JP7455459B2 - 加工装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ワークピースを加工する際に用いられる加工装置に関する。
携帯電話機やパーソナルコンピュータに代表される電子機器では、電子回路等のデバイスを備えるデバイスチップが必須の構成要素になっている。デバイスチップは、例えば、シリコン等の半導体材料でなるウェーハの表面を分割予定ライン(ストリート)で複数の領域に区画し、各領域にデバイスを形成した上で、この分割予定ラインに沿ってウェーハを分割することにより得られる。
ウェーハを複数のデバイスチップへと分割する際には、例えば、ダイヤモンド等の砥粒を金属や樹脂等の結合剤で固めてなる環状の切削ブレードを装着した切削装置が使用される。切削ブレードを高速に回転させて、分割予定ラインに沿ってウェーハに切り込ませれば、ウェーハを複数のデバイスチップへと分割できる。
ところで、ウェーハのような板状のワークピースを、切削装置のような自動化された加工装置で加工する際には、予め加工装置にワークピースの情報を取得させる必要がある。このような目的のために、ウェーハに付随する1次元コード(バーコード)を加工装置で読み取る技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この技術を用いれば、ワークピースの情報をオペレータが手作業で加工装置に登録しなくて良いので、人為的なミスも発生し難くなる。
特開平9-7977号公報
近年では、加工装置で用いられる情報量の増加に伴い、1次元コードに比べて容量の大きい2次元コードをワークピースに付随させるのが一般的になっている。しかしながら、この加工装置は、ワークピースの狭い範囲を観察するのに適した撮像ユニットを用いて2次元コードを読み取るように構成されており、ある程度に大きい2次元コードを読み取れなかった。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ワークピースに関する情報を適切に取得できる加工装置を提供することである。
本発明の一態様によれば、ワークピースを保持する保持面を有するチャックテーブルと、該チャックテーブルによって保持された該ワークピースを加工する加工ユニットと、該チャックテーブルの該保持面側を撮像して画像を生成する撮像ユニットと、該チャックテーブルと該撮像ユニットとを相対的に移動又は回転させて、該チャックテーブルによって保持された該ワークピースの複数の領域を順に該撮像ユニットに撮像させる撮像指示部と、該撮像ユニットが複数の領域を順に撮像することによって生成する複数の画像から該ワークピースに付随する2次元コードを抽出する2次元コード抽出部と、該2次元コード抽出部で抽出された該2次元コードの情報を記憶する2次元コード情報記憶部と、該撮像ユニットによって生成される画像内の各画素の階調を表す複数の画素値から画素値の分散を算出する分散算出部と、該撮像ユニットによって生成される画像に該2次元コードが写っているか否かを判定する際の基準となる画素値の分散を記憶する基準記憶部と、該分散算出部で算出される画素値の分散と該基準記憶部に記憶される画素値の分散とを比較して該撮像ユニットによって生成された画像に該2次元コードが写っているか否かを判定する判定部と、を含む制御ユニットと、を備え、該2次元コード抽出部は、該撮像ユニットによって生成され該判定部によって該2次元コードが写っていると判定された複数の画像をつなぎ合わせた1つの画像から該撮像ユニットが一度に撮像できる範囲を超える大きさの該2次元コードを抽出する加工装置が提供される。
発明の一態様において、該制御ユニットは、開始領域から外側に向かう渦巻状の軌跡に沿って次に撮像される領域を決定する撮像領域決定部を更に含むことが好ましい。
本発明の一態様にかかる加工装置は、撮像ユニットによって生成される複数の画像からワークピースに付随する2次元コードを抽出する2次元コード抽出部と、2次元コード抽出部で抽出された2次元コードの情報を記憶する2次元コード情報記憶部と、を含む制御ユニットを備えている。
そして、制御ユニットの2次元コード抽出部は、撮像ユニットによって生成される複数の画像をつなぎ合わせた1つの画像から2次元コードを抽出する。そのため、本発明の一態様にかかる加工装置によれば、撮像ユニットの撮像できる範囲を超える大きさの2次元コードを読み取って、ワークピースに関する情報を適切に取得できる。
