオン／オフが常時循環的に調べられており、い
ずれかのリミットスイッチ１１〜１５がオンするとその
りミントスイッチについて上述の第３図のフローチャー
トに示した場合と同様の処理が行われ、その都度診断が
行なわれるようになっている。

なお、上記実施例ではリミットスイッチ群１０に第１〜
第５のリミットスイッチを備えているが、その数は限定
されることはない。

〔発明の効果〕

以上に詳述したように本発明の巻上機用位置検出装置の
故障診断装置によれば、被巻上物の位置を検出する装置
の故障診断を簡易な構成にて容易にしかも確実に行える
ので、巻上機の信頼性向上に多大の効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明装置を装備した巻上機の設備構成を示す
模式図、第２図は本発明装置の構成を示すブロック図、
第３図及び第４図は本発明装置による故障診断の手順を
示すフローチャート、第５図は従来の巻上機の設備構成
を示す模式図である。 １・・・被巻上物　　４・・・巻取機　　５・・・位置
検出装置　　１０・・・リミットスイッチ群　　２０・
・・プログラマブルコントローラ　　５０・・・シンク
ロなお、各図中同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、被巻上物を吊下するロープの巻取機の回転位置を回
   転位置検出装置により検出して前記被巻上物の位置を検
   出する巻上機用位置検出装置の故障診断装置において、 前記被巻上物の所定位置の通過を検出すべ く前記被巻上物の揚程に配されたリミットスイッチと、 該リミットスイッチの検出信号と前記回転 位置検出装置の検出信号とを比較し、前記回転位置検出
   装置の故障診断を行なう制御装置と を備えたことを特徴とする巻上機用位置検 出装置の故障診断装置。