JPH01103606A - 吸水性樹脂の製造法 - Google Patents

吸水性樹脂の製造法

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JPH01103606A
JPH01103606A JP30113387A JP30113387A JPH01103606A JP H01103606 A JPH01103606 A JP H01103606A JP 30113387 A JP30113387 A JP 30113387A JP 30113387 A JP30113387 A JP 30113387A JP H01103606 A JPH01103606 A JP H01103606A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は吸水性樹脂の製造法に関する。
「従来の技術] 従来アクリル酸アルカリ金属塩からの吸水性樹脂は、水
溶性および/または水分散性界面活性剤の存在下、アク
リル酸0〜50モル%とアクリル酸アルカリ金属塩50
〜100モル%からなるアクリル酸塩系単量体と架橋性
単量体との混合物を水溶液共重合する方法(たとえば特
公昭5B−25500号公報)やアクリル酸カリウム塩
と水混和性ジビニル系化合物とをモノマー濃度55〜8
0%の水溶液として重合する方法(たとえば特開昭58
−71907号公報)がある。
[発明が解決しようとする問題点] しかし、得られた吸水性樹脂の1%食塩水に対する吸収
能は常圧下で40〜55g/g、加圧下で3〜10g/
gであり、紙おむつや1即用品に用いられるには不十分
である。
[問題点を解決するための手段] 本発明者らは常圧下および加圧下のいずれにおいても高
い吸収能を有し、かつ水溶出成分量および残存モノマー
の少ない吸水性樹脂の製造法について鋭意検討した結果
、本発明に到達した。
すなわち、本発明はカルボン酸基、スルボン酸基および
リン酸基からなる群より選ばれる少なくとも1種の酸基
を含有する重合性単量体および共重合性架橋剤を必須成
分として重合して得られた重合体にアルカリ金属化合物
を添加して重合体中の酸基の50〜90モル%を中和し
て部分的にアルカリ金属塩基とすることを特徴とする吸
水性樹脂の製造法(第一発明)およびカルボン酸基、ス
ルホン酸基およびリン酸基からなる群より選ばれる少な
くとも1種の酸基を含有する重合性単量体および共重合
性架橋剤を必須成分として重合1で得られた重合体にア
ルカリ金属化合物を添加して重合体中の酸基の50〜9
0モル%を中和して部分的にアルカリ金属塩基とした重
合体中和物を酸基および/またはアルカリ金属塩基と反
応しうる基を少なくとも2個有する化合物でさらに架橋
せしめることを特徴とする吸水性樹脂の製造法(第二発
明)で菖る。
本発明において、カルボン酸基を含有する重合性単量体
としては、不飽和モノまたはポリカルボン酸[(メタ)
アクリル酸(アクリル酸および/またはメタクリル酸を
いう。以下同様の記載を用いる。)、(エタ)アクリル
酸、クロトン酸、ソルビン酸、マレイン酸、イタコン酸
、ケイ皮酸など]、それらの無水物[無水マレイン酸な
どコなどがあげられる。
スルホン酸基を含有する重合性単量体としては、脂肪族
または芳香族ビニルスルホン酸(ビニルスルホン酸、ア
リルスルホン酸、ビニルトルエンスルホン酸、スチレン
スルホン酸など)、(メタ)アクリルスルホン酸[(メ
タ)アクリル酸スルホエチル、(メタ)アクリル酸スル
ホプロピルなどコ、(メタ)アクリルアミドスルホン酸
[2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸
