JP3521301B2 - 面光源装置 - Google Patents

面光源装置

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JP3521301B2
JP3521301B2 JP08188497A JP8188497A JP3521301B2 JP 3521301 B2 JP3521301 B2 JP 3521301B2 JP 08188497 A JP08188497 A JP 08188497A JP 8188497 A JP8188497 A JP 8188497A JP 3521301 B2 JP3521301 B2 JP 3521301B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、面光源装置に関す
る。具体的にいうと、本発明は液晶表示装置や照明装置
などに用いられる面光源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】 (点光源を用いた従来の面光源装置)従来例の面光源装
置1を図1の分解斜視図及び図2の断面図により示す。
面光源装置1は、光を閉じ込めるための導光板2と発光
部3と反射板4とから構成されている。導光板2はポリ
カーボネイト樹脂やメタクリル樹脂等の透明で屈折率の
大きな樹脂により成形されており、導光板2の下面には
凹凸加工や拡散反射インクのドット印刷等によって拡散
パターン5が形成されている。発光部3は、回路基板6
上に複数の発光ダイオード(LED)等のいわゆる点光
源7を実装したものであって、導光板2の側面(光入射
面8)に対向している。反射板4は、反射率の高い例え
ば白色樹脂シートによって形成されており、両面テープ
9によって両側部を導光板2の下面に貼り付けられてい
る。
【0003】しかして、図2に示すように、発光部3か
ら出射されて光入射面8から導光板2の内部に導かれた
光fは、導光板2内部で全反射することによって導光板
2内部に閉じ込められる。導光板2内部の光fは拡散パ
ターン5に入射すると拡散反射され、光出射面10へ向
けて全反射の臨界角よりも小さな角度で反射された光f
が光出射面10から外部へ取り出される。また、導光板
2下面の拡散パターン5の存在しない箇所を透過した光
fは、反射板4によって反射されて再び導光板2内部へ
戻るので、導光板2下面からの光量損失を防止される。
【0004】このような面光源装置1において光出射領
域全体で発光輝度を均一にするためには、図3(a)に
示すように、光入射面8から導光板2内に入射した光f
を導光板2下面の拡散パターン5で散乱させ、光fを光
出射領域全体に均一に散らばらせる必要がある。そのた
め、導光板2下面に拡散パターン5を設けるにあたって
は、図3(b)に示すように、拡散パターン5で反射し
た光fの一部が光出射面10側へ反射されて光出射面1
0から外部へ出射され、また拡散パターン5で反射した
光fの一部が導光板2内で光進行方向を変換するよう、
拡散パターン5の傾度や傾斜方向などをばらつかせてい
る。
【0005】上記のような拡散パターン5を形成された
面光源装置1においては、導光板2内部の光fは、拡散
パターン5で散乱を繰り返すことによって次第に均一に
拡散されていくから、発光部3から離れた領域では比較
的輝度分布が均一となる。しかし、図4(a)に示すよ
うに、点光源7の直前領域イでは導光板2が明るく光
り、光入射面8側における点光源7前方の中間領域ロで
は導光板2が暗くなる。図4(b)は、図4(a)のC
1−C1線に沿った光入射面8近傍での輝度の変化を示
しており、発光部3の近傍では、光入射面8と平行な方
向に沿って輝度のばらつきが大きくなっており、輝度変
化の比が数倍〜10数倍に達することもある。
【0006】このように点光源7前方の中間領域ロにお
ける輝度が点光源7の直前領域イの輝度より低いのは、
点光源7前方の中間領域ロへ導光される光が少ないため
である。そして、点光源7前方の中間領域ロへの導光量
が少ないのは、図5に示すように、点光源(発光ダイオ
ード)7から出射した光fが前方に集中していること、
導光板2への入射時に光入射面8で光fが屈折されて前
方へ向けられること、光入射面8近傍では拡散パターン
5により光fを幅方向(点光源配列方向)へ拡散させる
効果も十分に表われていないことなどによる。
【0007】ここで、点光源7前方における拡散パター
ン5の拡散効果を大きくし、点光源7前方へ入射した光
を幅方向に曲げるようにすれば、点光源7前方の中間領
域ロにおける輝度は向上するが、同時に点光源7の直前
領域イにおいて光出射面10へ向かう光量も増加するの
で、点光源7の直前領域イにおける輝度も高くなり、輝
度ばらつきは改善されない。
【0008】また、図4(c)は、図4(a)のC2−
C2線に沿った光入射面8から遠い領域での輝度の変化
を表わしている。光入射面8から遠い側では、輝度の変
化は小さく輝度の均一度は高くなっているが、両端で輝
度が急激に低下している。すなわち、導光板2の光入射
面8と反対側の隅部ハが暗くなる。これは、図4(a)
のC2−C2線上の隅部ハ以外へは、図6(a)に示す
ように、4つの点光源7からの光fが到達するが、隅部
ハへは、図6(b)に示すように、当該隅部ハから遠く
に位置している2個の点光源7からの光fは届きにくい
ので、隅部ハで輝度が低下して暗くなるためである。
【0009】これを解決してC2−C2線の位置での輝
度分布を均一化するためには、点光源7からC2−C2
線に至るまでの間で拡散パターン5による幅方向への拡
散を大きくすればよいが、拡散パターン5による拡散を
大きくすると、C2−C2線に達するまでに光fが光出
射面10から外部へ出射されてしまい、また導光板2の
両側面からの光fの漏れも大きくなり、C2−C2線の
位置に到達する光fが少なくなってC2−C2線の位置
全体が暗くなってしまう。
【0010】以上述べたように、面光源装置は輝度分布
の均一化が求められているにも拘らず、実際には、その
輝度分布の均一化は困難であった。
【0011】(1つの点光源を用いた面光源装置)一
