JP2003054852A - ガバナロープ引上げレバー、ガバナロープ引上げ冶具、引上げ方法、エレベータ調速機試験装置及び試験方法 - Google Patents
ガバナロープ引上げレバー、ガバナロープ引上げ冶具、引上げ方法、エレベータ調速機試験装置及び試験方法Info
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- JP2003054852A JP2003054852A JP2001239519A JP2001239519A JP2003054852A JP 2003054852 A JP2003054852 A JP 2003054852A JP 2001239519 A JP2001239519 A JP 2001239519A JP 2001239519 A JP2001239519 A JP 2001239519A JP 2003054852 A JP2003054852 A JP 2003054852A
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Abstract
ロープの引上げ作業が行えるガバナロープ引上げ治具及
び精度良くエレベータ調速機の試験が行えるエレベータ
調速機試験装置を提供する。 【解決手段】 調速機1は、昇降路内の支持体2に固定
され、調速機1の本体には、綱車3が回転自在に取り付
けられている。綱車3は、架け渡されているガバナロー
プ4がガバナロープ引上げ治具5によって引上げられ、
人の手で自由に回転できる状態にある。この状態で、調
速機1の本体に、エレベータ調速機試験装置6を取り付
ける。駆動装置63の駆動ローラ69で綱車3を回転さ
せ、過速スイッチが作動するときの綱車3の回転速度を
タコメータ62の表示で確認する。また、ロープキャッ
チが作動するのをキャッチ動作検出スイッチ64で検出
し、そのときの回転速度をタコメータ62の表示で確認
する。
Description
にエレベータ調速機の作動速度を試験するためのガバナ
ロープ引上げ治具及びエレベータ調速機試験装置に関す
る。
速度が異常に増大した際に、これを検出して停止させる
ために用いられている。この調速機に要求される機能
は、次の2つである。第1は、かごの下降速度が例えば
定格速度の1.3倍を超えないうちに過速スイッチを作
動させて動力を遮断し、エレベータを停止させる機能で
ある。第2は、下降速度がさらに増大し、例えば定格速
度の1.4倍を超えないうちにロープキャッチでガバナ
ロープを拘束し、非常止め装置を作動させる機能であ
る。そこで、エレベータの安全性を確保するために、調
速機の過速スイッチ及びロープキャッチの作動速度を定
期的に試験している。
説明する。図17は、調速機からガバナロープを浮かす
手順の説明図である。図18は、調速機の速度検出機能
を測定する手順の説明図である。
柱100に取り付けられたアーム101の上端には、調
速機102が固定されている。調速機102には、綱車
103が回転自在に取り付けられ、綱車103には、ガ
バナロープ104が架け渡されている。また、調速機1
02には、上記した過速スイッチ105及びロープキャ
ッチ106が設けられている。
101上端側において、綱車103に架け渡されたガバ
ナロープ104の一端をロープ掴み107で挟む。ま
た、アーム101の下方に垂下するガバナロープ104
の他端を適宜距離の位置でロープ掴み108で挟む。こ
の状態で、アーム101上端側において、ガバナロープ
104の他端を手指で握りロープ掴み108がアーム1
01上端側下部に引っ掛かるまで引上げ、引っ掛かった
ところで保持する。
側において、ガバナロープ104の他端をロープ掴み1
09で挟み、握っていた手指を離す。そうすると、ロー
プ掴み109がアーム101上端に突き当たり、綱車1
03に架け渡されていたガバナロープ104が、綱車1
03から浮き上がり、綱車103は手で自由に回せる状
態となる。
は、二人の作業者110,111によって行われること
が示されている。図18に示すように、作業者110は
電気ドリル112を持ち、作業者111は、タコメータ
113と電圧調整器例えばスライダック114を持って
昇降路内を上下するかご115に乗り込み、調速機10
2の配置場所でかご115を止めて調速機102の試験
を次のようにして行う。
