JPH06305653A - エレベータの調速機の作動速度試験装置 - Google Patents

エレベータの調速機の作動速度試験装置

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JPH06305653A
JPH06305653A JP9985593A JP9985593A JPH06305653A JP H06305653 A JPH06305653 A JP H06305653A JP 9985593 A JP9985593 A JP 9985593A JP 9985593 A JP9985593 A JP 9985593A JP H06305653 A JPH06305653 A JP H06305653A
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JP
Japan
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tuna
wheel
governor
pulley
elevator
Prior art date
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Pending
Application number
JP9985593A
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English (en)
Inventor
Masahiro Ono
真裕 小野
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Mitsubishi Electric Building Solutions Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH06305653A publication Critical patent/JPH06305653A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は、熟練を必要とせずに、簡易に、
正確にかつ安全に試験できるエレベータの調速機の作動
速度試験装置を得ることを目的とする。 【構成】 取付金具20の両端の折曲部20aには調速
機本体に取り付けるための固定ボルト21が螺合されて
いる。この取付金具20には支持板23がその一端を回
動自在に取り付けられ、この支持板23の他端側には取
付台24が回動自在に取り付けられている。この取付台
24には試験モータ25およびタコメータ9が取り付け
られ、試験モータ25とタコメータ9の回転軸にはそれ
ぞれツナ車の外周面に当接して動力を伝達する第1およ
び第2のプーリ26、27が取り付けられている。この
支持板23の他端側と取付金具20との間には、引きバ
ネ28とターンバックル29とが設けられ、各プーリの
押圧を確保している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、エレベータの調速機
の作動速度を試験する試験装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、エレベータの調速機は、かごの
速度が異常に増大した際に、これを検出して停止させる
ために用いられている。この調速機は、第1に、かごの
速度が例えば定格速度の1.3倍を超えないうちに、過
速スイッチを作動させて、動力を遮断してエレベータを
停止させるように機能し、第2に、下降速度がさらに増
大し、例えば定格速度の1.4倍を超えないうちにロー
プキャッチでワイヤーロープを拘束し、非常止め装置を
作動させるように機能する。そこで、エレベータの安全
性を確保するために、調速機の過速スイッチおよびロー
プキャッチの作動速度を定期的に試験している。
【0003】図4は従来のエレベータの調速機の作動速
度試験方法を示す側面図、図5は従来のエレベータの調
速機の作動速度試験方法におけるツナ車とワイヤロープ
との係合を解除した状態を模式的に示す側面図、図6お
よび図7はそれぞれ従来のエレベータの調速機の作動速
度試験方法に用いられるロープクワエおよび座金を示す
斜視図であり、図において1は調速機であり、この調速
機1は、調速機本体2、調速機本体2に回転自在に取り
付けられたツナ車3、過速スイッチ4およびロープキャ
ッチ5から構成されている。6は電気ドリル、7はこの
電気ドリル6の先端部に取り付けられたプーリ、8は電
気ドリル6の回転数を変速する変速装置、9はタコメー
タである。10はツナ車3に架け渡されたワイヤロー
プ、11は調速機本体下部、12はロープクワエであ
り、このロープクワエ12は例えばバイスプライヤが用
いられる。13は座金である。
【0004】つぎに、上記従来のエレベータの調速機の
作動速度試験方法について説明する。まず、ツナ車3に
架け渡されたワイヤロープ10の両側をそれぞれロープ
クワエ12で挟む。そして、一方のロープクワエ12を
持ち上げて調速機本体下部11と該ロープクワエ12と
の間に座金13を差し込む。ここで、ワイヤロープ10
の下方への張力は、図5に示すように、ロープクワエ1
2により調速機本体下部11で受け止められて、ワイヤ
ロープ10がツナ車3から浮き上がり、ツナ車3は回転
可能となっている。
【0005】ついで、作業者が電気ドリル6を持ってそ
