JP3089948U - コイル構造 - Google Patents

コイル構造

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JP3089948U
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JP
Japan
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coil
winding
metal plate
coil structure
winding member
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JP2002002768U
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Inventor
宏治 竹島
暁江 松田
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Cosel Co Ltd
Original Assignee
Cosel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 薄形の金属板や平角線を使用して、簡単で安
価に製造することができるコイル構造を提供する。 【解決手段】 必要なループを有する導電性の金属板状
のコイル構成部材14を、複数枚重ねて少なくとも一つ
のコイルループの巻線部材12を形成する。コイル構成
部材14は、断面が四角形の金属板である。また、断面
が多角形に形成され、角を落としたものでもよい。コイ
ル構成部材14は、重ね合わせた状態で少なくとも端部
が電気的に一体に接続されたものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、電源装置のチョークコイルやトランスのコイル構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電源装置のチョークコイルの構造として、例えば図4に示すようなもの があった。このチョークコイル1の構造は、四角筒状の螺旋に巻かれた巻線2と 、巻線2とコア3から成り、巻線2の両端部がコア3の外方に延出された端子2 aとなっている。巻線2は、図5に示すように必要な所定の厚みを有する金属板 を打ち抜いたものを螺旋状に立体的に曲げて作られたり、所定厚みを有する平角 線を螺旋状に立体的に折り曲げて作られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の技術の場合、巻線2は抵抗値を下げるために、板厚の厚い金属板を 打ち抜いたり曲げ加工を施して作られているが、厚い金属板は加工しにくく、厚 い金属板を精度良く加工するためにはコストがかかるものである。また、厚い平 角線を曲げ加工する場合も同様である。
【0004】 一方、加工性に鑑みて薄い金属板や薄い平角線を使用して巻線2を形成する方 法があるが、この場合は、図6に示す巻線4のように、巻線2と同じ抵抗値とな るように断面積を等しくしようとすると、金属板の幅を広く取る必要がある。し かし、幅広の巻線4を使用して作られたチョークコイル1は大形となり、電源装 置の体積が増加するという問題がある。
【0005】 この考案は上記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、薄形の金属板や平 角線を使用して、簡単で安価に製造することができるコイル構造を提供すること を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案は、必要なループを有する導電性の金属板状のコイル構成部材を、複 数枚重ねて少なくとも一つのコイルループを形成して成るコイル構造である。
【0007】 上記コイル構成部材は、断面が四角形の金属板である。さらに、上記コイル構 成部材は、断面が多角形に形成され、この多角形の角を落としたものである。上 記コイル構成部材は、重ね合わせた状態で少なくとも端部が電気的に一体に接続 された一つのコイルループを形成する。
【0008】 この考案のコイル構造は、薄いコイル構成部材を積層して所定厚みの巻線を設 ける。これにより、厚い金属板を使用して作られた巻線と同様の電気的特性を有 する巻線となる。
【0009】
【考案の実施の形態】
以下、この考案の実施形態について図面に基づいて説明する。図1は、この考 案の一実施形態を示すもので、この実施形態のコイル構造はチョークコイル10 であり、このチョークコイル10は、四角筒状の螺旋に形成された巻線11から 成る。巻線11の両端部は他の電極に接続される端子11aとなっている。
【0010】 巻線11は、図2に示すような巻線部材12を組立てて作られている。巻線部 材12は、四角筒状の螺旋を形成するために必要な平面のループ、例えばコの字 形に形成されている。その他、例えば一部が切りかかれたロの字形等の所定形状 に形成されてもよい。巻線部材12は、薄いコイル構成部材14を、3層に積層 して設けられている。コイル構成部材14は、長手方向に対して略直角な断面が 四角形の金属板又は平角線で設けられ、上記金属板又は上記平角線は銅又はアル ミニウムあるいはその他の導電性材料で作られている。
