JP4618380B2 - バックライトユニット及び液晶表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、バックライトユニット及びこれを用いた液晶表示装置に関し、特に液晶パネルユニットの裏面側から光を照射するバックライトユニット及びこれを用いた液晶表示装置に関する。
近年、パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistant)、携帯電話機等の携帯情報端末から、ビデオカメラ、デジタルカメラ等の家電機器に至るまで、様々な電子機器に液晶表示装置が搭載されている。一般に、液晶表示装置においては、液晶自体が光を発しないため、映像を明るく表示するための光源ユニットとしてバックライトユニットが用いられている。
バックライトユニットは、液晶パネルユニットの直下に光源を配置したエリアライト方式(直下方式)と、導光板の端(エッジ)に光源を配置したエッジライト方式(導光板方式)に大別され、それぞれ用途に応じて使い分けられている。特にエッジライト方式は、エリアライト方式よりもバックライトユニットの厚さを薄くできる、光源からの熱が液晶パネルユニットに伝わりにくい、均一な面光源が得られる、ランプの劣化やロットのばらつきによる輝度斑が認識されにくい、などの利点がある。
エッジライト方式のバックライトユニットは、光源と、この光源から入射した光を内部で導光して第一面側(液晶パネルユニット側)に出射する導光板と、この導光板の第一面側に積層状態で配置される複数枚の光学シートと、この導光板の第一面と反対側の第二面に近接して対向配置される反射シートとを用いて構成される。このようなエッジライト方式のバックライトユニットを採用した液晶表示装置としては、下記特許文献1に記載されたものが知られている。
特開2002−75038号(図1)
しかしながら、従来のエッジライト方式のバックライトユニットには次のような不具合があった。すなわち、低温,高温や低湿,高湿あるいはそれらを複合した特定雰囲気の環境になったときや、そうした特定雰囲気から常温常湿雰囲気へと環境変化が生じたとき、さらには常温常湿雰囲気から特定雰囲気へと環境変化が生じたときなど、様々な環境条件の下で、導光板と反射シートとが部分的に張り付くという現象が発生する場合がある。この場合、各々の部品の物理的定数の違いにしたがい、導光板と反射シートとが部分的に張り付いた状態で、温度変化や吸湿による部品の寸法変化が生じることになるため、導光板に張り付いていない部分で反射シートに形状的な歪みが発生し、その影響で表示画面上に部分的な輝度ムラが現れることがある。こうした輝度ムラは液晶表示装置の表示特性を大幅に劣化させる要因となる。
そこで、導光板と反射シートの張り付きを防止する手段としては、導光板と反射シートとの間に十分な隙間を確保することが考えられるが、この場合はバックライトユニットの厚みが増加するため、薄型化を図る上で不利になる。また、他の方法として、反射シートを両面テープでバックライトフレーム等に固定し、強制的に張り付きを防止する方法も考えられるが、この場合は部品の追加や貼り付け費用の追加を伴うため、製品コストの上昇を招くことになる。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、バックライトユニットの薄型化やコストアップを招くことなく、導光板と反射シートの張り付きを防止することができるバックライトユニット及びこれを用いた液晶表示装置を提供することにある。
本発明に係るバックライトユニットは、複数の光源から入射した光を内部で導光して第一面から出射する導光板と、前記導光板の前記第一面と反対側の第二面に近接して対向配置された反射シートとを備え、前記導光板は、多数のドットが形成されたドット形成領域と、前記ドットが形成されていない非ドット形成領域とを有し、前記導光板の前記非ドット形成領域の前記第二面に、当該導光板と前記反射シートとの張り付きを防止する複数の微小突起を設けてなり、前記複数の微小突起は、前記導光板の端面に配置される前記複数の光源に対して、前記導光板の端面で隣り合う2つの光源の間に位置するように、前記導光板の前記非ドット形成領域の前記第二面に配置された構成になっている。また、本発明に係る液晶表示装置は、上記構成のバックライトユニットを用いたものとなっている。
上記構成のバックライトユニット及びこれを用いた液晶表示装置においては、導光板の第二面に複数の微小突起を設けたことにより、導光板と反射シートとの対向部分に複数の微小突起が介在した状態となる。そのため、導光板と反射シートとの相対的な接近移動が各々の微小突起によって阻止されるようになる。
