JP7494373B1 - 加熱調理器 - Google Patents

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高廣 小澤
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株式会社トライアルカンパニー
株式会社マルゼン
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Abstract

【課題】調理の仕上がりのばらつきを抑制することができる加熱調理器を提供することを目的とする。【解決手段】加熱部を備える機器本体と、加熱部により加熱される鍋と、鍋を覆う蓋と、鍋に給水する給水装置と、を備え、給水装置は、給水ノズルを有するノズル部と、給水ノズルから吐出された水を拡散する拡散板を有する拡散部と、を備える。【選択図】図14

Description

本発明は、給水装置を備える加熱調理器に関するものである。
従来、スーパーマーケットなどの総菜を調理するための業務用の加熱調理器として、調理メニューに合わせて鍋温度及び焼き上げ時間などを自由に設定でき、スタートボタンを押すだけで全自動調理が可能な加熱調理器が知られている。このような加熱調理器においては、複数の調理メニューの調理工程を登録することができる。調理メニューとして代表されるのが、餃子、カツ煮、卵焼き、焼きそば、又はお好み焼き等であり、これらを調理するための調理工程を登録しておくことで、調理の度に各調理工程における加熱時間等を設定する必要がなく、調理の効率化を図ることができる。
また、加熱調理中に鍋に自動で給水を行う給水装置を備えた加熱調理器も知られている。例えば、特許文献1では、自動で鍋内の加圧及び減圧と、給水とを行うことができる自動餃子焼機が開示されている。
特開2009-165852号公報
業務用の加熱調理器においては、一度に多くのカツ煮又は餃子などを調理するため、加熱調理器の鍋を大型化することが望まれる。ここで、特許文献1に記載されるように、自動給水が可能な加熱調理器においては、加熱調理器の蓋の中央の1箇所に給水ノズルが設けられてあり、下部に位置する鍋に向かって水が散布される。この場合、加熱調理器の鍋を大型化すると、給水ノズルより鍋全体に給水を散布することが困難となり、給水工程を必要とする調理メニューの仕上がりにばらつきが生じてしまう。また、鍋の大きさに合わせて給水ノズルを複数設ける場合は、構造及び制御が複雑になるとともに、製造コストも増加してしまう。
本発明は、上記のような課題を解決するためのものであり、調理の仕上がりのばらつきを抑制することができる加熱調理器を提供することを目的とする。
本発明に係る加熱調理器は、加熱部を備える機器本体と、加熱部により加熱される鍋と、鍋を覆う蓋と、鍋に給水する給水装置と、を備え、給水装置は、給水ノズルを有するノズル部と、給水ノズルから吐出された水を拡散する拡散板を有する拡散部と、を備え、拡散板は、放射状に延びる複数の爪部と、複数の爪部の間に設けられたスリットと、を有する。
本発明の加熱調理器によれば、給水ノズルから吐出された水を拡散する拡散板を有する拡散部を備えることで、鍋の全体に水を拡散することができ、調理の仕上がりのばらつきを抑制することができる。
実施の形態1に係る加熱調理器の概略構成図である。 実施の形態1に係る加熱調理器の正面図である。 実施の形態1に係る加熱調理器の側面図である。 実施の形態1に係る加熱調理器のカツ煮用枠の構成を示す図である。 実施の形態1における給水装置と鍋との位置関係を示す図である。 実施の形態1における給水装置と鍋との位置関係を示す図である。 実施の形態1に係る給水装置の構成を示す断面模式図である。 実施の形態1に係る給水装置の分解図である。 実施の形態1に係る給水ノズルを鍋側から見た下面図である。 実施の形態1に係るノズル受板の平面図である。 実施の形態1に係る拡散板の構成を説明する図である。 実施の形態1に係る拡散板のスリットの位置を説明する図である。 