JP2022035062A - 加工装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】オートフォーカスをすばやく完了させることが可能な撮像ユニットを含む加工装置を提供する。【解決手段】本発明に係る加工装置においては、液体レンズに印加される電圧を調整することによってオートフォーカスを行う。ここで、この電圧は、予め記憶部に記憶された、液体レンズに印加される電圧と、撮像ユニットによる撮像において焦点が合う面と撮像ユニットとの間隔と、の相関関係を参照して定められる。そのため、この加工装置においては、オートフォーカスを行うために撮像に先立ってレンズを移動させる必要がなく、オートフォーカスをすばやく完了させることが可能となる。【選択図】図1
Description
本発明は、加工装置に関する。
IC(Integrated Circuit)及びLSI(Large Scale Integration)等の半導体デバイスのチップは、携帯電話及びパーソナルコンピュータ等の各種電子機器において不可欠の構成である。このようなチップは、一般的に、表面にデバイス領域を含むウェーハ等の被加工物を格子状の分割予定ラインに沿って分割することで製造される。
被加工物の分割は、典型的には、切削装置及びレーザ加工装置等の加工装置を用いて行われる。このような加工装置においては、分割予定ラインが加工送り方向に平行になるように被加工物の位置を調整し、その後、加工送り方向に被加工物を移動させながら被加工物を分割する。
被加工物の位置の調整は、例えば、撮像ユニットによる撮像によって得られた被加工物の画像に基づいて行われる。さらに、このような撮像ユニットは、レンズを移動させながら、焦点が被加工物に合うようにレンズの位置を自動的に調整する、いわゆる、オートフォーカスと呼ばれる機能を備えることが多い(例えば、特許文献1参照)。
上述の撮像ユニットにおいては、オートフォーカスを行うために撮像に先立ってレンズを移動させるための時間が必要となる。この場合、加工装置による被加工物の加工に先立ってレンズを移動させるための時間が必要となり、この時間は被加工物の加工効率を低下させる原因になり得る。この点に鑑み、本発明の目的は、オートフォーカスをすばやく完了させることが可能な撮像ユニットを含む加工装置を提供することである。
本発明によれば、レーザ変位計と、被加工物を保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された該被加工物を加工する加工ユニットと、液体レンズを含み、該チャックテーブルに保持された該被加工物を撮像する撮像ユニットと、処理部及び記憶部を含み、該レーザ変位計、該加工ユニット及び該撮像ユニットを制御する制御ユニットと、を含み、該レーザ変位計は、該被加工物に向けてレーザビームを投光する投光部と、該被加工物の表面で反射されたレーザビームを受光する受光部と、を含み、該記憶部は、該液体レンズに印加される電圧と、該撮像ユニットによる撮像において焦点が合う面と該撮像ユニットとの間隔と、の相関関係を記憶し、該処理部は、該レーザ変位計を利用して該撮像ユニットと該被加工物との間隔を算出した後、該被加工物の表面に焦点が合うように、該相関関係を参照して該撮像ユニットと該被加工物との間隔に応じた電圧が該液体レンズに印加されるように該撮像ユニットを制御する加工装置が提供される。
好ましくは、該加工装置は、該撮像ユニットによって撮像される撮像画像よりも視野範囲が狭く、解像度が低い出力画像を出力する出力ユニットをさらに含み、該処理部は、該出力画像の視野範囲に一致するように該撮像画像の一部を抽出し、次いで、該出力画像の解像度に一致するように該撮像画像の該一部の解像度を変更した後、解像度が変更された該撮像画像の該一部を該出力画像として出力するように該出力ユニットを制御する。
好ましくは、該記憶部は、該液体レンズに印加される電圧に対応づけられた、該撮像ユニットによって撮像される撮像画像に生じるディストーションを解消するための処理条件を記憶し、該処理部は、該処理条件に基づいて該撮像画像を処理する。
本発明に係る加工装置においては、液体レンズに印加される電圧を調整することによってオートフォーカスを行う。ここで、この電圧は、予め記憶部に記憶された、液体レンズに印加される電圧と、撮像ユニットによる撮像において焦点が合う面と撮像ユニットとの間隔と、の相関関係を参照して定められる。そのため、この加工装置においては、オートフォーカスを行うために撮像に先立ってレンズを移動させる必要がなく、オートフォーカスをすばやく完了させることが可能となる。
