JP2000184137A - 面状光源装置 - Google Patents
面状光源装置Info
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Abstract
き、また少数の光源の光束を無駄なく活用することがで
きる面状光源装置を提供すること。 【解決手段】 導光板と光源となる小面積の発光素子を
主体とする光源装置であって、導光板は背面側の一部に
光入射部およびその周囲に散乱的反射面を、前面側に摺
鉢状の反射面とその周囲に光射出面を有し、中央背面側
より前記導光板に入射した光源光は前記摺鉢状の反射面
に反射されて前記導光板内を周辺に向かって進行し、そ
の過程で光の一部づつが前記散乱的反射面によって前面
側に反射されるようにしたこと。
Description
ル等受動的表示装置のバックライトなどに用いるのに適
する面状の光源装置に関する。
等のバックライト用に使用されていた面状光源装置は、
蛍光管やLED発光素子を透明な材質より成る導光板
(LCDの背後に配置される)の側面に配し、照明光を
導光板の側面から入射させて導光板内を進行させ、背面
の粗面に達した光を前面側に散乱させ、前面の平滑面か
ら射出して照明光とするものであった。
例の面状発光装置で(a)はその正面図、(b)は断面
図である。図において31は導光板で前面35と周囲側
面37は光沢面、背面36は粗面の反射面(シボ等の凹
凸加工をし、背後から金属を蒸着してある)となってい
る。32は導光板31の一側面の数カ所に配置されたL
ED発光素子であり、側面に凹筒状に設けた光入射部3
4より導光板内部に向けて(a)図に点線で示す矢印の
ように発光する。33はLED基板である。
周囲側面37に反射されながら、あるいは直接に、背面
36に到達し、断面図に示すように散乱的に反射されて
前面35から射出される。以上の作用の結果、正面から
見て導光板が面状に発光するが、LED発光素子、LE
D基板、光入射部等の厚さに加え、LED32の直近で
は背面36の照明ムラが出るので、有効光源面39(点
線で示す)の寸法は導光板31よりかなり狭くなり、正
面図(a)において無効面積30が生じる。
4に示す。本例は特願平10−172074号明細書に
開示されている。図4(a)は正面図、(b)は中央断
面図である。本例は1個のLED光源を有効に使って面
状光源装置を得る構成である。41は導光板、45はそ
の前面、46は粗面化された背面、44は下辺中央部に
設けた光入射部、42はLED発光素子、43はLED
基板である。LED発光素子42からの光49は光入射
部44から導光板41内に入射する。
斜面47aで左右方向に分かれて反射される。下辺であ
る第2反射面48は左右に斜面状になっており、到達し
た光49は多数刻まれた半円筒形の溝48aで再反射さ
れ、て導光板41の主要部((面光源となる部分)に達
し、中には鏡面をなす周囲側面や前面35で再々反射さ
れて背面46のあらゆる部分にて第1従来例とほぼ同様
に散乱的に前面方向に反射され、面光源となる。
としてLED発光素子を多数必要とし面状光源のコスト
が高くなる。また面状に発光しない無効面積30が生じ
る。面光源は照明されるLCDと重ねて使うのでLCD
と同一寸法であることが望ましく、その外側に光源とな
らない無効部分があっては画面が細縁とならず、画像機
器が大型化し、バランスも悪く品位も劣るので甚だ好ま
しくない。また光入射部から遠い側面側では照度が暗く
なる傾向があり、背面36を光源から遠ざかるほど薄く
傾斜させるなどの補正を行っても光源の近くでは均一な
照明を得ることはは難しかった。
子の数を減らしてコスト低減に貢献することができた
が、やはり面状光源の有効部分の外側に無効面積40が
生じ、装置の小型化、細縁化を妨げている。
とんど無くすことができる面状光源装置を提供すること
である。また他の目的は光源の光束を無駄なく活用する
ことができる面状光源装置を提供することである。
め、本発明の面状光源装置は次の特徴を有する。 (1)導光板と光源となる小面積の発光素子を主体とす
る光源装置であって、導光板は背面側の一部に光入射部
およびその周囲に散乱的反射面を、前面側に摺鉢状の反
射面とその周囲に光射出面を有し、中央背面側より前記
導光板に入射した光源光は前記摺鉢状の反射面に反射さ
れて前記導光板内を周辺に向かって進行し、その過程で
光の一部分づつが前記散乱的反射面によって前面側に反
射されるようにしたこと。
の1つ以上を有することがある。 (2)前記摺鉢状反射面は放物線をその対称軸に垂直な
