JP7849999B2 - 天井下地構造 - Google Patents

天井下地構造

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Description

本発明は、天井下地構造に関し、一般に、天井面材を上方から支持する天井下地構造に関する。
従来、住宅用の建築物において、天井部分を構築する天井構造が知られている。例えば、特許文献1には、軒天野縁用枠材及びその軒天野縁用枠材を用いた軒天井が開示されている。軒天野縁用枠材は、軒天井の天井面材を裏側から支持するものであり、軒天野縁用枠材の縦材に軒天井面材を接続することができる。これにより、軒天野縁用枠材に天井面材を取り付けることができる。
特開平11-222969号公報
特許文献1において、軒天井面材が軒天野縁用枠材の縦材に固定されるためには、軒天井面材が軒天野縁用枠材の表側に配置され、軒天井面材の表側から縦材に達するまで、釘などの固定具が打ちつけられる。ここで、軒天井面材の表側とは、軒天井面材の下側のことであって、通常、人が目にしやすい個所である。そして、上記の固定具は、縦材の延びる方向に沿って、多く打ちつけられる。したがって、軒天井面材の表側が下方から見られた際に、その表側に打ちつけられた固定具の頭部(釘頭など)が、縦材の延びる方向に沿って並んでしまうため、目立ちやすくなる。このため、特許文献1に記載された軒天井では、その表側の外観意匠性が損なわれやすいという問題がある。
本発明の課題は、良好な施工性を有しながら、かつ天井面材の外観意匠性を向上させやすい天井下地構造を提供することである。
本発明の一態様に係る天井下地構造は、天井面材を上方から支持する。前記天井下地構造は、前記天井面材上に所定の間隔をあけて左右に並ぶ複数の縦野縁と、少なくとも一つ以上の横野縁と、補助野縁と、を備える。前記横野縁は、前記複数の縦野縁の上方にかけ渡されて、前記複数の縦野縁に固定される。前記補助野縁は、前記横野縁と前記天井面材との間を接続するように前記横野縁に固定され、かつ平面視で前記横野縁の存在しない領域にも存在する。
本発明の一態様によると、良好な施工性を有しながら、かつ天井面材の外観意匠性を向上させやすい天井下地構造を提供することができる。
図1Aは、本発明の一実施形態に係る天井下地構造に取り付けられた天井面材の裏面が上方から見られたときの斜視図であり、図1Bは、図1AのX1-X1切断線における断面が左右方向から視認されたときの概念図である。 図2は、本発明の一実施形態に係る天井下地構造の分解斜視図である。 図3は、本発明の一実施形態に係る天井下地構造の変形例1が天井面材の表面から見られたときの概念図である。 図4は、本発明の一実施形態に係る天井下地構造の変形例2が天井面材の表面から見られたときの概念図である。 図5は、本発明の一実施形態に係る天井下地構造の変形例3が天井面材の表面から見られたときの概念図である。 図6は、本発明の一実施形態に係る天井下地構造の変形例4が天井面材の表面から見られたときの概念図である。 図7は、本発明の一実施形態に係る天井下地構造の変形例5が天井面材の表面から見られたときの概念図である。 図8Aは、従来の天井下地構造に取り付けられた天井面材の裏面が上方から見られたときの斜視図であり、図8Bは、図8AのX2-X2切断線における断面が左右方向から視認されたときの概念図である。 図9Aは、従来の天井下地構造に取り付けられた天井面材の裏面が上方から見られたときの斜視図であり、図9Bは、図9AのX3-X3切断線における断面が左右方向から視認されたときの概念図であり、図9Cは、図9Aの一部分が上方から見られたときの平面図である。
<実施形態>
以下、本発明の実施形態について説明する。なお、本発明は下記の実施形態に限られない。下記の実施形態は、本発明の様々な実施形態の例に過ぎず、本発明の目的を達成できれば設計に応じて種々の変更が可能である。
(1)概要
本実施形態に係る天井下地構造100は、天井面材10を上方から支持するものである。天井下地構造100は、複数の縦野縁20と、少なくとも一つ以上の横野縁30と、補助野縁40と、を備える。複数の縦野縁20は、天井面材10上に所定の間隔をあけて左右に並ぶ。横野縁30は、複数の縦野縁20の上方にかけ渡されて、複数の縦野縁20に固定される。補助野縁40は、横野縁30と天井面材10との間を接続するように横野縁30に固定される。本実施形態に係る天井下地構造100は、良好な施工性を有しながら、かつ天井面材の外観意匠性を向上させやすい。これにより、天井下地構造100は、建物の天井を構成する天井面材10を上方から支持する野縁用枠材として適用しやすくなる。天井下地構造100は、特に、軒天井の天井面材10を、上方から支持する野縁用枠材として好適に用いられる。