添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。図1は、被加工物を加工する切削ユニット50を含む加工装置(切削装置2)を模式的に示す斜視図である。なお、以下の説明で用いられるX軸方向(加工送り方向、前後方向)、Y軸方向(割り出し送り方向、左右方向)及びZ軸方向(切り込み送り方向、高さ方向)は、図1に示される方向を意味し、互いに直交している。
切削装置2は、各構成要素を支持する基台4を有する。基台4上には、被加工物を保持するチャックテーブル24のX軸方向に沿った移動を制御するチャックテーブル移動機構6が設けられている。チャックテーブル移動機構6は、基台4の上面に固定された、X軸方向に概ね平行な一対のX軸ガイドレール8を有する。
一対のX軸ガイドレール8には、X軸移動プレート10がX軸方向にスライド可能に取り付けられている。X軸移動プレート10の下面(裏面)側には、ボールねじを構成するナット(不図示)が設けられている。該ナットには、X軸ガイドレール8に概ね平行なX軸ボールねじ軸12が回転可能に連結(螺合)されている。
X軸ボールねじ軸12の一端部には、X軸パルスモータ14が連結されている。そのため、X軸パルスモータ14によってX軸ボールねじ軸12を回転させれば、X軸移動プレート10は、X軸ガイドレール8に沿ってX軸方向に移動する。
チャックテーブル移動機構6の周りには、被加工物を切削する際に使用される切削水の廃液等を一時的に貯留するウォーターケース16が設けられている。ウォーターケース16内に貯留された廃液は、ドレーン(不図示)等を介して切削装置2の外部に排出される。
X軸移動プレート10の上面側(表面側)には、テーブルベース18を介して円柱状のθテーブル20が設けられている。θテーブル20の周囲には、矩形状の上面を有するカバー22が設けられている。
θテーブル20の上面には、被加工物を保持する保持面を上部に有する円盤状のチャックテーブル24が設けられている。チャックテーブル24は、θテーブル20に内蔵されたモータ等の回転駆動源(不図示)に連結されている。この回転駆動源を動作させると、チャックテーブル24が回転する。
チャックテーブル24は、ステンレス鋼等の金属で形成された円盤状の枠体24aを有する。枠体24aは、上方に向かって設けられている円環状の側壁を有し、この側壁によって凹部が画定されている。この凹部には、多孔質セラミックスで形成され、凹部の内径と概ね同じ外径を有する円盤状のポーラス板24bが固定されている。
ポーラス板24bは、枠体24aに形成されている流路を介して真空ポンプ等の吸引源(不図示)に連結されている。この吸引源を動作させると、ポーラス板24bの上面(チャックテーブル24の保持面)には負圧が発生する。この負圧により、該保持面では被加工物の吸引保持が可能である。
被加工物は、例えば、シリコン等の半導体で形成された円盤状のウェーハであり、その表面側に、デバイス領域と、デバイス領域を囲む外周余剰領域とを有する。デバイス領域は、格子状に配列された切削予定ラインで複数の領域に区画されており、各領域には、IC又はLSI等のデバイスが形成されている。
また、被加工物は、フレーム及びテープと一体化されたフレームユニットの状態で、テープを介してチャックテーブル24の保持面に吸引保持されてもよい。このフレームユニットは、例えば、円盤状の粘着テープと、粘着テープの上面の中央領域に貼付された被加工物と、粘着テープの上面の外縁近傍の領域に貼付されたフレームとによって構成される。
基台4上には、チャックテーブル移動機構6を跨ぐ様に配置された、門型の支持構造30が設けられている。支持構造30の前面(表面)には、切削ユニット50のY軸方向及びZ軸方向に沿った移動を制御する切削ユニット移動機構32が設けられている。
切削ユニット移動機構32は、支持構造30の前面に固定された一対のY軸ガイドレール34を有する。一対のY軸ガイドレール34のそれぞれは、Y軸方向に概ね平行に配置されている。
一対のY軸ガイドレール34には、2つのY軸移動プレート36がY軸方向にスライド可能に取り付けられている。2つのY軸移動プレート36のそれぞれの後面(裏面)側には、ボールねじを構成するナット(不図示)が設けられている。
Y軸移動プレート36の後面側に設けられたナットには、Y軸ボールねじ軸38が回転可能に連結(螺合)されている。Y軸ボールねじ軸38は、一対のY軸ガイドレール34に概ね平行に配置されている。
Y軸ボールねじ軸38の一端部には、Y軸パルスモータ40が連結されている。そのため、Y軸パルスモータ40によってY軸ボールねじ軸38を回転させれば、Y軸移動プレート36は、Y軸ガイドレール34に沿ってY軸方向に移動する。この時、切削ユニット50もY軸移動プレート36と共にY軸方向に移動する。