などコなどがあげられる。
リン酸基を含有する重合性単量体としては、(メタ)ア
クリル酸ヒドロキシアルキルリン酸モノエステル[2−
ヒドロキシエチルアクリロイルホスフェート、2−ヒド
ロキシエチルメタクリロイルホスフェ−1・、フェニル
−2−アクリロイロキシエチルホスフェートなどコがあ
げられる。
これらのうちで好ましいものはカルボン酸基またはスル
ボン酸基を含有する重合性単量体であり、特に好ましい
ものはカルボン酸基を含有する重合性単量体である。こ
れらの酸基を含有する単量体は単独で使用してもよく、
また2種以上併用してもよい。
酸基含有単量体とともに必要により他の重合性単量体を
使用することができ、たとえば不飽和カルボン酸[(メ
タ)アクリル酸などのモノカルボン酸;マレイン酸、フ
マル酸などのポリカルボン酸]のアルキル(C1〜C1
θ)エステル、芳香族ビニル炭化水素[スチレンなどコ
、脂肪族ビニル炭化水素[エチレン、プロピレン、ブテ
ンなど]、不飽和ニトリル類[アクリロニトリルなど]
、(メタ)アクリルアミドなどがあげられる。
本発明において共重合性架橋剤としては少なくとも2個
の重合性二重結合を有する化合物(1)および少なくと
も1個の重合性二重結合を有しかつ単量体と反応性の官
能基を少なくとも1個有する化合物(2)が挙げられる
化合物(1)の例としては下記のものがあげられる。
■ビス(メタ)アクリルアミド: N、N−アルキレン(C1−C6)ビス(メタ)アクリ
ルアミドたとえばN、N−メチレン−ビスアクリルアミ
ド。
■ポリオール類と不飽和モノまたはポリカルボン酸との
ジまたはポリエステル: ポリオール類[エチレングリコール、トリメチロールプ
ロパン、グリセリン、ポリオキシエチレングリコール、
ポリオキシエチレングリコールなど]のジーまたはトリ
ー(メタ)アクリル酸エステル:不飽和ポリエステル[
上記ポリオール類とマレイン酸などの不飽和酸との反応
によって得られるコおよびシーまたはトリー(メタ)ア
クリル酸エステル[ポリエポキシドと(メタ)アクリル
酸との反応によって得られる」など。
■カルバミルエステル: ポリイソシアネ−1・[トリレンジイソシアネートフェ
ニルメタンジイソシアネートおよびNCO基含有プレポ
リマー(上記ン穏へイソシアネートと活性水素原子含有
化合物との反応によって得られる)など]とヒドロキシ
エチル(メタ)アクリレートどの反応によって得られる
カルバミルエステル。
■ジまたはポリビニル化合物ニ ジビニルベンゼン、ジビニルトルエン、ジビニルキシレ
ン、ジビニルエーテル、ジビニルケトン、− トリビニ
ルベンゼンなど。
■ポリオール類のジーまたはポリ−(メタ)アリルエー
テル: ポリオール類[アルキレングリコール、グリセリン、ポ
リアルキレンゲ刀コール、ポリアルキレンポリオール、
炭水化物など]のジーまたはポリ−(メタ)アリルエー
テルたとえばポリエチレングリコールジアリルエーテル
、アリル化デンプン、アリル化セルロース。
■ポリカルボン酸のジーまたはポリ−アリルニス −チ
ル: ジアリルフタレート、ジアリルアジペートなど。
■不飽和モノ−またはポリ−カルボン酸とポリオールの
モノ(メタ)アリルエーテルとのエステル: ポリエチレングリコールジアリルエーテルの(メタ)ア
クリル酸エステルなど。
化合物(2)の例としては(メタ)アクリル酸および/
またはその他の共重合性単量体と反応性の基たとえばカ
ルボキシル基、カルボン酸無水物基と反応性の基(ヒド
ロキシル基、エポキシ基、カチオン性基など)を含むエ
チレン性不飽和化合物があげられる。具体的には非イオ
ン性基含有不飽和化合物たとえばヒドロキシル基含有不
飽和化合物[N−メチロール(メタ)アクリルアミドな