方、バックライト型の液晶表示装置は、薄くて軽量であ
るので、電子手帳、携帯型パソコン等の携帯情報端末機
や携帯電話等の携帯性の強い商品のディスプレイ装置と
して用いられている。このような携帯性の強い商品に用
いる場合には、携帯性向上の面から、電池の長寿命化が
強く要求されており、このディスプレイ装置に用いられ
るバックライトも低消費電力化が要求されている。
【0012】このためバックライトとして用いられる面
光源装置の点光源(発光ダイオード)も高効率なものを
使用し、使用する点光源の個数を減らすことによって低
消費電力化が図られている。このような面光源装置11
は、究極的には図7に示すような1個の点光源(発光ダ
イオード)を用いたものとなる。
【0013】しかし、このようにして点光源の数を減ら
していくと、面光源装置の輝度ばらつきが大きくなり、
例えば1個の点光源7を用いた面光源装置11では、図
7に示すように、点光源7の直前領域イでは輝度が非常
に大きく、導光板2の四箇所の隅部ハでは輝度が低下し
て暗くなる。
【0014】従って、面光源装置、特に液晶表示装置の
バックライトとして用いられる面光源装置にあっては、
使用する点光源の数をできるだけ少なく、しかも輝度分
布の均一性をできるだけ高くすることが求められてい
る。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明は叙上の技術的
背景に鑑みてなされたものであり、その目的とするとこ
とは、使用する点光源の数をできるだけ少なくでき、し
かも輝度分布の均一性が高い面光源装置を提供すること
にある。
【0016】
【発明の開示】請求項1に記載の面光源装置は、光入射
面より導入された光を閉じ込め面状に広げて外部へ出射
させる導光板と、導光板の光入射面に対向配置された、
導光板の光入射面の幅と比較して小さな光源とを備えた
面光源装置において、前記導光板の光出射面と対向する
面には、前記光出射面と垂直な方向から見たとき、入射
した光の方向と反射された光の方向とがほぼ平行となる
ように、光源と結ぶ方向に対して長手方向が直交するよ
う配置されたパターンを備え、導光板に入射した光の単
位角度当りの光量と、導光板の光出射領域の、光源から
見た単位角度当りの面積との比が角度によらずほぼ一定
であることを特徴としている。
【0017】請求項1に記載の面光源装置にあっては、
各単位角度もしくは光源を中心とする各方位にその面積
に比例した光量の光を供給しているので、点光源を中心
とするほぼ全方位で面光源装置から出射される光の輝度
分布を均一にすることができる。従って、この発明によ
れば、少ない個数の光源を用いてほぼ全方位で輝度分布
を均一することができる。
【0018】請求項2に記載の面光源装置は、光入射面
より導入された光を閉じ込め面状に広げて外部へ出射さ
せる導光板と、導光板の光入射面に対向配置された、導
光板の光入射面の幅と比較して小さな光源とを備えた面
光源装置において、前記導光板の光出射面と対向する面
は、前記光出射面と垂直な方向から見たとき、入射し
た光の方向と反射された光の方向とがほぼ平行となるよ
うに、光源と結ぶ方向に対して長手方向が直交するよう
配置されたパターンを備え、前記光源は、導光板の光入
射面のうち、導光板の光有効領域に対応する領域のほぼ
中央に配置されており、導光板の光入射面に垂直な方向
よりも導光板の対角方向において、導光板に入射した光
の単位角度当りの光量が多くなっていることを特徴とし
ている。
【0019】一般に用いられている矩形状の導光板で
は、対角方向における単位角度当りの面積が最も大きく
なっているから、この方向に入射される光の単位角度当
りの光量を多くすれば、光源を中心とするほぼ全方位で
面光源装置から出射される光の輝度分布を均一化するこ
とができる。
【0020】また、請求項3に記載のように、導光板の
光出射領域が2つ以上の領域に分割され、それぞれの領
域に1つずつ前記光源が配置されている場合にも、請求
項1又は2に記載の構造は有効であって、各光出射領域
で輝度分布を均一化することができる。
【0021】また、導光板の光入射面のうち、導光板の
光有効領域の隅部に対応する箇所に光源が配置されてい
る場合には、請求項4に記載のように、光出射領域の対
角方向、長辺方向、短辺方向の順で導光板に入射する光
の単位角度当りの光量が多くなるようにすれば、光源を
中心とするほぼ全方位の輝度分布を均一化することがで
きる。
【0022】また、請求項5のように、導光板の光出射
側と反対面に形成された凹凸パターンの凹凸度合いを導
光板の導光方向で大きく、当該導光方向と垂直な方向で
小さくすれば、凹凸パターンによって光源を中心とする
円周方向での輝度分布に影響を与えないようにできる。
【0023】さらに、ほぼ全方位で輝度分布を均一化す
るためには、請求項6のように、凹形状の結合端面の半
分以上の部分が、当該結合端面の両端及び当該結合端面
の最前端部とを通る円弧よりも内周側に位置するように
したり、請求項7のように、結合端面が、凹形状の中央
付近に突部が形成されたも野としたり、請求項8のよう
に、結合端面が、凹形状の中央付近が粗面となったもの
としたり、請求項9のように、結合端面が、凹形状の中
央付近が規則的な凹凸パターンとなるようにしたり、請
求項10のように、複数の凹形状が連続した形状とした
りすればよい。
【0024】
【発明の実施の形態】
(基本原理)本発明の基本原理は、点光源から導光板に
光が入射するとき、点光源から見た単位角度当りの光量
をI(θ)とし、導光板の光出射領域の、光源から見た
単位角度当りの面積をS(θ)とすれば、この比I
(θ)/S(θ)が角度θによらずほぼ一定となるよう
にすることにより、面光源装置の輝度分布を均一にする
ことにある。
【0025】図8(a)は点光源21と導光板の光有効
領域22(例えば、液晶表示装置の表示領域に対応する
部分)を表わしており、点光源21から見た角度θにお
ける光有効領域22の差渡し距離L(θ)と、光源から
見た角度θにおいて、微小角度Δθに含まれる導光板の
光有効領域22の面積S(θ)Δθを示している。但
し、角度θは点光源21の前方(導光板の光入射面と垂
