JP7472490B2 - コイル装置 - Google Patents

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Description

本発明は、たとえばインダクタなどとして用いられるコイル装置に関する。
各種の電子・電気機器には、インダクタなどとして用いられる多くのコイル装置が搭載されている。そのようなコイル装置の一例として、たとえば特許文献1に示すコイル装置が開発されている。この特許文献1に示すコイル装置では、一対のらせん状の導電性金属片を積層し、各金属片の内側端部同士を溶接して接続してある。
しかしながら従来のコイル装置では、各金属片が薄く扁平であるため、各金属片の内側端部同士を接続したコイル導体の強度を十分に確保することが困難である。コイル導体の強度が不十分であると、コイル導体を搬送する際、あるいはコイル導体を金型内部に配置して、磁性粉体などを含む顆粒を圧縮成型して圧粉磁心を形成する際に、各金属片に位置ずれや変形が生じる。
このような課題を解決するために、たとえば特許文献2に示すコイル装置が開発されている。しかしながら、金属板を螺旋状に切り抜き加工してコイル導体を成形するとしても、切り抜き加工には金属板の厚みの限界があり、成形後のコイル導体の厚みにも限界がある。近年では、コイル装置に用いられるコイル導体の直流抵抗のさらなる低下が望まれている。
特開2004-327622号公報 特開2018-46117号公報
本発明は、このような実状に鑑みてなされ、その目的は、十分な強度を持ち、搬送などが容易で取り扱いやすく、しかも直流抵抗が低いコイル装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明に係るコイル装置は、
複数の導電性板片の面相互が積層方向に電気的に接続されている積層部を持つコイル導体を有する。
本発明のコイル装置では、コイル導体が、複数の導電性板片の面相互が積層方向に電気的に接続されている積層部を有している。そのため、コイル導体の断面のアスペクト比(断面厚み/断面幅)を1に近づけることが可能となり、場合によっては、1以上にすることも可能になる。そのため、コイル導体の機械的強度が向上し、搬送が容易で取り扱いやすくなる。さらに、コイル導体を金型の内部に配置して、磁性粉体などを含む顆粒を圧縮成型して圧粉磁心を形成する際に、導電性板片の積層体に位置ずれや変形が生じ難くなり、導電性板片の積層体から成るコイル導体が互いに水平に維持される。このため、コイル装置の特性(インダクタンス特性等)のばらつきを抑えることができる。さらにまた、コイル導体の直流抵抗も低減することができる。
前記コイル導体の主要部分が封止部の内部に埋め込まれていてもよく、
好ましくは、前記封止部から飛び出している前記コイル導体のリード部の厚みは、前記積層部を構成する複数の前記導電性板片の内の一つの厚みと同等以下である。封止部から飛び出しているリード部は、たとえば封止部の外面に沿って折曲成形されることが多いことから、リード部の厚みは、折曲容易な程度に薄いことが好ましい。なお、封止部は、たとえば樹脂のみで構成されてもよいが、好ましくは磁性粉体含有樹脂で構成され、磁性コアとして機能してもよい。
好ましくは、前記封止部から飛び出している前記リード部の先端部の幅が、前記リード部の基端部の幅よりも大きい。リード部の先端部は、外部回路への実装部となることが多く、その部分の幅が広いことで、実装面積が大きくなり、実装強度が向上すると共に、電気的な接続の信頼性が向上する。
前記コイル導体を構成する複数の導電性板片の少なくとも一つは、他の導電性板片と共通する共通パターン部分と、他の導電性板片と異なる非共通パターン部分とを有していてもよい。各導電性板片の共通パターン部分は、積層方向に電気的に接続されて積層部となることができる。いずれかの導電性板片の非共通パターン部分は、たとえばリード部となったり、あるいは他の層に位置するコイル導体との接続部分となったりすることができる。
好ましくは、前記コイル導体の表面が絶縁被覆されている。導電性板片の積層体から成るコイル導体の表面が絶縁被覆されていることで、積層体が、導電性磁性粒子を含む封止体の内部に埋め込まれたとしても、異なる層間に位置するコイル導体の相互が短絡することを有効に防止することができる。なお、隣接するコイル導体相互の接続部と、外部回路との接続部となるリード部の実装部とには、絶縁被覆されていないことが好ましい。
好ましくは、前記コイル導体は、第1リード部と第1積層部とを持つ第1コイル導体と、第2リード部と第2積層部とを持つ第2コイル導体と、前記第1コイル導体の第1内端部と、前記第2コイル導体の第2内端部とを電気的に接続する接続部とを有する。導電性板片は、たとえば金属板から打ち抜き成形されて形成され、たとえば1ターン以下の巻回パターンを有する導電性板片が成形しやすく、これらの積層体で構成されるコイル導体も1ターン以下の巻回パターンを有することが多い。そのため、第1コイル導体および第2コイル導体の各内端部を接続することで、トータルでの巻回ターン数を増やすことが可能になり、インダクタンスが向上する。
前記接続部は、前記第1内端部と前記第2内端部とを直接に接続する接合部でもよく、または前記第1内端部と前記第2内端部との間に接続される接続片であってもよい。あるいは、前記接続部は、前記第1内端部と前記第2内端部との間に接続される中間コイル導体であってもよい。第1コイル導体と第2コイル導体との間に、中間コイル導体を介在させることで、トータルでの巻回ターン数を、さらに増やすことが可能になり、インダクタンスがさらに向上する。なお、中間コイル導体は、複数であってもよい。