ど]およびエポキシ基含有不飽和化合物[グ刀シジル(
メタ)アクリレートなどコならびにカチオン性基含有不
飽和化合物、たとえば4級アンモニウム塩基含有不飽和
化合物[N, N, N−1−リメチルーN−(メタ)
アクリロイロキシエチルトリメチルアンモニウムクロラ
イド、N, N. N− )リエチルーN−(メタ)ア
クリロイロキシエチルアンモニウムクロライドなど]、
および3級アミノ基含有不飽和化合物[(メタ)アクリ
ル酸ジメチルアミノエチル、(メタ)アクリル酸ジエチ
ルアミノエチルなど]などがあげられる。
共重合性架橋剤のうちで好ましいものは、ビス(メタ)
アクリルアミド、ポリオール類と不飽和モノカルボン酸
とのジーまたはポリ−エステルであり、とくに好ましい
ものはN, N−メチレンビスアクリルアミド、エチレ
ング刀コールジアクリレートおよびトリメチロールプロ
パントリアクリレートである。
本発明において共重合性架橋剤の量は全重合性単量体お
よび共重合性架橋剤の合計重量に基づいて通常0.00
1〜lO%、好ましくは0.01〜5%である。
共重合性架橋剤の量がo.ooi%未満では得られた樹
脂は吸水時のゲル強度が小さくゾル状になる。−方lO
%を越えると逆にゲル強度が過大となり吸収能が低下す
る。
必要により使用される他の重合性単量体の量は全重合性
単量体および共重合性架橋剤の合計重量に基づいて通電
30%以下、好ましくは10%以下である。
酸基含有重合性単量体および共重合性架橋剤お″よび必
要により使用されるその他の重合性単量体の重合方法は
、従来から知られている方法でよく、たとえばラジカル
重合触媒を用いて重合させる方法および放射線、電子線
、紫外線などを照射する通常の方法などがあげられる。
ラジカル重合触媒を用いる方法において、この触媒とし
てはアゾ化合物[アゾビスイソブチロニトリル、アゾビ
スシアノ吉草酸、2,2′−アゾビス(2−アミジノプ
ロパン)ハイドロクロライドなど]、無機過酸化物[過
硫酸アンモニウム、過硫酸カリウム、過硫酸ナトリウム
などコ、有機過酸化物[過酸化水素、過酸化ベンゾイル
、ジーt−プチルパーオキサイド、クメンヒドロバーオ
キザイド々どコおよびレドックス触媒[アルカリ金属の
亜硫酸塩もしくは重亜硫酸塩、亜硫酸アンモニウム、重
亜硫酸アンモニウム、アスコルビン酸などの還元剤とア
ルカリ金属の過硫酸塩、過硫酸アンモニウム、過酸化物
などの組合せよりなるもの]およ5びこれらの2種以上
があげられる。
この触媒を用いて重合させる方法は特に限定されず、た
とえば温度は使用する触媒の種類によって種々変えるこ
とができるが、通常0〜150℃、好ましくは10〜1
00℃である。
触媒量も通常と同じでよく、たとえば全重合性単量体お
よび共重合性架橋剤の合計重量に基づいて通常0.00
05〜5%、好ましくは0.0001−1%である。
重合は必要があれば溶媒の存在下で行ってもよい。この
溶媒としては、たとえば水、メタノール、エタノール、
アセトン、N、 N−ジメチルホルムアミド、ジメチル
スルホキシド、メチルエチルケトンおよびこれらの2種
以上の混合物をあげることができる。溶媒を使用した場
合の共重合性単量体の濃度には特に限定はないが、重量
基準で通常10%以上、好ましくは15〜80%である
。濃度が10%未満 −の場合には得られた樹脂の吸収
能が低いものとなる。
本発明において、得られた重合体中の酸基を中和して部
分的にアルカリ金属塩基とするために使用されるアルカ
リ金属化合物としてはアルカリ金属水酸化物(水酸化ナ
トリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウムなど)、ア
