JPH01107406A

JPH01107406A - 面照明装置

Info

Publication number: JPH01107406A
Application number: JP62264717A
Authority: JP
Inventors: Takeshi Kojima; 児島　健
Original assignee: CHATANI SANGYO KK
Current assignee: CHATANI SANGYO KK
Priority date: 1987-10-20
Filing date: 1987-10-20
Publication date: 1989-04-25
Also published as: DE3835754A1; JPH0243282B2; US4860171A

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は面照明装置、詳しくは液晶表示、標識表示及び
デイスプレィ表示等に用いる面照明装置に関する。

（従来の技術）従来、この種の面照明装置としては、例えば実公昭５８
−３８１８８号に開示されている如く、透明な板の一面
に細かい斑点を設けて、この面を覆うように反射板を、
他面に光拡散板をそれぞれ密着させると共に、前記透明
板の側端面に光源を配設して、前記光拡散板の全面を均
一に、かつ明るく照明するようにしたものが知られてい
る。

（発明が解決しようとする問題点）ところが、以上の如き従来例では、前記透明板は１枚か
ら成り、この透明板の一面に前記斑点を設けるものであ
るから、前記透明板に入射される前記透明板の斑点及び
反射板によって、屈折反射を繰返し、光拡散板から拡散
状に透過するのであるが、前記斑点によって反射して前
記光拡散板を透過する光は、屈折反射を繰返しして透過
する光よりも強く、このため期るさにムラが生ずるので
ある。

この明るさのムラをなくするために前記斑点を多くする
ことが考えられるが、前記光源から出る光は遠くまで届
きにく＼なって、前記光源に対する距離の長短部分にお
いて明るさにムラが生じ、依然として前記光拡散板の全
面を均一に明るく照明できない問題があった。

本発明の目的は、簡単な構成により、光拡散板の全面に
おいて、該光拡散板から、照射される光の高い均斉度が
得られるようにするものである。

（問題点を解決するための手段）本発明は以上の如き従来の問題を解決するために発明し
たものであって、一面に細かい斑点（１３）…を多数塗
着又は印刷した斑点パターンの異なる複数枚の透明板（
１１）を、前記斑点（１２）を塗着又は印刷した斑点面
（１３）が互いに対向しないように積層して、面照明本
体（１）を形成すると共に、この面照明本体（１）の裏
面となる最外層における前記透明板（１１）の斑点面（
１３）に反射板（２）を、又、表面となる最外層におけ
る前記透明板（１１）の無斑点面（１４）に光拡散板（
３）をそれぞれ密着させる一方、前記面照明本体（１）
…の側端側に、前記面照明本体（１）内に光を照射する
光源（４）を配置したことを特徴とするものである。

（作用）斑点パターンの異なる複数枚の透明板（１１）を積層し
て形成した面照明本体（１）に入射する光源（４）から
の光は、前記透明板（１１）内を直進すると共に相対向
する各斑点面（１３）と各無斑点面（１４）この間の境
界部空間および最外層となる斑点面（１３）と反射板（
２）この間の境界部空間を進行するのである。そして、
前記各境界部空間に入射した光は前記各透明板（１１）
における斑点面（１３）の斑点（１２）によって反射す
ると共に、前記各透明板（１１）…及び前記反射板（２
）で屈折・反射を繰返して、前記光拡散板（３）を透過
し、この光拡散板（３）の全面を明るく照明するのであ
る。このとき、前記面照明本体（１）は複数枚の透明板
（１１）…で形成すると共に、各透明板（１１）の斑点
パターンが異なっており、しかも各透明板（１１）の斑
点面（１３）は積属方向においてそれぞれ各透明板（１
１）の厚みだけ離れているから、前記各透明板（１１）
…及び前記境界部空間に入射される光は独立して進行す
ると共に、前記面照明本体（１）の表面となる最外層に
おける前記透明板（１１）以外の透明板（１１）におけ
る斑点（１２）で反射する光は、回折等によってその進
路を他の透明板（１１）の斑点（１２）により防げられ
ることが少ないので前記光拡散板（３）の全面を均一に
明るく照明することになるのである。

