JPH01105964A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JPH01105964A
JPH01105964A JP62261861A JP26186187A JPH01105964A JP H01105964 A JPH01105964 A JP H01105964A JP 62261861 A JP62261861 A JP 62261861A JP 26186187 A JP26186187 A JP 26186187A JP H01105964 A JPH01105964 A JP H01105964A
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copy
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JP62261861A
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Inventor
Kiyoshi Matsuzawa
松沢 喜好
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は複写機、ファクシミリ装置、プリンタ等の画情
報の記録を行うための記録装置に係わり、特に記録の行
われた用紙の枚数を管理する機能をもった記録装置に関
する。
「従来の技術」 複写機を例にとって説明すると、近年、その機能を高度
化させた製品の開発が活発に行われてきている。例えば
原稿の複写倍率についてみると、等倍の複写だけを行う
複写機の他に幾種類かの倍率を選択できるものが登場し
、更に連続的に倍率を変化できる複写機も登場している
。現像についてみても、1種類のトナーを用いていわゆ
る白黒で画像の再現を行う複写機の他に、2種類以上の
トナーを用いて多色記録や記録を行う色を選択すること
のできる複写機が登場している。原稿の取り扱いについ
て見てみると、原稿を自動的に取り替える装置の付いた
複写機が登場したり、製本原稿の見開き2ページを原稿
自体を動かさずに1ページずつ順に複写していく複写機
も登場している。
このような高機能の複写機は、一般にパーソナルユース
とされている簡易な複写機と異なり、比較的小さな部署
同士で共同して管理することが多い。このような場合に
は、複写機に関する経費をこれらの部署が共働で管理す
ることになる。
このため、従来ではコピー枚数の管理を行う特別の装置
を複写機にセットして使用することがあった。このよう
な複写機では、各部署にそれぞれの部署専用の磁気カー
ドを配付しておく。そして、磁気カードを装置にセット
しないとコピーがとれないようにしておく。磁気カード
を使用してコピーをとると、装置はどの部署のカードが
使用されたかの判別を行い、部署間で経費の管理ができ
るようなデータを記憶することになる。
ところがこのような複写システムでは、次のような問題
点があった。
(1)複写機を共同管理する場合には、前記した特別の
装置が必要であり、これを購入することになるが、その
複写機を1つの部署が専用で使用するようになると、そ
の特別の装置が無駄となった。
(11)顧客に必要な書類のコピーを自由に採らせたり
するように、特定の時間だけその複写機の使用を管理し
ないようにするような場合、−々特別の装置を取り外し
たり取りつけたりする手間が生じ、このような臨機応変
な措置を採りにくかった。従って、このような例の場合
にも顧客にカードを貸与するとか担当者が付き添うとい
ったこと必要をとした。
そこで・、記録装置の本体にコピー枚数の管理を行う装
置を内蔵することが提案されている。
「発明が解決しようとする問題点」 ところが、この提案の記録装置ではメモリにコピー枚数
等の管理データを格納するので、プリント基板の障害発
生等の原因によって記憶内容が破壊されてしまうことが
あり、この場合には管理している部門間で費用の配分を
行うことができないといった問題が発生した。
そこで本発明の目的は、本体内に格納されたデータをバ
ックアップすることのできる記録装置を提供することに
ある。
「問題点を解決するための手段」 本発明では、第1図に原理的に示すように画情報の記録
手段11と、この記録手段11によって記録された記録
用紙の枚数を装置本体内に記憶する記憶手段12と、こ
の記憶手段12の記憶した枚数に関するデータを携帯可
能な外部記憶媒体に書き込む記憶媒体処理手段13とを
記録装置に具備させる。
□ ここで記憶媒体処理手段13は、外部記憶媒体にす
でに書き込まれたデータを読み出す読出手段と、この読
み出されたデータを記憶手段に書き込む書込手段とを具
備すれば、データが破壊された場合でもバックアップ用
の外部記憶媒体に書き込まれたデータによって元のデー
タを復元することが可能となる。
記憶手段12は例えば不揮発性メモリによって構成され
ることになる。また外部記憶媒体としては、例えばIC
カードが使用される。記憶媒体処理手段13は、不揮発
性メモリの所定の番地を選択して外部記憶媒体から読み
出されたデータの書き込みを行うようになっていてもよ
い。また、反対に記憶手段の所定の番地を選択して読み
出されたデータを外部記憶媒体に書き込む機能をもつこ
とも有意義である。
このように本発明によれば、記録装置内の記憶手段に格
納された記録用紙の枚数管理に関するデータを外部記憶
媒体に書き込むことができるので、この外部記憶媒体に
書き込まれたデータを基にして記録用紙の管理を行うこ
とが可能となり、記憶手段の障害に対処することができ
る。
「実施例」 以下実施例につき本発明の詳細な説明する。
目次 まず、本発明の実施例についての目次を表示する。
(1)複写機のシステム構成 (2)ソフトウェアの構成 (2−1)ソフトウェアの組み合わせの長所(2−2)
差別化の例 (3)装置の構成 (3−1)本実施例の装置の構成 (3−2)付加装置による差別化 (4)装置の回路構成 (5)複写機の具体的な回路構成 (5−1)感光体ドラムの周辺 (5−2)現像装置の切換機構 (5−3)光学系 (5−4)定着装置 (5−5)コンソールの制御 (5−6)ピリングカウンタ (5−7)  電?原 (5−8)搬送系 (5−9)DADF (5−10>ソータ (5−11)中間トレイ (5−12)エディタパッド (5−13)大容量トレイ (6)複写機に格納されるプログラム (7)ICカードによるデータの読み込み(7−1)I
Cカードの利点 (7−2)ICカード装置の構成 (7−3)データの読み込み (8)管理者によるモードの設定 (9)各モードによるコピー作業 (9−1>第2のモード (9−2)第3のモード (9−3)第4のモード (9−4)オーデイトロン機能 (10)コピー枚数の管理 (10−1)ICカードへの枚数書き込み(10−2)
I5機へのデータの書き込み(10−3>複数の複写機
の管理 (1)複写機のシステム構成 第2図は本発明の一実施例における複写機のシステム構
成を表わしたものである。
この図に示すように本実施例の複写機は、最も基本的な
構成としてのベースマシン21に所望ノ付加装置を取り
つけることによって実現される。
ここでベースマシンとは、1段の供給トレイとマニュア
ルフィード用のトレイを備え、プラテンガラス上に原稿
をマニュアルでセットしてコピーをとることのできる装
置である。このベースマシンには、次のような付加装置
を取りつけることができる。
(1)ICカード装置22; ICカード装置22はICカードを用いて必要なデータ
をベースマシン21に供給したり、反対にベースマシン
21からICカードにデータを書き込むときに使用する
装置である。本実施例で複写機を第2のモードに設定し
たときには、所定のICカードをICカード装置22に
セットしなければコピー作業を行うことができない。ま
た第4のモードにセットした場合には、このようなIC
カードをICカード装置22にセットするか、後に説明
するテンキーから所定の暗証番号を入力しなければ、コ
ピー作業を行うことができない。
なお、この複写機で第1のモードとは、複写機 、が工
場から出荷されたときの初期モードであり、ICカード
を用意したり暗証番号を人力することなくコピー作業を
開始させることのできるモードである。また第3のモー
ドとは、テンキーから所定の111.tiE番号を入力
したときのみコピー作業を開始させることのできるモー
ドである。このように、この複写機では第1〜第4の4
種類のモードを選択することができ、このようなモード
選択は、複写機の管理を一任された役職者(管理者)が
、自己に用意された特別のICカードをICカード装置
22にセットし、テンキーから特別の暗証番号を人力す
ることによって初めて可能となるようになっている。モ
ード変更作業の実際については後述する。
さて、後に説明するエディタパッドを用いてデータ(座
標データ)の人力を行う場合には、ICカード装置22
にこのエディタパッドを接続して人力作業を行う。なお
、本実施例のICカード装置22はICカードとエディ
タパッドの制御を択一的に行うようになっており、両者
を同時に使用してデータの入力を行うことはできない。
ところで、本実施例のICカード装置22に使用するI
CカードはISOタイプのインターフェイスを持ち、メ
モリ容量は64キロバイトである。
ICカードを使用することにより、各種付加装置のプロ
グラムやその他必要なデータをカードに格納することが
でき、複写機の自動化および多機能化に充分対処するこ
とができる。またICカードにその所有者の希望する複
写条件(コピー用紙のサイズ、コピー濃度、コピー枚数
、縮倍率等の組み合わせ)を記憶させておくことにより
、複雑な機能を有する複写機であってもこれらの所有者
に合った操作方法を実現することができ、だれもが簡単
に、また間違いなく複写機を操作することができるよう
になる。
なお、この実施例の装置ではカード類の読取装置として
ICカード装置22のみを使用しているが、必要に応じ
て磁気カード用の読取装置が用意されてもよいし、他の
カード類の読取装置が用意されていてもよい。
(2)ADF23およびDADF24;ADF23は原
稿自動送り装置と通常称されてイルモので、原稿を1枚
ずつベースマシン21のプラテンガラス上に送り込み、
露光終了後にこれを排出するものである。原稿に対する
露光は定められた一方の面に対してのみ行われる。これ
に対してDADF 24はデュプレックス用、すなわち
両面コピー用の原稿自動送り装置である。
DADF 24では原稿の一方の面がプラテンガラスに
向き合うような状態でこれを搬送して第1回目の露光を
行う。そして露光終了後の原稿をDADF 24のトレ
イに戻す際にその表裏を逆転させる。これによりこの原
稿が再度送り出された場合には先の露光面と逆の面が露
光されることになる。ベースマシン21は後に説明する
付加装置を用いた状態でコピー用紙の表裏別々にコピー
を行うことができるようになっている。
本実施例の複写機ではADF23およびDADF 24
を使用可能とすることで、両面原稿や両面コピー等のよ
うな色々な組み合わせによるコピー作業を自動的に行う
ことができる。
なお、ADF23は従来から複写機に用いられている原
稿自動送り装置と基本的に同じ構造であるが、本実施例
の装置の場合には原稿の挿入方向を向かって左側からと
し、ベースマシン21からはみ出ないような形となって
いる。またADF23とDΔDF24は択一的に使用す
ることができるもので、両者を同時に使用することはで
きない。
(3)通常のプラテン25およびエディタパッド付きプ
ラテン26; エディタパッド付きプラテン26は、原稿の組集用にエ
ディタパッドと呼ばれる座標入力装置をプラテン上に配
置した構造のものである。通常のプラテン25はこのよ
うな機構を備えていない。
ADF23またはDADF24を使用するときには、こ
れら通常のプラテン25およびエディタパッド付きプラ
テン26を使用することができない。
(4)コンソールパネル; コンソールパネルにはバックリットタイプ27のものと
メツセージ表示付き28のものとがある。
ここでバックリットタイプのコンソールパネル27は、
予め所定の位置に固定されたメツセージが配置された表
示板を背後からランプ等で選択的に照明してその部分を
読めるようにしたものである。
本実施例で採用されているメツセージ表示付きのコンソ
ールパネル28は、液晶表示素子から構成されており、
表示面積を大きくすることなく色々なメツセージを随時
表示することができるという長所がある。いずれのコン
ソールパネルを採用するかは、複写機のシステム構成の
複雑さや操作性等を考慮して、複写機ごとに決定される
(5)供給トレイの追加; これには、次のような代表的な形態がある。すなわち本
実施例では特開昭57−77140号で提案されている
ような単に大容量トレイの追加ばかりでなく、顧客のニ
ーズにより適合した供給トレイの組み合わせを実現して
いる。このような供給トレイの組み合わせは、例えば本
出願人の出願による実願昭61−081016号の「多
段給紙複写機」にも詳細に開示されている。
(a)第2および第3の供給トレイ31−2.3 >3
 ; これら2つの供給トレイを追加することにより、最大3
種類のサイズのコピー用紙をベースマシン21に対して
送り出すことができる。
(b)第2および第3の供給トレイ31−2.31−3
と中間トレイ33゜ここで中間トレイ33とは、用紙の
1つの面に複数回のコピーを行ったり、2つの面に交互
にコピーを行う場合にコピー済の用紙を一時的に収容す
るトレイである。
(C)第2、第3の供給トレイ31−2.31−3と中
間トレイ、33および第4、第5の供給トレイ31−4
.31−5゜ (d)第2および第3の供給トレイ31−2.31−3
と中間トレイ33および大容量トレイ。
ここで大容量トレイとは、数十枚のコピー用紙を収容す
ることのできる供給トレイである。
(5)排出されたコピー用紙の収容装置。
コピー用紙は排出トレイ37に通常収容されるが、この
システムでは10ビンのソータ38と20ビンのソーク
39を用意している。従ってこれらソータの一方をセッ
トすることにより最大10または20の配付先側にコピ
ーをソーティングすることができる。
以上のようにこの複写機システムではベースマシン21
に各種付加装置を選択的に取りつけることができるので
、使用者に最も合った複写機を提供することができる。
しかも、その顧客の事務形態の変化に応じて複写機の機
能アップを図ることもできる。
例えば原稿を拡大したり縮小してコピーをとる必要のな
い顧客や、コピー量が少ない顧客は、ベースマシン21
単体を購入することが適切な場合が多い。これに対して
、多量のコピーをとる顧客や複雑なコピー作業を要求す
る顧客にとっては中間トレイ33や大容量トレイが必要
とされる場合が多い。このような各種要求を実現する手
段として、この複写機システムではそれぞれの付加装置
を簡単に取りつけたり取り外すことができる構造とし、
また付加装置の幾つかについては独立したCPU (中
央処理装置)を用意して複数のCPUによる分散制御を
行うことにしている。このことは、単に顧客の希望する
製品が容易に得られるという利点があるばかりでなく、
新たな付加装置の取り付けの可能性は顧客に対して新た
なコピー作業の可能性を教示することになり、オフィス
の事務処理の進化を推進させるという点でこの複写機シ
ステムの購入に大きな魅力を与えることになる。
ところで、以上説明した複写機のシステム構成は、この
実施例の複写機のソフトウェアの組み合わせとしても説
明することができる。すなわち、この複写機は各種の付
加装置を取りつけることができるのに対応して、ソフト
ウェアについてもこれら各付加装置に対応したシステム
構成を採ることができるようになっている。
このような構成を採用した理由の1つは、(i)これら
の付加装置すべての動作制御プログラムを、仮にベース
マシン21に用意するとすれば、このために必要とする
メモリの容潰が膨大になってしまうことによる。また、
(11)将来新しい付加装置を開発したり、現在の付加
装置の改良を行った場合に、ベースマシン21内のRO
M (’II−ド・オンリ・メモリ)の交換や増設を行
うことなく、これらの付加装置を活用することができる
ようにするためである。
このためICカードには、各種記録条件を登録した複数
の記憶領域M1〜M、Iを有する記録条件指定領域と、
付加的なプログラムを格納するプログラム記憶領域とが
設けられている。そしてこれに対応してベースマシン2
1には複写機の基本部分を制御するための基本記憶領域
と、ICカードのプログラム記憶領域から取り込まれた
プログラムを記憶する付加記憶領域と、ICカードの記
録条件指定領域から取り込まれた記録条件を記憶する記
録条件記憶領域とを配置したメモリが存在する。付加記
憶領域には、ADF 23の制御プログラム、DADF
24の制御プログラム、コンソールパネル28の制御プ
ログラム等の各種プログラムが格納されるようになって
いる。そして、ベースマシン21に所定の付加装置を取
りつけた状態でICカードをICカード装置22にセッ
トすると、コピー作業に必要なプログラムが読み出され
、付加記憶領域にロードされるようになっている。
このロードされたプログラムは、基本記憶領域に書き込
まれたプログラムと共働して、あるいはこのプログラム
に対して優先的な地位をもってコピー作業の制御を行う
(2−2)差別化の例 このようにこの実施例の複写機はICカードのプログラ
ム記憶領域に格納されたプログラムが複写機の機能を左
右することができ、記録条件指定領域では複写機本体の
基本記憶領域およびICカードのプログラム記憶領域に
よって設定された殿能に対する記録条件を指定すること
になる。従って、ICカードに格納されるプログラムを
カード単位で変化させることで、複写機の使用に対する
差別化が可能になる。これにつし)で、分かり易い例を
幾つか挙げて説明する。
第1の例として、雑居ビルに複数の会社が共同使用する
複写機が備えられていたり、一つの会社内や工場内であ
っても異なった部門間で共同1吏用する複写機が備えら
れている場合を説明する。後者の共同使用は、予算管理
上で必要となるものであり、従来ではコピーライザ等の
機器を用いて各部門の使用管理を行っていた。
この複写機は、第2図で示したベースマシン21にIC
カード装置22、DADF 24、ソータ38、コンソ