ルカリ金属炭酸塩(炭酸すトリウム、重炭酸すトリウム
なと)などがあげられる。
本発明において、重合体中の酸基の50〜90モル%、
好ましくは60〜80モル%がアルカリ金属化合物との
中和反応によりアルカリ金属塩に変換される。変換率す
なわち中和度が50モル%未満の場合、得られるゲル状
含水重合体の粘着性が大きく、そのため吸水性樹脂を作
業°性よく製造することが困難となる。90モル%を越
えると得られた樹脂のpHが高くなり人体の皮膚に対す
る安全性の点で問題となる。
重合体をアルカリ金属化合物で中和する方法としては溶
媒を使用して重合した場合、得られたゲル状重合体を約
lam3以下の小片ここ細断しながらアルカリ金属化合
物の水溶液を添加し、ざらに混練する方法がある。また
溶媒を使用せずに重合した゛場合、−置型合体を水など
の溶媒を加えて膨潤させた後、アルカリ金属化合物を添
加するか、またはアルカリ金属化合物の水溶液を重合体
に添加する方法がある。
ついで、反応生成物である重合体中和物を後述するよう
な方法で乾燥、粉砕して本発明における吸水性樹脂とす
ることができる。
本発明において、重合体中和物を該中和物中の酸基およ
び/またはアルカリ金属塩基と反応する基を少なくとも
2個有する化合物でさらに架橋せしめることによりさら
に高いゲル強度を有する樹脂を製造することができる。
重合体中和物中の酸基および/またはアルカリ金属塩基
と反応しろる基を少なくとも2個有する化金物としては
、酸基および/またはアルカリ金属塩基と反応しろる官
能基(エポキシ基、水酸基、アミノ基、イソシアナート
基など)を少なくとも2個有する化合物およびイオン架
橋を形成しろる多価金属化合物があげられる。
酸基および/またはアルカリ金属塩基と反応しろる官能
基を有する化合物の例としてはポリエポキシまたはポリ
グリシジルエーテル化合物(エチレングリコールジグリ
シジルエーテル、プロピレングリコールジグリシジルエ
ーテル、グリセリン−1,3−ジグリシジルエーテル、
ポリエチレングリコールジグリシジルエーテル、ビスフ
ェノールへ−エピクロルヒドリン型エポキシ樹脂など)
、ポリオール類(グリセリン、エチレングリコール、プ
ロピレングリコールなど)、(ボ1ハアルキレンボリア
ミン類(エチレンジアミンなど)があげられる。
多価金属化合物としては、イオン架橋を形成しろる化合
物たとえばアルカリ土類金属(カルシウム、マグネシウ
ムなど)、亜鉛、アルミニウム、チタンなどの水酸化物
、ハロゲン化物、塩(硫酸塩、炭酸塩、酢酸塩など)、
具体的には水酸化カルシウム、ジ酢酸亜鉛、塩化アルミ
ニウムなどがあげられる。これらのうち好ましいものは
ポリグリシジルエーテル化合物および多価金属化合物で
ある。
これら化合物の添加量は共重合性型18剤による重合体
の架橋度により種々変化させることができるが酸基およ
びアルカリ金属塩基の合計重量に対し通常10%以下、
好ましくはo、oot〜5%である。
この官能基を少なくとも2個有する化合物を重合体中和
物に添加、混練し乾燥、粉砕する。
添加、混練は、必要なら水溶液にして添加し、通常、ニ
ーダ−1万能混合機などの混練機で行なわれる。
乾燥方法は通常、100〜230°Cの温度の熱風で加
熱して乾燥する方法、通常100〜230℃に加熱され
たドラムドライヤーなどの使用による薄膜乾燥法、減圧
乾燥法、凍結乾燥法など通常の方法でよい。
また粉砕方法についても特に限定はなく、ハン゛マー式
粉砕機、衝撃式粉砕機、ロール式粉砕機、ジェット気流
式粉砕機など通常の装置が使用できる。
本発明により得られた吸水性樹脂は常圧下で自重の50
g/g以上、20g/cm2の加圧下で自重の10g/