実施の形態1に係る給水装置の組付け手順を説明する図である。 実施の形態1に係る給水装置による給水の拡散を説明する図である。 従来技術に係る給水装置による給水の拡散結果を示す図である。 実施の形態1に係る給水装置による給水の拡散結果を示す図である。 変形例1に係る拡散板の構成を説明する図である。 変形例2に係る拡散板の構成を説明する図である。 変形例3に係る拡散板の構成を説明する図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態の加熱調理器100について説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には、同一符号を付して、その説明を適宜省略又は簡略化する。また、各図に記載の構成について、その形状、大きさ及び配置等は、本発明の範囲内で適宜変更することができる。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る加熱調理器100の概略構成図である。図2は、実施の形態1に係る加熱調理器100の正面図である。図3は、実施の形態1に係る加熱調理器100の側面図である。なお、各図面において、加熱調理器100を正面視した場合における左右方向をX方向、上下方向をY方向、前後方向をZ方向として説明するが、各方向は説明のために定義したものであり、各構成部材の方向を限定するものではない。また、図1は、断面模式図として内部構成の一部を示している。
本実施の形態の加熱調理器100は、スーパーマーケットなどで販売される惣菜を調理するための業務用の多目的焼物器である。図1に示すように、加熱調理器100は、機器本体1と、蓋2と、機器本体1の上面に設置される鍋3と、蓋2に設けられた給水装置4と、を備えている。
図1に示すように、機器本体1の内部には加熱部11と、制御部12とが設けられている。また、図2に示すように、機器本体1の正面には操作部13が設けられている。加熱部11は、鍋3の下方において、鍋3の底面3aと対向するように配置され、鍋3の底面3aの全体を均一に加熱する。加熱部11は、通電により発熱するヒータであり、制御部12によって通電が制御される。
制御部12は、マイコン等の演算装置及び記憶装置とで構成される。制御部12は、操作部13に入力された設定情報、機器本体1内に設けられた温度センサ(不図示)により測定された鍋3の温度情報、及び計時情報等に基づいて、加熱部11による加熱の開始及び停止、並びに加熱量を制御する。具体的には、制御部12は、調理開始の指示に従い、加熱部11への通電を開始する。これにより、鍋3の加熱が開始される。そして、制御部12は、鍋3の温度が設定温度に到達すると、設定温度を維持するよう、加熱部11への通電を制御する。また、制御部12は、操作部13に入力された設定情報、及び計時情報等に基づいて、給水装置4における給水の開始及び停止、並びに給水量を制御する。
さらに、制御部12は、複数の調理メニューの調理工程を記憶し、操作部13を介して選択された調理メニューの調理工程を自動で実施する。複数の調理メニューは、例えばカツ煮、餃子、卵焼き、及び焼きそばなどである。調理工程は、鍋3の加熱温度である鍋温度、給水開始時間、給水量、焼き上げ開始温度、及び焼き上げ時間を含む。一例として、餃子の調理工程は、鍋温度が180℃、給水開始時間が2秒、給水量が550CC、焼き上げ開始温度が130℃、及び焼き上げ時間が4分である。
操作部13は、加熱調理に関する利用者からの指示及び設定の入力を受け付けるものであり、例えば、ハードウェアボタン又はタッチパネルで構成される。操作部13は、例えば、調理の開始及び停止、鍋温度、給水開始時間、給水量、焼き上げ開始温度、及び焼き上げ時間に関する設定を受け付ける。また、操作部13は、複数の調理メニューの何れかの選択を受け付ける。操作部13に入力された指示及び設定情報は、制御部12へ送信される。