の先端部に取り付けたローラを綱車103に当接させ、
電気ドリル112の回転力により綱車103を回転させ
る。他方の作業者111が、タコメータ113を綱車1
02に当接させ、回転数を見ながらスライダック114
を操作し、電気ドリル112の回転数、即ち綱車103
の回転数を徐々に上げて行く。
ッチ105が作動した時の綱車103の回転数をタコメ
ータ113の表示から読み取る。次いで、綱車103の
回転数をさらに上げ、ロープキャッチ106が作動した
時の動作音を聞いて綱車103の回転数をタコメータ1
13の表示から読み取る。
105及びロープキャッチ106が作動した時のタコメ
ータ113の読み取り値によって、調速機102の作動
速度が定格値にあるか否かを試験していた。
室を有しないエレベータが開発され、調速機が昇降路内
に設置されるようになってきた。図18は、そのような
調速機の試験状況を示しているが、調速機はかごの外に
設置されるので、ガバナロープの引上げ作業は、かごか
ら外へ身を乗り出して行わなければならず、作業者の安
全性上問題であると指摘されていた。
行うので、力の入れ加減が難しく、必要以上持ち上げて
しまって復帰時に手指を挟んだり、必要量持ち上げるこ
とができず作業のやり直しをしたりすることがあり、作
業性が悪かった。特に、高階床のエレベータにおいて
は、ガバナロープの重量が増大し、それに伴い張車の重
量も増大する。したがって、ガバナロープの持ち上げに
多大な労力を要するので、問題であった。
定な姿勢で電気ドリルを持ち綱車を駆動するので、電気
ドリルの先端部に取り付けたローラの当て方が安定せ
ず、測定値にばらつきが出ていた。この点は、タコメー
タでの速度測定も同様で、タコメータの当て型が一定に
ならないので、測定値にばらつきが出ていた。また、ロ
ールキャッチの試験では、動作音がしたときの速度を読
み取るので、読み取り誤差が発生していた。
車の回転は急激に止まるが、電気ドリルのローラは回転
しているので、電気ドリルが弾かれる危険性があり、電
気ドリルを持つ作業者の安全上問題であった。
たもので、作業者の安全性が確保でき、かつ容易にガバ
ナロープの引上げ作業が行えるガバナロープ引上げ治具
及び精度良くエレベータ調速機の試験が行えるエレベー
タ調速機試験装置を提供することを目的としている。
に、請求項1に記載のガバナロープ引上げレバーは、調
速機本体に回転自在に取り付けられた綱車から、この綱
車に架け渡されたガバナロープを浮き上がらせるガバナ
ロープ引上げレバーであって、長手端と短手端が略L字
状に接合され、かつ接合部分において長手端と短手端が
一体的に回動可能に支持されて成り、長手端を立てた状
態で短手端が前記綱車と前記調速機本体の支持体との間
に形成された所定間隔の間隙に挿入されるとともに、長
手端を引き倒し短手端を起立させて、当該ガバナロープ
を前記綱車から浮き上がらせることを特徴としている。
は、調速機本体に回転自在に取り付けられた綱車から、
この綱車に架け渡されたガバナロープを浮き上がらせる
ガバナロープ引上げ冶具であって、前記綱車と前記調速
機本体の支持体との間において、前記ガバナロープの両
端に跨った状態で前記支持体と接触して設置される受け
板と、前記受け板の一端側であって前記支持体と反対側
の面に接触した状態で前記ガバナロープの一端に取り付
けられる第1固定部材と、前記受け板の他端側であって
前記支持体と反対側の面から所定間隔離れた位置におい
て前記ガバナロープの他端に取り付けられる第2固定部
材と、長手端と短手端が略L字状に接合され、かつ接合
部分において長手端と短手端が一体的に回動可能に形成
され、長手端を立てた状態で短手端が前記所定間隔の間
隙に挿入されるガバナロープ引上げレバーとを具備する
ことを特徴としている。
長手端を引き倒し短手端を起立させると、第2固定部材
がガバナロープの他端を掴んだままロープ引上げレバー
の起立する短手端に押されて綱車の方向へ移動する。そ
うすると、第1固定部材がガバナロープの一端を掴んだ
まま受け板に突き当たるので、ガバナロープの一端はそ
の状態で固定される。したがって、綱車に架け渡されて
いたガバナロープが緩み綱車から浮き上がる。その結
果、綱車は人の手で自由に回転できる状態になる。
げ方法は、調速機本体に回転自在に取り付けられた綱車
から、架け渡されているガバナロープを浮き上がらせる
ガバナロープ引上げ方法であって、前記綱車と前記調速
