JP2002338156A - エレベーター調速機の点検装置 - Google Patents

エレベーター調速機の点検装置

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JP2002338156A
JP2002338156A JP2001142967A JP2001142967A JP2002338156A JP 2002338156 A JP2002338156 A JP 2002338156A JP 2001142967 A JP2001142967 A JP 2001142967A JP 2001142967 A JP2001142967 A JP 2001142967A JP 2002338156 A JP2002338156 A JP 2002338156A
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JP
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governor
hoistway
inspection
rope
elevator
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JP2001142967A
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English (en)
Inventor
Yoshinobu Makino
義信 牧野
Shuichi Akeno
修一 明野
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Mitsubishi Electric Building Solutions Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 狭隘な昇降路ピットにおいて簡易な作業によ
って容易に調速機を点検できて、能率よく点検作業がで
きるエレベーター調速機の点検装置を得る。 【解決手段】 昇降路に吊設した無端状の調速機ロープ
9の下垂湾曲部に調速機10を跨装状態に配置し、調速
機10の点検時に昇降手段15の脚部22を昇降路の底
面に仮設し、支持腕19によって調速機10の固定部1
6を支持する。そして、昇降手段15のねじ機構26を
操作し支持腕19を介して調速機10を持ち上げ、調速
車11から調速機ロープ9が外れた状態で動作状況を点
検する。この調速機10の上昇作業は作業は一人の作業
員によって行うことができ、狭隘な昇降路ピットにおい
ても容易に作業できて点検作業能率が向上し保守、点検
の費用を低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、昇降路に吊設さ
れた無端状の調速機ロープの下垂湾曲部に跨装状態に配
置された調速機に対応するエレベーター調速機の点検装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6〜図8は、エレベーター調速機装置
を示す図で、図6はエレベーター昇降路を概念的に示す
縦断面図、図7は図6の調速機箇所の拡大図、図8は図
7における調速機の点検作業状態を示す図である。図に
おいて、1はエレベーターの昇降路、2は昇降路1のピ
ット、3は昇降路1を昇降するかご、4はピット2に設
置された巻上機、5は昇降路1の頂部に枢着された滑
車、6は主索で、一端が巻上機4に巻掛けられ、次いで
滑車5に巻掛けられて他端はかご3に連結されている。
【0003】7はピット2に立設されてかご3に対応し
た位置に配置された緩衝器、8は昇降路1の頂部に枢着
された調速機ロープ車、9は調速機ロープで、無端状を
なし上側が調速機ロープ車8に巻掛けられて昇降路1に
吊設され、一側がかご3に連結されている。10は周知
の調速機で、調速車11が調速機ロープ9の下垂湾曲部
に跨装状態に配置され、フレームからなる固定部12が
昇降路1ピット2に立設された案内レール13に昇降可
能に係合されている。
【0004】なお調速機10は、調速車11のスポーク
にフライウェートが枢着され、かご3の昇降による調速
車11の回転によってフライウェートが公転し、調速車
11の回転速度が所定値を超えたときのフライウェート
の自転変位によって動作する。そして、詳細な説明を省
略するが調速機10の動作によってかご3の昇降が異常
時制御される。14は案内レール13に要時に立設され