好ましくは、前記第1積層部を構成する複数の第1導電性板片の内で、前記第2積層部に最も近い位置に積層して配置してある前記第1導電性板片に前記第1リード部が形成してあり、
前記第2積層部を構成する複数の第2導電性板片の内で、前記第1積層部に最も近い位置に積層して配置してある前記第2導電性板片に前記第2リード部が形成してあり、
前記第1リード部と前記第2リード部が、前記封止部の積層方向の中央に近い位置から外方に引き出されている。
第1リード部と第2リード部を、封止部の積層方向の中央に近い位置から外方に引き出すことで、各リード部の先端に形成される実装部から封止部の内部に形成してあるコイルパターンまでの距離を、第1リード部と第2リード部とで、実質的に同じとなる方向に近づけることができる。その結果、コイル装置のコプラナリティ(バランス)を向上させることができ、たとえばコイル装置を実装する際に、各リード部に付着するハンダの量の不均一を抑制することが容易になる。
前記第1積層部の第1断面アスペクト比と、前記第2積層部の第2断面アスペクト比とが異なっていてもよい。たとえば第1積層部の厚みと前記第2積層部の厚みとを異ならせることで、断面アスペクト比が変化し、コイル装置のインダクタンス調整が可能になる。
前記第1積層部および前記第2積層部の内の少なくとも一つが、1ターン以下の巻回パターンを有してもよく、あるいは、前記第1積層部および前記第2積層部の内の少なくとも一つが、1ターン以上の螺旋状の巻回パターンを有していてもよい。
図1は本発明の一実施形態に係るコイル装置の概略斜視図である。 図2Aは図1に示すコイル装置のIIA-IIA線に沿う概略断面図である。 図2Bは図1に示すコイル装置のIIB-IIB線に沿う概略断面図である。 図3Aは図1に示すコイル装置のコイル導体を製造する過程を示す斜視図である。 図3Bは本発明の他の実施形態に係るコイル装置のコイル導体を製造する 図4Aは本発明の他の実施形態に係るコイル装置の概略斜視図である。 図4Bは図4Aに示すコイル装置のIVB-IVB線に沿う概略断面図である。 図5は図4Aに示すコイル装置のコイル導体の分解斜視図である。
以下、本発明を、図面に示す実施形態に基づき説明する。
第1実施形態
図1に示すように、本発明の一実施形態におけるコイル装置としてのインダクタ素子2は、たとえば電源系に用いられ、圧縮成形体としてのコア部(封止部)4と、コア部4の内部でコイルを構成するコイル導体6とを有する。コイル導体6の主要部分は、コア部4により覆われている。なお、コイル導体6の主要部分とは、コア部4から露出しているリード部12a,12bを除く部分である。
本実施形態では、コア部4は、上面4A、4つの側面4Cおよび下面4Bを有する。コア部4の上面4Aは、下面4Bに対して略平行な反実装側外面であり、4つの側面4Cは、これらの上面および下面に対して略垂直となっている。ただし、コア部4の形状は、特に限定されず、6面体に限らず、円柱形、楕円柱、多角柱などであってもよい。
本実施形態のインダクタ素子2のサイズは、特に限定されないが、たとえばX軸方向幅が1.0~20mm、Y軸方向幅が1.0~20mm、高さが1.0~10mmである。このインダクタ素子2は、たとえばトランス、バラン、コモンモードフィルタ(コモンモードチョーク)、DC/DCコンバータ等の回路素子、電源ラインにおけるチョークコイル、デカップリング素子、インピーダンスマッチングのための素子、フィルタの構成素子、アンテナ素子などとして用いることができる。
本実施形態では、コア部4は、磁性粉体およびバインダを含む顆粒を圧縮成形または射出成形して形成してある。磁性粉体としては、特に限定されないが、センダスト(Fe-Si-Al;鉄-シリコン-アルミニウム)、Fe-Si-Cr(鉄-シリコン-クロム)、パーマロイ(Fe-Ni)、カルボニル鉄系、カルボニルNi系、アモルファス粉、ナノクリスタル粉などの金属磁性体粉が好ましく用いられる。
磁性粉体の粒径は、好ましくは0.5~50μmである。本実施形態では、磁性粉体は、金属磁性粒子であり、その粒子外周は、絶縁被膜してあることが好ましい。絶縁被膜としては、金属酸化物被膜、樹脂被膜、リンや亜鉛などの化成膜などが例示される。
ただし、磁性粉体としては、Mn-Zn、Ni-Cu-Znなどのフェライト磁性体粉であってもよい。バインダ樹脂としては、特に限定されないが、たとえばエポキシ樹脂、フェノール樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリイミド、ポリアミドイミド、シリコン樹脂、これらを組み合わせたものなどが例示される。
図2に示すように、コイル導体6は、Z軸方向(積層方向)に配置される複数のコイル導体から成る。以下の実施形態では、2つの第1および第2コイル導体6aおよび6bがZ軸方向に接続されてコイル導体6が構成されているものとして説明するが、これに限定されない。
第1コイル導体6aは、複数の第1導電性板片6a1,6a2の面相互が積層方向に電気的に接続されている第1積層部11aを持つ。また、同様に、第2コイル導体6bは、複数の第2導電性板片6b1,6b2の面相互が積層方向に電気的に接続されている積層部11bを持つ。
図3Aに示すように、第1コイル導体6aを構成する一方の第1導電性板片6a1は、X軸およびY軸を含む二次元の平面に平行な面で、共通バターン部分7aと、非共通パターン部分7a1とを有する。また、第1コイル導体6aを構成する他方の第1導電性板片6a2は、X軸およびY軸を含む二次元の平面に平行な面で、共通バターン部分7aのみを有する。ただし、他方の第1導電性板片6a2も、非共通パターン部分を有していてもよい。