本発明によれば、導光板の第二面に複数の微小突起を設けた構成とすることにより、高温、高温高湿、低温等の様々な環境下で、導光板と反射シートとの張り付きを確実に防止し、輝度ムラなどの表示特性の劣化を回避することができる。これにより、液晶表示装置に用いられるバックライトユニットの耐環境性を大幅に向上させることができる。また、導光板と反射シートとの張り付きを防止するにあたって、両面テープなどの付加部品や貼り付けなどの手間費などを必要としないため、製品コストの上昇を招くこともない。
本発明の実施形態に係る液晶表示装置に用いられるバックライトユニットの構成例を示す分解斜視図である。 本発明の実施形態に係るバックライトユニットで採用した導光板の構造を示す図である。 導光板と反射シートの配置状態を示す図である。 微小突起の形状例を示す図である。 微小突起の他の形状例を示す図である。 本発明の他の実施形態に係るバックライトユニットで採用した導光板の構造を示す図(その1)である。 本発明の他の実施形態に係るバックライトユニットで採用した導光板の構造を示す図(その2)である。 光学特性の測定結果を示す図である。 裏押し輝点発生時のシート押圧力を測定した結果を示す図である。 微小突起の有無及び配列ピッチの違いによる輝度ムラ及び見栄えを比較した図である。
以下、本発明の具体的な実施の形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。本発明に係る液晶表示装置は、大きくは、液晶パネルユニットとバックライトユニットとによって構成されるものである。液晶パネルユニットは、例えば、カラーフィルタ、透明電極、配向膜、液晶、配向膜、透明電極等を順に積層してなる液晶層を、2枚のパネル基板(ガラス基板)で挟み込み、その外側に偏向フィルム、反射防止フィルム等の光学フィルムを配置して構成されるものである。この液晶パネルユニットでは、液晶セルにおいてそこを通過する光の光量変調を行うだけであるため、それ自身が発光することはない。したがって、液晶パネルに映像(画像)を表示するには何らかの光源が必要となり、そのための光源ユニットとしてバックライトユニットが用いられる。
図1は本発明の実施形態に係る液晶表示装置に用いられるバックライトユニットの構成例を示す分解斜視図である。図示したバックライトユニットは、エッジライト方式を採用したものであって、大きくは、複数の白色LED(Light Emitting Diode)1と、導光板2と、複数枚の光学シート3と、反射シート4とを備えて構成されている。白色LED1の個数や、導光板2、光学シート3及び反射シート4の各サイズについては、光の照射対象となる液晶パネルユニットの大きさ(パネルサイズ)に応じて適宜変更可能である。
複数の白色LED1は、一次光源として導光板2の端面20に配置されるものである。各々の白色LED1は、フレキシブルプリント配線板(以下、FPC)5に実装されるとともに、当該FPC5上で線状に配列されている。一次光源としては、白色LED1に代えて冷陰極蛍光ランプを用いることもできる。
FPC5にはこれと一体にコネクタ挿入部6が設けられ、このコネクタ挿入部6を介してLED発光用の電源が外部から供給される構成となっている。また、FPC5の白色LED1の実装部分には、各々の白色LED1による発光光を効率よく導光板2側に反射させるよう断面コ字形のリフレクタ7がセットされる場合もある。
導光板2は、当該導光板2の端面20から入射した光を、当該導光板2の内部を導光させながら外部に均一に出射するためのものである。この導光板2は、光透過性を有する樹脂の成型品によって構成されている。導光板2は、図示しない液晶パネルユニット側に光を出射する第一面(光出射面)21と、この第一面21と反対側の第二面22とを有する。導光板2の第一面21側は液晶パネルユニットに対向する状態で配置される。また、導光板2の第二面22には、入射した光を散乱させる多数のドットまたはプリズム状の溝など(不図示)が形成されている。(以下、光を散乱させる代表例として、ドットについて説明する。)各々のドットの間隔は、導光板2の第一面21から出射する光の量を面内で均一化するために、光源(白色LED1)からの距離が長くなるほど密になるように設定されている。こうしたドットは、導光板2の第一面21と第二面22の両方に形成される場合もある。
