JPH04175319A - 吸水性樹脂の製造法 - Google Patents

吸水性樹脂の製造法

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JPH04175319A
JPH04175319A JP23732890A JP23732890A JPH04175319A JP H04175319 A JPH04175319 A JP H04175319A JP 23732890 A JP23732890 A JP 23732890A JP 23732890 A JP23732890 A JP 23732890A JP H04175319 A JPH04175319 A JP H04175319A
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temperature
absorbing resin
meth
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JP23732890A
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Takashi Sumiya
住谷 隆
Masashi Date
雅志 伊達
Kenji Tanaka
健治 田中
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Sanyo Chemical Industries Ltd
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Sanyo Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、水不溶性吸水性樹脂の製造法に関する。
[従来の技術] 吸水性樹脂は、生理用品、紙おむつ等の衛生材料、トリ
ップ吸収剤、土壌保水剤、建材の結露防止などに幅広く
用いられている。
従来、比較的高濃度の親水性ビニル系単量体を重合して
水不溶性吸水性樹脂を製造する方法としては、水溶液重
合法などの技術が知られており、この例としては、特定
容器内で親水性ビニル系単量体水溶液を断熱重合する方
法(例えば、特開昭55−108407号公報など)、
双腕ニーダ−内で、攪拌により重合ゲルを砕断しながら
重合する方法(例えば、特開昭57−34101号公報
など)、親水性ビニル系単量体の高濃度水溶液をベルト
上で重合し、外部加熱を加えることなく重合と乾燥とを
同時に行う方法(例えば、特開昭58−71907号公
報など)、親水性ビニル系単量体と架橋剤から成る水性
媒体混合物を断熱状態で噴霧または薄膜共重合する方法
(例えば、特開昭58−147809号公報など)など
を挙げることができる。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、前述の重合法により、30〜80重量%
もの高濃度の親水性ビニル系単量体水性液を水溶液重合
して水不溶性吸水性樹脂を製造する場合、重合時に発生
する重合熱により急激な温度上昇が起こり、重合開始剤
の分解速度が著しく増大する。その結果、得られた吸水
性樹脂重合体の重量平均分子量(以下Mwと記載する)
は低くなり、且つ分子量分布も広くなる。
Mwが低く、分子量分布の広い吸水性樹脂は、常圧吸収
量、加圧吸収量等の吸収性能が低下するという問題点が
ある。更に、水可溶性成分量の多い吸水性樹脂を紙オム
ツ等に使用したとき、紙オムツ表面のべとつき感の増大
やカブレ等の原因となり好ましくない。
更に、特開昭58−71907号公報の重合方法や特開
昭5[1〜147809号公報の重合方法で30〜80
重量%もの高濃度の親水性ビニル系単量体水性液を重合
した場合、重合開始剤が短時間で分解してしまう結果、
得られた吸水性樹脂重合体中の残存モノマー量が高くす
る。残存モノマー量が多いことは、吸水性樹脂を紙おむ
つ等に使用した際にの安全性の面で問題である。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは、上記問題点を解消し、且つ優れた品質を
有する水不溶性吸水性樹脂を製造する方法について鋭意
検討した結果、本発明に到達した。
すなわち本発明は、下記製法■〜■により構成される水
不溶性吸水性樹脂の製造法である。
製法■:官能基を有する親水性ビニル系単量体(a)お
よび架橋剤(b)を含をする30〜80重量%濃度の水
性液と重合開始剤(c)とを、該水性液が接触する面の
加熱および/または冷却が行える重合装置に供給して重
合を開始させ、次いで、該水性液を攪拌することなく、
重合中の温度を20〜70℃に制御して定温重合し、必
要により重合率が70%以上の段階で70℃を越える温
度に昇温し、重合を完結させることを特徴とする水不溶
性吸水性樹脂の製造法。
製法■:製法■により得られた水不溶性吸水性樹脂の含
水ゲルを乾燥、粉砕し得られる粉粒状重合体(I)を、
更に(I)中に含有する官能基と反応しうる基を2個以
上有する化合物(d)またはイオン架橋を形成しうる多
価金属化合物(e)で、該重合体(1)の表面を架橋す
ることを特徴とする水不溶性吸水性樹脂の製造法。
製法■:製法■により得られた水不溶性吸水性樹脂の含
水ゲルを砕断した後、乾燥することを特徴とする水不溶
性吸水性樹脂の製造法。
製法■:復製法により得られた水不溶性吸水性樹脂の含
水ゲルを砕断し、更に、疎水性架橋剤(f)で、砕断し
た該含水ゲル状重合体の表面を処理した後、乾燥と同時
に架橋反応することを特徴とする水不溶性吸水性樹脂の
製造法。
以下、まず製法■について説明する。
本発明の実施により得られる水不溶性吸水性樹脂重合体
は、Mwが極めて高く、且つ分子量分布が極めてシャー
プであり、その結果常圧吸収量、加圧吸収量が共に高く
、且つ吸水性樹脂の水可溶性成分量と残存モノマー量が
極めて少ないという従来にない特徴を有する。
本発明において、該ビニル系単量体(a)としては、例
えば、分子内に少なくとも1個の酸基有するビニル系単
量体および/またはその水溶性塩(1); 分子内に少
なくとも1個の第3級アミノ基および/または第4級ア
ンモニウム塩基を有するビニル系単量体(2); 分子
内に少なくとも1個の水酸基を存するビニル系単量体(
3)が挙げられる。
上記(+)のうち、分子内に少なくとも1個の酸基を有
するビニル系単量体としては、例えば、カルボン酸基を
有する単量体、スルホン酸基ををする単量体等が挙げら
れる。
カルボン酸基を有する単量体の具体的な例としては、不
飽和モノまたはポリカルボン酸[(メタ)アクリル酸、
エタアクリル酸、クロトン酸、ソルビン酸、マレイン酸
、イタコン酸、ケイ皮酸など]、それらの無水物[無水
マレイン酸など]などが挙げられる。
スルホン酸基を有する単量体の具体的な例としては、脂
肪族または芳香族ビニルスルホン酸[ビニルスルホン酸
、アリルスルホン酸、ビニルトルエンスルホン酸、スチ
レンスルホン酸などコ、(メタ)アクリルスルホン酸[
(メタ)アクリル酸スルホエチル、(メタ)アクリル酸
スルホプロピルなどコ、(メタ)アクリルアミドスルホ