(2)詳細
[天井下地構造]
本実施形態に係る天井下地構造100(以下、実施形態1ともいう)について、図1及び図2を参照しながら説明する。
本実施形態に係る天井下地構造100は、上述の通り、天井面材10を上方から支持する。より詳細には、天井面材10の裏面11に配置された天井下地構造100は、天井面材10に、釘などの固定具50で固定されることによって、天井面材10を上方から支持する。
なお、本明細書では、横野縁30の延びる方向を左右方向とし、縦野縁20の延びる方向を前後方向とし、左右方向及び前後方向と、垂直に交わる方向を上下方向と定義する。また、上方とは、上下方向で鉛直上側の位置を示しており、下方とは、上下方向で鉛直下側の位置を示す。
図1Aに示すように、天井下地構造100は、天井面材10上に所定の間隔をあけて左右に並ぶ複数の縦野縁20と、少なくとも一つ以上の横野縁30とを、矩形枠状に組み付けて形成される。
天井面材10の材質としては、例えば、木材が挙げられるが、プラスチックや金属であってもよい。また、天井面材10のより具体的な部材としては、合板、石膏ボード、ロックウールボード、グラスウールボード、角材、軽量鉄骨等が挙げられる。縦野縁20及び横野縁30の材質としては、例えば、木材が挙げられるが、プラスチックや金属であってもよい。
図1Bには、図1AのX1-X1切断線における断面が、左右方向から視認されたときの概念図が示されている。この断面は、天井下地構造100が設けられた天井面材10と直交している。図1Bに示されるように、天井下地構造100は、天井面材10の表面12から、釘やビスなどの固定具50が打ちつけられ、縦野縁20と、天井面材10とが固定される。
また、天井下地構造100が矩形枠状に組み付けて形成されるにあたり、横野縁30は、互いに平行に配置された複数の縦野縁20の上方にかけ渡されて、複数の縦野縁20に固定されている。より詳細には、次の通りである。図2に示すように、まず、横野縁30が、上方から、縦野縁20上に載置されてかけ渡される。このとき、横野縁30の延びる方向と、縦野縁20の延びる方向とが直交する。次に、縦野縁20と、横野縁30とが直交して上下に重なっている個所に対して、上方から釘やビスなどの連結具21が打ちつけられ、横野縁30が、縦野縁20に留付けされる。これにより、横野縁30と、縦野縁20とが固定される。そして、枠状に組みつけて形成された天井下地構造100の最も外側に位置する左右方向に延びた枠材31と、縦野縁20とが接している個所にも、釘やビスなどの連結具21が打ちつけられる。そして、枠材31と、縦野縁20とが留付けされることによって互いに連結されている。なお、本明細書において、「平行」とは、厳密な意味での平行でなく、略平行も含む概念である。また、本明細書において、「直交」とは、厳密な意味での垂直に交わる意味でなく、略直交も含む概念である。
天井下地構造100は、上述の通り、補助野縁40を備える。この補助野縁40は、天井下地構造100の横野縁30に連結されることで、天井下地構造100に設けられる。また、天井下地構造100が備える補助野縁40は、天井下地構造100に対して、一つであってもよく、二つ以上であってもよい。
補助野縁40の上面401及び下面402の形状は、例えば、矩形状、平行四辺形状等である。また、補助野縁40の上面401及び下面402の形状は同じであることが好ましい。さらに、補助野縁40の材質としては、例えば、木材などが挙げられるが、プラスチックや金属であってもよい。また、補助野縁40の材質は、横野縁30と同じであってもよく、異なっていてもよい。
横野縁30に、補助野縁40を連結させる場合、補助野縁40の上下方向の厚みと、縦野縁20の上下方向の厚みとが同じであることが好ましい。この場合、天井面材10と、横野縁30とを、隙間なく固定することができる。これにより、天井下地構造100が、天井面材10を上方から支持する力が高まりやすくなる。
補助野縁40を、横野縁30に連結する方法としては、例えば、図1Bに示されるように、天井面材10が無い状態で、補助野縁40に釘やビスなどの連結具22が下方から打ちつけられ、補助野縁40と、横野縁30とが留付けされることにより互いに連結される方法が挙げられる。