図1は、切削装置を模式的に示す斜視図である。 図2は、ワークピース等を模式的に示す平面図である。 図3は、制御ユニット等を模式的に示す機能ブロック図である。 図4は、2次元コードを含む可能性の高い領域を模式的に示す平面図である。 図5は、2次元コードが写っていると判定された複数の画像を模式的に示す図である。 図6は、画像結合部によって生成された画像を模式的に示す図である。
添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。図1は、本実施形態にかかる切削装置(加工装置)2を模式的に示す斜視図であり、図2は、ワークピース11等を模式的に示す平面図である。なお、以下の説明で用いられるX軸方向(加工送り方向)、Y軸方向(割り出し送り方向)、及びZ軸方向(高さ方向)は、互いに垂直である。
本実施形態の切削装置2は、各構成要素を支持するフレーム(不図示)を備えている。このフレームは、図1に示すように、カバー4によって覆われている。フレーム及びカバー4の内側には、板状のワークピース11を切削加工するための空間が形成されており、この空間内には、切削ユニット(加工ユニット)6が収容されている。
ワークピース11は、代表的には、シリコン等の半導体を用いて形成される円盤状のウェーハである。図2に示すように、ワークピース11の表面11aは、例えば、格子状に配列された分割予定ライン(ストリート)13で複数の領域に区画されており、各領域には、IC(Integrated Circuit)等のデバイス15が形成されている。
ワークピース11を切削装置2で切削加工する際には、このワークピース11の裏面側に、ワークピース11よりも大きな径のテープ(ダイシングテープ)17が貼付される。また、テープ17の外周部分に、環状のフレーム19が接着される。すなわち、ワークピース11は、テープ17を介してフレーム19に支持された状態で切削装置2へと搬入される。
更に、本実施形態では、情報の単位となるデータセルが縦横に配列されたマトリックス式の2次元コード21が、テープ17のワークピース11とフレーム19との間に位置する部分に貼付される。すなわち、ワークピース11には、2次元コード21が付随している。この2次元コード21には、切削加工の条件や品種といったワークピース11に関する様々な情報が含まれている。
なお、ワークピース11の材質、形状、構造、大きさ等に制限はない。例えば、他の半導体、セラミックス、樹脂、金属等を用いて形成される基板をワークピース11として用いることもできる。同様に、デバイスの種類、数量、形状、構造、大きさ、配置等にも制限はない。ワークピース11には、デバイスが形成されていないこともある。
切削ユニット6は、Y軸方向に対して概ね平行な回転軸となるスピンドル(不図示)を備えている。スピンドルの一端側には、例えば、ダイヤモンド等の砥粒を樹脂や金属等の結合剤で固定することによって形成される円環状の切削ブレード8が装着される。また、スピンドルの他端側には、モータ等の回転駆動源(不図示)が連結されている。
切削ブレード8の傍には、ワークピース11や切削ブレード8に対して純水等の切削液を供給できるノズル10が配置されている。切削ユニット6は、切削ユニット移動機構(不図示)に支持されており、この切削ユニット移動機構によって、Y軸方向及びZ軸方向に移動する。
切削ユニット6の下方には、ワークピース11を保持できるチャックテーブル12が配置されている。チャックテーブル12は、モータ等の回転駆動源(不図示)に連結されており、Z軸方向に対して概ね平行な回転軸の周りに回転する。また、チャックテーブル12は、チャックテーブル移動機構(不図示)に支持されており、このチャックテーブル移動機構によって、X軸方向に移動する。
チャックテーブル12の上面の一部は、例えば、多孔質材で構成されており、ワークピース11を保持する保持面12aになる。保持面12aは、X軸方向及びY軸方向に対して概ね平行に形成されており、チャックテーブル12の内部に設けられた吸引路(不図示)等を介して吸引源(不図示)に接続されている。また、チャックテーブル12の周囲には、ワークピース11を支持する環状のフレーム19を固定できる4個のクランプ14が設けられている。