ールパネル28.12〜第5(7)供給トレイ31−2
〜31−5、および中間トレイ33を備えた比較的高度
なシステム構成の複写機であるとする。共同使用者の中
には、DADF24やソータ38を必要とする人あるい
は部門もあれば、なんら付加装置を必要としない人また
は部門もある。
これら使用態様の異なる複数の大または部門が複写機の
費用負担を各自のコピーボリュームからだけで決定しよ
うとすれば、低ボリュームのコピーしかとらない大また
は部門は、各種付加装置が装備された複写機の導入に反
対してしまい、複写機を高度に使用しようとする大また
は部門との間の調整が困難となってしまう。
このような場合には、各人または各部門の使用態様に応
じたICカードを用意しておき、高度な機能を望む人あ
るいは部門はど基本的な費用を多く負担すると共に、多
くの機能を活用することができるようにしておけばよい
。例えば最も高度なICカードの所有者は、そのICカ
ードをICカード装置22にセットした状態で複写機を
動作させることにより、DADF 24、ソータ38、
第2〜第5の供給トレイ31−2〜31−5、および中
間トレイ33を自在にベースマシン21に取りつけて使
用することができ、事務効率も向上させることができる
。これに対してコピー用紙のソーティングを必要としな
い人は、ソーティングについてのプログラムを欠<IC
カードをセットして、ソータ38の最上ビンを排紙トレ
イとして使用したり、ソータ38の代わりに排出トレイ
37が取り付けられた状態の複写機でコピー作業を行い
、複写機に関する経費を節減することができる。
第2の例として、コピー業者がICカードでセルフコピ
ーサービス店を営む場合を説明する。
店の中には、複数台の複写機が配置されており、それぞ
れにICカード装置が取りつけられている。
客はサービス態様に応じたICカードを請求し、これを
自分の希望する複写機にセットしてセルフサービスでコ
ピーをとる。複写機に不慣れな客は、操作説明の表示機
能をプログラムとして備えたICカードを請求し、これ
をセットすることでコンソールパネル28に各種操作情
報の表示を可能とし、コピー作業を間違いなく実行する
ことができる。DADF 24の使用の可否や、多色記
録の実行の可否等も貸与するICカードによって決定す
ることができ、また使用機種の制限も可能となって料金
あるいは複写機能にあった客の管理およびそれぞれの複
写機の用途別管理が可能になる。
更にコピー枚数や使用したコピー用紙のサイズ等のコピ
ー作業の実態をICカードに書き込むことができるので
、料金の請求が容易になり、常連客に対するコピー料金
の割り引き等の細かなサービスも可能になる。
第3の例として、特定ユーザ向けのプログラムを格納し
たICカードを用いたサービスについて説明する。例え
ば特許事務所では写真製版により縮小された特許公報類
を検討するときに原寸と同一のコピーをとる必要から2
00%という比較的大きな拡大率でコピーをとる仕事が
ある。また官庁に提出する図面を作成する際に、その要
請に応えるために元の図面を小刻みに縮小あるいは拡大
する作業が行われる。また、市役所あるいは区役所等の
住民票のコピーを行う部門では、請求の対象外となる人
に関する記載箇所や個人のプライバシを保護するために
秘密にすべき箇所の画情報を削除するようにして謄本や
抄本を作成する。
このように使用者(ユーザ)によっては、複写機を特殊
な使用B、1で利用する要求がある。このような要求に
すべて満足するように複写機の機能を設定すると、コン
ソールパネルが複雑となり、また複写機内部のROMが
大型化してしまう。そこで特定ユーザ別にICカードを
用意し、これをセットさせることで、あるいはそのIC
カードに適したコンソールパネル等の付加装置を適宜複
写機本体に付加することで、そのユーザに最も適する機
能を持った複写機を実現することができる。
例えば特許事務所の例では、専用のICカードを購入す
ることで、固定倍率として通常の数種類の縮倍率の他に
200%の縮倍率を簡単に選択できるようになる。また
微調整を必要とする範囲で例えば1%刻みで縮倍率を設
定す、ることかできるようになる。これらのとき、必要
であればそれ専用のコンソールパネルをベースマシン2
1に取す付け、操作の便宜を図ることができる。
更に住民票の発行部門では、テンキー等のキーを操作す
ることによって液晶表示部等のデイスプレィに住民票の
種類や削除すべき欄や項目を指示することができるよう
になり、この後スタートボタンを押すことでオリジナル
の所望の範囲のみがコピーされたり、必要な部分のみが
編集されて記録されるようになる。
以上説明したような複写機の使用における差別化は、記
憶媒体としてのICカード131の表面になんらかの表
示を行うことで明瞭となり、また間違って他人のカード
を所持するという危険がなくなる。また他人がICカー
ド131のプログラムを改変してより高度な機能を持た
せたとしても、ICカードの外観との関係でその不正を
発見することが可能である。このために、ICカード1
31の表面はその機能との関係で、金、銀、赤、青等の
色で塗り別けることが好ましい。
なお、ICカード131等の記憶媒体の表面には、■ 
、■ 、■ 等のように部長、課長、平社員等の役職を
表わす記号と同時に、この手段によって使用可能な機能
を表示するようにしてもよい。例えば記憶、α媒体の表
面に ■ ■■コ と記されていれば、いつでもどのよ
うな機能でも使用することができるが、 ■ ・               と記されていれ
ば、原稿の縮小および拡大、ADF23およびHCF3
6の使用が可能であり、これ以外の機能を使用すること
ができない。
また、この実施例ではICカード131による差別化を
行うことにしたが、テンキーから人力する暗証番号によ
って差別化を行うようにしてもよい。ただし、この場合
には管理者等が暗証番号を逐次変更していくようにしな
いと、番号を知った第3者が悪用する危険性がある。
(3)装置の構成 第3図は以上説明した実施例の複写機のシステム構成の
一例を表わした外観図である。
この実施例の複写機では、ベースマシン21の上にDA
DF 24が取りつけられており、その上面後方にはI
Cカード装置22が配置されている。
ベースマシン21の上面手前にはメツセージ表示付きの
コンソールパネル28が配置されている。
また図では現われていないが装置右側部には手差しトレ
イ41が取りつけられており、左側部には10ビンのソ
ータ38が取りつけられている。手差しトレイ41はマ
ニュアルフィード用のものであるが、複数枚の用紙を同
時にセットし顆次給送することができるようになってい
る。
ベースマシン21にはその基本構成として第1の供給ト
レイ31−1が取りつけられていることはすでに説明し
た。この実施例の複写機では、その下に第2および第3
の供給トレイ31−2.31−3が配置されており、中
間トレイ33を挾んで第4および第5の供給トレイ31
−4.31−5が配置されている。これら供給トレイ3
1−1〜31−4および中間トレイ33は共に前面に引
き出せるようになっており、操作性の向上と複写機の配
置スペースの節約が図られている。
また、ADF (原稿自動送り装置)や給紙トレイが出
っ張らないスッキリとしたデザインの複写機が実現され
ている。
第4図はこの複写機の概略を表わしたものである。ベー
スマシン21内には感光体ドラム51が配置されている
。感光体ドラム51はチャージコロトロン(帯電器)5
2によって一様に帯電されるようになっている。感光体
ドラム51は図で矢印53方向に定速回転を行うように
なっており、帯電されたドラム表面は露光箇所54にお
いて露光される。ここで露光箇所54には、ベースでシ
ン21の上面に配置されたプラテンガラス55上に載置
された図示しない原稿の光像が入射されるようになって
いる。このために、露光ランプ56と、これによって照
明された原稿面の反射光を伝達する複数のミラー57お
よび光学レンズ58とが配置されており、このうち所定
のものは原稿の読み取りのためにスキャンされるように
なっている。
さて、露光箇所54でスリット状に露光さた画情報によ
って感光体ドラム51上には原稿に対応した静電潜像が
形成される。この静電潜像は、現像装置59によって現
像され、トナー像が作成される。トナー像は感光体ドラ
ム51の回転と共に移動しトランスファコロトロン(転
写器)50の近傍を通過する。
一方、ベースマシン21に配置されている第1の供給ト
レイ31−1に収容されているコピー用紙60あるいは
手差しトレイ41に沿って手差しで送り込まれるコピー
用紙60は、送りロール61−1あるいは63によって
送り出され、搬送ロール69に案内されて感光体ドラム
51とトランスファコロトロン50の間を通過する。こ
のとき、トナー像がコピー用紙上58に転写されること
になる。転写後のコピー用紙60は、ヒートロール66
およびプレッシャロール67の間を通過して熱定着され
る。そして、搬送ロール68.68の間を通過して図示
しない排出トレイ上に排出されることになる。
なお、この実施例ではベースマシン21にDADF24
を取りつけている。従って原稿の両面を順にプラテンガ
ラス55上に載置することも可能である。この場合には
、DADF 24の原稿収容部に積層された原稿のまず
片面がプラテンガラス55の上面にセットされる。そし
て、複写が終了した時点で原稿が表裏逆の状態で原稿収
容部に再セットされ、この後にプラテンガラス55上に
再度送り込まれることになる。
また、この実施例の複写機ではベースマシン21の下に
5つのトレイ31−2〜31−5.33を取りつけたが
、この代わりに単にキャビネットを配置し消耗品の収納
等にあてることもできる。更に、ベースマシン21の構
成のままでこの複写機をデスクトップの複写機として机
上に載置することも可能である。もちろん、第1の供給
トレイ31−1の下に第2の供給トレイ31−2のみを
取り付け、この構成の複写機を同様に机上に載置するこ
とも可能である。
第5図はこの複写機のコンソールパネルの−例を表わし
たものである。本出願人が以下に述べていく表示制御技
術の詳細は、実願昭61−130320号の「表示装置
」や実願昭61−066170号の「文字表示装置」等
で詳細に開示している。例えば実願昭61−13032
0号には、複写機にドツトパターンによるグラフィック
表示領域を設けることが開示されており、このグラフィ
ック表示領域を利用して各種表示を行うことができるこ
とが示唆されている。例えば原稿の部分複写や画像の移
動・削除等を行うことのできる複写機では、プラテン上
に原稿を載置した状態でイメージセンサで対象となる領
域の画像を読み取り、その輪郭等をグラフィック表示領
域に表示させることが示唆されており、これによる領域
設定の誤りや操作ミスの発生が防止できるとされている
コンソールパネルは複数の形態を採りうるが、先に説明
したように本実施例の複写機ではメツセージ表示付きの
コンソールパネル28を使用スる。
さて、コンソールパネル28にはその上部にメニュー表
示板71が配置されており、それぞれのパネル部分74
〜79の内容が文字で表示されている。このうちソータ
用パネル74には1つのスイッチ81と2つの表示ラン
プ82が配置されており、ソータが接続された場合にお
けるソーティングのモードを選択することができるよう
になっている。ソーティングのモードには、コピー用紙
を順に堆積するためのスタックモードと、ソータの各ビ
ンにコピー用紙を仕分けするための丁合モードとがある
次の機能選択用パネル75には(i)画像の編集、また
は修正・確認を行うためのスイッチ83、(11)ジョ
ブメモリに記憶させるためのスイッチ84、(iii 
)その他いろいろな複写形態をとるためのスイッチ85
および(iv)両面コピーをとるためのスイッチ86と
、これらのスイッチの選択の有無を表示するための表示
ランプ82が配置されている。ここで、(i ) 編集
とはエディタ等を用いて編集のためのデータを人力する
ための機能であり、修正・確認とは入力データを後述す
る液晶表示部に表示して確認したり、データの入れ替え
を行う機能をいう。また、(ii )ここで使用される
メモリは電池によってバックアップされたランダム・ア
クセス・メモリから構成される不揮発性メモリである。
もちろん、ICカード、磁気カード、フロッピーディス
ク等の他の記憶媒体も不揮発性メモリとして使用するこ
とができる。この複写機ではオペレータによるコンソー
ルパネル28の操作の負担を軽減するために、画像の濃
度や倍率の設定等をプリセットすることかできるように
なっており、このプリセットされた値を不揮発性メモリ
に記憶するようになっている。(iii )スイッチ8
5を押すと、このコンソールパネル28の表示パネル7
9に文字情報が表示され“その他”の機能のうち所望の
機能を選択することができるようになっている。
ここでいう“その他”の機能には、例えば(イ)ページ
速写機能、(ロ)わく消し機能、(ハ)とじしろ機能が
ある。このうち(イ)ページ速写機能とは、製本原稿の
ように2ページに跨がった原稿を見開きの状態で1ペー
ジずつに2分割して順にコピーする機能である。また(
口)わ(消し機能とは、原稿の周辺部分の画情報につい
てはコピーを行わず、あたかも画情報の周辺に“枠”を
設定したようにする機能である。(ハ)とじしろ機能と
は、コピーの右端部または左端部に“綴代”を設定する
機能である。綴代は所望の長さに設定することができ、
その数値はテンキー80から人力したり、表示パネル7
9上にこの時点で表示された数値から選択することがで
きる。
テンキー80は本実施例で暗証番号の入力用としても用
いることがあるのは前述した通りである。
(iv )最後に両面コピーとは、コピー用紙の両面に
コピーをとる機能である。両面コピーをとる場合には、
最初の面にコピーが行われたコピー用紙60が第4図に
示す中間ト、レイ33にまず収容される。次にこの中間
トレイ33からコピー用紙60が再び送り出され、コピ
ーの行われなかった面にコピーが行われる。なお、この
複写機では次に説明する単色カラー複写の場合等には1
つの面に2度コピーを行うことになる。この場合には、
中間トレイ33に収容されるコピー用紙の表裏が両面コ
ピーの場合と逆になるような工夫が行われている。
第5図のメニュー表示板71に゛′単色カラー強調”と
表示された部分の下側に設けられた単色カラー強調用パ
ネル76の一番上にはカラー現像剤の種類(色)を示す
表示ランプ87が4個配置されている。この複写機では
カラー現像剤を赤色、簀色等の4色のうちから1色セッ
トあるいは複数色セットすることができるので、現在セ
ットされているカラーに該当するランプを点灯させるよ
うにしている。
単色カラー強調用パネル76の残りの部分には、4つの
スイッチ88〜91とこれらのスイッチ88〜91のい
ずれが設定されたかの表示を行うための表示ランプ82
が配置されている。このうち(i)マーキングカラース
イッチ88は、マーキングカラーを行う際に使用するス
イッチである。
このスイッチ88を押してマーキングを行う領域を指定
すると、−例としてはその部分にカラーの薄い色が重ね
られて記録が行われ、あたかもマーキングが行われたよ
うな効果を得ることができる。
(ii )速写カラー合成スイッチ90は、コピーの所
定の領域にカラー1色を記録する場合に用いられる。例
えばプラテンガラス55(第4図参照)の右側にカラー
で表現すべき図形を置き、左側に原稿を置いてコピーを
とると、原稿の画情報が黒色でコピーされ、その上にカ
ラー1色でその図形が描かれることになる。このとき、
指定する図形を網点て形成しておけば、網点の再生によ
って所定の濃度に調整されたカラー図形がコピー用紙の
所定の領域に記録される。この他、商品の名簿や絵柄を
プラテンガラス55の一方に配置し、他方にその商品の
売り出し価格を書いた用紙を配置してその時々の価格を
簡易に表示するという用い方もある。
(iii )部分カラー変換スイッチ89を選択した場
合には、指定した領域のみカラー1色でコピーが行われ
、残りの部分は黒色でコピーが行われる。
これに対して(iv )単色カラースイッチ91が選択
された場合には、原稿がカラー1色でコピーされること
になる。
メニュー表示板71に“コピー濃度”と表示された部分
の下側に設けられたコピー濃度パネル77には5段階の
コピー濃度のいずれが選択されたかを示す表示ランプ8
2と、これらのコピー濃度の1つを選択するためのシフ
トキー94.95が配置されている。上側のシフトキー
94が押されるとコピー濃度が薄くなる方向で濃度設定
が行われ、下側のシフトキー95が押されるとコピー濃
度が濃くなる方向で濃度設定が行われる。コピー濃度は
、第4図に示した現像装置59の現像バイアスを変化さ
せたり、露光ランプ56(第4図)の光量を変化させた
り、あるいは感光体ドラム51に対するチャージコロト
ロン52による電荷の付与量を変化させることで調整す
ることができる。
本実施例では例えば現像バイアスを16段階に調整でき
るようになっている。
コピー濃度パネル77の下には自動濃度調整スイッチ9
7が配置されている。自動濃度調整スイッチ97を押す
と自動濃度表示ランプ98が点灯して自動濃度調整モー
ドとなる。この自動濃度調整モードでは、原稿のスキャ
ンが行われている際に原稿から反射して感光体ドラム5
1に到達する光の一部がハーフミラ−等によって取り出
され、その光量に応じて現像装置59内の現像電極の電
位が設定されることになっている。
メニュー表示板71に“任意倍率′°等と表示された部
分の下側に設けられた倍率・用紙選択用パネル78には
、その左側に倍率の設定および表示を行う部分が配置さ
れており、右側に用紙の選択を行う部分が配置されてい
る。
倍率の設定および表示を行う部分には、倍率表示部99
が設けられている。この複写機は50%から200%ま
で任意に1%刻みで倍率(線倍率)を設定することがで
き、設定された倍率は倍率表示部99に表示されるよう
になっている。倍率の表示はシフトキー101.102
の操作による任意倍率の設定方法と、予め定められた固
定倍率の選択を行う方法の2種類が存在する。
任意倍率の設定を行う場合には、シフトキー101.1
02の操作を行う。このうち上側のシフトキー101を
押下すると、倍率が1%ずつ増加し、下側のシフトキー
102を押すと1%ずつ減少する。シフトキー101.
