JP2014022126A - 光偏向素子並びに当該素子を用いた照光スイッチ及び面光源装置 - Google Patents

光偏向素子並びに当該素子を用いた照光スイッチ及び面光源装置 Download PDF

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Abstract

【課題】発光エリアの大面積化に対応でき、しかも、発光面における輝度の均一性が高い光偏向素子を提供する。
【解決手段】光制御板は、互いに対向する光入射側の面と光出射側の面を有する。光入射側の面には光入射領域32が形成される。光出射面28の光入射領域32と対向する領域には、光入射領域32に入射する光の光軸を中心とする円周方向に傾いた複数の斜面を有する偏向パターン52が、互いに間隙をあけて、かつ、前記光軸を中心として放射状に形成されている。光入射側の面と光出射側の面との間において、光入射領域32の外周側には、光を外周方向へ向けて導光させるための導光領域37が形成されている。
【選択図】図6

Description

本発明は光偏向素子並びに当該素子を用いた照光スイッチ及び面光源装置に関する。具体的には、入射面側からほぼ垂直に入射した光を面方向へ広げ、発光面からほぼ均一に出射させるための光偏向素子に関する。また、押ボタンの押し込み動作により点灯又は消灯する照光スイッチや、バックライトとして用いられる面光源装置に関する。
入射面側からほぼ垂直に入射した光を面方向へ広げ、発光面からほぼ均一に出射させるための光偏向素子を用いた装置としては、たとえば照光スイッチや面光源装置がある。照光スイッチは、通信機器や無線応用装置、電子計測器、オートメーション機器、事務機器、民生用電子機器、エレベータ内の操作パネルなど種々の機器において用いられている。また、面光源装置は、液晶表示装置のバックライトとして用いられる。
照光スイッチとしては、たとえば正面から見た発光エリアの寸法が縦横各10mmで高さが10mmといったサイズのものがある。最近では、正面から見た発光エリアの寸法が縦横各19mmで高さが7.85mmというように、正面から見た面積が大きくて広い発光エリアを持ち、しかも高さが低くて薄型の照光スイッチが供給されている。
このように照光スイッチが大面積になると、1個のLEDで発光エリアを均一に光らせることは困難になる。そのため、大面積の照光スイッチでは、発光エリアにおける輝度の均一性を得るため6〜8個のLEDを内蔵している。しかし、多数のLEDを内蔵した照光スイッチでは、その部品コストのために照光スイッチの価格が高くなる。また、照光スイッチが薄くなると、照光スイッチの表面とLEDの距離が短くなるので、各LEDの正面で輝度が高くなり、発光エリアに輝度ムラが生じ易くなる。
同様に、面光源装置の場合でも、発光エリアの面積が大きくなると、1個のLEDで全体を均一に光らせることが困難になる。
そこで、1個又は少数のLEDから出射した光を広げることで、広い発光エリアを均一に光らせることができ、また薄型化することのできる光学組立体が望まれる。特に、照光スイッチや面光源装置に適用可能なものが要求されている。このような光学組立体としては、特許文献1、2に開示されたものが知られている。
(特許文献1について)
特許文献1は、光学組立体の一例を開示している。この光学組立体は、光源、導光体及び光線拡散素子(光偏向素子)によって構成されている。導光体は、上下に貫通した貫通孔をその中心に有しており、当該貫通孔内の下部に光源が配置され、貫通孔の上部に光線拡散素子が納められている。光線拡散素子の上面全体には、その中心から外周縁に向けて複数のプリズムが放射状に設けられており、下面には同心円状の凹凸溝条が形成されている。また、導光体の上面には、同心円状の凹凸溝条が形成されており、下面全体には複数のプリズムが放射状に形成されている。
そして、光源から上方へ出射した光は、光線拡散素子内に入り、光線拡散素子の上面のプリズムで全反射される。光線拡散素子のプリズムで反射された光線は、外周方向へ広がって導光体内に入る。導光体内に入った光は、導光体内で全反射を繰り返しながら外周方向へ広がり、その途中で徐々に導光体の上面から漏れて導光体の上面をほぼ均一に光らせる。
しかし、このような構造の光学組立体では、光源から上方へ出射された光の大部分が光線拡散素子のプリズムで全反射されるので、光線拡散素子の上面から上方へ出射する光がほとんどなく、中央部の輝度が下がり過ぎるという不具合がある。また、光線拡散素子と導光体が別々に成形されている場合には、その境界で光の進み方が急激に変化するので、光線拡散素子と導光体の境界で輝度ムラが生じる。反対に、光線拡散素子と導光体を一体に成形する場合には、その形状が複雑になるので、成形が難しく、コストが高くつく。
(特許文献2について)
特許文献2は、別な光学組立体を開示している。特許文献2の光学組立体は、光源、反射層及び構造化表面要素(光偏向素子)によって構成されている。構造化表面要素の上面全体には、その中心から外周縁に向けて複数のプリズムが放射状に設けられている。光源は反射層の上面中央に配置され、その上方に構造化表面要素が配置される。
この光学組立体では、光源から出た光は構造化表面要素のプリズムと反射層との間で反射を繰り返しながら中央部から外周部へ導光され、その導光途中でプリズムから漏れた光が上方へ出射される。そのため、反射層での損失が大きく、光学的組立体の輝度が低下しやすい。
特開2006−215509号公報(図1、図2及び図3) 特表2009−521782号公報(図1)
本発明の目的とするところは、発光エリアの大面積化に対応でき、しかも、発光面における輝度の均一性が高い光偏向素子を提供することにある。さらに、本発明は、当該光偏向素子を用いた照光スイッチや面光源装置などを提供することを目的とする。
本発明に係る光偏向素子は、互いに対向する光入射側の面と光出射側の面を有し、前記光入射側の面と前記光出射側の面との間において、前記光入射側の面の光入射領域の外周側には、光を外周方向へ向けて導光させるための導光領域を有し、前記光出射側の面の前記光入射領域と対向する領域には、前記光入射側の面から入射した光を前記導光領域へ向けて反射させるための一組の斜面からなる複数の偏向パターンが、前記光入射領域に入射する光の光軸を中心として放射状に形成され、前記斜面は、少なくとも一部の前記斜面の間に間隙をあけて配置されていることを特徴とする。
本発明に係る光偏向素子にあっては、光出射側の面の光入射領域と対向する領域に、光入射側の面から入射した光を導光領域へ向けて反射させるための複数の偏向パターンが、光入射領域に入射する光の光軸を中心として放射状に形成されているので、光入射領域から入射した光の一部は偏向パターンで反射されて導光領域へ送られ、外周方向へ広げられて光出射側の面から外部へ出射される。よって、本発明に係る光偏向素子によれば、発光エリアを広くすることができ、発光エリアを広くしても周辺部が暗くなりにくくなる。