切削ユニット6の側方には、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサやCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ等の撮像素子と、結像用のレンズと、を含む撮像ユニット16が配置されている。撮像ユニット16は、チャックテーブル12の保持面12a側を撮像して画像を生成できるように構成されている。
本実施形態の切削装置2は、この撮像ユニット16で撮像できる範囲を超える大きさの2次元コード21が使用される場合にも、ワークピース11に関する情報を適切に取得できる。なお、撮像ユニット16は、例えば、各画素が8ビットで表現されるグレースケール画像を生成するが、カラー画像や白黒画像を生成できるように構成されても良い。
フレーム及びカバー4の外部には、カセット支持台18が設けられている。カセット支持台18の上面には、複数のワークピース11を収容できるカセット(不図示)が載せられる。カセット支持台18の高さ(Z軸方向の位置)は、カセットからワークピース11を搬出でき、また、ワークピース11をカセットへと搬入できるように、昇降機構(不図示)によって制御される。
カバー4の前面4aには、ユーザインタフェースとなるタッチパネル20が設けられている。また、カバー4の上面4bには、表示灯22が配置されている。タッチパネル20や表示灯22は、切削ユニット6、切削ユニット移動機構、チャックテーブル移動機構、回転駆動源、撮像ユニット16等とともに、制御ユニット24に接続されている。
制御ユニット24は、ワークピース11の適切な切削加工が実現されるように、切削ユニット6、切削ユニット移動機構、チャックテーブル移動機構、回転駆動源、撮像ユニット16、タッチパネル20、表示灯22等の構成要素を制御する。制御ユニット24は、代表的には、CPU(Central Processing Unit)等の処理装置や、フラッシュメモリ等の記憶装置を含むコンピュータによって構成される。記憶装置に記憶されたソフトウェアに従い処理装置等を動作させることによって、制御ユニット24の機能が実現される。
図3は、制御ユニット24等を模式的に示す機能ブロック図である。制御ユニット24は、例えば、撮像ユニット16等の動作を指示する撮像指示部24aを含んでいる。撮像指示部24aは、撮像を開始する領域(以下、開始領域)の情報が記憶された開始領域記憶部24bに対してアクセスできるように構成されている。
例えば、チャックテーブル12にワークピース11等が搬入されると、制御ユニット24の撮像指示部24aは、このワークピース11に関する情報を取得するために、ワークピース11に付随する2次元コード21を撮像ユニット16に撮像させる。本実施形態では、撮像ユニット16の撮像できる範囲を超える大きさの2次元コード21が使用されている。
そこで、制御ユニット24の撮像指示部24aは、チャックテーブル12と撮像ユニット16とを相対的に移動又は回転させて、2次元コード21を含む可能性の高い複数の領域を順に撮像ユニット16に撮像させる。図4は、2次元コード21を含む可能性の高い領域を模式的に示す平面図である。
なお、図4では、2次元コード21を含む可能性の高い領域の全体が示されている。この領域は、例えば、テープ17に2次元コード21を貼付する際に想定される位置のずれ(誤差)等を考慮して決定される。また、縦の線と横の線とで区画される複数の領域は、それぞれ、撮像ユニット16によって一度に撮像される領域を表している。
撮像指示部24aは、まず、開始領域記憶部24bに記憶されている開始領域に関する情報を読み出して、この開始領域を撮像ユニット16に撮像させる。本実施形態では、例えば、図4の中央の領域(D,4)が開始領域に設定されている。そのため、撮像ユニット16は、まず、領域(D,4)を撮像して画像を生成する。図3に示すように、撮像ユニット16は、制御ユニット24が備える画像記憶部24cに接続されており、撮像ユニット16で生成された画像の情報は、画像記憶部24cに記憶される。
領域(D,4)の画像が生成されると、制御ユニット24は、この画像に2次元コード21が写っているか否かを判定する。図3に示すように、制御ユニット24は、画像記憶部24cに対してアクセスできるように構成された分散算出部24dを含んでいる。分散算出部24dは、画像記憶部24cに記憶された画像の情報を読み出して、画像内の各画素の階調を表す複数の画素値から、画素値の分散を算出する。
