JP7477133B2 - 車両用荷台構造 - Google Patents

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Description

特許法第30条第2項適用 2019年3月28日に株式会社矢野特殊自動車が福岡運輸株式会社の福岡支店に納車することで発明を公開した。 2019年4月1日に福岡運輸株式会社が福岡運輸株式会社の福岡支店の初運行にて発明を公開した。
本発明は、貨物の搬入及び搬出を受ける車両用荷台構造に関する。
貨物自動車(トラック)の荷台に対しては、フォークリフトで貨物を格納・運搬するためのパレットが用いられ、パレット上に積載された貨物の搬入及び搬出が行われている。従来、荷台の床面上において貨物を載せたパレットを移動させるため、スケータ等と称される荷役用のリフト装置が用いられている。かかるリフト装置は、全体として直線状に構成され、所定の操作を受けることで昇降する昇降部を有し、荷台の床面においてトラックの前後方向に沿って設けられた溝内に嵌った状態で使用される。すなわち、リフト装置は、荷台の床面の溝内に位置した状態で昇降部を上昇させることで、荷台の床面上に載せられたパレットに対して下側から作用し、溝に沿って前後方向に移動して、床面上におけるパレットの前後方向の搬送を補助する。
このようなリフト装置は、図11に示すように、一般的に、パレットに対してトラックの車幅方向(左右方向)の両側の2箇所に配置されて使用されている。つまり、車両用荷台構造として、荷台の床面に、リフト装置用の溝を、各パレットに対応して左右両側の2本設けた構成のものがある。かかる構成によれば、例えば、左右2列にパレットを積載する左右幅を有する荷台においては、リフト装置用の溝が計4本設けられることになる。具体的には次のとおりである。
貨物の搬送に利用されるパレットPは、例えば、図9及び図10(a)~(c)に示すように、正方形の板状の外形を有し、フォークリフトの2本のフォークCを挿入するための横長矩形状の開口部P6を、四方の側面P1、P2、P3、P4に開口するように貫通形成している。
また、図10(c)に示すように、パレットPには、裏面となる下面P5に、下面P5が平面視略「田」の字形状となる位置に正方形状の裏側開口部P7を開口させたものがある。裏側開口部P7は、開口部P6と連通しており、例えばハンドリフト等と称される手動式のフォークリフトを使用する際に、フォークCの下側に設けられた移動用車輪を地面に接触させるための孔として用いられる。このように下面P5を「田」の字状とする裏側開口部P7を有するパレットPは、裏側開口部P7を有さないパレットと比べて、比較的剛性が弱いパレットとなる。
図9及び図10(a)~(c)に示すような構成のパレットPに対応するため、図3に示すように、トラックの荷台1の床面部2において、ローラ搬送部20用の溝は、車幅方向について各パレットPの開口部P6の略中央部に対応する位置に設けられている。これにより、リフト装置によってパレットPを持ち上げた際に、貨物Bの荷重によってパレットPの左右両側の部分や左右中央部が垂れるようなパレットPの変形が抑制される。
このように、トラックの荷台の床面上において、パレットの左右両側の2箇所を支持する構成として、例えば次のような技術がある。特許文献1には、トラック荷台の床面にトラック後端部から前端部にわたって4列の凹部を穿孔し、該凹部に貨物を搬入・搬出するためのローラコンベヤをトラック荷台の床面から該コンベヤのローラ部分を出没自在に敷設した積卸し装置について開示されている。
また、特許文献2には、荷台床面の溝内に転動自在に載置された台車本体と、台車本体の積荷載置面を荷台床面よりも上方に位置するように昇降自在に構成することで積荷移動時には積荷載置面で積荷を支持し、床面との間に空間を形成して荷台を容易に移動できる積荷移動台車について記載されている。
実開平6-8348号公報 特開2015-57337号公報
図11及び図12に示すようなパレットの支持構成によれば、上述のとおり、貨物の荷重によるパレットの変形をある程度は抑制することができると考えられる。しかしながら、パレットに載せられた貨物が重い場合や、上述したパレットPのように剛性が比較的弱いパレットが用いられる場合等においては、パレットの変形を十分に抑制できないときがある。特に、図12に示すように、貨物Bの荷重によってパレットの左右中央部が垂れるような湾曲変形が生じることで(矢印A参照)、パレットの左右中央部が荷台の床面に接触するいわゆる腹打ちと呼ばれる現象が生じ、パレットの移動が阻害されることがある。
そこで、リフト装置によるパレットの支持構成として、パレットの左右両側に加え、パレットの左右中央部を支持する構成が考えられる。つまり、荷台の床面において、パレットの左右両側に対応する位置に加え、パレットの左右中央部に対応する位置にも、リフト装置用の溝を設けることが考えられる。しかしながら、このような構成によれば、荷台に対する貨物の搬入・搬出作業において、各パレットに対する3箇所のリフト装置を操作する必要が生じるため、荷役作業が煩雑となり、作業時間が長くなってしまう。