横野縁30に、補助野縁40を連結させる場合、補助野縁40は、横野縁30と、天井面材10との間にある隙間に位置する。この場合、補助野縁40を介して、横野縁30と、天井面材10とを接続することができる。すなわち、補助野縁40を介して、横野縁30と、天井面材10とが固定される。より詳細には、横野縁30に、補助野縁40を連結させる場合、天井面材10と、補助野縁40とが、固定具50により留付けされる。そして、天井面材10と、横野縁30とが、補助野縁40を介して、固定される。その固定具50は、天井面材10の表面12側から、天井面材10の補助野縁40と重なっている個所に対して、打ちつけられている。
このように施工されている天井下地構造100は、天井面材10及び縦野縁20を固定する固定具50の固定具頭部51と、補助野縁40を介して、天井面材10及び横野縁30を固定する固定具50の固定具頭部52とが天井面材10の表面12に現れる。固定具頭部52は、縦野縁20の存在する個所のみに限定されない。このため、これらの固定具頭部51及び固定具頭部52は、天井面材10の表面12全体に分散しうる。なお、固定具頭部51及び固定具頭部52とは、固定具50の頭部である。より具体的には、固定具50が釘であった場合、その固定具頭部51及び固定具頭部52は、釘頭である。また、固定具50がビスであった場合、その固定具頭部51及び固定具頭部52は、ビス頭である。
天井下地構造100では、上述の通り、固定具50の固定具頭部51及び固定具頭部52が、天井面材10の表面12全体に分散しうる。このため、この天井下地構造100が設けられた天井面材10の表面12の外観意匠性は、良好になりやすい。また、天井下地構造100が、天井面材10の全体を上方から支持する力が充分に確保されやすくなる。
ここで、本実施形態の効果を詳述するために、図8A及び図8Bに従来例を示す。
図8Aには、縦野縁20と、横野縁30とが直交している個所に対して、上方から連結具21が打ちつけられている天井下地構造200が示されている。この天井下地構造200は、縦野縁20と、横野縁30とが連結されることにより形成されている。また、図8Bには、図8AのX2-X2切断線における断面が左右方向から視認されたときの概念図が示されている。この断面は、天井下地構造200が設けられた天井面材10と直交している。
この天井下地構造200は、図8Aに示すように、補助野縁40を備えていない。また、天井下地構造200では、天井面材10の裏面11と、横野縁30との距離が遠い。したがって、天井下地構造200において、固定具50を用いて、横野縁30と、天井面材10とを固定することが困難である。このため、天井下地構造200は、天井面材10を上方から支持する力が充分に確保されにくい。
更に、補助野縁40が存在しない場合、固定具50で天井面材10を固定できる個所は、縦野縁20の存在する個所のみに限定される。天井下地構造200では、天井面材10を上方から支持する力を確保するために、天井面材10と、縦野縁20とが、縦野縁20の延びる方向に沿って、固定具50が多く打ちつけられ、固定されている。この場合、図8Bに示されるように、天井下地構造200では、天井面材10と、縦野縁20とを固定するために用いられた固定具50の固定具頭部51が、一列に並んでしまう。すなわち、固定具頭部51は縦野縁20の存在する個所に集中して多くなる。このため、天井面材10の表面12が、下方から見られた場合、固定具頭部51が、特に目立ちやすくなる。このため、天井下地構造200では、天井面材10の外観意匠性が損なわれやすい。
図9A~図9Cには、他の従来例を示す。
図9Aには、複数の横野縁30と、複数の縦野縁20とが連結されることにより形成されている天井下地構造300が示されている。この天井下地構造300は、隣り合う二つの縦野縁20の間の各々に、横野縁30がそれぞれ設けられている。そして、この天井下地構造300は、横野縁30と、その横野縁30を挟む二つの縦野縁20とが接している個所の各々に釘などの連結具21が打ちつけられて、横野縁30と、縦野縁20とが連結されている。
図9Bには、図9AのX3-X3切断線における断面が左右方向から視認されたときの概念図が示されている。この断面は、天井下地構造300が設けられた天井面材10と直交している。また、図9Cには、天井下地構造300の一部分が上方から見られたときの平面図が示されている。