本実施形態では、撮像ユニット16によってグレースケール画像が生成されるので、画像内の各画素の画素値は、0~255の値を取ることになる。分散算出部24dは、例えば、下記の式(1)と、画像内の全画素の画素値とを用いて、対象の画像の画素値の分散を算出する。なお、式(1)において、nは対象となる画像内の画素の数を表し、xはi番目の画素の画素値(0~255)を表し、“xバー”は画像内の全ての画素(n個)の画素値の算術平均を表す。
Figure 0007455459000001
上述の式(1)に基づいて算出される画素値の分散は、画像を構成する画素の階調にばらつきがあるほど大きくなる。具体的には、例えば、画像にワークピース11やテープ17が写っている場合の画素値の分散は、画像に2次元コード21が写っている場合の画素値の分散に比べて小さい。この画素値の分散を用いることで、画像に2次元コード21が写っているか否かを判定できる。
図3に示すように、分散算出部24dは、画像に2次元コード21が写っているか否かを判定できる判定部24eに接続されている。分散算出部24dによって算出された画素値の分散は、この判定部24eに送られ、画像に2次元コード21が写っているか否かの判定に用いられる。
また、判定部24eは、判定の際の基準となる画素値の分散(基準値)に関する情報が記憶された基準記憶部24fに対してアクセスできるように構成されている。判定の際の基準となる画素値の分散は、例えば、画像に2次元コード21が写っている場合の画素値の分散の下限値や、画像に2次元コード21が写っている場合の画素値の分散の上限値等である。
判定部24eは、分散算出部24dで算出された画素値の分散と、基準記憶部24fに記憶される画素値の分散とを比較して、画像に2次元コード21が写っているか否かを判定する。例えば、分散算出部24dで算出される画素値の分散が、基準記憶部24fに記憶される画素値の分散の下限値以上、かつ、基準記憶部24fに記憶される画素値の分散の上限値以下の場合には、判定部24eは、画像に2次元コード21が写っていると判定する。
また、分散算出部24dで算出された画素値の分散が、基準記憶部24fに記憶される画素値の分散の下限値未満の場合、又は、基準記憶部24fに記憶される画素値の分散の上限値より大きい場合には、判定部24eは、画像に2次元コード21が写っていないと判定する。判定部24eによる判定の結果は、次の撮像領域を決定する撮像領域決定部24gへと送られる。
画像に2次元コード21が写っていないと判定された場合、撮像領域決定部24gは、直前に撮像された領域から任意の距離にある別の領域を次に撮像する領域(以下、次の撮像領域)に決定する。例えば、撮像領域決定部24gは、撮像ユニット16が一度に撮像できる範囲を距離の単位として、領域(D,4)の端部から任意の距離にある領域を次の撮像領域に決定する。
なお、撮像領域の決定に用いられる距離に特段の制限はないが、この距離としては、2次元コード21を適切に見つけることができるものの中で最大のものを使用することが望ましい。これにより、2次元コード21を見つけるために要する時間を最大限に短縮できる。本実施形態では、この距離として、1単位の距離が使用される。
つまり、本実施形態では、撮像ユニット16で撮像できる範囲を距離の単位として、領域(D,4)の端から1単位の距離にある領域(F,4)が次の撮像領域に決定される。撮像領域決定部24gによって次の撮像領域が決定されると、同様の手順でこの撮像領域が撮像され、生成された画像に2次元コード21が写っているか否かが判定される。
領域(F,4)を撮像することによって生成される画像にも2次元コード21が写っていないと判定された場合、撮像領域決定部24gは、領域(F,4)の端から1単位の距離にある領域(F,6)を次の撮像領域に決定する。このような手順は、2次元コード21が写っていると判定される画像が得られるまで続けられる。
具体的には、例えば、領域(F,6)、領域(D,6)、領域(B,6)、領域(B,4)、領域(B,2)、領域(D,2)、領域(F,2)の順で、撮像と判定とが繰り返される。このように、本実施形態では、中央の開始領域から外側に向かう渦巻き状の軌跡に沿って次の撮像領域が決定される。そのため、2次元コード21を効率良く見つけ出すことができる。