一方、各偏向パターンを構成する斜面が少なくとも一部の前記斜面の間に間隙をあけて配置されているので、光入射領域から入射した光の一部は、前記斜面の間の領域から外部へ出射される。そのため、光入射領域から入った光がほとんど外周方向へ送られて光入射領域の中心部が暗くなるのを防ぐことができ、光偏向素子の輝度ムラを小さくして均一に発光させることができる。
本発明に係る光偏向素子のある実施態様では、前記偏向パターンは、前記光入射領域に入射する光の光軸を中心とする円周方向に傾いた一対の前記斜面によって構成されている。かかる実施態様によれば、偏向パターンに入射した光を回帰反射させることによって光出射側の面から漏れないようにし、導光領域へ反射光を送ることができる。
本発明に係る光偏向素子の別な実施態様では、前記導光領域が、前記光軸から離れるに従って次第に厚みが小さくなっている。よって、導光領域に入った光は、導光領域の両面で反射を繰り返しながら外周方向へ導光されつつ、少しずつ外部へ出射され、光偏向素子の発光エリアを均一に発光させる。導光領域から少しずつ光を出射させる方法としては、導光領域の裏面に拡散インクを塗布したり、光学パターンを形成する方法もあるが、この実施態様によれば、光偏向素子の製造工程が複雑にならない。
本発明に係る光偏向素子のさらに別な実施態様では、前記光入射領域は、球面状に窪んでいる。かかる実施態様によれば、光入射領域を透過して光偏向素子に入射する光を広げることができ、輝度の均一性を向上させることができる。
本発明に係る光偏向素子のさらに別な実施態様では、傾きの方向が異なる複数の斜面によって前記偏向パターンが形成され、複数の前記偏向パターンが放射状に配列し、前記偏向パターン間に間隙が形成されている。このような偏向パターンは、一方向に長い溝状の形態をしたものでもよく、たとえば4つの斜面からなるダイア形をしたドット状のものでもよい。偏向パターンは小さいほど光出射側の面から目立ちにくい。また、斜面の面数が多いと光が散乱されるので、偏向パターンが光出射側の面から見えにくくなる。
本発明に係る光偏向素子のさらに別な実施態様では、前記間隙は、前記光出射側の面から外部へ光を出射させるものであり、平坦面でもよく、湾曲面でもよく、屈曲面でもよい。また、前記偏向パターン及び前記間隙は滑らかに形成されていて、全体として断面が正弦波状となっていてもよい。
前記光出射側の面の光入射領域と対向する領域は、前記斜面を均したとき、少なくとも中央部が平面となったものでもよく、前記光軸を中心とする回転対称な曲面であってもよい。前者の方が光偏向素子の作製が容易であるが、後者の方が光入射領域を透過した光を広げることできる。
また、本発明に係る光偏向素子のさらに別な実施態様では、前記光入射側の面の前記光入射領域に対向する領域において前記光軸の近傍に前記斜面を設けていない。光軸の位置まで斜面を設けると多数の斜面が光軸の位置に集まるので、斜面(あるいは、成形金型の斜面部分)を製作するのが困難になる。本実施態様によれば、かかる困難を回避することができる。
本発明に係る光偏向素子のさらに別な実施態様では、前記導光領域において、前記入射側の面に、光を拡散させるための光拡散部を設けている。光拡散部は、たとえば前記光軸を中心とした円環状の凹凸パターン、放射状パターン、ドットパターン、シボ形状や微細パターン、拡散インクの印刷などで形成することができる。かかる実施態様によれば、導光領域を導光する光が光拡散部で反射して拡散されるので、光偏向素子から出射される光の輝度分布の均一性が向上する。
本発明に係る光偏向素子のさらに別な実施態様では、前記偏向パターンの断面形状が、それぞれ異なっている。かかる実施態様によれば、リング状の輝度ムラが発生しにくくなる。
本発明に係る光学組立体は、本発明に係る光偏向素子と、前記光偏向素子の前記光入射領域に対向させて配置された光源とを備えている。本発明によれば、発光エリアの面積が広く、しかも、全体を均一に発光させることのできる光学組立体を作製することができる。
本発明に係る照光スイッチは、押ボタンと、前記押ボタンに対向させて前記押ボタンの後方に配置された本発明に係る光偏向素子と、前記光偏向素子の前記光入射領域に対向させて配置された光源と、前記押ボタンを押さえたとき互いに電気的に導通する第1の接点及び第2の接点とを備えている。本発明によれば、発光エリアの面積が広く、しかも、全体を均一に発光させることのできる照光スイッチを作製することができる。
本発明に係る照光スイッチでは、押ボタンを押している状態と押していない状態で押ボタンと光源との距離が変化するので、押ボタンを押している状態における光源発光時の発光エリアの輝度分布と、押ボタンを押していない状態における光源発光時の発光エリアの輝度分布とが、互いに異なる。この場合には、押ボタンを押したときと押ボタンを押していないときとで明るさが変わるので、照光スイッチの視覚的な操作感が良好になる。
本発明に係る面光源装置は、本発明に係る光偏向素子と、前記光偏向素子の前記光入射領域に対向させて配置された光源と、前記光偏向素子の光出射側に配置された拡散シートとを備えている。本発明によれば、発光エリアの面積が広く、しかも、全体を均一に発光させることのできる面光源装置を作製することができる。
本発明に係る液晶表示装置は、本発明に係る面光源装置と、前記面光源装置の光出射側に配置した液晶パネルとを備えている。かかる液晶表示装置によれば、液晶表示装置の画面の視認性が良好になる。
なお、本発明における前記課題を解決するための手段は、以上説明した構成要素を適宜組み合せた特徴を有するものであり、本発明はかかる構成要素の組合せによる多くのバリエーションを可能とするものである。
図1は、本発明の実施形態1による照光スイッチの斜視図である。 図2は、図1に示す照光スイッチの分解斜視図である。 図3は、図1のX−X線に沿った断面を示す断面図である。 図4は、本発明の実施形態1の照光スイッチにおける、端子バネをインサート成形されたスイッチ基板の斜視図である。 図5Aは、本発明の実施形態1の照光スイッチに用いられている光制御板(光偏向素子)の斜視図である。図5Bは、当該光制御板の上面図である。 図6Aは、図5Aの光制御板の一部破断した斜視図である。図6Bは、当該光制御板の断面図である。 図7Aは、図5BのY部拡大図である。図7Bは、図7AのZ部拡大図である。 図8Aは、偏向パターンの斜視図である。図8Bは、偏向パターンの上面図である。図8Cは、偏向パターンの長さ方向に沿った断面図である。図8Dは、偏向パターンの幅方向に沿った拡大断面図である。 図9は、光源から出射した光の挙動を説明するための図である。 図10A及び図10Bは、偏向パターンとその間の光透過部を透過する光の挙動を示す長さ方向に沿った断面図と幅方向に沿った断面図である。 図11は、光制御板を有しない比較例の輝度分布と、光制御板を備えた実施形態1の輝度分布を表したグラフである。 図12Aは、光制御板を有しない比較例の輝度分布を示す図である。