ン酸[2−アクリル7ミ)’−2−メチルプロパンスル
ホン酸などコなどが挙げられる。
また上記(1)のうち、分子内に少なくとも1種の酸基
を有するビニル系単量体の水溶性塩としては、例えばこ
れらカルボン酸基またはスルホン酸基を有するビニル系
単量体のアルカリ金属塩(ナトリウム、カリウム、リチ
ウムなどの塩);並びにアルカリ土類金属塩(カルシウ
ム、マグネシウムなどの塩);アンモニウム塩またはア
ミン塩(メチルアミン、トリメチルアミンなどのアルキ
ルアミンの塩、トリエタノールアミン、ジェタノールア
ミンなどのアルカノールアミンの塩など)が挙げられる
酸基を含有するビニル系単量体およびその水溶性塩(1
)は単独で使用してもよく、また2種以上併用してもよ
い。
分子内に少なくとも1個の第3級アミノ基および/また
は第4級アンモニウム塩基を有するビニル系単量体(2
)としては、例えば(メタ)アクリルアミド、ジアルキ
ルアミノアルキル(メタ)アクリレートとアルキルハラ
イドまたはジアルキル硫酸との反応物[(メタ)アクリ
ロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムハライド(
クロライドまたはブロマイド)、(メタ)アクリロイル
オキシエチルトリメチルアンモニウムサルフェート、(
メタ)アクリロイルオキシエチルジメチルエチルアンモ
ニウムクロライド、 (メタ)アクリロイルオキシエチ
ルジメチルエチルアンモニウムクロライド、 (メタ)
アクリロイルオキシエチルジメチルベンジルアンモニウ
ムクロライド、(メタ)アクリロイルオキシプロピルト
リメチルアンモニウムクロライド、 (メタ)アクリロ
イルオキシプロピルトリメチルアンモニウムサルフェー
トなどコ;ジアルキルアミノヒドロキシアルキル(メタ
)アクリレートとアルキルハライドまたはジアルキル硫
酸との反応物[(メタ)アクリロイルオキシヒドロキシ
エチルトリメチルアンモニウムハライド(クロライドま
たはブロマイド)、(メタ)アクリロイルオキシヒドロ
キシエチルトリメチルアンモニウムサルフェート、(メ
タ)アクリロイルオキノヒドロキシプロビルトリメチル
アンモニウムクロライドなど]; ジアルキルアミノア
ルキル(メタ)アクリルアミドとアルキルハライドまた
はジアルキル硫酸との反応物[トリメチルアミノエチル
(メタ)アクリルアミドの塩化物または臭化物、 トリ
メチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミドの塩化物
、ンエチルメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミ
ドの塩化物などコ; ジアルキルアミノヒドロキンアル
キル(メタ)アクリルアミドとアルキルハライドまたは
ジアルキル硫酸との反応物[トリメチルアミノヒドロキ
シエチル(メタ)アクリルアミドの塩化物、 トリメチ
ルアミノヒドロキシプロピル(メタ)アクリルアミドの
塩化物、ジエチルメチルアミノヒドロキシプロピル(メ
タ)アクリルアミドの塩化物などコツN−アルキルビニ
ルピリジニウムハライド[N−メチル−2−ビニルピリ
ジニウムハライド(クロライドまたはブロマイド)、N
−メチル−4−ビニルピリジニウムクロライドなどコ、
トリアルキルアリルアンモニウムハライド[例えばトリ
メチルアリルアンモニウムハライド(クロライドまたは
ブロマイド)、トリエチルアリルアンモニウムクロライ
ドなどコ;並びにビニルピロリドンなどが挙げられる。
これらのビニル系単量体(2)は単独で使用してもよく
、また2種以上を併用してもよい。
分子内に少なくとも1個の水酸基を有するビニル系単量
体(3)としては、例えばヒドロキシメチル(メタ)ア
クリレート、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレートお
よびヒドロキシプロピル(メタ)アクリレートが挙げら
れる。
ビニル系単量体(a)のうちで好ましいものは、(1)
であり、特に好ましいものは、分子内に少なくとも1個
のカルボン酸基を有するビニル系単量体、そのナトリウ
ム塩、そのカリウム塩およびこれら2種以上の併用であ
る。
ビニル系単量体(a)として、(1)を用いた場合の水
不溶性吸水性樹脂中の該水溶性塩の割合は通常50−9
0モル%、好ましくは60〜80モル%である。
割合が50モル%未満の場合、得られた吸水性樹脂の性
能が低下する。割合が90モル%を越えると、得られた
樹脂のP■が高くなり人体の皮膚に対する安全性の点で
問題となる。
この水溶性塩の割合の調整(中和)は、吸水性樹脂製造
工程の任意の段階で行うことができ、例えば、該ビニル
系単量体(a)の段階で部分中和する、あるいは重合生
成物である含水ゲル状重合体の段階で部分中和する方法
がある。
本発明において、該架橋剤(b)としては、例えば少な
くとも2個のビニル基を有する化合物(4)、少なくと
も1個のビニル基を有し、かつビニル系単量体(a)の
官能基と反応しうる基を少なくとも1個有する化合物(
5)、および(a)の官能基と反応しうる基を少なくと
も2個有する化合物(6)が挙げられる。
化合物(4)例としては下記のものが挙げられる。
■ビス(メタ)アクリルアミド: N、N−アルキレン(cI−CG)ビス(メタ)アクリ
ルアミド、例えばN、N−メチレンビスアクリルアミ■
ポリオール類と不飽和モノまたはポリカルボン酸とのジ
またはポリエステル: ポリオール類[エチレングリコール、 トリメチロール
プロパン、グリセリン、ポリオキシエチレングリコール
、ポリオキシプロピレングリコールなどコのジーまたは
トリー(メタ)アクリル酸エステル:不飽和ポリニステ
ルロ上記ポリオール類とマレイン酸などの不飽和酸との
反応によって得られる]およびジーまたはトリー(メタ
)アクリル酸エステル[ポリエポキシドと(メタ)アク
リル酸との反応によって得られる]など。
■カルバミルエステル: ポリイソシアネート[トリレンジイソシアネート、ヘキ
サメチレンジイソシアネー)、4.4’−ジフェニルメ
タンジイソシアネートおよびNCO基含有プレポリマー
(上記ポリイソシアネートと活性水素原子含有化合物と
の反応によって得られる)などコとヒドロキシエチル(
メタ)アクリレートとの反応によって得られるカルバミ
ルエステル。
■ジまたはポリビニル化合物: ジビニルベンゼン、ジビニルトルエン ルキシレン、ジビニルエーテル、ジビニルケトン、トリ
ビニルベンゼンなど。
■ポリオール類のジーまたはポリ−(メタ)アリルエー
テル: ポリオール類[アルキレングリコール、グリセリン、ポ
リアルキレングリコール、ポリアルキレンポリオール、
炭水化物など]のジーまたはポリ−(メタ)アリルエー
テルたとえばポリエチレングリコールジアリルエーテル
およびアリル化デンプン、アリル化セルロース。
■ポリカルボン酸のジーまたはポリ−アリルエステル: ジアリルフタレート、ジアリルアジペートなど。
■不飽和モノまたはポリカルボン酸とポリオールのモノ
(メタ)アリルエーテルとのエステル:ポリエチレング
リコールモノアリルエーテルの(メタ)アクリル酸エス
テルなど。
