JPH0110304Y2 - - Google Patents

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JPH0110304Y2
JPH0110304Y2 JP17718281U JP17718281U JPH0110304Y2 JP H0110304 Y2 JPH0110304 Y2 JP H0110304Y2 JP 17718281 U JP17718281 U JP 17718281U JP 17718281 U JP17718281 U JP 17718281U JP H0110304 Y2 JPH0110304 Y2 JP H0110304Y2
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JP
Japan
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bracket
tank
wall
power steering
space
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JP17718281U
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JPS5880365U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、作業用車輛、特にトラクタに用いら
れるパワーステアリング用タンクに関する。
従来、パワーステアリング用タンクは、薄い鉄
板又は合成樹脂よりなり、取付ブラケツトを介し
てエンジンの周りかラジエターの前後に取付けら
れていた。このため、取付位置及び取付ブラケツ
トの形状は、振動及び熱による悪影響が及ばない
ように充分な配慮が必要であり、またオイル交換
の際、オイルがエンジン周りに付着するのは避け
られなかつた。一方、フロントアクスルブラケツ
トは、その前部がバンパーウエイトや作業機を取
付けるための充分な強度を必要とし、肉厚を厚く
するか又は補強部材を必要としていた。
そこで、本考案は、フロントアクスルブラケツ
トの前壁及び該ブラケツトと一体に構成された壁
並びにカバーによりタンクを構成し、もつて上述
欠点を解消したパワーステアリング用タンクを提
供することを目的とするものである。
以下、図面に沿つて、本考案による実施例につ
いて説明する。
トラクタ1は、第1図に示すように、前部にエ
ンジン2を搭載し、かつ後部が運転席3となつて
いる機体5を有しており、該機体5はその前方下
部にフロントアクスルブラケツト6を有してい
る。該ブラケツト6にはフロントアクスル7を揺
動自在に懸架しているサポート8が固定されてい
ると共に、その前方に運転席3に配置されたパワ
ーステアリング9用のタンク10が形成されてい
る。
そして、第2図及び第3図に示すように、タン
ク10はフロントアクスルブラケツト6に形成さ
れた空間Aよりなり、該空間Aの下方は開口さ
れ、更に該開口Oにはボルト11によりカバー1
2がシールされて固定されている。即ち、第4図
及び第5図に詳示するように、タンク10はブラ
ケツト6の前壁6a、該前壁6aから後方に延び
る側壁6b及び上壁6c、ブラケツト6から立上
がつている後壁6d並びにカバー12よりなり、
これら前壁6a、側壁6b、上壁6c及び後壁6
dは箱状に鋳造により一体に成形されて構成され
ている。また、カバー12にはフイルター13が
Oリング15によりシールされて固定されてお
り、更に上壁6cにはフイルター13に連通する
サクシヨンパイプ15及びタンク10内の空間A
に延びているリターンパイプ16がボルト17,
18により固定されている。また、前壁6a及び
後壁6dには同芯状に孔20a,20bが穿設さ
れており、これら孔には軸受21,21及びオイ
ルシール22,22が保持されている。更に、こ
れら軸受21には主にオプシヨンでフロント
PTO軸23が支持されており、また該PTO軸2
3を装着しない際は孔20a,20bはめくら蓋
により閉塞される。なお、第2図における25は
オイルシール22用のホルダーで、ボルト26に
より前壁6aに固定されて軸受21を抜止め保持
する。更に、27,29は軸受21保持用のスナ
ツプリングであり、また第3図における30はゲ
ージ付の給油栓、31はドレンプラグである。
本実施例は以上のような構成を有するので、エ
ンジン2の始動によりパワーステアリング9用の
油圧ポンプ(図示せず)が駆動され、タンク10
内のオイルがサクシヨンパイプ15からフイルタ
ー13を介して吸込まれ、パワーステアリング装
置を駆動してリターンパイプ16から戻される。
これにより、トラクタ1はステアリング9を少な
い力で操向操作して走行することができる。ま
た、フイルター13の清掃やオイル交換時にはカ
