JP6369353B2 - 導光体および発光装置 - Google Patents

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Description

本発明は、側方から入射した光を導光して光出射面から出射させる導光体および該導光体を備えた発光装置に関するものである。
従来、光源から出射された光を導光板の側面から入射させ、導光板に配置された反射パターン(反射構造体)で反射させることによって導光板の表面(光出射面)から出射させる発光装置が知られている。
図11の(a)は、従来の発光装置101を示す平面図であり、図11の(b)は、図11の(a)に示される発光装置101を示す断面図である。図11の(a)および(b)に示すように、特許文献1に記載の発光装置101は、裏面146の所定の文字形状をした反射領域に三角プリズム型の反射パターン105が複数配置された導光板104を備えている。この発光装置101では、第1光源102および第2光源103の点灯を交互に切り替えることによって、導光板104の光出射面145に「OPEN」または「CLOSE」の文字が選択的に表示される。
このような三角プリズム型の反射パターンを用いて光出射面に設定された任意の領域を選択的に発光させる導光板は、例えばエレベータに設置される照光式押しボタンスイッチなどに適用されている。照光式押しボタンスイッチでは、例えば待機状態では操作ボタン中央部の階数文字のみが照光し、操作ボタンが押下されると階数文字周辺を含めた操作ボタン全面が照光するような照光の切り替えが行われる。
図12の(a)および(b)は、従来の照光式押しボタンスイッチに備えられる発光装置201の発光状態を示す平面図であり、図12の(a)は、第1光源202を点灯させた場合の発光状態を示し、図12の(b)は、第2光源203を点灯させた場合の発光状態を示している。
図12の(a)に示すように、発光装置201では、第1光源202のみを点灯させて光L1を導光板204へ入射させた場合、導光板204の光出射面245の中央に設定された中央発光領域Cが発光する。また、図12の(b)に示すように、第2光源203のみを点灯させて光L2を導光板204へ入射させた場合、導光板204の光出射面245の全面に設定された全面発光領域Dが発光するようになっている。
このような発光装置201を照光式押しボタンスイッチに適用することにより、待機状態では第1光源202のみを点灯させて操作ボタン中央部の階数文字のみを照光させ、操作ボタンが押下されると第1光源202から第2光源203へ点灯を切り替えて階数文字周辺を含めた操作ボタン全面を照光させるなどの照光の切り替えが可能となる。
特表2003−519810号公報(2003年06月24日公開)
ここで、三角プリズム型の反射パターンを射出成形で導光板204などに形成した場合、三角プリズム型の反射パターンの反射面(図11の(b)に示す符号151参照)の両端に位置する側面がシャープなエッジにならずダレが生じる。そのため、例えば第2光源203を点灯させた場合、第1光源202からの光L1を反射させるための三角プリズム型の反射パターンの側面で光L2の一部が反射して迷光となる。
図13の(a)は、発光装置201の中央発光領域Cの輝度分布を示すグラフであり、図13の(b)は、発光装置201の全面発光領域Dの輝度分布を示すグラフである。なお、図13の(a)に示す実線は、第1光源202を点灯させた場合の中央発光領域Cの輝度分布を示しており、図13の(a)に示す破線は、第2光源203を点灯させた場合の中央発光領域Cの輝度分布を示すものであって、光L1を反射させるための三角プリズム型の反射パターンの側面で光L2が反射することによって発生した迷光の輝度分布を示している。また、図13の(b)に示す実線は、第2光源203を点灯させた場合の全面発光領域Dの輝度分布を示している。
図13の(a)に示すように、第2光源203を点灯させた場合、第2光源203からの光L2の一部は、光L1を反射させるための三角プリズム型の反射パターンの側面で反射され、迷光(図13の(a)の破線参照)となる。そのため、従来の発光装置201では、迷光によって全面発光領域Dの輝度分布が不均一になることを排除するために、図13の(b)に示すように、全面発光領域Dのうち中央発光領域Cと重なる領域における輝度分布を迷光の発生分だけ減少させている。これにより、第2光源203を点灯させて全面発光領域Dを発光させた場合に生じる迷光の影響を抑えて、全面発光領域Dの輝度分布を均一に保つことができる。
しかしながら、従来の発光装置201の構成では、第2光源203と導光板204との間に位置ずれが生じた場合、中央発光領域Cの境界線C’付近に迷光に起因する輝線が発生じやすく、輝線の発生に関してロバスト性が低いという課題がある。
本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、光出射面の任意の発光領域を選択的に発光させる導光体において、異なる発光領域同士が互いに重なる領域に迷光による輝線が発生することを抑制可能な導光体を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る導光体は、光出射面の側方から入射した光を導光して、前記光出射面から出射させる導光体であって、第1光源から入射した光を前記光出射面へ向けて反射する複数の第1反射構造体が配置された第1反射領域と、前記第1光源とは光軸方向が異なる第2光源から入射した光を前記光出射面へ向けて反射する複数の第2反射構造体が配置された第2反射領域とを含み、前記光出射面の鉛直方向から見たとき、前記第1反射領域の少なくとも一部が前記第2反射領域と重なっており、前記第2反射領域内に位置する前記第1反射領域の境界線の内縁部において、前記第1反射領域の反射量は、前記境界線に近づくにつれて徐々に減衰していることを特徴としている。
上記の構成では、第2反射領域内に位置する第1反射領域の境界線の内縁部において、第1反射領域の反射量が該境界線に近づくにつれて徐々に減衰するように、複数の第1反射構造体が配置されている。そのため、第2光源からの光を導光体へ入射させた場合、境界線の内縁部において、第2光源から入射した光の一部が第1反射構造体の端部で反射することによって生じる迷光の発生量を該境界線に近づくにつれて減少させることが可能となる。これにより、第1反射領域で反射された光を出射させる光出射面に設定された発光領域の境界線付近に、迷光に起因する輝線が発生することを抑制することができる。
したがって、上記の構成によれば、異なる発光領域同士が互いに重なる領域に迷光による輝線が発生することを抑制可能な導光体を実現することができる。
また、本発明に係る導光体では、前記境界線の内縁部に配置された複数の前記第1反射構造体は、前記鉛直方向から見たときの面積を維持しつつ、前記境界線に近づくにつれて該鉛直方向における高さが徐々に低くなっていてもよい。
上記の構成では、第2反射領域内に位置する第1反射領域の境界線の内縁部において、該境界線に近づくにつれて第1反射構造体の反射面の傾斜角度および面積が徐々に小さくなるように、複数の第1反射構造体が配置されている。