画像に2次元コード21が写っていると判定された場合、撮像領域決定部24gは、直前に撮像された領域の隣の領域を次の撮像領域に決定する。図4に示すように、領域(D,4)を撮像すると、生成される画像には、2次元コード21の一部が写る。従って、撮像領域決定部24gは、領域(D,4)に隣接する領域(E,4)を次の撮像領域に決定する。
撮像領域決定部24gによって次の撮像領域が決定されると、この撮像領域が同様の手順で撮像される。そして、撮像領域決定部24gは、更に隣の領域を次の撮像領域に決定する。このような手順は、例えば、2次元コード21の大きさ等の情報に基づいて、この2次元コード21の全体が撮像されるまで続けられる。具体的には、例えば、領域(E,5)、領域(D,5)、領域(C,5)、領域(C,4)、領域(C,3)、領域(D,3)、領域(E,3)の順で、撮像が繰り返される。
なお、各領域を撮像した後には、生成された画像に2次元コード21が写っているか否かを判定する。そして、対象の撮像領域を撮像して得られる画像に2次元コード21が写っていないと判定された場合には、1つ前の撮像領域から見て、この撮像領域を含む方向に存在する他の領域を、次の撮像領域から除外することが望ましい。
例えば、領域(E,4)を撮像して得られる画像に2次元コード21が写っていないと判定された場合には、1つ前の領域(D,4)から見て、この領域(E,4)を含む方向に存在する領域(E,3)や領域(E,5)を次の撮像領域から除外すると良い。このように、画像に2次元コード21が写っているか否かの判定の結果を用いて次の撮像領域を決定することで、2次元コード21の全体をより短時間に撮像できるようになる。
図5は、2次元コード21が写っていると判定された複数の画像を模式的に示す図である。画像23aは、領域(C,3)を撮像することによって生成され、画像23bは、領域(D,3)を撮像することによって生成され、画像23cは、領域(E,3)を撮像することによって生成される。
また、画像23dは、領域(C,4)を撮像することによって生成され、画像23eは、領域(D,4)を撮像することによって生成され、画像23fは、領域(E,4)を撮像することによって生成される。そして、画像23gは、領域(C,5)を撮像することによって生成され、画像23hは、領域(D,5)を撮像することによって生成され、画像23iは、領域(E,5)を撮像することによって生成される。
図3に示すように、制御ユニット24は、2次元コード21が写っていると判定された複数の画像が記憶される画像記憶部24cに対してアクセスできるように構成された画像結合部24hを含む。この画像結合部24hは、複数の画像(つまり、画像23a、画像23b、画像23c、画像23d、画像23e、画像23f、画像23g、画像23h、画像23i)をつなぎ合わせて、1つの画像を生成する。
図6は、画像結合部24hによって生成された画像25を模式的に示す図である。この図6では、結合前の複数の画像の境界に相当する部分を破線で示している。例えば、隣接する2つの領域で撮像された結合前の2つの画像は、僅かに重複する部分を有するように形成されており、この重複する部分を重ね合わせるようにして互いに結合される。
図3に示すように、画像結合部24hには、2次元コード21の写った画像25から2次元コード21を抽出できるように構成される2次元コード抽出部24iが接続されている。画像結合部24hで生成された画像25は、画像結合部24hから2次元コード抽出部24iへと送られる。
図3に示すように、2次元コード抽出部24iは、抽出された2次元コード21に含まれている情報を記憶する2次元コード情報記憶部24jに対してアクセスできるように構成されている。2次元コード抽出部24iで抽出された2次元コード21の情報は、2次元コード情報記憶部24jに記憶され、例えば、ワークピース11を切削加工する際に用いられる。
以上のように、本実施形態の切削装置(加工装置)2は、撮像ユニット16によって生成される複数の画像(画像23a、画像23b、画像23c、画像23d、画像23e、画像23f、画像23g、画像23h、画像23i)からワークピース11に付随する2次元コード21を抽出する2次元コード抽出部24iと、2次元コード抽出部24iで抽出された2次元コード21の情報を記憶する2次元コード情報記憶部24jと、を含む制御ユニット24を備えている。
