JP7533391B2 - ワイヤロープ検査システム、および、ワイヤロープ検査システムの位置決め方法 - Google Patents
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Description
図1および図2に示すように、ワイヤロープ検査システム100は、ワイヤロープ検査装置101と、処理装置102とを備える。ワイヤロープ検査システム100は、エレベータ103に設けられたワイヤロープWの検査を行う。具体的には、ワイヤロープ検査システム100は、検査対象であるエレベータ103のワイヤロープWの異常(素線断線など)を検査するためのシステムである。
図1~図3に示すように、エレベータ103は、かご室103a、巻上機103b、制御装置103c、および、ワイヤロープWを備える。かご室103aは、人および積み荷などを積載する。巻上機103bは、かご室103aを昇降させるためにワイヤロープWを移動させる。たとえば、巻上機103bは、図示しないモータを駆動させることによって、かご室103aを吊り下げるワイヤロープWを巻き上げる。なお、巻上機103bは、特許請求の範囲における「駆動部」の一例である。
図3に示すように、処理装置102は、通信部102a、制御部102b、記憶部102c、および、表示部102dを備える。処理装置102は、ワイヤロープ検査装置101によるワイヤロープWの磁束の計測結果の表示、ワイヤロープ検査装置101によるワイヤロープWの磁束の計測結果に基づく解析などを行う。具体的には、処理装置102は、後述する検知部20の検知コイル21からの検知信号(計測結果)を取得するとともに、取得された検知信号に基づいて、ワイヤロープWの異常の有無を判定するように構成されている。処理装置102は、たとえば、ワイヤロープWの検査を行う検査作業者が用いるパーソナルコンピュータである。
次に、本実施形態におけるワイヤロープ検査装置101の構成について説明する。
図4および図5に示すように、検査運転時において、本実施形態によるワイヤロープ検査システム100では、シーブ103dとかご室103aとの間に配置されたワイヤロープ検査装置101に対して、シーブ103dの回転によってワイヤロープWがZ1方向(鉛直上方向)に向かって導かれる。ワイヤロープ検査装置101に導かれたワイヤロープWは、まず磁界印加部40によって、予め磁界が整えられる。そして、励磁部10の励振コイル11が、予め磁界の整えられた(整磁された)ワイヤロープWの磁界(磁束)を励振する。そして、検知部20の検知コイル21が、整磁された後に励振された状態のワイヤロープWの磁束を検知する。すなわち、本実施形態では、検知コイル21は、磁界印加部40により予め磁界が印加された後(整磁された後)に、ワイヤロープWの磁束を検知するように構成されている。
検知コイル21は、ワイヤロープWが延びる方向と直交する方向(X1方向側)に配置されている第1検知コイル21aと、ワイヤロープWに対して第1検知コイル21aが配置される側とは反対側(X2方向側)において第1検知コイル21aとともにワイヤロープWを取り囲むように配置されている第2検知コイル21bとを含む。そして、検知コイル21は、第1検知コイル21aと第2検知コイル21bとの2つのコイルによって1つのワイヤロープWを挟み込むように配置される。なお、検知コイル21は、複数(5本)のワイヤロープWの各々に設けられる。すなわち、複数(5本)のワイヤロープWの各々に、第1検知コイル21aと第2検知コイル21bとの2つのコイルが設けられる。
図6に示すように、本実施形態では、ワイヤロープ検査装置101は、着脱部1および固定部2を備える。本実施形態では、着脱部1は、固定部2に対して着脱可能に取り付けられる。そして、固定部2は、ワイヤロープWの近傍に固定されている。具体的には、固定部2は、巻上機103bのフレーム103fに固定されている。そして、着脱部1は、巻上機103bのシーブ103dからかご室103aに延びる部分のワイヤロープWを取り囲むように固定部2に取り付けられる。本実施形態のワイヤロープ検査システム100は、通常運転時において、着脱部1が固定部2から取り外された状態で、エレベータ103を動作させるとともに、検査運転時において、着脱部1を固定部2に取り付けた状態で検査運転を行うように構成されている。
図7および図8に示すように、本実施形態では、着脱部1は、第1着脱部1aと第2着脱部1bとに分割可能に構成されている。第1着脱部1aは、ワイヤロープWの延びる方向(Z方向)に直交する方向(X方向)の一方側(X1方向側)に配置される。そして、第2着脱部1bは、ワイヤロープWの延びる方向(Z方向)に直交する方向(X方向)の他方側(X2方向側)に配置される。そして、着脱部1は、第1着脱部1aと第2着脱部1bとが組み合わされた状態で、固定部2に取り付けられる。