■ポリアリロキシアルカン類: テトラアリロキシエタンなど。
化合物(5)の例としては(a)の官能基と反応性の基
、例えば、ヒドロキシル基、エポキシ基、カチオン性基
などを少なくとも1個含何するエチレン性不飽和化合物
が挙げられる。具体的には、ヒドロキシル基含有不飽和
化合物[N−メチロール(メタ)アクリルアミドなどコ
ニ エポキシ基含有不飽和化合物[グリ/ジル(メタ)
アクリレートなどコおよびカチオン性基含有不飽和化合
物[N,  N,  N−トリメチル−N− (メタ)
アクリロイロキシエチルトリメチルアンモニウムクロラ
イド、N,  N,  N−トリエチル−N− (メタ
)アクリロイロキンエチルアンモニウムクロライド、 
(メタ)アクリル酸ジメチルアミノエチル、 (メタ)
アクリル酸ジエチルアミノエチルなどコなどが挙げられ
る。
化合物(6)の例としては、 (a)の官能基と反応性
の基、例えば、ヒドロキシル基、エポキシ基、カチオン
性基などを2個以上有する化合物が挙げられる。具体的
には、分子内にエポキシ基を少なくとも2個以上有する
化合物[エチレングリコールジグリシジルエーテル、プ
ロピレングリコールジグリシジルエーテル、グリセリン
−1.3−ジグリシジルエーテル、ポリエチレングリコ
ールジグリシジルエーテル、1.6−ヘキサンシオール
ジグリシジルエーテル、ビスフェノール人=エピクロル
ヒドリン型エポキン樹脂などコ、分子内にイソシアネー
ト基を少なくとも2個以上有する化合物[2.4− )
 Uレンジイソンアネート、ヘキサメチレンジイソシア
ネート、4.4’−ジフェニルメタンジイソンアネート
などコ、分子内に水酸基を少なくとも2個以上有する化
合物[グリセリン、エチレングリコール、プロピレング
リコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレング
リコールなどコ、分子内に少なくともアミノ基を2個以
上有する化合物ロエチレンジアミン、ジエチレントリア
ミン、 トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペン
タミンなどコを例示することができる。
これらの化合物(Ili)は重合前の(a)とあらかじ
め反応させて使用してもよく、重合後に架橋反応を行わ
せてもよい。
該架橋剤(b)のうちで好ましいものは、ビニル系単量
体(a)と共重合可能な(4)および(5)の化合物で
あり、更に好ましいものは(4)の化合物である。特に
好ましいものはN,N−メチレンビス(メタ)アクリル
アミド、 (ポリ)エチレングリコールジ(メタ)アク
リレート、テトラアリロキシエタン、 トリメチロール
プロパントリ(メタ)アクリレートなどの比較的水溶性
の高い共重合性架橋剤である。
本発明において、該架橋剤(b)の量はビニル系単量体
(a)の自己架橋の程度により種々変化しうるが、ビニ
ル系単量体(a)の重量に対して通常0.0001〜5
%、好ましくは0.001〜2%、特に好ましくは0.
01〜1.0%である。  (b)の量が5%を越える
と得られた吸水性樹脂は、吸水時のゲル強度が過大とな
りすぎて吸収性能が低下する。−方、0.0001%未
満の場合、得られた吸水性樹脂は、吸水時のゲル強度が
小さくゾル状となり、且つ水可溶性成分量も多くなる。
本発明において、ビニル系単量体(a)の水性液中にお
ける濃度は、重合温度を本発明の範囲でぁる20〜70
℃に制御した場合、重合濃度が高いほどMwがアップす
ることから、重量基準で30〜80%が好ましく、更に
好ましくは35〜75%であり、特に好ましくは40〜
60%である。
重合濃度が30%未溝未満合、得られた重合体のMwは
小さく、その結果得られた吸水性樹脂の吸収性能も低い
ものとなる。一方、重合濃度が80%を越えると、その
状態が固形状に近くなり、均一な重合を行なうことが困
難となる。
本発明において該水性液は、例えば(a)と(b)を水
または水に可溶性有機溶剤[メタノール、エタノール、
アセトン、ジメチルホルホキンド、ジメチルホルムアミ
ドなどコと水の混合溶媒、好ましくは水に溶解または分
散することにより得られる。
本発明において、重合時必要によりデンプンおよび/ま
たはセルロースなどの多糖類を添加することができる。
デンプンとしては、例えばジャガイモデンプン、トウモ
ロコシデンプン、コメデンプンなどの天然デンオウン;
 α化デンプン、酸化デンプンなどの加工デンプンが挙
げられる。
セルロースとしては、例えばヒドロキシアルキルセルロ
ース、有機酸エステルセルロース、アルキルエーテルセ
ルロース、カルボキシルアルキルセルロースが挙げられ
る。
これら多糖類の量は、ビニル系単量体(a)の重量に対
し通常θ〜20%、好ましくは0〜10%である。
本発明において、該重合開始剤(c)としては、アゾ化
合物ロアゾビスイソブチロニトリル、アゾビスシアノ吉
草酸、2.2’−アゾビス(2−アミジノプロパン)ハ
イドロクロライドなどコ;無機過酸化物[過硫酸アンモ
ニウム、過硫酸カリウム、過硫酸ナトリウムなどコ;存
機過酸化物[過酸化水素、過酸化ベンゾイル、ジ−t−
ブチルパーオキサイド、クメンヒドロパーオキサイド、
コハク酸パーオキサイドなどコ;並びにレドックス触媒
[アルカリ金属の亜硫酸塩もしくは重亜硫酸塩、亜硫酸
アンモニウム、重亜硫酸アンモニウム、アスクルピン酸
などの還元剤とアルカリ金属の過硫酸塩、過硫酸アンモ
ニウム、過酸化物などの酸化剤との組合せからなるもの
コが挙げられる。上記重合開始剤は2種以上併用しても
よい。
これらのうち好ましいものは、アゾ化合物、無機過酸化
物及び有機過酸化物(熱分解型のラジカル重合開始剤)
である。
重合開始剤(c)の量は、ビニル系単量体(a)重量に
基づいて通常0.0005〜5%であり、好ましくは0
.001〜1%、特に好ましくは0.005〜0.5%
である。重合開始剤の量が5%を越えると、得られた重
合体のMwが低下し好ましくない。一方、重合開始剤の
量が0.0005%′未満の場合、重合が開始しないか
、開始するまでに非常に長時間を要して非効率的である
本発明において、重合を開始させる温度は、使用する重
合開始剤の分解温度によっても異なるが、通常0〜70
℃、好ましくは20〜65℃、特にに好ましくは30〜
60℃である。重合開始温度が0°Cより低いと、通常
のラジカル開始剤を用いた場合、その分解速度が遅すぎ
て重合が開始しないか、あるいは重合が開始したとして
も重合速度が極めて遅いという結果を招き効率的ではな
い。一方、重合開始温度が70℃を越えると、重合開始
剤の分解速度が増大して重合中の温度制御が難しくなる
ばかりでなく、重合時における単量体の停止速度定数が
増加するためNMWの低下および/または分子量分布の
増大を招くので好ましくない。
本発明において、重合中の温度は通常20〜70℃、好
ましくは30〜65℃、特に好ましくは40〜60℃で
ある。重合温度が20℃より低いと、重合速度が極めて
遅くなる。したがっである程度の重合率を確保し、残存
モノマー量を低減させるためには長時間の重合を必要と
し効率的でない。一方、重合温度が70℃を越えると、
重合開始剤の分解速度が著しく増加するばかりでなく、