機本体の支持体との間において、受け板を前記ガバナロ
ープの両端を跨いで前記支持体に接触して設置し、前記
受け板の一端側であって前記支持体と反対側の面に接触
した状態で前記ガバナロープの一端に第1固定部材を取
り付け、前記受け板の他端側であって前記支持体と反対
側の面から所定間隔離れた位置において前記ガバナロー
プの他端に第2固定部材を取り付け、長手端と短手端が
略L字状に接合され、かつ接合部分において長手端と短
手端が一体的に回動可能に形成されたロープ引上げレバ
ーをその長手端を立てた状態で短手端を前記所定間隔の
間に挿入し、前記ロープ引上げレバーの長手端を引き倒
し短手端を起立させることを特徴とする。
長手端を引き倒し短手端を起立させるという簡単な操作
で、綱車からその架け渡されているガバナロープを浮き
上がらせることができる。
試験装置は、エレベータ用調速機の本体に取り外し可能
に取り付けられる取付板の所定位置に、エレベータ用調
速機の本体に回転自在に取り付けられている綱車と接触
して回転駆動する駆動装置と、前記綱車に接触して回転
速度を検出し表示するタコメータとが配置されているこ
とを特徴とする。
するタコメータと綱車を回転させる駆動装置を取付板に
よって調速機本体に固定配置した状態で、過速スイッチ
の作動試験が行える。つまり、作業員は、高速回転する
綱車に手を出すことなく、また不安定は姿勢でタコメー
タを操作することなく、単にタコメータの表示を確認す
るという簡単かつ安全な作業で、誤差を生ずる要因を排
除して測定ができる。
試験装置は、請求項4に記載のエレベータ調速機試験装
置において、取付板には、ロープキャッチが作動するの
を検出するキャッチ動作検出スイッチが設けられている
ことを特徴とする。
すると、その時の回転速度をタコメータに表示保持させ
ることができるので、精度良く測定ができる。
法は、所定位置にタコメータを取り付けた取付板をエレ
ベータ用調速機の本体に取り付け、その後、前記エレベ
ータ用調速機の本体に回転自在に取り付けられている綱
車と接触して回転駆動する駆動装置を前記取付板の所定
位置に取り付け、前記駆動装置に供給する電源を制御す
るスライダックを操作して前記綱車の回転速度を上昇さ
せ、過速スイッチが作動するときの前記綱車の回転速度
を前記タコメータの表示で確認することを特徴とする。
る綱車に手を出すことなく、また不安定は姿勢でタコメ
ータを操作することなく、単にタコメータの表示を確認
するという簡単かつ安全な作業で、誤差を生ずる要因を
排除して過速スイッチの作動試験が行える。
法は、請求項6に記載のエレベータ調速機試験方法にお
いて、前記取付板の所定位置にロープキャッチが作動す
るのを検出するキャッチ動作検出スイッチを取り付け、
ロープキャッチが作動するときの前記綱車の回転速度を
前記タコメータの表示で確認することを特徴とする。
すると、その時の回転速度をタコメータに表示保持させ
ることができるので、精度良く測定ができる。
ナロープ引上げ治具及びエレベータ調速機試験装置の実
施形態の構成を示す外観図である。なお、図1は、正面
図であり、図2と図3は、側面一部断面図である。
内の支持体2に固定され、調速機1の本体には、綱車3
が回転自在に取り付けられている。綱車3には、ガバナ
ロープ4が架け渡されており、このガバナロープ4が本
実施の形態に係るガバナロープ引上げ治具5により引上
げられることによって、人の手で自由に回転できる状態
にある。この状態で、調速機1の本体には、本実施の形
態に係るエレベータ調速機試験装置6が取り付けられて
いる。
具5は、受け板51とハンドバイス52と引上げ用ロー
プ掴み53とロープ引上げレバー54とで構成されてい
る。
3との間において、ガバナロープ4の両端に跨った状態
で支持体2と接触して設置されている。ハンドバイス5
2は、受け板51の一端側であって支持体2と反対側の
面に接触した状態で、ガバナロープ4の一端に取り付け
られている。引上げ用ロープ掴み53は、受け板51の
他端側であって支持体2と反対側の面から所定間隔離れ
た位置において、ガバナロープ4の他端(かご側)に取
り付けられている。
端が略L字状に接合され、かつ接合部分において長手端
と短手端が一体的に回動可能に形成されており、長手端
を立てた状態で短手端が上記所定間隔の間に挿入され
る。図示例は、長手端を引き倒して短手端を起立させた