そして、制御ユニット24の2次元コード抽出部24iは、撮像ユニット16によって生成される複数の画像をつなぎ合わせた1つの画像25から2次元コード21を抽出する。そのため、本実施形態にかかる切削装置2によれば、撮像ユニット16の撮像できる範囲を超える大きさの2次元コード21を読み取って、ワークピース11に関する情報を適切に取得できる。
なお、本発明は、上述した実施形態の記載に制限されず種々変更して実施可能である。例えば、上述した実施形態では、板状のワークピース11を切削加工する際に用いられる切削装置2を例に挙げて説明したが、本発明の加工装置は、ワークピース11をレーザービームによって加工するレーザー加工装置等でも良い。
また、上述した実施形態では、テープ17に貼付された2次元コード21を例に挙げて説明したが、この2次元コード21は、少なくともワークピース11に付随していれば良い。例えば、ワークピース11の表面11aの一部に2次元コード21が付されている場合等にも、本発明の加工装置は有用である。なお、この場合には、テープ17やフレーム19等を必ずしも使用しなくて良い。
また、上述した実施形態では、画素値の分散として、いわゆる標本分散を採用しているが、画素値のばらつきを表す他の指標を採用することもできる。例えば、画素値の分散として、不偏分散を採用しても良い。
その他、上述した実施形態にかかる構造、方法等は、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施できる。
2 :切削装置(加工装置)
4 :カバー
4a :前面
4b :上面
6 :切削ユニット(加工ユニット)
8 :切削ブレード
10 :ノズル
12 :チャックテーブル
12a :保持面
14 :クランプ
16 :撮像ユニット
18 :カセット支持台
20 :タッチパネル
22 :表示灯
24 :制御ユニット
24a :撮像指示部
24b :開始領域記憶部
24c :画像記憶部
24d :分散算出部
24e :判定部
24f :基準記憶部
24g :撮像領域決定部
24h :画像結合部
24i :2次元コード抽出部
24j :2次元コード情報記憶部
11 :ワークピース
11a :表面
13 :分割予定ライン(ストリート)
15 :デバイス
17 :テープ(ダイシングテープ)
19 :フレーム
21 :2次元コード
23a :画像
23b :画像
23c :画像
23d :画像
23e :画像
23f :画像
23g :画像
23h :画像
23i :画像
25 :画像

Claims (2)

  1. ワークピースを保持する保持面を有するチャックテーブルと、
    該チャックテーブルによって保持された該ワークピースを加工する加工ユニットと、
    該チャックテーブルの該保持面側を撮像して画像を生成する撮像ユニットと、
    該チャックテーブルと該撮像ユニットとを相対的に移動又は回転させて、該チャックテーブルによって保持された該ワークピースの複数の領域を順に該撮像ユニットに撮像させる撮像指示部と、該撮像ユニットが複数の領域を順に撮像することによって生成する複数の画像から該ワークピースに付随する2次元コードを抽出する2次元コード抽出部と、該2次元コード抽出部で抽出された該2次元コードの情報を記憶する2次元コード情報記憶部と、該撮像ユニットによって生成される画像内の各画素の階調を表す複数の画素値から画素値の分散を算出する分散算出部と、該撮像ユニットによって生成される画像に該2次元コードが写っているか否かを判定する際の基準となる画素値の分散を記憶する基準記憶部と、該分散算出部で算出される画素値の分散と該基準記憶部に記憶される画素値の分散とを比較して該撮像ユニットによって生成された画像に該2次元コードが写っているか否かを判定する判定部と、を含む制御ユニットと、を備え、
    該2次元コード抽出部は、該撮像ユニットによって生成され該判定部によって該2次元コードが写っていると判定された複数の画像をつなぎ合わせた1つの画像から該撮像ユニットが一度に撮像できる範囲を超える大きさの該2次元コードを抽出することを特徴とする加工装置。
  2. 該制御ユニットは、開始領域から外側に向かう渦巻状の軌跡に沿って次に撮像される領域を決定する撮像領域決定部を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の加工装置。
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