複数枚の光学シート3は、これに入射した光を拡散・集光して面光源化するもので、例えば、レンズシート(プリズムシート)及び拡散シートの組み合わせ、あるいはこれに輝度向上シートを加えた組み合わせによって構成される。各々の光学シート3は、導光板2の第一面21側に積層状態(互いに重なり合った状態)で配置される。
反射シート4は、高い反射率を有する薄いシート(例えば、住友スリーエム株式会社製のESR等)であって、導光板2の第二面22に近接して対向配置される。バックライトユニットの組立状態においては、導光板2(第二面22)と反射シート4との間に所定の隙間(例えば、0.05〜0.15mm)が確保される。この反射シート4は、導光板2の端面20から入射した光のうち、当該導光板2の第二面22側に導光された光を、当該導光板2の第一面21側に向けて反射する。
上記構成からなるバックライトユニットにおいて、FPC5のコネクタ挿入部6を図示しない電源供給端子に電気的に接続し、このコネクタ挿入部6を通して供給された電源により各々の白色LED1が発光すると、この発光光が導光板2の端面20から当該導光板2の内部に入射される。このとき、導光板2の第二面22側(反射シート4側)に適宜形成されたドットで光が散乱され、その一部は導光板52の第一面21側(光学シート3側)に進行し、他の一部は導光板2の内部を伝搬し、さらに他の一部は導光板2の第二面22側(反射シート4側)に進行する。
このうち、導光板2の第二面22側に進行した光は反射シート4によって導光板2の第1面21側に反射される。また、導光板2の第一面21側に進行した光(反射シート4で反射された光を含む)は、光学シート3の拡散シートで適宜拡散されて均一な面状の光となり、さらに光学シート3のレンズシートで集光されて液晶パネルユニット(不図示)に照射される。
図2は本発明の実施形態に係るバックライトユニットで採用した導光板の構造を示すもので、(A)は導光板を反射シート側から見た場合の平面図、(B)は(A)のM−M断面拡大図である。図示のように導光板2の端面20には複数の凹部23が形成されている。各々の凹部23には、これに対応する白色LED1(図1参照)が1:1の関係で配置される。また、この導光板2を平面的に見ると、導光板2の第二面22は、上述した多数のドットが形成されたドット形成領域E1と、ドットが形成されていない非ドット形成領域E2とに区分される。
これに対して、導光板2の第二面22には、その全面(ドット形成領域E1と非ドット形成領域E2を含む)にわたって複数の微小突起24がエリア状に配設されている。各々の微小突起24は、導光板2と一体構造で当該導光板2の第二面22に円柱状に形成されるとともに、導光板2の第二面22から当該導光板2の厚み方向に突出した状態で設けられている。微小突起24とは、液晶パネル上で白点等として認識されない程度の大きさを有する微小な突起をいう。例えば、液晶パネルのパネルサイズが2.5インチのものでは、微小突起24の外径寸法(直径)φDが0.2mm程度、高さ寸法(第二面22からの突出寸法)Hが50μm程度に設定される。
また、導光板2の第二面22において、ドット形成領域E1の面はドットの存在によって微細な凹凸状に形成され、非ドット形成領域E2の面はドットが存在しないため平滑に形成されている。これに対して本実施形態では、ドット形成領域E1に形成された微小突起24を第1の微小突起24Aとする一方、非ドット形成領域E2に形成された微小突起24を第2の微小突起24Bとして、第2の微小突起24Bを第1の微小突起24Aよりも密に配置している。
ちなみに、導光板2は、成形金型を用いた樹脂成形によって得られるものである。よって、導光板2の第二面22を成形する金型面に、複数の微小突起24に対応する微小凹部を形成すれば、上述のように複数の微小突起24が第二面22に設けられた導光板2を得ることができる。
以上のような導光板2を用いてバックライトユニットを構成することにより、導光板2の第二面22側では、図3に示すように、当該導光板2と反射シート4との間(対向部分)に複数の微小突起24が介在し、これらの微小突起24によって両者(2,4)の間に常に隙間Gが確保されるようになる。そのため、温湿度などの環境変化が生じた場合でも、導光板2と反射シート4との相対的な接近移動(変位)が、当該反射シート4と微小突起24との接触によって阻止される。したがって、環境変化に伴う導光板2と反射シート4との張り付きを確実に防止し、輝度ムラなどの表示特性の劣化を回避することができる。