本発明は、上述した問題に鑑みてなされたものであり、パレット上に重量物を載置した場合やパレットの剛性が比較的弱い場合であってもパレットの変形を抑制することができるとともに、荷役作業の作業性を向上することができる車両用荷台構造を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、貨物の搬入及び搬出を受ける車両用荷台構造であって、荷台の床面部の、前記荷台内に積載されるパレットの左右両側に対応する位置に設けられ、車両の前後方向に延伸したリフト装置配置用の溝部と、前記床面部の、前記荷台内に積載されるパレットの左右中央部に対応する位置に設けられ、車両の前後方向に複数配設された搬送ローラを有するローラ搬送部と、を備えることを特徴とする車両用荷台構造である。
また、本発明の第2の態様は、前記ローラ搬送部は、前記搬送ローラを回転自在に支持するとともに、前記床面部の一部をなす水平状の上面部を有する直線状のローラ支持体を有し、前記上面部から、前記搬送ローラの上端部を突出させていることを特徴とする請求項1に記載の車両用荷台構造としたものである。
また、本発明の第3の態様により、前記上面部からの前記搬送ローラの突出寸法は、2~4ミリメートルの範囲内の値であることを特徴とする請求項2に記載の車両用荷台構造としたものである。
また、本発明の第4の態様により、前記ローラ支持体は、前記上面部に、搬送ローラの上端部を突出させるための矩形状の開口部を有するとともに、前記上面部の、車両の前後方向に隣り合う前記開口部間の部分を、前記開口部の車両の前後方向の寸法よりも長い寸法を有する踏面部としていることを特徴とする車両用荷台構造としたものである。
本発明の第5の態様により、前記踏面部には、滑り止め用のシート状部材が貼設されていることを特徴とする車両用荷台構造としたものである。
請求項1の発明によれば、パレット上に重量物を載置した場合やパレットの剛性が比較的弱い場合であってもパレットの変形を抑制することができるとともに、荷役作業の作業性を向上することができる。
本発明の実施形態における貨物搬送車両の荷台内の状態を示す背面図である。 本発明の実施形態における貨物搬送車両にパレットを載置した状態を示す正面図である。 本発明の実施形態における貨物搬送車両の荷台内におけるレール状凹部にスケータを敷設した状態を示す背面図である。 本発明の実施形態におけるローラ搬送部の構造を示す図であり、(a)はローラ搬送部の構造を示す斜視図であり、(b)は(a)の部分拡大図である。 本発明の実施形態におけるローラ搬送部の構造を示す図であり、(a)はローラ搬送部の構造を示す平面図であり、(b)はローラ搬送部の構造を示す正面図である。 本発明の実施形態におけるスケータの構造を示す図であり、(a)はスケータ全体を示す斜視図であり、(b)はスケータ全体を示す側面図であり、(c)は操作レバーを操作レバー挿入孔に挿通固定した状態を示す側面図であり、(d)はスケータ全体を示す背面図である。 本発明の実施形態における貨物搬送車両の荷台の床面を示す断面図であり、(a)はレール状凹部にローラ搬送部を敷設した状態を示す断面図であり、(b)はレール状凹部にローラ搬送部及びスケータを敷設した状態を示す断面図である。 本発明の実施形態における貨物搬送車両の荷台の床面を示す断面図であり、(a)は床面上にパレットを載置した状態を示す断面図であり、(b)は床面上に載置したパレットをスケータを上昇して支持した状態を示す断面図である。 パレットの構造を示す斜視図である。 パレットの構造を示す図であり、(a)は平面図であり、(b)は側面図であり、(c)は下面図である。 従来の貨物搬送車両の荷台内の構造を示す背面図である。 従来の貨物搬送車両の荷台内におけるパレットの変形を示す正面図である。
本発明は、トラック荷台の床面部の構成を工夫することにより、貨物の重量やパレットの剛性等にかかわらずパレットの変形を抑制するとともに、荷台に対する貨物の搬入・搬出作業(荷役作業)の作業性の向上を図ろうとするものである。
以下、図1~図7に基づき本発明に係る車両用荷台構造Mについて説明する。図1は、車両用荷台構造Mを備えた貨物搬送車両(トラック)Vにおける荷台1を示す図面である。
車両用荷台構造Mは、貨物搬送車両Vにおいて貨物の搬入及び搬出を受けるものであり、図1に示すように、荷台1の床面部2に設けられている。荷台1は、床面部2と、左右の側壁部3と、上面部4と、前面部5と、荷台1の後側を開閉する扉部(図示略)とを有し、全体として直方体状に構成されている。荷台1は、例えば全長約9メートルの大きさを有する。