バー12からフイルター13又はドレンプラグ3
1を外せば良く、この際、フイルター13及びプ
ラグ31はフロントアクスルブラケツト6の前方
下面にあるため、オイルでエンジン2等の機体5
を汚すことはなく、かつ作業も容易に行なえる。
更に、ボルト11も弛めてカバー12を取外せ
ば、タンク壁の内面及びカバー12に付着した汚
れを落すことができる。また、オプシヨンでフロ
ントPTO軸23を装着する際、カバー12を取
外すことにより、タンク10が下になる程広がつ
て開口していることと相俟つて、軸受21の挿入
や軸23の組立が容易に行なうことができ、こみ
いつたエンジン2まわりの部品の取外しが不要と
なつて、フロントPTO軸23の装着を容易に行
なえる。更に、PTO軸を装着した際、タンク1
0内のオイルにより軸受21を潤滑し得る。
以上説明したように、この考案によれば、パワ
ーステアリング用タンク10を、フロントアクス
ルブラケツト6の前部に、該ブラケツトの前壁6
a及び該ブラケツトと一体に構成された壁6b,
6c,6dにより一方が開口している空間Aを形
成し、該空間の開口Oをカバー12により閉塞し
て構成したので、タンク取付ブラケツト等を必要
とせず、かつブラケツト6は充分な強度を有し、
更にエンジン2から離れた位置に配置されるた
め、タンク10が振動により破壊したり、熱によ
り変形することを防止できると共に、ブラケツト
6は壁6a,6b,6c,6dにより箱状に補強
されるため、バンパーウエートや作業機の装着に
際しても特別な補強を必要としない。また、タン
ク10はブラケツト6と一体に構成されるため、
加工精度が向上し、組立後のパイプ15,16の
取付位置にバラツキが少なく、取付けが容易にな
ると共に、フロントPTO軸23用の軸受21の
装着も容易に行なうことができる。更に、タンク
10は機体5の前部下方に位置するブラケツト6
の前部に配置されるため、オイル交換の際、オイ
ルがエンジン2等の機体5に付着して汚れること
を防止できる。また、空間Aを下方で開口Oする
と、フイルター清掃時にもオイルによる機体5の
汚れを防止でき、更にタンク10内面の清掃、軸
受の挿入等のメンテナンスの作業性を向上するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を適用したトラクタを示す側面
図、第2図はそのパワーステアリング用タンクを
示す側面断面図、第3図はその正面断面図、第4
図はその平面図、第5図はその斜視図である。 1……作業車輛、6……フロントアクスルブラ
ケツト、6a……前壁、6b……側壁、6c……
上壁、6d……後壁、9……パワーステアリン
グ、10……タンク、12……カバー、A……空
間、O……開口。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) パワーステアリング及びフロントアクスルブ
    ラケツトを有する作業車輛において、フロント
    アクスルブラケツトの前部に、該ブラケツトの
    前壁及び該ブラケツトと一体に構成された壁に
    より一方が開口している空間を形成し、更に該
    空間の開口をカバーにより閉塞して構成したパ
    ワーステアリング用タンク。 (2) 前記空間を下方で開口した実用新案登録請求
    の範囲第1項記載のパワーステアリング用タン
    ク。
JP17718281U 1981-11-28 1981-11-28 パワ−ステアリング用タンク Granted JPS5880365U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17718281U JPS5880365U (ja) 1981-11-28 1981-11-28 パワ−ステアリング用タンク

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JP17718281U JPS5880365U (ja) 1981-11-28 1981-11-28 パワ−ステアリング用タンク

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Publication Number Publication Date
JPS5880365U JPS5880365U (ja) 1983-05-31
JPH0110304Y2 true JPH0110304Y2 (ja) 1989-03-23

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JP17718281U Granted JPS5880365U (ja) 1981-11-28 1981-11-28 パワ−ステアリング用タンク

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