蓋2は、機器本体1の上面に配置された鍋3を覆うよう構成され、機器本体1の後方にヒンジ部(不図示)を介して取り付けられている。図3に示すように、蓋2は開閉するための蓋取手21を備えており、蓋取手21を後方に向かって上げることで、蓋2が開かれる。
鍋3は、一例を挙げれば鉄系又は鉄系にステンレス系を積層した積層材(例えばSUS430+SS400)で構成され、被調理物である食材及び調味料等が収容される。鍋3は、機器本体1の後方にヒンジ部(不図示)を介して取り付けられている。鍋3は鍋取手31を備えており、図3に示すように、鍋取手31を後方に向かって上げることで、鍋3を後方に傾けることができる。機器本体1の後方には排水管と連通する排水部14が設けられており、調理後に鍋3を洗浄した後、鍋3を排水部14に向かって傾けることで、鍋3を洗浄した水を排水部14に排出することができる。
給水装置4は、加熱調理中に鍋3に給水を行う装置である。給水装置4は、給水管40を介して水道に接続されている。給水管40には、給水量を制御する水用電磁弁(不図示)が設けられており、制御部12によって水用電磁弁の開閉が制御されることにより、給水装置4からの給水の開始、停止、及び給水量が制御される。
また、加熱調理器100は、調理メニューごとに様々な付属品を備えてもよい。図4は、実施の形態1に係る加熱調理器100のカツ煮用枠35の構成を示す図である。図4(a)は、カツ煮用枠35の平面図であり、図4(b)は、カツ煮用枠35の側面図である。図4に示すように、カツ煮用枠35は、複数の楕円形の枠351と、把持部352とを備えている。図4の例では、カツ煮用枠35は、9個の枠351を有している。枠351は、板金を曲げ加工して生成され、複数の枠351が溶接等により一体に形成されている。把持部352は、カツ煮用枠35を把持するためのものであり、カツ煮用枠35の長手方向の両側に設けられる。
枠351の形状及び大きさは、調理するカツ煮の大きさによって適宜設計される。一例として、枠351の長軸の長さD1は150mmであり、短軸の長さD2は105mmである。また、枠351のY方向の高さHは、例えば40mmである。枠351にある程度の高さを持たせることで、枠351内に投入される食材及び調味料を枠351内に保持することができる。また、枠351の形状は、楕円形に限定されるものではなく、円形又は多角形であってもよい。
カツ煮の調理について説明する。カツ煮を調理する場合、まず調理者はカツ煮用枠35を鍋3の上に載置する。そして、各枠351にカツ煮1個分のカツなどの具材を及び調味液(調味料及び水)を配置する。その後、調理者は、蓋2を閉じ、操作部13を操作して調理メニューからカツ煮の工程1を選択する。カツ煮の工程1では鍋温度が120℃、焼き上げ時間が3分に設定される。そして、工程1が終了すると、調理者は、蓋2を開き、各枠351にそれぞれ溶き卵を流し入れる。そして、調理者は、蓋2を閉じ、操作部13を操作して調理メニューからカツ煮の工程2を選択する。カツ煮の工程2では鍋温度が120℃、焼き上げ時間が1分に設定される。そして、工程2が終了するとカツ煮が完成する。
上記のように、カツ煮用枠35を用いることで、大型の鍋3を一つのみ有する加熱調理器100において、一度に複数のカツ煮を作ることができる。また、各枠351における食材及び調味液を定量化しておくことで、カツ煮を知らない調理者であっても、容易且つ均等にカツ煮を作ることができる。さらに、上記の工程1及び工程2の二段階に分けて加熱を行うことで、卵の過加熱を防ぎ、美味しいカツ煮を作ることができる。なお、カツ煮の調理工程は、上記に限定されるものではなく、調理者によって調味料のみを配置し、水は給水装置4から自動で給水してもよい。
なお、カツ煮用枠35の形状は、図4の例に限定されるものではない。例えば、カツ煮用枠35は、鍋3の底面3aの大きさに合わせて、8個以下、又は10個以上の枠351を備えてもよい。一例として、カツ煮用枠35は16個の枠351を備え、16個のカツ煮を一度に調理できるものであってもよい。また、一度の調理に複数のカツ煮用枠35を用いてもよい。例えば、8個の枠351を備えるカツ煮用枠35を2つ用いて、16個のカツ煮を一度に調理してもよい。カツ煮用枠35の枠351の数を調整することで、大型店舗で用いられる大容量の鍋3、及び小型店舗で用いられる小容量の鍋3の何れの場合においても、最大数のカツ煮を作ることができる。