の先端部に取り付けたプーリ7をツナ車3に当接させ、
電気ドリル6の回転力によりツナ車3を回転させる。ま
た、他の作業者がタコメータ9を持ってツナ車3に当接
させる。そこで、変速装置8により電気ドリル6の回転
数、即ちツナ車3の回転数を徐々に上げて行く。そし
て、過速スイッチ4が作動した時のツナ車3の回転数を
タコメータ9の表示にて読み取る。さらに、ツナ車3の
回転数を上げ、ロープキャッチ5が作動した時のツナ車
3の回転数をタコメータ9の表示にて読み取る。
【0006】このようにして、過速スイッチ4およびロ
ープキャッチ5の作動した際のタコメータ9の読み取り
値により、調速機1の作動速度が定格値にあるか否かを
試験している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のエレベータの調
速機の作動速度試験方法は以上のように、電気ドリル6
の先端部に取り付けたプーリ7およびタコメータ9を人
手によりツナ車3に当接しているので、プーリ7および
タコメータ9とツナ車3との押圧力がばらつき、試験に
熟練を要し、作業者が2名以上必要となり、さらに作業
者の手がツナ車3に巻き込まれる危険性があるという課
題があった。
【0008】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、熟練を必要とせず、簡易に、正
確にかつ安全に試験できるエレベータの調速機の作動速
度試験装置を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係るエレベー
タの調速機の作動速度試験装置は、調速機本体に取り付
けられる取付金具と、一端が取付金具に回動自在に取り
付けられ、他端側に取付台を回動自在に支持する支持板
と、取付台に取り付けられた駆動装置と、取付台に取り
付けられた回転速度測定装置と、駆動装置の回転軸に取
り付けられツナ車に当接して駆動装置の回転力をツナ車
に伝達する第1のプーリと、回転速度測定装置の回転軸
に取り付けられツナ車に当接してツナ車の回転力を回転
速度測定装置に伝達する第2のプーリと、第1および第
2のプーリがツナ車に当接するように支持板を付勢する
付勢手段とを備えものである。
【0010】
【作用】この発明においては、取付金具が調速機本体に
取り付けられる。そして、支持板を回動して、駆動装置
および回転速度測定装置の回転軸に取り付けられた第1
および第2のプーリがツナ車に当接するように位置され
る。そこで、取付台が回動して第1および第2のプーリ
がツナ車にともに当接される。さらに、付勢手段により
第1および第2のプーリがツナ車に押圧されて、駆動装
置の回転力が第1のプーリを介してツナ車に伝達され、
ツナ車の回転力が第2のプーリを介して回転速度測定装
置に伝達される。
【0011】
【実施例】以下、この発明の実施例を図について説明す
る。図1はこの発明の一実施例を示すエレベータの調速
機の作動速度試験装置の側面図、図2および図3はそれ
ぞれこの発明の一実施例を示すエレベータの調速機の作
動速度試験装置の取付状態の側面図および平面図であ
り、図において図4に示した従来のエレベータの調速機
の作動速度試験方法と同一または相当部分には同一符号
を付し、その説明を省略する。
【0012】図において、20は両端に折曲部20aを
有する取付金具、21は取付金具20の折曲部20aに
螺合された固定ボルト、22は固定ボルト21の先端に
取り付けられた押え金具、23は一端側を取付金具20
に回動自在に取り付けられ、他端側に取付台24を回動
自在に支持する支持体、25は回転速度測定装置として
のタコメータ9とともに支持台24に取り付けられた駆
動装置としての試験モータ、26は試験モータ25の回
転軸に取り付けられた第1のプーリ、27はタコメータ
9の回転軸に取り付けられた第2のプーリ、28は一端
が支持体23の他端側に取り付けられ、他端がターンバ
ックル29を介して取付金具20に取り付けられた付勢
手段としての引きバネである。
【0013】つぎに、この実施例の動作について説明す
る。まず、ロープクワエ12および座金13を用いて、
図5に示すようにワイヤロープ10をツナ車3から浮か
せる。そして、取付金具20を調速機本体2の側面に添
わせ、固定ボルト21により押え金具22を調速機本体
2の端面に押え付けて、取付金具20を調速機本体2に
取り付ける。ついで、支持体23を回動して試験モータ
25およびタコメータ9に取り付けられた第1および第
2のプーリ26、27をツナ車3の外周面上に位置させ
る。その後、ターンバックル29により引きバネ28の
張力を調整して、第1および第2のプーリ26、27の
ツナ車3への押付力を調整する。この時、引きバネ28
の張力により支持台24が支持体23に対して回動し
て、試験モータ25およびタコメータ9の第1および第
2のプーリ26、27がともにツナ車3の外周面に当接
する。
【0014】このようにして試験装置を調速機本体2に
取り付けた後、試験モータ25を駆動し、第1のプーリ
26を介してツナ車3を回転させる。このツナ車3の回
転速度は第2のプーリ27を介してタコメータ9により
測定される。そこで、変速装置8によりツナ車3の回転
速度を徐々に上げていく。そして、過速スイッチ4の作
動した時点のツナ車3の回転速度をタコメータ9の表示
にて読み取り、さらにロープキャッチ5の作動した時点