102を押し続けると、その間倍率が1%ずつ連続的に
変化する。
固定倍率の選択は固定倍率キー103を押すことによっ
て行う。固定倍率は倍率表示板104に表示されており
、この実施例では141.4%、86.5%、81.6
%、70.7%である。この他、等倍としての100%
を選択することができる。いずれの倍率が選択されたか
は、それらの左隣りに配置された表示ランプ82のいず
れが点灯したかによって知ることができる。
コピー用紙の選択を行う部分には、用紙サイズあるいは
用紙の種類を表示した8種類の表示板105と、これら
のうちの1つを選択するためのシフトキー106.10
7が配置されている。8+i Sの表示板105の左隣
りには、いずれの用紙サイズあるいは用紙が選択された
かを示す表示ランプ82が配置されている。この実施例
では、表示板105には、次の表示が行われるようにな
っている。
(イ)手差しトレイ表示; 手差しトレイ41(第4図)を使用するとき選択する。
従来のこの種の手差しトレイは1枚ずつ手差しを行うの
で、手差しが行われた時点でコピー用紙を手差しトレイ
から優先的に送り出せばよく、手差しトレイ自体をオペ
レータが選択する必要はない。これに対して本実施例の
手差しトレイ41は複数枚のコピー用紙を同時にセット
することができる。従って、コピー用紙のセットをもっ
てその手差しトレイ41からの給送を行わせると、コピ
ー用紙を複数枚セットしている時点でそのフィニドが開
始される可能性がある。このような事態を防止するため
に、手差しトレイ41の選択を行わせるようにしたので
ある。
(ロ)A3用紙表示; A3サイズのコピー用紙を長手方向に送り込むだめのト
レイを使用するときに選択する。
(ハ)B4用紙表示; B4サイズのコピー用紙を長手方向に送り込むためのト
レイを使用するときに選択する。
(ニ)A4用紙表示; A4サイズのコピー用紙を長手方向に送り込むためのト
レイを使用するときに選択する。
(ホ)B5用紙表示; B5サイズのコピー用紙を長手方向に送り込むだめのト
レイを使用するときに選択する。
(へ)A4ヨコ用紙表示; A4サイズのコピー用紙を長手方向と直角方向に送り込
むためのトレイを使用するときに選択する。
())B5ヨコ用紙表示; B5サイズのコピー用紙を長手方向と直角方向に送り込
むためのトレイを使用するときに選択する。
(チ)標準外周紙表示; 以上以外のサイズのコピー用紙を使用するときに選択す
る。
倍率・用紙選択用パネル78の下方には、自動用紙/倍
率選択スイッチ109が配置されている。
このスイッチ109を押すと、自動用紙/倍率選択スイ
ッチ109が選択され予めセットされた倍率と用紙サイ
ズの組み合わせが選択される。オペレータは倍率・用紙
選択用パネル78における表示ランプ82の点灯状態か
ら所望の組み合わせが選択されたかどうかを知ることが
できる。所望の組み合わせでない場合には、自動用紙/
倍率選択スイッチ109を更に押下して、組み合わせを
変更させることになる。
倍率・用紙選択用パネル78の右側には表示パネル79
が配置されている。表示パネル79には、この複写機の
図柄111と液晶表示部112とが配置されている。図
柄111は供給トレイの選択状態や紙づまりの生じた場
所等をランプの点灯で表示するようになっている。この
実施例の液晶表示部112には、漢字を含んだ文章が表
示できる。
この第5図に示した例では、コピー作業を開始できるこ
とと、設定されたコピー枚数が1枚であることを表わし
ている。またこの実施例の液晶表示部112はカラー表
示用の液晶を使用しており、指定された領域がそれぞれ
指定されたカラーで表示されるようになっている。
表示パネル79の下方には、以下のようなキーまたはボ
タンが配置されている。
(イ)オールクリアボタン114; 複写機を基本状態すなわちコピー用紙60の選択等のよ
うに初期的に設定される優先モードに戻すためのボタン
である。
(ロ)テンキー80; コピー枚数をセットしたり、複写機の診断を行う際の診
断内容の特定等を行うための数値入力に用いる。
(ハ)割り込みボタン115; 連続コピーを行っているときで、他の緊急コピーをとる
必要があるときに使用される。割り込みの処理が終了し
た際に元のコピー作業に戻すための割り込みの解除にも
用いられる。
(ニ)ストップクリアボタン116; コピー作業を途中で停止するときや、コピー枚数の設定
時やソータのビンの設定時のクリアボタンとして作用す
る。
(ホ)スタートボタン117; コピー作業を開始させるためのキーである。
(へ)選択キー118; 表示されたメツセージに対してカーソルを動かすための
キー、すなわちカーソルキーである。
(ト)設定キー119; カーソルで指定された場所に設定するだめのキー(リタ
ーンキー)である。
以上説明したように本実施例のコンソールパネルは例え
ば用紙の選択やコピー濃度の設定といった基本操作のエ
リアと、例えば機能選択や単色カラー強調といった応用
操作のエリアを完全に分離した配置となっている。これ
に加えて液晶表示部112に漢字カナ混じり文を表示し
て応用操作の補助を行うことで、パネル操作における間
違いの発生を可能な限り低下させている。
(5)装置の回路構成 第6図はこの複写機(第2図)の回路構成の概要を表わ
したものである。
図のようにメインCPU121を中心としたシリアル通
信を用いた分散CPUアーキテクチャを採用している。
これは、コントローラの最適な配置を可能とし、最適な
コストパーフォーマンスを提供するためである。更に複
写機の製品開発の面より見ると、モジュール設計による
ソフトウェアの開発の短縮化や効率化、ワイヤハーネス
等の簡略化、低コスト化、トラブルの処理の容易化等が
期待できる。
また、複数のCPLIによる処理の分散化によって処理
効率がアブブするので、例えば高価な16ビツ)CPU
を用いず、安価な8ピツ)CPUを用いることによって
も複雑でかつ高速処理が要求されるようなプログラムの
処理が可能となる。
更にこのような処理の分散化によって機種展開が容易と
なる。すなわち、新しい入出力装置等を開発するような
場合でも、本体側(メインCPU側)のプログラムの修
正が不要になる場合があり、変更が必要な場合でも最小
限で済むことになる。
また、本体側のプリント基板について見れば、CPUの
分散によって不必要な■/○ポートやプログラムの格納
の必要がない。従ってプリント基板の低コスト化を図る
ことができ、配置スペースの自由度が向上する。
この複写機はそのベースマシン21内のメインCPU 
(中央処理装置)121とインターイメージランプ用C
PU122によってベースマシン21の制御を行ってい
る。ここでインターイメージランプ用cpu122はイ
ンターイメージランプの制御を専門で行うCPUである
インターイメージランプとは、露光後の感光体ドラム5
1に光を照射して現像前の静電潜像の一部を消去するた
め等に用いられるものである。従来では、例えば85判
の原稿を等倍でコピーする際に感光体ドラム51上にお
ける85判以外の領域に光を照射してトナー像が領域外
で無駄に形成されるのを防止していた。本実施例の複写
機では、後に説明するように画像の編集等を行う機能を
もっている。従って、静電潜像の形成を例えば所定の矩
形領域や多角形の領域に制限しなければならない場合が
あり、このような処理を行うために静電潜像の部分的な
削除等を必要とする。このためにもインターイメージラ
ンプが用いられる。このように本実施例の複写機ではイ
ンターイメージランプが従来と比べて高度に制御されな
がら使用されるので、このためにメインCPU121の
他に独立したCPUを使用することにしたのである。
複写機の制御方法として、このような分散処理システム
を導入してきたメーカの1つにゼロックス社があり、特
開昭59−78371号の「機械制御装置並びに制御方
法」等の出願には技術内容および関連引用文献が詳細に
開示されている。
しかし、本発明に採用されている通信方式は、上記公報
に採用されている高速処理を目的とした「イーサネット
方式」ではなく、4800ボーのカレントループ方式で
同等な効果が得られるようになっている。
なお、本出願人はインターイメージランプ用CPLJ1
22について、実願昭61−152591号の「画像複
写装置」および特願昭62−023392号の「複写機
の画像消去装置」等で詳細に開示している。
本実施例の複写機では、この他に次のようなCPUが用
意されており、通信ライン123.124と接続されて
いる。メインCPU121はこれらのCPUおよびイン
ターイメージランプ用CPU 122を統括する役割も
はたしている。
(イ)原稿送り用CPU125; 原稿送り用CP[J125は、第4図に示したDADF
 24の制御を行うCPUである。
DADF 24の代わりにADF23(第2図)が用い
られる場合には、ADF23に備えられたCPIJが通
信ライン123.124と接続されることになる。
(ロ)ソータ用CP(J126は、IOO20ソータ3
8に配置されたCPUである。20ビンのソータ39に
も専用のCPUが配置されている。メインCPU21は
どのソータ38.39が接続されたかを知り、これに応
じてソーティングの制御を行うことになる。
(ハ)表示用CPU127: 表示用CPU127は、コンソールパネル28に取り付
けられた前記した液晶表示部112に漢字で各種情報を
表示したり、編集を行うための領域を表示するために使
用されるCPUである。バッタリットタイプ27のコン
ソールパネル27く第2図)の場合には複雑な表示制御
を行う必要がないので専用のCPUが使用されない。な
お、液晶表示部112が使用されない場合には、編集の
ための図形の指定等はテンキーを用いて行われることに
なる。
(ニ)トレイ制御用CPU128; トレイ制御用CPU128はベースマシン21に増設さ
れるトレイ類のうち第4および第5の供給トレイ31−
4.31−5および大容量トレイと中間トレイ33を制
御するためのCPUである。
このCPLIは各トレイを収容したトレイキャビネット
の後側に配置されており、接続されるトレイ類に応じて
これらの制御を行うようになっている。
これらのトレイ類の中で中間トレイ33は独自にコピー
用紙搬送用のモーフを備えており、またこのトレイに収
容されるコピー用紙はそのサイズによって収容位置が異
なる等複雑な制御を要する。
トレイ制御用CPU 128による各トレイの制御態様
は次のようになる。゛ (i>第4、第5の供給トレイ31−4.31−5の双
方または一方と中間トレイ33の制御。
(jl)大容量トレイおよび中間トレイ33の制御。
(iii )中間トレイ33の単独制御。
(iv )第4、第5の供給トレイ31−4.31−5
のうちの一方だけあるいはこれら双方についての制御。
(v)大容量トレイの単独制御。
(ホ)カード用CPU129; カード用CPU 129は、複写機の機能を追加したり
訂正するために付加的制御情報を格納したICカード1
31を用いる場合に、その読み取りを行ったり、原稿の
座標指定等にこのICカード131を用いる場合にその
読み取りや書き込みを行わせる部分である。また、カー
ド用CPU129は後に説明するエディタパッド132
を制御することもできる。エディタパッド132は座標
入力のために用いられるものであり、後に詳しく説明す
る。
第7図はこの実施例の複写機で中枢的な役割を果たすメ
インCPUを中心とした回路構成を更に具体的に表わし
たものである。
なお、複写機をCPUあるいはいわゆるマイクロコンピ
ュータ等の制御装置で制御することはゼロックス社のシ
カンダ・シェイク(SlKAND八R3HEへKH) 
 によるI EEEの論文rA Programmab
leDigital Control System 
for Copying Machines JIEE
E Trans、 Com、 Vol lECl−21
,No、l、 Feb、 1974および特開昭50−
62644号公報「電子写真複写法およびその装置」等
を起点とする論文や公報で周知となっている。他のCP
LIモジュールもメインCPUと同様に、ワンチップC
PU、ROM。
RAM5 Ilo等からなる構成を取っていることはは
いうまでもない。
(イ)メインCPU121は、第6図でも一部説明した
ようにシリアルな通信ライン123.124を通じて次
の各部と接続されている。
(i>DADF24゜ (1りソーク38゜ (iii )液晶表示部112゜ (iv)ICカード・エディタパッド用インタフェース
(1−Eインタフェース)130;ICカード装置22
に配置されたインクフェース回路であり、ICカード1
31やエディタパッド132を複写機本体に接続したと
きこれらとメインCPU121側とでデータの授受を行
わせる。
(V)インターイメージランプコントローラ157゜ (vl)第4、第5の供給トレイ31−4.31−5、
中間トレイ33等を制御するトレイ制御部133゜ (ロ)また、このメインCPUI 21はA/D変換器
を内蔵しており、アナログデータライン134を通じて
次の各部と接続されている。このようなCPUとしては
、例えば日本電気法、式会社のμPD7810CW、μ
PD7811CWや富士通株式会社のMB89713X
等の8ビツトワンチツプCPUを挙げることができる。
(i>光景センサ135;露光ランプ56(第4図)の
光量を検知してその制御を行う際に使用されるセンサで
ある。
(11)温度センサ群136;後に説明する定着温度コ
ントロール用のソフト・タッチ・センサ等のセンサであ
る。
(iii )用紙サイズセンサ群137;供給トレイ3
1等に収容される用紙のサイズを検知するセンサである
。本実施例の複写機のシステム構成によると、コピー用
紙60を最大5種類のトレイから送り出すことができる
。従って、1つの供給トレイに用紙サイズの検知用に4
つのセンサを配置したとし、この処理にディジタルデー
タを用いるとすると、1つのトレイから4ビツトのディ
ジクルデータをメインCPU121に送出する必要が生
じ、合計で最大20個のインプット用のボートが必要に
なるばかりでなく、コネクタの数やハーネスを構成する
ケーブルの数が多くなってしまう。これは、コストや小
型化の要請および信頼性の観点から好ましくない。
そこで本実施例の複写機では、1つのトレイごとに4つ
のセンサの状態によって特定される状態をアナログデー
タとして送出することにする。メインCPU121側で
は送られてきたアナログデータをディジクルデータに変
換し、それぞれのトレイに収容されているコピー用紙6
0のサイズを最大16種類まで判別することになる。