図2に示すように、本実施形態において、荷台1は、貨物搬送車両Vの車幅方向(左右方向、以下単に「左右方向」ともいう。)について、2つのパレットPを積載する左右幅を有する。つまり、荷台1は、その左右幅を、パレットP2個分の寸法よりもわずかに大きい寸法とし、貨物Bを載せたパレットPの左右2列の積載が可能に構成されている。パレットPは、例えば約1100mm×1100mmの大きさを有する。また、本実施形態において、貨物搬送車両Vは、冷蔵冷凍車であり、荷台1は、その内部空間を冷蔵・冷凍室とする保冷庫として構成されている。ただし、荷台1は、保冷庫として構成されたものに限られるものではない。
車両用荷台構造Mは、荷台1の床面部2に設けられたリフト装置用の溝部としての複数のレール状凹部10と、床面部2に設けられたローラ搬送部20とを備える。
レール状凹部10は、貨物搬送車両Vの前後方向(以下単に「前後方向」ともいう。)に延伸した凹状溝であり、横断面形状をなす面部として、水平状の底面部と左右の側面部とを有する。レール状凹部10は、床面部2において、荷台1内に積載されるパレットPの左右両側に対応する位置に設けられている。
詳細には、図2に示すように、レール状凹部10は、左右方向について、各パレットPに対し、少なくとも一部を、左右の開口部6よりも外側に位置させる位置に設けられている。本実施形態のように左右2列のパレットPを載置させる床面部2においては、レール状凹部10として、左側のパレットP(PL)の左側の端部近傍に位置するレール状凹部10Aと、左側のパレットP(PL)の右側の端部近傍に位置するレール状凹部10Bと、右側のパレットP(PR)の左側の端部近傍に位置するレール状凹部10Cと、右側のパレットP(PR)の右側の端部近傍に位置するレール状凹部10Dとの4本のレール状凹部10が設けられている。すなわち、床面部2においては、左右両端部近傍にそれぞれレール状凹部10A,10Dが設けられており、左右中央部にレール状凹部10B,10Cが設けられており、これら4本のレール状凹部10は、左右方向について対称に配設されている。
レール状凹部10は、図1に示すように、上面を開放した断面略コ字型形状で床面部2の後端部2aから前端部2b(前面部5)まで一定の横断面をなすように設けられている。
このように荷台1の床面部2に設けられたレール状凹部10には、荷台1に対する貨物Bの搬入・搬出作業において、図3に示すように、リフト装置としてのスケータ30が配置される。スケータ30については後述する。
ローラ搬送部20は、荷台1の床面部2においてレール状凹部10と平行状に前後方向に沿って設けられた搬送部用レール状凹部13に対して設けられている。ローラ搬送部20は、前後方向に複数配設された搬送ローラ23(図4参照)を有する。レール状凹部10は、床面部2において、荷台1内に積載されるパレットPの左右中央部に対応する位置に設けられている。
詳細には、図2に示すように、ローラ搬送部20は、左右方向について、各パレットPに対し、左右の開口部P6の間の部分である略中央部の位置に設けられている。本実施形態のように左右2列のパレットPを載置させる床面部2においては、ローラ搬送部20として、左側のパレットP(PL)の左右中央部に位置するローラ搬送部20Aと、右側のパレットP(PR)の左右中央部に位置するローラ搬送部20Bとの2本のローラ搬送部20が設けられている。すなわち、床面部2においては、左右両側の半分のそれぞれの左右中央部に、ローラ搬送部20A、20Bが設けられており、これら2本のローラ搬送部20は、左右方向について対称に配設されている。ローラ搬送部20の構成については後述する。
また、荷台1の床面部2には、全体的に、左右方向について凹凸形状をなすように、前後方向に沿う複数の溝部14が前後方向の略全体にわたって形成されている(図2参照)。すなわち、床面部2において、レール状凹部10及び搬送部用レール状凹部13の形成部位以外の部分に、複数の溝部14が、左右方向について略等間隔で設けられている。これらの溝部14は、左右方向について略等間隔で設けられた横断面矩形状の複数の突条部15によって形成されており、レール状凹部10及び搬送部用レール状凹部13に比して狭い幅を有する。
このように、床面部2には、レール状凹部10及び搬送部用レール状凹部13並びに複数の溝部14が設けられている。これらを形成する前後方向に沿う複数の突条部15は、それぞれの上面を略同じ高さに位置させ、床面部2において略水平状の床面を形成している。このように、床面部2が有する複数の溝部14は、保冷庫としての荷台1内において、床面の下側に冷気の循環させるための通路となる。
また、図3で示すように、荷台1内において、左右壁面3a、3bには、左右内側を開放側とした断面略コ字形状のガイドレール用凹部11、11が、後端部3cから前端部3dの荷台前面部5まで設けられている。ガイドレール用凹部11は、左右壁面3a、3bのそれぞれにおいて、側壁部3を上下方向について略3等分する位置の2箇所に設けられている。ガイドレール用凹部11は、床面部2におけるレール状凹部10と略同一の形態で設けられている。ガイドレール用凹部11には、例えば、荷台1内を前後に仕切るための仕切り板を固定できるようにラッシングレール12が配設されている。また、ガイドレール用凹部11に対しては、ローラ搬送部20と同様の構成を有する搬送機構部が設けられてもよい。