又、前記各透明板（１１）の斑点面（１３）における斑
点（１２）を少なくして前記光源（４）からの光が遠く
まで到達可能にできながら、しかも、斯くしても、複数
枚の透明板（１１）を積層して、面照明本体（１）を形
成しているから、前記光源（４）からの光を直接反射さ
せる斑点（１２）の全体数は１枚の透明板（１１）を使
用する場合より多くなって、全体として前記光拡散板（
３）は明るく照明されることになるし、しかも、前記光
源（４）から遠くまで光が届くので前記光拡散板（３）
は均一に照明されることになる。尚、前記光拡散板（３
）を用いているから、前記光源（４）からの光が前記拡
散板（３）に到達したときに、その明るさに多少のムラ
があっても前記面照明本体（１）における照明ムラはな
いのである。

従って、光拡散板（３）において明る＜、シかも均一に
照明することができ、その均斉度を著るしく向上できる
のである。

（実施例）次に本発明を第１〜３図に示す実施例に基づいて説明す
る。

（１１）は２〜４龍厚のアクリル製等の透明板で、その
表裏両面は光を乱反射しないよう平滑にして、その一面
に微少のガラスピーズ（図示せず）を混入したツヤ消し
の白色塗料をスクリーン印刷等で特定のパターンを描く
ように、細かい例えば高さが３０μ程度の斑点（１２）
を多数印刷して斑点面（１３）を形成するのである。こ
の場合、前記斑点（１２）の形状は半球状にするのが好
ましいが、その他の形状でもよいし、また、斑点パター
ンにおいて、後記する光源（４）に近い側を粗に、遠い
側を密にして、前記光源（４）からの光が遠くまで均一
に届くようにするのが好ましい。

そして、前記斑点（１２）のパターンが異なる３枚の透
明板（１１）（１１）（１１）を斑点面（１３）が対向
しないように積層して、面照明本体（１）を形成する。

この場合、斑点パターンを変えるには、前記斑点（１２
）を全くランダムに配列するか、又例えば斑点（１２）
…が規則的に配列しているとすれば、その配列の方向を
ずらすか、配列全体をずらすか斑点の間隔を変えたりす
ればよいのである。

本実施例では斑点パターンがランダムであれば、前記光
拡散板（３）における明るさの制御ができないから、規
則的に配列している斑点（１２）の間隔、いわゆるピッ
チを変えているのである。尚、斑点パターンの異なる２
枚の透明板（１１）（１１）を重ね合わせたとき、二つ
の斑点面（１３）（１３）における各斑点パターンが干
渉して、一つの異なった別の模様が得られ、所謂モアレ
像干渉模様が生ずるような斑点パターンとするのが均斉
度をより向上する上で好ましい。

前記のようにして３枚の透明板（１１）…により形成し
た面照明本体（１）には、該面照明本体（１）の裏面と
なる斑点面（１３）を覆うようにポリエステル等のフィ
ルムからなる光を吸収しない反射板（２）を密着させる
のであり、又前記面照明本体（１）の表面となり、かつ
、前記斑点（１２）を印刷しない平滑な無斑点面（１４
）の全面には、ポリエステル等よりなる乳白色の光を拡
散する光拡・散板（３）を密着させて、前記面照明本体
（１）内に入射する光が、前記光拡散板（３）を照明す
るようにするのである。このようにして前記面照明本体
（１）の表裏両面に前記反射板（２）と光拡散板（３）
を密着させると共に、前記面照明本体（１）の両端面に
白熱電球、蛍光灯、又は冷陰極管、熱陰極管等から成る
光源（４）を配置して、前記光源（４）からの光を前記
面照明本体（１）内に照射するようにするのである。そ
して、前記光拡散板（３）の表面には、以上の如く構成
する面照明装置をバックライトとして文字、絵又は図面
等を表示する着色透明又は不透明な表示部材（５）を配
置して用いるのである。

しかして、以上のように構成した面照明１ｉｉ！におい
て、前記光源（４）から前記面照明本体（１）内に光を
入射させると、前記各透明板（１１）…内を進行すると
共に、波光の一部は対抗する各斑点面（１３）と無斑点
面（１４）この境界部空間及び最外層の斑点面（１３）
と反射板（２）この境界部空間を進行し、前記各境界部
空間に進行した光は、前記透明板（１１）の斑点によっ
て直接反射し、又、他の部分の光は、前記面照明本体（
１）と前記反射板（２）とによって屈折反射を繰返して
、前記光拡散板（３）の全面を均一に照明するのであっ
て、この照明により前記表示部材（５）を全面にわたっ
て、明白に識別できるのである。このとき、前記面照明
本体（１）は複数の透明板（１１）（１１）…により形
成すると共に、各透明板（１１）…の斑点パターンが異
なっているから、前記透明板（１１）…及び前記各境界
部に入射される光は、独立して進入するし、斑点面（１
３）から反射する光は、回、折することもあって面照明
本体（１）の表側に位置する透明板（１１）…の斑点面
（１３）の斑点（１２）によってその進路を防げられる
ことが少ないから、前記光拡散板（３）の全面を均一に
明るく照明することになる。