直な方向)を基準としている。矩形の光有効領域22で
は、光有効領域22の差渡し距離L(θ)は、対角方向
の角度θaで最大となるから、角度θに対する差渡し距
離L(θ)の変化は図8(b)のように表わされる。ま
た、微小角度Δθ内の面積ΔS(θ)Δθは、L(θ)
2Δθに比例するから[つまり、ΔS(θ)がL(θ)2
に比例する]、角度θに対する面積S(θ)の変化は図
8(c)に示すようになる。
【0026】一方、単位角度当りに出射される光量I
(θ)は、従来にあっては、図8(e)に示すように、
前方(θ=0゜)で大きく両端(θ=±90゜)では0
になっていたので、I(θ)/S(θ)が対角方向(θ
a)や両端(θ=±90゜)で小さくなり輝度が低下し
ていた。
【0027】これに対し、本発明にあっては、単位角度
当りに出射される光量I(θ)は図8(d)に示すよう
に、S(θ)又はL(θ)2と比例するように設計され
ている。従って、各方向におけるI(θ)/S(θ)が
一定となり、面光源装置の光有効領域22全体で輝度が
均一になる。このような光量分布においては、対角方向
の角度θaでの光量I(θa)が中央(θ=0゜)での光
量I(0゜)よりも大きく、特に光量I(θa)が最大
となっており、また、両端(θ=±90゜)でも光量I
(±90゜)が0でないことが特徴となっている。
【0028】図8(d)のような光量分布I(θ)を実
現するための実施形態を以下に説明する。
【0029】(第1の実施形態)図9は本発明の一実施
形態による面光源装置23を示す分解斜視図であって、
導光板24と発光部30と反射板39とから構成されて
いる。導光板24はポリカーボネイト樹脂やメタクリル
樹脂等の屈折率の大きな透明樹脂材料によって成形され
ており、導光板24の上面が光出射面25となってお
り、下面には凹凸加工や拡散反射インクのドット印刷等
によって拡散パターン26が形成されている。この導光
板24の下面両側部には、溝状をした反射板保持部27
が設けられており、導光板24の光入射面28と反対側
の端面には、下方へ向けてストッパー29が垂下されて
いる。
【0030】発光部30にあっては、図10(a)
(b)に示すように、反射率の高い白色樹脂からなる外
装ケース31内に3つのリード32a,32b,32c
がインサート成形されている。点光源実装位置において
は、外装ケース31が開口されていてリード32a,3
2b,32cの点光源実装部位は外装ケース31から露
出している。また、外装ケース31の開口33の上縁及
び下縁からは、導光板24に凹設された結合端面41に
はまり込むよう結合端面41と合致した形状の光反射壁
34が延出している。しかして、図10(a)(b)に
示すように、外装ケース31内にインサートされたリー
ド32a,32b,32cの露出部位に、外装ケース3
1の開口33を通して点光源21を構成する発光ダイオ
ードチップ(LEDチップ)40a,40bをダイボン
ド及びワイヤボンディングした後、外装ケース31の開
口33及び上下の光反射壁34間の空間に透明樹脂35
を成形して透明樹脂35内にLEDチップ40a,40
bを封止し、発光部30が組み立てられている。
【0031】この発光部30にあっては、複数個のLE
Dチップ40a,40bによって点光源21を構成して
いる(図では2個のLEDチップ40a,40bを示し
ているが、3個以上でもよい)。これはLEDチップの
数を増やすことによって光量を大きくするためである。
【0032】導光板24の光入射面28からは一対の弾
性片37が一体成形により突設されており、両弾性片3
7の先端部内面には係合爪38が突出している。一方、
外装ケース31の両側面には、弾性片37がぴったりと
納まるような側面溝36が凹設されている。しかして、
発光部30は弾性片37を側面溝に納めるようにして弾
性片37間に挟持されており、弾性片37の係合爪38
を背面に係合することによって脱落しないよう保持され
ている。
【0033】反射板39は表面反射率の高い材料によっ
て形成されており、例えば硬質もしくは比較的軟質の白
色プラスチックシートによって形成されている。この反
射板39は、両側部を反射板保持部27に差し込んで導
光板24下面に保持される。
【0034】また、図11及び図12に示すように、導
光板24の一端面(光入射面28)中央には、結合端面
41が凹設されている。さらに、結合端面41の両側に
は、くさび形をした傾斜凹部42が凹設されている。こ
の結合端面41及び傾斜凹部42には、発光部30が対
向配置され、結合端面41には発光部30の光反射壁3
4及びその間の透明樹脂35がはまり込んでいる。
【0035】なお、導光板24のサイズは、光有効領域
22より若干大きくなっているが、液晶表示パネルの外
周部も画像領域より大きいので、導光板24のサイズは
液晶表示パネルよりも小さければ余り問題ない。
【0036】結合端面41は、図13(a)にやや誇張
して示すように、大略V形もしくは多角形状をしてお
り、先端面41aの曲率を小さくすると共に当該領域の
面積を比較的小さくし、点光源21から光有効領域22
の隅部に向かう角度θaの方向と垂直な面41bで曲率
が大きくなるようにすると共に当該領域の面積を比較的
広くとっている。
【0037】従来の面光源装置1では、図14(a)に
示すように導光板2の光入射面8を平坦にしているか、
図14(b)に示すように光入射面8に円弧状の結合端
面8aを形成していた。光入射面8を平坦にしている場
合には、図14(a)に示すように、光入射面8に入射
する際の屈折によって光fが前方へ集まるので、光量分
布I(θ)は図14(c)のQ1曲線のようになり、光
入射面8に円弧状の結合端面8aを形成している場合に
は、図14(b)に示すように、光fは幅方向へも広げ
られるので、光量分布I(θ)は図14(c)のQ2曲
線のようになる。
【0038】これに対し、本発明の面光源装置23にあ
っては、発光部30の点光源21から出た光fは、結合
端面41の先端面41aの曲率を小さくしているために
点光源21の前方へ進む光量が減少し、対角方向と垂直
な面41bで曲率を大きくしているので、光有効領域2
2の対角方向へ向かう光fが増加し、この結果、その光