また、導光板2の第二面22に複数の微小突起24をエリア状に配置し、さらに好ましくは第二面22の全面に複数の微小突起24を配置することにより、導光板2と反射シート4との張り付きを広い範囲で有効に防止することができる。特に、第二面22の面状態が平滑になる非ドット形成領域E2において、上述のように第2の微小突起24Bを第1の微小突起24Aよりも密に配置することにより、反射シート4が張り付きやすい領域(E2)で、より強力に張り付き現象を防止することができる。
また、従来では導光板2と反射シート4の張り付きを防止するために両者の間に広い隙間を確保する必要があったが、上述のように複数の微小突起24を有する導光板2を用いることで、反射シート4との間の隙間Gを最小寸法に設定することができる。そのため、バックライトユニットの薄型化を図ることが可能となる。さらに、両面テープ等を用いないため、バックライトユニットの製品コストを上昇させることもない。また、吸湿性の高い樹脂で導光板2を構成した場合でも反射シート4との張り付きを防止できるため、導光板2の構成材料にアクリル系の樹脂を採用して光学特性(光透過率等)を高めることができる。
なお、微小突起24の寸法に関しては、実際に液晶パネルで映像を表示したときに、微小突起24を設けた部分が白点等として認識されなければ、製品上問題にならないため、製品ごとに任意に設定可能である。この点は微小突起24の配置についても同様である。また、導光板2の第二面22に各種の形状や寸法の微小突起を混在させて設けることも可能である。
また、微小突起24の形状例としては、図4(A)に示す円筒状のものに限らず、図4(B)に示す円錐状のもの、図4(C)に示す半球状のもの、図4(D)に示す角柱状のもの、図4(E)に示す角錐状のものなど、種々の形状のものを採用することが可能である。さらに、微小突起24の他の形状例として、図5(A)に示す断面三角形の細長い突状のもの、図5(B)に示す断面矩形の細長い突状のもの、図5(C)に示す断面半円形の細長い突状のものを採用することも可能である。参考までに、上記図4及び図5においては、導光板2の第二面22と同一平面をなす微小突起24の断面部分をハッチングで示している。
ところで、上記図1に示すバックライトユニットと液晶パネルユニットとを用いて液晶表示装置を組み立てる場合は、反射シート4の裏面側(光を反射する方向と反対側)にコネクタ挿入部6が延出するようにFPC5を配置するとともに、そのコネクタ挿入部6に至るFPC5の延出部分を折り曲げるようにして組み込む。このような場合、FPC5を折り曲げた状態で、反射シート4が裏面側からFPC5によって局所的に押圧されることがある。そのため、導光板2の第二面22のドット形成領域E1に設けられた微小突起24のピッチ(間隔)が広くなっていると、FPC5によって反射シート4が押圧された箇所(特に、点状に押圧された箇所)で、導光板2との張り付きが生じやすいものとなる。
FPC5の折り曲げに伴う押圧によって導光板2と反射シート4との張り付きが生じると、そこだけが局所的に他の部分よりも明るい輝点となる(微小突起24の形成されてない部分の導光板2と反射シート4が張り付いて、部分的に高輝度となる)。このような現象は、液晶表示装置の組み立て時に、上述したFPC5以外のユニット部品、例えば図示しないケース等の他の部品によって反射シート4が押圧された場合でも起こり得る。
このように反射シート4が裏面側から局所的に押圧されて発生する輝点(以下、「裏押し輝点」と記す)は、液晶表示装置の画像表示領域で発生するため、この画像表示領域に対応する導光板22のドット形成領域E1で上記局所的な張り付きを防止することが、裏押し輝点発生の有効な解決策となる。ちなみに、ドット形成領域E1は画像表示領域よりも若干大きな領域となる。
本発明の他の実施形態においては、導光板2の第二面22のドット形成領域E1の全領域において、第1の微小突起24Aの配列ピッチを以下のように設定することとした。すなわち、図6に示すように、ドット形成領域E1に複数(多数)の微小突起24Aを規則的に配置するにあたって、その配列ピッチP1,P2を略1〜2mm(好ましくは略1mm)で等ピッチ(P1=P2)に設定することとした。配列ピッチP1は導光板22の一辺と平行な方向(図6の縦方向)の配列ピッチであり、配列ピッチp2は上記一辺と直角をなす導光板22の他辺と平行な方向(図6の横方向)の配列ピッチである。この場合、微小突起24Aは、例えば円柱状又は円錐状で、その外径寸法(直径)φDが0.1mm程度、高さ寸法が0.03〜0.05mmで形成される。