又、前記斑点（１２）…を前記光源（４）に近い所で粗
に、遠い所で密にしているから、光が前記光源（４）か
ら遠くまで届くことになって、前記面照明本体（１）を
大きくしても、前記光拡散板（３）を明るく、かつ均一
に照明することができるのである。

因みに、例えば厚さ２龍の斑点パターンの異なる透明板
（１１）を３枚積石して面照明本体（１）を形成したも
のと、厚さ３■■の透明板を２枚用いたものとを、同一
の光源（４）で照射したところ、前者における光拡散板
（３）の明るさは、後者に比較して約２０％増の明るさ
を得ることができると共に、その均斉度も向上できたの
である。

つまり、前記斑点（１２）を設ける透明板（１１）…を
複数枚積層しているから、各透明板（１１）…に設ける
斑点（１２）の数を多くしなくとも、前記面照明本体（
１）における斑点（１２）の全体数を多（できるし、ま
た、前記光源（４）の光を、前記した複数の透明板（１
１）…及び前記各境界空間部を独立して進行させられる
のである。

のである。

従って、透明板（１１）を１枚にする場合に比較して均
斉度を著るしく向上できるのである。

次に本面照明装置を使用するには、第３図に示す如く窓
（７）をもったケース（６）に本面照明装置を内装して
、前記光拡散板（３）の表面に表示部材（５）として、
文字、絵又は図面を表示する液晶板やフィルム等を配置
するのである。

尚、実施例では光源（４）を前記面照明本体（１）の両
側端側に配置したが、西側端側に配置してもよく、又−
側端側にのみ配置してもよいのであって、要するに前記
面照明本体（１）の側端側から光が入射するようにする
のである。

又、同じ厚みを育する透明板（１１）を積層したが、厚
みの異なる複数枚の透明板（１１）を組合わせて使用で
きることは勿論である。

（を明の効果）本発明は、一面に細かい斑点（１３）…を多数塗着又は
印刷した斑点パターンの異なる複数枚゛の透明板（１１
）を、前記斑点（１２）を塗着又は印刷した斑点面（１
３）が互いに対向しないように積層して、面照明本体（
１）を形成すると共に、この面照明本体（１）の裏面と
なる最外層における前記透明板（１１）の斑点面（１３
）に反射板（２）を、又、表面となる最外層における前
記透明板（１１）の無斑点面（１４）に光拡散板（３）
をそれぞれ密着させる一方、前記面照明本体（１）…の
側端側に、前記面照明本体（１）内に光を照射する光源
（４）を配置したことを特徴とするから、−枚の透明板
（１１）を使用した場合に比較して、光拡散板（３）の
全面を明る（、しかも均一に照明することができるので
ある。従って、光拡散板（３）の面積、換言すると照明
する而の面積を拡大でき、それだけ適用範囲が広がるこ
とになるのである。

【図面の簡単な説明】

第１図は面照明装置の一例を示す断面図、第２図は面照
明装置の一部切欠背面斜視図、第３図は本面照明装置を
用いた表示装置の一例である。（１）……面照明本体（ｌｌ）−…・・透明板（１２）……斑点（１３）……斑点面（２）……反射板（３）……光拡散板（４）……光源（５”）　−…・・表示部材

Claims

【特許請求の範囲】

（１）一面に細かい斑点（１３）…を多数塗着又は印刷
した斑点パターンの異なる複数枚の透明板（１１）を、
前記斑点（１２）を塗着又は印刷した斑点面（１３）が
互いに対向しないように積層して、面照明本体（１）を
形成すると共に、この面照明本体（１）の裏面となる最
外層における前記透明板（１１）の斑点面（１３）に反
射板（２）を、又、表面となる最外層における前記透明
板（１１）の無斑点面（１４）に光拡散板（３）をそれ
ぞれ密着させる一方、前記面照明本体（１）…の側端側
に、前記面照明本体（１）内に光を照射する光源（４）
を配置したことを特徴とする面照明装置。