図12Bは、光制御板を備えた実施形態1の輝度分布を示す図である。 図13は、押ボタンを押している状態と押していない状態における照光スイッチの発光エリアにおける輝度分布を表したグラフである。 図14Aは、押ボタンを押している状態における照光スイッチの発光エリアにおける輝度分布を示す図である。図14Bは、押ボタンを押していない状態における照光スイッチの発光エリアにおける輝度分布を示す図である。 図15A、図15B及び図15Cは、偏向パターンの種々の断面形状を示す図である。 図16A、図16B及び図16Cは、偏向パターンと光透過部の種々の断面形状を示す図である。 図17A、図17B及び図17Cは、偏向パターンの間の光透過部の種々の断面形状を示す図である。 図18A、図18B及び図18Cは、偏向パターンと光透過部の種々の断面形状を示す図である。 図19は、光制御板の傾斜した上面に、中心軸と平行な方向の光が入射する場合に、その光が光制御板の上面で全反射する最小の傾斜角を示すグラフである。 図20は、本発明の実施形態1による光制御板の変形例を説明する断面図である。 図21Aは、本発明の実施形態1による光制御板の光入射領域の別な形状を示す概略図である。図21Bは、本発明の実施形態1による光制御板の光入射領域のさらに別な形状を示す概略図である。 図22A及び図22Bは、本発明の実施形態2による光制御板のパターン領域を拡大して示す平面図と、その拡大断面図である。 図23A及び図23Bは、本発明の実施形態3による光制御板のパターン領域を拡大して示す平面図と、その拡大断面図である。 図24A及び図24Bは、本発明の実施形態3による光制御板に設けられたドット状をした偏向パターンの斜視図と平面図である。 図25Aは、本発明の実施形態4による光制御板の下面側から見た斜視図である。図25Bは、図25Aの光制御板の拡大断面図である。 図26A、図26B及び図26Cは、偏向パターンの異なる断面形状を示す図である。 図27Aは、リング状の輝度ムラが生じる原因を説明する概略図である。図27Bは傾斜角が個々に異なる偏向パターンを示す断面図である。図27Cは、図27Bの偏向パターンを用いたときに光源の光が広がる様子を説明する概略図である。 図28は、本発明の実施形態5による液晶表示装置を示す概略断面図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態を説明する。但し、本発明は以下の実施形態に限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々設計変更することができる。
(実施形態1)
〔照光スイッチの構造〕
以下、図1−6を参照して本発明の実施形態1による照光スイッチの構造を説明する。図1、図2及び図3は、本発明の実施形態1による照光スイッチ11の斜視図、分解斜視図、図1のX−X線断面図である。図4は照光スイッチ11に用いられるスイッチ基板12の斜視図である。図5Aは、照光スイッチ11に用いられる光偏向素子、すなわち光制御板31の裏面側から見た斜視図である。図5Bは光制御板31の上面図である。図6A及び図6Bは、光制御板31の一部破断した斜視図と断面図である。なお、図1及び図2は、照光スイッチ11を立てた状態で表しているが、以下において上下方向とは、図1や図2などによらず、図3の断面図における上下方向を指すものとする(例えば、光源25や第1の接点22a、第2の接点22bなどから、導光領域37や押ボタン14に向かう方向を上方向という)。
図1を参照すると、照光スイッチ11の外観は、スイッチ基板12と、スイッチ基板12の両側面に露出した外部端子13a、13b、21a、21bと、スイッチ基板12の上面に配置された押ボタン14と、押ボタン14の周囲を囲む額縁状のフレーム15によって構成されている。照光スイッチ11は正面から見た形状が丸形のものであってもよいが、以下においては、図1に示すような角形のものについて説明する。
照光スイッチ11においては、押ボタン14を押し込むと、内部の接点どうしが導通して照光スイッチ11がオンとなる。押ボタン14を離すと、押ボタン14が元の位置に復帰し、内部の接点どうしが絶縁状態となって照光スイッチ11がオフとなる。
照光スイッチ11は、図2に示すような部品によって構成されている。スイッチ基板12は、白色樹脂(たとえば、白色のポリカーボネイト樹脂)によって成形されている。スイッチ基板12は、その上面に箱状の収納部16を有している。スイッチ基板12の対向する両側面には、フレーム15を取り付けるための複数個の爪17が突設されている。また、収納部16の底面には円形の凹部24が形成されている。
スイッチ基板12は、4つの端子バネ18a、18b、19a、19bを埋め込んでインサート成形されている。光源用の端子バネ18a、18bは、それぞれ一端に光源実装用の電極パッド20a、20bが設けられ、他端に外部端子21a、21bを有している。端子バネ18a、18bをスイッチ基板12にインサート成形した状態では、図4に示すように、2つの電極パッド20a、20bが凹部24の中央に並んで露出しており、外部端子21a、21bがスイッチ基板12の側面から突出している。
端子バネ19a、19bは、それぞれ両端に外部端子13a、13bを有している。端子バネ19aは、中央部に矩形状をした第1の接点22aを備えている。端子バネ19bは、中央部に矩形状をした第2の接点22bを備えている。端子バネ19a、19bをスイッチ基板12にインサート成形した状態では、図4に示すように、第1の接点22aは電極パッド20a、20bの近傍において露出している。第2の接点22bは、第1の接点22aの反対側において凹部24内の縁に露出している。また、各端子バネ19a、19bの外部端子13a、13bは、スイッチ基板12の側面から突出している。
光源25はLEDであって、図3に示すように、下面の電極を電極パッド20a、20bに接合することにより、スイッチ基板12の中央に実装されている。光源25は、白色LEDを用いられることが多いが、赤色LEDや青色LEDなどの有色LEDであってもよい。
反転バネ26は、図2に示すように、皿バネの外周部を複数箇所で切り欠いた形状となっている。反転バネ26は、凹部24の内側に嵌め込まれている(図3参照)。反転バネ26の外周縁は第2の接点22bの上に重なっていて第2の接点22bと接触している。反転バネ26の内周部は、第1の接点22aの上方に位置していて第1の接点22aから離間している。
光源25は光制御板31の光入射領域32に対応する位置に配置され、光制御板31と光源25によって光学組立体が構成されている。また、反転バネ26の中央部にあいた孔27からは、光源25の上面が飛び出ている。