る支持ピンで、調速機ロープ9に張力が作用しない上昇
位置に配置された調速機10の固定部12を支持する。
【0005】エレベーター調速機装置は上記のように構
成され、また、エレベーターは巻上機4によって主索6
を介してかご3が昇降運転される。そして、調速車11
が調速機ロープ9の下垂湾曲部に跨装状態に配置されて
図7に示す状態となり調速機ロープ9に張力が付与され
る。そして、かご3の昇降によって調速機ロープ9を介
して調速機10が駆動されて、かご3が過速度で昇降し
たときに調速機10が動作し、かご3の昇降が異常時制
御される。
【0006】また、エレベーターの保守、点検時に調速
機10の動作試験が次に述べるように行われる。すなわ
ち、作業員がピット2に降り人力によって調速機10を
持ち上げる。そして、調速機10の固定部12が支持ピ
ン14の位置よりも上になった状態で、支持ピン14を
案内レール13に嵌合して支持ピン14によって調速機
10を支持する。この状態では、調速機ロープ9に張力
が作用せず図8に示すように緩んだ状態となり、調速車
11に速度計測器(図示しない)をあてがって調速車1
1を人為的に回転したり、回転計により調速機10を回
転させて動作速度が測定されたりする。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のエ
レベーター調速機装置における点検作業において、狭隘
な昇降路1ピット2において人力によって調速機10を
持ち上げることは容易でなく、また一人の作業員が調速
機10を持ち上げて、他の一人の作業員が支持ピン14
を嵌合する必要があって二人の作業員を要するため点検
作業能率が低いという問題点があった。
【0008】この発明は、かかる問題点を解消するため
になされたものであり、簡易な作業によって容易に調速
機を点検できるエレベーター調速機の点検装置を得るこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係るエレベー
ター調速機の点検装置においては、昇降路に吊設された
無端状の調速機ロープの下垂湾曲部に跨装状態に配置さ
れて吊持され、昇降路に立設された案内レールに昇降可
能に係合された調速機を点検するエレベーター調速機の
点検装置において、昇降路の底面に載置される脚部、調
速機の固定部を支持する支持腕並びにねじ棒及びこのね
じ棒にねじ込まれた昇降ナットの両者によって構成され
たねじ機構からなり、このねじ機構の上端側が支持腕に
係合され下端寄りが脚部に係合されて、上記両者の一方
の回転によって調速機を昇降移動する昇降手段が設けら
れる。
【0010】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1〜図5は、こ
の発明の実施の形態の一例を示す図で、図1は昇降手段
の正面図、図2は図1の支持腕の側面図、図3は図1の
ねじ機構の正面図、図4は図1の昇降手段が昇降路ピッ
トに仮設された状況を示す図であり前述の図7の側面図
相当図、図5は図1の昇降手段による調速機の点検作業
状態を示す図4相当図である。なお、図1〜図5の他は
昇降路にエレベーター機器が前述の図6〜図8と同様に
配置されている。
【0011】図において、15は昇降手段で、溝形に形
成されて溝の両側の側壁の上端に調速機10の車軸から
なる固定部16が嵌合状態に配置される凹所17が設け
られ、下面にはねじ穴板18が設けられた支持腕19、
溝形に形成されて溝の両側の側壁20下端によって昇降
路1ピット2面に仮設され、上面に貫通孔21が設けら
れた脚部22、上端がねじ穴板18のねじ穴にねじ込ま
れ、下端が脚部22の貫通孔21に空隙を形成して挿通
されたねじ棒23が設けられる。
【0012】また昇降手段15には、ねじ棒23の上端
にねじ込まれた止めナット24、ねじ棒23にねじ込ま
れて脚部22と止めナット24の間に配置された昇降ナ
ット25が設けられる。また、26はねじ機構で、上端
がねじ穴板18に固定されたねじ棒23及びねじ棒23
にねじ込まれた昇降ナット25によって構成される。
【0013】上記のように構成されたエレベーター調速
機の点検装置において、ねじ棒23の一端が支持腕19
のねじ穴板18のねじ穴にねじ込まれ、止めナット24
がねじ穴板18側へ締め込まれて支持腕19にねじ棒2
3が固定的に締結される。そして、昇降ナット25がね
じ棒23にねじ込まれてねじ棒23の他端側が脚部22
の貫通孔21に挿入されて図1に示す状態に昇降手段1
5が組立てられる。
【0014】そして、調速機10の動作試験が次に述べ