ローラ搬送部20について説明する。ローラ搬送部20は、床面部2の搬送部用レール状凹部13に対して固定状態で設けられるものであり、床面部2の床面の一部を形成している。図4(a)、(b)及び図5(a)、(b)に示すように、ローラ搬送部20は、複数の搬送ローラ23と、これらの搬送ローラ23を回転自在に支持するローラ支持体21とを有する。
ローラ支持体21は、床面部2の一部をなす水平状の上面部22を有する直線状の部材により構成されている。具体的には、ローラ支持体21は、上面部22と、左右の側面部24、24とを有し、これらの面部によって、下側を開放側とした略コ字状の横断面形状を有する。また、ローラ支持体21は、前後一対の前後面部25、25を有し、上面部22及び左右の側面部24、24とともに、下側を開放側とした細長い箱状に構成されている。つまり、ローラ支持体21は、下側を開放側とした内部空間を形成している。ローラ支持体21は、床面部2に設けられた搬送部用レール状凹部13の略全体にわたる長さを有する。
ローラ支持体21において、左右の側面部24、24間に、複数の搬送ローラ23が架設状態で支承されている。搬送ローラ23は、円柱状のローラ本体部23aと、ローラ本体部23aの中心軸部から左右両側に突設されたローラシャフト23cとを有する。搬送ローラ23は、ローラシャフト23cにより、ローラ支持体21の左右の側面部24、24間に、回転自在に支持されている。
ローラ支持体21は、その上面部22から、搬送ローラ23の上端部を突出させている。ローラ支持体21は、上面部22に、搬送ローラ23の上端部を突出させるための矩形状の開口部26を有する。開口部26は、上面部22に貫通形成され、ローラ支持体21の内部空間と外部とを連通させる。開口部26は、左右方向について、上面部22の大部分の範囲にわたるように形成されている。
開口部26は、前後方向の開口寸法を、搬送ローラ23のローラ本体部23aの直径よりも狭くし、左右方向の開口寸法を、ローラ本体部23aが自由に回転できるように、ローラ本体部23aの幅員(回転軸方向の寸法)よりも大きく形成している。
搬送ローラ23は、その上端部を、開口部26から上側に突出させた状態で、ローラ支持体21に支持されている。搬送ローラ23は、ローラ本体部23aの幅員を、開口部26の左右方向の寸法と略同じとし、ローラ本体部23aをローラ支持体21に接触させることなく、上面視で開口部26の略全体を塞ぐように設けられている。したがって、搬送ローラ23は、上端部よりも下側の部分を、ローラ支持体21の内部空間内に位置させている。搬送ローラ23は、ローラ本体部23aの周面23bのうち周方向の略1/4の範囲が開口部26から上面部22よりも上側に突出させるように設けられている。
本実施形態において、ローラ支持体21の上面部22からの搬送ローラ23の突出寸法(以下「ローラ突出寸法」という。)は、2~4ミリメートルの範囲内の値である。ローラ突出寸法は、図5(b)に示すように、ローラ支持体21の上面部22の上面22aに対する、搬送ローラ23の上端の高さ寸法Lとなる。つまり、ローラ突出寸法Lは、上面22aの高さ位置Hと搬送ローラ23の上端の高さ位置との間の寸法となる。なお、ローラ支持体21は、複数の搬送ローラ23のローラ突出寸法を一定としている。
ローラ突出寸法Lの大きさは、床面部2上においてローラ搬送部20によるパレットPの搬送作用が得られるとともに、床面部2上に積載された状態のパレットPが容易に動くことがなく、しかも複数の搬送ローラ23が床面部2上における作業者のスムーズな移動の妨げとならないように設定される。
ローラ突出寸法Lが2mmより小さいと、床面部2上のパレットPが、左右中央部を、搬送ローラ23の周囲の床面部分に対して接触させてしまい、良好な搬送作用が得られないことになる。一方、ローラ突出寸法Lが4mmより大きいと、床面部2上に積載された状態のパレットPに対して搬送ローラ23が作用し、貨物搬送車両Vの移動等にともなって貨物Bを載せたパレットPが前後に移動する可能性が生じる。つまり、ローラ突出寸法Lが4mmより大きい場合、積載状態のパレットPについて十分な安定性が得られないこととなる。また、ローラ突出寸法Lが4mmより大きいと、床面部2上の作業者がローラ搬送部20上に足を踏み入れたときに搬送ローラ23によって滑ったり、作業者の足が搬送ローラ23に引っ掛かったりし、床面部2上における作業者のスムーズな移動が妨げられることがある。
以上のような理由により、本実施形態において、ローラ突出寸法Lは、2mm以上、4mm以下の範囲の値で設定される。ローラ突出寸法Lは、好ましくは、2.5~3.5mmの範囲内の値であり、より好ましくは、3mmである。
