JP7791997B2 - 硬化性樹脂、並びに硬化性樹脂中間体、硬化性樹脂、硬化性樹脂組成物、及び硬化物の製造方法 - Google Patents
硬化性樹脂、並びに硬化性樹脂中間体、硬化性樹脂、硬化性樹脂組成物、及び硬化物の製造方法Info
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Description
すなわち本発明は、以下の構成要件によって特定される。
[1] 多分散度(Mw/Mn)が2.8以上であるエポキシ樹脂と不飽和一塩基酸とを2個以上のヒドロキシ基が直接結合したベンゼン又はナフタレンの存在下で反応させる工程を含む硬化性樹脂中間体の製造方法。
[2] 前記エポキシ樹脂がクレゾールノボラック型エポキシ樹脂である[1]に記載の製造方法。
[3] 前記エポキシ樹脂の重量平均分子量が3000以上であり、軟化点が85~110℃であり、エポキシ当量が150~300g/当量である[1]又は[2]に記載の製造方法。
[4] 前記エポキシ樹脂と不飽和一塩基酸とを反応させる工程において、前記エポキシ樹脂をアルコール性ヒドロキシル基を有するフェノール系化合物とも反応させる[1]~[3]のいずれかに記載の製造方法。
[5] [1]~[4]のいずれかに記載の方法で硬化性樹脂中間体を製造した後、得られた硬化性樹脂中間体と多塩基酸無水物とを反応させる工程を有する硬化性樹脂の製造方法。
[6] 前記硬化性樹脂の二重結合当量が300~620g/当量である[5]に記載の製造方法。
[7] 前記硬化性樹脂の酸価が50~100mgKOH/gである[5]又は[6]に記載の製造方法。
[8] [5]~[7]のいずれかに記載の製造方法によって硬化性樹脂を製造した後、得られた硬化性樹脂と、重合開始剤と、必要によりモノマーとを配合する工程を有する硬化性樹脂組成物の製造方法。
[9] [8]に記載の製造方法によって硬化性樹脂組成物を製造した後、得られた硬化性樹脂組成物を硬化する硬化物の製造方法。
[10] エポキシ樹脂のエポキシ基が開環した構造を有するエポキシ樹脂由来部と、前記エポキシ基の開環部の炭素原子に結合する不飽和一塩基酸残基と、前記エポキシ基の開環部の酸素原子に結合する多塩基酸無水物残基とを有し、前記エポキシ樹脂由来部の多分散度(Mw/Mn)が2.8以上であり、2個以上のヒドロキシ基が直接結合したベンゼン又はナフタレンを含有する硬化性樹脂。
本発明において硬化性樹脂中間体は、多分散度(Mw/Mn)が2.8以上であるエポキシ樹脂と不飽和一塩基酸とを2個以上のヒドロキシ基が直接結合したベンゼン又はナフタレンの存在下で反応させる工程を含む製造方法によって得られる。本発明の硬化性樹脂中間体の製造方法によれば、エポキシ樹脂に不飽和一塩基酸を反応させることにより、構造中にラジカル重合性二重結合を導入することができる。前記硬化性樹脂中間体を用いれば、密着性及びTCT耐性に優れる硬化物を形成可能な硬化性樹脂を提供することができる。また前記硬化物は、好ましくは現像性やタックフリー性にも優れるものである。なお、硬化性樹脂中間体を多塩基酸無水物と反応させることなく、そのまま硬化性樹脂として(例えば、エポキシ(メタ)アクリレート等として)使用してもよいが、硬化性樹脂中間体を多塩基酸無水物と反応して硬化性樹脂として(例えば、カルボキシル基含有エポキシ(メタ)アクリレート等として)使用することが好ましい。
エポキシ樹脂の多分散度(Mw/Mn)はゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)により求めることができる。
エポキシ樹脂の多分散度(Mw/Mn)は、2.83以上が好ましく、2.85以上がより好ましい。一方、エポキシ樹脂の多分散度(Mw/Mn)の上限は特に限定されないが、取り扱い性の点から、3.5以下であることが好ましい。すなわち、エポキシ樹脂の多分散度(Mw/Mn)は、2.83~3.5が好ましく、2.85~3.5がより好ましい。なお、エポキシ樹脂としてクレゾールノボラック型エポキシ樹脂を用いる場合には、多分散度(Mw/Mn)は3.3以下がさらに好ましく、3.25以下がよりさらに好ましく、3.2以下がいっそう好ましい。すなわち、エポキシ樹脂としてクレゾールノボラック型エポキシ樹脂を用いる場合の多分散度(Mw/Mn)は、2.83~3.5が好ましく、2.85~3.5がより好ましく、2.85~3.3がさらに好ましく、2.85~3.25がよりさらに好ましく、2.85~3.2がいっそう好ましい。多分散度(Mw/Mn)が3.3以下のクレゾールノボラック型エポキシ樹脂を用いることにより、タックフリー性及び/又は現像性に優れた硬化性樹脂を得やすくなる。