また、機器本体1の側面に、カツ煮用枠35を保持するためのフックを備えた受け部を設けてもよい。これにより、カツ煮用枠35を機器本体1の側面に収納することができ、カツ煮の調理の際に迅速に用いることができる。
続いて、本実施の形態の給水装置4について詳しく説明する。本実施の形態の給水装置4は蓋2に取付けられ、蓋2から下方の鍋3に向かって給水を行うものである。図5及び図6は、実施の形態1における給水装置4と鍋3との位置関係を示す図である。図5は、給水装置4及び鍋3を側面視した場合の図であり、図6は、給水装置4及び鍋3を上面視した場合の図である。図5及び図6に示すように、鍋3は、底面3aと、底面3aの前方及び後方にそれぞれ設けられた傾斜面3bf及び3brと、鍋3の周囲に設けられた鍋枠3cとからなる。また、図6に示すように、鍋3の底面3aは、X方向の長さがZ方向の長さよりも長い長方形となっている。
図5に示すように、給水装置4は、一部が鍋3と対向する蓋2の裏面2aから突出するように蓋2に取付けられている。また、蓋2の裏面2aの給水装置4が設けられた位置には、鍋3に向かって突出する一対のガイドピン22が設けられている。また、図6に示すように、給水装置4は、鍋3の底面3aの中心の位置に配置されている。
図7は、実施の形態1に係る給水装置4の構成を示す断面模式図である。図8は、実施の形態1に係る給水装置4の分解図である。図7及び図8に示すように、給水装置4は、本体部41と、ノズル部42と、拡散部43とからなる。
本体部41は、蓋2内に配置され、略円筒形状の本体411と、本体411内に形成され、給水管40に接続される接続部412と、接続部412と連通し、給水管40からの水が流れる流路413と、流路413の上部に形成された雌ねじ部414と、からなる。
ノズル部42は、給水ノズル421と、ノズル受板422と、からなる。ノズル受板422は、溶接等により給水ノズル421に一体に取付けられている。図8に示すように、給水ノズル421は、本体部41の流路413と連通する流路423と、流路423に流入した水を吐出するノズル孔424と、を有している。本実施の形態の給水ノズル421は、先端が細くなるテーパ形状を有しており、本実施の形態では、給水ノズル421の先端の傾斜面に4つのノズル孔424が設けられている。給水ノズル421の傾斜面は、例えば鉛直方向に対して45°傾斜している。これにより、各ノズル孔424は、下向き45°の方向に水を吐出する。
図9は、実施の形態1に係る給水ノズル421を鍋3側から見た下面図である。ノズル孔424の直径は、例えば3mmである。ノズル孔424の直径を小さくすることで、給水時の水圧を増加させることができる。図9に示すように、4つのノズル孔424は、周方向に均等ではなく、X方向の中心に対して左右に2個ずつ分かれて設けられている。左右それぞれに設けられた2つのノズル孔424の角度θnは、例えば60°である。上記のように、鍋3の底面3aは、X方向の長さがZ方向の長さよりも長い長方形となっている。これに対し、図9に示すようなノズル孔424の配置とすることで、長方形の鍋3の底面3aの全体に行きわたるように水を拡散することができる。
図10は、実施の形態1に係るノズル受板422の平面図である。ノズル受板422は、例えば厚さ2mmの円形のステンレス鋼板を加工して形成される。ノズル受板422は、中央に設けられた開口425と、外周に設けられた一対の切欠き426とを有する。開口425は、給水ノズル421の本体部41に挿入される部分の外径よりも大きい直径を有し、開口425に給水ノズル421が挿入される。2つの切欠き426は、ノズル受板422の外周において対向する位置に設けられている。2つの切欠き426は、半円形状の端部を有し、切欠き426に蓋2の裏面2aに設けられたガイドピン22が嵌め込まれる。