このように微小突起24Aの配列ピッチを規定することにより、導光板2と反射シート44との間(対向部分)に複数の微小突起24Aが狭ピッチで介在することになり、両者(2,4)の間隔が一定に保たれる。また、FPC5等によって反射シート4が裏面側から押圧された場合でも、その押圧箇所において、導光板2と反射シート4との相対的な接近移動(変位)が、上述のように狭ピッチで形成された微小突起24と反射シート4との接触によって阻止される。したがって、シート裏面側からの押圧による導光板2と反射シート4との張り付きとこれに伴う裏押し輝点の発生を確実に防止し、輝度ムラなどの表示特性の劣化を回避することができる。
なお、上記図6においては、ドット形成領域E1の全領域で第1の微小突起24Aを略1〜2mm(1〜2mmは、1mm以上、2mm以下の意)ピッチに配置するものとしたが、例えば、反射シート4とその裏面側に配置されるFPC5との位置関係が予め判っている場合は、FPC5の折り曲げによって押圧される部分だけ微小突起24の配列ピッチを略1〜2mmと狭く設定してもよい。すなわち、図7に示すように、ドット形成領域E1において、FPC5によって押圧される一部領域E3では第1の微小突起24Aの配列ピッチを概ね1〜2mmの範囲内に設定し、それ以外の領域では第1の微小突起24Aの配列ピッチを2mmよりも広く設定する。これにより、FPC5の折り曲げに伴う裏押し輝点の発生を効率的に防止することができる。すなわち、反射リート4の裏面側に配置されるFPC5、カバー等のユニット部品の形状や位置により、実際に反射シート4が押圧される可能性がある部分だけ第1の微小突起24Aの配列ピッチを狭めて形成すればよい。そのため、成形金型の複雑化や、それに伴う生産性低下を招くことなく、裏押し輝点を効率的に防止することができる。
続いて、本発明の他の実施形態を適用した場合の具体的な効果について説明する。先ず、図8は2.5インチの液晶パネル用のバックライトユニットに適用した場合の光学特性の測定結果を示す図である。この図8においては、測定サンプルとして、ドット形成領域E1に微小突起を形成しなかったもの(以下、突起無し品)と、ドット形成領域E1に2mmピッチで微小突起24(第1の微小突起24A)を形成したもの(以下、2mmピッチ品)と、ドット形成領域E1に1mmピッチで微小突起24(第1の微小突起24A)を形成したもの(以下、1mmピッチ品)の各々について、組み立ての完了した液晶表示装置の光学特性を測定した結果を示している。この測定結果においては、光学特性を示す輝度、色度座標、色温度及び輝度比のいずれについても、微小突起24の有無及び配列ピッチの違いによらず、ほぼ同等(数値的な若干の違いは測定誤差内)の光学特性となることが確認された。
一方、上述した各々の測定サンプルについて、反射シート4の裏面側を局所的に押圧したとき、裏押し輝点がどの程度の押圧力で発生するかを測定したところ、図9(A),(B)に示すような測定結果が得られた。すなわち、反射シート4の裏面側に入光側から計6つの押圧ポイントT1〜T6を設定し、各々の押圧ポイントT1〜T6ごとに局所的な押圧を反射シート4に加えて裏押し輝点が発生したときの押圧力を測定したところ、突起無し品の場合は、押圧ポイントT1〜T3に1.0N(ニュートン)の押圧力を加えたときと、押圧ポイントT4〜T6に1.5Nの押圧力を加えたときに、それぞれ裏押し輝点が発生した。これに対して、2mmピッチ品の場合は、押圧ポイントT1〜T3に1.5Nの押圧力を加えたときと、押圧ポイントT4〜T6に2.0Nの押圧力を加えたときに、それぞれ裏押し輝点が発生し、1mmピッチ品の場合は、押圧ポイントT1〜T6に3.0N以上の押圧力を加えたときに、それぞれ裏押し輝点が発生した。この測定結果からも分かるように、微小突起24が有りの場合は、無しの場合よりも、裏押し輝点が発生するときの押圧力を高めることができる。特に、微小突起24の配列ピッチを1mmとした場合は、裏押し輝点が発生するときの押圧力を3N以上に高めることができ、効果的であることが確認された。
図10は本発明の裏押し輝点対策における輝度ムラ及び見栄えを比較した図であり、図中(A)は微小突起無し品、(B)は2mmピッチ品、(C)は1mmピッチ品の場合の輝度分布(等高線図)を示している。この図10(A)〜(C)によれば、微小突起24の有無や配列ピッチによらず、輝度ムラ及び見栄えには殆ど変化が生じないことが知見される。