8以上の1%食塩水を吸収する能力を有する。
[実施例コ 以下、実施例により本発明をさらに説明するが本発明は
これに限定されるものではない。実施例中の部は重量部
である。なお、実施例中の常圧下吸収能、加圧下吸収能
、水溶出成分量および残存モノマー量は下記の方法によ
り測定した。
(i)常圧下吸収能 250メツシユのナイロン袋ティーバッグにサンプル1
gを入れ、1%食塩水中に60分間浸漬した後に15分
間水切りしてサンプルの増加重量を測定し、これを常圧
下吸収能とした。
(ii)加圧下吸収能 サンプル0.2g上に20g/am2の荷重となるよう
に分銅を乗せ、下部側より1%食塩水を連続的に接触さ
せる。120分間吸収させた後に、サンプルの増加重量
を測定し、この値を5倍してこれを加圧下吸収能とした
(iii)水溶出成分量 サンプル2gを1%食塩水300g中に加えて充分膨潤
させ、5時間攪拌を続ける。その後、0.2ミクロンの
メンブランフィルタ−でろ過し、ざらにろ液(a8)を
蒸発乾固して残漬重量(bg)を測定する。
(iv)残存モノマー量 前記ろ過液をlOμ!採取し、高速液体クロマトグラフ
ィーにより残存モノマー員を求めた。
実施例1 アクリル酸100部、N、 N−メチレンビスアクリル
アミド0.5部および水350部を開閉可能な密閉容器
に仕込み、窒素雰囲気下で液温を10℃とした後、0.
5%の過硫酸アンモニウム水溶液1部および0.5%の
亜硫酸水素ナトリウム水溶液1部を添加して重合させた
ところ発熱とともにゲル状となった。重合開始から8時
間後に密閉反応容器を開き、生成したゲル状含水架(喬
重合体を取り出した。このゲル400部を細断したのち
、50%水酸化ナトリウム水溶液73.5部を加えて中
和し、さらに均一に混練して重合体中のポリアクリル酸
の約75モル%をポリアクリル酸すトリウムに変換した
この中和されたゲルを150℃に加熱されたドラムドラ
イヤーで乾燥した後、32〜145メツシユの粒度に粉
砕して吸水性樹脂を得た。
このものの性能測定結果を第1表に示す。
実施例2 実施例1と同様の方法で作成した中和されたゲルに、ざ
らにエチレングリコールジグリシジルエーテルの5%水
溶液6部を添加して均一に混練した/l、 150’C
に加熱されたドラムドライヤーで乾燥し、32〜145
メツシユの粒度に粉砕して吸水性樹脂を得た。
このものの性能測定結果を第1表に示す。
実施例3〜4 実施例1および2においてアクリル酸100部に代えて
アクリル酸60部および2−アクリルアミド−2−メチ
ルプロパンスルホン酸115部を使用する以外は全く同
様の方法で吸水性樹脂を得た。
これらの性能測定結果を第1表に示す。
実施例5〜6 実施例1および2においてアクリル酸100部に代えて
アクリル酸60部および2−ヒドロキシエチルアクリロ
イルホスフェ−3415部を使用する以外は全く同様の
方法で吸水性樹脂を得た。
これらの性能測定結果を第1表に示す。
実施例7 実施例1においてN、N’−メチレンビスアクリルアミ
ド量を1.2部とする以外は全く同様の方法で吸水性樹
脂を得た。
これらの性能測定結果を第1表に示す。
比較例1 アクリル酸ナトリウム98部(75モル%)、アクリル
酸25部(25モル%) 、N、 N’−メチレンビス
アクリルアミド0.5部および水350部を開閉可能な
密閉反応容器に仕込み、・窒素雰囲気下で液温を10℃
とした後、0.5%の過硫酸アンモニウム水溶液1部お
よび0.5%の亜硫酸水素ナトリウム水溶液1部を添加
して8時間重合させることによりゲル状含水架橋重合体
を得た。
このゲルをキ■断した後、150°Cに加熱されたドラ
ムドライヤーで乾燥し、32〜145メツシユの粒度に
粉砕して吸水性樹脂を得た。