光制御板31は、反転バネ26の上に載置される(図3を参照)。光制御板31は、ポリカーボネイト樹脂(PC)やポリメチルメタクリレート樹脂(PMMA)のように大きな屈折率を有する透明樹脂によって成形されている。また、樹脂以外でも、透明なガラスなどによって光制御板31を作製してもよい。光制御板31の上面の外周には厚肉のリブ39が設けられており、リブ39の各辺中央部には支持部40が突設され、各支持部40の内側角部には被嵌合部40aが凹設されている。光制御板31のその他の詳細な形状は、後述する。
光制御板31の上には拡散シート41を配置している。拡散シート41は、ヘイズ値の高いものであって、たとえばヘイズ値が90%以上のものが好ましい。拡散シート41の4辺中央部には、嵌合部42が突出している。拡散シート41は、嵌合部42を光制御板31の被嵌合部40aにはめ込むようにして、光制御板31の上で支持される。
押ボタン14は、半透明の樹脂によって成形されており、光を散乱させる機能を備えている。たとえば、POM(ポリオキシメチレン)、乳白色のPC(ポリカーボネイト樹脂)、乳白色のPMMA(ポリメチルメタクリレート)によって成形されている。また、押ボタン14は赤や緑などに着色されていてもよく、文字やマークを印刷又は刻印されていてもよい。
フレーム15は不透明樹脂によって額縁状に成形されている。フレーム15の窓46には、押ボタン14が摺動自在に嵌め込まれるとともに、押ボタン14の4箇所のコーナー部に設けたフランジ45が窓46の縁の下面に当接することで押ボタン14が窓46から上方へ抜けるのを防いでいる。なお、光制御板31の支持部40にも、窓46の縁の下面に当接させるためのステップ部40bが設けられている。フレーム15の両側面には下方へ向けて係合フック47が飛び出ており、係合フック47をスイッチ基板12の爪17に引っ掛けることによりフレーム15をスイッチ基板12に着脱可能に取り付けることができる。
照光スイッチ11は、上記のような部品によって図3に示すように組み立てられる。すなわち、スイッチ基板12は、端子バネ18a、18b、19a及び19bをインサート成形されている。光源25は、スイッチ基板12の上面において電極パッド20a、20bの上に実装され、電極パッド20a、20b間に電気的に接続されている。スイッチ基板12の上面に反転バネ26を置くときには、反転バネ26を凹部24の内側に嵌め込んで位置決めし、光源25の上面(光出射面)を反転バネ26の孔27から上方へ突出させるとともに、反転バネ26の外周部下端を第2の接点22bに接触させる。上面に拡散シート41を取りつけられた光制御板31は、光源25及び反転バネ26の上に配置される。押ボタン14を下面側からフレーム15の窓46に通し、その状態で押ボタン14を光制御板31及び拡散シート41の上に重ねるとともに、フレーム15をスイッチ基板12の上に重ねる。さらに、フレーム15の係合フック47をスイッチ基板12の爪17に係合させることによって照光スイッチ11を組み立てる。こうして組み立てた状態では、光制御板31の中心軸Cは、光源25の光軸(光源25から出射する主光線と一致する軸線)とほぼ一致している。
〔接点の開閉動作〕
この照光スイッチ11は、つぎのようにして第1の接点22aと第2の接点22bの間を開閉される。図3に示すように、押ボタン14が押されていない場合には、反転バネ26が第1の接点22aから離間していて第1の接点22aに接触していないので、第1の接点22aと第2の接点22bの間は開かれている。
押ボタン14を指で下方へ押すと、押ボタン14とともに光制御板31が押し下げられる。そのため、操作部33によって反転バネ26が押し潰されて第1の接点22aに接触し、反転バネ26を介して第1の接点22aと第2の接点22bの間が閉じられる。反転バネ26は押し潰される際に座屈変形するので、押ボタン14を押す際のクリック感を得ることができる。
また、押ボタン14を離すと、反転バネ26の弾性復元力によって押ボタン14と光制御板31が元の位置に戻り、反転バネ26が第1の接点22aから離れて第1の接点22aと第2の接点22bの間が開かれる。押ボタン14を離す際にも、反転バネ26によってクリック感を得ることができる。
〔光制御板の構造〕
つぎに、光制御板31の形状を詳細に説明する。図5Aは、光制御板31の裏面側から見た斜視図であって、図5Bは、光制御板31の光入射領域32を示す拡大図である。図6Aは、光制御板31の一部破断した斜視図である。図6Bは、光制御板31の断面図である。
光制御板31の下面51は、中心に向かって下方へ下がる緩やかな傾斜面となっている。光制御板31の下面の全体的な形状は、光制御板31の中心軸C(光源25の光軸と一致する。)を軸とする回転対称な円錐台形状となっている。光制御板31の下面中央部(光源25に対向する部分)には、球面状に窪んだ光入射領域32が設けられている。光制御板31の下面において光入射領域32の周囲には、反転バネ26を押さえるための操作部33が環状に突設している。光入射領域32は、図6Bに示した形状の凹部を光制御板31の中心軸Cの回りに回転させた形状となっている。
光制御板31の上面のうち、リブ39で囲まれた領域は光を出射させるための光出射面28(発光エリアということもある。)となっている。この実施形態では、光出射面28は平らな面となっている。光出射面28のうち、光入射領域32と対向する領域は、V溝状をした多数の偏向パターン52が放射状に配列されたパターン領域となっている。
図8A〜8Dは、一つの偏向パターン52の形状を表している。図8Aは、偏向パターン52の斜視図である。図8Bは、偏向パターン52の真上から見た形状を表す。図8C及び図8Dは、偏向パターン52の長手方向に沿った断面と、幅方向に沿った拡大断面を表す。偏向パターン52は、図8Dに示すように、2つの斜面53a、53b(斜面は平面であってもよく、曲面であってもよい。)からなるV溝によって形成されており、図8Cのように長さ方向に沿ってV溝の深さが徐々に変化している。偏向パターン52は、上から見ると図8Bのようなリーフ状となっている。偏向パターン52は、中心領域では、中心軸C側の端から遠くなるに従ってV溝の幅及び深さが緩やかに増加しており、外周領域では、中心軸C側の端から遠くなるに従ってV溝の幅及び深さが比較的急速に減少している。この斜面53a、53bの傾斜角βは約45°となっている。
放射状に配列された偏向パターン52の拡大図を図7A及び図7Bに示す。図7Aは、図5BのY部を拡大した図である。また、図7Bは、図7AのZ部を拡大した図である。偏向パターン52は、それぞれ中心側の端が光制御板31の中心軸C上にあり、中心軸C上の点を中心として放射状に配列されている。各偏向パターン52の中心軸Cに近い領域では、両側辺も中心軸C上の点を中心とする半径方向に一致している。偏向パターン52は隙間なく配列されているのでなく、図7Bに示すように、偏向パターン52間の隙間には平坦な光透過部54が形成されている。この光透過部54も、中心軸C上の点を中心として放射状に配列している。なお、図7Bでは、光透過部54を分かりやすくするため、一方の傾きの斜面53aと他方の傾きの斜面53bにハッチングを施している。