エポキシ樹脂の軟化点は、JIS K 7234(1986)に従って求めることができる。
エポキシ樹脂の重量平均分子量(Mw)はゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)により求めることができる。
エポキシ樹脂のエポキシ当量は、JIS K 7236(2001)に従って求めることができる。
アルコール性ヒドロキシル基は、上述したように、芳香族環に間接的に結合している。芳香族環とアルコール性ヒドロキシル基との間に存在する基としては、例えば、メチレン基、エチレン基等の炭素数1~10のアルキレン基;-C(=O)O-基と炭素数1~10のアルキレン基の1つ又は2つとを組み合わせた基;-O-基と炭素数1~10のアルキレン基の1つ又は2つとを組み合わせた基;フェニレン基等の2価の芳香族環と-O-基とアルキレン基とを組み合わせた基等が挙げられ、いずれの例においてもアルコール性ヒドロキシル基はアルキレン基と結合していることが好ましい。
エポキシ樹脂と不飽和一塩基酸と、必要に応じてアルコール性ヒドロキシル基を有するフェノール系化合物との反応は、反応触媒の共存下、通常80℃~130℃で行うことが好ましく、90~120℃で行うことがより好ましい。また前記反応は、必要に応じて後述するラジカル重合性化合物や溶媒等の希釈剤の存在下で行ってもよい。
本発明の硬化性樹脂は、エポキシ樹脂を変性したラジカル重合性の硬化性樹脂である。具体的には、エポキシ樹脂と不飽和一塩基酸との反応生成物である硬化性樹脂中間体に、多塩基酸無水物を反応させることにより得られるものであり、より具体的には、硬化性樹脂中間体が有するヒドロキシル基に多塩基酸無水物を反応させ、カルボキシル基を導入する工程を含む製造方法により得られる。本発明の製造方法により得られる硬化性樹脂は、エポキシ樹脂にラジカル重合性二重結合とカルボキシル基が導入されたものとなるため、アルカリ現像性と熱や光による硬化性を有するものとなり、例えば、画像形成用等のアルカリ現像型硬化性樹脂として利用することができる。また、本発明の硬化性樹脂を用いれば、密着性及びTCT耐性に優れる硬化物を形成可能である。
硬化性樹脂中間体と多塩基酸無水物との反応は、2個以上のヒドロキシ基が直接結合したベンゼン又はナフタレンの存在下、通常50℃~130℃で行うことが好ましく、70~110℃で行うことがより好ましい。また前記反応は、必要に応じて反応触媒及び/又は後述するラジカル重合性化合物や溶媒等の希釈剤の存在下で行ってもよい。なお、硬化性樹脂中間体と多塩基酸無水物との反応は、硬化性樹脂中間体を製造する反応に引き続いて、反応溶液中に多塩基酸無水物を添加して行うのが簡便である。
硬化性樹脂の二重結合当量は、硬化性樹脂の総質量を、硬化性樹脂に導入されたラジカル重合性二重結合のモル数で除することにより求められる。
本発明の硬化性樹脂組成物は、上記に説明した硬化性樹脂、及び重合開始剤を含有する組成物であり、さらにモノマー(特にラジカル重合性モノマー)を含有していてもよい。硬化性樹脂組成物は、本発明の硬化性樹脂の製造方法により硬化性樹脂を得る工程と、硬化性樹脂と重合開始剤とを配合する工程(配合工程)とを有する製造方法により得ることができる。硬化性樹脂組成物は、熱を与えたり光照射したりすることにより、硬化性樹脂を硬化させて硬化物を形成することができる。本発明の硬化性樹脂組成物を用いれば、密着性及びTCT耐性に優れる硬化物を形成可能である。
本発明には、硬化性樹脂又は硬化性樹脂組成物を硬化した硬化物も含まれる。本発明の硬化物は、本発明の硬化性樹脂組成物の製造方法により硬化性樹脂組成物を得る工程と、硬化性樹脂組成物を硬化する工程(硬化工程)とを有する製造方法により得ることができる。硬化工程では、硬化性樹脂組成物に熱を加えたり光照射したりすることにより、硬化性樹脂組成物又はそこに含まれる硬化性樹脂を硬化させることができる。