一方の第1導電性板片6a1の共通パターン部分7aと、他方の第1導電性板片6a2の共通パターン部分7aとは、共通するパターンを有し、これらはZ軸方向に板面同士が電気的にも接合されて図1に示す第1積層部11aを構成する。本実施形態では、共通パターン部分7aは、周方向の一部が切り欠かれた四角リング形状を有し、1ターン未満の約3/4ターンの巻回数のコイルパターンを有する。
一方の第1導電性板片6a1の非共通パターン部分7a1は、他方の第1導電性板片6a2には無いパターンであり、他方の第1導電性板片6a2とは積層されずに重複しない部分であり、本実施形態では、図1に示すように、コア部4の外面で折り曲げられて第1リード部12aとなる。
なお、本実施形態では、Z軸が、コイル導体6の巻軸に平行であると共に、導電性板片6a1および6a2が積層して接続される積層方向に平行であり、X軸は、リード部12aまたは12bがコア部4から引き出される方向に平行であり、Y軸は、X軸およびZ軸に垂直な軸である。
また、図3Aに示すように、第2コイル導体6bを構成する一方の第2導電性板片6b1は、X軸およびY軸を含む二次元の平面に平行な面で、共通バターン部分7bと、非共通パターン部分7b1とを有する。また、第2コイル導体6bを構成する他方の第2導電性板片6b2は、X軸およびY軸を含む二次元の平面に平行な面で、共通バターン部分7bのみを有する。ただし、他方の第2導電性板片6b2も、非共通パターン部分を有していてもよい。
一方の第2導電性板片6b1の共通パターン部分7bと、他方の第2導電性板片6b2の共通パターン部分7bとは、共通するパターンを有し、これらはZ軸方向に板面同士が電気的にも接合されて図1に示す第2積層部11bを構成する。本実施形態では、共通パターン部分7bは、周方向の一部が切り欠かれた四角リング形状を有し、1ターン未満の約3/4ターンの巻回数のコイルパターンを有する。
一方の第2導電性板片6b1の非共通パターン部分7b1は、他方の第2導電性板片6b2には無いパターンであり、他方の第2導電性板片6b2とは積層されずに重複しない部分であり、本実施形態では、図1に示すように、コア部4の外面で折り曲げられて第2リード部12bとなる。本実施形態では、第1リード部12aと第2リード部12bとは、コア部4の側面4Cにおいて、X軸の相互に反対側からコア部4の外部に引き出される。
本実施形態では、第1導電性板片6a1,6a2の内、リード部12aが形成してある第1導電性板片6a1と、第2導電性板片6b1,6b2の内、リード部12bが形成してある第2導電性板片6b1と、がZ軸に沿って所定間隔で相互に向き合って配置される。その結果、図1に示すように、第1リード部12aと第2リード部12bとが、コア部4の積層方向(Z軸方向)の中央に近い位置から外方に引き出されることになる。
本実施形態では、コア部4からX軸の外側に飛び出している第1リード部12aは、その飛び出している基端部12a2から側面4Cに沿ってZ軸の下方向に折り曲げられ、さらに、第1リード部12aの先端部12a1は、下面4Bに沿ってコア部4の内側に折り曲げてある。本実施形態では、コア部4の下面が、インダクタ装置2の実装面になり、第1リード部12aの先端部12a1が、たとえば図示しない外部回路基板のランド部に接続される部分となる。
本実施形態では、第1リード部12aの先端部12a1のY軸方向の幅は、コア部4の下面4BのY軸方向の幅と同等、またはそれ以下であることが好ましく、しかも、第1リード部12aの基端部12a2のY軸方向の幅よりも大きいことが好ましい。また、第1リード部12aの先端部12a1のY軸方向の幅は、コア部4の下面4Bのみで急に大きくなっていてもよく、あるいは、図3Bに示すように、第1リード部12aの基端部12a2から先端部12a1に向けて、Y軸方向の幅を徐々に大きくしてもよい。
また同様に、本実施形態では、コア部4からX軸の外側に飛び出している第2リード部12bは、その飛び出している基端部12b2から側面4Cに沿ってZ軸の下方向に折り曲げられ、さらに、第2リード部12bの先端部12b1は、下面4Bに沿ってコア部4の内側に折り曲げてある。本実施形態では、コア部4の下面が、インダクタ装置2の実装面になり、第2リード部12bの先端部12b1が、たとえば図示しない外部回路基板のランド部に接続される部分となる。
本実施形態では、第2リード部12bの先端部12b1のY軸方向の幅は、コア部4の下面4BのY軸方向の幅と同等、またはそれ以下であることが好ましく、しかも、第2リード部12bの基端部12b2のY軸方向の幅よりも大きいことが好ましい。また、第2リード部12bの先端部12b1のY軸方向の幅は、コア部4の下面4Bのみで急に大きくなっていてもよく、あるいは、図3Bに示すように、第2リード部12bの基端部12b2から先端部12b1に向けて、Y軸方向の幅を徐々に大きくしてもよい。
図3Aおよび図3Bに示すように、第1リード部12aを有する第1導電性板片6a1の第1内端部8a1と、第2リード部12bを有する第2導電性板片6b1の第2内端部8b1との間には、接続片9が介在してあり、その接続片9を介して、第1内端部8a1と第2内端部8b1とは、抵抗溶接などにより接合してあり、これらは電気的に接続してある。