【0011】 次にこの実施形態のチョークコイル10の作り方は、まず薄い板状のコイル構 成部材14を所定数形成する。コイル構成部材14は、金属板を打ち抜いて形成 したり、平角線を略コ字状に成形して設ける。コイル構成部材14は、3層に積 層して所定形状の巻線部材12を形成する。コイルのターン数が1でよい場合は 、この一つの巻線部材12が巻線11を形成し、その両端部が端子11aとなる 。この端子11a部分で、コイル構成部材14を互いに接続し、一体にする。
【0012】 コイルのターン数が複数の場合、螺旋状のコイルとするために、巻線11の約 一周分を形成したところで、図1に示すように、巻線部材12の端部に螺旋の中 心軸に対して平行な方向へ立ち上がる導電性の中継金属部材16を接続する。巻 線部材12と中継金属板16は、ハンダ付けやカシメ等で電気的、機械的に接続 する。そして中継金属部材16の先端には、さらに巻線部材12の一端を連結さ せて螺旋の次の約一周を形成する。これを繰り返して約3ターンのループを有す る四角筒状の螺旋の巻線11を形成する。この場合も、端子11a部分でコイル 構成部材14を互いに接続し、一体にする。
【0013】 この実施形態のチョークコイル10によれば、製造が簡単な薄いコイル構成部 材14で巻線11を形成しているため、コイルの製造が簡単で製造コストが安価 である。また、巻線部材12は、コイル構成部材14を積層して所定厚みに形成 して、一つのコイルループに形成している。これにより、所定の電気特性、特に 低い抵抗値を実現するために、図6の巻線部材6のように幅広に形成する必要が なく、体積をコンパクトなものとすることができる。これによりチョークコイル 10が大形にならず、チョークコイル10を取り付ける電源装置の体積増大を防 ぐことができる。
【0014】 また、この実施形態のコイル構造は、巻線部材の形状が巻線に合わせて自由に 設定可能であり、例えば図3に示すように湾曲状の巻線部材18でもよい。巻線 部材18は、薄い板のコイル構成部材20を3枚積層して設けられている。
【0015】 巻線部材18の組み立て方も上記と同様であり、複数のターン数のコイルの場 合は、巻線部材18の一端部に中継金属板16を連結し、中継金属板16の先端 にさらに同形の巻線部材18を接続し、これを繰り返して、円筒状の螺旋の巻線 を形成する。
【0016】 なお、この考案のコイル構造は上記実施形態に限定されず、コイル構成部材の 素材や形状、積層する数等、自由に変更可能である。また、コイル構成部材は、 積層された各コイル構成部材により一つのコイルループを形成するものであれば 良く、コイル構成部材の形状は問わない。また、各コイル構成部材が互いに接着 されていても良く、少なくとも端部が電気的に接続されて一体になっていればよ い。接着方法は、ハンダや導電性接着剤、その他の接着剤でも良い。さらに、チ ョークコイルやトランス以外の各種のコイル部品にも使用することができる。
【0017】
【考案の効果】
この考案のコイル構造は、薄形の金属板や平角線を使用して簡単で安価に、抵 抗値の低いコイルを製造することが可能である。そして巻線の幅を抑え、コイル 構造の体積増大を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施形態のコイル構造の斜視図で
ある。
【図2】この実施形態のコイル構造の巻線部材の斜視図
である。
【図3】この実施形態のコイル構造の巻線部材の変形例
を示す斜視図である。
【図4】従来の技術のコイル構造の斜視図である。
【図5】従来の技術のコイル構造の巻線部材の斜視図で
ある。
【図6】従来の技術の他のコイル構造の巻線部材の斜視
図である。
【符号の説明】
10 チョークコイル 11 巻線 12 巻線部材 14 コイル構成部材 16 中継金属部材

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 必要なループを有する導電性のコイル
    構成部材を、複数枚重ねて少なくとも一つのコイルルー
    プを形成して成ることを特徴とするコイル構造。
  2. 【請求項2】 上記コイル構成部材は、断面が四角形
    の金属板であることを特徴とする請求項1記載のコイル
    構造。
  3. 【請求項3】 上記コイル構成部材は、断面が多角形
    に形成され、この多角形の角を落としたものであること
    を特徴とする請求項1または2記載のコイル構造。
  4. 【請求項4】 上記コイル構成部材は、重ね合わせた
    状態で少なくとも端部が電気的に一体に接続された一つ
    のコイルループを形成することを特徴とする請求項1,
    2または3記載のコイル構造。
JP2002002768U 2002-05-14 2002-05-14 コイル構造 Expired - Lifetime JP3089948U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021100089A (ja) * 2019-12-24 2021-07-01 Tdk株式会社 コイル装置
WO2021205817A1 (ja) * 2020-04-07 2021-10-14 株式会社村田製作所 コイル構造およびインダクタ素子

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WO2021205817A1 (ja) * 2020-04-07 2021-10-14 株式会社村田製作所 コイル構造およびインダクタ素子

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