また、切削ユニット移動機構32は、各Y軸移動プレート36の前面(表面)に固定された一対のZ軸ガイドレール42を有する。一対のZ軸ガイドレール42のそれぞれは、Z軸方向に概ね平行に配置されている。
一対のZ軸ガイドレール42には、1つのZ軸移動プレート44がZ軸方向にスライド可能に取り付けられている。Z軸移動プレート44の後面側(裏面)には、ナット(不図示)が設けられている。該ナットには、Z軸ボールねじ軸46が回転可能に連結(螺合)されている。Z軸ボールねじ軸46は、一対のZ軸ガイドレール42に概ね平行に配置されている。
Z軸ボールねじ軸46の一端部には、Z軸パルスモータ48が連結されている。そのため、Z軸パルスモータ48によってZ軸ボールねじ軸46を回転させれば、Z軸移動プレート44は、Z軸ガイドレール42に沿ってZ軸方向に移動する。この時、切削ユニット50もZ軸移動プレート44と共にZ軸方向に移動する。
Z軸移動プレート44の下部には、被加工物を加工する切削ユニット50が固定されている。切削ユニット50は、長手部がY軸方向に概ね平行に配置された筒状のスピンドルハウジング52を有する。
スピンドルハウジング52には、長手部がY軸方向と概ね平行に配置された円柱状のスピンドル(不図示)が収容されている。該スピンドルは、回転可能な状態でスピンドルハウジング52によって支持される。
チャックテーブル24に近接する側の該スピンドルの一端部は、スピンドルハウジング52の外に突出し、この一端部には環状の切刃を有する切削ブレード54が装着されている。
切削ブレード54は、例えば、金属等でなる環状の基台と、基台の外周縁に沿って形成された環状の切刃とが一体となって構成された、ハブタイプの切削ブレードである。ハブタイプの切削ブレードの切刃は、ダイヤモンド又は立方晶窒化ホウ素(cBN:cubic Boron Nitride)等でなる砥粒がニッケル等の結合材によって固定された電鋳砥石によって構成される。
また、切削ブレード54として、砥粒が金属、セラミックス又は樹脂等でなる結合材によって固定された環状の切刃によって構成される、ワッシャータイプの切削ブレードを用いてもよい。
該スピンドルの他端部は、スピンドルハウジング52に内蔵されるサーボモータ等の回転駆動源(不図示)に連結されている。そのため、該回転駆動源で該スピンドルを回転させれば、切削ブレード54も回転する。
図1に示される切削装置2では、チャックテーブル移動機構6によるチャックテーブル24のX軸方向に沿った移動と、θテーブル20に内蔵される回転駆動源によるチャックテーブル24の回転と、切削ユニット移動機構32による切削ユニット50のY軸方向及びZ軸方向に沿った移動と、スピンドルハウジング52に内蔵される回転駆動源による切削ブレード54の回転とが異時に又は同時に制御される。
例えば、切削装置2では、チャックテーブル24の保持面に保持された被加工物を切削ブレード54が切削する際に、チャックテーブル移動機構6によるチャックテーブル24のX軸方向に沿った移動と、回転駆動源による切削ブレード54の回転とが同時に行われる。
また、スピンドルハウジング52の前面(表面)側には、被加工物を撮像する撮像ユニット56と、レーザ変位計58とが並んで配置されている。具体的には、撮像ユニット56は、チャックテーブル24の保持面に保持された被加工物を可視光で撮像する。また、レーザ変位計58は、撮像ユニット56と被加工物との間隔を算出するために利用される。
撮像ユニット56は、LED(Light Emitting Diode)等の光源と、液体レンズを含むレンズユニットと、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ等の撮像素子とを含む。
レーザ変位計58は、被加工物に向けてレーザビームを投光する投光部と、被加工物の表面で反射されたレーザビームを受光する受光部とを含む。投光部は、例えば、可視光領域の波長(例えば、655nm)のレーザビームを射出するレーザ発振器と、レーザビームの光路を設定するレンズ及び/又はミラーとを含む。受光部は、例えば、レーザビームの光路を設定するレンズ及び/又はミラーと、レーザビームを検出するフォトダイオード等の受光素子とを含む。
切削装置2の前面(表面)側には、タッチパネル60が配置されている。タッチパネル60は、例えば、オペレータからの指示を切削装置2へ入力するための入力ユニットとして機能するタッチセンサと、該オペレータに向けて各種の情報を出力するための出力ユニットとして機能するディスプレイとによって構成される。
該タッチセンサは、例えば、静電容量方式のタッチセンサ又は抵抗膜方式のタッチセンサ等である。また、該ディスプレイは、例えば、液晶ディスプレイ又は有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等である。