状態を示し、これにより、ガバナロープ4が綱車3から
浮き上がっている状態を示している。
の本体にボルト7によって取り外し可能に取り付けられ
る取付板61の所定位置に、タコメータ62と駆動装置
63とキャッチ動作検出スイッチ64とを配置すること
により構成されている。
車3に接触して回転速度を検出し、それを表示器65に
表示するようになっている。駆動装置63は、駆動ロー
ラ69が綱車3の外周端と接触して回転駆動するように
設けられている。図2に示すように、駆動装置63は、
スライダック66を介して電源の供給を受け、綱車3の
回転速度を任意に上げ下げできるようになっている。キ
ャッチ動作検出スイッチ64は、ロープキャッチ106
が作動して綱車3が急停止するのを検出するもので、図
3に示すように、調速機1の本体側面に当接して設けら
れている。キャッチ動作検出スイッチ64が、綱車3の
急停止を検出するとタコメータ62の表示器65にその
時の回転速度が表示されるようになっている。
図12を用いて、本実施の形態に係るガバナロープ引上
げ治具について説明する。
設定方法を説明する図である。図4において、受け板5
1は、ガバナロープ4の両端間の距離よりも長い短冊状
の板部材であって、一端開口のスリット71が長手方向
のほぼ全体に渡って形成されている。スリット71の幅
は、ガバナロープ4の径よりも大きくなっている。
と調速機1の支持体2との間において、ガバナロープ4
の両端がスリット71の間に入り込んだ状態で支持体2
と接触して設置される。
方法を説明する図である。図5(a)に示すように、受
け板51の一端側上面において、ガバナロープ4の一端
側(反負荷側)をハンドバイス52で掴み、綱車3が反
負荷側に回転することがないように固定する。図5
(b)には、ハンドバイス52の具体的な構成例及び受
け板51とガバナロープ4を掴んだハンドバイス52と
の関係が拡大して示されている。
の取付方法を説明する図である。図6に示すように、引
上げ用ロープ掴み53を、受け板51の他端側上面から
所定間隔d(例えばd≒25mm)離れた位置において
ガバナロープ4の他端(負荷側:かご側)に取り付け
る。
示すように、2枚の板部材81,82で構成されてい
る。図7(a)に示すように、一端をボルト83で仮固
定した状態で、2枚を90度配置し、一方の板部材81
をガバナロープ4に当て、他方の板部材82をガバナロ
ープ4を跨がせて回転する。図7(b)に示すように、
2枚の板部材81,82間にガバナロープ4を挟んだ状
態で他端をボルト84で仮固定する。この段階では、ロ
ープ引上げレバー54との関係が確定していないので仮
止めの状態にしている。
取付方法を説明する図である。図8に示すように、ロー
プ引上げレバー54の長手端を立てた状態で短手端を引
上げ用ロープ掴み53と受け板51との間に挿入する。
ロープ引上げレバー54の短手端と引上げ用ロープ掴み
53との係合面には、ズレ防止用の凹凸部(後述する溝
96と突起85)が設けられており、それらの係合を確
認してから引上げ用ロープ掴み53をボルト83,84
を締め付け本固定する。
な構成例を示す図である。図10は、ロープ引上げレバ
ーの機能を示す図である。図に示すように、ロープ引上
げレバー54は、L字状の駆動部材91を有する。駆動
部材91の長手端には、操作レバー92が固定されてい
る。駆動部材91の短手端には、押上部材93がボルト
94によって回転可能に取り付けられている。押上部材
93に形成されている凹溝95には、ガバナロープ4が
挿通されるようになっている。
ープ掴み53と受け板51との間の間隔と同程度になっ
ており、図9に示す状態で短手端を引上げ用ロープ掴み
53と受け板51との間に押し込むと、押上部材93が
引上げ用ロープ掴み53と係合する。
92を引き倒して短手端を起立させると、押上部材93
が水平を維持しつつ引上げ用ロープ掴み53を押し上げ
ることができる。このように、ロープ引上げレバー54
は、長手端と短手端との接合部分において長手端と短手
端が一体的に回動可能に形成されている。
ー54の押上げ部材93には、溝96が形成されてお
り、図11に示すように、引上げ用ロープ掴み53に形
成された突起85が溝96と係合することにより、ガバ
ナロープ引上げ時においてロープ引上げレバー54が横
滑りすることなく、引上げ用ロープ掴み53を押し上げ
ることができる。