光制御板31の光入射領域32及びパターン領域よりも外周側の領域は、外周側へ向かうほど厚みの薄くなった導光領域37となっている。
光制御板31が矩形状である場合、導光領域37を光制御板31の四隅まで延長すると、光制御板31の隅部で導光領域37の肉厚が小さくなって強度が低下する。あるいは、強度低下を防ぐためには、光制御板31の厚みを大きくする必要がある。そのため矩形状の光制御板31の場合には、導光領域37は各辺の中央部あたりまでとし、隅部は一定の厚みに成形している。よって、光制御板31の厚みが薄くても、隅部における強度が低下するのを防ぐことができる。
さらに、光制御板31の外周部には肉厚のリブ39を設けることにより、光制御板31の強度を高めている。
〔照光スイッチの点灯と消灯〕
この照光スイッチ11では、光源25及び端子バネ18a、18bは、第1及び第2の接点22a、22bや反転バネ26等からなるスイッチ部分と独立した回路となっており、光源25は、外部端子21a、21bから電流を流すことによって発光する。この照光スイッチ11の光源25をスイッチ部分と関係付けるためには、照光スイッチ11の外部端子13a、13b、21a、21bを制御回路に接続する。
一般的な使用方法(制御方法)では、押ボタン14を押すと、両接点22a、22b間が閉じたことを制御回路が検知し、制御回路によって光源25が発光し、照光スイッチ11が点灯する。そして、押ボタン14が復帰した後も照光スイッチ11の点灯状態が継続する。点灯状態で押ボタン14を押すと、両接点22a、22b間が閉じたことを制御回路が検知し、制御回路によって光源25が発光停止され、照光スイッチ11が消灯する。そして、押ボタン14が復帰した後も照光スイッチ11の消灯状態が継続する。
〔発光時の光の挙動〕
つぎに、光源25が発光しているときの光の挙動を説明する。いま、押ボタン14が押されていないが、光源25が発光していて照光スイッチ11が点灯している場合を考える。
まず、光源25から出射して光入射領域32に入射し、上面のパターン領域に形成された偏向パターン52に入射する光L1を考える。この光L1は、光入射領域32を透過した後、偏向パターン52に入射する。偏向パターン52に入射した光L1は、図10A、図10Bに実線で示すように、偏向パターン52の斜面53a、53bで回帰反射し、光制御板31の下面側へ戻りながら導光領域37に向かって進む。導光領域37へ入った光L1は、導光領域37の上面と下面で全反射を繰り返しながら光制御板31の外周方向へ進む。導光領域37の上面及び下面で全反射するたびに光の入射角は小さくなるので、入射角が全反射の臨界角よりも小さくなったときに導光領域37の上面又は下面から外部へ出射する。このようにして偏向パターン52で回帰反射した光は、導光領域37へ送られて光出射面28の全体から均一に出射する。
一方、光源25から出射し光入射領域32を透過した光のうち上面の光透過部54に入射した光L2は、図10A、図10Bに破線で示すように、そのまま光透過部54を透過して光出射面28の中心部から外部へ出射する。
こうして光出射面28から出射された光L1、L2は、拡散シート41や押ボタン14で拡散され、押ボタン14を均一に発光させる。
本発明の実施形態1の照光スイッチ11では、光源25から出射された光を偏向パターン52で回帰反射させて外周方向へ運ぶことができるので、1個の光源25から出た光を広い領域に広げることができる。したがって、少ない個数の光源25により広い発光エリア(たとえば、縦横20mm又はそれ以上の広さのエリア)を発光させることができる。また、照光スイッチ11の高さ(厚さ)が薄くなっても(たとえば、7.4mm又はそれ以下の厚さになっても)、広い発光エリアを発光させることができる。
しかし、従来技術のように、パターン領域において偏向パターン52間に隙間が存在しない場合には、中心部へ出射された光のほとんどが外周部分へ送られ、光制御板31の中心部の輝度が低下して暗くなる。これに対し、実施形態1の照光スイッチ11では、偏向パターン52間に光透過部54を設けているので、光透過部54を透過した光L2は、その直後に光制御板31の上面から出射され、光制御板31の中心部が暗くなるのを防ぐことができる。しかも、偏向パターン52と光透過部54の面積比を調整することによって、光制御板31の中心部と外周部分の輝度を調整することができ、輝度ムラを低減することができる。
よって、本発明の実施形態1によれば、大面積の発光エリアを有する薄型の照光スイッチを安価に製造することが可能になり、しかも発光エリア全体を均一な輝度分布で発光させることが可能になる。また、照光スイッチ11の上面に設けた拡散シート41や押ボタン14で光を拡散させるようにしているので、光制御板31からどの方向へ光が出射されても正面から見たときに光って見えるようにすることができる。
図11は、光制御板を有しない比較例の輝度分布と、光制御板を備えた実施形態1の輝度分布を表したグラフである(コンピュータシミュレーションによる)。図11において太実線(「光制御板なし」)は、光制御板を有しない比較例の照光スイッチ(すなわち、光源、拡散シート及び押ボタンによって構成された照光スイッチ)の発光エリアにおける輝度分布を表したグラフである。図11において、細実線(「実施例1」)は、本発明の実施形態1の照光スイッチの発光エリアにおける輝度分布を表したグラフであり、さらに1点鎖線(「直接光」)と破線(「導光光」)はそれぞれ実施形態1の輝度分布を直接出射光の輝度分布と導光光の輝度分布に分けて表したものである。各輝度分布は、発光エリアが縦横各20mmのものにおいて、発光エリアの対角線上における輝度分布を表している。図11の横軸は、光源25の中心(中心軸C)から対角方向へ測った距離を表し、縦軸は輝度(任意単位)を表している。
また、図12Aは、比較例の発光エリアにおける輝度分布を白黒の濃淡で表した図である。図12Bは実施形態1の発光エリアにおける輝度分布を白黒の濃淡で表した図である。いずれも、明度の高い領域(白っぽい領域)ほど発光エリアの輝度が高く、明度の低い領域(黒っぽい領域)ほど発光エリアの輝度が低いことを表している。
光制御板を用いない場合には、光源の出射光は拡散シートや押ボタンによって拡散されるだけであるので、図11の「光制御板なし」のグラフと、図12Aの輝度分布図のように、発光エリアの中心部の輝度が高くて中心部だけが明るく光っている。図11における破線(「導光光」)のグラフは、偏向パターン52を透過し、光制御板31の上面又は下面で少なくとも1回全反射された後に光制御板31の上面から出射された光の輝度分布を表している。このように偏向パターン52を設けるだけであると、中央部の光が偏向パターン52によって円周方向へ曲げられ光制御板31の上面で全反射されて外周方向へ送られるので、図11の破線のように輝度分布がほぼ平坦になるものの、中央部で輝度が低下してしまう。一方、図11における1点鎖線(「直接光」)のグラフは、光透過部54を透過し、光制御板31の上面及び下面で反射することなく、光制御板31を透過して直接光制御板31の上面から出射された光の輝度分布を表している。このように光透過部54を透過した直接光による輝度分布は、図11の1点鎖線のように、発光エリアの中心部で輝度が高くなる。よって、偏向パターン52と光透過部54を放射状に設けた場合の輝度分布は、図11の破線のグラフと1点鎖線のグラフの足し合わせとなり、図11の細実線及び図12Bのように発光エリアの輝度分布がほぼ均一となる。