(ハ)更にメインCPU121はリセット回路138で
暴走時やイニシャライズ時にリセットされる他、パスラ
イン121Aを介して次の各部と接続されている。
(i)キーボード・デイスプレィLSI(大規模集積回
路)121B;コンソールパネル28との間でデータの
仲介を行う回路である。
(11)タイマ・カウンタt、51121C;メインモ
ータ164やキャリジモータ171の駆動を制御する回
路である。
(iii)ROM121D;56にバイトの容量を持ち
、複写機の基本的な部分についての制御情報等を格納し
たリード・オンリ・メモリである。
(iv) RAM 121E ;最小の複写機システム
ではベースマシン21に56にバイトのRAM (ラン
ダム・アクセス・メモIJ)121Eが用意されている
が、付加装置の取り付けの可能性によってRAM121
Eの増設が行われる。この実施例の複写機では112に
バイトの容量をもつRAM121Eが使用される。この
RAM121Eには、ICカード装置22を経由してI
Cカードの複数枚分のデータが書き込まれる他、複写機
の制御時にも必要なデータが一時的に格納される。IC
カードから書き込まれるデータの主要なものは、各付加
装置やそれらのインターフェイス回路に関する制御用の
プログラムである。
RAM121Eには前述した不揮発性メモリ(NVM)
121Fが接続されており、複写機の電源がオフとなっ
た場合でも必要なデータを保存できるようになっている
ここで不揮発性メモ!J (NVM)121Fに格納さ
れる必要なデータとしては、例えば(a)コピー用紙6
0のレジストレーションを調整するためのセットアツプ
値や、(b)後に詳しく説明するインターイメージラン
プによる画像の先端部分の消込み量、(C)複写倍率を
等倍に設定した場合における縦および横の倍率の微調整
値、(d)綴代用の空白を設けてコピーを行う場合の綴
代量のように複写機の生産ラインで行われる各パラメー
タの調整値や、(e)各供給トレイ31等のフィードカ
ウンタの使用実績値等のように複写機の使用状態を把握
するためのデータ等を挙げることができる。(V)第1
のI/○コントローラ121G;フィルタ回路121H
を介して各種データの人力を行い、ドライバ回路121
■を介して各種部品の駆動を行う人出力コントローラで
ある。ここでフィルタ回路121Hには、例えば各手玉
スイッチやセンサが接続されている。またドライバ回路
121■には、後に説明するデベソレノイド等のソレノ
イドや供給トレイ31−1〜31−5内の同じく後に説
明するクラッチ233等が接続されている。
(Vl)第2のI10コントローラ121にフィルタ回
路121Kを介して各種データの入力を行い、ドライバ
回路121Lを介して各種部品の駆動を行う入出力コン
トローラである。ここでフィルタ回路121Kには、例
えば各種スイッチやセンサが接続されている。またドラ
イバ回路121Lは周知のD/A (アナログ−ディジ
タル)変換器やPWM (パルス幅変換器)を具備して
おり、プログラムの処理に従って、後に説明する現像装
置59のデベバイアスの設定やチャージコロトロン52
等の電流値の設定を行うようになっている。
(5)複写機の具体的な回路構成 次に第8図〜第13図を用いて、本実施例の複写機につ
いてその回路構成を更に具体的に説明する。
(5−1)感光体ドラムの周辺 第8図は感光体ドラム51の周辺を表わしたものである
感光体ドラム51の周囲には、チャージコロトロン52
、インターイメージランプ141.4f重類のサブ現像
装置59S1〜59S4、メイン現像]t59M、)ラ
ンスファコロトロン50、ブタツクコロトロン147、
プレクリーンコロトロン148、クリーニング装置14
9および除電用イレーズランプ155がこの順序で配置
されている。ここで第1のサブ現像装置59S1は赤色
のトナーで現像を行う現像装置であり、第2のサブ現像
装置59S2は青色のトナーで現像を行う現像装置であ
る。第3のサブ現像装置59S3は緑色のトナーで現像
を行う現像装置であり、第4のサブ現像装置59S4は
茶色のトナーで現像を行う現像装置である。
インターイメージランプ141は一列に配置された12
8個の発光ダイオードと、これら発光ダイオードと平行
にこれらの前面に配置された1枚のプラスチックレンズ
からなる。プラスチックレンズ(図示せず)は1つ1つ
の発光ダイオードに対応する位置に非球面の凸部を有し
ており、発光ダイオードの互いに隣接する部分が発光し
たときであっても感光体ドラム51上で光がそれらの境
界領域で不均一な強度とならないように配慮されている
。また、プラスチックレンズの焦点は感光体ドラム51
上で適度にぼかされるようになっている。このため、イ
ンターイメージランプ141によって例えば3角形の形
状の図形処理(図形の抽出あるいは削除)が行われた場
合であっても、処理の境界部分で1単位の発光ダイオー
ドごとに生じる段差がかなり軽減されることになる。
インターイメージランプ・コントローラ157は、イン
ターイメージランプ141の128セグメントに区分け
された発光ダイオードのオン・オフ制御を行うようにな
っている。クリーニング装置149はドクターブレード
150を備えており、プレクリーンコロトロン148で
除電したトナーを感光体ドラム51から掻き落とすよう
になっている。
ところで本実施例の複写機では、ドクターブレード15
0が感光体ドラム51に接触した後、0.2秒を経過し
た時点でメインモータ164の駆動が開始される。また
メインモータ164が停止した場合にも直ちにドクター
ブレード150が感光体ドラム51から離れるのではな
く、5秒経過した時点で離れるようになっている。これ
は、トナーがバキュームの吸引動作によって飛び敗り、
複写機の内部を汚染させるような事態を防止するための
工夫である。
サブ現像装置59S1〜59S4はそれぞれ以下の部品
を備えている。
(イ)カラーセンサ: サブ現像装置59S1〜59S4にそれぞれどの色の現
像剤を使用した現像装置がセットされているかの判別を
行うためのセンサである。前記した赤、青、緑、茶以外
の組み合わせでサブ現像装置59Sを構成した場合であ
ってもこのセンサによってサブ現像装置59S1〜59
S4ごとにカラーの種別を検出することができる。検知
出力はデベカラー検知回路230に入力され、メイン基
板230に伝達されるようになっている。
(ロ)トナーセンサ; トナー補給の必要性の有無を判別するためのセンサであ
る。
(ハ)ディスベンスモーク; トナーボックス内のトナーを攪拌して補給するためのモ
ータである。
メイン現像装置59Mは黒色による現像を行うためのも
ので、トナーセンサとディスベンスモークを備えている
。インクリーススイッチ159はオペレータがトナーの
増量を行いたいときに押すスイッチである。サブ現像装
置59S1〜59S4のうちの1つが選択されている状
態でインクリーススイッチ159が押されると該当する
サブ現像装置についてそのトナーの増量が行われる。メ
イン現像装置59Mが選択された状態で押されると黒色
のトナーの増量が行われる。
テヘ(現像器)選択・ソレノイド161は、メイン現像
装置59Mとサブ現像装置59S1〜59S4の合計5
つの現像装置を択一的に切り換えるためのソレノイドで
ある。この切り換え動作については、次に項を改めて説
明する。
高圧電源供給装置(HVPS)162はメインおよびサ
ブの現像装置59M、59S1〜59S4内部に平行電
界を作り°原稿のソリッド部分くべた黒の部分)の再現
性を良好にするために用いられるものである。フル・ト
ナーセンサ163はトナー回収用の容器にトナーが充分
回収されたかがどうかを検知するセンサである。メイン
モータ164は、感光体ドラム51、ヒートロール66
あるいはコピー用紙60の搬送タイミングの整合(レジ
ストレーション)時から排出時までの搬送系の駆動に用
いられる。
(5−2)現像装置の切換機構 第9図は本実施例のメイン現像装置およびサブ現像装置
の切り換えタイミングを示す波形図である。同図は1回
目に第1のサブ現像装置59S1で赤色のカラーの現像
が行われ、2回目にメイン現像装置でモノクロの現像が
行われる例を表わしている。複写機のスタートボタン1
17(第5図)が押されてコピー作業が開始されると、
同図aに示すようにその時刻1. からメインモータ1
64が駆動される。メインモータ164の駆動は、2つ
の現像装置59S1.59Mの双方でコピー作業が終了
する時刻t3 まで連続して行われる。
同図すは、デベ選択・ソレノイド161の駆動タイミン
グを表わしたものである。デベ選択・ソレノイド161
は第1のサブ現像装置59S1による赤色のコピー作業
が終了するまで励磁される。
この装置ではデベ選択・ソレノイド161の励磁によっ
て図示しないクラッチの周面にレバーが突き当たるよう
になっている。クラッチはメインモータ164から駆動
力の伝達を受け、72度ずつずれて1つの突出部を具え
た5組のカム(図示せず)の回転を開始させる。これら
の突・山部のうちの1つが第1のサブ現像装置59S1
に当設すると、これによって第1のサブ現像装置59S
1を感光体ドラム51の方向に押しつける。このとき残
りのカムの突出部はメイン現像装置59Mや他のサブ現
像装置59S2〜59S4から最も離れた位置にあり、
この状態でメイン現像装置59Mおよび他のサブ現像装
置59S2〜59S4は感光体ドラム51から離れた位
置にある。
前記したクラッチの周面にはその5カ所に突起が配置さ
れており、前記したレバーが該当する突起に突き当たっ
たとき1つのカムの対応する突出部が第1のサブ現像装
置59S1に最も強く圧接する。そして、この位置で該
当する赤色のカラーのトナーによって現像が行われるこ
とになる。ただし、この装置では初期状態でメイン現像
装置59Mが感光体ドラム51に接近して配置されるよ
うになっているので、赤色等のカラーの現像は時刻t、
から直ちに開始されるのではなく、1秒間だけその動作
が待機される。このとき、前記したカムがメイン現像装
置59Mの代わりに第1のサブ現像装置59S1 (あ
るいは他のサブ現像装置59S2〜5934)を感光体
ドラム51にセットすることになる。
第1のサブ現像装置59S1によるコピー作業が終了し
たら、その時刻t2から1秒間の間、前記した5つのカ
ムが移動しモノクロ用のカムの突出部がレバーによって
位置決めされるとメイン現像装置59Mが感光体ドラム
51に対してセットされる。この後、モノクロによる現
像が行われることになる。
なお、以上;ま赤色1色のカラーでマーキングが行われ
る場合であるが、複数のカラーでマーキングが行われる
場合には、所定の順番でサブ現像装ff159s1〜5
9S4のうちの該当するものが順に選択され、これらが
終了してからモノクロによる現像が行われることになる
第10図はこれに対して、最初にモノクロで現像を行い
、後に赤色のカラーで現像を行う場合を参考的に表わし
たものである。同図aはメインモータ164の動作を、
また同図すはデベ選択・ソレノイド161の動作を表わ
している。この第10図の場合では、最初にメイン現像
装置59Mによる現像が行われるので、この時点て1秒
間の待機時間をとる必要がない。しかしながら、2回目
の現像としてモノクロによる現像が終了したら1秒間の
時間をとってメイン現像装置59Mを再び感光体ドラム
51に対してセットすることが必要になる。
(5−3)光学系 次に光学系の関係について第11図を用いて説明する。
レンズやミラー等を配置した図示しないキャリジはキャ
リジモータ171によって往復動されるようになってい
る。このキャリジモータ171はステップモーフによっ
て構成されている。キャリジがホームポジションに復帰
する際の位置制御はレジセンサ172によって行われる
レジセンサ172は光学系とコピー用紙6.0の搬送と
のタイミングをとるためにも用いられる。
すなわち、キャリジには光の透過を遮断するためのアク
チエータが配置されており、キャリジが移動するとこの
アクチエータによる遮光によりレジセンサ172が光線
の一時的な遮断を検出する。
この検出信号を用いて、レジストレーションを行うため
の位置あるいはタイミングが決定したり、キャリジのリ
ターン時におけるホームポジションの位置が決定される
ようになっている。
濃度制御センサ173は原稿のコピー濃度を制御するセ
ンサである。前述したように本実施例の複写機は感光体
ドラム51への電荷の付与量および画像の露光量ならび
に現像電極のバイアスの調整の3つを同時に行ってコピ
ー濃度の制御を行う。
レンズ・ミラー・センサ174は光学レンズ58とミラ
ー57(第4図)等の移動制御を行うセンサであるが、
1つの検出素子で構成されている。
レンズ・ミラー・モーフ175も、従来の複写機でレン
ズ64とミラー57等を別々に駆動していたものを共通
して駆動できる形式に変更している。
露光ランプ56については前述した。光学系用ファン1
77は光学系の部分を空冷してプラテンガラス55の除
熱を図るためのファンである。原稿センサ178は、原
稿のサイズを検知するために設けられたセンサである。
(5−4)定着装置 次に定着装置の関係について説明する。定着装置は第1
2図に示されている。
この実施例のベースマシン21はヒートロール66の中
にメインフユーザランプ181とサブフユーザランプ1
82との2種類のフユーザランプを配置している。サブ
フユーザランプ182はメインフユーザランプ181よ
りも短く、かつメインフユーザランプ181の一方の端
部に多少偏った位置に配置されている。本実施例の複写
機では、コピー用紙60がプラテンガラス55の一方の
側部に合わせて位置決めされるいわゆるコーナーレジ(
コーナーレジストレーション)方式を採用しているので
、使用されるコピー用紙60のサイズによってヒートロ
ール66の軸方向における熱エネルギの必要量が異なっ
てくる。これによるこの軸方向における温度分布の偏り
を補正するために、コピー用紙60のサイズに応じてサ
ブフユーザランプ182が通電制御されるようになって
いる。
サブフユーザランプ182の採用で、定着装置の温度む
らは充分防止することが可能となっている。
定着装置には、フユーザ出口センサ184と5−T−3
(ソフト・タッチ・センサ)185の双方が接続されて
いる。ここでフユーザ出口センサ184は、ヒートロー
ル66とプレッシャロール67の間を通過したコピー用
紙が誤って両ロール66.67に巻き込まれることなく
排紙トレイ上に排出されるか否かを検出するためのもの
である。5−T−3165は、フユーザランプ181.