量分布I(θ)は図13(b)に示すようになる。すな
わち、拡散パターン26によることなく、目的としてい
る図8(d)と同様な特性の光量分布I(θ)が得られ
る。
【0039】導光板24に入射した後の光量の角度分布
は、前述したように、図8(d)のようなパターンの特
性となるのが望ましいが、これを実現するための導光板
24の結合端面41の形状が上記のような形状となるこ
とをより詳しく説明する。ここでは、点光源21のサイ
ズを無視して理想的な点光源21であるとし、点光源2
1は光入射面28の平坦な部分の延長上で結合端面41
の中央に位置しているとする。光源のサイズや位置が多
少変化しても比較の上で以下の議論は成立つ。
【0040】まず、図15(a)に示すように、結合端
面41を設けることなく、光入射面28を平坦なままに
した場合には、光入射面28における屈折により、図1
5(b)に示したように角度θが略45゜以内の範囲に
光fが集中する。そこで、従来は、図16(a)又は図
17(a)に示すように、円弧状の結合端面41を形成
していた。この場合には、円弧状の結合端面41の深さ
を図16(a)及び図17(a)のように変化させる
と、図16(b)及び図17(b)に示すように光量分
布I(θ)の幅方向への広がりを制御することができる
が、光量分布I(θ)は中央(θ=0゜)で最大となっ
て山成りの特性曲線が得られる。従って、図8(d)の
ような特性を実現することができない。
【0041】いま、点光源21の前方の点T1と結合端
面41の端の点T2とを固定し、それ以外の点を円弧よ
りも大きく外に膨らませたり、円弧よりも内側にすぼめ
たりした場合を考える。図18(a)に示すように、点
T1と点T2の間を外に膨らませると、図16(a)又
は図17(a)のような円弧の場合と比較すると、光入
射面28と平行な幅方向(以下、x方向という)の領域
と光入射面28と垂直な方向(以下、y方向という)の
領域とが増加するので、光量分布I(θ)はθ=0゜と
θ=±90゜付近に集中し、図18(b)に示すような
光量分布I(θ)となる。
【0042】これに対し、図19(a)に示すように、
点T1と点T2の間を内側にすぼめると、図16(a)
又は図17(a)のような円弧の場合と比較すると、対
角方向と垂直な領域41bが増加するので、光量分布I
(θ)はθ=θa付近に集中し、図8(d)の光量分布
I(θ)に近くなる。従って、図8(d)のような光量
分布を実現するためには、点T1及び点T2を通る結合
端面41は点T1と点T2を通る円弧よりも内側に位置
するように形状を決めると良いことが分かる。
【0043】なお、図20(a)のように点T1の位置
を浅く、あるいは深くすることによって図20(b)の
ように光量分布I(θ)の最大値を変化させることがで
きる。また、図21(a)のように点T1と点T2の中
間の点T3で結合端面41を折り曲げることにより、図
21(b)のようにx方向の光を増加させることができ
る。しかし、いずれにせよ、点T1及び点T2を通る結
合端面41は点T1と点T2を通る円弧よりも内側に位
置させることにより、図8(d)のような光量分布を実
現できる。
【0044】図22は上記のような結合端面41を有す
る面光源装置23の光量分布I(θ)の実測値を示す図
であって、実線が実測値を示し、破線は目標値(理論
値)を示している。図22の横軸は角度θを示し、縦軸
は角度範囲Δθ=5゜当りに全体の何%の光量が含まれ
ているかを示している。ここで用いた導光板24は、図
11に示すように、光有効領域22のサイズが40mm
×23mm、光入射面28から光有効領域22までの距
離が3mmのものであって、点光源21から光有効領域
22の隅までの角度がθa=58゜となっている。ま
た、結合端面41の具体的形状は図12に示すように幅
が2.5mm、深さが1.135mmとなっている(図1
2に示す数値の単位はmmである)。なお、光入射面2
8と光有効領域22との間には3mmの幅で間隔があい
ているため、図22では±90゜付近での値は示してい
ない。
【0045】図22から分かるように、図12に示すよ
うな形状の結合端面41を導光板24の光入射面28に
設けることにより、目標値に近い光量分布特性を得るこ
とができる。従って、拡散パターン26は、一定の角度
方向へ出射された光を近い領域と遠い領域とで均一に光
出射面25から出射させるために設ければよく、拡散パ
ターン26の設計も容易になる。なお、角度θが±65
゜以上の領域では光量が目標値よりも多い目になってい
るが、ここでの拡散パターン密度を少なくすることによ
って光量を少なくすれば、輝度分布の均一性を向上させ
ることができる。この結果、面光源装置23の面内輝度
分布のばらつきを10%以下に抑えることができた。
【0046】また、結合端面41の両側には、くさび形
の傾斜凹部42が設けられているので、点光源21から
横方向へ出射された光は、図11に示すように、傾斜凹
部42における導光板24と空気との界面で全反射され
る。これは点光源21から光有効領域22外へ向けて出
射された光fを全反射させることによって光有効領域2
2(特に、光有効領域22内の光量不足の方向)へ導
き、光利用効率を向上させるためである。このとき、光
量の不足する方向は、光有効領域22の対角方向から端
方向にかけての領域(θ>θa=58゜)であるので、
傾斜凹部42の角度αは、(90゜−θa)/2以下
(つまり、16゜以下)が望ましい。特に、上記図12
の数値例では、傾斜凹部42の角度αは約10゜として
いる。
【0047】図23は同上の導光板24の下面に設けら
れた拡散パターン26を示す平面図である。この拡散パ
ターン26は多数の拡散パターン素子26aからなり、
拡散パターン素子26aは、点光源21を中心として導
光板24の下面全面に同心円状に配置されている。ま
た、拡散パターン素子26aはランダムに配置されてお
り、各拡散パターン素子26aどうしは点光源21から
の距離が遠くなるにつれてピッチが短くなっており、点
光源21から離れるに従って拡散パターン密度が次第に
大きくなっている。
【0048】図24(a)は導光板24の下面に凹設さ