重合時における単量体の停止速度定数が増加するため、
Mwの低下および/または分子量分布の増大を招くので
好ましくない。更に、重合開始剤が短時間で分解してし
まう結果、得られた吸水性樹脂重合体中の残存モツマー
量が非常に高くなる。
尚、本発明において定温重合とは、一定温度で重合する
という意味ではなく、ある特定の温度範囲に重合中の温
度が制御されている重合状態を表す。
本発明おいて重合開始温度と重合中における最高到達温
度との温度差は、できる限り小さくすることが重要であ
る。この温度差としては60°C以下、好ましくは40
℃以下、特に好ましくは30℃以下である。この温度差
が60°Cを越えると、重合温度が上記20〜70°C
の範囲であっても分子量分布が増大し、その結果、水可
溶性成分量の増加と吸収性能の低下を招く。
本発明において該重合は、必要により不活性気流雰囲気
下で実施してもよい。この不活性気流としては、窒素、
ヘリウム、炭酸ガスなどが挙げられる。
本発明の重合に使用する、該水性液が接触する面の加熱
および/または冷却が行える重合装置としては、接触す
る面の加熱および/または冷却を行うことにより、重合
中の重合温度および重合開始温度と重合中における最高
到達温度との温度差を所定の範囲に制御して定温重合で
きるものであればとくに限定されるものではない。例え
ば、ベルトコンベアーの下部片面あるいは該水性液をベ
ルトでサンドイッチしベルトコンベアーの上、下の両面
から、加熱および/または冷却が行えるベルトコンベア
ー型重合装置、プレート面の片面あるいは両面のから加
熱および/または冷却が行える熱交換プレート式重合装
置、周壁の面から加熱および/または冷却が行える遠心
Wi膜梨型重合装置片面あるいは両面から加熱および/
または冷却が行えるフィルタープレス型重合装置などの
該ビニル系単量体(a)がシート状で重合可能な装置、
該水性液が接触する面から加熱および/または冷却が行
えるジャケットを備えた円筒型重合装置などを例示でき
る。好ましい重合atは、該接触する面の加熱および/
または冷却が可能であり、且つ該重合性水性液を攪拌す
ることなく、シート状で定温重合可能なベルトコンベア
ー型重合装置、フィルタープレス型重合装置である。更
に好ましくは、両面から加熱および/または冷却が行え
るこれらの装置である。
該水性液をシート状で重合する場合、該水性液は通常1
〜100mmの厚さ、好ましくは3〜50mmの厚さ、
特に好ましくは5〜30m11の厚さになるように重合
装置に供給される。該水性液の厚さが100mmを越え
ると、該水性液が接触する面から加熱および/または冷
却を行っても、該接触面から離れている部分[例えば、
重合物の一つの面から加熱冷却する場合はその反対側の
部分、両面から加熱冷却する場合は厚さの中心部分など
コの重合温度の制御が困難となる。その結果、生成する
吸水性樹脂のMwの低下および/または分子量分布の増
大を招くので好ましくない。
該水性液と接触する面から加熱および/または冷却を行
う事により重合中の温度を制御するにあたっては、該水
性液と接触する面の反対側から加熱冷却用媒体で加熱お
よび/または冷却するのが通常であるが、この加熱冷却
用媒体としてはとくに限定はな(、例えば冷媒、冷水、
温水、冷風、温風、水蒸気などが挙げられる。
該水性液と接触する面の材質としては、とくに限定され
るものではないが、該水性液と加熱冷却媒体との熱移動
を容易にする目的から、熱伝導性のよい材質が好ましい
このような材質としては、ステンレス、鉄、銅、ニッケ
ル合金、アルミニウム、真鋳、鉛、銀等の金属類、ガラ
ス、金属粉あるいは無機粉末等を含有したポリエチレン
、ポリプロピレン、ポリテトラフルオロエチレン等の合
成樹脂類などを例示できる。
また、該水性液と接触する面の材質として、金属類を用
いた場合、重合後に該水性液と接触する面からの重合体
の剥離を容易にする目的で、該材質の熱伝導性を大幅に
損ねない程度おいて、包着防止性のある公知の樹脂、例
えばフッ素系樹脂、シリコン系樹脂、ポリエチレン、ポ
リプロピレン等の合成樹脂等で該水性液と接触する面を
皮膜してもよい。
本発明では、必要により、重合率が70%以上の段階で
70℃を越えるの温度に昇温して重合を完結させること
ができる。この様に、重合率が70%以上の段階で70
℃を越える温度に昇温しで重合を完結させることにより
、20〜70℃の温度で重合を完結させるよりも重合時
間の短縮が可能となり、且つ残存ノモマーの少ない吸水
性樹脂が得られる。
重合率が70%未満の段階では、いまだ重合開始剤が残
存している場合が多いことから、70℃を越える温度に
昇温することにより急激な重合開始剤の分解が起こり、
Mwの低下を招くことがある。
好ましくは重合率が80%以上の段階である。尚、重合
率は、冷却操作により強制的に重合を停止させた後、未
重合単量体量を液体クロマトグラフィーなどで測定する
ことにより求めることができる。
重合を完結させる温度としては70℃を越える温度が好
ましいが、特に好ましくは75〜98℃である。
尚、本発明において重合完結とは必ずしも重合率100
%を意味するものではな(、生成する吸水性樹脂中に通
常許容される範囲のモノマー(例えば1%以下)が残存
していてもよい。
本発明の方法により重合して得られた含水ゲル状重合体
を乾燥し、通常の粉砕機を使用して、所定の粒度に粉砕
することにより粉粒状の水不溶性吸水性樹脂が製造され
る。
以下製法■について説明する。
本発明において、粉粒状の水不溶性吸水性樹脂である重
合体(I)の官能基と反応しうる基を少なくとも2個有
する化合物(d)またはイオン架橋を形成しうる多価金
属化合物(e)で重合体(I)の表面を更に架橋せしめ
ることにより、吸収性能を低下させることなく、より高
いゲル強度を何し、水可溶性成分量がより少なくなり、
吸水ゲルの安定性に優れた樹脂を製造することができ、
更に加圧吸収速度が速いという特長も付与される。
該重合体(I)中に含有する官能基が酸基の場合、該化
合物(d)のうち、分子内にエポキシ基、インシアネー
ト基、水酸基、アミノ基などの基を少なくとも2個有す
る化合物、並びに、該多価金属化合物(e)が使用でき
る。
重合体(I)中に含有する官能基がカチオン基の場合、
該化合物(d)のうち、分子内にエポキシ基、インシア
ネート基、カルボン酸基などの基を少なくとも2個以上
有する化合物が使用できる。
重合体(I)中に含有する官能基が水酸基の場合、該化
合物(cl)のうち、分子内にエポキシ基、イソシアネ
ート基、カルボン酸基などの基を少なくとも2個以上有
する化合物が使用できる。
該化合物(d)の具体的な例としては、分子内にエポキ
シ基を少なくとも2個以上有する化合物[エチレングリ
フールジグリシジルエーテル、プロピレングリコールジ
グリシジルエーテル、グリセリン−1,3−ジグリシジ
ルエーテル、ポリエチレングリコールジグリシジルエー
テル、1.6−ヘキサンシオールジグリシジルエーテル
、ビスフェノールA−エピクロルヒドリン型エポキシ樹
脂などコ;分子内にインシアネート基を少なくとも2個
以上有する化合物[2,4−トリレンジイソシアネート