図8に戻って、拡散部43は、雄ねじ431と、拡散板432とからなる。雄ねじ431は、溶接等により拡散板432に一体に取付けられている。雄ねじ431は、本体部41の雌ねじ部414に締めこまれる。図11は、実施の形態1に係る拡散板432の構成を説明する図である。図11(a)は、拡散板432の平面図であり、図11(b)は、図11(a)のA部の拡大図である。
拡散板432は、例えば厚さ2mmの円形のステンレス鋼板を加工して形成される。図11に示すように、拡散板432は、中央に設けられた開口433と、放射状に設けられた複数の爪部434とを有している。開口433には、雄ねじ431が挿入される。複数の爪部434は、円形のステンレス鋼板に放射状に延びる複数のスリット435を設けることで、形成される。図11の例では、拡散板432は12個の爪部434を有しており、各爪部434の角度θdは、30°である。なお、後述するように、拡散板432は、給水装置4の組付けの際に利用者によって把持されるため、爪部434の端部はR加工又はC加工されている。
拡散板432の外径の大きさは、鍋3の底面3aの大きさに応じて設定される。例えば、鍋3の底面3aの長辺方向(X方向)の長さが720mmの場合、拡散板432の外径は60mmとする。鍋3の底面3aの大きさが大きくなるほど、拡散板432の外径を大きくすることで、鍋3の底面3aの全体に給水を行うことができる。
図11(b)に示すように、スリット435は、拡散板432の中心に近い部分に設けられた幅の細い第1スリット部435aと、拡散板432の外周に近い部分に設けられ、第1スリット部435aよりも幅が広く、外周にいくほど幅が広がる第2スリット部435bとからなる。一例として、拡散板432の外径が60mmの場合、第1スリット部435aの長さは11.8mmであり、第2スリット部435bの長さは6.9mmである。また、拡散板432の外径が70mmの場合、第1スリット部435aの長さは11.7mmであり、第2スリット部435bの長さは8.6mmである。
図12は、実施の形態1に係る拡散板432のスリット435の位置を説明する図である。図12において、破線矢印は給水ノズル421のノズル孔424から吐出される水を示している。図12に示すように、スリット435の端部と開口433の外周との距離dは、ノズル孔424の延長線がスリット435と重複しないように設定される。言い換えると、スリット435は給水ノズル421から吐出される水が直接当たらない位置に設けられる。ノズル孔424からの水がスリット435に向けて吐出されると、拡散板432により拡散されることなく、鍋3に落下してしまう。これに対し、上記のように距離dを設けてスリット435を形成することで、ノズル孔424から吐出される水を拡散させることができる。
図13は、実施の形態1に係る給水装置4の組付け手順を説明する図である。まず、蓋2の裏面2aに設けられたガイドピン22に、ノズル受板422の切欠き426を嵌め込む。ここで、ガイドピン22と、ノズル受板422の切欠き426とによって、給水ノズル421のノズル孔424の位置決めを行うことができる。詳しくは、ノズル孔424が、鍋3の底面3aの長辺方向(X方向)に向くようノズル部42を位置決めすることができる。このようにノズル孔424を鍋3の長辺方向へ向けることで、鍋3の四隅への給水性を向上させることができる。また、ガイドピン22にノズル部42を引っ掛けることで、組付けの作業性も改善する。
そして、拡散部43の雄ねじ431を給水ノズル421の開口425に挿入し、拡散板432を把持して回す。これにより、雄ねじ431が本体411の雌ねじ部414に締めこまれる。雄ねじ431が間に挟まれた給水ノズル421、ノズル受板422、及び拡散板432を本体部41に共締めすることで、ノズル部42及び拡散部43が本体部41(すなわち蓋2)に固定される。これにより、工具を使うことなく、給水装置4を容易に蓋2に組付けることができる。