れた拡散パターン素子26aの断面形状の一例を示すも
のであって、拡散パターン素子26aはかまぼこ形に形
成されている。この拡散パターン素子26aは、点光源
21と結ぶ方向に対してほぼ垂直となるように配置され
ており、点光源21を中心とする円周方向に一様に配置
されている。従って、この拡散パターン26には、円周
方向への拡散作用はなく、円周方向での輝度分布の均一
性は単位角度当りの光量I(θ)の分布によって実現さ
れている。なお、拡散パターン素子26aとしては、上
記かまぼこ形のものに限らず、他にも種々の形状のもの
が考えられる。例えば、図24(b)に示すような断面
三角形状の拡散パターン素子26aや、図24(c)に
示すような断面四角形状の拡散パターン素子26aでも
よい。
【0049】次に、点光源21を用いた場合に導光板2
4全体で均一な輝度を得ることができる拡散パターン密
度を考える。点光源21を用いた場合には、点光源21
から出た光は放射状に広がるから、図25(a)に斜線
を施しているように単位角度当たりに放出された光だけ
を考える。図25(a)に示すように、点光源21から
導光板24の端までの長さをd、点光源21からの距離
をr、点光源21から導光板24の単位角度当たりに導
入される光量をP0とする。また、導光板24の光出射
面25は均一な輝度となっているとすると、光出射面2
5の単位長さ当たりに出射される光量は距離rに比例す
るから、これをQ=2P0・r/R2とする。これを図2
5(b)に示す。このとき光出射面25の全体からはP
0(d/R)2の光が出射されているので、残りのP
0〔1−(d/R)2〕の光が導光板24の端面から抜け
ていることになる。この光量を図25(b)で斜線を施
して示す。
【0050】次に、点光源21からrの距離にある断面
を通過する導光光量Sを考える。線光源からrの距離に
ある断面まで光が達するまでには、光出射面25からP
0(r/R)2の光が出射されているから、距離rの断面
を通過する導光光量SはP0〔1−(r/R)2〕とな
る。この導光光量Sを、図25(c)に示す。導光光量
をS、出射率をρとするとき、出射光量Qはやはり、Q
=ρSで表わされるから、出射光量Qを図25(b)の
ようにQ=2P0r/R2とするためには、出射率は、 ρ=Q/S=2P0・r/(R2−r2) … とすればよいことが分かる。この出射率ρを図25
(d)に示す。この出射率ρでは、点光源21の位置r
=0で、ρ=0となる点が特徴的である。また、点光源
21の近傍では、 ρ≒2P0・r/R2 と近似できるので、出射率ρは距離rと共に線形的に増
大する。
【0051】従って、面光源装置23では、点光源21
の位置で出射率は0となり、点光源21の近傍では出射
率が距離rに対して線形的に増加する。
【0052】ここで、出射率ρと拡散パターン密度との
間には、図26に示すような関係があり、特に拡散パタ
ーン密度が小さい場合には、拡散パターン密度と出射率
ρとはほぼ線形関係にある。従って、上記の出射率ρに
関して述べたことは、拡散パターン密度についてもほぼ
当てはまる。すなわち、線状光源を用いる場合には、拡
散パターン密度についても、出射率ρと同様に、式の
関係がほぼ成立する。また、点光源21を用いる場合に
は、拡散パターン密度についても、出射率ρと同様に、
式の関係がほぼ成立し、点光源21の位置で拡散パタ
ーン密度は0となり、点光源21の近傍では拡散パター
ン密度が距離rに対して線形的に増加する。図23に示
す拡散パターン26でもこのようなパターンとなってい
る。
【0053】よって、本発明の面光源装置23にあって
は、点光源21を中心とする円周方向においては、単位
角度当りの光量分布I(θ)を図8(d)のような分布
となるようにすることによって円周方向の輝度分布を均
一化することができ、点光源21からの距離方向(半径
方向)においては、拡散パターン26によって輝度分布
の均一化を図ることができ、少ない点光源21を用いて
均一な輝度分布を実現することができる。
【0054】(検査方法)次に、面光源装置23におい
て、上記図8(d)のような特性が得られているか否か
を検査するための方法を説明する。図27は検査対象と
なる面光源装置23である。検査を行なうには、導光板
24下方の反射板39を外し、ついで、導光板24下面
に導光板24とほぼ同じ屈折率を有する紫外線硬化樹脂
43を塗布硬化させる。これによって導光板24下面に
設けられている凹凸加工による拡散パターン26を埋め
て拡散パターン26を消去する。この後、点光源21を
中心として図27の1点鎖線Cに沿って導光板24を半
円状にくり抜き、図28に示すような検査用対象物44
を得る。そして、この半円状にカットされた導光板24
の外周面における出射光をパワーメータ等によって計測
し、角度θに対する光量I(θ)の変化を測定する。こ
の結果、図8(d)のような光量分布特性が得られてい
れば、本発明の導光板24が作製されていることが確認
される。
【0055】(第2の実施形態)図29は本発明の別な
実施形態による面光源装置45を示す概略平面図であ
る。これは導光板24の光有効領域22が広い場合、あ
るいは光有効領域22が横に長い場合であって、光有効
領域22を2つの領域に分けて考えて各領域に点光源2
1を配置し、各領域において個別に図8(d)のような
光量分布特性を実現するようにしている。従って、この
実施形態でも、前方での単位角度当りの光量をI(0
゜)とし、各領域における点光源21から隅部へ向かう
対角方向の角度θaにおける単位角度当りの光量をI
(θa)とするとき、I(θa)>I(0゜)となってい
る。
【0056】(第3の実施形態)図30は本発明のさら
に別な実施形態による面光源装置46を示す概略平面図
である。この面光源装置46にあっては、導光板24の
隅を面取りして光入射面28を設け、光入射面28に対
向させて点光源21を配置している。この面光源装置4
6にあっては、短辺方向とほぼ平行な方向における単位
角度当りの光量をI(θb)、対角方向における単位角
度当りの光量をI(θa)、長辺方向とほぼ平行な方向