装置:ゲルパーミエーションクロマトグラフィー装置HLC-8320GPC(東ソー社製)
カラム:TSKgel SuperHZM-M(東ソー社製)
検出器:液体クロマトグラム用RI検出器
測定温度:40℃
溶媒:THF(テトラヒドロフラン)
試料濃度:0.05g/10cc
サンプル側流量:0.6ml/分
(1-1)合成例1
多分散度2.87(Mn=1330、Mw=3820)、軟化点91℃、エポキシ当量208g/当量のオルソクレゾールノボラック型エポキシ樹脂(cas.29690-82-2;エポキシ樹脂1)208部をエチルカルビトールアセテート196.5部に溶解し、反応触媒としてトリフェニルホスフィン1.4部、重合禁止剤としてハイドロキノン0.6部を用い、不飽和一塩基酸としてアクリル酸72.8部を加え、110℃で15時間反応させて硬化性樹脂中間体1を得た。次いで、多塩基酸無水物としてテトラヒドロ無水フタル酸84.1部を加え、硬化性樹脂中間体1と100℃で8時間反応させた。得られた反応液を90℃まで温度を下げて、300メッシュのステンレス金網(目開き約50μm)を用いて濾過した。その結果、酸価90mgKOH/g、二重結合当量360g/当量の硬化性樹脂1を65%含むエチルカルビトールアセテート溶液(A-1)を得た。
多分散度3.03(Mn=1270、Mw=3850)、軟化点94℃、エポキシ当量208g/当量のオルソクレゾールノボラック型エポキシ樹脂(cas.29690-82-2;エポキシ樹脂2)208部をエチルカルビトールアセテート196.5部に溶解し、反応触媒としてトリフェニルホスフィン1.4部、重合禁止剤としてハイドロキノン0.6部を用い、不飽和一塩基酸としてアクリル酸72.8部を加え、110℃で15時間反応させて硬化性樹脂中間体2を得た。次いで、多塩基酸無水物としてテトラヒドロ無水フタル酸84.1部を加え、硬化性樹脂中間体2と100℃で8時間反応させた。得られた反応液を90℃まで温度を下げて、300メッシュのステンレス金網(目開き約50μm)を用いて濾過した。その結果、酸価91mgKOH/g、二重結合当量360g/当量の硬化性樹脂2を65%含むエチルカルビトールアセテート溶液(A-2)を得た。硬化性樹脂2は、前記構造単位(1)、(2)を有する。
合成例2において用いたオルソクレゾールノボラック型エポキシ樹脂(エポキシ樹脂2)208部をエチルカルビトールアセテート196.5部に溶解し、反応触媒としてトリフェニルホスフィン1.5部、重合禁止剤としてハイドロキノン0.6部を用い、アルコール性ヒドロキシル基を有するフェノール系化合物としてp-ヒドロキシフェニル-2-エタノール41.5部と、不飽和一塩基酸としてアクリル酸51.2部を加え、110℃で15時間反応させて硬化性樹脂中間体3を得た。次いで、多塩基酸無水物としてテトラヒドロ無水フタル酸64.3部を加え、硬化性樹脂中間体3と100℃で5時間反応させた。得られた反応液を90℃まで温度を下げて、300メッシュのステンレス金網(目開き約50μm)を用いて濾過した。その結果、酸価69mgKOH/g、二重結合当量520g/当量の硬化性樹脂3を65%含むエチルカルビトールアセテート溶液(A-3)を得た。
多分散度2.92(Mn=1100、Mw=3210)、軟化点85℃、エポキシ当量203g/当量のオルソクレゾールノボラック型エポキシ樹脂(cas.29690-82-2;エポキシ樹脂3)203部をエチルカルビトールアセテート192.9部に溶解し、反応触媒としてトリフェニルホスフィン1.4部、重合禁止剤としてハイドロキノン0.6部を用い、不飽和一塩基酸としてアクリル酸72.8部を加え、110℃で15時間反応させて硬化性樹脂中間体4を得た。次いで、多塩基酸無水物としてテトラヒドロ無水フタル酸82.6部を加え、硬化性樹脂中間体4と100℃で8時間反応させた。得られた反応液を90℃まで温度を下げて、300メッシュのステンレス金網(目開き約50μm)を用いて濾過した。その結果、酸価91mgKOH/g、二重結合当量360g/当量の硬化性樹脂4を65%含むエチルカルビトールアセテート溶液(A-4)を得た。硬化性樹脂4は、前記構造単位(1)、(2)を有する。