、へ、キサメチレンジイソシアネート、4.4″−ジフ
ェニルメタンジイソシアネートなどコ;分子内に水酸基
を少な(とも2個以上有する化合物[グリセリン、エチ
レングリコール、プロピレングリコール、ポリエチレン
グリコール、ポリプロピレングリコールなど];分子内
に少なくともアミン基を2個以上有する化合物[エチレ
ンジアミン、ジエチレントリアミン、 トリエチレンテ
トラミン、テトラエチレンペンタミンなどコ;分子内に
カルボン酸基を2個以上有する化合物[シュウ酸、マロ
ン酸、コハク酸、ゲルタール酸、アジピン酸、ポリ(メ
タ)アクリル酸などコなどが挙げられる。
またイオン架橋を形成しうる多価金属化合物(e)とし
ては、例えば、 [アルカリ土類金属(カルシウム、マ
グネシウムなど)、亜鉛、アルミニウム、チタンなどの
水酸化物、これら金属のハロゲン化物、およびこれら金
属の塩(硫酸塩、炭酸塩、酢酸塩)などコを挙げること
ができる。
該化合物(d)または多価金属化合物(e)のうち、該
化合物(d)が好ましく、特に好ましくは分子内にエポ
キシ基を少なくとも2個以上有する化合物である。
該化合物(d)または多価金属化合物(e)の添加量は
、該重合体(I)の架橋度や樹脂に要求される吸水性能
、ゲル強度により種々変化させることができるが、該重
合体(I)の重量に対し通常0.001〜5%以下、好
ましくは0.001〜3%、更に好ましくは0.01〜
1%である。
該化合物(d)または多価金属化合物(e)は、原液あ
るいは粉末の状態で該重合体(I)に添加しても良いが
、均一な架橋反応を行うために、通常、水溶液あるいは
水分散液の状態で添加される。
この水溶液あるいは水分散液の濃度は、該化合物(d)
または多価金属化合物(e)の組成、分子量等により異
なるが、通常重量基準で0.1〜70%、好ましくは1
〜50%である。
また、上記水溶液あるいは水分散液の場合の添加量は、
樹脂に要求される吸水性能、該化合物濃度等により種々
変化しうるが、通常、粉粒杖吸水性樹脂の重量に対して
0.1〜30%、好ましくは0.5〜15%1  更に
好ましくは1〜IO%である。添加量が0.1%未未満
は、均一な架橋を行うことができず好ましくない。一方
、添加量が30%を越えると、架橋剤液が粉粒状吸水性
樹脂内部にまで浸透し、得られた吸水性樹脂のゲル強度
のアップと水可溶性成分量の低減ははかれるもの吸収性
能が低下する。
該化合物(d)または多価金属化合物(e)を該重合体
(I)に添加する方法は、両者を均一に混合できればよ
く特に制限はないが、例えばナラター式混合機、ニーダ
−式混合機、パドル型混合機、V型混合機、リボン型混
合機、スクリュー型混合機、気流型混合機等に該重合体
(I)を入れ、攪拌を行いながら、スプレー、ンヤワリ
ング、滴下等の方法により該化合物(d)または多価金
属化合物(e)の水溶液あるいは分散液を添加する方法
;並びに高速攪拌が行える、ミキサーや上記混合機に該
重合体(I)を入れ連続的に該化合物(d)または多価
金属化合物(e)の水溶液あるいは分散液を添加、混合
する方法などが挙げられる。
本発明において、該重合体(I)と該化合物(d)また
は多価金属化合物(e)の混合物を、必要により加熱し
て架橋反応を行わせても良い。
加熱する場合の温度は、該化合物(d)または多価金属
化合物(e)と重合体(I)中に含有する官能基との反
応性により異なり一概にはいえないが、通常20〜25
0℃、好ましくは30〜200°Cである。
加熱する場合の温度が250℃を越えると、重合体(I
)の分解が起こり、吸収性能の低下や着色が起こるので
好ましくない。
加熱処理装置についても特に限定されず、熱風乾燥機、
流動層乾燥機、ナラター式乾燥機、ロータリーキルンな
ど、通常の加熱乾燥機でよい。
以下製法■について説明する。
製法■により得られた水不溶性吸水性樹脂の含水ゲルを
5θ〜2000ミクロン、好ましくは100〜1500
ミクロン、更に好ましくは200〜1000ミクロンの
大きさのゲルが全体の80%以上になるように砕断する
ことにより、乾燥が非常に容易となり、且つ乾燥後の粉
砕工程を省略することが可能となる。したがって、乾燥
、粉砕に要するエネルギーコストが軽減され、更に粒度
分布が極めてンヤープで、微粉含量が極端に少ない吸水
性樹脂粉末が得られる。
このようなゲルの砕断に適した装置としては、ブロック
状あるいはシート状などの含水ゲル重合体を上記大きさ
のゲルに砕断てきる砕断機であれば特に限定されないが
、例えばカッター刃を備えた縦切り型スリッター、カッ
ター刃を備えた横切り型スリッター、回転刃を備えたカ
ッター式の砕断機、所定の口径の目皿と回転刃を備えた
ミートチコツパーなどが例示できる。この様な市販の砕
断機としては、ペレタイザー、ガイナクラッシャー、V
型粉砕機、BQ型粉砕機(以上、朋来鉄工所製)、ロー
トプレックス(線用ミクロン製)、ミートチョッパー(
牧野鉄工所製)などが例示できる。また、含水ゲル重合
体を上記大きさのゲルに砕断するために、上記のような
含水ゲルの砕断機の2種以上を組み合わせて、多段で砕
断してもよい。市販のゲル砕断機の組合せの例としては
、ガイナクラノンヤーとV型粉砕機、ガイナクラッシャ
ーと60型型砕砕機ガイナクラッシャーとミートチョッ
パー、ロートプレックスとミートチタッパ−などの組合
せが例示できる。
本発明において、ゲルの砕断時および乾燥時の含水ゲル
同士の付着および砕断機、乾燥機への含水ゲルの付着を
防ぐ目的で、必要により離型剤を添加してもよい。この
ような離型剤としては、無機粉末類[炭酸カルシウム、
水酸化アルミニウム、酸化アルミニウム、二酸化ケイ素
、表面を疎水化処理した二酸化ケイ素、酸化チタンなど
ゴ、天然物由来の粉末類[小麦粉、米粉、デンプン、カ
ルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロー
ス、ヒドロキシプロピルセルロースなどコ、合成高分子
または合成樹脂の粉末類[ポ、リビニルアルコール、ポ
リエステル、シリコン系樹脂、フッ素系樹脂、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、アクリル系樹脂など]、アニオ
ン性界面活性剤[ラウリル硫酸トリエタノールアミン、
ポリオキシエチレンラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル
スルホフハク酸ナトリウム、ラウロイルザルコシン 。
ナトリウム、α−オレフィンスルホン酸ナトリウム、ラ
ウリル燐酸ナトリウム、N−椰子油脂肪酸アシル−L−
グルタミン酸モノナトリウム、ラウリルスルホ酢酸ナト
リウムなどコ、非イオン性界面活性剤[1:1型椰子油
脂肪酸ジエタノールアミド、ラウリルジメチルアミンオ
キシド、モノステアリン酸グリセリン、モノステアリン
酸ポリエチレングリフール、ジステアリン酸ポリエチレ
ングリコール、モノラウリン酸ソルビタン、モノラウリ
ン酸ポリオキシエチレンソルビタン、ノニルフェノール
ポリオキシエチレン、オクチルフェノールポリオキシエ
チレン、ドデシルフェノールポリオキシエチレンなど]