における単位角度当りの光量をI(θc)とするとき、 I(θa)>I(θc)>I(θb) となるようにして、導光板24の光有効領域22全体で
輝度が均一になるようにしたものである。このような関
係を得るためには、例えば光入射面28の角度を最適な
角度に設計したり、あるいは光入射面28に非対称な形
状の結合端面41を凹設するようにしてもよい。
【0057】(第4の実施形態)図31は及び図32は
本発明のさらに別な実施形態による面光源装置47を示
す一部破断した分解斜視図及び一部破断した斜視図であ
る。この実施形態の発光部30にあっては、光反射率の
高い白色樹脂によって形成された外装ケース31の上縁
及び下縁から延出されている光反射壁34間の間隔は導
光板24の厚みと等しくなっており、光反射壁34の延
出長は導光板24の結合端面41の深さよりも大きくな
っている。また、導光板24の上面及び下面において
は、結合端面41近傍に結合用軸48が突設されてお
り、光反射壁34の対応する位置には一部に切れ目を有
する結合孔49が設けられている。
【0058】しかして、発光部30の光反射壁34間に
導光板24を挟み込むようにして発光部30を導光板2
4に押込み、導光板24の結合用軸48と結合孔49と
を弾性的に嵌合させることにより、図32のように発光
部30がワンタッチで導光板24に取り付けられる。こ
のような構造では、発光部30は、光反射壁34によっ
て導光板24に対する上下方向の位置決めを容易に行な
え、さらに結合用軸48と結合孔49によって所定位置
に取り付けられるので、組立が容易になり、組立精度も
良好となる。
【0059】こうして発光部30を導光板24に取り付
けた状態では、点光源21と結合端面41の間の空間
は、光反射壁34によって塞がれているので、点光源2
1から出た光は外装ケース31と光反射壁34によって
囲まれた空間に閉じ込められ、導光板24の光入射面2
8へのみ取り出される。従って、このような実施形態に
よれば、点光源21と導光板24との光結合効率を高め
ることができる。特に、この実施形態のように光反射壁
34を導光板24の上に重ねるようにすれば、発光部3
0の取り付け誤差が生じても光反射壁34と結合端面4
1の間に隙間が生じて光が漏れる恐れがない。
【0060】(第5の実施形態)図33及び図34は本
発明のさらに別な実施形態による面光源装置51を示す
分解斜視図及び一部破断した拡大斜視図である。この実
施形態にあっては、導光板24の光入射面28に形成さ
れた結合端面41に対向させて発光部30を配置し、導
光板24の上面と発光部30の上面との間と、導光板2
4の下面と発光部30の下面との間にそれぞれ反射テー
プ52を貼ることにより、点光源21と結合端面41と
の間の空間の光出射面25側及びその反対面側を塞いで
いる。反射テープ52は、光反射率の高いものが好まし
く、例えばアルミテープのようなメタリックテープや高
反射率の白色テープなどを用いるとよい。
【0061】しかして、この実施形態にあっても、点光
源21ないし発光部30の外装ケースの間の空間の光出
射面25側とその反対側は反射テープ52により塞がれ
ているので、点光源21から上方又は下方へ向けて出射
された光は、反射テープ52で反射された後、結合端面
41から導光板24内へ入射する。従って、このような
実施形態にあっても、点光源21と導光板24との間の
光結合効率を高めることができる。
【0062】この実施形態にあっては、反射テープ52
を導光板24と発光部30の間に貼ることによって発光
部30の固定も同時に行なえる。従って、この実施形態
は、汎用性の高い簡易な手段によって光結合効率を向上
させることができる。
【0063】(その他の実施形態)導光板24の幅方向
に光を分散させ、特に、対角方向に光を集中させるため
の結合端面41の形状としては、図12のような形状以
外にも下記のような形状がある。図35に示す結合端面
41は、円弧状をした凹部53内の中央に曲率の大きな
レンズ状の突部54を設けたものである。この結合端面
41によれば、前方(θ=0゜)へ進む光fを中央の突
部54で屈折させ、対角方向の角度θaとほぼ平行へ偏
向させて光fが集まるようにしている。
【0064】図36に示す結合端面41は、凹部53の
正面にのみ粗面55を形成している。このような結合端
面41によれば、点光源21から前方へ出射された光f
を散乱させて減少させることができ、散乱した光fで対
角方向への光量を増加させている。このためには、粗面
55は、点光源21から光有効領域22の隅部へ向かう
対角方向にまで広がらないようにしている。また、導光
板24の厚み方向へ光を散乱させて導光板24の上面
(光出射面25)や下面へ直ちに光を出射させることの
ないよう、粗面55は光出射面25と平行な断面では粗
面55となっているが、導光板24の厚み方向では一様
となっている(つまり、厚み方向の延びた線条によって
粗面55が構成されている)。また、ランダムな粗面5
5に代え、図37に示す結合端面41のように、凹部5
3の正面に規則的な光学的パターン56を形成してもよ
い。光の偏向制御には、光の屈折方向を正確に制御でき
る当該光学的パターン56が適している。
【0065】図38は点光源21が複数のLEDチップ
40a,40b,…によって構成されている場合を示し
ている。点光源21は複数のLEDチップ40a,40
b,…からなり、LEDチップは複数グループに分割さ
れている。結合端面41は、LEDチップ40a,40
b,…全体に対して1つの凹部を構成するのでなく、各
グループ毎に対応する凹部53a,53b,53cが並
んだ形状となっている。LEDチップ全体に対して1つ
の凹部53a,53b,53cを構成していると、中央
部のグループから出た光は対角方向へ曲げられず、前方
で大きな光量を持つが、各グループ毎に対応する凹部5
3a,53b,53cが並んだ形状とすることによっ
て、各ブループ毎に、前方への光量を減らし、対角方向
への光量を増加させることができる。なお、同一グルー
プのLEDチップ40a,40b,…は、各凹部53
a,53b,53cの最奥部と対向する位置に集中させ
て配置している。言い換えると、同一グループのLED