以上のような構成によれば、ローラ支持体21の上面部22からの搬送ローラ23の突出高さを制限しつつも搬送ローラ23の上端部で貨物下面が支持できるため、貨物下面と床面部2との接触を避けることができる。また、搬送ローラ23の上側の略1/4だけが上面部22から突出した構成としているため、作業者が搬送ローラ23を踏んだとしても転倒することを可及的に避けることができる。また、搬送ローラ23の突出高が低いため、作業者が搬送ローラ23の側面に足を引掛けて転倒することを可及的に避けることができる。また、上述したような値のローラ突出寸法Lによれば、床面部2上に積載されたパレットは、貨物の荷重によって撓むことで、ローラ搬送部20による被支持部位の左右両側の部分の少なくとも一部を、床面部2に接触させることができるので、ローラ搬送部20の作用によって貨物が前後方向にぐらつくことがなく、十分な安定性を得ることができる。このように、本実施形態に係るローラ搬送部20によれば、床面部2上における貨物の良好な搬送性と、作業者の良好な移動性(歩行性)とを両立させることが可能になるとともに、床面部2上において安定した貨物の積載状態を得ることができる。
また、ローラ支持体21は、上面部22の、前後方向に隣り合う開口部26間の部分を、開口部26の前後方向の寸法よりも長い寸法を有する踏面部27としている。すなわち、ローラ支持体21は、水平状の上面部22において、搬送ローラ23を突出させるための開口部26を、前後方向に所定の間隔を隔てて複数形成するとともに、その前後の開口部26間の間隔を、開口部26の前後方向の開口寸法よりも長くし、上面部22のうち、前後の開口部26の間の板部分を、踏面部27としている。
図5(a)に示すように、踏面部27は、ローラ支持体21の上面部22において、前後の開口部26の間の矩形状の領域部分である。そして、踏面部27の前後方向の寸法S1は、開口部26の前後方向の開口寸法である寸法S2よりも長い。ここで、踏面部27の前後方向の寸法S1は、前後に隣り合う開口部26間において、前側の開口部26の後縁と後側の開口部26の前縁との間の寸法である。踏面部27の前後方向の寸法S1は、例えば、搬送ローラ23の直径と略同一の寸法である。具体的には、例えば、踏面部27の前後方向の寸法S1は、4cm程度であり、開口部26の前後方向の寸法S2は、2.5cm程度である。ただし、これらの寸法の大きさは特に限定されるものではない。
このように、ローラ支持体21において踏面部27を設けることにより、作業者が搬送ローラ23の開口部26からの突出部分を踏んだとしても、作業者の足の踏み場を十分に確保することができ、作業者の転倒を防止することができる。
また、本実施形態において、ローラ支持体21の踏面部27の上面には、図4(b)に示すように、ゴム板など滑り止め用のシート状部材28を貼設していてもよい。シート状部材28は、例えば、踏面部27の形状に合わせて矩形状に形成され、踏面部27の略全体にわたる範囲に貼設される。ただし、シート状部材28は、例えば、平行線状や格子状の態様、または複数の点状に貼設されてもよい。
以上のようなローラ搬送部20を床面部2に設けることで、開口部26より上方に突出した搬送ローラ23でパレットPの下面または、貨物下面を支持することができ、さらに、搬送ローラ23がローラ支持体21を構成する左右の側面部24、24間に架設したローラシャフト23cを枢軸として回転自在に支持したことでパレットPまたは貨物が容易に床面部2上を移動することができる。
なお、ローラ搬送部20は、搬送部用レール状凹部13の後端部2aから前端部2b(前面部5)近傍まで敷設されていればよく、後端部2aから前端部2bまでの全長と略同一全長とした1本のローラ支持体21で構成されていても、複数本のローラ搬送部20を連結して後端部2aから前端部2bまでの全長と略同一全長に構成されていてもよい。
[スケータ構造]
スケータ30は、図6(a)~(d)に示すように、本体フレーム31と、操作ユニット32とを有する。スケータ30は、操作具としての操作棒33が用いられ、作業者によって操作されることで動作する。スケータ30は、全体として直線状に構成されており、例えばパレットPの一辺の長さと略同じ長さを有し、レール状凹部10内に嵌められた状態で使用される。
本体フレーム31は、図6(a)~(d)に示すように、略箱型形状の外側ケース31aと、外側ケース31a内に配置された内側ケース31bと、内側ケース31b内に配置された複数の移動ローラ31cと、外側ケース31aを内側ケース31bに対して近接離反可能とする昇降機構とで構成している。スケータ30は、複数の移動ローラ31cにより、レール状凹部10に沿って移動する。
外側ケース31aは、図6(a)~(d)に示すように、鋼板等の金属製板状部材を屈曲成形して断面略コ字形状に形成されている。外側ケース31aは、貨物が載置される載置面31eを備えた平板状の上壁部31fと、上壁部31fの幅方向の一方及び他方から下方に延びる一対の側壁部31g、31gとを有する。
これにより、上壁部31fと、側壁部31g、31gによって囲まれた中空状の中空部31hが形成されている。