なお、第1内端部8a1と第2内端部8b1とは、接続片9を用いることなく、抵抗溶接などにより直接に接合してあってもよい。また、本実施形態では、第1リード部12aを持つ第1導電性板片6a1の第1内端部8a1と、第1リード部12aを持たない第1導電性板片6a2の第1内端部8a2とは、X軸およびY軸の座標位置が同一である。しかしながら、第1リード部12aを持つ第1導電性板片6a1の第1内端部8a1は、第1リード部12aを持たない第1導電性板片6a2の第1内端部8a2よりもX軸に沿って飛び出していてもよい。また、同様に、第2リード部12bを持つ第2導電性板片6b1の第2内端部8b1は、第2リード部12bを持たない第2導電性板片6b2の第2内端部8b2よりもX軸に沿って飛び出していてもよい。その場合には、第1内端部8a1と第2内端部8b1とを、抵抗溶接などにより接合し易くなる。
図2Aおよび図2Bに示すように、本実施形態では、一方の第1導電性板片6a1の共通パターン部分7aと、他方の第1導電性板片6a2の共通パターン部分7aとは、Z軸方向に板面同士が界面で接合してあり、両者は、電気的に接続してあり、第1積層部11aを構成している。
また、同様に、一方の第2導電性板片6b1の共通パターン部分7bと、他方の第2導電性板片6b2の共通パターン部分7bとは、Z軸方向に板面同士が界面で接合してあり、両者は、電気的に接続してあり、第2積層部11bを構成している。なお、金属板片などで構成してある接続片9と第1内端部8a1との接合、あるいは、接続片9と第2内端部8b1との接合も、同様な接合手段で接合してもよい。
本実施形態では、各導電性板片6a1,6a2,6b1,6b2と接続片9とは、たとえば金属板片を打ち抜き成形することで形成され、図2Bに示す導電性板片6a1の板幅w1と導電性板片6a2の板幅w2は、略同一であることが好ましいが、異なっていてもよい。また、図2Bに示す導電性板片6a1の板厚みt1と導電性板片6a2の板厚みt2は、略同一であることが好ましいが、異なっていてもよい。
本実施形態では、導電性板片6a1の板厚みt1と導電性板片6a2の板厚みt2との合計が、第1積層部11aでの厚みt0となる。ただし、導電性板片6a1と導電性板片6a2との間にその他の導電性板片が積層されて接合してあってもよく、その場合には、それらの板片の合計厚みが、第1積層部11aでの厚みt0となる。本実施形態では、各板片6a1,6a2の幅w1,w2に対する各板片6a1,6a2の厚みt1,t2の断面アスペクト比(t1/w1またはt2/w2)は、各板片の成形上の理由などから、0.5以下であることが多い。しかしながら、本実施形態では、導電性板片6a1と導電性板片6a2との積層部11aでは、コイル導体6aの断面アスペクト比(t0/w1またはt0/w2)は、好ましくは0.8以上、さらに好ましくは1.0以上とすることができる。
また同様に、図2Bに示す導電性板片6b1の板幅w1と導電性板片6b2の板幅w2は、略同一であることが好ましいが、異なっていてもよい。また、図2Bに示す導電性板片6b1の板厚みt1と導電性板片6b2の板厚みt2は、略同一であることが好ましいが、異なっていてもよい。
本実施形態では、導電性板片6b1の板厚みt1と導電性板片6b2の板厚みt2との合計が、第2積層部11bでの厚みt0となる。ただし、導電性板片6b1と導電性板片6b2との間にその他の導電性板片が積層されて接合してあってもよく、その場合には、それらの板片の合計厚みが、第2積層部11bでの厚みt0となる。本実施形態では、各板片6b1,6b2の幅w1,w2に対する各板片6b1,6b2の厚みt1,t2の断面アスペクト比(t1/w1またはt2/w2)は、各板片の成形上の理由などから、0.5以下であることが多い。しかしながら、本実施形態では、導電性板片6b1と導電性板片6b2との積層部11bでは、コイル導体6bの断面アスペクト比(t0/w1またはt0/w2)は、コイル導体6aの断面アスペクト比と同等な範囲内とすることができる。
また、接続片9の板幅は、導電性板片6a1または6b1の板幅w1と同等であることが好ましく、接続片9の板厚みは、導電性板片6a1または6b1の板厚みt1と同等またはそれ以上でも、それ以下でもよい。また、導電性板片6a1の板厚みと導電性板片6b1の板厚みとは、同等であることが好ましいが、異なっていてもよい。本実施形態では、導電性板片6a1または6b1の板幅w1は、好ましくは0.1~0.5mmである。
図2Aおよび図2Bに示すように、本実施形態では、少なくともコア部4の内部に埋め込まれている第1コイル導体6aおよび第2コイル導体6bは、接続片9で接合してある部分を除き、絶縁膜16で絶縁被覆してあることが好ましい。絶縁膜16としては、特に限定されないが、エポキシ系樹脂やウレタン系樹脂などの熱硬化性樹脂、あるいはアクリル樹脂やオレフィン系樹脂などの熱可塑性樹脂、アクリレートラジカル重合体、エポキシカチオン重合体などの紫外線硬化樹脂、熱可塑性ポリアミド樹脂などが好ましい。
次に、図1に示すインダクタ素子2の製造方法について説明する。まず、たとえばCu、Al、Fe、Ag、Au、およびそれらの合金などで構成してある金属板を準備する。金属板には、たとえば、Snなどのめっき処理がなされていてもよい。
次に、金属板(金属箔含む)を、図3A(または図3B)に示すような導電性板片6a1,6a2,6b1,6b2あるいは接続片9の形状に打抜き加工する。あるいは、レーザー加工、エッチング加工、ワイヤカット、放電加工、ドリル加工などの方法により、図3A(または図3B)に示すような導電性板片6a1,6a2,6b1,6b2あるいは接続片9を準備してもよい。
次に、第1導電性板片6a1,6a2の共通パターン部分7a,7aの板面同士、および第2導電性板片6b1,6b2の共通パターン部分7b,7bの板面同士を接合する。接合のための手段としては、特に限定されないが、金属板などで構成してある導電性板片6a1,6a2(または6b1,6b2)が板面同士で金属拡散接合などが生じている接合手段が好ましい。たとえば抵抗溶接、熱圧着接合などが例示される。