チップ40a,40b,…は接近させて配置し、異なる
グループのLEDチップ40a,40b,…間は離間さ
せてあり、まとめて配置されている同一ブループのLE
Dチップ40a,40b,…は対向する各凹部53a,
53b,53cの中央部に配置し、凹部53a,53
b,53c間の突端からは離してある。
【0066】(液晶表示装置)図39は本発明にかかる
面光源装置80を用いた液晶表示装置81を示す分解斜
視図である。面光源装置80の前面には、拡散反射シー
ト82が配置され、その前面に液晶表示パネル83が配
設されている。液晶表示パネル83は、透明電極やTF
T、カラーフィルタ、ブラックマトリクス等を形成され
た2枚の液晶基板(ガラス基板、フィルム基板)84,
85間に液晶材料を封止し、液晶基板84,85の両外
面に偏光板86を配設したものである。
【0067】このような液晶表示装置81によれば、面
光源装置80と導光板24との光結合効率が高くて輝度
の高い面光源装置80を用いることができるので、液晶
表示装置81の視認性を高めることができる。
【0068】(液晶表示装置を備えた電子装置)本発明
にかかる液晶表示装置は、携帯電話や弱電力無線機のよ
うな無線情報伝達装置、携帯用パソコン、電子手帳や電
卓のような情報処理装置などに用いるのに好ましい。図
40は本発明にかかる例えば図39に示したような液晶
表示装置81をディスプレイ用に備えた携帯電話89を
示す斜視図、図41はその機能ブロック図である。携帯
電話89の正面にはダイアル入力用のテンキー等のボタ
ンスイッチ90を備え、その上方に液晶表示装置81が
配設され、上面にアンテナ91が設けられている。しか
して、ボタンスイッチ90からダイアル等を入力する
と、入力されたダイアル情報等が送信回路92を通じて
アンテナ91から電話会社の基地局へ送信される。一
方、入力されたダイアル情報等は液晶駆動回路93へ送
られ、液晶表示装置81が液晶駆動回路93により駆動
されてダイアル情報等が液晶表示装置81に表示され
る。
【0069】また、図42は本発明にかかる例えば図3
9に示したような液晶表示装置81をディスプレイ用に
備えた電子手帳や携帯用パソコン等の携帯情報端末機9
4を示す斜視図、図43はその機能ブロック図である。
携帯情報端末機94は、カバー95を開くと、キー入力
部96と液晶表示装置81を備えており、内部には液晶
駆動回路93や演算処理回路97等が設けられている。
しかして、例えばキー入力部96からテンキーやカナキ
ー等を入力すると、入力情報が液晶駆動回路93に送ら
れて液晶表示装置81に表示される。ついで、演算キー
等の制御キーを押すと、演算処理回路97で所定の処理
や演算が実行され、その結果が液晶駆動回路93に送ら
れて液晶表示装置81に表示される。
【図面の簡単な説明】
【図1】点光源を用いた従来の面光源装置を示す分解斜
視図である。
【図2】同上の面光源装置の断面図である。
【図3】同上の面光源装置の作用説明図である。
【図4】(a)は同上の面光源装置の問題点を説明する
図、(b)は(a)のC1−C1線に沿った輝度の変化
を示す図、(c)は(a)のC2−C2線に沿った輝度
の変化を示す図である。
【図5】同上の面光源装置の問題点が発生する理由を説
明する図である。
【図6】同上の面光源装置の問題点が発生する理由を説
明する図である。
【図7】1つの点光源を用いた面光源装置を示す概略平
面図である。
【図8】(a)〜(d)は本発明の基本原理を説明する
図、(e)は従来例における輝度分布を示す図である。
【図9】本発明の一実施形態による面光源装置を示す分
解斜視図である。
【図10】(a)(b)は同上の面光源装置に用いられ
ている発光部を示す斜視図及び平断面図である。
【図11】同上の面光源装置に用いられている導光板を
示す平面図である。
【図12】同上の導光板の結合端面及び傾斜凹部を示す
詳細図である。
【図13】(a)は同上の結合端面の作用説明図、
(b)はその光量分布を示す図である。
【図14】(a)は従来例の光入射面を示す平面図、
(b)は別な従来例の結合端面を示す平面図、(c)は
それらの光量分布を示す図である。
【図15】(a)(b)は結合端面の形状を決定するた
めの方法を説明するための図である。
【図16】(a)(b)は結合端面の形状を決定するた
めの方法を説明するための図である。
【図17】(a)(b)は結合端面の形状を決定するた
めの方法を説明するための図である。
【図18】(a)(b)は結合端面の形状を決定するた
めの方法を説明するための図である。
【図19】(a)(b)は結合端面の形状を決定するた
めの方法を説明するための図である。
【図20】(a)(b)は結合端面の形状を決定するた
めの方法を説明するための図である。
【図21】(a)(b)は結合端面の形状を決定するた
めの方法を説明するための図である。
【図22】(a)(b)は結合端面の形状を決定するた
めの方法を説明するための図である。
【図23】導光板下面の拡散パターンを示す図である。
【図24】(a)(b)(c)は種々の拡散パターン素
子の断面形状を示す図である。
【図25】(a)(b)(c)(d)は点光源を用いた
面光源装置の拡散パターン密度を決めるための原理を説
明する図である。
【図26】拡散パターン密度と出射率との関係を示す図
である。
【図27】面光源装置の検査方法を説明するための斜視
図である。
【図28】同上の面光源装置から切り出された検査用対
象物を示す斜視図である。
【図29】本発明の別な実施形態による面光源装置を示
す平面図である。
【図30】本発明のさらに別な実施形態による面光源装
置を示す平面図である。
【図31】本発明のさらに別な実施形態による面光源装
置を示す一部破断した分解斜視図である。
【図32】同上の面光源装置の一部破断した分解斜視図
である。
【図33】本発明のさらに別な実施形態による面光源装
置を示す一部破断した分解斜視図である。
【図34】同上の面光源装置の一部破断した分解斜視図
である。
【図35】結合端面の異なる形状を示す概略図である。
【図36】結合端面のさらに異なる形状を示す概略図で
ある。
【図37】結合端面のさらに異なる形状を示す概略図で