中空部31hには、図6(d)に示すように、スケータ30の長手方向に沿って複数の移動ローラ31cが配設されている。
移動ローラ31cは、断面円形の転動面をなす円筒状のローラ本体部31jと、ローラ本体部31jの両側面中央部からそれぞれ突設した断面円形のローラシャフト31k、31kとで構成している。
ローラシャフト31kは、外側ケース31aの一対の側壁部31g、31gに回転自在に架設している。
また、外側ケース31aの長手方向の一端には、操作ユニット32が連結されている。
操作ユニット32は、略箱型形状で載置面31eよりも上方に突出するように構成している。操作ユニット32の本体フレーム31側の上部には、載置面31e側に向かって高さが低くなる傾斜面32aを設けている。
また、操作ユニット32の上面には、操作棒33を嵌合するための操作具挿入孔34が形成されている。
操作具挿入孔34は、平面視略円形状で操作棒33の先端部33aと略同一形状に構成している。
操作棒33は、直線棒状の棒状本体部33bと、棒状本体部33bの一端側に設けられた把持部(図示略)と、棒状本体部33bの他端側の部分である下端部に設けられた略円筒状の先端部33aとを有する。
操作棒33において、把持部は、例えば、棒状本体部33bとともに略T字状をなすように設けられ、棒状本体部33bから左右に突出した略円筒状の持手をシリコンゴムで囲繞している。持手は、シリコンゴムで囲繞することで冷蔵・冷凍車両の荷台で使用した際にも冷たさを感じる虞がなく、また、滑りにくい構成としている。
棒状本体部33bは、スチールを略円筒状に加工し、その周面を亜鉛ニッケルメッキで塗装することで耐腐食性能を有し、また、内部を中空状に形成することで軽い操作性を実現している。
棒状本体部33bの先端部33aは、棒状本体部33bよりも細径の部分であり、基端側に、棒状本体部33bの端面をなす段差面33cを形成している。
また、本体フレーム31は、図6(c)に示すように、操作棒33を操作具挿入孔34に挿入した状態で上壁部31fの載置面31eから離反する方向に傾動すると、側壁部31g、31gの下端部がレール状凹部10の床面から離反し、移動ローラ31cのローラ本体部31jのみがレール状凹部10の床面に接触した状態となる。
この状態で前述の操作棒33を車両前方に押圧、または車両後方に引張ることで載置面31eに載置したパレットPを荷台1で前後方向に自由に移動させることができる。
このように、スケータ30において、載置面31eをなす外側ケース31aが、操作棒33を用いた所定の操作を受けることで、昇降機構によって昇降する昇降部となる。スケータ30によれば、昇降部の上昇動作により、パレットPを例えば15mm程度持ち上げることができる。
[荷台に対する荷役作業の手順の一例]
本実施形態に係る車両用荷台構造Mによれば、次のような手順で荷台1に対する荷役作業が行われる。荷役作業の手順について図7、図8を参照して説明する。ここで、図7及び図8は荷台1内における左側の床面部2を模式的に示す図である。なお、荷台1内の右側における荷役作業は左側と同様にして行われるため、その説明については省略する。また、この作業手順の説明では、荷台1に対し、貨物を載せたパレットPを積み込む場合について説明する。ただし、段ボール箱等の貨物が床面部2に対してパレットPを介することなく直接積み込まれる場合もある。
図7(a)に示すように、パレットPの左右両側に対応する2本のレール状凹部10にスケータ30を挿嵌する前の状態で、床面部2上に、貨物を載せたパレットPがフォークリフトの操作によって載置される。なお、パレットPを床面部2上に載せる際には、パレットPをフォークリフトで支持した状態でパレットPの側面P2、または側面P4を荷台1における左右いずれかの左右壁面3a、3bに接触させることで、パレットPの車幅方向の位置が調整される。ここで、パレットPの位置は、パレットPの左右中央下部にローラ搬送部20が位置するとともに、パレットPの左右両側にレール状凹部10が位置するように調整される。
次に、図7(b)に示すように、床面部2上に載置されたパレットPの下側において、後側に開口している左右のレール状凹部10に対し、スケータ30が差し込まれる。
次に、図8(b)に示すように、左右両側のスケータ30の操作棒33を操作具挿入孔34に差し込み、操作棒33を本体フレーム31とは反対側、すなわち、搬送車両後方に傾倒することで側壁部31g、31gの下端部をレール状凹部10の地面から離反するようにスケータ30の外側ケース31aを上昇させる。
スケータ30の外側ケース31aを上昇させることで、パレットPは、その左右両側においてスケータ30の載置面31eの接触を受けてスケータ30によって持ち上げられるとともに、左右中央部においてローラ搬送部20の搬送ローラ23の接触を受け、床面部2に対して支持された状態、つまり床面部2の床面に対してわずかに浮いた状態となる。このように、本実施形態に係る車両用荷台構造Mによれば、左右両側のスケータ30及び左右中央のローラ搬送部20により、パレットPを左右方向について3箇所で支持した状態が実現される。