その前後、または同時に、第1リード部12aを有する第1導電性板片6a1の第1内端部8a1と、第2リード部12bを有する第2導電性板片6b1の第2内端部8b1とを、接続片9を介して(または接続片を介さずに)接合して電気的に接続する。接合のための方法は、特に限定されないが、導電性板片6a1,6a2(または6b1,6b2)同士の接合方法と同様な方法で接合されることができるが、その他の接合方法を用いてもよい。その他の接合方法としては、レーザ溶接法、抵抗溶接、アーク溶接法、超音波接合法、はんだ接合、導電性ペーストなどでの接合などが例示される。
次に、図2Aおよび図2Bに示す絶縁膜16を形成する。絶縁膜16の形成は、導電性板片6a1,6a2(6b1,6b2)同士の接合工程と、導電性板片6a1,6b1の内端部8a1,8b1の接続工程を終えてから行われる。ただし、絶縁膜16のうち、コア部4から飛び出しているリード部12a,12bの外面であって、外部回路基板などに接続される部分は、後工程で取り除かれることが好ましい。あるいは、絶縁膜16のうち、コア部4から飛び出しているリード部12a,12bの外面であって、外部回路基板などに接続される部分をマスキングして、絶縁膜16を形成することが好ましい。絶縁膜16の形成方法としては、特に限定されないが、電着法、DIP工法などが例示される。
次に、コイル導体6の主要部分を金型の内部にインサートし、リード部12aおよび12b等を金型から露出させ、金型内でコア部4を圧縮成形により形成する(モールド工程)。圧縮成型時には、磁性粉末とバインダ樹脂とを含む混合物を金型のキャビティ内に充填し、全体を加熱圧縮することで、図1に示すインダクタ素子2が得られる。
加熱圧縮時の加熱温度は、好ましくは50~300°Cであり、圧縮圧力は、好ましくは1~400Paである。圧縮成形するための方法としては、金型を用いてもよいし、油圧や水圧を利用してもよい。なお、圧縮成型時には、上述した混合物に代えて、樹脂のみをキャビティ内に充填してもよい。また、モールド工程を省略し、コイル導体6の主要部分を単に外装体(封止部)に入れて固定するだけでもよい。
次に、各導電性板片6a1,6a2,6b1,6b2などのそれぞれと一体的に形成してある図示省略してあるリードフレームなどを切断器具で切断して除去する。また、図1に示すように、コア部4から飛び出しているリード部12aおよび12bを、コア部4の外表面に沿ってコア部4の側面4Cから下面4Bに折曲成形する(カット・フォーミング工程)。これにより、コア部4の下面4Bにリード部12aおよび12bが配置される。本実施形態では、コア部4の下面4Bが実装面となり、コア部4の上面が反実装面となる。
本実施形態のインダクタ装置2では、コイル導体6が、複数の導電性板片6a1,6a2(または6b1,6b2)の面相互が積層方向(Z軸)に電気的に接続されている積層部11a(または11b)を有している。そのため、図2Bに示すように、コイル導体6a(または6b)の断面のアスペクト比(断面厚み/断面幅)を1に近づけることが可能となり、場合によっては、1以上にすることも可能になる。そのため、コイル導体6の機械的強度が向上し、搬送が容易で取り扱いやすくなる。さらに、コイル導体6の主要部を金型の内部に配置して、磁性粉体などを含む顆粒を圧縮成型して圧粉磁心を形成する際に、導電性板片の積層体11a(11b)に位置ずれや変形が生じ難くなり、導電性板片の積層体11a(11b)から成るコイル導体6a,6bが互いに水平に維持される。このため、インダクタ装置2の特性(インダクタンス特性等)のばらつきを抑えることができる。さらにまた、コイル導体6の直流抵抗も低減することができる。
また本実施形態では、コア部4から飛び出しているコイル導体6のリード部12a(12b)の厚みは、積層部11a(11b)を構成する複数の導電性板片6a1,6a2(6b1,6b2)の内の一つの厚みと同等以下である。コア部4から飛び出しているリード部12a(12b)は、たとえばコア部4の外面に沿って折曲成形されるから、リード部12a(12b)の厚みは、折曲容易な程度に薄いことが好ましい。
また本実施形態では、コア部4から飛び出しているリード部12a(12b)の先端部12a1(12b1)の幅が、リード部の基端部12a2(12b2)の幅よりも大きい。リード部の先端部12a1(12b1)は、外部回路への実装部となることから、その部分の幅が広いことで、実装面積が大きくなり、実装強度が向上すると共に、電気的な接続の信頼性が向上する。
さらに本実施形態では、コイル導体6を構成する複数の導電性板片6a1,6a2,6b1,6b2の少なくとも一つは、他の導電性板片と共通する共通パターン部分7aまたは7bと、他の導電性板片と異なる非共通パターン部分7a1または7b1とを有している。各導電性板片の共通パターン部分7aまたは7bは、積層方向に電気的に接続されて積層部11aまたは11bとなることができる。いずれかの導電性板片の非共通パターン部分7a1または7b1は、たとえばリード部12aまたは12bとなったり、あるいは他の層に位置するコイル導体との接続部分となったりすることができる。
さらに、図2Aおよび図2Bに示すように、本実施形態では、コイル導体6の主要部分の表面が絶縁膜16で絶縁被覆されている。少なくとも導電性板片の積層体11aまたは11bから成るコイル導体6の表面が絶縁被覆されていることで、積層体11aまたは11bが、導電性磁性粒子を含むコア部4の内部に埋め込まれたとしても、異なる層間に位置するコイル導体6aおよび6bの相互が短絡することを有効に防止することができる。