この天井下地構造300は、上述の通り、縦野縁20と、横野縁30とが、複数の連結具21により連結して形成されている。そして、横野縁30が、天井面材10と接している。
天井下地構造300は、上述の通り、複数の縦野縁20と、複数の横野縁30とが、連結具21により連結されている。このため、天井下地構造300の剛性が高まりやすく、天井面材10を上方から支持する力が高まりやすい。
しかし、天井下地構造300を形成させるにあたり、図9Cに示すように、縦野縁20と、横野縁30とが連結されるために、複数の連結具21が、天井面材10と平行に、かつ横野縁30の延びる方向及び縦野縁20の延びる方向のいずれの方向に対しても斜めに交差するように打ちつけられる必要がある。このような連結具21を打ち込む作業は、高度な技術を要し、かつ作業者の姿勢や、目線が不安定になるため、行いにくい。特に、このような打ち込み作業が、高所で行われる場合、作業の困難性及び作業者の危険性が伴われる。このため、天井下地構造300を施工することは容易でない。
一方、天井下地構造200、300に対して、本実施形態に係る天井下地構造100は、上述の通り、天井面材10の表面12側から、天井面材10の、補助野縁40と重なっている個所に対して固定具50が打ちつけられる。これにより、補助野縁40と、天井面材10とが固定具50により留付けられる。そして、補助野縁40を介して、天井面材10と、横野縁30とが固定される。このため、固定具50の固定具頭部52が、天井面材10の、補助野縁40と重なっている個所、すなわち、天井面材10の、縦野縁20と重なっている個所以外の個所にも設けられる。これにより、天井面材10の表面12に見られる固定具頭部51及び固定具頭部52が、天井面材10の表面12全体に分散しうる。この場合、天井面材10の表面12が、下方から見られた場合に、この固定具頭部51及び固定具頭部52が、天井面材10の、縦野縁20と重なっている個所、すなわち縦野縁20の延びる方向に沿った個所に集中しなくなる。これにより、天井面材10の表面12に見られる固定具頭部51及び固定具頭部52が目立ちにくくなる。
また、天井下地構造100では、上述の通り、固定具頭部51及び固定具頭部52が、天井面材10の表面12全体に分散しうる。このため、天井下地構造100が、天井面材10を上方から支持する力が高まりやすくなる。この場合、天井下地構造200と比較して、天井面材10と、天井下地構造100とを固定させる際に用いられる固定具50の数が、多くなりにくくなる。これにより、天井面材10の表面12の外観意匠性が高まりやすくなる。
さらに、天井下地構造100は、縦野縁20と、横野縁30とが直交して重なっている個所に対して、上方から固定具50を打ち込むことで、縦野縁20と、横野縁30とが容易に連結される。このため、天井下地構造300と比較して、天井下地構造100は、施工が容易である。
[変形例]
本実施形態に係る天井下地構造100の変形例1~5について、図3~図7を参照しながら説明する。なお、図1の天井下地構造100と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
(変形例1)
本実施形態に係る天井下地構造100の変形例1について、図3を参照しながら説明する。図3には、天井面材10が取り付けられている天井下地構造100の変形例1の概念図が示されている。変形例1は、天井面材10の表面12側から視認されている。なお、変形例1は、天井面材10を透視する形で示されている。このことを表すために、天井面材10は、想像線で示されている。
変形例1では、横野縁30が、隣り合った縦野縁20の間に、一つの補助野縁40を備える。変形例1では、補助野縁40の上面401及び下面402の形状は同一である。
図3に示されるように、補助野縁40の形状は、例えば、矩形である。また、変形例1では、左右方向の寸法が異なる複数の補助野縁40が使用されている。補助野縁40が、左右方向に延びた矩形状であると、横野縁30と、天井面材10とを、補助野縁40を介して固定させる場合、補助野縁40一つあたりに、二つ以上の固定具50を用いることができる。この場合、実施形態1に比べて、補助野縁40に対する固定具50の個数が多くなる。これにより、天井下地構造100が、天井面材10を上方から支持する力が高まりやすくなる。