さらに、切削装置2は、上記の構成要素以外の構成要素を有していてもよい。例えば、切削装置2は、被加工物を含むフレームユニットをチャックテーブル24へ搬入し、また、チャックテーブル24から搬出する搬送ユニットを有していてもよい。
切削装置2の構成要素の動作は、内蔵の制御ユニットによって制御される。すなわち、被加工物を加工する切削ユニット50及び被加工物を撮像する撮像ユニット56等の動作は、制御ユニットによって制御される。図2は、切削装置2に内蔵される制御ユニット62を模式的に示す機能ブロック図である。
なお、図2には、制御ユニット62の構成要素のみならず、それらと関連する切削装置2のその他の構成要素(例えば、制御ユニット62に信号を入力する入力ユニット74(例えば、タッチパネル60のタッチセンサ)及び各種の情報を出力する出力ユニット78(例えば、タッチパネル60のディスプレイ))も示されている。
制御ユニット62は、切削装置2の構成要素を制御するための信号を生成する処理部64と、処理部64において用いられる各種の情報(データ及びプログラム等)を記憶する記憶部66とを有する。
さらに、記憶部66は、撮像ユニット56のオートフォーカスに利用される情報を記憶する。具体的には、記憶部66は、撮像ユニット56に含まれる液体レンズに印加される電圧と、撮像ユニット56による撮像において焦点が合う面と撮像ユニット56との間隔と、の相関関係を記憶する。
なお、処理部64の機能は、記憶部66に記憶されたプログラムを読みだして実行するCPU(Central Processing Unit)等によって具現される。また、記憶部66の機能は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)、SRAM(Static Random Access Memory)及びNAND型フラッシュメモリ等の半導体メモリと、HDD(Hard Disk Drive)等の磁気記憶装置との少なくとも一つによって具現される。
処理部64は、駆動部68、算出部70及び撮像部72を有する。処理部64においては、これらの機能部が異時又は同時に独立して処理を行う。また、処理部64は、駆動部68、算出部70及び撮像部72以外の機能部を有していてもよい。例えば、処理部64は、上記の搬送ユニットを制御する搬送部を有していてもよい。
駆動部68は、入力ユニット74から入力される信号に応じて、切削装置2に含まれる移動又は回転が可能な構成要素の移動又は回転を制御する。具体的には、駆動部68は、チャックテーブル移動機構6と、チャックテーブル24を回転させる回転駆動源と、切削ユニット移動機構32と、切削ブレード54を回転させる回転駆動源とによって具現されている駆動ユニット76を制御する。
駆動部68は、例えば、チャックテーブル24の保持面に保持された被加工物を切削するように駆動ユニット76を制御する。この時、駆動部68は、記憶部66に記憶された各種の情報(例えば、過去の切削における切削条件)を読みだして駆動ユニット76を制御してもよい。また、駆動部68は、記憶部66に新たな情報(例えば、今回の切削における切削条件)を記憶させてもよい。
また、駆動部68は、駆動ユニット76における加工条件及び加工の進捗状況等をオペレータに向けて出力するために出力ユニット78を制御してもよい。例えば、駆動部68は、加工条件及び加工の進捗状況等を示すテキストが表示されるようにタッチパネル60のディスプレイを制御してもよい。
算出部70は、入力ユニット74から入力される信号に応じて、レーザ変位計58を制御する。具体的には、算出部70は、被加工物に対してレーザビームが投光されるようにレーザ変位計58の投光部(例えば、レーザ発振器)を制御する。また、算出部70には、レーザ変位計58の受光部において被加工物の表面で反射されたレーザビームが受光されたことを示す信号がレーザ変位計58の受光部(例えば、受光素子)から入力される。
この信号が算出部70に入力されると、算出部70は、撮像ユニット56と被加工物との間隔の具体的な値を算出する。例えば、算出部70は、レーザビームが該投光部で投光されてから該受光部で受光されるまでの時間に基づいて該間隔の具体的な値を算出する。
そして、算出部70は、該間隔の具体的な値を記憶部66に記憶させる。また、算出部70は、該間隔の具体的な値等をオペレータに報知するために出力ユニット78を制御してもよい。
撮像部72は、入力ユニット74から入力される信号に応じて、撮像ユニット56を制御する。この時、撮像部72は、被加工物に焦点が合うように、記憶部66に記憶された情報を参照して撮像ユニット56を制御する。
