JP2598910B2 - 天井の構造 - Google Patents

天井の構造

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JP2598910B2
JP2598910B2 JP62152412A JP15241287A JP2598910B2 JP 2598910 B2 JP2598910 B2 JP 2598910B2 JP 62152412 A JP62152412 A JP 62152412A JP 15241287 A JP15241287 A JP 15241287A JP 2598910 B2 JP2598910 B2 JP 2598910B2
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勝洋 岩渕
Original Assignee
勝洋 岩渕
大成建設 株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 産業上の利用分野 本発明は、建造物の室内天井、軒天井等の天井の構造
に関する。
従来の技術 従来の通常の天井の構造は、軽量鉄骨(軽鉄)製また
は木製の井桁状に組んだ天井下地を屋根(またはスラ
ブ)から吊り下げて形成し、これに下方からプラスター
ボード等をビス等を用いて貼り付け、また場合によって
は更に岩綿吸音板等をステップル等を用いて二重貼りし
ていた。
また、いわゆるシステム天井と呼ばれる天井の構造も
あり、これは、天井板の目地の位置に逆T字形のバーを
直接屋根(またはスラブ)からボルトで吊り下げ、この
逆T字形のバーの上に天井板を載せて支持させるもので
ある。
発明が解決しようとする問題点 通常の天井構造は、天井板を貼付る場合、作業員が自
ら天井板を支持しながら上向きの状態で天井下地にビス
で固定していくので、大変な重労働であり、作業能率も
悪かった。
システム天井構造は、天井板の施工は、目地板を入れ
ながら天井板を逆T字形のバーに載せていくので比較的
作業が楽なのであるが、逆T字形のバーを吊るボルト
のためのインサートを天井板の割り付けに基づいて正確
に埋め込まなければならないので、工程的に制約を受
け、設計変更もままならない、地震時に天井板が落ち
やすいため、天井裏に特殊な耐震用の天井板押えが必要
である、天井施工に先だって回り縁を壁に取付けなけ
ればならないので、必ず壁仕上げが先行しなければなら
ない、コストが高い、等の問題があった。
発明の構成 問題点を解決するための手段 本発明は、天井下地バーに固定された支持バーとの係
合手段を有するクリップと、該クリップの下方から前記
係合手段に着脱自在に係合した支持バーと、該支持バー
上で少なくとも2辺を支持されるグラスウール製弾性天
井板とからなることを特徴とする天井の構造である。
クリップは、薄肉の鉄板製またはプラスチック製が好
適であり、支持バーはプラスチック製または金属製とす
るのがよい。クリップの天井下地への固定方法は自由で
あり、ビス止め、釘打ち、溶接等の方法もあるが、後述
するするように道具を使用しない方法の方が望ましい。
支持バーとクリップの係合手段も自由であるが、着脱自
在であることが必要である。
作用 本発明天井の構造は、これを施工する際、まず天井下
地にクリップを固定し、これに支持バーを係合しながら
天井板が支持バー上に支持されるごとく填め込んでいけ
ばよいので、作業が極めて容易でしかも早い。
天井板は、支持バーと天井下地に挟まれることとなる
ので、地震等でも落下する恐れが少ない。
クリップと支持バーは着脱自在に係合されているか
ら、天井を貼りおわった後でも、支持バーを取り外すこ
とにより任意の場所の天井板を取り除くことができ、天
井板の補修や天井裏の点検を容易に行うことができるか
ら点検口も不要である。
天井板はグラスウール製なので、断熱、吸音、遮音に
優れるほか、軽量であるため垂れ下がりが少なく天井下
地のバーの間隔も広くすることができる、また天井板は
弾性があり変形しやすいのでクリップに対する支持バー
の着脱を容易に行える。
実施例1 第1図から第6図は実施例1に関し、第1図は天井の
要部断面図、第2図はクリップの固定状態を示す斜視
図、第3図は天井伏せ図、第4図および第5図は壁際の
断面図、第6図は天井板の目地の断面図である。
本実施例の天井構造は、第1図に示すごとく、天井下
地バー12に固定したクリップ1に下方から支持バー8を
着脱自在に係合し、支持バー上で天井板11の2辺を支持
するものである。
クリップ1は薄肉鉄板製で、第2図に示すごとく、底
面と対向する2側面で断面が略U字状に形成され、側面
上端の爪7を折り曲げることにより天井下地バー12に固
定される。底面の下面には支持バーとの係合手段を有す
る。すなわち、対向する2枚の垂片2、3により溝4が
形成され、やや小さい方の垂片2の下端内側には鈎5
が、やや大きい方の垂片3の下端内側には突条6が形成
されている。
支持バー8はプラスチック製で、第1図に示すごと
く、底面と立面で断面が略逆T字形に形成され、立面上