182の温度センサである。
(5−5)コンソールの制御 次にコンソールの制御関係について第11図に返って説
明する。
コンソール制御部191には、漢字でメツセージを表示
するためのメツセージROM192が(mえられている
。また、コンソール制御部191内のインターフェイス
ポード193を介してICカード131(第6図)の読
み書きやエディタバッド132(第6図)の接続を行う
ためのICカード装置(ICカードのリーグ・ライタ)
22を接続できるようになっている。このICカード装
置22はすでに説明したようにカード用CPU129(
第6図)で制御されるものである。コンソール制御部1
91はメイン基板201に接続されている。メイン基板
201には前記したメインCPU121が搭載されてい
る。
(5−6)ピリングカウンタ 次にコピー料金の徴収等に用いられるピリングカウンタ
について第12図を用いて説明する。
本実施例のベースマシン21は5色のコピーをとること
ができるので、ピリングカウンタが21重類備えられて
いる。このうちメインピリングカウンタ211は、白黒
、カラーに係わりなくコピーのとられた枚数のカウント
を行う。このメインピリングカウンタ211のカウント
値は、この複写機にコインキットやキーカウンタ等のア
クセサリ212を取りつけたときにもそのカウント制御
のためのデータとして用いられる。サブピリングカウン
タ213は、カラーのコピーをとったときにそれぞれの
コピーに用いられたカラーの数の総和をカウントするの
に用いられる。
(5−7)電源 次に電源関係について第12図と共に説明する。
ベースマシン21は100V(ボルト)の商用電源に接
続されるようになっている。また海外用に115V60
Hzと220V50Hzの電源にも対応できるようにな
っている。コンセント221から供給された電力は15
アンペアのサーキットブレーカ222、ノイズフィルタ
223を介してメインスイッチ224に到達する。メイ
ンスイッチ224の出力側は、インターロックスイッチ
225を経てACドライバ226、定着制御用素子22
7およびDC電源228に電源として供給される。更に
、DADF 24および中間トレイ33にもそれらの電
源として供給されることになる。
ACドライバ226は、次の部品にそれぞれ所定のタイ
ミングで電源の供給を行う。
(イ)除電用イレーズランプ155(第8図)(ロ)露
光ランプ56および光学系用ファン177(第11図) (ハ)メインフユーザランプ181およびサブフユーザ
ランプ182(第12図) DC電源228は、次の部品にそれぞれ所定のタイミン
グで電源の供給を行う。
(イ)インターロックスイッチ225(第12図)(ロ
)ACドライバ226(第12図)(ハ)高圧電源供給
装置162(第8図)(ニ)ソーク38(第12図) (ホ)フユーザ出口センサ184(第12図)(へ)定
着制御用素子227(第12図)(ト)アクセサリ21
2(第12図):ここでアクセサリとは、例えばコイン
を使用してコピーを行なえるようにしたコインキットや
、各部署のコピー管理を行うためのキーカウンタやキー
コーダ等が存在する。
(チ)メインピリングカウンタ211およびサブビリン
グカウンク213(第12図) (す)X−ボート・ファン192(第12図);このフ
ァンはX−ポートと呼ばれる搬送路を搬送されるコピー
用紙60の吸引用バキュームファンである。
(ヌ)インターイメージランプ・コントローラ157(
第8図) (ル)キャリジモータ171(第11図)(ヲ)レジセ
ンサ172、濃度制御センサ173、レンズ・ミラー・
センサ174およびレンズ・ミラー・モータ175(第
11図) (ワ)原稿センサ178(第11図) (力)インクリーススイッチ15′9、サブ現像装置5
9S1〜59S4およびメイン現像装置59Mのトナー
の空検知センサ、ならびにデベ選択・ソレノイド161
(第8図) (ヨ)メイン基板201(第8図等) (5−8)搬送系 次に第13図を用いてコピー用紙の搬送系について説明
する。
第1〜第5の供給トレイ31−1〜31−5には、ノー
ペーパセンサ231、サイズセンサ232、およびクラ
ッチ233がそれぞれ備えられている。ここでノーペー
パセンサ231は、供給トレイ31−1〜31−5内の
コピー用紙の有無を検知するためのセンサである。この
複写機では、複数の供給トレイに同一サイズのコピー用
紙をセットすることができ、この場合には1つの供給ト
レイのコピー用紙がなくなったとき他の供給トレイから
同一サイズのコピー用紙が自動的に給送できるようにな
っている。サイズセンサ232はトレイ内に収容されて
いるコピー用紙のサイズを判別するためのセンサである
。また、クラッチ233は、それぞれの送りロール61
−1.61−2、・・・・・・の駆動をオン・オフ制御
するための部品である。
コピー用紙の給送は専用に設けられたフィードモータ2
35によって行われる。フィードモータ235にはステ
ップモータが使用されている。コピー用紙の給送が正常
に行われているかどうかはフィードセンサ236によっ
て検知される。ゲートソレノイド237は、−旦送り出
されたコピー用紙の先端を揃えるためのレジストレーシ
ョン用のソレノイドである。このゲートソレノイド23
7は、通常のこの種のソレノイドと異なり通電時にゲー
トが開きコピー用紙を通過させるような制御を行う。
すなわち、コピー用紙の到来しない待機状態ではゲート
ソレノイド237に電源の供給がなく、ゲートは開いた
ままとなっている。コピー用紙が到来するわずか手前の
時点にゲートソレノイド237が通電され、通過を阻止
するためにゲートが閉じる。そして、所定のタイミング
でコピー用紙の搬送を再開する時点で通電が停止しゲー
トが開くことになる。このような制御を行うと、コピー
用紙の先端が通過を阻止されている時点でのゲートの位
置の変動が少なくなり、コピー用紙が比較的強い力でゲ
ートに押し当てられた場合でもその位置決めを正確に行
うことができる。
手差し切換ソレノイド238は、第1の供給トレイ31
−1から送り出されるコピー用紙の搬送ローラと、手差
しトレイ41からマニニアルフィードされるコピー用紙
の搬送ローラとの駆動を切り換えるためのソレノイドで
ある。手差しトレイセンサ239は、手差しトレイ41
からコピー用紙を複数枚送る場合のコピー用紙の有無を
検知するためのセンサである。トレイインターロック2
41は、コピー用紙が紙詰まりを生じたときにその除去
のために開閉される機構に取りつけられているインター
ロックスイッチである。トレイパスセンサ242は、第
2および第3の供給トレイ31−2.31−3から送ら
れてきたコピー用紙60を検出するセンサで、ベースマ
シン21とこれら供給トレイ31−2.31−3の結合
部近傍に配置されている。
(5−9)DADF 第14図と共にDADF 24について具体的に説明す
る。
DADF 24はベースマシン21のプラテンガラス5
5の上に取りつけられている。このDADF24には、
原稿251を載置する原稿トレイ252が備えられてい
る。原稿トレイ252には、原稿251をそのコピーさ
れる第1の面が下側となるようにして積層する。
原稿トレイ252の原稿送り出し側にはりタートパッド
254と送り出しパドル255が配置されており、これ
らにより原稿251が1枚ずつ送り出される。送り出さ
れた原稿251は、駆動ローラ256と従動ローラ25
7によってS字状搬送部258を通り、このS字状搬送
部258と垂直搬送部259との交わる位置に配置され
た分岐ガイド261に押し当てられる。分岐ガイド26
1はこれにより開放され、原稿251は反転搬送部26
2側に搬送される。
原稿251の後端が分岐ガイド261を通過すると、図
示しないスプリングの作用によって分岐ガイド261は
S字状搬送部258側に閉止する。
このとき、分岐ガイド261の近傍に配置された図示し
ないセンサによって原稿251の通過が検出される。こ
の検出信号出力によって原稿反転用駆動ローラ264が
逆回転する。この結果、原稿251は搬送方向が反転さ
れ、その搬送方向をプラテンガラス55とほぼ直角方向
に変更される。
この後、原稿251は斜行スリップパドル265により
その一側部を図示しないサイド位置決めガイドに当設さ
れて位置決めされながら搬送される。そしてエンドレス
搬送ベルト266によってプラテンガラス55上の訂正
な位置まで搬送される。このようにして、原稿251の
前記した第1面に対するコピー作業が行われる。
第1面に対する露光が終了したら、エンドレス搬送ベル
ト266によって原稿251が矢印267方向に1般送
される。そして出口側ガイド268の作用によって、こ
の第1面のみのコピーが行われる場合には垂直搬送部2
69が選択され、原稿251は原稿受は部271に収容
されることになる。
これに対して第1面の反対側の第2面に対してもコピー
をとる場合には、水平搬送部272が選択される。水平
搬送部272に送り出された原稿251は、搬送ローラ
273によって矢印267と逆方向に搬送され、駆動ロ
ーラ256と従勤口−ラ257によってS字状搬送部2
58を搬送される。このとき、原稿251の下面は原稿
トレイ252に収容されていた時点と逆の第2面となっ
ている。従って、先に説明したと同様の搬送手順でこの
原稿251がプラテンガラス55の上に送り込まれた状
態では、第2面に対するコピー作業が行われることにな
る。
第2面の露光終了後、原稿251は出口側ガイド268
の作用によって垂直搬送部269に送られ、原稿受は部
271に排出されることになる。
(5−10)ソータ 第15図と共に10ビンのソーク38について具体的に
説明する。
第15図はソータの外観を表わしたものである。
10ビンのソータ38は、10枚のビン281が一体と
して昇降できるようになっている。ソータ本体282に
は、この昇降を行うための駆動源(ビンモータ)と、1
ビン分ずつの移動位置をコントロールするためのカムお
よびカムスイッチと、ビン281が下限位置に到達した
ことを検出するだめのダウンリミットスイッチ(共に図
示せず)が配置されている。
コピー用紙60は第4図に示した搬送ロール68.68
によって矢印284方向に進み、ソータ本体282に送
り込まれる。そして、その時点でその搬送路に対向して
いるビンに対して排出されることになる。なお、ソータ
によってはビン281を昇降させず、代ってソータ本体
282を昇降させて排出路の切り換えを行うこともでき
る。
ソータ38のモード選択は、第5図に示したソータ用パ
ネル74を操作することにより行われるようになってい
る。
(5−11)中間トレイ 次に中間トレイ33について説明する。
第16図は中間トレイ33を中心とした搬送系を表わし
たものである。
ベースマシン21内のヒートロール66によって熱定着
されたコピー用紙60は、同じくベースマシン21内に
配置されたデュプレックス・ゲートソレノイド351に
よって排出トレイ側に出すか中間トレイ33側に送り込
むかの制御が行われる。第1のデュプレックス・パスセ
ンサ352はベースマシン21側に、また第2のデュプ
レックス・パスセンサ353は第2の供給トレイ31−
2の近傍にそれぞれ配置されており、中間トレイ33の
近傍に到達する前のコピー用紙60について紙詰まりの
検出が行われる。
ところで中間トレイ33には、コピー用紙60の先端を
トレイ先端まで送り込むための送りロールが存在しない
。そこで送られてきたコピー用紙60のサイズに応じて
これらを所望の位置まで搬送しトレイにパ落下させる”
ための3つのデュプレックス・ソレノイド・ゲート35
5〜357が配置されている。これらのデュプレックス
・ソレノイド・ゲート355〜357は送り込まれる用
紙のサイズに応じてソレノイドを択一的に動作させ、対
応するゲートの開閉を行うようになっている。スキニー
ロール・ソレノイド・ゲート358は、この“落下”し
てきたコピー用紙60の先端の一角を中間トレイ33の
先端の角に当てるように制御し、送られてきたコピー用
紙60の1枚1枚の先端を揃えるゲートである。この動
作が1枚分終了するごとにメインピリングカウンタ21
1のカウントアツプが行われる。
中間トレイ33はすでに説明したようにトレイ制御用C
PU 128によって制御されるようになっており、デ
ュプレックス・モータ361(第8図)の制御によって
コピー用紙の搬送を行う。デュプレックス・ノーペーパ
センサ362はこの中間トレイ33におけるコピー用紙
60の有無を検知するセンサである。デュプレックス・
フィードクラッチ363は、コピー用紙60の送り出し
を行うための駆動源についてオン・オフ制御を行うため
の機構である。
インパーク・ゲートソレノイド364は、両面コピーを
とるか同一面に複数のカラーでマーキングを行ったり合
成コピーをとるかどうかの切り換えを行うソレノイドで
ある。すなわち、第16図に示したような向きにインバ
ータ・ゲートソレノイド364が位置している場合、盪
送路365を下向きに落下するように搬送されてきたコ
ピー用紙60はインバータ・ゲートソレノイド364に
案内されて落下した後、搬送ロール367.368によ
って今度は上向きに搬送される。そして、インバータ・
ゲートソレノイド364の手前で図の右方向に搬送方向
を変更され、中間トレイ33に表裏逆の状態で収容され
る。この状態で搬送が再開されると、両面コピーがとら
れることになる。
これに対して、下向きに搬送されてきたコピー用紙60
がインバータ・ゲートソレノイド364の手前でそのま
ま図の右方向に搬送方向を変更されると、もとの表側が
再び上になる状態で収容される。この後者の状態で搬送
が再開されると、同一面に再度コピーがとられることに
なる。一般にN種類のカラーでマーキングを行う場合に
は、1枚のコピー用紙60がN回申間トレイ33に収容
され、この後にモノクロで現像が行われて排出される。
デュプレックス・フィードセンサ369は、中間トレイ
33から送り出されたコピー用紙の紙詰まりの有無を検
知するためのセンサである。
(5−12)エディタパッド 第17図および第18図と共にエディタパッド132に
ついて具体的に説明する。
このうち第17図はエディタパッドを装着した複写機の
システム構成を表わしたものである。すなわち本発明の
実施例としての第3図に示した複写機の構成では、DA
DF 24をプラテンガラス55の上に取りつけている
ので、エディタパッド付きプラテン26をこの上部に装
着することができない。
第17図に示した複写機では、第1の供給トレイ31−
1が備えられたベースマシン21の上部にエディタパッ
ド付きプラテン26が取りつけられている。図で四角の
部分がエディタパッド132である。なお、この複写機
にはバッタリットタイプのコンソールパネルが配置され
ている。
またベースマシン21の下部には、第2および第3の供
給トレイ31−2.31−3のみが収容されたキャビネ
ット401が配置されている。ベースマシン21にはソ
ータが取りつけられておらず、排出されるコピー用紙を
収容するための排出トレイ37が取りつけられている。
コンソールパネル27の配置されているパネル面の左端
近傍にはICカード装置22Aが配置されており、この
上部にICカード131をセットすることができるよう
になっている。上面に液晶表示板が組み込まれているI
Cカードでは、ICカード装置22Aに組み込んだ状態
で、表示板としての動作も行なうことができ、複写機に
表示機能を増設させたり、表示機能のない複写機に表示
機能を付加することができる。
複写機の一般的な構成については、先の第2図で説明し
たのでこれを参照されたい。なおエディタパッド132
は座標の入力に大変便利なものであり、第3図に示した
本実施例のような構成の複写機にも単独で使用すること
が可能である。この場合には、エディタパッド132を
机上環に配置し、コードを用いてICカード装置22(
第3図参照)と直接接続したり、あるいはICカード1
31に座標データを書き込み、これをICカード装置2
2に装着して使用することになる。
第18図はエディタパッドの構成を表わしたものである
。エディタパッド132は、縦307mm、横432m
mの長方形の座標入力用パッド405を備えている。こ
のパッドの手前側の幅IQmmの領域は次に説明するエ
ディタパネル406となっている。エディタパネル40
6を含んだエディタパッド132は、X軸上の位置を指
定する抵抗線を配置した第1のゴムパッドと、Y軸上の
位置を指定する抵抗線を配置した第2のゴムパッドとを
スペーサを介して重ね合わせた構造となっており、オペ
レータの指や先の尖ったペン等によって圧力の加えられ
た位置をXSY座標上の値として感知できるようになっ
ている。エディタパネル406の手前には、各種情報を
表示するための表示パネル407が配置されている。ま
た、エディタパッド132の内部後方部分には、座標デ
ータを処理するための基板やインターフ工イス回路用の
基板408が配置されている。