〔押ボタンを押し込んでいる時と復帰している時との輝度分布の比較〕
つぎに、本発明の実施形態1による照光スイッチ11において、押ボタン14を押している状態と押ボタン14を押していない状態(復帰状態)とのそれぞれの発光エリアの輝度分布をシミュレーションにより求めた結果を説明する。図13は、縦横各20mmの発光エリアを有する照光スイッチ11において、発光エリアの中心を通過し、いずれかの辺と平行な線分上における輝度の分布を表したグラフである。実線のグラフは押ボタン14を押していない場合の輝度分布であり、破線のグラフは押ボタン14を押しているときの輝度分布である。図13の横軸は、光源の中心(中心軸C)から測った距離を表し、縦軸は輝度(任意単位)を表している。
また、図14Aは、押ボタン14を押している状態での発光エリア(縦横各20mm)の輝度分布を表している。図14Bは、押ボタン14を押していない状態での発光エリアの輝度分布を表している。また、図14A及び図14Bにおいても、明度の高い領域(白っぽい領域)ほど発光エリアの輝度が高く、明度の低い領域(黒っぽい領域)ほど発光エリアの輝度が低いことを表している。
押ボタン14を押していない状態では、図13の実線のグラフ及び図14Bに示すように発光エリア全体がほぼ均一な輝度で発光している。これに対し、押ボタン14を押している状態では、光制御板31が光源25に近くなるので、図13の破線のグラフ及び図14Aに示すように発光エリアの中心部が少し明るくなり、その周辺部が少し暗くなる。
本発明の実施形態1による照光スイッチ11では、このように押ボタン14を押しているときの発光エリアの発光具合が押ボタン14を押していないときの発光具合から変化するので、押ボタン14を押した状態であることが分かり易くなる。よって、押ボタン14を押したときには反転バネ26によってクリック感が得られるとともに、押ボタン14の発光具合が変化し、触感的にも視覚的にも押ボタン14の操作感が良好になる。
〔偏向パターンと直接出射光生成面の種々の形状〕
つぎに、偏向パターン52と光透過部54の種々の形状(変形例)を説明する。上記パターン領域では、図15Aに示すように、平らな斜面で形成されたV溝53a,53bによって偏向パターン52が形成され、偏向パターン52間に平らな光透過部54が形成されている。しかし、偏向パターン52及び光透過部54の形状はこれに限るものでなく、種々の断面形状が可能である。たとえば、図15Bに示すパターン領域では、偏向パターン52の谷部を平坦に形成して当該平坦面を光透過部54としている。また、図15Cに示すパターン領域では、偏向パターン52間に平らな光透過部54を形成するとともに、偏向パターン52の谷部を平坦に形成して当該平坦面を光透過部54としている。光制御板31を金型を用いて成形する場合では図15Aのような形状であれば、金型の光透過部54を形成する部分の形状がバイトの先端形状で決まるので、バラツキが小さくなり、図15Bのような形状であれば、光透過部54の割合の自由度が高くなる(光制御板31に直接加工して偏向パターン52又は光透過部54を形成する場合には、この効果は反対になる。)。図15Cのような形状であれば、光透過部54が分散するので、押ボタン14を通して見たとき光透過部54が光って目立つことがなくなる。
図16Aは、光透過部54が平坦で、偏向パターン52の斜面53a、53bが溝内へ膨らむように湾曲している場合である。図16Bは、光透過部54が平坦で、偏向パターン52の斜面53a、53bが溝から引っ込むように湾曲している場合である。図16A、図16Bのように、斜面53a、53bが湾曲していると、レンズ効果によって光が斜面53a、53bで反射するときに広がるので、光制御板31の上面で反射して導光光に変換された後に広がった光となり、光制御板31の上面から光を均一に出射しやすくなる。図17A、図17B及び図17Cは、いずれも斜面53a、53bが平面で、光透過部54が湾曲している場合である。図17A−17Cの形状では、いずれも光透過部54が湾曲していて光透過部54を透過する光が広がるため、押ボタン14を通してみたとき光透過部54が目立ちにくくなる。また、図16Cは、斜面53a、53bと光透過部54の両方が湾曲していて、たとえば断面が正弦波状になっている場合である。図18A−18Cは、偏向パターン52や光透過部54が屈曲していて偏向パターン52及び光透過部54が断面多角形状となっている場合である。
なお、光透過部54を湾曲させる場合には、図17Aや図17Bと反対向きに湾曲させても差し支えない。また、偏向パターン52の断面形状は、長さ方向に沿って相似形となっていてもよいが、徐々に変形していてもよい。たとえば、中心部では図10BのようなV溝状となっていて、外周側へ向かうに従って次第に図16Cのような正弦波上に近づくようにしていてもよい。
図15A−15C、図16A−16B、図17A−17C、図18A−18Bのような断面形状であれば、どの領域が偏向パターン52で、どの領域が光透過部54であるかは、直感的にも明らかである。ところが、図16Cのように偏向パターン52も光透過部54も湾曲している場合や、図18Cのようにいずれとも判断しにくいような傾斜角の面が存在する場合には、どこまでが偏向パターン52で、どこからが光透過部54であるかということは明確でない。しかし、光制御板31の下面から入射した光の挙動は光線の方向によっても異なるので、偏向パターン52と光透過部54の境界が必ずしも明確である必要はなく、曖昧であっても差し支えない。本実施形態においては、パターン領域の中に、透過する光源光を円周方向へ屈折させる領域と、上方から見て光源からの光をほぼ直線的に透過させる領域が存在していれば十分であり、その間では透過する光の方向が徐々に変化していても差し支えない。ただし、区別の目安としては、下記のように説明することができる。