本実施形態では、コイル導体6は、第1リード部12aと第1積層部11aとを持つ第1コイル導体6aと、第2リード部12bと第2積層部11bとを持つ第2コイル導体6bと、第1コイル導体6aの第1内端部8a1と第2コイル導体6bの第2内端部8b1とを電気的に接続する接続片9とを有する。導電性板片6a1,6a2(6b1,6b2)は、たとえば金属板から打ち抜き成形されて形成され、たとえば1ターン以下の巻回パターンを有する。そのため、これらの積層体で構成されるコイル導体6aまたは6bも1ターン以下の巻回パターンを有することが多い。そのため、第1コイル導体6aおよび第2コイル導体6bの各内端部8a1,8b1を接続することで、トータルでの巻回ターン数を増やすことが可能になり、インダクタンスが向上する。
さらに本実施形態では、第1積層部11aを構成する複数の第1導電性板片6a1,6a2の内で、第2積層部11bに最も近い位置に積層して配置してある第1導電性板片6a1に第1リード部12aが形成してある。また、第2積層部11bを構成する複数の第2導電性板片6b1,6b2の内で、第1積層部11aに最も近い位置に積層して配置してある第2導電性板片6b1に第2リード部12bが形成してある。そのため、第1リード部12aと第2リード部12bが、コア部4の側面4CZ軸方向の中央に近い位置から外方に引き出されている。
第1リード部12aと第2リード部12bを、コア部4の積層方向の中央に近い位置から外方に引き出すことで、各リード部12a,12bの先端部12a1,12b1に形成される実装部からコア部4の内部に形成してあるコイルパターンまでの距離を、第1リード部12aと第2リード部12bとで、実質的に同じとなる方向に近づけることができる。その結果、インダクタ装置2のコプラナリティ(バランス)を向上させることができ、たとえばインダクタ装置2を実装する際に、各リード部12a,12bに付着するハンダの量の不均一を抑制することが容易になる。
さらに、本実施形態では、第1積層部11aの第1断面アスペクト比と、第2積層部11bの第2断面アスペクト比とが異なっていてもよい。たとえば第1積層部11aの厚みt0と第2積層部11bの厚みt0とを異ならせることで、断面アスペクト比が変化し、インダクタ装置2のインダクタンス調整が可能になる。
また本実施形態では、第1導電性板片6a1には、リード部12aが一体に形成してあるとともに、第2導電性板片6b1には、リード部12bが一体に形成してある。リード部12a,12bは、コア部(封止部)4から外部に露出する部分である。これらの部分が、いずれかの導電性板片に一体成形されることで、端子片を別途接続する必要がなくなる。
なお、上述した実施形態において、図3Aまたは図3Bに示すコイル導体6a(6bも同様)を構成する金属板を加工するための方法としては、打抜き加工に限らず、エッチング加工、ワイヤカット、レーザー加工、放電加工、ドリル加工などが例示される。
第2実施形態
図4A、図4Bおよび図5に示すように、本実施形態に係るインダクタ素子102は、コイル導体106の構成が異なる以外は、第1実施形態に係るインダクタ素子2と同様である。
以下、第1実施形態と異なる部分について詳細に説明し、共通する部分の説明は省略する。また図面に示す部材において、共通する部材には共通する符号(たとえば符号の数字の一桁または二桁の数字が同じ)を付し、その説明は一部省略する。
図4Aに示すように、本実施形態のコイル導体106は、Z軸方向(積層方向)に配置される2つの第1および第2コイル導体106aおよび106bを有する。第1コイル導体106aは、複数の第1導電性板片106a1,106a2の面相互が積層方向に電気的に接続されている第1積層部111aを持つ。また、同様に、第2コイル導体106bは、複数の第2導電性板片106b1,106b2の面相互が積層方向に電気的に接続されている積層部111bを持つ。
図5に示すように、第1コイル導体106aを構成する一方の第1導電性板片106a1は、X軸およびY軸を含む二次元の平面に平行な面で、共通バターン部分107aと、非共通パターン部分107a1,107a2とを有する。また、第1コイル導体106aを構成する他方の第1導電性板片106a2は、X軸およびY軸を含む二次元の平面に平行な面で、共通バターン部分107aのみを有する。
一方の第1導電性板片106a1の共通パターン部分107aと、他方の第1導電性板片106a2の共通パターン部分107aとは、共通するパターンを有し、これらはZ軸方向に板面同士が電気的にも接合されて図4Aに示す第1積層部111aを構成する。本実施形態では、共通パターン部分107aは、四角リングの螺旋形状を有し、2ターン未満で約(1+3/4)ターンの巻回数のコイルパターンを有する。
一方の第1導電性板片106a1の外側端部に位置する非共通パターン部分107a1は、他方の第1導電性板片106a2には無いパターンであり、他方の第1導電性板片106a2とは積層されずに重複しない部分である。本実施形態では、非共通パターン部分107a1は、コア部4の外面で折り曲げられて第1リード部112aとなる。また、一方の第1導電性板片106a1の第1内端部108a1に位置する非共通パターン部分107a2は、他方の第1導電性板片106a2には無いパターンであり、他方の第1導電性板片106a2とは積層されない。本実施形態では、非共通パターン部分107a2は、他の層に位置する第2導電性板片106b1の非共通パターン部分107b2との接続部分となる。