したがって、上記の構成によれば、第1反射構造体の反射面の傾斜角度および面積の双方を変化させることによって、第1反射領域の反射量を好適に減衰させることができる。
また、本発明に係る導光体では、前記境界線の内縁部に配置された複数の前記第1反射構造体は、前記境界線に近づくにつれて配置密度が徐々に減少していてもよい。
上記の構成では、第2反射領域内に位置する第1反射領域の境界線の内縁部において、該境界線に近づくにつれて第1反射構造体の配置密度が徐々に小さくなるように、複数の第1反射構造体が配置される。
したがって、上記の構成によれば、同一寸法の第1反射構造体の配置密度を変化させることによって、第1反射領域の反射量を減衰させることができる。
また、本発明に係る導光体では、前記境界線の内縁部に配置された複数の前記第1反射構造体は、前記境界線に近づくにつれて寸法が徐々に小さくなっていてもよい。
上記の構成では、第2反射領域内に位置する第1反射領域の境界線の内縁部において、該境界線に近づくにつれて第1反射構造体の寸法が徐々に小さくなるように、複数の第1反射構造体が配置される。
したがって、上記の構成によれば、第1反射構造体の反射面の面積を変化させることによって、第1反射領域の反射量を減衰させることができる。
また、本発明に係る導光体では、前記鉛直方向から見たとき、前記第1反射領域の全部が、前記第2反射領域と重なっていてもよい。
上記の構成では、第1反射領域の全部が第2反射領域と重なっているため、第1反射領域全体が第2反射領域に内部に含まれる。
このような構成であっても、第1反射領域の境界線の内縁部において、第1反射領域の反射量が該境界線に近づくにつれて徐々に減衰するように複数の第1反射構造体を配置することにより、迷光の発生量を該境界線に近づくにつれて減少させることが可能となる。
また、本発明に係る導光体では、前記境界線の内縁部における前記第2反射領域の反射量は、前記境界線から離れるにつれて徐々に減衰していてもよい。
上記の構成では、第2反射領域内に位置する第1反射領域の境界線の内縁部において、第2反射領域の反射量が該境界線から離れるにつれて徐々に減少するように、複数の第2反射構造体が配置されている。そのため、例えば、第2光源からの光を導光体へ入射させた場合に光出射面から出射される上記迷光の光量分だけ、第1反射領域の境界線の内縁部における第2反射領域の反射量を減衰させることによって、第2光源からの光を導光体へ入射させた場合の第2反射領域の反射量を均一にすることが可能となる。
したがって、上記の構成によれば、第2反射領域で反射された光を出射させる光出射面に設定された発光領域の輝度を均一にすることができる。
また、本発明に係る導光体では、前記鉛直方向から見たとき、前記第1反射構造体は、前記第1光源から入射した光を反射させる反射面の両端を結ぶ直線と、前記第1光源と前記直線の中心とを結ぶ直線とが、略直交するように配置されており、前記第2反射構造体は、前記第2光源から入射した光を反射させる反射面の両端を結ぶ直線と、前記第2光源および前記直線の中心を結ぶ直線とが略直交するように配置されていてもよい。
上記の構成によれば、第1光源から入射した光を第1反射構造体の反射面によって光出射面へ向けて適切に反射することができ、かつ第2光源から入射した光を第2反射構造体の反射面によって光出射面へ向けて適切に反射することができる。
上記課題を解決するために、本発明に係る導光体は、光出射面の側方から入射した光を導光して、前記光出射面から出射させる導光体であって、第1光源から入射した光を屈折させて前記光出射面から出射させる複数の第1屈折構造体が配置された第1屈折領域と、前記第1光源とは光軸方向が異なる第2光源から入射した光を屈折させて前記光出射面から出射させる複数の第2屈折構造体が配置された第2屈折領域とを含み、前記光出射面の鉛直方向から見たとき、前記第1屈折領域の少なくとも一部が前記第2屈折領域と重なっており、前記第2屈折領域内に位置する前記第1屈折領域の境界線の内縁部において、前記第1屈折領域で屈折して前記光出射面から出射する光量は、前記境界線に近づくにつれて徐々に減衰していることを特徴としている。
上記の構成では、第2屈折領域内に位置する第1屈折領域の境界線の内縁部において、第1屈折領域で屈折して光出射面から出射する光量が該境界線に近づくにつれて徐々に減衰するように、複数の第1屈折構造体が配置されている。そのため、第2光源からの光を導光体へ入射させた場合、境界線の内縁部において、第2光源から入射した光の一部が第1屈折構造体の端部で反射することによって生じる迷光の発生量を該境界線に近づくにつれて減少させることが可能となる。これにより、第1屈折領域で屈折させた光を出射させる光出射面に設定された発光領域の境界線付近に、迷光に起因する輝線が発生することを抑制することができる。
したがって、上記の構成によれば、入射した光を屈折させることにより光出射面から出射させる導光体において、異なる発光領域同士が互いに重なる領域に迷光による輝線が発生することを抑制可能な導光体を実現することができる。
また、本発明に係る導光体では、前記境界線の内縁部に配置された複数の前記第1屈折構造体は、前記鉛直方向から見たときの面積を維持しつつ、前記境界線に近づくにつれて該鉛直方向における高さが徐々に低くなっていてもよい。
上記の構成では、第2屈折領域内に位置する第1屈折領域の境界線の内縁部において、該境界線に近づくにつれて第1屈折構造体の屈折面(第1光源から入射した光を屈折させる面)の傾斜角度および面積が徐々に小さくなるように、複数の第1屈折構造体が配置されている。
したがって、上記の構成によれば、第1屈折構造体の屈折面の傾斜角度および面積の双方を変化させることによって、第1屈折領域で屈折して光出射面から出射する光量を好適に減衰させることができる。
また、本発明に係る導光体では、前記境界線の内縁部に配置された複数の前記第1屈折構造体は、前記境界線に近づくにつれて配置密度が徐々に減少していてもよい。
上記の構成では、第2屈折領域内に位置する第1屈折領域の境界線の内縁部において、該境界線に近づくにつれて第1屈折構造体の配置密度が徐々に小さくなるように、複数の第1屈折構造体が配置される。
したがって、上記の構成によれば、同一寸法の第1屈折構造体の配置密度を変化させることによって、第1屈折領域で屈折して光出射面から出射する光量を減衰させることができる。
また、本発明に係る導光体では、前記境界線の内縁部に配置された複数の前記第1屈折構造体は、前記境界線に近づくにつれて寸法が徐々に小さくなっていてもよい。
上記の構成では、第2屈折領域内に位置する第1屈折領域の境界線の内縁部において、該境界線に近づくにつれて第1屈折構造体の寸法が徐々に小さくなるように、複数の第1屈折構造体が配置される。
したがって、上記の構成によれば、第1屈折構造体の屈折面の面積を変化させることによって、第1屈折領域で屈折して光出射面から出射する光量を減衰させることができる。
また、本発明に係る導光体では、前記鉛直方向から見たとき、前記第1屈折領域の全部が、前記第2屈折領域と重なっていてもよい。
上記の構成では、第1屈折領域の全部が第2屈折領域と重なっているため、第1屈折領域全体が第2屈折領域に内部に含まれる。