いま、屈折率nの光制御板31の上面(光出射面28)をある傾斜角αに傾かせておき、光源25の光軸(中心軸C)に平行な光を光制御板31の上面に入射させた場合を考える。光制御板31の上面の傾斜角αが大きいと、光は光制御板31の上面で全反射され、光制御板31の上面の傾斜角αが小さいと、光は光制御板31の上面を透過する。よって、偏向パターン52の斜面53a、53bの傾斜角βは光透過部54の傾斜角よりも大きい。図19の曲線は、屈折率nの光制御板31の上面(光出射面28)に向けて、光源25の光軸に平行な光を入射させるとき、その光が光制御板31上面で全反射される最小の傾斜角αを表している。すなわち、図19の曲線よりも上の領域では、光制御板31の上面に入射した光は全反射され、図19の曲線よりも下の領域では、光制御板31の上面に入射した光は透過する。よって、偏向パターン52や光透過部54が滑らかに変化しているような場合でも、上記曲線上の値(光制御板31の屈折率nに対応した傾斜角α)を境界として、それよりも傾斜角の大きな領域は偏向パターン52であり、それよりも傾斜角が小さな領域は光透過部54と考えることができる。
また、図6A、図6B、図7A及び図7Bに示したパターンでは、偏向パターン52も光透過部54も中心軸C上の点を中心として放射状に形成されているので、中心軸C上の点を中心とする輪帯状の領域内における偏向パターン52の面積(上方から見た投影面積)に対する光透過部54の面積の割合は、中心軸Cの近くでは一定であり、中心軸Cから遠いところは次第に大きくなっている。しかし、輪帯状の領域内における偏向パターン52の面積に対する光透過部54の面積の割合は、0−100%の範囲で適宜調整することができる。たとえば、光制御板31の上面の中央部における輝度が低いところでは光透過部54の比率が大きくなるように再設計し、輝度が高いところでは光透過部54の比率が小さくなるように再設計すればよい。たとえば、上記実施形態では、パターン領域内の光透過部54を通って光制御板31の上面から出射される光量は、光制御板31の上面全体から出射される光量の約25%程度となっている。
なお、上記実施形態では、光出射面28は平坦面であったが、図20に示すように、光出射面28の全体が湾曲していて、この湾曲面に偏向パターン52が形成されていてもよい。図20に示す例では、光出射面28は、その中央で窪んでおり、その周囲で逆円錐状に傾斜して最も高い位置にある湾曲箇所を超えると滑らかに傾斜している。このように光出射面28の全体を湾曲していると、光出射面28から出射する光がレンズ効果によって広がるので、光出射面28から直接出射する光と何回か全反射を繰り返して光出射面28から出射する光が混ざりやすくなり、両方の光の境界が目立たなくなる。
また、上記実施形態では、光制御板31の光入射領域32は球面状に湾曲していたが、図21Aのように光入射領域32を平面で構成していてもよい。光入射領域32が平面であれば光制御板31の作製が容易になる。その反面、光入射領域32を透過した光が広がりにくくなるので、この場合には偏向パターン52の密度を大きくすることが好ましい。
また、図21Bに示すように、球面状の光入射領域32と同等の光学的効果を有するフレネルレンズ状の光入射領域32を用いてもよい。光制御板31の光入射領域32をフレネルレンズ状にすれば、光制御板31の厚みを薄くすることができる。ただし、フレネルレンズ形状にした場合には、段差部分を通過する光が中央に集まるので、輝度の均一性が低下する恐れがあるため、偏向パターン52の密度を大きくするのが好ましい。
(実施形態2)
図22A及び図22Bは、本発明の実施形態2による光制御板の一部、すなわちパターン領域を拡大して示す平面図と、その拡大断面図である。この実施形態2の光制御板では、光制御板31の上面の中心に球面状の凸部56を形成し、凸部56の周囲に多数の偏向パターン52を放射状に配列させている。偏向パターン52は、図8に示したような形状を有しおり、偏向パターン52の中心側の端は、凸部56の縁に位置している。光制御板のその他の構造は、実施形態1と同様であるので、説明は省略する(以下の実施形態においても同様)。
実施形態1のような構造では、光出射面28の中心部において斜面53a、53bを放射状に加工することは困難であるため、中心部に斜面53a、53bを形成できない場合がある。斜面53a、53bを形成できない場合には、光制御板を真っ直ぐに上方へ抜ける光が多くなり、輝度の均一性が低下する。そのような場合には、実施形態2のように、光出射面28の中心部から外れた箇所から偏向パターン52を開始することで、斜面53a、53bの加工を容易にすることができる。さらに、光出射面28の中心部に回転対称の凸部56を設けることによって中心付近の光を拡散させ、中心部を真っ直ぐに光が抜けないようにして輝度ムラを防止している。
(実施形態3)
図23A及び図23Bは、本発明の実施形態3による光制御板の一部、すなわちパターン領域を拡大して示す平面図と、その拡大断面図である。この実施形態2の光制御板では、光制御板31の上面に設けられたパターン領域にドットパターン状をした多数の偏向パターン52を離散的に分布させている。図24A及び図24Bは、ドットパターン状をした偏向パターン52の斜視図と平面図である。この偏向パターン52は4つの斜面によってダイヤ状に形成されており、光入射領域32の中心を中心として放射状に配置されている。偏向パターン52の斜面53a、53bの傾斜角εは45°となっており、偏向パターン52を上方から見たときの半径方向に位置する角の角度τは30°となっている。図23Aでは、偏向パターン52はある程度規則性を持たせて配列されているが、ランダムに配置していてもよい。また、この実施形態では、光出射面28に設けたパターン領域のうち、偏向パターン52の設けられていない部分の全体が光透過部54となっている。なお、偏向パターン52が放射状に配置されていれば、このような光透過部54も放射状に形成されているといえる。
図24A、図24Bのような偏向パターン52でも、斜面に入射した光を回帰反射させることができるので、このような光制御板を用いた場合にも、実施形態1の光制御板と同様な作用効果を奏することができる。実施形態1では、長く延びた偏向パターン52を形成しているので、偏向パターン52を透過した光の筋が押ボタン14を通して見えやすいが、実施形態2では、ドット状の偏向パターン52を分散させて設けているので、偏向パターン52を透過した光のパターンが目立ちにくくなる。
(実施形態4)
図25Aは、本発明の実施形態4による光制御板61を示す裏面側からの斜視図である。図25Bは、この光制御板61の断面図である。この光制御板61の下面51には、光拡散部、すなわち多数の円環状をした凹凸パターン62が同心円状に形成されている。このように光制御板61の下面に凹凸パターン62を形成していると、下面51で反射する光が拡散するので、発光エリアにおける輝度の均一性が向上する。
なお、輝度を均一化させるためには、凹凸パターン62以外に、シボ形状や微細パターン、放射状パターンなどを設けておいてもよい。このとき、微細パターンなどの密度や形状を調整することにより、より一層輝度を均一化できる。
また、偏向パターン52は、図26Aや図26Bに示すように、ひとつの斜面53aだけで構成してあってもよい。その場合、図26Aのように一方向の斜面53aだけを用いてもよく、図26Bのように、傾斜方向の異なる斜面53a、53bを交互に配置してもよい。また、偏向パターン52が2つの斜面53a、53bからなる場合でも、図26Cに示すように、偏向パターン52の断面が非対称であってもよい。