るように行われる。すなわち、作業員がピット2に降り
昇降手段15が図4に示すように調速機10の下方位置
のピット2面に仮設されて、支持腕19の凹所17に調
速機10の車軸からなる固定部16が配置される。この
状態、すなわち図4に示す状態において昇降ナット25
を回転することによって支持腕19が上昇して調速機1
0を持ち上げる。
【0015】この調速機10の上昇によって、図5に示
すように調速車11から調速機ロープ9が外れて張力が
作用せず緩んだ状態において、調速車11に速度計測器
(図示しない)をあてがって人為的に回転したり、回転
計により調速機10を回転させて動作速度が測定された
りする。このような調速機10を上昇させる作業は一人
の作業員によって行うことができる。したがって、狭隘
な昇降路1ピット2においても容易に作業できて、点検
作業能率が向上し保守、点検の費用を低減することがで
きる。
【0016】なお、図1〜図5の実施の形態における昇
降手段15を応用して容易に次に述べるような構成手段
を実現することができる。すなわち、ねじ棒23の一端
が支持腕19の下面に回転可能に保持され、またねじ棒
23がねじ込まれた昇降ナット25相当のナットが脚部
22に固定される。このように構成された昇降手段によ
って、ねじ棒23を人為操作によって回転して支持腕1
9を介して調速機10を昇降することができ、図1〜図
5の実施の形態と同様な作用を得ることができる。
【0017】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、昇降路
に吊設された無端状の調速機ロープの下垂湾曲部に跨装
状態に配置されて吊持され、昇降路に立設された案内レ
ールに昇降可能に係合された調速機を点検するエレベー
ター調速機の点検装置において、昇降路の底面に載置さ
れる脚部、調速機の固定部を支持する支持腕並びにねじ
棒及びこのねじ棒にねじ込まれた昇降ナットの両者によ
って構成されたねじ機構からなり、このねじ機構の上端
側が支持腕に係合され下端寄りが脚部に係合されて、上
記両者の一方の回転によって調速機を昇降移動する昇降
手段を設けたものである。
【0018】これによって、調速機の動作試験時に作業
員が昇降路のピットに降り昇降手段の支持腕を調速機の
固定部に対向して、昇降手段を人為操作することによっ
て支持腕が上昇して調速機を持ち上げる。そして、調速
機の上昇によって調速車から調速機ロープが外れた状態
で調速機の動作状況を点検する。このような調速機を上
昇させる作業は一人の作業員によって行うことができ、
狭隘な昇降路ピットにおいても容易に作業できて、点検
作業能率が向上し保守、点検の費用を低減する効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す図で、昇降手
段の正面図。
【図2】 図1の支持腕の側面図。
【図3】 図1のねじ機構の正面図。
【図4】 図1の昇降手段が昇降路ピットに仮設された
状況を示す図で、後述する図7の側面図相当図。
【図5】 図1の昇降手段による調速機の点検作業状態
を示す図で、図4相当図。
【図6】 エレベーター調速機装置を示す図で、エレベ
ーター昇降路を概念的に示す縦断面図。
【図7】 図6の調速機箇所の拡大図。
【図8】 図7における調速機の点検作業状態を示す
図。
【符号の説明】
1 昇降路、 9 調速機ロープ、 10 調速機、
13 案内レール、15 昇降手段、 16 固定部、
19 支持腕、 22 脚部、 23 ねじ棒、 2
5 昇降ナット、 26 ねじ機構。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇降路に吊設された無端状の調速機ロー
    プの下垂湾曲部に跨装状態に配置されて吊持され、上記
    昇降路に立設された案内レールに昇降可能に係合された
    調速機を点検するエレベーター調速機の点検装置におい
    て、上記昇降路の底面に載置される脚部、上記調速機の
    固定部を支持する支持腕並びにねじ棒及びこのねじ棒に
    ねじ込まれた昇降ナットの両者によって構成されたねじ
    機構からなり、このねじ機構の上端側が上記支持腕に係
    合され下端寄りが上記脚部に係合されて、上記両者の一
    方の回転により上記調速機を昇降移動する昇降手段を備
    えたことを特徴とするエレベーター調速機の点検装置。
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