説明する図である。したがって、図11において、ロー
プ引上げレバー54の長手端を引き倒して短手端を起立
させると、引上げ用ロープ掴み53がガバナロープ4の
他端(負荷側:かご側)を掴んだ状態で押し上げられ
る。ガバナロープ4の一端側(反負荷側)は、ハンドバ
イス52が掴んで受け板51に当接しているので、移動
できない。
かご側)が引上げられる。例えば、約10mm程度、引
上げられる。これにより、ガバナロープ4が綱車3から
浮き上がり、綱車3は手で自由に回転できる状態とな
る。
2をガバナロープ4の一端側(反負荷側)に取り付け、
ガバナロープ4の他端側(負荷側:かご側)にロープ引
上げレバー54を設定する場合を説明したが、これは、
次のような理由に依っている。
には、かご枠を標準化するため、負荷側(かご側)の寸
法は均一にするが、反負荷側は乗り場側となるので、機
種によっては狭くなり、ロープ引上げレバー54を回転
させるスペースが確保できない場合があるからである。
プ引上げレバー54を回転させるスペースが確保できる
のであれば、ハンドバイス52をガバナロープ4の他端
側(負荷側)に取り付け、ガバナロープ4の一端側(反
負荷側)にロープ引上げレバー54を設定することでも
良い。
者の安全性が確保でき、かつ容易にガバナロープの引上
げ作業が行えるようになる。
試験方法>次に、図12〜図15を用いてエレベータ調
速機試験装置の組立手順と試験方法を説明する。
62を取り付ける手順を説明する図である。(a)は側
面図、(b)は正面図である。図13に示すように、取
付板61は階段状に形成されており、階段の上部にタコ
メータ62を取り付ける。取付板61の段部からタコメ
ータ62の周速ディスク67が垂下している。
の本体に取り付ける手順を説明する図である。(a)は
正面図、(b)はタコメータの速度検出端の部分を拡大
して示す正面図、(c)はタコメータの速度検出端の部
分を拡大して示す側面図である。
を調速機1の上端側にボルト7で固定する。すると、取
付板61の段部が綱車3の直上に近接して配置されるの
で、イモネジ68を調節してタコメータ62の周速ディ
スク67が、綱車3の軌条に入いり、かつその軌条の接
線に対し平行となるようにする。
3を取り付ける手順を説明する図である。図15に示す
ように、取付板61の段部に駆動装置63を取り付け、
駆動ローラ69を綱車3の外周端に押し付ける。
作検出スイッチ64を取り付ける手順を説明する図であ
る。図17に示すように、ロープキャッチのキャッチ動
作を検出したい場合は、キャッチ動作検出スイッチ64
を取付板61に取り付ける。図3に示したように、キャ
ッチ動作検出スイッチ64の検出端が調速機1の本体側
面に摺接するように固定する。キャッチ動作検出スイッ
チ64は、キャッチ動作による調速機1の本体が振動す
るのを検知し、タコメータの表示を止めるようになって
いる。
と、図2に示したようにスライダック66を駆動装置6
3に接続し、スライダック66で速度調節を行って綱車
3の回転を除々に上げ、過速スイッチが作動するときの
綱車3の回転速度をタコメータ62の表示で確認し、さ
らに、ロープキャッチが作動するときの綱車3の回転速
度をタコメータ62の表示で確認する。
メータが固定配置され、不安定な体勢で持つ必要がない
ので、測定精度を上げることができるようになる。ま
た、高速回転する綱車に手を近づける必要がなくなるの
で、安全性が向上するようになる。さらに、ロープキャ
ッチの作動を、作動音を聞くのではなく、スイッチで検
出できるので、同様に測定精度を上げることができるよ
うになる。したがって、キャッチ動作検出スイッチも取
り付けるのが望ましい。
作業者の安全性が確保でき、かつ容易にガバナロープの
引上げ作業が行えるガバナロープ引上げ治具及び精度良
くエレベータ調速機の試験が行えるエレベータ調速機試
験装置を提供することができる。
げ治具及びエレベータ調速機試験装置の構成を示す正面
図である。
げ治具及びエレベータ調速機試験装置の構成を示す側面
一部断面図である。
げ治具及びエレベータ調速機試験装置の構成を示す側面
一部断面図である。
る図である。
(a)は正面図、(b)はハンドバイスの拡大図であ
る。
ある。
方法を説明する図である。
ある。
である。
る。
の関係を示す説明図である。
する図である。(a)は側面図、(b)は正面図であ
る。