、カチオン性界面活性剤〔塩化ステアリルトリメチルア
ンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、
エチル硫酸ラノリン脂肪酸アミノプロピルエチルジメチ
ルアンモニウムなどコ、両性活性剤[椰子油脂肪酸アミ
ドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ラウリルジメ
チルアミノ酢酸ベタイン、2−アルキル−N−カルボキ
ンメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタ
インなどコ、高分子活性剤[カチオン化セルロース、ポ
リエチレングリコール、ポリプロビレ:/グリコール、
ポリアクリル酸ナトリウムなどコ、公知のシリコン系界
面活性剤及びフッ素系界面活性剤などを例示できる。こ
れらの離型剤の中で好ましいものは、無機粉末類、アニ
オン性界面活性剤類および非イオン性界面活性剤である
本発明において、必要により添加する離型剤の添加位置
については特に限定されないが、通常、該水性液中、重
合後のゲルの砕断前、砕断中および/または砕断後の段
階、好ましくはゲルの砕断前、砕断中および/または砕
断後の段階である。
離型剤の添加方法としては、離型剤の形状が粉末状の場
合、粉末状態、あるいは水に分散あるいは溶解した状態
で添加でき、液状の場合は、原液の状態、水分散あるい
は水に溶解した状態で添加することができる。
離型剤の添加量は、重合性単量体の組成、重合濃度、砕
断後のゲルの大きさ、砕断機の機種などにより異なり、
種々変化させることができるが、離型剤が粉末状の場合
、通常重合性単量体に対して0〜50%、好ましくは、
o、ootx〜30%である。添加量が50%を越える
と、粉末状の離型剤を添加した場合、多量の離型剤が製
品中に含をされることになり、結果として製品の発塵が
起こったり、吸収性能が低下したりするため、好ましく
ない。尚、粉末状の離型剤を用いた場合、ゲル砕断後の
任意の段階で過剰の離型剤を分離、回収してもよい。添
加する離型剤が液状の場合の添加量は、重量基準で通常
θ〜5%、好ましくは0.0001〜3%である。添加
量が5xを越えると製品の粉体流動性が悪化するため好
ましくない。
以下製法■について説明する。
本発明において、上記の砕断した断した含水ゲル状重合
体の表面を疎水性架橋剤(f)で処理した後、加熱乾燥
することにより、吸水性樹脂の表面のみがさらに架橋さ
れるため、吸収性能を低下させることなく、より高いゲ
ル強度を存し、水可溶性成分量がより少なくなり、吸水
ゲルの安定性に優れた吸水性樹脂を製造することができ
、更に加圧吸収速度が速いという特長も付与される。
含水ゲルの状態で、親水性架橋剤の架橋剤を使用すると
、該架橋剤が含水ゲルの内部にまで浸透しやすいことか
ら、得られた吸水性樹脂のゲル強度のアップと水可溶性
成分量の低減は図れるものの、吸収性能が低下する。
疎水性架橋剤(f)としては、重合体中の官能基と反応
しうる基を2個以上有した化合物、例えば疎水性の多官
能グリンジル化合物が挙げられる。
具体的な例としては、リシルシンジグリシジルエーテル
、1.6−ヘキサンシオールジグリシジルエーテル、ネ
オペンチルグリコールジグリシジルエーテルルエーテル
、オルト−フタル酸ジグリシジルエーテル等を例示でき
る。好ましくは、リシルシンジグリシジルエーテルおよ
び1.6−ヘキサンシオールジグリシジルエーテルであ
る。
疎水性架橋剤(f)の添加量は、重合性単量体を含む水
性液中に添加される架橋剤の量や吸水性樹脂に要求され
る吸収性能、ゲル強度などにより種々変化させることが
できるが、例えば重合性単量体の合計重量に対し通常0
.001〜5%、好ましくは0.005〜1%、更に好
ましくは0.01〜0.5%である。
疎水性架橋剤(f)を添加した含水ゲル状重合体を加熱
乾燥することにより、含水ゲルの乾燥と疎水性架橋剤に
よる吸水性樹脂の表面架橋とを同時に実現できる。
加熱乾燥の温度としては特に限定されないが、通常10
0〜250℃、好ましくは110〜200℃である。
加熱処理装置についても特に限定されず、熱風乾燥機、
流動層乾燥機、ナラター式乾燥機、ロータリーキルンな
ど、通常の加熱乾燥機でよい。
[実施例] 以下、実施例および比較例により本発明をさらに説明す
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。実施
例中の常圧吸収量、加圧吸収量、水溶出成分量およびゲ
ル強度は下記の方法により測定した。以下、%は重量%
を示す。
(イ)常圧吸収量 250メツシユナイロンメツシユで作成したティーバッ
グに吸水性樹脂1gを入れ、生理食塩水(0.9%塩化
ナトリウム水溶液)中に80分間浸漬した後、15分間
水切りして増加重量を測定し、これを常圧吸収量とした
(口)加圧吸収量 底面に250メツシユのナイロンメツシュを貼った内径
3 0 am,  高さ[i0+amの円筒型プラスチ
ックチューブに吸水性樹脂0.1gを入れて均一に広げ
る。この上に20g/am2の荷重となるように外径3
0IIII11の分銅を乗せる。
生理食塩水801の入ったシャーレ(直径: 12cn
+)の中にプラスチックチューブをナイロンメツシュ側
を下面にして浸し放置する。吸水性樹脂が生理食塩水を
吸収して増加した重量を5分後及び30分後に測定して
各時間における加圧吸収量とした。
(ハ)水可溶性成分量 公開特許公報昭62ー54751号に記載の方法により
、3時間抽出後の水可溶性分量を測定する。
(二)ゲル強度 生理食塩水40gと吸水性樹脂1gを混合し40倍ゲル
を作成し、ネオカードメーター(飯尾電機社製)を用い
てゲル強度を測定する。
(ネ)残存モノマー量 吸水性樹脂1gと生理食塩水250gとを300mlビ
ーカーの入れ、攪拌下に3時間抽出した後に膨潤ゲルを
濾別し、濾液中の残存モノマー量を液体クロマトグラフ
ィーにより測定する。
実施例−1 50%濃度のアクリル酸水溶液e o ogl  テト
ラアリルオキシエタン0 、 0 5g1  パーロイ
ルSA(日本油脂工業型) 0.05gを十分混合し、
水性液液を作製した。
この液に窒素ガスを導入して、液中の溶存酸素量をip
pm以下まで低下させた後、窒素ガスを満たした40h
mX 3QOwmX 10hmのステンレス製バット内
に注入し、酸素が入らないようにバット上部をポリエチ
レンのフィルムでシールした。この時の水性液の厚みは
51I11であった。
このステンレス製バットを45℃の温水浴に30111
fflの高さまで浸したところ、約15分後に重合が開
始した。温水浴で重合中の温度をコントロールすること
により、重合中の温度を55〜60℃に維持して約5時
間後に重合を完結させた。この含水ゲル状重合体に50
%濃度の水酸化す) IJウム水溶液240gを添加し
てニーダーで混練し、アクリル酸の72モル%を中和し
た後乾燥した。この乾燥物を20メツシユ以下の粒度に
粉砕して水不溶性吸水性樹脂[A]を得た。
実施例−2 温度計および冷却管を備えたセパラブルフラスコにアク
リル酸360gt  メチレンビスアクリルアミド0.