このような構成であっても、第1屈折領域の境界線の内縁部において、第1屈折領域で屈折して光出射面から出射する光量が該境界線に近づくにつれて徐々に減衰するように複数の第1屈折構造体を配置することにより、迷光の発生量を該境界線に近づくにつれて減少させることが可能となる。
また、本発明に係る導光体では、前記境界線の内縁部における前記第2屈折領域で屈折して光出射面から出射する光量は、前記境界線から離れるにつれて徐々に減衰していてもよい。
上記の構成では、第2屈折領域内に位置する第1屈折領域の境界線の内縁部において、第2屈折領域で屈折して光出射面から出射する光量が該境界線から離れるにつれて徐々に減少するように、複数の第2屈折構造体が配置されている。そのため、例えば、第2光源からの光を導光体へ入射させた場合に光出射面から出射される上記迷光の光量分だけ、第1屈折領域の境界線の内縁部における第2屈折領域で屈折して光出射面から出射する光量を減衰させることによって、第2光源からの光を導光体へ入射させた場合に第2屈折領域で屈折させた光を出射させる光出射面から出射する光量を均一にすることが可能となる。
したがって、上記の構成によれば、第2屈折領域で屈折させた光を出射させる光出射面に設定された発光領域の輝度を均一にすることができる。
また、本発明に係る導光体では、前記鉛直方向から見たとき、前記第1屈折構造体は、前記第1光源から入射した光を屈折させる屈折面の両端を結ぶ直線と、前記第1光源と前記直線の中心とを結ぶ直線とが、略直交するように配置されており、前記第2屈折構造体は、前記第2光源から入射した光を屈折させる屈折面の両端を結ぶ直線と、前記第2光源および前記直線の中心を結ぶ直線とが略直交するように配置されていてもよい。
上記の構成によれば、第1光源から入射した光を第1屈折構造体によって光出射面へ向けて適切に屈折させることができ、かつ第2光源から入射した光を第2屈折構造体によって光出射面へ向けて適切に屈折させることができる。
上記課題を解決するために、本発明に係る発光装置は、本発明に係る導光体と、前記導光体へ光を入射させる第1光源と、前記導光体へ光を入射させる、前記第1光源とは光軸方向が異なる第2光源と、を備えることを特徴としている。
上記の構成では、本発明に係る導光体を備えているため、第1反射領域で反射された光を出射させる光出射面に設定された発光領域の境界線部分、または、第1屈折領域で屈折させた光を出射させる光出射面に設定された発光領域の境界線部分に、迷光に起因する輝線が生じることを好適に抑制することができる。
したがって、上記の構成によれば、異なる発光領域同士が互いに重なる領域に迷光による輝線が発生することを抑制可能な発光装置を実現することができる。
また、本発明に係る発光装置では、前記光出射面に対して略平行に設けられた拡散部材をさらに備えていてもよい。
上記の構成によれば、発光装置から出射される光の均一性を効果的に向上させることができる。
本発明は、光出射面の任意の発光領域を選択的に発光させる導光体において、異なる発光領域同士が互いに重なる領域に迷光による輝線が発生することを抑制可能な導光体を提供することができるという効果を奏する。
実施の形態1に係る導光板を備える発光装置を示す平面図である。 図1に示される導光板の発光状態を示す平面図であり、(a)は、第1光源を点灯させた場合の発光状態を示し、(b)は、第2光源を点灯させた場合の発光状態を示している。 (a)は、導光板に形成された第1反射パターンを示す断面図であり、(b)は、導光板に形成された第2反射パターンを示す断面図である。 (a)は、図2の(a)および(b)に示される破線枠の内部における第1反射パターンおよび第2反射パターンの配置例を示す上面図であり、(b)は、(a)に示される第1反射パターンおよび第2反射パターンの配置密度を相対的に大きくした場合の配置例を示している。 (a)は、第1発光領域の輝度分布を示すグラフであり、(b)は、第2発光領域の輝度分布を示すグラフである。 (a)は、第1反射領域に配置された第1反射パターンを示す断面図であり、(b)は、第2反射領域に配置された第2反射パターンを示す断面図である。 (a)は、第1反射パターンの変形例を示す斜視図であり、(b)は、(a)に示される第1反射パターンの平面図であり、(c)は、(a)に示される第1反射パターンの側面図である。 (a)は、第1反射パターンおよび第2反射パターンの配置例を示す上面図であり、(b)は、(a)に示される第1反射パターンおよび第2反射パターンの配置密度を相対的に大きくした場合の配置例を示している。 実施の形態2に係る照光式押しボタンスイッチの外観を示す分解斜視図である。 図9に示される照光式押しボタンスイッチの照光状態を示す平面図であり、(a)は、第1光源を点灯させた場合の照光状態を示し、(b)は、第2光源を点灯させた場合の照光状態を示している。 (a)は、従来の発光装置を示す平面図であり、(b)は、(a)に示される発光装置を示す断面図である。 (a)および(b)は、従来の照光式押しボタンスイッチに備えられる発光装置の発光状態を示す平面図であり、(a)は、第1光源を点灯させた場合の発光状態を示し、(b)は、第2光源を点灯させた場合の発光状態を示している。 (a)は、従来の発光装置の中央発光領域の輝度分布を示すグラフであり、(b)は、従来の発光装置の全面発光領域の輝度分布を示すグラフである。
〔実施の形態1〕
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図9に基づいて説明すれば以下のとおりである。本実施の形態では、本発明に係る導光体を備える発光装置の一例について説明する。
[発光装置1の構成]
図1は、本実施の形態に係る導光板(導光体)4を備える発光装置1を示す平面図である。この発光装置1は、例えばエレベータの乗り場の壁面に取り付けられたエレベータ用の操作パネルに設けられる照光式押しボタンスイッチなど、各種面発光装置として利用されるものである。
図1に示すように、発光装置1は、第1光源2、第2光源3、および導光板4を備えている。
(第1光源2)
第1光源2は、導光板4の互いに対向する2つの側面41・42へ光L1を入射させる発光素子である。第1光源2は、導光板4の側面41・42の中央部に各1つ配置されており、第1光源2から出射された光L1は、側面41・42から導光板4へ入射する。
(第2光源3)
第2光源3は、第1光源2が配置される2つの側面41・42と直交する導光板4の側面43へ光L2を入射させる発光素子である。第2光源3は、導光板4の側面43に沿って複数配置されており、各第2光源3から出射された光L2は、側面43から導光板4へ入射する。
第1光源2が配置される導光板4の2つの側面41・42と、第2光源3が配置される導光板4の側面43とは、約90度の角度をなして互いに隣り合っている。第1光源2は、側面41・42に対して光軸が直交する向きで配置されており、第2光源3は、側面43に対して光軸が直交する向きで配置されている。そのため、第1光源2から出射される光L1と第2光源3から出射される光L2とは、導光板4に対して略直行する方向からそれぞれ入射する。
第1光源2および第2光源3の種類は、特に限定されるものではないが、例えばLED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)などを好適に用いることができる。