合成例1において用いたオルソクレゾールノボラック型エポキシ樹脂(エポキシ樹脂1)208部をエチルカルビトールアセテート196.5部に溶解し、反応触媒としてトリフェニルホスフィン1.4部、重合禁止剤としてメチルハイドロキノン0.6部を用い、不飽和一塩基酸としてアクリル酸72.8部を加え、110℃で15時間反応させて硬化性樹脂中間体5を得た。次いで、多塩基酸無水物としてテトラヒドロ無水フタル酸84.1部を加え、硬化性樹脂中間体5と100℃で8時間反応させた。得られた反応液を90℃まで温度を下げて、300メッシュのステンレス金網(目開き約50μm)を用いて濾過した。その結果、酸価89mgKOH/g、二重結合当量360g/当量の硬化性樹脂5を65%含むエチルカルビトールアセテート溶液(B-1)を得た。硬化性樹脂5は、前記構造単位(1)、(2)を有する。
多分散度2.72(Mn=1340、Mw=3640)、軟化点92.5℃、エポキシ当量209g/当量のオルソクレゾールノボラック型エポキシ樹脂(cas.29690-82-2;エポキシ樹脂4)209部をエチルカルビトールアセテート197.2部に溶解し、反応触媒としてトリフェニルホスフィン1.4部、重合禁止剤としてハイドロキノン0.6部を用い、不飽和一塩基酸としてアクリル酸72.8部を加え、110℃で15時間反応させて硬化性樹脂中間体6を得た。次いで、多塩基酸無水物としてテトラヒドロ無水フタル酸84.4部を加え、100℃で8時間反応させた。得られた反応液を90℃まで温度を下げて、300メッシュのステンレス金網(目開き約50μm)を用いて濾過した。その結果、酸価90mgKOH/g、二重結合当量370g/当量の硬化性樹脂6を65%含むエチルカルビトールアセテート溶液(B-2)を得た。硬化性樹脂6は、前記構造単位(1)、(2)を有する。
多分散度2.59(Mn=1380、Mw=3570)、軟化点94℃、エポキシ当量212g/当量のオルソクレゾールノボラック型エポキシ樹脂(cas.29690-82-2;エポキシ樹脂5)212部をエチルカルビトールアセテート199.3部に溶解し、反応触媒としてトリフェニルホスフィン1.4部、重合禁止剤としてハイドロキノン0.6部を用い、不飽和一塩基酸としてアクリル酸72.8部を加え、110℃で15時間反応させて硬化性樹脂中間体7を得た。次いで、多塩基酸無水物としてテトラヒドロ無水フタル酸85.3部を加え、硬化性樹脂中間体7と100℃で8時間反応させた。得られた反応液を90℃まで温度を下げて、300メッシュのステンレス金網(目開き約50μm)を用いて濾過した。その結果、酸価91mgKOH/g、二重結合当量370g/当量の硬化性樹脂7を65%含む比較用エチルカルビトールアセテート溶液(B-3)を得た。硬化性樹脂7は、前記構造単位(1)、(2)を有する。
合成例1~4及び比較合成例1~3で得られた各硬化性樹脂溶液を用い、表1に示す配合組成に従って硬化性樹脂組成物を調製し、それぞれ実施例1~4および比較例1~3として、以下の方法で評価を行った。
各硬化性樹脂組成物を、厚さ0.5mmの銅板上に20~30μmの厚さに塗布し、熱風循環式乾燥炉中において80℃で30分乾燥し、塗膜を得た。次いで、塗膜上にネガフィルムを圧着し、紫外線露光装置を用いて2J/cm2の露光を行った。露光後、ネガフィルムを剥す際の状態を下記基準で評価した。
◎:剥離音なく剥離できる
○:僅かに剥離音がするが、塗膜にネガフィルムの跡は残らない
×:剥離音がし、塗膜にネガフィルムの跡が残る
各硬化性樹脂組成物を、厚さ0.5mmの銅板上に20~30μmの厚さに塗布し、熱風循環式乾燥炉中において80℃で30分乾燥し、塗膜を得た。次いで、塗膜上にネガフィルムを圧着し、紫外線露光装置を用いて2J/cm2の露光を行った。ネガフィルムを剥がして、1%Na2CO3水溶液を使用して30℃で80秒間現像を行い、残存する樹脂塗膜の存在を下記基準で目視にて評価した。
○:現像性良好(未露光部分に付着物が全くない)
×:現像性不良(未露光部分に付着物が残る)
タックフリー性評価のときと同様に乾燥塗膜を形成し、紫外線露光装置を用いて2J/cm2の露光を行った。次いで、高温条件として150℃で30分間加熱を行った。その後、付着面の大きさが24mm×30mmとなるように粘着テープを塗膜に貼り付け、テープの端を塗膜面に直角に保ちながらテープを瞬間的に引き剥がすことによるピーリング試験を行い、密着性を下記基準で目視にて評価した。