第19図は第18図で説明したエディタパネルおよび表
示パネルの部分の要部を表わしたものである。エディタ
パネル406には、次のようなボタンが配置されている
(イ)特殊機能ボタン411; 特殊機能を用いるときに使用するボタンである。
く口)寸法変倍ボタン412; 距離を指定して縮倍率を指定するときに使用するボタン
である。
(ハ)抽出ボタン413; 指定された領域を抽出するためのボタンであり、モノク
ロ(白黒)記録について使用される。
(ニ)削除ボタン414; 指定された領域を削除するためのボタンであり、同じく
モノクロ(白黒)記録について使用される。
(ホ)速写カラー合成ボタン415; 速写カラー合成の機能を指定するどきに使用するファン
クションボタンである。
(へ)マーキングカラーボタン416:マーキングカラ
ーの機能を指定するときに使用するファンクションボタ
ンである。
(ト)部分カラー変換ボタン417; 部分カラー変換の機能を指定するときに使用するボタン
である。
(チ)カラー反転ボクン418; カラーで指定された領域を黒色にしたり、黒色で指定さ
れた領域をカラーに変換するときに使用するボタンであ
る。速写カラー合成ボタン415、マーキングカラーボ
タン416、部分カラー変換ボタン417およびカラー
反転ボタン418はカラー記録についてのファンクショ
ンボタンである。
(す)指定方法ボタン419; 領域の指定を、矩形における対角線の両端の2点の座標
値で行うか、多角形の各点の座標値で行うかの選択を行
うためのボタンである。
(ヌ)領域・色指定ボタン421; 領域の設定を行う時点で使用するボタンである。
(ル)領域クリアボタン422;領域の指定を解除する
ときに使用するボタンである。
(ヲ)設定終了ボタン423; 1または複数の領域についてそれらの指定が終了したと
きに使用するボタンである。
最初の8つのボタン411〜418に対応する表示パネ
ル407の部分には、それぞれそれらのボタンの選択の
有無を表示するための表示ランプ425が付属している
。また指定方法ボタン419については、その指定方法
に応じて対角指定ランプ426または多角指定ランプ4
27が点灯するようになっている。
(ワ)通常マーキングボタン431;領域内を一様にマ
ーキングするという通常のマーキング形態を指定するた
めのボタンである。
(力)枠マーキングボタン432;例えば特定領域を囲
む枠状の領域を設定してマーキングを行うときに使用す
るボタンである。
(ヨ)ラインマーキングボタン433;例えば太めのア
ンダーライン状の領域を設定してマーキングを行うとき
に使用するボタンである。
(り)色指定ボタン434〜437;マーキングのカラ
ーは領域ごとに独立して行うことができるので、マーキ
ングを行う領域との関係でカラーの指定を行うためのボ
タンである。ここでは、色指定ボタン434が赤色の指
定を行い、色指定ボタン435が青色の指定を行う。色
指定ボタン436は緑色の、また色指定ボタン437は
茶色の指定を行うようになっている。すでに説明したよ
うに本実施例の複写機は、これ以外のカラーの現像装置
をセットすることもでき、この場合には、色指定ボタン
434〜437の表面に被せられているトップカバーを
そのカラー用のものに取り替えることになる。(ワ)〜
(夕)で説明したマーキング専用の各ボタン431〜4
37にはそれぞれ表示ランプ438が配置されており、
どのランプが選択されたかが表示されるようになってい
る。
(5−13)大容量トレイ ところで、この複写機には第4および第5の供給トレイ
31−4.31−5の代わりに大容量トレイ471をセ
ットすることができる。そこで本実施例の構成とは異な
るが、これについても簡単に説明する。
第20図はこの大容量トレイの回路構成の概要を表わし
たものである。
大容量トレイ471には、1000〜2000枚のコピ
ー用紙を一度にセットすることができ、大量のコピーを
中断なく作成することができる。
大容量トレイ471には、次のような回路部品が備えら
れている。なお大容量トレイ471は、第8図に示した
ノイズフィルタ223の出力側から交流電源の供給を受
け、また同じく第8図に示したメイン基板201を介し
てDC電源228から直流電源の供給を受けてこれらの
回路部品を動作させるようになっている。
(イ)ストップセンサ472; コピー用紙60の昇降を行うためのエレベータ機構を備
えた大容量トレイ471についてその下限位置を検知す
るためのセンサである。
(ロ)インターロックスイッf473;大容量トレイ4
71の前面パネルについてその開閉を検知するためのイ
ンターロックスイッチである。
(ハ)ノーペーパ・センサ474; 収容されたコピー用紙60が残り少なくなった時点でこ
れを検知するためのセンサである。
(ニ)サイズセンサ475; コピー用紙60のサイズを判別するためのセンサである
(ホ)大容量トレイ用モータ476; 大容量トレイ471のエレベータ機構を駆動しコピー用
紙60の収容部分の昇降を行うためのモータである。
(へ)セットセンサ477; 前記したエレベータ機構を備えた大容量トレイ471に
ついてその上限位置を検知するためのセンサである。
(ト)大容量トレイ用クラッチ478;コピー用紙60
の送り出しを制御するためのクラッチである。
(チ)フィードセンサ479; 大容量トレイ471から送り出されるコピー用紙60の
紙詰まりを検知するためのセンサである。
(6)複写機に格納されるプログラム 次の第1表は、ICカード131に記憶することのでき
るプログラムの種類とそれぞれのプログラムの記憶に要
するメモリの量の最大値を、一部のプログラムについて
表わしたものである。各複写機では、現在使用される付
加装置や将来の発展性等を考慮して、必要なプログラム
を選択し、ICカード131に書き込む。本実施例のI
Cカード131はその容量が64K(キロ)バイトなの
で、格納するプログラムの数が多い場合等の場合には、
必要により複数枚のICカードが用意され、ICカード
装置22からこれらが順にロードされたり、複数のIC
カード装置が用意されることになる。もちろん、より大
容量のICカードを使用してもよいし、複写機本体側に
基本的な付加装置のプログラムをROM化して格納して
おき、ICカード131から書き込むデータの量を減少
させるようにしてもよい。
第1表 ここでCRTデイスプレィを用いたコンソールパネルと
は、第2図には示していないがCRTと簡単なコンソー
ルパネルあるいは操作盤を複写機に取り付けたものであ
る。−例としてコピー濃度を設定する場合には、濃度別
に用意された複数のマークをCRT上に表示し、シフト
キーやカーソルキーを用いてコピー濃度を選択するよう
にする。
また5ADHとは、原稿の半自動送り装置である。この
5ADHの一端に原稿を手差しすると所定のタイミング
でプラテンガラスの所定位置までこれが搬送され、露光
終了後に原稿排紙トレイに排出する。
この第1表には示していないが例えばソータの他にフィ
ニッシャのプログラムを複写機本体に格納するようにす
れば、フィニッシャの購入者がこれを複写機本体に取り
つけることもできる。ここでフィニッシャとは、コピー
用紙のソーティングを行うばかりでなく、ソーティング
終了後に各ビンにスタックされたコピー用紙をステープ
ラで自動的に綴じる機能を持った装置である。
(7)ICカードによるデータの読み込みさて、本実施
例では第2および第4のモードでコピー作業を開始させ
る必要条件としての他に、複写機との間でデータの交換
を行う記憶媒体としてICカード131を使用すること
にした。記憶媒体としては、カード状に形成することの
できるものに限定しても代表的なものに(i)磁気カー
ド、(ii)ICカードおよび(iii )光カードが
ある。
このうち(i)磁気カードは磁気ストライプに情報を記
憶するもので、主として銀行のキャッンユカードや各種
クレジットカードとして用いられているものである。こ
の磁気カードは一般に72バイトの記憶容量を持ち、7
2文字の記憶が可能である。磁気ヘッドを用いて情報の
読み書きを行うことができ、反復使用が可能である。カ
ード自体の価格が大変安いが、カード上での演算ができ
ないことと、記憶容量が大変に少ないことが欠点として
挙げられている。
これに対して(ii)ICカードは、カード内にCP[
J (中央処理装置)とメモリを配置したもので、記憶
容量が例えば2.8にバイトと大変多く数百万程度の文
字を記憶することができる。また、データの読み書きと
反復使用が可能であり、救急医療カードやショッピング
カード等への利用が期待されている。カード上での演算
も可能であるが、製造単価が高いという欠点がある。
最後に(iii )光カードは写真製版法で情報を書き
込み、これを光センサを用いて読みだそうとするもので
あり、記憶容量は例えば400にバイトから2M(メガ
)バイトと非常に大きい。製造価格は量産時にかなり安
(なるが、カード上での演算や情報の追記が不可能であ
り、現状では書籍や辞書、電話帳、教育用ソフト等の用
途が期待されている。
本発明で記憶媒体として要求されるのは、記録用紙の枚
数を記憶した記憶手段からデータの書き込みを行う機能
である。従って、磁気カードおよびICカードはもんだ
いなく使用することができる。これに対して光カードは
、データを追加的に書き込むことができるものでなけれ
ば使用することができない。本実施例では磁気カードと
較べて記憶容量が大きく、かつセキュリティでも格段に
優れているICカードを記憶媒体として複写機に使用す
ることにしている。
なお、本実施例の複写機に適用することのできる他の記
憶媒体としては、3.5インチ等のフロッピーディスク
や磁気テープあるいは磁気バブルメモリ等も存在する。
(7−2)ICカード装置の構成 第21図は、ICカード装置におけるICカードの接続
部分の回路構成の要部を表わしたものである。ICカー
ド装置22は第6図に示したようにカード用cpu12
gを備えている。カード用CPU 129は4にバイト
の記憶容量をもつRAM511と、同じ<4にバイトの
記憶容量をもつROM512を備えている。ここでRO
M512はICカード装置22の制御を行うためのプロ
グラムを記憶したメモリであり、RAM511は各種デ
ータを一時的に記憶するための作業用メモリである。
カード用CPU129は2つのシリアルパラレル変換器
513.514に接続されている。第1のシリアルパラ
レル変換器513はICカード装置22にセットされる
ICカード131との間でシリアルデータの送受を行い
、カード用CPU129との間でパラレルデータの送受
を行うようになっている。第2のシリアルパラレル変換
器514は、ベースマシン21との間でシリアルデータ
の送受を行い、シリアルパラレル変換あるいはパラレル
シリアル変換を行ってカード用CPU129との間でパ
ラレルデータの送受を行う。
ICカード装置22内には2つのクロック発生回路51
5.516が用意されており、第1のクロック発生回路
515は、10MHzのクロック信号をICカード13
1に供給する。また、第2のクロック発生回路516は
、7.3j28MHzのクロック信号をカード用CPU
129に供給する。
カード用CPU 129は出力ボート518を介してI
Cカードに電圧■。およびVPPを供給し、またリセッ
ト信号R3Tの供給も行う。また人力ポート519を介
してICカード131からインサート信号INSおよび
カード有り信号CARDの供給を受けるようになってい
る。
(7−3)データの読み込み 第22図は、第7図に対応したものでICカード131
がICカード装置22にセットされる場合のデータの流
れを表わしたものである。ICカード131をICカー
ド装置22にセットすると、ベースマシン21はこれを
検知し、所定のタイミングでデータの読み込みを開始す
る。このとき、19200BPS(ビット/秒)の転送
速度でICカード131からICカード装置22にデー
タの転送が行われる。ICカード装置22ではこれを所
定単位だけRAM511に格納した後、データのエラー
チエツクを行う。そして、転送されてきたデータに誤り
がないときには、これを48008PSの速度に変換し
、シリアルデータとしてメインCPU121に大容量転
送を行う。
ここで大容量転送とは、メインCPU121がベースマ
シン21側の裏写制御を行っていない状態で各付加装置
との間のデータ交換を一時的に中断して、ICカード装
置22との間でデータの転送に専念することをいう。
この大容量転送については、本特許出願人が昭和62年
4月22日に「シリアル通信制御方法」という名称で出
願した特願昭62−097440号に詳細な開示がある
メインCPU121に送られたICカード131のプロ
グラムは、RAM121Eに格納される。そしてBCC
方式によるエラーチエツクが行われた後、ROM121
D内に格納されている所定のプログラムに沿って「使用
可能」な状態にある付加装置に対する各種制御が行われ
ることになる。
ROM121Dに格納されているプログラムには、ジョ
ブ管理プログラム、タスク管理プログラム、入出力デー
タ制御プログラム等がある。ここでジョブ管理プログラ
ムとは、RAM121Eに格納されているプログラムの
ジョブ実行順序を管理するプログラムである。また、タ
スク管理プログラムとは、独立に実行可能な仕事の最小
単位としてのタスクの生成と消滅を行うプログラムであ
る。更に、人出力データ制御プログラムとは、ICカー
ド131内にあるデータをRAM121E上に移動する
ためのプログラムである。
ICカード131には、各種付加装置のプログラムの他
にエディタパッド132によって読まれた座標データ等
の各種データも格納することができる。このうち、各種
付加装置のプログラムはRAM121Eまたは装置によ
っては不揮発性メモリ121F(第7図)に設けられた
プログラム記憶領域に格納され、各種データはRAM1
21E(不揮発性メモIJ 121 F )のデータ記
憶領域に書き込まれることになる。
なお、以上ICカード131から複写機本体に対するデ
ータの流れを説明したが、複写機本体に蓄えられたデー
タをICカード131に書き込む場合にもこれと同様な
大容量転送が行われる。
(8)管理者によるモードの設定 それでは、次に本実施例の複写機で管理者がどのように
してコピー用紙の枚数の管理態様に従って各モードを設
定するかについて説明を行う。まず第1のモードは無条
件でコピー作業を行うことのできるモードであり、第2
のモードは所定のICカード131がICカード装置2
2にセットされた場合のみコピー作業を許すモードであ
る。
第3のモードは、テンキー80から所定の暗証番号が入
力されたときのみコピー作業を許すモードである。第4
のモードは、所定のICカード131がICカード装置
22にセットされるか、テンキー80から予め設定され
た暗証番号が人力されたとき、すなわちいずれかの方法
を満足したときにコピー作業を許すモードである。
第23図は、工場から出荷されオフィスに設置された初
期状態の複写機を第2のモードに設定するための流れを
表わしたものである。この初期状態で複写機が第1のモ
ードに設定されているものとすれば、この図では第1の
モードから第2のモードへのモード変換の作業を表わし
ているということになる。
さて、複写機の図示しない電源スィッチが投入されると
、液晶表示部112には「コピーできます」という表示
が行われ、スタートボタン117を押せば、コピー作業
がいつでも開始される状態となる(ステップ■)。もち
ろんこのためには、指定された供給トレイに用紙が収容
されており、ジャム(紙づまり)が発生した場合にもこ
れが除去されているといったように、コピー作業を開始
することのできる諸条件が具備されていることが前提と
なる。
この状態は第1のモードであり、このままではコピー作
業の制限を行うことができない。モードの変更を行う管
理者は、この状態でオーデイトロン・ボタンという特別
のボタンを押す。オーデイトロン・ボタンは第3図に示
したコンソールパネル28に独自に配置してもよいが、
そうすると第3者に不用意に押され、モード変更の手順
を解明されるおそれがある。そこで本実施例の複写機で
はオールクリアポクン114と自動濃度調整スイッチ9
7(共に第5図)をオーデイトロン・ボタンとして定義
し、オールクリアボタン114を押し続けた状態で自動
濃度調整スイッチ97を押すとオーデイトロン・ボタン
が押された状態になるようにした。複写機によっては、
特別のICカード131をICカード装置22にセット
した状態で所定のオーデイトロン・ボタンを押すことで
、より厳格に操作適格者をチエツクすることができる。
このようにしてオーデイトロン・ボタンが押されたら(
ステップ■)、液晶表示部112に[オーデイトロンは
使えません」という表示が行われる(ステップ■)。こ
の状態でテンキー80から所定の暗証番号を入力しない
で(ステップ■;N)6秒が経過したら(ステップ■;
Y)、複写機はステップ■に戻る。すなわち、この場合