このように床面部2上において左右3箇所でパレットPを支持した状態で、操作棒33の操作により、あるいはパレットPやパレットP上の貨物を後側から前側に押すことで、ローラ搬送部20およびスケータ30の搬送作用により、貨物を載せたパレットPが、荷台1内において床面部2上を前方へ向けてスライド状に移動する。ここで、左右のスケータ30は、パレットPとともにレール状凹部10内を前方へ向けて移動する。
パレットPを荷台1内の奥側(前側)の所定の場所まで搬送した後、操作棒33を後傾状態から鉛直状態に変位させる。これにより、スケータ30は、外側ケース31aを下降させ、載置面31eをパレットPの底面から離した状態、つまり非作用状態となる。すると、パレットPは、ローラ搬送部20と左右のスケータ30、30とによる左右方向について3箇所での支持状態から、ローラ搬送部20と床面部2の床面による支持状態にとなり、床面部2上でのパレットPの安定した載置状態が実現される。
スケータ30を非作用状態とした後、操作棒33等を用いて、スケータ30をレール状凹部10に沿って後方に移動させ、レール状凹部10からスケータ30を抜き取る。以上のような手順と同様の手順により、貨物を載せたパレットPが荷台1の奥側から手前側へと順次積み込まれる。
以上のような本実施形態の車両用荷台構造Mによれば、パレットP上に重量物を載置した場合やパレットPの剛性が比較的弱い場合であってもパレットPの変形を抑制することができるとともに、荷役作業の作業性を向上することができる。
すなわち、本実施形態の車両用荷台構造Mによれば、床面部2上においてパレットPを前後方向に移動させる際、パレットPの左右両側の縁部近傍は、レール状凹部10内に差し込まれたスケータ30によって支持され、パレットPの左右中央部は、床面部2に設けられたローラ搬送部20によって支持される。これにより、荷物の荷重によってパレットPの左右中央部が垂れるような湾曲変形が生じた場合であっても、パレットPの左右中央部はローラ搬送部20の複数の搬送ローラ23によって支持されるため、パレットPの左右中央部が荷台の床面に接触するいわゆる腹打ちと呼ばれる現象を防ぐことができ、パレットPの良好な搬送性を得ることができる。つまり、パレットPが、その左右中央部を下げるように湾曲変形した場合であっても、その変形部分は、ローラ搬送部20の複数の搬送ローラ23によって下側から移動可能に支持されるため、パレットPを容易に搬送することができる。
また、操作棒33によって操作されるスケータ30は、1つのパレットPに対して左右の2箇所に用いられるため、スケータ30が3箇所に用いられる場合と比べて、荷役作業が煩雑化することを防止することができる。
このように、本実施形態の車両用荷台構造Mによれば、荷台1に対する荷役作業が煩雑化することなく、パレットPの搬送性を向上させることができることから、荷役作業の効率を向上させることができ、作業時間の大幅な短縮を達成することが可能となる。
また、本実施形態の車両用荷台構造Mにおいて、ローラ搬送部20は、複数の搬送ローラ23を支持する構成として、床面部2の一部をなす水平状の上面部22を有するローラ支持体21を有し、上面部22から、搬送ローラ23の上端部を突出させている。このような構成によれば、ローラ搬送部20による搬送作用を得ながら、ローラ支持体21によって床面部2の一部を構成することができる。これにより、床面部2上における貨物の搬送性の向上と作業者の移動性の向上の両立を図ることが可能となる。
また、本実施形態の車両用荷台構造Mにおいて、ローラ支持体21の上面部22からの搬送ローラ23の突出寸法(ローラ突出寸法L)は、2~4ミリメートルの範囲内の値である。このような構成によれば、上述のとおり、床面部2上に積載された貨物の安定性を確保することができるとともに、床面部2上における貨物の良好な搬送性と、作業者の良好な移動性(歩行性)とを両立させることが可能となる。
また、本実施形態の車両用荷台構造Mにおいて、ローラ支持体21は、上面部22において搬送ローラ23を突出させる開口部26を有するとともに、上面部22の前後の開口部26間の部分を踏面部27としている。このような構成によれば、床面部2において床面をなす部分の面積を十分に確保することが可能となり、床面部2上における作業者の歩行性を効果的に向上させることができる。
また、車両用荷台構造Mにおいて、踏面部27には、滑り止め用のシート状部材28を貼設することができる。このような構成によれば、床面部2上を移動する作業者がローラ搬送部20に足を踏み入れて搬送ローラ23を回転させた場合においても、踏面部27上のシート状部材28によって足の滑りが抑制されるため、床面部2上における作業者の歩行性をより効果的に向上させることができる。