05gおよび脱イオン水200gを入れて混合した。
この混合物の温度を40℃以下に保ちながら、48%水
酸化ナトリウム水溶液312gを徐々に添加してアクリ
ル酸の75モル%を中和した。この溶液に0.05gの
V−50(和光純薬工業製アゾ系触媒)を混合し、窒素
ガスを導入して溶液中の溶存酸素量をlppm以下とし
た。この溶液を直径1cmのガラス製試験管にいれ、5
0℃の温水浴で重合を開始させた。
重合中の温度を40〜50℃に保持し、重合率が85%
に達した約45分後に80°Cに昇温し、約20分後に
重合を完結させた。
この含水ゲルを熱風乾燥機で乾燥し、さらに20メツシ
ユ以下の粒度に粉砕することにより水不溶性吸水性樹脂
[B]を得た。
実施例−3 ジャケット付き中和槽に、アクリル酸7.2Kg、  
トリメチロールプロパントリアクリレートIgおよび水
道水4kgを入れて混合した。この混合液に、液温度を
40℃に保ちながら、48%水酸化ナトリウム水溶液G
kgを徐々に滴下し、アクリル酸の75モル%を中和し
た。この溶液に、過硫酸カリウム0.5gを混合し、窒
素ガスを導入して液中の溶存酸素量を0.5pp層とし
た。この溶液を、窒素気流雰囲気下で、ベルト面の加熱
、冷却が行える移動式ベルト状重合機(スチールベルト
式重合機)に厚みが8II11になるように供給し、5
0℃に加温して重合を開始させた。
重合物の温度が55℃に上昇した時点でベルト面の加熱
、冷却を行うことにより重合中の温度を50〜60℃に
維持して重合を継続し、重合率が87%に達した約45
分後に含水ゲルを75℃に温調した熟成槽に移し、約3
0分間保持して重合を完結させた。
含水ゲル杖重合体を熱風乾燥機で乾燥した後、20メツ
ンユ以下の粒度に粉砕して水不溶性吸水性樹脂[Cコを
得た。
実施例−4 実施例−1で得られた粉粒状の水不溶性吸水性樹脂[A
1100gを家庭用のジューサーミキサーに入れ、回転
数10.000回転にて攪拌を行ないながら、ミキサー
上部からエチレングリコールジグリシジルエーテル(ナ
ガセ化成工業製)の10%水溶液5gを滴下し、更に1
分間攪拌を続けた。その後、この混合物を取り出し゛、
循風乾燥機を用いて、150℃で30分加熱し、粉粒状
重合体の表面の架橋を行い、水不溶性の吸水性樹脂[D
]を得た。
実施例−5 実施例−2で得られた粉粒状の水不溶性吸水性樹脂[8
1100gをニーダ−に入れ、攪拌下に硫酸アルミニウ
ムの40%水溶液2.5gをスプレー添加し、粉粒状の
水不溶性吸水性樹脂[B]の表面の架橋を行い、その後
の加熱乾燥を行うことなく水不溶性吸水性樹脂[E]を
得た。
実施例−6 実施例−3で得られた粉粒状の水不溶性吸水性樹脂(:
01111Kgを、水溶液等が連続的に供給できるノズ
ルを備えたパドル型混合機(回転数: 3,000回転
)に連続的に供給しながら、該ノズルからエチレンジア
ミンの30%水溶液200gを添加し、粉粒状の水不溶
性吸水性樹脂[C]の表面の架橋を行い、水不溶性吸水
性樹脂[F]を得た。
実施例−7 実施例−3で得られた含水ゲルIKgに、離型剤として
、プロファン−EX−24(椰子油脂肪酸ジェタノール
アミド;三洋化成工業製)の10%水溶液30gをスプ
レー添加しながら、ゲル砕断機を用いて、含水ゲルを2
00〜1500ミクロンの大きさに砕断した。
この砕断ゲル100gを熱風乾燥機に移して150℃で
45分間加熱することにより、水不溶性吸水性樹脂[G
]を得た。この場合、乾燥後の粉砕を省略が可能であっ
た。
実施例−8 実施例−7で得られた砕断ゲル100gの表面に疎水性
ジェポキシ架橋剤EX−212(ナガセ化成工業製)0
.07gを添加した後、熱風乾燥機に移して170″C
で30分間加熱することにより、ゲル表面の架橋と含水
ゲルの乾燥とを同時に行い、水不溶性吸水性樹脂[H]
を得た。
実施例−9 実施例−3で得られた含水ゲル5Kgをミートチョッパ
ーを用いて砕断した。砕断後の含水ゲル粒子の大きさは
、300〜1000 ミクロンのものが約93%であっ
た。
この砕断した含水ゲル100gの表面に疎水性ジェポキ
シ架橋剤EX−721(ナガセ化成工業製) 0.1g
を添加した後、熱風乾燥機に移して150℃で45分間
加熱することにより、ゲル表面の架橋と含水ゲルの乾燥
とを同時に行い、水不溶性吸水性樹脂[11を得た。
比較例−1 50%濃度のアクリル酸水溶液600g1  テトラア
リルオキシエタン0 、05g、  パーロイルSA(
日本油脂工業型) 0.05gを十分混合し、ビニル系
単量体(a)液を作製した。この液に窒素ガスを導入し
て、液中の溶存酸素量をlppm以下まで低下させた後
、窒素ガスを満たした400mmX 30hmX 10
0mmのステンレス製バット内に注入し、酸素が入らな
いようにバット上部をポリエチレンのフィルムでシール
した。
この時のビニル系単量体(a)液の厚みは5mmであっ
た。
このビニル系単量体(a)液を45℃に加温し、断熱重
合したところ、急激な発熱とともに重合が進行し、約1
5分間で重合が終了した。この重合中の最高到達温度は
約150℃であった。
この含水ゲル状重合体に50%濃度の水酸化ナトリウム
水溶液240gを添加してニーダ−で混練し、アクリル
酸の72モル%を中和した後乾燥した。この乾燥物を2
0メツシユ以下の粒度に粉砕して比較の吸水性樹脂[イ
コを得た。
比較例−2 ジャケット付き双腕型ニーダ−(250mmX 200
II1mX 60om)に、75モル%が水酸化ナトリ
ウムで中和されたアクリル酸397gi  メチレンビ
スアクリルアミド0.05g、  V−50を0.05
gおよび水Ei00gからなるビニル系単量体(a)液
を加え、液中の溶存酸素量がlppm以下になるまで窒
素ガスを導入した。攪拌を行いながら、ジャッケトに5
0℃の温水を通水して重合を開始させた。約15分後に
は重合物の温度が90℃に上昇したがそのまま攪拌を続
けて重合を終了させた。この重合中の最高到達温度は1
15℃であり、攪拌により5〜20IlIn角に砕断さ
れた含水ゲル状重合体を得た。この含水ゲルを熱風乾燥
し、さらに20メツシユ以下の粒度に粉砕して、比較の
吸水性樹脂[ロコを得た。
比較例−3 比較例−1で得られた粉粒状の吸水性樹脂[イコ100
gを家庭用のジューサーミキサーに入れ、回転数10.