また、変形例1では、横野縁30が備える補助野縁40の位置は、特に限定されないが、補助野縁40を挟む隣り合った縦野縁20からの距離が同じであることが好ましい。この場合、天井面材10の表面12が下方から見られた場合に、天井面材10の表面12に見られる固定具50の固定具頭部51及び固定具頭部52が、より目立ちにくくなる。なお、本明細書において、補助野縁40と、縦野縁20との距離とは、補助野縁40に打ちつけられている連結具22の位置から、縦野縁20までの最短の長さを意味する。
(変形例2)
本実施形態に係る天井下地構造100の変形例2について、図4を参照しながら説明する。図4には、天井面材10が取り付けられている天井下地構造100の変形例2の概念図が示されている。変形例2は、天井面材10の表面12側から視認されている。なお、変形例2は、天井面材10を透視する形で示されている。このことを表すために、天井面材10は、想像線で示されている。
変形例2では、横野縁30が、隣り合った縦野縁20の間に、一つの補助野縁40を備える。図4に示すように、補助野縁40が、平面視で横野縁30の存在しない領域にも存在している。言い換えれば、変形例2では、補助野縁40は、上方から見られたときに、天井面材10と、横野縁30との間の隙間から、前後方向に大きくはみ出している延長部42を有する。この延長部42は、横野縁30を境にして、前後方向のいずれか一方に延びていてもよい。この場合、補助野縁40は、延長部42を一つ有する。また、この延長部42は、横野縁30を境にして、前後方向の両方の向きに延びていてもよい。この場合、補助野縁40は、横野縁30を境にして前後に延びている二つの延長部42を有する。
変形例2では、天井面材10の表面12側から、天井面材10と、補助野縁40の延長部42とが重なっている個所に対して、固定具50が打ちつけられる。そして、補助野縁40と、天井面材10とが固定具50により留付けされる。これにより、補助野縁40を介して、横野縁30と、天井面材10とが固定される。このため、天井面材10及び縦野縁20を固定する固定具50の固定具頭部51と、天井面材10及び横野縁30を固定する固定具50の固定具頭部52とが、より離れた個所に位置しうる。これにより、天井面材10の表面12が下方から見られた場合に、天井面材10の表面12に見られる固定具頭部51及び固定具頭部52が、より目立ちにくくなる。
また、補助野縁40が、延長部42を二つ有する場合、天井面材10と、二つの延長部42の各々とが重なっている個所に、天井面材10の表面12から固定具50がそれぞれ打ちつけられる。そして、補助野縁40を介して、横野縁30と、天井面材10とが固定される。この場合、天井下地構造100が、天井面材10を上方から支持する力がより高まりやすくなる。
変形例2では、補助野縁40の上面401及び下面402の形状は、同一であり、細長い矩形状である。補助野縁40と、縦野縁20とは、補助野縁40の延びる方向と、縦野縁20の延びる方向とが、平行に並んで配置されている。
また、変形例2では、横野縁30が備える補助野縁40の位置は、特に限定されないが、補助野縁40を挟む隣り合った縦野縁20からの距離が同じであることが好ましい。この場合、天井面材10の表面12が下方から見られた場合に、天井面材10の表面12に見られる固定具頭部51及び固定具頭部52が、より目立ちにくくなる。
更に、変形例2では、図4に示すように、隣り合った二つの縦野縁20に挟まれている補助野縁40の各々が、延長部42を一つだけ有し、かつ隣り合う補助野縁40が有する延長部42は、横野縁30を境にして、お互いに前後方向の反対の向きに延びている。この場合、天井面材10及び縦野縁20を固定する固定具50の固定具頭部51と、天井面材10及び横野縁30を固定する固定具50の固定具頭部52とが、特に離れた個所に位置しうる。これにより、天井面材10の表面12が下方から見られた場合に、天井面材10の表面12に見られる固定具頭部51及び固定具頭部52が、特に目立ちにくくなる。この場合、天井面材10の表面12の外観意匠性が特に向上しやすくなる。
(変形例3)
本実施形態に係る天井下地構造100の変形例3について、図5を参照しながら説明する。図5には、天井面材10が取り付けられている天井下地構造100の変形例3の概念図が示されている。変形例3は、天井面材10の表面12側から視認されている。なお、変形例3は、天井面材10を透視する形で示されている。このことを表すために、天井面材10は、想像線で示されている。