また、拡散部43の拡散板432を締めこみ方向と逆の方向に回すことで、拡散部43及びノズル部42を、工具を使うことなく容易に取り外すことができる。従来技術の給水ノズルにおいては、経年使用により、水に含まれるカルキ成分又は調理による油煙が、カルキ等又は油としてノズル孔内部に固着及び蓄積することがあった。カルキ又は油によってノズル孔が塞がれてしまうと、給水能力の低下及び給水量のバラツキ等により、メニューの仕上がりが不均一となり、商品価値を損ねてしまうことがあった。また、給水ノズルに詰まりが発生した際には、技量を有する専門のサービスマンに依頼し、サービスマンによるノズルの分解清掃での対応を余儀なくされた。これに対し、本実施の形態の加熱調理器100では、上記のように拡散部43とノズル部42を容易に取り外し、分解清掃を行うことができる。これにより、万一、給水能力に低下が発生しても、利用者自身が容易にメンテナンスを行うことができる。
続いて、給水装置4による給水の拡散について説明する。図14は、実施の形態1に係る給水装置4による給水の拡散を説明する図である。図14(a)は側面方向の拡散の様子を示し、図14(b)は平面方向の拡散の様子を示す。図14においては、水の流れを破線矢印で示している。図14(a)に示すように、給水ノズル421のノズル孔424より斜め下方に吐出された水は、拡散板432に当たって鍋3の底面3aの四隅に向かって拡散される。また、拡散板432に当たって蓋2の裏面2aから跳ね返った水は、拡散板432に設けられたスリット435から自重により下方に落下する。さらに、図14(b)に示すように、ノズル孔424から吐出された水の一部は、拡散板432の爪部434の端面及び上を流れて爪部434の先端に集約され、爪部434の先端から鍋3の底面3aに落下する。
図15は、従来技術に係る給水装置50による給水の拡散結果を示す図である。図16は、実施の形態1に係る給水装置4による給水の拡散結果を示す図である。従来技術の給水装置50は、拡散部43を備えておらず、給水ノズルには、周方向に均等に6個のノズル孔が設けられているものとする。また、図15及び図16は、給水量を100ccとした場合の拡散結果である。図15に示すように、従来技術の給水装置50の場合、鍋3の底面3aの中心付近に給水される。局所的に継続して給水され続けるため、給水箇所の鍋3の温度が低下し続け、調理の仕上がりにばらつきが発生してしまう。
一方で、図16に示すように、本実施の形態の給水装置4によると、図15に示す従来技術の給水装置50に比べて、鍋3の底面3aの広範囲に万遍なく給水を拡散することが可能となり、局所的な給水による鍋3の温度低下が発生しにくい。また、食材にもムラなく給水できるため、調理の仕上がりのばらつきが抑制される。また、本実施の形態の給水装置4では、従来技術の給水装置50に比べてノズル孔の数を6個から4個に減らしたことで、同じ給水量の場合もノズル孔1個における水圧が高まり、給水をより遠くに拡散することが可能となっている。
以上のように、本実施の形態の加熱調理器100によると、従来技術に比べて給水をより広範囲に均一に拡散させることが可能となる。これにより、餃子又はカツ煮などの給水工程を必要とする調理メニューにおける調理の仕上がりのばらつきを抑制することができる。また、鍋3の寸法を拡大させ、一度に多くの食材を調理することが可能となり、調理能力の向上及び調理の効率化を図ることができる。
また、本実施の形態の加熱調理器100によると、調理工程に給水を必要とされるメニュー、例えば餃子の蒸らし調理を均一化することができ、仕上がり(焼き具合)を均一化することができる。特に、大量調理を行う場合、従来技術の給水ノズルによる給水では、ノズル下部付近に集中的に給水散布されてしまう。そのため、鍋3の中央に並べた餃子と、鍋3の四方端部に並べた餃子の仕上がりが不均一となり、商品価値を損ねてしまう。これに対し、本実施の形態の加熱調理器100によると、調理量の大小、及び食材の配置にとらわれず、給水を必要とされるメニューの仕上がりの均一化を図ることができる。