図6に示すように、本実施形態では、固定部2は、着脱部取付部2aを含む。着脱部取付部2aは、着脱部1が取り付けられる。着脱部取付部2aは、たとえば、直方体形状の着脱部1が載置される板状の載置台である。具体的には、着脱部取付部2aは、内部にワイヤロープWが通されるU字形状を有している。また、着脱部取付部2aは、ワイヤロープWに対する相対位置を調整可能に構成されている。具体的には、着脱部取付部2aは、フレーム103fに固定される基台部2bに対して、位置調整可能(移動可能)に取り付けられている。着脱部取付部2aの位置の調整の詳細は後述する。
図3および図10に示すように、本実施形態では、ワイヤロープ検査装置101は、位置決め部80を備える。位置決め部80は、検査運転時にワイヤロープWを基準とした所定の位置に励磁部10および検知部20が配置されるように、着脱部1の固定部2に対する位置を位置決めする。なお、図10では、X2方向側の磁界印加部40bおよびローラ部50bを省略している。
図11に示すように、本実施形態のワイヤロープ検査装置101では、エレベータ103に対して固定部2を固定する際に、ワイヤロープWに対する位置決め部80(位置決めピン82)の相対的な配置が設定される。具体的には、位置決め部80の位置決めピン82が配置されている着脱部取付部2aのワイヤロープWに対する相対位置が調整されることによって、ワイヤロープWを基準とした所定の位置に励磁部10および検知部20が配置されるように位置決め部80の位置決めピン82の位置が調整される。
また、図12に示すように、本実施形態では、ワイヤロープ検査システム100は、エレベータ103に加えて、複数のエレベータ104、および、エレベータ105のワイヤロープWを検査可能に構成されている。エレベータ104および105の構成は、エレベータ103と同様である。
次に、図13および図14を参照して、本実施形態のワイヤロープ検査システム100の位置決め方法について説明する。なお、以下の説明では、固定部2に対して着脱部1を取り付ける場合の例について説明するが、固定部402および固定部502に着脱部1を取り付ける場合にも、同様の方法で取り付けが行われる。
本実施形態のワイヤロープ検査システム100では、以下のような効果を得ることができる。
本実施形態のワイヤロープ検査システムの位置決め方法では、以下のような効果を得ることができる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
上記した例示的な実施形態は、以下の態様の具体例であることが当業者により理解される。
検査対象であるワイヤロープに対して磁束を印加する励磁部と、
前記励磁部により磁束が印加される前記ワイヤロープの磁束を検知する検知部と、
少なくとも前記検知部が配置され、前記ワイヤロープの近傍に固定されている固定部に着脱可能に取り付けられる着脱部と、
前記ワイヤロープを基準とした所定の位置に前記検知部が配置されるように、前記着脱部の前記固定部に対する位置を位置決めする位置決め部と、を備える、ワイヤロープ検査システム。
前記励磁部は、前記検知部と共に前記着脱部に配置され、
前記位置決め部は、前記ワイヤロープを基準とした前記所定の位置に前記検知部および前記励磁部が配置されるように、前記着脱部の前記固定部に対する位置を位置決めする、項目1に記載のワイヤロープ検査システム。
前記位置決め部は、前記固定部に設けられた第1係合部と、前記着脱部に設けられ、前記第1係合部と係合する第2係合部とを含み、前記固定部に設けられた前記第1係合部が、前記着脱部に設けられた前記第2係合部と係合することによって、前記着脱部の前記固定部に対する位置を位置決めする、項目1または2に記載のワイヤロープ検査システム。
前記固定部は、前記着脱部が取り付けられ、前記ワイヤロープに対する相対位置を調整可能に構成されている着脱部取付部と、前記ワイヤロープの延びる方向に直交する面内における前記着脱部取付部の位置と、前記ワイヤロープが延びる方向に対する前記着脱部取付部の傾きとを調整する位置調整部とを含み、
前記位置決め部は、前記着脱部取付部に取り付けられた状態の前記着脱部の前記固定部に対する位置を位置決めする、項目1~3のいずれか1項に記載のワイヤロープ検査システム。
前記着脱部は、前記ワイヤロープの延びる方向に直交する方向の一方側に配置される第1着脱部と、他方側に配置され、前記第1着脱部に組み合わされる第2着脱部とに、分割可能に構成されており、
前記位置決め部は、前記第1着脱部と前記第2着脱部とが組み合わせられた状態で、前記ワイヤロープを基準とした前記所定の位置に前記検知部が配置されるように、前記着脱部の前記固定部に対する位置を位置決めする、項目1~4のいずれか1項に記載のワイヤロープ検査システム。