このものの性能測定結果を第1表に併記する。
比較例2 比較例1と同様の方法で作成した重合ゲルにさらにエヂ
レング刀コールジグリシジルエーテルの5%水溶液6部
を添加して均一に混練した後、150°Cに加熱された
ドラムドライヤーで乾燥132〜145メツシユの粒度
に粉砕して吸水性樹脂を得た。
このものの性能測定結果を第1表に併記する。
比較例3 比較例1においてアクリル酸ナトリウム98部に代えて
アクリル酸すトリウム46部および2−アクリルアミド
−2−メチルプロパンスルホン酸ナトリウム128部を
1史用する以外は全く同様の方法で吸水性樹脂を得た。
このものの性能測定結果を第1表に併記する。
比較例4 比較例1においてアクリル酸ナトリウム98部に代えて
アクリル酸ナト1戸りム46部および2−ヒドロキシエ
チルアクリロイルホスフェ−1・のすトリウム塩128
部を使用する以外は全く同様の方法で吸水性樹脂を得た
このものの性能測定結果を第1表に併記する。
第1表 [発明の効果] 本発明は下記の効果を奏する。
■加圧下および常圧下ζ弓おける吸収能の高い吸水性樹
脂を製造することができる。
■水溶出成分量および残存モノマー量の少ない吸水性樹
脂を製造することができる。このため皮膚に対して安全
であり衛生面からすぐれている。
■分子量の大きい樹脂を製造することができる。
第二発明の効果として共重合性架橋剤で架橋した後中和
いカルボン酸基および/またはカルボン酸塩基と反応性
の基を有する化合物と反応さぜることによりゲル強度よ
り詳しくは加圧下の吸収能のさらに向上した樹脂を得る
ことができる。
従来のアクリル酸アルカリ金属塩とアクリル酸を共重合
性架橋剤の存在下、重合させて製造した樹脂は架橋重合
体主鎖の分子量が大きくなりにくかった。しかるに本発
明によれば、酸基の状態で架橋重合した後に、アルカリ
金属化合物で部分的にアルカリ塩に変換し製造するもの
であり、従来のものよりも架橋重合体主鎖の分子量が大
きく、吸水能が高くかつ水溶出成分量および残存モノマ
ー量の少ない吸水性樹脂が得られる。
上記効果を奏することから本発明により得られた樹脂は
吸収性当材、衛生材料(子供用および大人用の紙おむつ
、生理用ナプキン、衛生綿、包帯、失禁用パッド、紙タ
オルなど)などの人体に接する用途;油中の水の分離剤
、その他の脱水または乾燥剤;植物や土壌などの保水剤
;ヘドロ凝固剤;内装建材に1史用した結露防止剤など
の産業用途に有用である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、カルボン酸基、スルホン酸基およびリン酸基からな
    る群より選ばれる少なくとも1種の酸基を含有する重合
    性単量体および共重合性架橋剤を必須成分として重合し
    て得られた重合体にアルカリ金属化合物を添加して重合
    体中の酸基の50〜90モル%を中和して部分的にアル
    カリ金属塩基とすることを特徴とする吸水性樹脂の製造
    法。 2、カルボン酸基、スルホン酸基およびリン酸基からな
    る群より選ばれる少なくとも1種の酸基を含有する重合
    性単量体および共重合性架橋剤を必須成分として重合し
    て得られた重合体にアルカリ金属化合物を添加して重合
    体中の酸基の50〜90モル%を中和して部分的にアル
    カリ金属塩基とした重合体中和物を酸基および/または
    アルカリ金属塩基と反応しうる基を少なくとも2個有す
    る化合物でさらに架橋せしめることを特徴とする吸水性
    樹脂の製造法。
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