また、ノズル部42及び拡散部43を着脱可能としたことで、ノズル部42の清掃を容易に行うことができる。さらに、給水ノズル421におけるノズル孔424の数を、従来技術の6個から4個に減らしたことで、ノズル孔424を通過する水の水圧が増加し、カルキ成分の付着を減少させることも可能となる。さらに、給水ノズル421の下方に給水ノズル421を覆う拡散板432を設けたことで、調理物の油煙が直接給水ノズル421に付着することを抑制することができる。
以上が実施の形態の説明であるが、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々に変形又は組み合わせることが可能である。例えば、拡散板432の形状は、上記実施の形態の例に限定されるものではない。例えば、給水ノズル421におけるノズル孔424の配置は、上記実施の形態の例に限定されない。例えば、鍋3の底面3aが正方形の場合は、ノズル孔424は、給水ノズル421の先端において4方向に均等に配置すればよい。
また、上記実施の形態の拡散板432は、12個の爪部434を有する構成としたが、爪部434の数は12個以外であってもよい。図17は、変形例1に係る拡散板432Aの構成を説明する図である。図17に示すように、本変形例の拡散板432Aは、6個の爪部434Aを有しており、各爪部434Aの角度θdは、60°である。本変形例の拡散板432Aを用いた場合も、従来技術に比べて給水をより均一に拡散させることが可能となる。これにより、給水工程を必要とする調理メニューにおける調理の仕上がりのばらつきを抑制することができる。
図18は、変形例2に係る拡散板432Bの構成を説明する図である。図18に示すように、本変形例の拡散板432Bは、中央に設けられた開口433と、放射状に設けられた複数の爪部434Bとを有している。複数の爪部434Bは、円形のステンレス鋼板の外周にスリット435Bを設けることで、形成される。図18の例では、拡散板432Bは12個の爪部434Bを有しており、各爪部434Bの角度θdは、30°である。
また、本変形例のスリット435Bは、実施の形態1の第2スリット部435bに相当し、拡散板432の外周に近い部分に設けられ、外周にいくほど幅が広くなっている。また、本変形例の拡散板432Bには、円形に配置された4つのスリット436が設けられている。スリット436の幅は、実施の形態1のスリット435の第1スリット部435aの幅とほぼ同じである。また、実施の形態1のスリット435と同様に、スリット436の端部と開口433の外周との距離dは、ノズル孔424の延長線がスリット436と重複しないように設定される。
本変形例の拡散板432Bを備える給水装置4において、給水ノズル421のノズル孔424より斜め下方に吐出された水は、拡散板432Bに当たって鍋3の底面3aの四隅に向かって拡散される。また、ノズル孔424から吐出された水の一部は、拡散板432Bに設けられたスリット436から下方に落下する。さらに、ノズル孔424から吐出された水の一部は、拡散板432Bの爪部434Bの端面及び上を流れて爪部434Bの先端に集約され、爪部434Bの先端から鍋3の底面3aに落下する。
以上のように、本変形例の拡散板432Bを用いた場合も、従来技術に比べて給水をより均一に拡散させることが可能となる。これにより、給水工程を必要とする調理メニューにおける調理の仕上がりのばらつきを抑制することができる。また、本変形例の拡散板432Bの構成において、爪部434Bの数を12個以外(例えば6個、8個、又は12個以上)としてもよい。ただし、爪部434Bの数が多いほど、鍋3の底面3aの全方向に水を拡散することができ、爪部434Bの数は8個以上であることが望ましい。
図19は、変形例3に係る拡散板432Cの構成を説明する図である。図19に示すように、本変形例の拡散板432Cは、中央に設けられた開口433と、放射状に設けられた複数の爪部434Cとを有している。複数の爪部434Cは、円形のステンレス鋼板の外周にスリット435Cを設けることで、形成される。図19の例では、拡散板432Cは12個の爪部434Cを有しており、各爪部434Cの角度θdは、30°である。