には管理者が複写機を各種操作するためのモード(管理
者モード)に設定するための操作が成功しなかったこと
になる。
これに対してテンキー80から所定の暗証番号(ここで
は“00001”)が入力されたら(ステップ■;Y)
、ffl写機は管理者モードに設定され、液晶表示部1
12に「ファンクション番号を選んで下さい」という表
示が行われる(ステップ■)。この状態で管理者は複写
機の操作内容に応じてそれぞれ定められたファンクショ
ン番号を入力することになる。ここで複写機のモード設
定を行うための番号を“99”とすると、操作者はテン
キー80から数値“99”を人力する(ステップ■)。
すると、複写機は不揮発性メモリ121Fに書き込まれ
ているデータを読み出し、その結果として現在設定され
ているモードの表示を行う。
この場合には第1のモードに設定されているので液晶表
示部112に[マシーン・モード=OJと表示が行われ
る(ステップ■)。このときテンキー80から数値を入
力すると、複写機はそれに対応するモードに設定される
。すなわち数値“2”を入力すると、それが入力ミスで
ないことすなゎち数値“0″および数値″5”以上が人
力されなかったことが確認された後(ステップ■)、変
更後のモードが液晶表示部112に表示される。この例
の場合には、「マシーン・モード=2」と表示が行われ
ることになる(ステップ■)。この時点で新たなモード
を示すデータは不揮発性メモリ121Fに書き込まれて
いる。従ってこの状態で複写機の電源がオフとなっても
、複写機は新たなモードとしての第2のモードに設定さ
れた状態を保持する。
もし、管理者等が電源をオンにした状態に保持するする
場合には、オールクリアボタン114を押せばよい(ス
テップO)。すると複写機は現在設定されているモード
におけるコピー作業開始のための条件を液晶表示部11
2に表示する。すなわちこの第2のモードでは、「カー
ドを入れて下さい」という表示が行われる(ステップ0
)。なお、ステップ■で人力ミスがあった場・合には、
液晶表示部112に「その番号は登録されていません」
というメツセージが3.5秒間表示される(ステップ0
)。そして、その後ステップ■に戻り、再度ファンクシ
ョン番号の人力が促される。
以上、第1のモードから第2のモードへの変換について
説明したが、他のモードへの変換も同様にして行われる
。もちろん、他のモードに変換した場合に、更にこれを
その他のモードに変換したり、第1のモード等に戻すこ
ともてきる。
第24図〜第27図はこのようにして複写機が所定のモ
ードに設定された場合における液晶表示部112の表示
状態を表わしたものである。複写機が第1のモードに設
定されている場合には、第24図に示すように「コピー
できます」という表示が行われる。第2のモードに設定
されている場合には、第25図に示すように「カードを
入れて下さい」という表示が液晶表示部112で行われ
る。更に第3のモードに複写機が設定されている場合に
は、第26図に示すように「ユーザ番号を入力してAボ
タンを押して下さい」という表示が行われる。ここでユ
ーザ番号とは、複写機を管理している各セクションに割
り当てられている暗証番号である。またAボタンとは、
先に説明したオーデイトロン・ボタンをいう。最後に複
写機が第4のモードに設定されている場合には、第27
図に示すように「カードを入れるかユーザ番号を人力し
て下さい」という表示が液晶表示部112で行われるこ
とになる。
第28図は、複写機が第2のモードに設定された場合に
おけるコピー作業開始のための動作を説明するためのも
のである。すでに第23図および第25図で説明したよ
うに、第2のモードでは電源を投入して複写機がレディ
状態となると、「コピーできます」という表示の代わり
に「カードを入れて下さい」という表示が行われる(ス
テップ■)。この状態でオペレータがICカード装置2
2に所定のICカード131を入れるとくステップ■)
、複写機はICカードからその暗証番号を読み出し、複
写機の不揮発性メモ’J121Fに格納されている暗証
番号に一致するかどうかを判別する(ステップ■)。こ
れらの暗証番号は、この複写機ではそれぞれ5桁に設定
されている。
なお、部署側の管理が行われている複写機では、暗証番
号が部署側に設定されており、更に同じ部署でも複写機
の使用にランクを設けている場合がある。従って、暗証
番号の一致判断は、複写機側に用意されている複数の暗
証番号の1つに一致するかどうかの判別作業である。
暗証番号が一致しなければ(ステップ■;N)、ICカ
ード装置22からICカードが自動的に排出され(ステ
ップ■)、再び初期状態の表示(ステップ■)が行われ
る。これに対して、暗証番号が一致していれば(ステッ
プ■;Y)、液晶表示部112に「コピーできます」と
いう表示が行われる(ステップ■)。そして、スタート
ボタン117が押されれば(ステップ■;Y)、コピー
作業が実行されることになる(ステップ■)。このとき
、暗証番号の種類によって規制された複写機能に対して
はコピー作業を実行することができないことはもちろん
である。
(9−2)第3のモード 第29図は複写機が第3のモードに設定された場合にお
けるコピー作業開始のための動作を説明するためのもの
である。この第3のモードでは電源を投入して複写機が
レディ状態となると、「コピーできます」という表示の
代わりに「ユーザ番号を入力してAボタンを押して下さ
い」という表示が行われる(ステップ■)。この状態で
オペレータがテンキー80を用いて所定の数値を入力し
Aボタンを押すとくステップ■)、複写機はその数ll
i!(暗証番号)が複写機の不揮発性メモリ121Fに
格納されている暗証番号に一致するかどうかを判別する
。(ステップ■)これらの暗証番号は、この複写機では
それぞれ5桁に設定されている。
暗証番号が一致しなければ(ステップ■;N)、RAM
121Eの所定の記憶領域に初期的に書き込まれている
数値“0”に数値“1・”が加算される(ステップ■)
。そしてこの数値が“3”未満のこの状態ではくステッ
プ■;Y)、再び初期状態の表示(ステップ■)が行わ
れる。これにより、オペレータは再び暗証番号を入力す
る機会を与えられる。2度目に入力された暗証番号も一
致しなければ(ステップ■;N)、RAM121Eの前
記した記憶領域に書き込まれている数値が更に+1が加
算される。そして、ステップ■に戻る。
このようにして、オペレータは暗証番号の人力を3回だ
け許されることになる。もし、3回目に入力した暗証番
号も一致しなければ、前記した記憶領域に書き込まれた
数値が“3”以上となる。
これと共に複写機は1分間ブザー音を鳴動させ(ステッ
プ■)、ステップ■に戻る。すなわち、暗証番号を知ら
ない者がコピー作業をしようとしてテンキー80から数
値を人力しても、4回目からはその度にブザー音が鳴動
することになり、事実上暗証番号を探り当てることが不
可能になる。
一方、入力した暗証番号が一致した場合には(ステップ
■;Y)、前記した記憶領域の数値が“0”にクリアさ
れると共に、液晶表示部112に「コピーできます」と
いう表示が行われる(ステップ■)。そして、スタート
ボタン117が押されれば(ステップ■;Y)、コピー
作業が実行されることになるくステップO)。
(9−3)第4のモード 第4のモードは、第2および第3のモードの組合わされ
た形なので、その詳細な説明は省略する。
本実施例の複写機ではICカード131について複写機
機能の差別化を行ったが、最低ランクのICカードによ
って実行される機能を、この第4のモードではテンキー
80から人力された場合の機能と一致させることができ
る。このようにすることにより、比較的高度な地位をも
ったICカード131を所有する者は、カードを取り出
すことなくコンソールパネル28の操作のみで比較的簡
単なコピー作業を行い、高度なコピー作業についてはI
Cカードでプログラムをロードしてその実行を行うとい
った効率的な操作が可能となる。
以上第1〜第4のモードについて説明したが、この他、
例えばICカードとテンキーの双方で暗証番号を二重に
入力するモード等のモード設定が可能である。
(9−4)オーデイトロン機能 また以上の説明では第1〜第4のモードによって複写機
の操作を行う者の適格性を定めたが、コピー枚数の制限
等を行う追加的な機能(以下これをオーデイトロン機能
という。)を果たすために新たなモードを更に組み合わ
せることも可能である。
(イ)オーデイトロン機能の目的を挙げると、次のよう
なものである。
(i)ffl写機のユーザ(使用者)を例えば最大50
ユーザの範囲で制限する。
(ii)ユーザの総コピー枚数をカウントする。
−例としては、1月当たり最大99999枚までのカウ
ントをユーザごとに行う。
(iii )ユーザの総コピー枚数を制限する。前記し
たように1月当たり最大99999枚までカウントする
ことができる場合には、この枚数までの間でユーザごと
にコゼー枚数の制限を行うことができる。
(ロ)オーデイトロン機能を実現するために、例えば次
のような4つの追加的なモード(以下追加モードという
。)を設けることができる。
(i)アクセス・コントロール・モード(ii )アサ
インド・アカウント・モード(iii )ノット・イン
・ユーズ・モード(iv)アドミニストレイティブ・モ
ードtf(i)アクセス・コントロール・モードについ
て説明する。
アクセス・コントロール・モードとは、複写11の使用
前に、すなわち前記した第1〜第4のいずれかのモード
でコピー作業を行なえる状態となった時点で、ユーザが
更にユーザ番号を人力しなければコピー作業を開始する
ことができないモードである。ここでユーザ番号は、管
理責任者が予め登録した番号である。
この追加モードでは、先の第1〜第4のモードで液晶表
示部112に「コピーできます」という表示が行われる
代わりに、「ユーザ番号を入力してAボタンを押して下
さい」という表示が行われる。ここでユーザが例えば5
桁のユーザ番号を人力してコンソールパネル28上に配
置された前記したオーデイトロンボタンを押すと、複写
機は既に登録されているユーザ番号と照合し、一致した
場合に「コピーできます」という表示を行う。ただし、
そのユーザについて管理責任者が予め設定している総コ
ピー枚数に達している場合には、「コピー制限枚数オー
バです。管理責任者に知らせて下さい」という表示が代
って行われることになる。
一方、入力されたユーザ番号が登録されている番号と一
致しない場合には、再人力が許される。
ただし、ユーザ番号が3回目においても正しく入力され
なかった場合には、すべてのボタンの人力が無効とされ
、液晶表示部112には「管理責任者に知らせて下さい
」という表示が行われる。この状態は例えば電源のオフ
・オンによって、あるいは60秒経過することによって
解消させることができ、解消した時点で[ユーザ番号を
人力してAボタンを押して下さい」という表示が再び行
われることになる。
さて、このアクセス・コントロール・モードでは、コピ
ー作業が開始されると1コピーごとにそのユーザのコピ
ー枚数がカウントアツプされる。
コピー中にはオーデイトロンボタンは作動しない。
また、コピー中に総コピー制限枚数に達したときには、
液晶表示部112に「コピー制限枚数オーバです。管理
責任者に知らせて下さい」という表示が行われ、コピー
作業が中止される。
アクセス・コントロール−モードでコヒー作業が終了す
ると、液晶表示部112には「コピーできます」という
表示が行われ、同一ユーザによる次のコピー作業が可能
となる。もしそのユーザによるコピー作業が全部終了し
た場合には、そのユーザはオーデイトロンボタンを押す
ことにより、複写機をアクセス・コントロール・モード
の初期状態に戻すことができる。これは第3者による悪
用を防止するためである。すなわち、オーデイトロンボ
タンが押されると、液晶表示部112に「ユーザ番号を
入力してAボタンを押して下さい」という表示が行われ
る。コピー終了後、60秒間なんのボタン操作もない場
合にも、同様の状態となり、同一ユーザに対するコピー
作業の管理が終了する。
次に(ii )アサインド・アカウント・モードについ
て説明する。
アサインド・アカウント・モードとは、オーデイトロン
ボタンを押さない状態でコピー作業を行うことができ、
またオーデイトロンボタンを押すとユーザ番号を人力し
コピー枚数の管理を行うことができるモードである。す
なわち追加モードの初期状態では「コピーできます」と
いう表示が行われており、オーデイトロンボクンを押す
と「ユーザ番号を入力してAを押して下さい」という表
示に変更される。この表示モードになると、管理責任者
が予め設定した等コピー枚数を越えたコピー作業を行う
ことができない。またユーザ番号を所定回数間違えて人
力した場合にも、液晶表示部112には「ユーザ番号を
人力してオーデイトロンボタンを押して下さい」という
表示が行われることになる。ただし、このアサインド・
アカウント・モードではユーザ番号を所定回数間違えて
入力した場合でもボタンの入力自体は禁止されない。
またこの追加モードでは、ユーザ番号の人力開始後60
秒間何のボタン人力もない場合には、最初の状態に戻り
、液晶表示部112には「コピーできます」という表示
が行われることになる。
コピー中におけるアサインド・アカウント・モードは、
先に説明したアクセス・コントロール・モードと同様で
ある。このアサインド・アカウント・モードでは、コピ
ー終了後再び「コピーできます」という表示が行われる
。この時点でオーデイトロンボタンを押すことは自由で
あり、押された場合には前記したと同様なモードとなる
次に(iii )ノット・イン・ユーズ・モードについ
て説明する。
ノット・イン・ユーズ・モードとは、コピー枚数の管理
を禁止するモードである。このモードでは液晶表示部1
12に「コピーできます」という表示が行われる。この
ときオーデイトロンボタンを押すと「オーデイトロンは
使えません。Aボタンを押して下さい」という表示が行
われる。この状態で管理責任者の登録番号を人力してA
ボタン(オーデイトロンボタン)を押すと、アドミニス
トレイティブ・モードに移行する。もし、それ以外の番
号を押すか、何も入力せずにオーデイトロンボタンを押
すと、「コピーできます」という状態に戻る。また60
秒間なにも操作しないと、「コピーできます」という状
態に戻ることになる。
最後に(iv )アドミニストレイティブ・モードにつ
いて説明する。
アドミニストレイティブ・モードとは、複写機の管理責
任者がオーデイトロンの使用モードを設定したり、ユー
ザ番号、総コピー枚数、総コピー制限枚数を登録したり
変更するための追加モードである。
この追加モードに設定するには、アクセス・コントロー
ル・モードあるいはアサインド・アカウント・モードの
場合では、「ユーザ番号を入力してΔを押して下さい」
という表示状態で5桁の管理責任者登録番号を入力する
。管理責任者登録番号は初期値が“00001”であり
、その後はユーザ番号の登録と同様に任意の5桁を登録
することができる。
アドミニストレイティブ・モードになると、「ファンク
ション番号を選んで下さい」という表示が液晶表示部1
12に行われる。この状態でオールクリアボタン114
を押したり、あるいは60秒間なにもボタン操作を行わ
ないと、自動的に追加モードの初期状態に戻る。
一方、割り込みボタン115が押されると液晶表示部1
12に[ファンクション番号を選んで下さい」という表
示が行われる。このとき、次のような番号を人力すると
、複写機はそれぞれ所定の機能に設定される。
“80”:複写機の管理責任者の登録番号でコピーがと
れるモードである。
“81ユ一ザ番号、総コピー枚数、総コピー制限枚数を
登録または変更するモードである。
“82”:すべでのユーザ番号をクリアするモードであ
る。
“83”:すべでのユーザの総コピー枚数をクリアする
モードである。
84”:すべでのユーザの総コピー制限枚数を’999
99”にリセットするモードである。
“85”:追加モードを設定するモードである。
ここで“50”を入力すると、ノット・イン・ユーズ・
モードとなり、“51”を人力するとアクセス・コント
ロール・モードとなり、“52”を入力するとアサイン
ド・アカウント・モードとなる。
さて、以上説明した追加モードのうち、(i)アクセス
・コントロール・モードでは、複写機の使用前にユーザ
番号の入力を要求するので、コピー枚数の管理をユーザ
単位で完全に行うことができる。また( ii )アサ
インド・アカウント・モードでは、オーデイトロンボタ
ンを押さない状態でコピー作業を行うことができるが、
オーディトロンボタンを押すとユーザ番号を人力させて
コピー枚数の管理を行うことができる。従って、これら
2つのモードでコピー枚数の管理を行うときには、ユー
ザ単位でコピー枚数の管理データが不揮発性メモIJ 
121 F (第7図)の所定の領域(以下コピー枚数
管理領域という)に記憶されることになる。