◎:塗膜の密着性良好(剥離なし)
〇:剥離が塗膜(付着面)の20%未満
×:剥離が塗膜(付着面)の20%以上
現像性評価のときと同様に乾燥塗膜形成、露光、及び現像を行って硬化物を得た。これを150℃で1時間加熱して試験基板とした。この試験基板を用いて、-65℃で15分、150℃で15分を1サイクルとして冷熱サイクル試験を行い、100サイクル毎に外観を観察し、下記基準で目視にて評価した。
◎:200サイクル行ってもクラックが観察されなかった
〇:200サイクルまで行った時点でクラックが観察された
×:100サイクルまで行った時点でクラックが観察された
各硬化性樹脂組成物の試験評価結果を表1に示す。エポキシ樹脂として多分散度2.8以上のオルソクレゾールノボラック型エポキシ樹脂を、重合禁止剤として2個以上のヒドロキシ基が直接結合したベンゼンを用いた実施例1~4では、得られた硬化物は密着性、及び冷熱サイクル試験耐性(TCT耐性)に優れるものとなり、またタックフリー性や現像性にも優れるものとなった。アルコール性ヒドロキシル基を有するフェノール系化合物としてp-ヒドロキシフェニル-2-エタノールを付加させた実施例3では、さらに密着性、及び冷熱サイクル試験耐性(TCT耐性)が向上した。一方、重合禁止剤としてメチルハイドロキノンを用いた比較例1では、得られた硬化物はタックフリー性、及び冷熱サイクル試験耐性(TCT耐性)に劣るものとなった。また多分散度2.8未満のオルソクレゾールノボラック型エポキシ樹脂を用いた比較例2及び3では、得られた硬化物は密着性、及び冷熱サイクル試験耐性(TCT耐性)に劣るものとなり、比較例2はさらにタックフリー性にも劣るものとなった。
Claims (11)
- 多分散度(Mw/Mn)が2.8以上であるエポキシ樹脂と不飽和一塩基酸とを2個以上のヒドロキシ基が直接結合したベンゼン又はナフタレンの存在下で反応させる工程を含み、前記エポキシ樹脂がノボラック型エポキシ樹脂又はトリスフェノールメタン型エポキシ樹脂である硬化性樹脂中間体の製造方法。
- 前記エポキシ樹脂がクレゾールノボラック型エポキシ樹脂である請求項1に記載の製造方法。
- 前記エポキシ樹脂の重量平均分子量が3000以上であり、軟化点が85~110℃であり、エポキシ当量が150~300g/当量である請求項1に記載の製造方法。
- 前記エポキシ樹脂と不飽和一塩基酸とを反応させる工程において、前記エポキシ樹脂をアルコール性ヒドロキシル基を有するフェノール系化合物とも反応させる請求項1に記載の製造方法。
- 請求項1~4のいずれかに記載の方法で硬化性樹脂中間体を製造した後、得られた硬化性樹脂中間体と多塩基酸無水物とを反応させる工程を有する硬化性樹脂の製造方法。
- 前記硬化性樹脂の二重結合当量が300~620g/当量である請求項5に記載の製造方法。
- 前記硬化性樹脂の酸価が50~100mgKOH/gである請求項5に記載の製造方法。
- 請求項5に記載の製造方法によって硬化性樹脂を製造した後、得られた硬化性樹脂と、重合開始剤と、必要によりモノマーとを配合する工程を有する硬化性樹脂組成物の製造方法。
- 請求項8に記載の製造方法によって硬化性樹脂組成物を製造した後、得られた硬化性樹脂組成物を硬化する硬化物の製造方法。
- エポキシ樹脂のエポキシ基が開環した構造を有するエポキシ樹脂由来部と、前記エポキシ基の開環部の炭素原子に結合する不飽和一塩基酸残基と、前記エポキシ基の開環部の酸素原子に結合する多塩基酸無水物残基とを有し、前記エポキシ樹脂がノボラック型エポキシ樹脂又はトリスフェノールメタン型エポキシ樹脂であり、前記エポキシ樹脂由来部の多分散度(Mw/Mn)が2.8以上であり、2個以上のヒドロキシ基が直接結合したベンゼン又はナフタレンを含有する硬化性樹脂。
- 前記エポキシ樹脂がクレゾールノボラック型エポキシ樹脂である請求項10に記載の硬化性樹脂。
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
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