また、偏向パターン52の断面形状がいずれの偏向パターン52についても同じであると、光源25の光軸よりある角度で出射した光は、回転対称に広がっていく。すなわち、図27Aのf1は光入射領域32に入射する光の波紋を表し、f2は光出射面28において反射する光の波紋を表し、f3は導光領域37において反射する光の波紋を表し、f4は光制御板31から出射する光の波紋を表し、f5は押ボタン14の上面から出射する光の波紋を表す。よって、光源25から光軸近傍へ出射した光は、上記波紋f1→f2→f3→f4→f5というように順次広がっていき、押ボタン14の表面ではf5のような光の波紋を生じる。そのため、照光スイッチ11の発光エリアには、図27Aに示す波紋f5が現れてリング状の輝度ムラが発生しやすくなる。
これを避けるためには、図27Bのように、偏向パターン52の断面形状(又は斜面の傾斜角)を順次異ならせるとよい。偏向パターン52の断面形状を異ならせてあれば、それに応じて光の波紋も歪んで広がる。すなわち、図27Cのf1−f5は図27Bのような偏向パターン52を用いた場合であり、f1は光入射領域32に入射する光の波紋を表し、f2は光出射面28において反射する光の波紋を表し、f3は導光領域37において反射する光の波紋を表し、f4は光制御板31から出射する光の波紋を表し、f5は押ボタン14の上面から出射する光の波紋を表す。この場合にも、光源25から光軸近傍へ出射した光は、上記波紋f1→f2→f3→f4→f5というように順次広がっていき、押ボタン14の表面ではf5のような歪んだ波紋が生じる。しかも、光源25から出る光の方向によってf5のような波紋の形状は異なるので、各方向に出射された光の波紋が重なり合うことで輝度ムラが目立ちにくくなり、見栄えがよくなる。
(実施形態5)
図28は、本発明の実施形態5による液晶表示装置71を示す概略断面図である。この液晶表示装置71は、液晶パネル72の背面にバックライトとなる面光源装置73を配置したものである。面光源装置73は、本発明に係る光制御板74(たとえば、実施形態1の光制御板)の上面に拡散シート75を配置し、光入射領域32に対向させて光源25を置き、光制御板74の下面に対向させて反射シート76を配置したものである。
光制御板74は、これまで説明した光制御板と同じような構造を有するものであるが、照光スイッチ用のものよりも発光エリアを大面積化している。
なお、上記各実施形態においては、窪んだ偏向パターンを示したが、偏向パターンは、凸状に形成されていてもよい。
11 照光スイッチ
12 スイッチ基板
14 押ボタン
15 フレーム
16 収納部
25 光源
26 反転バネ
28 光出射面
31 光制御板
32 光入射領域
37 導光領域
41 拡散シート
52 偏向パターン
53a、53b 斜面
54 光透過部
61 光制御板
62 凹凸パターン
71 液晶表示装置

Claims (17)

  1. 互いに対向する光入射側の面と光出射側の面を有し、
    前記光入射側の面と前記光出射側の面との間において、前記光入射側の面の光入射領域の外周側には、光を外周方向へ向けて導光させるための導光領域を有し、
    前記光出射側の面の前記光入射領域と対向する領域には、前記光入射側の面から入射した光を前記導光領域へ向けて反射させるための一組の斜面からなる複数の偏向パターンが、前記光入射領域に入射する光の光軸を中心として放射状に形成され、
    前記斜面は、少なくとも一部の前記斜面の間に間隙をあけて配置されていることを特徴とする光偏向素子。
  2. 前記偏向パターンは、前記光入射領域に入射する光の光軸を中心とする円周方向に傾いた一対の前記斜面によって構成されていることを特徴する、請求項1に記載の光偏向素子。
  3. 前記導光領域は、前記光軸から離れるに従って次第に厚みが小さくなっていることを特徴とする、請求項1に記載の光偏向素子。
  4. 前記光入射領域は、球面状に窪んでいることを特徴とする、請求項1に記載の光偏向素子。
  5. 傾きの方向が異なる複数の斜面によって前記偏向パターンが形成され、
    複数の前記偏向パターンが放射状に配列し、
    前記偏向パターン間に間隙が形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の光偏向素子。
  6. 前記間隙は、平坦面、湾曲面又は屈曲面となっていることを特徴とする、請求項1に記載の光偏向素子。
  7. 前記偏向パターン及び前記間隙は、全体として断面が正弦波状に形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の光偏向素子。
  8. 前記光出射側の面の前記光入射領域に対向する領域は、前記偏向パターンを均したときには平面であることを特徴とする、請求項1に記載の光偏向素子。
  9. 前記光出射側の面の前記光入射領域に対向する領域は、前記偏向パターンを均したときには、前記光軸を中心とする回転対称な曲面であることを特徴とする、請求項1に記載の光偏向素子。
  10. 前記光出射側の面の前記光入射領域に対向する領域において、前記光軸の近傍に前記偏向パターンが設けられていないことを特徴とする、請求項1に記載の光偏向素子。
  11. 前記導光領域において、前記入射側の面に、光を拡散させるための光拡散部を設けたことを特徴とする、請求項1に記載の光偏向素子。
  12. 前記偏向パターンの断面形状が、それぞれ異なっていることを特徴とする、請求項1に記載の光偏向素子。
  13. 請求項1から12のいずれか1項に記載の光偏向素子と、
    前記光偏向素子の前記光入射領域に対向させて配置された光源と、
    を備えた光学組立体。
  14. 押ボタンと、
    前記押ボタンに対向させて前記押ボタンの後方に配置された、請求項1から12のいずれか1項に記載の光偏向素子と、
    前記光偏向素子の前記光入射領域に対向させて配置された光源と、
    前記押ボタンを押さえたとき互いに電気的に導通する第1の接点及び第2の接点と、
    を備えた照光スイッチ。
  15. 前記押ボタンを押している状態における光源発光時の発光エリアの輝度分布と、前記押ボタンを押していない状態における光源発光時の発光エリアの輝度分布とが、互いに異なる、請求項14に記載の照光スイッチ。
  16. 請求項1から12のいずれか1項に記載の光偏向素子と、
    前記光偏向素子の前記光入射領域に対向させて配置された光源と、
    前記光偏向素子の光出射側に配置された拡散シートと、
    を備えた面光源装置。
  17. 請求項16に記載の面光源装置と、
    前記面光源装置の光出射側に配置した液晶パネルと、
    を備えた液晶表示装置。
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