端にはクリップ1の鈎5と係合する鈎9が、そのやや下
方にはクリップ1の突条6と係合する段部10が形成され
ている。
天井下地バー12は通常の軽鉄天井下地のいわゆるダブ
ルバーで、天井板11は弾性のあるグラスウール製であ
る。
支持バー8のクリップ1に対する着脱は、第1図にお
いて、支持バー8の左側を持ち上げるように傾けて行
う。これは天井板11がグラスウール製で変形しやすいの
で容易に行うことができる。
支持バー8は、第3図に示すごとく、天井下地バー12
と直角方向に設置するが、同方向に設置することも可能
である(その場合は他のクリップを用いる)。これら両
方向の支持バーを組合せれば天井板の4辺を支持するこ
とができる。第3図において、A、B、Cはクリップの
位置を示すが、Aは第1図に示す一般部分のクリップ
1、Bは天井下地バー12と同方向の壁際のクリップ13
(第4図)、Cは天井下地バー12と直角方向の壁際のク
リップ15(第5図)である。クリップ13、15とクリップ
1とは係合手段の位置、方向が異なる。壁際の支持バー
14は、第4、5図のごとく、片側だけ天井板を支持する
形状となっている。支持バー8と直角方向の天井板の目
地は、第6図に示すごとき、断面がH形のジョイナー16
を用いている。
実施例2 第7図は実施例2の要部断面図である。
クリップ20は薄肉鉄板製で、第7図に示すごとく、底
面と対向する2側面で断面が略U字状に形成され、側面
上方に形成された孔にピン27を貫通することにより天井
下地バー26に固定される。底面の下面には支持バーとの
係合手段を有する。すなわち、対向する2枚の垂辺21、
21により溝22が形成され、その下端内側には突条23があ
る。係合手段の向きは、天井下地バー26と同方向である
から当然支持バーは天井下地バー26と同方向に設置され
る。
支持バー24はプラスチック製で、同図に示すごとく、
底面と立面で断面が略逆T字形に形成され、立面上端に
はクリップ1の突条23と係合する頭部25が形成されてい
る。支持バー24のクリップ20に対する着脱は、同図に鎖
線で示すごとく、支持バー24の片側を持ち上げるように
傾けて行う。この場合天井板がグラスウール製の変形し
やすいものであるので、容易に着脱を行うことができ
る。
発明の効果 本発明天井の構造は、施工が容易で早く、熟練した作
業員でなくとも簡単に行うことができる。天井板を貼る
ためのビス、ステップル等の消耗品やドリル等の道具も
不要とすることができる。天井下地は通常のものでよい
からシステム天井のごとき特別のインサート計画が必要
なく、設計変更にも対応できる。
地震時であっても天井板が落ちにくく、任意の場所の
天井板が簡単に取り外せるので点検口も不要である。
グレードは、天井板および支持バーの意匠、材料によ
りシステム天井と同等以上とすることができ、コストは
安い。
【図面の簡単な説明】
第1図から第6図は実施例1に関し、第1図は天井の要
部断面図、第2図はクリップの固定状態を示す斜視図、
第3図は天井伏せ図、第4図および第5図は壁際の断面
図、第6図は天井板の目地の断面図、第7図は実施例2
の要部断面図である。 1……クリップ、8……支持バー、11……天井板、12…
…天井下地バー、13……クリップ、14……支持バー、15
……クリップ、16……ジョイナー、17……壁、20……ク
リップ、24……支持バー、26……天井下地バー、27……
ピン

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】天井下地バーに固定された支持バーとの係
    合手段を有するクリップと、該クリップの下方から前記
    係合手段に着脱自在に係合した支持バーと、該支持バー
    上で少なくとも2辺を支持されるグラスウール製弾性天
    井板とからなることを特徴とする天井の構造
JP62152412A 1987-06-20 1987-06-20 天井の構造 Expired - Lifetime JP2598910B2 (ja)

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JP62152412A JP2598910B2 (ja) 1987-06-20 1987-06-20 天井の構造

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JPH01111946A JPH01111946A (ja) 1989-04-28
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5153606U (ja) * 1974-10-21 1976-04-23
JPS5555504U (ja) * 1978-10-11 1980-04-15

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JPH01111946A (ja) 1989-04-28

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