また、配置される第1光源2および第2光源3の数および位置についても特に限定されない。例えば、導光板4の側面41・42に対して複数の第1光源2が配置されていてもよい。また、側面43と対向する導光板4の側面44に沿って複数の第2光源3がさらに配置されていてもよい。
(導光板4)
導光板4は、第1光源2から入射した光L1および第2光源3から入射した光L2を導光して、光出射面45から出射する導光部材である。導光板4は、光を全反射する材料(例えばポリカーボネート、アクリル樹脂など)が板状に成形された透明性を有する材料から構成されている。
図2は、導光板4の発光状態を示す平面図であり、図2の(a)は、第1光源2を点灯させた場合の発光状態を示し、図2の(b)は、第2光源3を点灯させた場合の発光状態を示している。
図2の(a)に示すように、第1光源2のみを点灯させた場合、導光板4の対向する2つの側面41・42から入射した光L1は、導光板4の光出射面45および裏面46で全反射しながら導光板4内を伝播して、導光板4の光出射面45の中央部に設定された円形の第1発光領域Aから出射する。また、図2の(b)に示すように、第2光源3のみを点灯させた場合、導光板4の側面43から入射した光L2は、導光板4の光出射面45および裏面46で全反射しながら導光板4内を伝播して、導光板4の光出射面45の全面に設定された矩形の第2発光領域Bから出射する。
したがって、第1光源2および第2光源3の点灯を切り替えることによって、光出射面45に設定された第1発光領域Aと第2発光領域Bとを選択的に発光させることができる。
図3の(a)は、導光板4に形成された第1反射パターン5を示す断面図であり、図3の(b)は、導光板4に形成された第2反射パターン6を示す断面図である。
図3の(a)に示すように、導光板4の裏面46には、第1発光領域Aに対応する第1反射領域aに、第1光源2から入射して導光板4内を伝播した光L1を第1発光領域Aへ向けて反射させる第1反射パターン(第1反射構造体)5が複数形成されている。
この第1反射パターン5は、導光板4の対向する2つの側面41・42から入射した第1光源2からの光L1を第1発光領域Aへ向けて反射する傾斜した反射面51を有している。
なお、第1反射パターン5は、光出射面45の鉛直方向から見たとき、第1光源2からの光L1を反射する反射面51の両端を結ぶ直線と、第1光源2と該直線の中心と結ぶ直線とが、略直交するように配置されていることが好ましい。これにより、第1光源2から入射した光L1を第1反射パターン5の反射面51によって光出射面45へ向けて適切に反射することができる。
また、図3の(b)に示すように、導光板4の裏面46には、第2発光領域Bに対応する第2反射領域bに、第2光源3から入射して導光板4内を伝播した光L2を第2発光領域Bへ向けて反射させる第2反射パターン(第2反射構造体)6が複数形成されている。
この第2反射パターン6は、導光板4の側面43から入射した第2光源3からの光L2を第2発光領域Bへ向けて反射する傾斜した反射面61を有している。
なお、第2反射パターン6は、光出射面45の鉛直方向から見たとき、第2光源3からの光L2を反射する反射面61の両端を結ぶ直線と、第2光源3と該直線の中心と結ぶ直線とが、略直交するように配置されていることが好ましい。これにより、第2光源3から入射した光L2を第2反射パターン6の反射面61によって光出射面45へ向けて適切に反射することができる。
本実施の形態では、第1反射パターン5として、導光板4の裏面46に対して鉛直であり、かつ光L1の導光方向に平行な断面の断面形状が略二等辺三角形状(逆V字状)をなし、当該断面に対して鉛直な方向に沿って直線的に延伸するように裏面46を切り欠いた長手方向を有する溝を形成している。
また、第2反射パターン6として、導光板4の裏面46に対して鉛直であり、かつ光L2の導光方向に平行な断面の断面形状が略二等辺三角形状(逆V字状)をなし、当該断面に対して鉛直な方向に沿って直線的に延伸するように裏面46を切り欠いた長手方向を有する溝を形成している。
なお、第1反射パターン5および第2反射パターン6は、導光板4の裏面46を切り欠くことによって形成された凹部状のパターンに限られず、導光板4の裏面46から外側に突出するように形成されていてもよい。
また、第1反射パターン5および第2反射パターン6は、導光板4と一体的に設けられる構成に限られず、例えば導光板4の裏面46に取り付けられるものであってもよい。この場合、第1反射パターン5および第2反射パターン6は、光を全反射させる材料からなるものであってもよい。これにより、第1反射パターン5および第2反射パターン6による光の反射効率を向上させることができる。
[導光板4の詳細]
(各反射パターンの配置)
図4の(a)は、図2の(a)および(b)に示される破線枠Sの内部における第1反射パターン5および第2反射パターン6の配置例を示す上面図であり、図4の(b)は、図4の(a)に示される第1反射パターン5および第2反射パターン6の配置密度を相対的に大きくした場合の配置例を示している。
図4の(a)に示すように、第1反射領域aと第2反射領域bとが重なる領域には、第1反射パターン5および第2反射パターン6の双方が配置される。
ここで、導光板4では、第1反射領域aと第2反射領域bとが重なる領域において、第1反射パターン5および第2反射パターン6は、複数の第1反射パターン5が光出射面45の面内方向へ列状に配置された第1反射列R1と、複数の第2反射パターン6が光出射面45の面内方向へ列状に配置された第2反射列R2とを形成するように、それぞれ配置されている。具体的には、第1反射列R1と第2反射列R2とは、第2光源3の光軸方向に沿って略平行に延伸しており、かつ第1光源2の光軸方向に沿って交互に並んでいる。
このように第1反射パターン5および第2反射パターン6を配置することにより、長手方向を有する形状の第1反射パターン5および第2反射パターン6を導光板4に配置した場合であっても、第1反射パターン5同士の配置間隔および第2反射パターン6同士の配置間隔にバラツキが生じにくく、離散的になることを抑制することができる。
また、図4の(b)に示すように、第1反射領域aと第2反射領域bとが重なる領域における第1反射パターン5および第2反射パターン6の配置密度を大きくした場合であっても、第1反射パターン5同士の配置間隔および第2反射パターン6同士の配置間隔にバラツキが生じにくくなるので、第1反射パターン5同士の配置間隔および第2反射パターン6同士の配置間隔が離散的になることを抑制することができる。
したがって、第1反射領域aと第2反射領域bとが重なる領域において、第1反射パターン5の配置密度および第2反射パターン6の配置密度に粗密が生じにくくなるので、第1発光領域Aおよび第2発光領域Bの発光時におけるザラツキを抑制することができる。
なお、第1反射列R1における各第1反射パターン5は、該第1反射パターン5の長手方向が互いに略平行になるように配置さていることが好ましい。同様に、第2反射列R2における各第2反射パターン6は、該第2反射パターン6の長手方向が互いに略平行になるように配置されていることが好ましい。これにより、第1反射列R1に配置された各第1反射パターン5によって、第1光源2からの光L1を第1発光領域Aへ向けて好適に反射することができる。また、第2反射列R2に配置された各第2反射パターン6によって、第2光源3からの光L2を第2発光領域Bへ向けて好適に反射することができる。