000回転にて攪拌を行ないながら、ミキサー上部から
エチレングリコールジグリシジルエーテルの10%水溶
液5gを滴下し、更に1分間攪拌を続けた。その後、こ
の混合物を取り出し、循風乾燥機を用いて、150℃で
30分加熱し、粉粒状の吸水性樹脂[イ]の表面の架橋
を行い、吸水性樹脂[11コを得た。
比較例−4 比較例−2で得られた粉粒状の吸水性樹脂[ロコ100
gをニーダーに入れ、硫酸アルミニウムの40%水溶液
2.5gをスプレー添加し、粉粒状の吸水性樹脂[ロコ
の表面の架橋を行い、吸水性樹脂[ニコを得た。
実施例1〜9および比較例1〜4で得られた吸水性樹脂
の常圧吸収量、加圧吸収量、水可溶性成分量およびゲル
強度を測定した結果を第1表に、粒度分布及び残存モノ
マーを測定した結果を第2表に示す。
第1表 第2表 [発明の効果コ 本発明による吸水性樹脂は次のような効果を奏する。
■分子量が大きく、分子量分布のシャープな吸水性樹脂
を製造することができる。
■常圧吸収量および加圧吸収量が共に高い吸水性樹脂を
製造することができる。
■水可溶性成分量および残存モノマー量の少ない吸水性
樹脂を製造することができる。
■高濃度で水溶液重合することから、含水ゲル杖重合体
の乾燥に要するエネルギーコストが少なくてすみ経済的
である。
■吸水ゲルの経時安定性に優れる。
0本明細書記載の製法■あるいは■の場合、含水ゲル状
重合体を砕断した後に乾燥することにより、粉砕工程の
省略が可能となり、且つ粒度分布が極めてシャープな吸
水性樹脂を製造することができる。
■本明細書中で記載の製法■あるいは■の方法で更に表
面架橋した物は従来の吸水性樹脂に比べて、加圧吸収速
度(加圧吸収量5分値)、加圧吸収量をさらに向上させ
、且つ吸水後のゲル強度が大きく、水可溶性成分量の少
ない吸水性樹脂を製造することが可能となる。
従来のアクリル酸アルカリ金属塩とアクリル酸を架橋剤
の存在下、本発明と同様の30%以上の高濃度で断熱重
合して製造した吸水性樹脂は、重合体の分子量が大きく
なりにくく、′かつ分子量分布をシャープにすることが
困難であった。したがって吸収性能が劣り、水可溶性成
分量も多かった。
しかるに本発明によれば、外部からの加熱冷却により重
合中の温度をある一定範囲に制御して定温重合している
ことから、重合体の分子量が大きく、かつ分子量分布が
シャープとなる。従って、得られた水不溶性の吸水性樹
脂は、優れた吸収特性を有し、且つ水可溶性成分量が少
ない。また、本明細書記載の製法■あるいは製法■の方
法により水不溶性吸水性樹脂の表面を架橋させる場合は
、この効果が一層増す。
上記効果を奏することから、本発明により得られた水不
溶性吸水性樹脂は吸収性当材、衛生材料(子供用および
大人用紙おむつ、生理用ナプキン、失禁用パッドなど)
などの人体に接する用途;鮮度保持材、保冷材、ドリッ
プ吸収材などの食品類と接する用途;油中の水の分離剤
、その他の脱水または乾燥剤;植物や土壌などの保水剤
;ヘドロなどの凝固剤;結露防止剤;電線あるいは光フ
アイバー用止水材や土木建築用止水材など、吸水・保水
・膨潤・ゲル化を必要とする各種産業用途に有用である
;ニド 特許出願人   三洋化成工業株式会社1〜;″こ」

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、官能基を有する親水性ビニル系単量体(a)および
    架橋剤(b)を含有する30〜80重量%濃度の水性液
    と重合開始剤(c)とを、該水性液が接触する面の加熱
    および/または冷却が行える重合装置に供給して重合を
    開始させ、次いで、該水性液を攪拌することなく、重合
    中の温度を20〜70℃に制御して定温重合し、必要に
    より重合率が70%以上の段階で70℃を越える温度に
    昇温し、重合を完結させることを特徴とする水不溶性吸
    水性樹脂の製造法。 2、該架橋剤(b)が該ビニル系単量体(a)と共重合
    可能な架橋剤であり、その量が(a)の重量に対して0
    .0001〜5重量%である請求項1記載の製造法。 3、該水性液中の(a)の濃度が40〜60重量%であ
    る請求項1または2記載の製造法。 4、重合開始温度と重合中における最高到達温度との温
    度差が40℃以下である請求項1〜3のいずれかに記載
    の製造法。 5、該水性液を1〜100mmのシート状あるいは薄膜
    状で重合する請求項1〜4のいずれかに記載の製造法。 6、請求項1〜5のいずれかに記載の製造法により得ら
    れた水不溶性吸水性樹脂の含水ゲルを乾燥、粉砕し得ら
    れる粉粒状重合体( I )を、更に( I )中に含有する
    官能基と反応しうる基を2個以上有する化合物(d)ま
    たはイオン架橋を形成しうる多価金属化合物(e)で、
    該重合体( I )の表面を架橋することを特徴とする水
    不溶性吸水性樹脂の製造法。 7、請求項1〜5のいずれかに記載の製造法により得ら
    れた水不溶性吸水性樹脂の含水ゲルを砕断した後、乾燥
    することを特徴とする水不溶性吸水性樹脂の製造法。 8、請求項1〜5のいずれかに記載の製造法により得ら
    れた水不溶性吸水性樹脂の含水ゲル体を砕断し、更に、
    疎水性架橋剤(f)で、砕断した該含水ゲル状重合体の
    表面を処理した後、乾燥と同時に架橋反応することを特
    徴とする水不溶性吸水性樹脂の製造法。 9、含水ゲル状重合体を、100〜1500ミクロンの
    大きさのゲルが全体の80%以上となるように砕断する
    請求項7または8記載の製造法。 10、疎水性架橋剤(f)が、リゾルシンジグリシジル
    エーテル、1,6−ヘキサンジオールジグリシジルエー
    テル、ネオペンチルグリコールジグルシジルエーテル、
    ポリテトラメチレングリコールジグリンゾルエーテル、
    オルト−フタル酸ジグリシジルエーテルからなる群から
    選ばれる少なくとも1種である請求項8または9記載の
    製造法。
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