図である。(a)は正面図、(b)はタコメータの速度
検出端の部分を拡大して示す正面図、(c)はタコメー
タの速度検出端の部分を拡大して示す側面図である。
る図である。
ける手順を説明する図である。
の説明図である。
の説明図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 調速機本体に回転自在に取り付けられた
綱車から、この綱車に架け渡されたガバナロープを浮き
上がらせるガバナロープ引上げレバーであって、 長手端と短手端が略L字状に接合され、かつ接合部分に
おいて長手端と短手端が一体的に回動可能に支持されて
成り、 長手端を立てた状態で短手端が前記綱車と前記調速機本
体の支持体との間に形成された所定間隔の間隙に挿入さ
れるとともに、長手端を引き倒し短手端を起立させて、
当該ガバナロープを前記綱車から浮き上がらせる、 ことを特徴とするガバナロープ引上げレバー。 - 【請求項2】 調速機本体に回転自在に取り付けられた
綱車から、この綱車に架け渡されたガバナロープを浮き
上がらせるガバナロープ引上げ冶具であって、 前記綱車と前記調速機本体の支持体との間において、前
記ガバナロープの両端に跨った状態で前記支持体と接触
して設置される受け板と、 前記受け板の一端側であって前記支持体と反対側の面に
接触した状態で前記ガバナロープの一端に取り付けられ
る第1固定部材と、 前記受け板の他端側であって前記支持体と反対側の面か
ら所定間隔離れた位置において前記ガバナロープの他端
に取り付けられる第2固定部材と、 長手端と短手端が略L字状に接合され、かつ接合部分に
おいて長手端と短手端が一体的に回動可能に形成され、
長手端を立てた状態で短手端が前記所定間隔の間隙に挿
入されるガバナロープ引上げレバーと、 を具備することを特徴とするガバナロープ引上げ冶具。 - 【請求項3】 調速機本体に回転自在に取り付けられた
綱車から、この綱車に架け渡されたガバナロープを浮き
上がらせるガバナロープ引上げ方法であって、 前記綱車と前記調速機本体の支持体との間において、受
け板を前記ガバナロープの両端を跨いで前記支持体に接
触して設置し、 前記受け板の一端側であって前記支持体と反対側の面に
接触した状態で前記ガバナロープの一端に第1固定部材
を取り付け、 前記受け板の他端側であって前記支持体と反対側の面か
ら所定間隔離れた位置において前記ガバナロープの他端
に第2固定部材を取り付け、 長手端と短手端が略L字状に接合され、かつ接合部分に
おいて長手端と短手端が一体的に回動可能に形成された
ガバナロープ引上げレバーをその長手端を立てた状態で
短手端を前記所定間隔の間に挿入し、 前記ロープ引上げレバーの長手端を引き倒し短手端を起
立させて、当該ガバナロープを前記綱車から浮き上がら
せる、 ことを特徴とするガバナロープ引上げ方法。 - 【請求項4】 エレベータ用調速機の本体に取り外し可
能に取り付けられる取付板の所定位置に、エレベータ用
調速機の本体に回転自在に取り付けられている綱車と接
触して回転駆動する駆動装置と、前記綱車に接触して回
転速度を検出し表示するタコメータとが配置されてい
る、 ことを特徴とするエレベータ調速機試験装置。 - 【請求項5】 請求項4に記載のエレベータ調速機試験
装置において、 取付板には、ロープキャッチが作動するのを検出するキ
ャッチ動作検出スイッチが設けられていることを特徴と
するエレベータ調速機試験装置。 - 【請求項6】 所定位置にタコメータを取り付けた取付
板をエレベータ用調速機の本体に取り付け、その後、前
記エレベータ用調速機の本体に回転自在に取り付けられ
ている綱車と接触して回転駆動する駆動装置を前記取付
板の所定位置に取り付け、前記駆動装置に供給する電源
を制御するスライダックを操作して前記綱車の回転速度
を上昇させ、過速スイッチが作動するときの前記綱車の
回転速度を前記タコメータの表示で確認する、ことを特
徴とするエレベータ調速機試験方法。 - 【請求項7】 請求項6に記載のエレベータ調速機試験
方法において、前記取付板の所定位置に前記綱車の急停
止を検出するキャッチ動作検出スイッチを取り付け、ロ
ープキャッチが作動するときの前記綱車の回転速度を前
記タコメータの表示で確認する、ことを特徴とするエレ
ベータ調速機試験方法。
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