また、図5に示すように、第2コイル導体106bを構成する一方の第2導電性板片6b1は、X軸およびY軸を含む二次元の平面に平行な面で、共通バターン部分107bと、非共通パターン部分107b1,107b2とを有する。また、第2コイル導体106bを構成する他方の第2導電性板片106b2は、X軸およびY軸を含む二次元の平面に平行な面で、共通バターン部分107bのみを有する。
一方の第2導電性板片106b1の共通パターン部分107bと、他方の第2導電性板片106b2の共通パターン部分107bとは、共通するパターンを有し、これらはZ軸方向に板面同士が電気的にも接合されて図1に示す第2積層部111bを構成する。本実施形態では、共通パターン部分107bは、共通パターン部分107aと同様に、四角リングの螺旋形状を有し、2ターン未満で約(1+3/4)ターンの巻回数のコイルパターンを有する。なお、共通パターン部分107bは、共通パターン部分107aとは異なる巻回ターン数のコイルパターンであってもよい。
一方の第2導電性板片106b1の非共通パターン部分107b1は、他方の第2導電性板片106b2には無いパターンであり、他方の第2導電性板片106b2とは積層されずに重複しない部分である。本実施形態では、非共通パターン部分107b1は、コア部4の外面で折り曲げられて第2リード部112bとなる。また、一方の第2導電性板片106b1の第1内端部108b1に位置する非共通パターン部分107b2は、他方の第2導電性板片106b2には無いパターンであり、他方の第2導電性板片106b2とは積層されない。本実施形態では、非共通パターン部分107b2は、他の層に位置する第1導電性板片106a1の非共通パターン部分107a2との接続部分となる接続凸部109を有する。接続凸部109は、第2導電性板片106b1の第1内端部108b1に位置する非共通パターン部分107b2の表面から第1導電性板片106a1に向けてZ軸方向に突出するように形成してある。
本実施形態では、第1リード部112aと第2リード部112bとは、コア部4のX軸方向に対向する側面4Cにおいて、コア部4の外部に引き出される。第1導電性板片106a1,106a2の内、リード部112aが形成してある第1導電性板片106a1と、第2導電性板片106b1,106b2の内、リード部112bが形成してある第2導電性板片106b1と、がZ軸に沿って所定間隔で相互に向き合って配置される。その結果、図4Aに示すように、第1リード部12aと第2リード部12bとが、コア部4の積層方向(Z軸方向)の中央に近い位置から外方に引き出されることになる。
本実施形態では、コア部4からX軸の外側に飛び出している第1リード部112aは、その飛び出している基端部112a2から側面4Cに沿ってZ軸の下方向に折り曲げられ、さらに、第1リード部112aの先端部112a1(図5参照)は、下面4Bに沿ってコア部4の内側に折り曲げてある。本実施形態では、コア部4の下面が、インダクタ装置102の実装面になり、第1リード部112aの先端部112a1が、たとえば図示しない外部回路基板のランド部に接続される部分となる。
本実施形態では、第1リード部112aの先端部112a1のY軸方向の幅は、コア部4の下面4BのY軸方向の幅に対して、1/4~3/4程度のであり、しかも、第1リード部112aの基端部112a2のY軸方向の幅と同等である。あるいは、第1リード部112aの先端部112a1のY軸方向の幅は、前述した第1実施形態のように構成してもよい。また同様に、本実施形態では、コア部4からX軸の外側に飛び出している第2リード部112bは、第1リード部112aと同様な構成を有している。
図4Bおよび図5に示すように、第1リード部112aを有する第1導電性板片106a1の第1内端部108a1と、第2リード部112bを有する第2導電性板片106b1の第2内端部108b1とは、いずれかの内端部108a1,108b1に形成してある接続凸部109を用いた抵抗溶接などにより接合してあり、これらは電気的に接続してある。なお、第1リード部112aを有する第1導電性板片106a1と、第2リード部112bを有する第2導電性板片106b1との間の隙間は、接続凸部109の突出高さなどにより決定される。
本実施形態では、一方の第1導電性板片106a1の共通パターン部分107aと、他方の第1導電性板片106a2の共通パターン部分107aとは、Z軸方向に板面同士が界面で接合してあり、両者は、電気的に接続してあり、第1積層部111aを構成している。また、同様に、一方の第2導電性板片106b1の共通パターン部分107bと、他方の第2導電性板片106b2の共通パターン部分107bとは、Z軸方向に板面同士が界面で接合してあり、両者は、電気的に接続してあり、第2積層部111bを構成している。
本実施形態では、各導電性板片106a1,106a2,106b1,106b2は、たとえば金属板片を打ち抜き加工またはレーザ加工することで形成され、図4Bに示す導電性板片106a1の板幅と導電性板片106a2の板幅は、略同一であることが好ましいが、異なっていてもよい。また、図4Bに示す導電性板片106a1の板厚みと導電性板片106a2の板厚みは、略同一であることが好ましいが、異なっていてもよい。また同様に、導電性板片106b1の板幅と導電性板片106b2の板幅は、略同一であることが好ましいが、異なっていてもよい。また、導電性板片106b1の板厚みと導電性板片106b2の板厚みは、略同一であることが好ましいが、異なっていてもよい。