以上のような測定結果(図8〜図10)により、(1)微小突起の有無による輝度変化はないこと、(2)微小突起が有りの場合は無しの場合よりも裏押し輝点が発生しにくく、特に1mmピッチと狭ピッチになると裏押し輝点が発生しにくくなること、(3)微小突起の有無や配列ピッチによる輝度ムラはないこと、(4)これらの結果は、バックライト上及び液晶パネル上でも同様に言えることが確認された。また、裏押し輝点対策として微小突起24が1mmピッチの導光板2が最も効果的であることが確認された。
なお、ここでは2.5インチのパネルサイズを想定して微小突起24の寸法を例示しているが、反射シート4の押圧による変位を防止する目的で形成される微小突起24のサイズや配列ピッチはパネルサイズに関係なく決定されるものである。また、当然のことながら、微小突起24の配列ピッチは、反射シート4を裏面側から押圧する押圧部材(FPC5、カバー等)のサイズに応じて適宜変更可能である。
1…白色LED、2…導光板、3…光学シート、4…反射シート、5…フレキシブルプリント配線板(FPC)、21…第一面、22…第二面、24(24A.24B)…微小突起

Claims (14)

  1. 複数の光源から入射した光を内部で導光して第一面から出射する導光板と、
    前記導光板の前記第一面と反対側の第二面に近接して対向配置された反射シートとを備え、
    前記導光板は、多数のドットが形成されたドット形成領域と、前記ドットが形成されていない非ドット形成領域とを有し、
    前記導光板の前記非ドット形成領域の前記第二面に、当該導光板と前記反射シートとの張り付きを防止する複数の微小突起を設けてなり、
    前記複数の微小突起は、前記導光板の端面に配置される前記複数の光源に対して、前記導光板の端面で隣り合う2つの光源の間に位置するように、前記導光板の前記非ドット形成領域の前記第二面に配置されている
    バックライトユニット。
  2. 前記導光板と一体構造で前記第二面に前記複数の微小突起を設けてなる
    請求項1記載のバックライトユニット。
  3. 前記導光板の前記ドット形成領域の前記第二面に設けられた第1の微小突起をさらに有する
    請求項1記載のバックライトユニット。
  4. 前記ドット形成領域の全領域又は一部領域で前記第1の微小突起を所定のピッチで配置してなる
    請求項3記載のバックライトユニット。
  5. 前記一部領域以外の前記ドット形成領域である他の領域において、前記第1の微小突起を前記所定のピッチよりも広いピッチで配置してなる
    請求項4記載のバックライトユニット。
  6. 前記所定のピッチは略1乃至2mmである
    請求項4記載のバックライトユニット。
  7. 前記一部領域は前記反射シートに外部より押圧力がかかる場所に対応して設定されている
    請求項4記載のバックライトユニット。
  8. 複数の光源から入射した光を内部で導光して第一面から出射する導光板と、
    前記導光板の前記第一面と反対側の第二面に近接して対向配置された反射シートとを備え、
    前記導光板は、多数のドットが形成されたドット形成領域と、前記ドットが形成されていない非ドット形成領域とを有し、
    前記導光板の前記非ドット形成領域の前記第二面に、当該導光板と前記反射シートとの張り付きを防止する複数の微小突起を設けてなり、
    前記複数の微小突起は、前記導光板の端面に配置される前記複数の光源に対して、前記導光板の端面で隣り合う2つの光源の間に位置するように、前記導光板の前記非ドット形成領域の前記第二面に配置されている
    バックライトユニットを用いてなる
    液晶表示装置。
  9. 前記導光板と一体構造で前記第二面に前記複数の微小突起を設けてなる
    請求項8記載の液晶表示装置。
  10. 前記導光板の前記ドット形成領域の前記第二面に設けられた第1の微小突起をさらに有する
    請求項8記載の液晶表示装置。
  11. 前記ドット形成領域の全領域又は一部領域で前記第1の微小突起を所定のピッチで配置してなる
    請求項10記載の液晶表示装置。
  12. 前記一部領域以外の前記ドット形成領域である他の領域において、前記第1の微小突起を前記所定のピッチよりも広いピッチで配置してなる
    請求項11記載の液晶表示装置。
  13. 前記所定のピッチは略1乃至2mmである
    請求項11記載の液晶表示装置。
  14. 前記一部領域は前記反射シートに外部より押圧力がかかる場所に対応して設定されている
    請求項11記載の液晶表示装置。
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