前記検知部は、エレベータのかご室を吊り下げる前記ワイヤロープの磁束を検知するように構成されており、
前記固定部は、前記エレベータの前記かご室を昇降させるために前記ワイヤロープを移動させる駆動部の本体部分に固定されている、項目1~5のいずれか1項に記載のワイヤロープ検査システム。
前記位置決め部は、前記駆動部の前記ワイヤロープが巻き付けられるシーブから前記かご室に延びる部分の前記ワイヤロープを取り囲む前記所定の位置に前記検知部が配置されるように、前記着脱部の前記固定部に対する位置を位置決めする、項目6に記載のワイヤロープ検査システム。
前記固定部は、複数の前記エレベータごとに配置される複数の前記固定部を含み、
前記着脱部は、前記複数の固定部に対して共通して用いられる一の前記着脱部を含み、
前記位置決め部は、前記複数の固定部の各々に対する共通の前記一の着脱部の位置を位置決めする、項目6または7に記載のワイヤロープ検査システム。
前記固定部は、前記ワイヤロープに対して予め磁界を印加することによって前記ワイヤロープの磁化の方向を整える磁界印加部と、前記磁界印加部を保持する保持部とを含む、項目1~8のいずれか1項に記載のワイヤロープ検査システム。
前記固定部は、前記ワイヤロープに当接することによって前記ワイヤロープの延びる方向に直交する方向における前記ワイヤロープの移動を抑制する移動抑制部をさらに含み、
前記保持部は、前記磁界印加部および前記移動抑制部を保持する、項目9に記載のワイヤロープ検査システム。
前記保持部は、前記ワイヤロープからの離間距離を変更可能に構成されており、
前記固定部は、前記保持部を移動させることによって、検査運転時において前記離間距離を比較的小さくすることが可能であるとともに、通常運転時において前記離間距離を比較的大きくすることが可能である距離調整機構を含む、項目9または10に記載のワイヤロープ検査システム。
前記検知部は、前記ワイヤロープの延びる方向に沿って前記ワイヤロープの周りに巻回される検知コイルを含み、
前記位置決め部は、前記ワイヤロープを取り囲む前記所定の位置において前記検知部の前記検知コイルが前記ワイヤロープの周りに巻回されるように、前記着脱部の前記固定部に対する位置を位置決めする、項目1~11のいずれか1項に記載のワイヤロープ検査システム。
検査対象であるワイヤロープの磁束を検知する検知部が前記ワイヤロープを基準とした所定の位置に配置されるように、前記ワイヤロープの近傍に固定されている固定部に対して、前記固定部の前記ワイヤロープに対する相対位置を調整するための位置決め治具を取り付けるステップと、
前記位置決め治具が前記ワイヤロープに沿うように前記固定部の位置を調整することによって、少なくとも前記検知部が配置され、前記固定部に着脱可能に取り付けられる着脱部の前記固定部に対する位置を位置決めする位置決め部の配置を設定するステップと、
前記固定部に前記着脱部を取り付けることによって、配置が設定された前記位置決め部により前記着脱部の前記固定部に対する位置を位置決めするステップと、
前記検知部により前記ワイヤロープの磁束を検知するステップと、を備える、ワイヤロープ検査システムの位置決め方法。
1a 第1着脱部
1b 第2着脱部
2、402、502 固定部
2a 着脱部取付部
2e プル用ネジ(位置調整部)
2f プッシュ用ネジ(位置調整部)
10 励磁部
20 検知部
21 検知コイル
40 磁界印加部
50 ローラ部(移動抑制部)
60 保持部
70 距離調整機構
80 位置決め部
81 位置決め用孔部(第2係合部)
82 位置決めピン(第1係合部)
90 位置決め治具
100 ワイヤロープ検査システム
101 ワイヤロープ検査装置
103、104、105 エレベータ
103a かご室
103b 巻上機(駆動部)
103d シーブ
103f フレーム(本体部分)
Claims (13)
- 検査対象であるワイヤロープに対して磁束を印加する励磁部と、
前記励磁部により磁束が印加される前記ワイヤロープの磁束を検知する検知部と、
少なくとも前記検知部が配置され、前記ワイヤロープの近傍に固定されている固定部に着脱可能に取り付けられる着脱部と、
前記ワイヤロープを基準とした所定の位置に前記検知部が配置されるように、前記着脱部の前記固定部に対する位置を位置決めする位置決め部と、を備える、ワイヤロープ検査システム。 - 前記励磁部は、前記検知部と共に前記着脱部に配置され、