また、第1反射パターン5は、該第1反射パターン5の長手方向が第1反射列R1の延伸方向と一致する向きに配置されており、第2反射パターン6は、該第2反射パターン6の長手方向が第2反射列R2の延伸方向と直交する向きに配置されていることが好ましい。これにより、第1反射パターン5と第2反射パターン6とが約90度の角度をなして配置されるため、第1発光領域Aと第2発光領域Bとの光分けを好適に行うことができる。
また、第2反射列R2の間に、第1反射列R1が1つ飛ばしや2つ飛ばしで周期的に配置されていてもよい。これにより、第1反射パターン5と第2反射パターン6との配置密度が異なる場合であっても、第1反射パターン5同士の配置間隔および第2反射パターン6の配置間隔にバラツキが生じにくくすることができる。
(各発光領域の輝度分布)
上述したとおり、三角プリズム型の第1反射パターン5および第2反射パターン6を射出成形で導光板4に形成した場合、第1反射パターン5の側面52および第2反射パターン6の側面62がシャープなエッジにならずダレが生じる。そのため、例えば第2光源3を点灯させた場合、第1反射パターン5の側面52で光L2の一部が反射して迷光となる。
そして、従来、第2光源3と導光板4との間に位置ずれが生じた場合、第2発光領域Bを発光させた際に、第1発光領域Aの境界線A’付近に迷光による輝線が生じていた。このような輝線の発生を抑制するために、導光板4では、第1反射領域aの反射量を、該第1反射領域aの境界線a’に近づくにつれて徐々に減衰させている。
図5の(a)は、第1発光領域Aの輝度分布を示すグラフであり、図5の(b)は、第2発光領域Bの輝度分布を示すグラフである。
なお、図5の(a)に示す実線は、第1光源2を点灯させた場合の第1発光領域Aの輝度を示しており、図5の(a)に示す破線は、第2光源3を点灯させた場合の第2発光領域Bの輝度を示すものであって、光L1を反射させるための第1反射パターン5の側面52で光L2が反射することによって生じる迷光の輝度分布を示している。
また、図5の(b)に示す実線は、第2光源3を点灯させた場合の第2発光領域Bの輝度分布を示している。
図5の(a)に示すように、第1反射領域aの反射量を該第1反射領域aの境界線a’に近づくにつれて徐々に減衰させた場合、第1光源2を点灯させたときの第1発光領域Aの輝度も該第1発光領域Aの境界線A’に近づくにつれて徐々に減衰する。
また、第1反射領域aの反射量を該第1反射領域aの境界線a’に近づくにつれて徐々に減衰させた場合、第2光源3を点灯させたときに生じる迷光の輝度も該第1発光領域Aの境界線A’に近づくにつれて徐々に低減する。
したがって、第1反射領域aの反射量を該第1反射領域aの境界線a’に近づくにつれて徐々に減衰させることによって、第2光源3を点灯させた場合に、第1発光領域Aの境界線A’付近に迷光に起因する輝線が生じることを抑制することができる。
なお、図5の(b)に示すように、迷光の光量分(図5の(a)の破線)だけ減じられるように、第1発光領域Aと重なる部分の第2発光領域Bの輝度が第1発光領域Aの境界線A’からに離れるにつれて徐々に低減していることが好ましい。これにより、第2発光領域Bの輝度を均一にすることができる。
図6の(a)は、第1反射領域aに配置された第1反射パターン5を示す断面図であり、図6の(b)は、第2反射領域bに配置された第2反射パターン6を示す断面図である。
図6の(a)に示すように、図5の(a)に示す第1発光領域Aの輝度分布を得るために、導光板4では、第1光源2の光軸方向における第1反射パターン5の幅(或いは、光出射面45の鉛直方向から見たときの第1反射パターン5の面積)d1を一定に維持しつつ、第1反射領域aの境界線a’に近づくにつれて光出射面45の鉛直方向における高さが徐々に低くなるように、複数の第1反射パターン5が配置されている。
これにより、第1反射領域aの境界線a’に近づくにつれて反射面51の傾斜角度および反射面51の面積が徐々に小さくなるため、境界線a’に近づくにつれて第1反射領域aの反射量を好適に減衰させることができる。
ただし、第1反射領域aの境界線a’に近づくにつれて、第1反射パターン5の配置密度または寸法を徐々に減少させることによって、境界線a’に近づくにつれて第1反射領域aの反射量を減衰させてもよい。
また、図6の(b)に示すように、図5の(b)に示す第2発光領域Bの輝度分布を得るために、導光板4では、第2光源3の光軸方向における第2反射パターン6の幅(或いは、光出射面45の鉛直方向から見たときの第2反射パターン6の面積)d2を一定に維持しつつ、第1反射領域aの境界線a’から離れるにつれて光出射面45の鉛直方向における高さが徐々に低くなるように、複数の第2反射パターン6が配置されている。
これにより、第1反射領域aの境界線a’から離れるにつれて反射面51の傾斜角度および反射面51の面積が徐々に小さくなるため、該境界線a’から離れるにつれて第2反射領域bの反射量を好適に減衰させることができる。
このように第1反射パターン5および第2反射パターン6を配置することにより、図5の(a)および(b)に示す第1発光領域Aの輝度分布および第2発光領域Bの輝度分布を好適に得ることができる。
[発光装置1の効果]
以上のように、本実施の形態に係る発光装置1は、第1光源2から入射した光L1を光出射面45へ向けて反射する第1反射領域aと、第1光源2とは光軸方向が異なる第2光源3から入射した光L2を光出射面45へ向けて反射する第2反射領域bとを含む導光板4を備えている。
導光板4は、光L1を光出射面45に設定された第1発光領域Aへ向けて反射する複数の第1反射パターン5が配置された第1反射領域aと、光L1とは異なる方向から入射した光L2を光出射面45に設定された第2発光領域Bへ向けて反射する複数の第2反射パターン6が配置された第2反射領域bとを含み、光出射面45の鉛直方向から見たとき、第1反射領域aの少なくとも一部が第2反射領域bと重なっており、第2反射領域b内に位置する第1反射領域aの境界線a’の内縁部において、第1反射領域aの反射量は、境界線a’に近づくにつれて徐々に減衰している。
導光板4では、第2反射領域b内に位置する第1反射領域aの境界線a’の内縁部において、第1反射領域aの反射量が該境界線a’に近づくにつれて徐々に減衰するように、第1反射パターン5が配置されている。そのため、光L2を導光板4へ入射させた場合、境界線a’の内縁部において、光L2の一部が第1反射パターン5の側面52で反射することによって生じる迷光の発生量を該境界線a’に近づくにつれて減少させることが可能となる。これにより、光出射面45に設定された第1発光領域Aの境界線A’付近において、迷光に起因する輝線が生じることを抑制することができる。
したがって、本実施の形態によれば、第1発光領域Aと第2発光領域Bとが互いに重なる領域に迷光による輝線が発生することを抑制可能な発光装置1を実現することができる。
[変形例]
(変形例1)