ある。
【図38】結合端面のさらに異なる形状を示す概略図で
ある。
【図39】本発明の面光源装置を用いた液晶表示装置の
分解斜視図である。
【図40】本発明にかかる液晶表示装置をディスプレイ
用に備えた携帯電話を示す斜視図である。
【図41】同上の携帯電話において液晶表示装置を駆動
するための構成を示すブロック図である。
【図42】本発明にかかる液晶表示装置をディスプレイ
用に備えた電子手帳等の携帯情報端末機を示す斜視図で
ある。
【図43】同上の携帯情報端末機において液晶表示装置
を駆動するための構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
21 点光源 22 光有効領域 24 導光板 26 拡散パターン 41 結合端面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−259623(JP,A) 特開 平7−235207(JP,A) 特開 平7−320514(JP,A) 特開 平8−286037(JP,A) 実開 平1−152406(JP,U) 実開 昭57−167504(JP,U) 実開 平5−38627(JP,U) 登録実用新案3016945(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F21V 8/00 G02B 6/00 G02F 1/00 H01L 33/00

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光入射面より導入された光を閉じ込め面
    状に広げて外部へ出射させる導光板と、導光板の光入射
    面に対向配置された、導光板の光入射面の幅と比較して
    小さな光源とを備えた面光源装置において、 前記導光板の光出射面と対向する面には、前記光出射面
    と垂直な方向から見たとき、入射した光の方向と反射さ
    れた光の方向とがほぼ平行となるように、光源と結ぶ方
    向に対して長手方向が直交するよう配置されたパターン
    を備え、 導光板に入射した光の単位角度当りの光量と、導光板の
    光出射領域の、光源から見た単位角度当りの面積との比
    角度によらずほぼ一定であることを特徴とする面光源
    装置。
  2. 【請求項2】 光入射面より導入された光を閉じ込め面
    状に広げて外部へ出射させる導光板と、導光板の光入射
    面に対向配置された、導光板の光入射面の幅と比較して
    小さな光源とを備えた面光源装置において、 前記導光板の光出射面と対向する面には、前記光出射面
    と垂直な方向から見たとき、入射した光の方向と反射さ
    れた光の方向とがほぼ平行となるように、光源と結ぶ方
    向に対して長手方向が直交するよう配置されたパターン
    を備え、 前記光源は、導光板の光入射面のうち、導光板の光有効
    領域に対応する領域のほぼ中央に配置されており、 導光板の光入射面に垂直な方向よりも導光板の対角方向
    において、導光板に入射した光の単位角度当りの光量が
    多くなっていることを特徴とする面光源装置。
  3. 【請求項3】 前記光出射領域が2つ以上の領域に分割
    され、それぞれの領域に1つずつ前記光源が配置されて
    いることを特徴とする、請求項1又は2に記載の面光源
    装置。
  4. 【請求項4】 光入射面より導入された光を閉じ込め面
    状に広げて外部へ出射させる導光板と、導光板の光入射
    面に対向配置された、導光板の光入射面の幅と比較して
    小さな光源とを備えた面光源装置において、 前記導光板の光出射面と対向する面には、前記光出射面
    と垂直な方向から見たとき、入射した光の方向と反射さ
    れた光の方向とがほぼ平行となるように、光源と結ぶ方
    向に対して長手方向が直交するよう配置されたパターン
    を備え、 前記光源は、導光板の光入射面のうち、導光板の光有効
    領域の隅部に対応する箇所に配置されており、 光出射領域の短辺方向よりも長辺方向において、導光板
    に入射した光の単位角度当りの光量が多くなっており、 光出射領域の長辺方向よりも対角方向において、導光板
    に入射した光の単位角度当りの光量が多くなっているこ
    とを特徴とする面光源装置。
  5. 【請求項5】 前記導光板は、光出射側の面と反対側の
    面に凹凸パターンが形成されており、当該凹凸パターン
    の凹凸度合いが導光板の導光方向で大きく、当該導光方
    向と垂直な方向で小さくなっていることを特徴とする、
    請求項1,2又は4に記載の面光源装置。
  6. 【請求項6】 前記導光板の光入射面に凹形状をした結
    合端面が設けられており、当該結合端面の半分以上の部
    分が、当該結合端面の両端及び当該結合端面の最前端部
    とを通る円弧よりも内周側に位置していることを特徴と
    する、請求項1,2又は4に記載の面光源装置。
  7. 【請求項7】 前記導光板の光入射面に凹形状をした結
    合端面が設けられており、当該結合端面は、当該凹形状
    の中央付近に突部が形成されていることを特徴とする請
    求項1,2又は4に記載の面光源装置。
  8. 【請求項8】 前記導光板の光入射面に凹形状をした結
    合端面が設けられており、当該結合端面は、当該凹形状
    の中央付近が粗面となっていることを特徴とする、請求
    項1,2又は4に記載の面光源装置。
  9. 【請求項9】 前記導光板の光入射面に凹形状をした結
    合端面が設けられており、当該結合端面は、当該凹形状
    の中央付近が規則的な凹凸パターンとなっていることを
    特徴とする、請求項1,2又は4に記載の面光源装置。
  10. 【請求項10】 前記導光板の光入射面に、複数の凹形
    状が連続した形状の結合端面が形成されていることを特
    徴とする、請求項1,2又は4に記載の面光源装置。
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