上述した実施形態では、パレットP、または、貨物の車幅方向両端下部をスケータ30で支持し、車幅方向中央下部をローラ搬送部20で支持する構成としているが、車幅方向両端下部をローラ搬送部20で支持し、車幅方向中央下部をスケータ30で支持する構成としてもよい。つまり、上述した実施形態との対比において、レール状凹部10とローラ搬送部20の配設部位を入れ替えた構成であってもよい。
このように構成することで、パレットPは、床面部2上を前後方向に移動する際、車幅方向中央下部において、スケータ30による支持作用を受ける。このため、パレットPの車幅方向両端にはパレットPに載置した貨物の荷重により下方への回転モーメントを生起している。但し、パレットPの車幅方向両端に生起される回転モーメントは、相対する方向に同様の大きさで生起されるために打ち消しあいパレットPとパレットPに載置した貨物による荷重はスケータ30を上方から下方に押圧する。この際、パレットPは車幅方向両端下部に敷設したローラ搬送部20の搬送ローラ23との接触面積が小さくなり、床面部2上を前後方向に容易に搬送できる。
このように車両用荷台構造Mを構成することで、床面部2上におけるパレットPの変形を抑制すると共に、パレットPの下面P5と床面部2の床面とを非接触状態とし、さらに、スケータ30の載置面31eでパレットPを支持することでローラ搬送部20の搬送ローラ23との接触面を減少して摺動抵抗を低減することで作業性を向上することができる。
また、上述した実施形態では、ローラ搬送部20が有する搬送ローラ23は、円筒形状であるが、搬送ローラ23としては、例えば、円柱形状の中央部から両端側が徐々に縮径した紡錘形状(樽形状)のものや算盤珠形状のものであってもよい。搬送ローラ23の形状として、このような形状を採用することで、ローラ支持体21の上面部22からの搬送ローラ23の突出部分について、上面部との段差を小さくすることができる。これにより、床面部2上における貨物を載せたパレットPや貨物の移動について、左右方向や斜め方向の移動をスムーズに行うことが可能となる。
上述した各実施の形態の説明は本発明の一例であり、本発明は上述の実施の形態に限定されることはない。このため、上述した各実施の形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論である。
1 荷台
2 床面部
2a 後端部
2b 前端部
3a、3b 左右壁面
3c 後端部
3d 前端部
4 上面部
5 前面部
6 開口部
10 レール状凹部
11 ガイドレール用凹部
14 溝部
15 突条部
20 ローラ搬送部
21 ローラ支持体
22 上面部
23 搬送ローラ
23a ローラ本体部
23b 周面
23c ローラシャフト
24 側面部
25 前後面部
26 開口部
27 踏面部
28 シート状部材
30 スケータ
31 本体フレーム
31a 外側ケース
31b 内側ケース
31c 移動ローラ
31e 載置面
31f 上壁部
31g 側壁部
31h 中空部
31j ローラ本体部
31k ローラシャフト
32 操作ユニット
32a 傾斜面
33 操作棒
34 操作具挿入孔
C フォーク
L 突出寸法
M 車両用荷台構造
P パレット
P1、P2、P3、P4 側面
P5 下面
P6 開口部
P7 裏側開口部
V 貨物搬送車両

Claims (3)

  1. 貨物の搬入及び搬出を受ける車両用荷台構造であって、
    荷台の床面部の、前記荷台内に積載されるパレットの左右両側に対応する位置に設けられ、車両の前後方向に延伸したリフト装置配置用の溝部と、
    前記床面部の、前記荷台内に積載されるパレットの左右中央部に対応する位置に設けられ、車両の前後方向に複数配設された搬送ローラを有するローラ搬送部と、を備え、
    前記ローラ搬送部は、前記搬送ローラを回転自在に支持するとともに、前記床面部の一部をなす水平状の上面部を有する直線状のローラ支持体を有し、
    前記上面部から、前記搬送ローラの上端部を突出させ、
    前記ローラ支持体は、前記上面部に、前記搬送ローラの上端部を突出させるための矩形状の開口部を有するとともに、前記上面部の、車両の前後方向に隣り合う前記開口部間の部分を、前記開口部の車両の前後方向の寸法よりも長い寸法を有する踏面部とし、
    前記開口部は、前後方向の開口寸法を、前記搬送ローラのローラ本体部の直径よりも狭くし、左右方向の開口寸法を、前記ローラ本体部が自由に回転できるように、前記ローラ本体部の幅員よりも大きく形成した
    ことを特徴とする車両用荷台構造。
  2. 前記上面部からの前記搬送ローラの突出寸法は、2~4ミリメートルの範囲内の値である
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用荷台構造。
  3. 前記踏面部には、滑り止め用のシート状部材が貼設されていることを特徴とする請求項2に記載の車両用荷台構造。
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