変形例3では、図5に示すように、横野縁30が、隣り合った二つの縦野縁20の間に、二つの補助野縁40を有している。補助野縁40の上面401及び下面402の形状は、同一であり、細長い矩形状である。補助野縁40と、縦野縁20とは、補助野縁40の延びる方向と、縦野縁20の延びる方向とが、平行となるように並んで配置されている。また、補助野縁40は、縦野縁20の側面に接するようにして配置されている。このため、補助野縁40により縦野縁20が補強されており、その結果、天井面材10の荷重で縦野縁20が撓んだり折れたりしにくくなる。特に、二つの補助野縁40に挟まれている縦野縁201は、その左右方向の両側が、補助野縁40と接している。このため、縦野縁201は、特に補強されやすくなっている。
また、一つの補助野縁40は、横野縁30から、はみ出している二つの延長部42を有する。変形例3では、天井面材10の表面12側から、天井面材10と、補助野縁40の二つの延長部42とが重なっている個所の各々に対して、固定具50がそれぞれ打ちつけられる。そして、補助野縁40と、天井面材10とが固定具50により留付けされる。これにより、補助野縁40を介して、横野縁30と、天井面材10とが固定される。この場合、天井下地構造100が、天井面材10を上方から支持する力が高まりやすくなる。
(変形例4)
本実施形態に係る天井下地構造100の変形例4について、図6を参照しながら説明する。図6には、天井面材10が取り付けられている天井下地構造100の変形例4の概念図が示されている。変形例4は、天井面材10の表面12側から視認されている。なお、変形例4は、天井面材10を透視する形で示されている。このことを表すために、天井面材10は、想像線で示されている。
変形例4では、補助野縁40は、隣り合った二つの縦野縁20の間に、一つであってもよく、二つ以上であってもよい。補助野縁40の上面401及び下面402の形状は、同一であり、細長い矩形状である。
変形例4では、図6に示すように、補助野縁40は、横野縁30の延びる方向と斜めに交差するように横野縁30に連結されている。すなわち、変形例4において、補助野縁40の延びる方向と、縦野縁20の延びる方向とは平行でない。このため、変形例4では、天井面材10及び縦野縁20を固定する固定具50の固定具頭部51と、天井面材10及び横野縁30を固定する固定具50の固定具頭部52とが、特に分散しやすくなる。これにより、天井面材10の表面12が下方から見られた場合に、天井面材10の表面12に見られる固定具頭部51及び固定具頭部52が、特に目立ちにくくなる。この場合、天井面材10の表面12の外観意匠性が特に向上しやすい傾向がある。
変形例4では、補助野縁40は、横野縁30から、はみ出している二つの延長部42を有する。天井面材10の表面12側から、天井面材10と、補助野縁40が有する延長部42とが重なっている個所の各々に対して、固定具50がそれぞれ打ちつけられる。そして、補助野縁40と、天井面材10とが固定具50により留付けされる。これにより、補助野縁40を介して、横野縁30と、天井面材10とが固定される。この場合、天井下地構造100が、天井面材10を上方から支持する力が高まりやすくなる。
(変形例5)
本実施形態に係る天井下地構造100の変形例5について、図7を参照しながら説明する。図7には、天井面材10が取り付けられている天井下地構造100の変形例5の概念図が示されている。変形例5は、天井面材10の表面12側から視認されている。なお、変形例5は、天井面材10を透視する形で示されている。このことを表すために、天井面材10は、想像線で示されている。
変形例5では、隣り合った二つの縦野縁20の間に一つの補助野縁40を有する。補助野縁40は、横野縁30と斜めに交差している。このため、天井面材10及び縦野縁20を固定する固定具50の固定具頭部51と、天井面材10及び横野縁30を固定する固定具50の固定具頭部52とが、分散されやすい。これにより、天井面材10の表面12が下方から見られた場合に、天井面材10の表面12に見られる固定具50の固定具頭部51及び固定具頭部52が、目立ちにくくなる。この場合、天井面材10の表面12の外観意匠性が向上しやすい傾向がある。