上述の説明では、第1反射パターン5および第2反射パターン6として、導光板4の裏面46に三角プリズム型のパターンを形成した構成について説明したが、第1反射パターン5および第2反射パターン6の形状は等に限定されない。例えば、第1反射パターン5および第2反射パターン6は、導光板4の光出射面45の鉛直方向から見たときの形状が紡錘形状のパターンであってもよい。
図7の(a)は、第1反射パターン5aの斜視図であり、図7の(b)は、第1反射パターン5aの平面図であり、図7の(c)は、第1反射パターン5aの側面図である。
図7の(a)〜(c)に示すように、第1反射パターン5aは、導光板4の光出射面45の鉛直方向から見たとき、第1光源2の光軸方向D1と直交する方向に尖形の突端部53が位置するように配置される。
この第1反射パターン5aは、第1光源2の光軸方向D1と、突端部53における反射面51の法線方向D2とのなす角度αが−38.327x2+152.3x−94.014(xは導光板4の屈折率)以下であることが好ましい。
このような第1反射パターン5aを導光板4に形成することにより、第1反射パターン5aの突端部53に第2光源3からの光L2が反射することを抑制することが可能となる。
図8の(a)は、第1反射パターン5aおよび第2反射パターン6aの配置例を示す上面図であり、図8の(b)は、図8の(a)に示される第1反射パターン5aおよび第2反射パターン6aの配置密度を相対的に大きくした場合の配置例を示している。
図8の(a)に示すように、第1反射領域aと第2反射領域bとが重なる領域には、導光板4の光出射面45の鉛直方向から見たときの形状が紡錘形状である第1反射パターン5aおよび第2反射パターン6aの双方が配置される。
このような尖形の突端部53を有する紡錘形の第1反射パターン5aおよび第2反射パターン6aを導光板4に配置する場合であっても、第1反射列R1および第2反射列R2が形成されるように、第1反射パターン5aおよび第2反射パターン6aを配置することが好ましい。
これにより、例えば図8の(b)に示すように、第1反射パターン5aおよび第2反射パターン6aの配置密度を大きくした場合であっても、第1反射パターン5a同士の配置間隔および第2反射パターン6a同士の配置間隔にバラツキが生じにくく、離散的になることを抑制することができる。
したがって、第1反射領域aと第2反射領域bとが重なる領域において、第1反射パターン5aの配置密度および第2反射パターン6aの配置密度に粗密が生じにくくなるので、第1発光領域Aおよび第2発光領域Bの発光時のザラツキを抑制することができる。
(変形例2)
また、上述の説明では、導光板4の裏面46に形成した第1反射パターン5および第2反射パターン6によって光L1・L2を反射させることにより光出射面45から出射させる構成について説明したが、光L1・L2を屈折させることにより光出射面45から出射させる構成であってもよい。
光L1・L2を屈折型の導光板(導光体)は、第1光源2から入射した光L1を屈折させて光出射面45から出射させる複数の第1屈折構造体が配置された第1屈折領域と、第2光源3から入射した光L2を屈折させて光出射面45から出射させる複数の第2屈折構造体が配置された第2屈折領域とを含み、光出射面45の鉛直方向から見たとき、第1屈折領域の少なくとも一部が前記第2屈折領域と重なっており、第2屈折領域内に位置する第1屈折領域の境界線の内縁部において、第1屈折領域で屈折して光出射面45から出射する光量は、境界線に近づくにつれて徐々に減衰していていればよい。
このように、第2屈折領域内に位置する第1屈折領域の境界線の内縁部において、第1屈折領域で屈折して光出射面45から出射する光量が該境界線に近づくにつれて徐々に減衰するように、複数の第1屈折構造体を配置することにより、第2光源3から入射した光L2の一部が第1屈折構造体の端部で屈折することによって生じる迷光の発生量を該境界線に近づくにつれて減少させることが可能となる。
これにより、第1屈折領域で屈折させた光を出射させる光出射面45に設定された発光領域の境界線付近に、迷光に起因する輝線が発生することを抑制することができる。
また、屈折型の導光板では、第2屈折領域内に位置する第1屈折領域の境界線の内縁部に配置された複数の第1屈折構造体は、光出射面45の鉛直方向から見たときの面積を維持しつつ、該境界線に近づくにつれて光出射面45の鉛直方向における高さが徐々に低くなっていてもよい。これにより、第1屈折構造体の屈折面の傾斜角度および面積の双方を変化させることによって、第1屈折領域で屈折して光出射面45から出射する光量を好適に減衰させることができる。
また、屈折型の導光板では、第2屈折領域内に位置する第1屈折領域の境界線の内縁部に配置された複数の第1屈折構造体は、該境界線に近づくにつれて配置密度が徐々に減少していてもよい。これにより、同一寸法の第1屈折構造体の配置密度を変化させることによって、第1屈折領域で屈折して光出射面45から出射する光量を減衰させることができる。
また、屈折型の導光板では、第2屈折領域内に位置する第1屈折領域の境界線の内縁部に配置された複数の第1屈折構造体は、該境界線に近づくにつれて寸法が徐々に小さくなっていてもよい。これにより、第1屈折構造体の屈折面の面積を変化させることによって、第1屈折領域で屈折して光出射面45から出射する光量を減衰させることができる。
また、屈折型の導光板では、光出射面45の鉛直方向から見たとき、第1屈折領域の全部が、第2屈折領域と重なっていてもよい。このような場合であっても、第1屈折領域の境界線の内縁部において、第1屈折領域で屈折して光出射面45から出射する光量が該境界線に近づくにつれて徐々に減衰するように複数の第1屈折構造体を配置することにより、迷光の発生量を該境界線に近づくにつれて減少させることが可能となる。
また、屈折型の導光板では、第2屈折領域内に位置する第1屈折領域の境界線の内縁部における第2屈折領域で屈折して光出射面45から出射する光量は、該境界線から離れるにつれて徐々に減衰していてもよい。これにより、第2屈折領域で屈折させた光を出射させる光出射面45に設定された発光領域の輝度を均一にすることができる。
また、屈折型の導光板では、光出射面45の鉛直方向から見たとき、第1屈折構造体は、第1光源2から入射した光L1を屈折させる屈折面の両端を結ぶ直線と、第1光源2と該直線の中心とを結ぶ直線とが、略直交するように配置されており、第2屈折構造体は、第2光源3から入射した光L3を屈折させる屈折面の両端を結ぶ直線と、第2光源3および該直線の中心を結ぶ直線とが略直交するように配置されていてもよい。これにより、第1光源2から入射した光L1を第1屈折構造体によって光出射面45へ向けて適切に屈折させることができ、かつ第2光源3から入射した光L2を第2屈折構造体によって光出射面45へ向けて適切に屈折させることができる。
さらに、光L1・L2を屈折型の導光板(導光体)は、第1光源2から入射した光L1を屈折させて光出射面45から出射させる複数の第1屈折構造体が、光出射面45の面内方向へ列状に配置された第1屈折列と、第1光源2とは光軸方向が異なる第2光源3から入射した光l2を屈折させて光出射面45から出射させる複数の第2屈折構造体が、光出射面45の面内方向へ列状に配置された第2屈折列とを含み、第1屈折列と第2屈折列とは、互いに略平行に並んで配置されており、少なくとも1つの前記第1屈折列が、第2屈折列の間に挟まれていればよい。