前記位置決め部は、前記ワイヤロープを基準とした前記所定の位置に前記検知部および前記励磁部が配置されるように、前記着脱部の前記固定部に対する位置を位置決めする、請求項1に記載のワイヤロープ検査システム。 - 前記位置決め部は、前記固定部に設けられた第1係合部と、前記着脱部に設けられ、前記第1係合部と係合する第2係合部とを含み、前記固定部に設けられた前記第1係合部が、前記着脱部に設けられた前記第2係合部と係合することによって、前記着脱部の前記固定部に対する位置を位置決めする、請求項1または2に記載のワイヤロープ検査システム。
- 前記固定部は、前記着脱部が取り付けられ、前記ワイヤロープに対する相対位置を調整可能に構成されている着脱部取付部と、前記ワイヤロープの延びる方向に直交する面内における前記着脱部取付部の位置と、前記ワイヤロープが延びる方向に対する前記着脱部取付部の傾きとを調整する位置調整部とを含み、
前記位置決め部は、前記着脱部取付部に取り付けられた状態の前記着脱部の前記固定部に対する位置を位置決めする、請求項1~3のいずれか1項に記載のワイヤロープ検査システム。 - 前記着脱部は、前記ワイヤロープの延びる方向に直交する方向の一方側に配置される第1着脱部と、他方側に配置され、前記第1着脱部に組み合わされる第2着脱部とに、分割可能に構成されており、
前記位置決め部は、前記第1着脱部と前記第2着脱部とが組み合わせられた状態で、前記ワイヤロープを基準とした前記所定の位置に前記検知部が配置されるように、前記着脱部の前記固定部に対する位置を位置決めする、請求項1~4のいずれか1項に記載のワイヤロープ検査システム。 - 前記検知部は、エレベータのかご室を吊り下げる前記ワイヤロープの磁束を検知するように構成されており、
前記固定部は、前記エレベータの前記かご室を昇降させるために前記ワイヤロープを移動させる駆動部の本体部分に固定されている、請求項1~5のいずれか1項に記載のワイヤロープ検査システム。 - 前記位置決め部は、前記駆動部の前記ワイヤロープが巻き付けられるシーブから前記かご室に延びる部分の前記ワイヤロープを取り囲む前記所定の位置に前記検知部が配置されるように、前記着脱部の前記固定部に対する位置を位置決めする、請求項6に記載のワイヤロープ検査システム。
- 前記固定部は、複数の前記エレベータごとに配置される複数の前記固定部を含み、
前記着脱部は、前記複数の固定部に対して共通して用いられる一の前記着脱部を含み、
前記位置決め部は、前記複数の固定部の各々に対する共通の前記一の着脱部の位置を位置決めする、請求項6または7に記載のワイヤロープ検査システム。 - 前記固定部は、前記ワイヤロープに対して予め磁界を印加することによって前記ワイヤロープの磁化の方向を整える磁界印加部と、前記磁界印加部を保持する保持部とを含む、請求項1~8のいずれか1項に記載のワイヤロープ検査システム。
- 前記固定部は、前記ワイヤロープに当接することによって前記ワイヤロープの延びる方向に直交する方向における前記ワイヤロープの移動を抑制する移動抑制部をさらに含み、
前記保持部は、前記磁界印加部および前記移動抑制部を保持する、請求項9に記載のワイヤロープ検査システム。 - 前記保持部は、前記ワイヤロープからの離間距離を変更可能に構成されており、
前記固定部は、前記保持部を移動させることによって、検査運転時において前記離間距離を比較的小さくすることが可能であるとともに、通常運転時において前記離間距離を比較的大きくすることが可能である距離調整機構を含む、請求項9または10に記載のワイヤロープ検査システム。 - 前記検知部は、前記ワイヤロープの延びる方向に沿って前記ワイヤロープの周りに巻回される検知コイルを含み、
前記位置決め部は、前記ワイヤロープを取り囲む前記所定の位置において前記検知部の前記検知コイルが前記ワイヤロープの周りに巻回されるように、前記着脱部の前記固定部に対する位置を位置決めする、請求項1~11のいずれか1項に記載のワイヤロープ検査システム。 - 検査対象であるワイヤロープの磁束を検知する検知部が前記ワイヤロープを基準とした所定の位置に配置されるように、前記ワイヤロープの近傍に固定されている固定部に対して、前記固定部の前記ワイヤロープに対する相対位置を調整するための位置決め治具を取り付けるステップと、
前記位置決め治具が前記ワイヤロープに沿うように前記固定部の位置を調整することによって、少なくとも前記検知部が配置され、前記固定部に着脱可能に取り付けられる着脱部の前記固定部に対する位置を位置決めする位置決め部の配置を設定するステップと、
前記固定部に前記着脱部を取り付けることによって、配置が設定された前記位置決め部により前記着脱部の前記固定部に対する位置を位置決めするステップと、
前記検知部により前記ワイヤロープの磁束を検知するステップと、を備える、ワイヤロープ検査システムの位置決め方法。
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