のツナ車3の回転速度をタコメータ9の表示にて読み取
り、調速機1の作動速度が定格値にあるか否かを試験し
ている。
【0015】このように、上記実施例によれば、取付金
具20を調速機本体2に取り付け、支持板23を回動さ
せて第1および第2のプーリ26、27をツナ車3の外
周面上に位置させ、引きバネ28により支持板23を引
き付けて第1および第2のプーリ26、27をツナ車3
の外周面に当接させることにより試験装置を調速機にセ
ットすることができるので、人手による電動ドリル6や
タコメータ9のツナ車3への押付が必要でなく、作業者
がツナ車3に巻き込まれる危険性がなく、かつ、試験装
置の取り付けが簡易であり、試験の安全性および作業性
を向上することができる。さらに、1名での試験が可能
となり、試験の省力化を図ることができる。
【0016】また、ターンバックル29により引きバネ
28の張力を調整できるので、ツナ車3への第1および
第2のプーリ26、27の押付力を熟練を必要とせずに
簡易に調整でき、該押付力のばらつきもなく、試験精度
を向上することができる。
【0017】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、調速機
本体に取り付けられる取付金具と、一端が取付金具に回
動自在に取り付けられ、他端側に取付台を回動自在に支
持する支持板と、取付台に取り付けられた駆動装置と、
取付台に取り付けられた回転速度測定装置と、駆動装置
の回転軸に取り付けられツナ車に当接して駆動装置の回
転力をツナ車に伝達する第1のプーリと、回転速度測定
装置の回転軸に取り付けられツナ車に当接してツナ車の
回転力を回転速度測定装置に伝達する第2のプーリと、
第1および第2のプーリがツナ車に当接するように支持
板を付勢する付勢手段とを備えているので、熟練を必要
とせず、簡易に、正確にかつ安全に試験できるエレベー
タの調速機の作動速度試験装置が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すエレベータの調速機
の作動速度試験装置の側面図である。
【図2】この発明の一実施例を示すエレベータの調測機
の作動速度試験装置の取付状態の側面図である。
【図3】この発明の一実施例を示すエレベータの調測機
の作動速度試験装置の取付状態の平面図である。
【図4】従来のエレベータの調速機の作動速度試験方法
を示す側面図である。
【図5】従来のエレベータの調速機の作動速度試験方法
におけるツナ車とワイヤロープとの係合を解除した状態
を模式的に示す側面図である。
【図6】従来のエレベータの調速機の作動速度試験方法
に用いられるロープクワエを示す斜視図である。
【図7】従来のエレベータの調速機の作動速度試験方法
に用いられる座金を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 調速機 2 調速機本体 3 ツナ車 4 過速スイッチ 5 ロープキャッチ 9 タコメータ 10 ワイヤロープ 20 取付金具 23 支持板 24 取付台 25 試験モータ(駆動装置) 26 第1のプーリ 27 第2のプーリ 28 引きバネ(付勢手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 調速機本体と、調速機本体に回転自在に
    取り付けられワイヤロープが架け渡されるツナ車と、過
    速スイッチと、ロープキャッチとを備えたエレベータの
    調速機の作動速度を試験する作動速度試験装置におい
    て、前記調速機本体に取り付けられる取付金具と、一端
    が前記取付金具に回動自在に取り付けられ、他端側に取
    付台を回動自在に支持する支持板と、前記取付台に取り
    付けられた駆動装置と、前記取付台に取り付けられた回
    転速度測定装置と、前記駆動装置の回転軸に取り付けら
    れ前記ツナ車に当接して前記駆動装置の回転力を前記ツ
    ナ車に伝達する第1のプーリと、前記回転速度測定装置
    の回転軸に取り付けられ前記ツナ車に当接して前記ツナ
    車の回転力を前記回転速度測定装置に伝達する第2のプ
    ーリと、前記第1および第2のプーリが前記ツナ車に当
    接するように前記支持板を付勢する付勢手段とを備えた
    ことを特徴とするエレベータの調速機の作動速度試験装
    置。
JP9985593A 1993-04-26 1993-04-26 エレベータの調速機の作動速度試験装置 Pending JPH06305653A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003054852A (ja) * 2001-08-07 2003-02-26 Toshiba Elevator Co Ltd ガバナロープ引上げレバー、ガバナロープ引上げ冶具、引上げ方法、エレベータ調速機試験装置及び試験方法

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JP2003054852A (ja) * 2001-08-07 2003-02-26 Toshiba Elevator Co Ltd ガバナロープ引上げレバー、ガバナロープ引上げ冶具、引上げ方法、エレベータ調速機試験装置及び試験方法

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