このように、第1屈折列および第2屈折列を形成するように第1屈折構造体および第2屈折構造体を配置することにより、第1屈折構造体同士の配置間隔および第2屈折構造体同士の配置間隔にバラツキが生じにくく、離散的になることを抑制することが可能となる。
これにより、第1屈折領域と第2屈折領域とが重なる領域における発光時のザラツキを抑制することができる。
また、屈折型の導光板では、前記第1屈折列と前記第2屈折列とは、所定の順番で、周期的に配置されていてもよい。これにより、例えば第1屈折構造体と第2屈折構造体との配置密度が異なる場合であっても、第1屈折構造体同士の配置間隔および第2屈折構造体同士の配置間隔にバラツキを生じにくくすることができる。
また、屈折型の導光板では、第1屈折列と第2屈折列とは、交互に配置されていてもよい。これにより、第1屈折構造体同士の配置間隔および第2屈折構造体同士の配置間隔を均等化しやくなるため、発光領域同士が互いに重なる領域における発光時のザラツキを効果的に抑制することができる。
また、屈折型の導光板では、光出射面45の鉛直方向から見た場合、第1屈折構造体および第2屈折構造体は、長手方向を有する形状であってもよい。これにより、長手方向を有する形状の第1屈折構造体および第2屈折構造体が配置された導光板において、発光領域同士が互いに重なる領域における発光時のザラツキを好適に抑制することができる。
また、屈折型の導光板では、第1屈折列における各第1屈折構造体は、該第1屈折構造体の長手方向が互いに略平行になるように配置さており、第2屈折列における各第2屈折構造体は、該第2屈折構造体の長手方向が互いに略平行になるように配置されていてもよい。これにより、第1屈折列に配置された第1屈折構造体によって、第1光源2から入射した光L1を光出射面45に設定された所定の発光領域へ向けて好適に屈折させることができる。また、第2屈折列に配置された各第2屈折構造体によって、第2光源3から入射した光L2を光出射面45に設定された所定の発光領域へ向けて好適に屈折させることができる。
また、屈折型の導光板では、第1屈折列における各第1屈折構造体は、該第1屈折構造体の長手方向が互いに略平行になるように配置さており、第2屈折列における各第2屈折構造体は、該第2屈折構造体の長手方向が互いに略平行になるように配置されていてもよい。これにより、第1屈折列に配置された第1屈折構造体によって、第1光源2から入射した光L1を光出射面45に設定された所定の発光領域へ向けて好適に屈折させることができる。また、第2屈折列に配置された各第2屈折構造体によって、第2光源3から入射した光L2を光出射面45に設定された所定の発光領域へ向けて好適に屈折させることができる。
また、屈折型の導光板では、第1屈折構造体は、該第1屈折構造体の長手方向が第1屈折列の延伸方向と一致する向きに配置されており、第2屈折構造体は、該第2屈折構造体の長手方向が前記第2屈折列の延伸方向と直交する向きに配置されていてもよい。これにより、第1屈折構造体によって屈折させた第1光源2から入射した光L1を出射させる光出射面45に設定された所定の発光領域と、第2屈折構造体によって屈折させた第2光源3から入射した光L2を出射させる光出射面45に設定された所定の発光領域との光分けを好適に行うことができる。
〔実施の形態2〕
以下、本発明の他の実施の形態について、図9および図10に基づいて説明すれば以下のとおりである。本実施の形態では、本発明に係る導光体を備える照光式押しボタンスイッチの一例について説明する。
この照光式押しボタンスイッチは、例えば、エレベータの乗り場の壁面に取り付けられたエレベータ用の操作パネルに設けられる上方向あるいは下方向などの指示スイッチ、エレベータ内に取り付けられる扉の開閉スイッチ、および行き先階スイッチなどに利用されるものである。
[照光式押しボタンスイッチ11の構成]
図9は、本実施の形態に係る照光式押しボタンスイッチ11の外観を示す分解斜視図である。図9に示すように、照光式押しボタンスイッチ11は、スイッチ部12、プランジャ13、反射シート14、プリント基板15、カバー16、導光板4、拡散板(拡散部材)17、文字シート18および操作ボタン19を備えている。
(スイッチ部12)
スイッチ部12は、プリント基板15に配置されて第1光源2および第2光源3のON/OFFを切り替えるものである。スイッチ部12は、プランジャ13の平行移動機構として、リンク部材121・122、連結部123、およびバネ124などを備えている。
リンク部材121・122は略コの字型に屈曲した形状であり、各リンク部材121・122の両端部が連結部123によってそれぞれ回動可能に連結されている。リンク部材121・122はプランジャ13に接続されており、バネ124の弾性力によってプランジャ13を平行移動させる。
(プランジャ13)
プランジャ13は、操作ボタン19の押下方向を規制するものである。プランジャ13は、利用者が指などで操作ボタン19を押下する動作に伴って押下方向に移動可能なようにスイッチ部12に設けられている。
(反射シート14)
反射シート14は、導光板4の裏面46から漏れ出した光を、裏面46へ向けて反射させる反射部材である。反射シート14は、導光板4の裏面46に対して略平行に設けられている。導光板4の裏面46側に反射シート14を設けることによって、導光板4の裏面46から漏れ出した光を、導光板4へ向かわせて光出射面45から出射することができる。したがって、照光式押しボタンスイッチ11の光の利用効率を向上させることができる。
(プリント基板15)
プリント基板15は、導光板4側の一方の面に第1光源2および第2光源3が配置された帯状の基板である。プリント基板15のスイッチ部12側の他方の面には、配線パターンが形成されている。この配線パターンによって、第1光源2および第2光源3と、スイッチ部12とが電気的に接続されている。
(カバー16)
カバー16は、スイッチ部12の開口部に取り付けられる枠状部材である。カバー16は、遮光性の材料からなり、中央部に矩形の開口部16aが形成されている。この開口部16aを介して、導光板4、拡散板17、文字シート18および操作ボタン19が配置される。
(拡散板17)
拡散板17は、導光板4の光出射面45から出射された光を拡散する拡散部材である。拡散板17は、導光板4と文字シート18との間に、光出射面45に対して略平行に設けられている。
拡散板17は、導光板4の光出射面45からの光を内部で導光し、文字シート18へ拡散光として出射する。このように、導光板4の光出射面45からの光を、拡散板17を介して文字シート18へ照射することによって、文字シート18を透過する光の均一性を向上させることができる。
この拡散板17は、ポリカーボネート、ガラスまたはアクリルなどの光透過性を有する材料から構成される。例えば、拡散板17は、導光板4の光出射面45からの光を入射させる光入射面、および文字シート18へ向けて光を出射させる光出射面45の少なくとも一方に微小な凹凸を形成する、または、内部に光散乱粒子を分散させることで実現することができる。
なお、拡散板17は板状のものに限られず、例えばシート状の拡散シートであってもよい。また、複数の拡散板17を重ね合わせて配置してもよい。複数の拡散板17を重ね合わせて配置することにより、文字シート18を照光する光の均一性をさらに向上させることができる。