また、補助野縁40は、横野縁30から大きくはみ出している二つの延長部42を有する。そして、この補助野縁40の延長部42の端部が、図7に示すように、縦野縁20に接している。このように、変形例5では、補助野縁40が有する二つの延長部42の端部の各々が、その補助野縁40を挟む二つの縦野縁20のそれぞれと接している。これにより、変形例5では、縦野縁20の強度が補強されやすくなる。
変形例5では、補助野縁40の端部に、釘やビスが打ちつけられることにより、補助野縁40と、縦野縁20とが、留付けされてもよい。すなわち、補助野縁40と、縦野縁20とが、釘やビスなどにより固定されてもよい。この場合、縦野縁20の強度が、より補強されやすくなる。そして、天井下地構造100の剛性が高まりやすくなる。
変形例5では、上述の通り、補助野縁40が有する延長部42の端部が、縦野縁20と接している。すなわち、補助野縁40の端部の形状は、補助野縁40を挟む二つの縦野縁20の側面と接することができるように、鋭角状に形成されている。そのため、補助野縁40の上面401及び下面402の形状は、矩形状ではなく、細長の平行四辺形となる。
変形例5では、天井面材10の表面12側から、天井面材10と、補助野縁40の延長部42とが重なっている個所の各々に対して、固定具50がそれぞれ打ちつけられる。そして、補助野縁40と、天井面材10とが固定具50により留付けられる。これにより、補助野縁40を介して、天井面材10と、横野縁30とが固定される。この場合、天井下地構造100が、天井面材10を上方から支持する力が高まりやすくなる。
変形例5において、天井面材10の補助野縁40の二つの延長部42と重なっている個所であれば、どの位置に固定具50が打ちつけられて、補助野縁40を介して、天井面材10と、横野縁30とが固定されても構わない。この固定具50は、天井面材10と、補助野縁40の延長部42とが重なっている個所のうち、縦野縁20により近い位置に打ちつけられることで、縦野縁20の強度がより補強されやすくなる。
(その他の変形例)
上記実施形態及び変形例では、横野縁30と補助野縁40とは別体であるが、これに限定されず、両者が一体であってもよい。
[まとめ]
本実施形態に係る天井下地構造100は、建物の天井を構成する天井面材10を上方から支持する野縁として用いられ、特に、軒天井の天井面材を、上方から支持する野縁として好適に用いられる。
第1の態様に係る天井下地構造100は、天井面材10を上方から支持する天井下地構造である。天井面材10上に所定の間隔をあけて左右に並ぶ複数の縦野縁20と、少なくとも一つ以上の横野縁30と、補助野縁40と、を備える。横野縁30は、複数の縦野縁20の上方にかけ渡されて、複数の縦野縁20に固定される。補助野縁40は、横野縁30と天井面材10との間を接続するように横野縁30に固定される。
第1の態様によれば、良好な施工性を有しながら、かつ天井面材の外観意匠性を向上させやすい天井下地構造を提供することができる。
第2の態様に係る天井下地構造100では、第1の態様において、補助野縁40は、平面視で横野縁30の存在しない領域にも存在する。
第2の態様によれば、固定具50の固定具頭部51及び固定具頭部52が、天井面材10の下側の面全体に、分散しうるため、固定具50の固定具頭部51及び固定具頭部52が、目立ちにくくなる。
第3の態様に係る天井下地構造100では、第1又は第2の態様において、補助野縁40は、縦野縁20に接して配置されている。
第3の態様によれば、縦野縁20が天井面材10を上方から支持する力が補強されやすくなり、その結果、天井下地構造100が天井面材10を上方から支持する力が高まりやすくなる。
10 天井面材
20 縦野縁
30 横野縁
40 補助野縁
100 天井下地構造

Claims (2)

  1. 天井面材を上方から支持する天井下地構造であって、
    前記天井面材上に所定の間隔をあけて左右に並ぶ複数の縦野縁と、少なくとも一つ以上の横野縁と、補助野縁と、を備え、
    前記横野縁は、前記複数の縦野縁の上方にかけ渡されて、前記複数の縦野縁に固定され、
    前記補助野縁は、前記横野縁と前記天井面材との間を接続するように前記横野縁に固定され、かつ平面視で前記横野縁の存在しない領域にも存在する、
    天井下地構造。
  2. 前記補助野縁は、前記縦野縁に接して配置されている、
    請求項1に記載の天井下地構造。
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