本実施形態では、全てのコイル導体106aおよび106bが、それぞれ、1ターン以上のらせん状の共通パターン107aおよび107bを有するために、コイル導体106の巻き数を増大させることができる。また、本実施形態では、第1積層部111aおよび第2積層部111bの内の少なくとも一つが、1ターン以下の巻回パターンを有してもよく、あるいは、第1積層部111aおよび第2積層部111bの内の少なくとも一つが、1ターン以上の螺旋状の巻回パターンを有していてもよい。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変することができる。
たとえば、上述した実施形態では、第1コイル導体6aまたは106aと第2コイル導体6bまたは106bとがZ軸方向に配置されてコイル導体6または106が構成されているが、第1コイル導体6aまたは106aと第2コイル導体6bまたは106bとの間に、その他の中間コイル導体を配置して接続してもよい。中間コイル導体は、たとえばリード部12aまたは12bを有さない共通パターン部分7aまたは7bを有する第1コイル導体6aまたは第2コイル導体6bなどの組み合わせなどで構成することができる。第1コイル導体と第2コイル導体との間に、中間コイル導体を介在させることで、トータルでの巻回ターン数を、さらに増やすことが可能になり、インダクタンスがさらに向上する。なお、中間コイル導体は、複数であってもよい。
また、上述した実施形態では、封止部としてのコア部4は、磁性粒子を含む磁性コアで構成してあるが、封止部としてのコア部4は、磁性粒子を含まない樹脂などの非磁性体で構成してもよい。
さらに、上述した実施形態において、コイル導体6または106の周囲にコア部4を配置することなく、コイル導体6または106を空芯コイルとして用いてもよい。また、コア部としては、コイル導体6または106と共に圧粉成形されたものに限らず、コイル導体6または106とは別に成形されたトロイダル型コアやEI型コアなどを例示することができる。
2,102… インダクタ素子(コイル装置)
4… コア部(封止部)
4A… 上面
4B… 下面
4C… 側面
6,106… コイル導体
6a,106a… 第1コイル導体
6a1,6a2,106a1,106a2… 第1導電性板片
6b,106b… 第2コイル導体
6b1,6b2,106b1,106b2… 第2導電性板片
7a,7b,107a,107b… 共通パターン部分
7a1,7b1,107a1,107b1… 非共通パターン部分
8a1,8a2,108a1,108a2… 第1内端部
8b1,8b2,108b1,108b2… 第2内端部
9… 接続片(接続部)
109… 接続凸部(接続部)
10a… 第1外側端部
10b… 第2外側端部
11a… 第1積層部
11b… 第2積層部
12a,12b… リード部
12a1,12b1… 先端部
12a2,12b2… 基端部
16… 絶縁膜



Claims (9)

  1. 複数の導電性板片の面相互が積層方向に電気的に接続されている積層部を持つコイル導体を有し、
    前記コイル導体の主要部分が封止部の内部に埋め込まれており、
    前記コイル導体は、第1リード部と第1積層部とを持つ第1コイル導体と、第2リード部と第2積層部とを持つ第2コイル導体と、前記第1コイル導体の第1内端部と、前記第2コイル導体の第2内端部とを電気的に接続する接続部とを有し、
    前記接続部は、前記第1内端部と前記第2内端部との間に接続される接続片であり、
    前記第1積層部を構成する複数の第1導電性板片の内で、前記第2積層部に最も近い位置に積層して配置してある前記第1導電性板片に前記第1リード部が形成してあり、
    前記第2積層部を構成する複数の第2導電性板片の内で、前記第1積層部に最も近い位置に積層して配置してある前記第2導電性板片に前記第2リード部が形成してあり、
    前記第1リード部と前記第2リード部が、前記封止部の前記積層方向の中央に近い位置から外方に引き出されているコイル装置。
  2. 前記接続部は、前記積層方向から見て、前記第1コイル導体および前記第2コイル導体と重なっており、前記第1コイル導体および前記第2コイル導体と重ならない位置に配置されていない請求項1に記載のコイル装置。
  3. 記封止部から飛び出している前記コイル導体のリード部の厚みは、前記積層部を構成する複数の前記導電性板片の内の一つの厚みと同等以下である請求項1または2に記載のコイル装置。
  4. 前記封止部から飛び出している前記リード部の先端部の幅が、前記リード部の基端部の幅よりも大きい請求項に記載のコイル装置。
  5. 前記コイル導体を構成する複数の導電性板片の少なくとも一つは、他の導電性板片と共通する共通パターン部分と、他の導電性板片と異なる非共通パターン部分とを有する請求項1~のいずれかに記載のコイル装置。
  6. 前記コイル導体の表面が絶縁被覆されている請求項1~のいずれかに記載のコイル装置。
  7. 前記第1コイル導体により構成されるコイルの巻回パターンの延在方向に垂直な前記第1積層部の断面の第1断面アスペクト比と、前記第2コイル導体により構成されるコイルの巻回パターンの延在方向に垂直な前記第2積層部の断面の第2断面アスペクト比とが異なっている請求項1~6のいずれかに記載のコイル装置。
  8. 前記第1積層部および前記第2積層部の内の少なくとも一つが、1ターン以下の巻回パターンを有する請求項1~7のいずれかに記載のコイル装置。
  9. 前記第1積層部および前記第2積層部の内の少なくとも一つが、1ターン以上の螺旋状の巻回パターンを有する請求項1~8のいずれかに記載のコイル装置。
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