(文字シート18)
文字シートは、透明シートからなり、その中央部に遮光性の材料で上下方向または扉の開閉を示す図柄、或いは階番号を示す数字などが印刷されている。図では、文字シート18の中央部に、円形枠内に階番号を示す階数文字「8」が印刷されている。この円形枠は、該円形枠の径が導光板4の円形の第1発光領域Aの径と同程度になるように形成されている。
(操作ボタン19)
操作ボタン19は、透光性を有する板状部材である。この操作ボタン19の表面は、利用者によって操作される操作面として機能する。
操作ボタン19は、カバー16の内側から開口部16aに挿入され、操作ボタン19の上面側がカバー16の開口部16aから突出した状態で配置される。また、操作ボタン19の側面の下端部にはフランジ19aが形成されており、このフランジ19aがカバー16の内面に当接することによって、操作ボタン19の上面側への移動が規制される。
[照光式押しボタンスイッチ11の効果]
図10は、本実施の形態に係る照光式押しボタンスイッチ11の照光状態を示す平面図であり、図10の(a)は、第1光源2を点灯させた場合の照光状態を示し、図10の(b)は、第2光源3を点灯させた場合の照光状態を示している。
照光式押しボタンスイッチ11は、待機状態では第1光源2を点灯させ、導光板4の第1発光領域Aを発光させる。これにより、図10の(a)に示すように、操作ボタン19の中央部に位置する、階数文字「8」を囲む円形枠内を照光させることができる。
また、照光式押しボタンスイッチ11は、操作ボタン19が押下されると第1光源2から第2光源3へ点灯を切り替えて、導光板4の第2発光領域Bを発光させる。これにより、階数文字の周辺を含めた操作ボタン19全面を照光させることができる。
以上のように、本実施の形態に係る照光式押しボタンスイッチ11は、本発明に係る導光板4と、導光板4へ光L1を入射させる第1光源2と、導光板4へ光L2を入射させる第2光源3とを備えている。
したがって、本実施の形態によれば、第1発光領域Aと第2発光領域Bとが互いに重なる領域に迷光による輝線が発生することを抑制可能な照光式押しボタンスイッチ11を実現することができる。
さらに、本実施の形態によれば、操作ボタン19が操作される前の待機状態で階数文字部分が照光し、操作ボタン19が押下されると、階数文字の周辺を含めた操作ボタン19全体が照光するため、操作前後のいずれの場合であっても視認性に優れ、操作しやすい照光式押しボタンスイッチ11を実現することができる。
なお、本実施の形態では、照光式押しボタンスイッチ11は、操作ボタン19が押下されると、第1光源2から第2光源3へ点灯を切り替えることによって、階数文字の周辺を含めた操作ボタン19全体を照光させているが、本発明はこのような構成に限定されない。
照光式押しボタンスイッチ11は、操作ボタン19が押下されると、第1光源2に加えて第2光源3を点灯させることによって、階数文字の周辺を含めた操作ボタン19全体を照光させる構成であってもよい。
本発明は上述した各実施の形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施の形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施の形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
〔補足〕
なお、本発明に係る導光体は、以下のように表現することも可能である。すなわち、本発明に係る導光体は、第1照光領域(第1発光領域A)および第2照光領域(第2発光領域B)とを含み、少なくとも第1照光領域は、特定の光源(第1光源2)において特異的に反応する第1反射パターン(第1反射パターン5)によって形成され、第1反射パターンによる出射光が、第1照光領域と第2照光領域との境界へ向かうにつれて徐々に減衰していることを特徴としている。
本発明に係る導光体は、照光式押しボタンスイッチなどに用いられる面発光装置に好適に利用することができる。
1 発光装置
2 第1光源
3 第2光源
4 導光板(導光体)
5 第1反射パターン(第1反射構造体)
6 第2反射パターン(第2反射構造体)
11 照光式押しボタンスイッチ
17 拡散板(拡散部材)
51 反射面
61 反射面
A 第1発光領域
a 第1反射領域
a’ 境界線
B 第2発光領域
b 第2反射領域
L1 光(第1光源から入射した光)
L2 光(第2光源から入射した光)

Claims (9)

  1. 光出射面の側方から入射した光を導光して、前記光出射面から出射させる導光体であって、
    第1光源から入射した光を前記光出射面へ向けて反射する複数の第1反射構造体が配置された第1反射領域と、
    前記第1光源とは光軸方向が異なる第2光源から入射した光を前記光出射面へ向けて反射する複数の第2反射構造体が配置された第2反射領域とを含み、
    前記光出射面の鉛直方向から見たとき、前記第1反射領域の少なくとも一部が前記第2反射領域と重なっており、
    前記第2反射領域内に位置する前記第1反射領域の境界線の内縁部において、前記第1反射領域の反射量は、前記境界線に近づくにつれて徐々に減衰していることを特徴とする導光体。
  2. 前記境界線の内縁部に配置された複数の前記第1反射構造体は、前記鉛直方向から見たときの面積を維持しつつ、前記境界線に近づくにつれて該鉛直方向における高さが徐々に低くなっていることを特徴とする請求項1に記載の導光体。
  3. 前記境界線の内縁部に配置された複数の前記第1反射構造体は、前記境界線に近づくにつれて配置密度が徐々に減少していることを特徴とする請求項1に記載の導光体。
  4. 前記境界線の内縁部に配置された複数の前記第1反射構造体は、前記境界線に近づくにつれて寸法が徐々に小さくなっていることを特徴とする請求項1に記載の導光体。
  5. 前記鉛直方向から見たとき、前記第1反射領域の全部が前記第2反射領域と重なっていることを特徴とする請求項1から4までのいずれか一項に記載の導光体。
  6. 前記境界線の内縁部における前記第2反射領域の反射量は、前記境界線から離れるにつれて徐々に減衰していることを特徴とする請求項5に記載の導光体。
  7. 前記鉛直方向から見たとき、
    前記第1反射構造体は、前記第1光源から入射した光を反射させる反射面の両端を結ぶ直線と、前記第1光源と前記直線の中心とを結ぶ直線とが、略直交するように配置されており、
    前記第2反射構造体は、前記第2光源から入射した光を反射させる反射面の両端を結ぶ直線と、前記第2光源および前記直線の中心を結ぶ直線とが略直交するように配置されていることを特徴とする請求項1から6までのいずれか一項に記載の導光体。
  8. 請求項1からまでのいずれか一項に記載の導光体と、
    前記導光体へ光を入射させる第1光源と、
    前記導光体へ光を入射させる、前記第1光源とは光軸方向が異なる第2光源と、を備えることを特徴とする発光装置。
  9. 前記光出射面に対して略平行に設けられた拡散部材をさらに備えることを特徴とする請求項に記載の発光装置。
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