軸の回りに回転した面の一部あるいはその近似面である
こと。
非散乱性反射面とを混在させた面であること。
とも一部に接して光反射性の膜あるいは板を設けたこ
と。
御する補助導光板を配置したこと。
配置したこと。
LED発光素子であること。
に発光色の異なるLED発光素子を密接して配列して成
ること。
である面状光源装置を示し、(a)は平面図、(b)は
X−X断面図である。1は方形状の導光板であり、その
上面11のほとんど全部から発光する。上面11は光沢
面(鏡面といってもよい)であり、中央部に摺鉢状(蟻
地獄の巣状あるいは陣笠状と言うこともできる)の反射
面を有する反射部12を有する。13は下面であり、中
心部に小ドーム状をなした凹部である光入射部14を有
する。またその周囲には半円状断面の溝15が多数同心
円状に彫り込まれている。周囲側面16は光沢面であ
る。17は光源となるLED発光素子、18は該素子を
搭載するLED基板、19は光である。
部14のドーム面をほぼ垂直に通過し、反射部12の内
面によって周囲方向にやや下向きに、下面13のあらゆ
る場所に向かうように反射される。下面の溝15は到達
した光を種々の方向に反射する散乱性の反射面の一種で
ある。また溝15の中間は平滑面(鏡面)の非散乱性の
反射面で、到達した光を更に導光板の奥の方に送って光
源から遠くとも光度の均等化を図る手段としている。溝
15によって上方に反射された光は上面11から射出
し、面光源となる。図示しないが、更にその前方に照明
されるべき液晶パネル等が配置される。反射部12の反
射面の凡その形状は、LED発光素子17の発光面の中
心を焦点とする放物線の一部の上半分を、焦点を通る垂
直軸の回りに回転してできる一種の回転放物面である。
光板の方形が完全であるとすると、反射された光源光は
全て導光板面に平行に広がり周囲側面16で反射される
のみで下面を照射できないので、反射面の形状を少し崩
したり(放物面の焦点位置を発光点の真上からずらして
反射後の光線をやや下向きにする、あるいは円錐面や双
曲面、楕円面等他の曲面や微小平面を混在させる等)、
発光面の高さ位置、周囲側面の垂直度や面粗度あるいは
外部反射膜か反射板の付加したりすることが必要とな
る。
ど上面に近づく陣笠型として、厚みを持って水平に広が
る光線を順次捕らえやすくする等)、下面に設ける散乱
面の性質(溝あるいはマット面)や散乱面の間に設ける
整反射面の構造や分布、外部反射膜や反射板の付加等々
を工夫して、下面全体が反射された光源光でうまく照射
され正面から見てほぼ均等な輝度で光を上方(前方)に
射出するように調整する。
射するか否かは、導光板材料の屈折率とその部分におけ
る光源光の入射角により異なる。もし全反射であるとそ
の部分の前方には光射出がなく暗くなるし、逆に反射率
が低いとその部分の前方への射出光が強すぎることにな
り、反射部の前方から見て輝度の不均一も生じやすい。
その為の対策として、反射部12の上面に反射性の金属
膜を蒸着し、その膜厚を部分的に(同心円状に)変化さ
せるか、蒸着膜に微細な穴や切れ目を分布させるとよ
い。あるいは反射面に微細なキズあるいは凹凸を設けあ
るいは微小な非放物面を混在させて前方(上方)へ故意
に光の一部を漏洩させる。これらや他の手段を適宜組み
合わせて、反射部前面をも含めて導光板全体を一様な輝
度で発光させる。
状光源装置を示し、(a)は平面図、(b)はそのX−
X断面図、(c)はLED基板の平面図である。本例で
はLEDの多色化と中央の反射部からの他の発光機構を
開示している。2は導光板、21は上面、22は摺鉢状
曲面を有する反射部、23は下面で、光入射部24
((本例では天井部が平面である)、溝25、およびL
ED基板28の収納用凹部が彫り込まれている。26は
周囲側面、27はLED発光素子である。
ものを(c)図に示すようにLED基板28の上に複数
組交互に円周状に配置してある。これは各色の光源を近
接させて色発光の方向性を弱め色ムラを防止するためで
ある。また散乱性反射面(本例では粗な斜面)を底部
(上部)に持つ溝25は周辺部にあるもの程深くして到
達する光線を捕え易くしている。29は導光板と同様な
透明材質の補助導光板であり、反射部22とは逆向きの
摺鉢状の補助反射部20が彫り込まれ、導光板や補助導
光板と近似な屈折率を持つ透明接着剤51で導光板2の
上面に接着され、導光板と光学的に一体化されている。
LED発光素子27からの直接光を2つの摺鉢状反射面
に挟まれた空洞によって減衰させ、輝点となって観察さ
れることを防ぐこと、第2は周囲側面26や補助導光板
29の上面291で反射されて到達した光201を前面