本変形例のスリット435Cは、変形例2のスリット435Bと同じであり、拡散板432Cの外周に近い部分に設けられ、外周にいくほど幅が広くなっている。また、本変形例の拡散板432Cには、変形例2と同じ円形に配置された4つのスリット436が設けられている。また、本変形例の爪部434Cの外周側の端部は角部のない円形となっている。
本変形例の拡散板432Cを備える給水装置4においても、従来技術に比べて給水をより均一に拡散させることが可能となる。これにより、給水工程を必要とする調理メニューにおける調理の仕上がりのばらつきを抑制することができる。なお、本変形例の拡散板432Cの構成において、爪部434Cの数を12個以外(例えば6個、8個、又は12個以上)としてもよい。ただし、爪部434Cの数が多いほど、鍋3の底面3aの全方向に水を拡散することができ、爪部434Cの数は8個以上であることが望ましい。
1 機器本体、2 蓋、2a 裏面、3 鍋、3a 底面、3bf、3br 傾斜面、3c 鍋枠、4 給水装置、11 加熱部、12 制御部、13 操作部、14 排水部、21 蓋取手、22 ガイドピン、31 鍋取手、35 カツ煮用枠、40 給水管、41 本体部、42 ノズル部、43 拡散部、50 給水装置、100 加熱調理器、351 枠、352 把持部、411 本体、412 接続部、413 流路、414 雌ねじ部、421 給水ノズル、422 ノズル受板、423 流路、424 ノズル孔、425 開口、426 切欠き、431 雄ねじ、432、432A、432B、432C 拡散板、433 開口、434、434A、434B、434C 爪部、435、435B、435C スリット、435a 第1スリット部、435b 第2スリット部、436 スリット。

Claims (8)

  1. 加熱部を備える機器本体と、
    前記加熱部により加熱される鍋と、
    前記鍋を覆う蓋と、
    前記鍋に給水する給水装置と、を備え、
    前記給水装置は、
    給水ノズルを有するノズル部と、
    前記給水ノズルから吐出された水を拡散する拡散板を有する拡散部と、を備え
    前記拡散板は、放射状に延びる複数の爪部と、複数の前記爪部の間に設けられたスリットと、を有する加熱調理器。
  2. 複数の前記爪部の数は、6個以上である請求項に記載の加熱調理器。
  3. 前記スリットは、前記給水ノズルから吐出される水が直接当たらない位置に設けられている請求項に記載の加熱調理器。
  4. 複数の前記スリットは、前記拡散板の中心に近い部分に設けられた第1スリット部と、前記拡散板の外周に近い部分に設けられ、前記第1スリット部よりも幅が広く、前記外周にいくほど前記幅が広がる第2スリット部とからなる請求項に記載の加熱調理器。
  5. 前記給水装置は、給水管と連通する本体部をさらに備え、
    前記ノズル部及び前記拡散部は、前記本体部に対して着脱可能である請求項1~の何れか一項に記載の加熱調理器。
  6. 前記拡散部は、前記拡散板と一体に取付けられた雄ねじを有し、
    前記本体部は、前記雄ねじと係合する雌ねじ部を有し、
    前記雄ねじが前記給水ノズルを挟んで前記雌ねじ部に共締めされることで、前記ノズル部及び前記拡散部が前記本体部に固定される請求項に記載の加熱調理器。
  7. 前記蓋の前記鍋と対向する裏面には、一対のガイドピンが設けられており、
    前記ノズル部は、前記給水ノズルと一体に取付けられたノズル受板を有し、
    前記ノズル受板の外周には、前記ガイドピンが嵌め込まれる一対の切欠きが設けられている請求項1~の何れか一項に記載の加熱調理器。
  8. 複数の枠と、把持部と、を有し、前記鍋の上に載置されて使用されるカツ煮用枠をさらに備える請求項1~の何れか一項に記載の加熱調理器。
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