第30図はコピー枚数管理領域の構成を表わしたもので
ある。コピー枚数管理領域701は、この複写機に想定
されるユーザの数と同一もしくはこれ以上の数Nのユー
ザ管理領域702−1〜702−Nから構成されている
。これらのユーザ管理領域702−1〜702−Nには
、それぞれのユーザについて(イ)所定の管理期間内に
おける現時点までのコピー枚数の合計値と(ロ)複写機
設置時から現在までのコピー枚数の総合計、並びに(ハ
)管理期間内におけるコピー枚数の制限値とがそれぞれ
格納されるようになっている。ここで管理期間とは、例
えば1力月間のように、各部署についてコピー枚数の管
理を行う1単位の期間をいう。コピー枚数の制限値はユ
ーザ番号が人力さた時点で呼び出され、以後コピー作業
の進行と共に管理期間内のコピー枚数と複写機設置時か
ら現在までのコピー枚数の総合計がそれぞれカウントア
ツプされる。そして、管理期間内のコピー枚数が制限値
に到達するまでコピー作業が許可されることになる。
ところでこの複写機は、前述したように(i)無条件で
コピー可能な状態となる第1のモードと、(ii)IC
カード131がICカード装置22にセットされたとき
コピー可能な状態となる第2のモードと、(iii )
テンキー80から所定の暗証番号が入力されたときコピ
ー可能な状態となる第3のモードの以上3つのモードの
うちの1つに設定することができるようになっている。
そこで複写機を第2のモードに設定しておくと、ICカ
ード131がICカード装置22にセットされた状態で
のみコピー作業を行わせることができるようになる。従
って、コピー作業の進行に合わせて管理期間内のコピー
枚数の総数をそのユーザのICカード131に書き込ん
でいくことが可能になる。
これにより、ベースマシン21側の不揮発性メモ!J1
21Fに障害が発生するようなことがあっても、ICカ
ード131内のデータがその復旧に役立つことになる。
第31図は、既に第28図で説明した第2のモードにお
ける複写機の動作における暗証番号の一致(ステップ■
)以降の動作を表わしたものである。
複写機はICカード装置22にセットされたICカード
からその暗証番号を読み出し、不揮発性メモIJ 12
1 Fに格納されているそれぞれのユーザ管理領域70
2−1〜702−Nに登録されている暗証番号のいずれ
かに一致するかどうかの判別を行う。この作業について
は後に説明する。
そして暗証番号が一致した場合には、「コピーできます
」というメツセージを液晶表示部112に表示する(ス
テップ■)。そして、スタートボタン117が押されれ
ば(ステップ■;Y)、コピー作業が開始される。これ
により、コピー用紙60がベースマシン21から排出さ
れると図示しないセンサがこれを検出しくステップ■;
Y)、メインピリングカウンタ211 (第12図)を
カウントアツプする。またメインCPU121は、ユー
ザ管理領域702−1〜702−Nのうち該当する領域
の2種類の計数値をカウントアツプする(ステップ■)
。この後コピー作業が続行するかどうかの判別が行われ
(ステップ■)、続行する場合には1枚コピーがとられ
るたびに同様の動作が繰り返される(ステップ■〜■)
コピー作業が終了したら(ステップ■;N)、該当する
ユーザ管理領域の計数値のうち管理期間内における現時
点までのコピー枚数の合計値がICカード装置22にセ
ットされているICカード131に送られ、前の合計値
と置き換えられる。
この後、ICカード131がICカード装置22から排
出される(ステップ■)。この発生手段の時点から5秒
間の間、液晶表示部112にはそのICカード131に
対する管理期間内における現時点までのコピー枚数の合
計値が表示される(ステップ■)。複写機によっては制
限枚数と使用枚数の比として両数値を表示してもよいし
、制限枚数までの残り枚数を表示してもよい。
第32図は、ユーザ管理領域702−1〜702−Nに
登録されている暗証番号との照合作業を表わしたもので
ある。ICカード131がICカード装置22にセット
されたら(ステップ■;Y)、メインCPU121はR
AM121Eの所定の領域に書き込まれる計数値Aを1
にセットする(ステップ■)。そしてICカードの第A
(=第1)のユーザ管理領域702−1がベースマシン
21側の不揮発性メモ!7121Fに登録されているか
どうかのチエツクを行う(ステップ■)。
登録されていなければ(N)、計数値Δが+1され、こ
れが想定される最大値Nを越えない限り同様の作業が繰
り返されるくステップ■〜■)。そして、どのユーザ管
理領域702−1〜702−Nに登録されている暗証番
号もベースマシン21側に登録されていな場合には、液
晶表示部112に「このカードは使えません」という表
示が行われる(ステップ■)。そしてそのICカード1
31の排出が行われる(ステップ■)。これは、他の会
社で使用していたカードを悪用する等の弊害を防止する
ためである。
一方、ステップ■で第Aの暗証番号がベースマシン21
側に登録されていた場合には、オペレータが人力したユ
ーザ番号とこれが一致するかどうかのチエツクが行われ
る(ステップ■)。これは1つのICカード131を例
えば1つのグループが使用し、更にそのグループ内の各
人についてコピー枚数の管理を行うような場合に、各人
にユーザ番号を設定しているので、本人確認を行う必要
があるからである。ユーザ番号が一致しない場合にはス
テップ■に進んで他のユーザ管理領域について同様のチ
エツクが行われることになる(ステップ■〜■、■)。
この結果、ユーザ番号が一致した場合にはすでに説明し
たようにコピー作業が行われ(ステップ■)、コピー作
業終了後(ステップ■)にICカード1310合計値の
上書きが行われる(ステップ0)。この後、ICカード
131はICカード装置22外に排出される(ステップ
■)。
(10−2)I軍機へのデータの書き込み以上のように
して、それぞれのICカードには現時点のコピー枚数が
ユーザ番号別に書き込まれ、コピー作業が行われるごと
にその内容が順次新しいデータに書き改められていくこ
とになる。そこで、複写機のコピー枚数管理領域701
に書き込まれたデータに何らかの障害が発生した場合に
は、その複写機に使用されたそれぞれのICカードを順
次ICカード装置22にセットし、ユーザ番号別にコピ
ー枚数を読み出してベースマシン21側の内容を書き改
めることでデータの復元を行うことができる。
第33図はこのような作業を説明するためのものである
コピー枚数管理領域を復旧する場合、オペレータは複写
機をデータ復旧モードに設定する。データ復旧モードへ
の設定は、例えばオールクリアボタン114(第5図)
を押しながらメインスイッチ224(第12図)を押す
ことによって実現することができる。データ復旧モード
になると、液晶表示部112に「使用した全ICカード
を挿入して下さい」という表示が行われる(ステップ■
)。
オペレータが1枚目のICカード131を挿入するとく
ステップ■;Y)、メインCPU 121はそのICカ
ード131から使用された複写機の機種番号を読み取る
。そしてこれが一致した場合には(ステップ■;Y)、
ユーザ番号別にコピー枚数の読み出しを行って、コピー
枚数管理領域701の該当する領域データの書き換えを
行う(ステップ■)。これに対して、他の機種のみに使
用されたICカード131が挿入された場合にはくステ
ップ■;N)、液晶表示部112に「他のカードを挿入
して下さい」という表示が行われ(ステップ■)、現在
挿入さているICカード131の排出が行われる(ステ
ップ■)。そして、ICカード131のセットを待機す
る状態となる(ステップ■)。
一方、ステップ■で現在セットされているICカード1
31からコピー枚数の合計値すべてが読み出されコピー
枚数管理領域701への書き込みが終了したら、メイン
CPU121はコピー枚l管理領域701のすべてのデ
ータが書き改められたかの判別を行う(ステップ■)。
データの書き込みが終了していない場合、すなわちコピ
ー枚数管理領域701が完全に復旧していない場合には
、ステップ■に移り他のICカード131の挿入が催促
されることになる。また、コピー枚数管理領域701が
復旧した場合には、液晶表示部112に「本体の復旧は
終了しました」という表示が5秒間行われ(ステップ■
)、この後「コピーできます」という表示が行われる(
ステップ@)。ただし、複写機はステップ■の表示が行
われた時点からコピー作業を受は付けることができる。
(10−3)複数の複写機の管理 以上、1台の複写機を複数のユーザが使用した場合のコ
ピー枚数の管理について説明した。現実にはオフィスに
複数の複写機が設置されている場合があり、各ユーザは
これらの複写機に共通したICカードを使用する場合が
ある。このような場合、各複写機はICカードにコピー
枚数の合計値を書き込む場合、自己の複写機に対応する
領域に書き込まなければならない。従って、複数の複写
機の使用を前提とするICカードには、使用する機種別
にユーザ領域が定められ、それぞれについてコピー枚数
p管理が行われることになる。 第34図は、ICカー
ドにおけるこのようなメモリ配置を説明するためのもの
である。この図の左側に示すように、ICカード131
内には、使用する複写機の最大数(この実施例では10
台)に相当するメモリ領域M1〜M IQが設けられて
いる。
この第34図の右側に一例として示すように第9番目の
複写機に対応するメモリ領域M9 には、第3のユーザ
U3 と第5のユーザU5 についてのユーザ管理領域
(M9U3 およびMs Us  )が設定されている
。これらの領域には、それぞれ該当する管理期間内にお
ける現時点までのコピー枚数の合計値と、その管理期間
内における制限値が格納されるようになっている。図で
はメモリ領域M9に2つのユーザ管理領域を配置したが
、1つのICカード131を1人のユーザが使用する場
合には各メモリ領域M1〜MIOにそれぞれ1つのユー
ザ番号が割り当てられることになる。また1つのICカ
ード131を3Å以上のユーザが使用する場合には、ユ
ーザ管理領域はこれよりも広く設定する必要がある。こ
の第34図で示したそれぞれのユーザ管理領域は、それ
ぞれ3バイトのデータでユーザ番号、コピー枚数、およ
びコピー制限値を書き込むことにより9バイト分のメモ
リ容量で構成することができる。
以上説明した本実施例の複写機は、コピー枚数そのもの
の管理以外にもICカードを用いて各種でを管理するこ
とができる。従ってユーザごとにコピーの行われた日付
や時間とコピー量等の関係等の各種データを得ることが
でき、料金管理や複写機の稼働状況の把握等を詳細に行
うことができる。また複写機本体側に制御のための基本
的なプログラムを格納することにしたので、ICカード
に格納しておくデータの量を多少軽減することができる
「発明の効果」 このように本発明では、記録装置本体に格納された記憶
手段に書き込まれたデータをICカード装置等を通じて
外部に出力することができるようにしたので、外部記憶
媒体を通じて、あるいは装置本体から直接に各種データ
をホストコンピュータ等のデータ処理装置に人力するこ
とができ、記録装置の管理が容易となる。また記憶媒体
へデータの書き込みを行うことができるので、記録装置
本体側のデータの復旧ばかりでなく、ICカード等の記
憶媒体に障害が発生したときにこれ復旧することができ
るという利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の原理を示すブロック図、第2図〜第3
4図は本発明の記録装置の一実施例を説明するためのも
ので、このうち第2図は複写機のシステム構成を表わし
たシステム構成図、第3図はこの複写機のシステム構成
の一例を表わした外観図、第4図はこの複写機の概略を
示す概略構成図、第5図はこの複写機のコンソールパネ
ルの平面図、第6図はこの複写機の回路構成の概要を表
わした回路図、第7図はメインCPUを中心として更に
第6図を展開して示したブロック図、第8図は複写機の
感光体ドラム周辺の回路構成を具体的に表わしたブロッ
ク図、第9図はサブ現像装置で1回目の現像を行いメイ
ン現像装置で2回目の現像を行う場合のメインモータと
デベ・ソレノイドの動作を示すタイミング図、第10図
はメイン現像装置で1回目の現像を行いサブ現像装置で
2回目の現像を行う場合のメインモータとデベ・ソレノ
イドの動作を示すタイミング図、第11図は複写機の露
光系やコンソール制御部の周辺を具体的に表わしたブロ
ック図、第12図は複写機の電源や定着装置等を具体的
に表わしたブロック図、第13図はコピー用紙の搬送系
の回路構成を具体的に表わしたブロック図、第14図は
DADFの概略構成図、第15図はソータの斜視図、第
16図は中間トレイを中心とした搬送系の概要を表わす
側面図、第17図はエディタパッドを装着した複写機の
システム構成を表わした斜視図、第18図はエディタパ
ッドの平面図、第19図はエディタパネルおよび表示パ
ネルを表わした平面図、第20図は大容量トレイの回路
構成を示すブロック図、第21図はICカード装置にお
けるICカードの接続部分の回路構成の要部を示すブロ
ック図、第22図はICカードからベースマシンに読み
込まれるデータの流れを示した説明図、第23図は複写
機を第1のモードから第2のモードに変更する場合の作
業を示す流れ図、第24図は第1のモードにおける複写
機の待機状態の表示動作を示す流れ図、第25図は第2
のモードにおける複写機の待機状態の表示動作を示す流
れ図、第26図は第3のモードにおける複写機の待機状
態の表示動作を示す流れ図、第27図は第4のモードに
おける複写機の待機状態の表示動作を示す流れ図、第2
8図は第2のモードにおける待機状態からコピー作業を
行うまでの動作を示す流れ図、第29図は第3のモード
における待機状態からコピー作業を行うまでの動作を示
す流れ図、第30図はコピー枚数管理領域の構成を表わ
した説明図、第31図は第2のモードにおける複写機の
動作における暗証番号の一致以降の動作を表わした流れ
図、第32図はユーザ管理領域702−1〜702−N
に登録されている暗証番号との照合作業を表わした流れ
図、第33図は複写機本体側でのデータの復元作業を表
わした流れ図、第34図は複数の複写機に使用するIC
カードのメモリ配置の要部を示す説明図である。 11・・・・・・記録手段、 12・・・・・・記憶手段、 13・・・・・・記憶媒体処理手段、 21・・・・・・ベースマシン、 22.22D、22E・・・・・・ICカード装置、1
21・・・・・・メインCPLI。 121D・・・・・・ROM。 121E・・・・・・RAM。 121F・・・・・・不揮発性メモリ、129・・・・
・・カード用cpu。 131・・・・・・ICカード、 701・・・・・・コピー枚数管理領域、702・・・
・・・ユーザ管理領域702、Ml 〜MIO・・・・
・・メモリ領域。 出  願  人 富士ゼロックス株式会社 代  理  人

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、画情報の記録手段と、この記録手段によって記録さ
    れた記録用紙の枚数を装置本体内に記憶する記憶手段と
    、この記憶手段の記憶した枚数に関するデータを携帯可
    能な外部記憶媒体に書き込む記憶媒体処理手段とを具備
    することを特徴とする記録装置。 2、記憶媒体処理手段は、外部記憶媒体にすでに書き込
    まれたデータを読み出す読出手段と、この読み出された
    データを記憶手段に書き込む書込手段とを具備すること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の記録装置。 3、記憶手段は不揮発性メモリによって構成されている
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の記録装置
    。 4、外部記憶媒体はICカードであることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の記録装置。 5、記憶媒体処理手段は、記憶手段の所定の番地を選択
    して外部記憶媒体から読み出されたデータの書き込みを
    行うことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の記録
    装置。 6、記憶媒体処理手段は、前記記憶手段の所定の番地を
    選択して読み出されたデータを外部記憶媒体に書き込む
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の記録装置
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Cited By (3)

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