(上面)に散乱させ、反射部前面に必要な照明光を与え
ることである。更に照度を均等化するため、前面に乳白
色の散光板52を配している。53はスペーサである。
には回転放物面であるが、その断面の放物線の焦点はL
EDの真上付近に来るべきなので、回転面の軸(中心に
ある)とは離れる。また3色光を中心部近くでもよく混
合する必要があるので、反射面には細かい平面や散乱面
をも採り入れ、光線の反射の方向を放射状のみでなくそ
の両側(脇の方向)に向かう成分も生じるようにするこ
とが望ましい。
例を説明したが、本発明の具体化はこれらの例、あるい
はその組み合わせに限られないのはもちろんであり、更
なる変更・改善を含むものである。例えば下面の散乱性
反射部の溝間隔は光源からの距離に従って変化させても
よい。また溝は断面半円でなくてもよく、同心円状にも
限られない。例えば所定の密度や形状や面の傾斜や高さ
の分布を有する多数散布されたドット状散乱面で構成し
てもよい。また散光板を配置するかわりに、導光板ある
いは補助導光板の前面をマット面としてもよい。また導
光板に対するLED基板の(従ってLED発光素子の)
位置決めは、例えば導光板に一体成形したピンとLED
基板に設けた穴とで行ってもよい。
は導光板の中央部とは限らず、例えば一辺(あるいは一
隅)に設けてもよい。その場合摺鉢状反射面は全周(全
方位)でなくても半周(あるいは四半分)でよいことに
なる。光源を一辺や一隅に設けた場合は中央部に設けた
場合よりも、光源直上の光度ムラの許容度はやや大きく
できる利点も生じる。
すぐ外側に設けても、LED発光素子やLED基板が無
効面積を増やすことがないので無効面積が生じるとして
も従来例よりも極めて小さく抑えることができる。また
LED発光素子を複数用いる場合、それぞれの素子の発
光部を焦点とする小さな放物面(放物面の回転軸は水平
軸でもよい)を素子ごとに設けてもよい。この他種々の
変更を本発明に加えることができる。
光源面内かあるいはその境界部においたため、導光板の
周囲に無効面積が生じないか殆ど生じない。また光源の
発光の全部を有効に利用できる面状光源装置が提供でき
る。また本発明においては光源としてLED発光素子が
特に適し、1個または少数の発光素子を用いて簡素な構
造で小型に構成でき、使用し易い面状光源装置とするこ
とができる。
を示し、(a)は平面図、(b)はX−X断面図であ
る。
を示し、(a)は平面図、(b)はそのX−X断面図、
(c)はLED基板の平面図である。
正面図、(b)は断面図である。
正面図、(b)は中央断面図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 導光板と光源となる小面積の発光素子を
主体とする光源装置であって、導光板は背面側の一部に
光入射部およびその周囲に散乱的反射面を、前面側に摺
鉢状の反射面とその周囲に光射出面を有し、中央背面側
より前記導光板に入射した光源光は前記摺鉢状の反射面
に反射されて前記導光板内を周辺に向かって進行し、そ
の過程で光の一部分づつが前記散乱的反射面によって前
面側に反射されるようにしたことを特徴とする面状光源
装置。 - 【請求項2】 前記摺鉢状反射面は放物線をその対称軸
に垂直な軸の回りに回転した面の一部あるいはその近似
面であることを特徴とする請求項1の面状光源装置。 - 【請求項3】 前記散乱的反射面は散乱性反射面と非散
乱性反射面とを混在させた面であることを特徴とする請
求項1の面状光源装置。 - 【請求項4】 前記導光板における反射面の少なくとも
一部に接して光反射性の膜あるいは板を設けたことを特
徴とする請求項1の面状光源装置。 - 【請求項5】 前記導光板の前面に更に照明光を制御す
る補助導光板を配置したことを特徴とする請求項1の面
状光源装置。 - 【請求項6】 前記導光板の前面に光拡散性の面を配置
したことを特徴とする請求項1の面状光源装置。 - 【請求項7】 前記光源となる小面積の発光素子はLE
D発光素子であることを特徴とする請求項1ないし6の
いずれかの面状光源装置。 - 【請求項8】 前記光源は前記摺鉢状反射面の下部に発
光色の異なるLED発光素子を密接して配列して成るこ
とを特徴とする請求項7の面状光源装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Publication Number | Publication Date |
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