具体的には、記憶部66には、撮像ユニット56に含まれる液体レンズに印加される電圧と、撮像ユニット56による撮像において焦点が合う面と撮像ユニット56との間隔と、の相関関係が記憶されている。また、記憶部66には、撮像ユニット56と被加工物との間隔の具体的な値も記憶されている。
ここで、該相関関係を参照することで、被加工物の表面に焦点を合わせるために液体レンズに印加すべき電圧が定まる。そこで、撮像部72は、被加工物の表面に焦点が合うように、該相関関係を参照して撮像ユニット56と被加工物との間隔に応じた電圧が液体レンズに印加されるように撮像ユニット56を制御する。
この時、撮像部72は、記憶部66に記憶された、液体レンズに印加される電圧以外の各種の情報(例えば、過去の撮像における撮像条件)を読みだして撮像ユニット56を制御してもよい。また、撮像部72は、記憶部66に新たな情報(例えば、今回の撮像における撮像条件)を記憶させてもよい。
また、撮像部72は、撮像ユニット56が撮像した被加工物の画像をオペレータに向けて出力するために出力ユニット78を制御してもよい。なお、被加工物の画像をオペレータに向けて出力する際の好ましい態様については後述する。
切削装置2においては、撮像ユニット56に含まれる液体レンズに印加される電圧を調整することによってオートフォーカスを行う。ここで、この電圧は、予め記憶部66に記憶された、液体レンズに印加される電圧と、撮像ユニット56による撮像において焦点が合う面と撮像ユニット56との間隔と、の相関関係を参照して定められる。そのため、切削装置2においては、撮像に先立ってオートフォーカスを行うためにレンズを移動させる必要がなく、オートフォーカスをすばやく完了させることが可能となる。
さらに、切削装置2においては、撮像ユニット56と被加工物との間隔に応じて撮像ユニット56に含まれる液体レンズに印加される電圧が変化すると、撮像ユニット56によって撮像される画像(撮像画像)の視野範囲も変化することがある。そのため、何らの処理も行われていない撮像画像を出力ユニット78が出力する場合には、視野範囲が異なる複数の画像が同じ大きさの画像(出力画像)として出力される可能性がある。
このような場合には、複数の出力画像を参照するオペレータが正確な情報を得ることが困難になるおそれがある。そのため、切削装置2においては、撮像画像の視野範囲が変化する場合であっても出力画像の視野範囲が変化しないことが好ましい。このような好ましい態様を実現するためには、例えば、以下のように切削装置2を設計すればよい。
まず、出力ユニット78によって出力される出力画像の視野範囲(例えば、被加工物の表面の4cm×3cmの領域)を撮像ユニット56によって撮像される撮像画像の視野範囲(例えば、被加工物の表面の約5cm×約4cmの領域(上述のとおり、撮像画像の視野範囲は、液体レンズに印加される電圧に応じて変化することがある。))より狭くなるように設定する。また、撮像画像の解像度(例えば、SXGA:1280×1024)を出力画像の解像度(例えば、VGA:640×480)よりも高くなるように設定する。
また、液体レンズに印加される電圧と、撮像画像の視野範囲との相関関係を予め評価しておく。例えば、まず、撮像ユニット56に含まれる液体レンズに印加される電圧を変化させながら、目盛りが設けられた被撮像物を撮像ユニット56が撮像する。次いで、撮像画像に含まれる目盛りの部分のサイズを参照することで、液体レンズに印加される電圧と、撮像画像の視野範囲と、の相関関係を評価する。次いで、液体レンズに印加される電圧に対応づけられた、撮像画像の視野範囲を記憶部66に記憶させる。
その後、撮像ユニット56による撮像によって被加工物の撮像画像が得られれば、処理部64(具体的には、処理部64に含まれる撮像部72)が、出力画像の視野範囲に一致するように撮像画像の一部(例えば、約1024×約768の画素によって構成される画像)を抽出する。
次いで、処理部64が、出力画像の解像度に一致するように、この撮像画像の一部の解像度を変更する。具体的には、この撮像画像の一部を構成する画素数の縮小処理(例えば、隣接する複数の画素から平均的な色を呈する単一の画素への統合等)及び拡大処理(例えば、隣接する複数の画素の間に中間的な色を呈する画素を補間(バイリニア法等))を組み合わせて行う。
最後に、処理部64が、解像度が変更された撮像画像の一部を出力画像として出力するように出力ユニット78を制御する。これにより、オペレータが複数の出力画像を参照して容易に正確な情報を得ることが可能になる。
また、切削装置2においては、撮像ユニット56と被加工物との間隔に応じて撮像ユニット56に含まれる液体レンズに印加される電圧が変化すると、撮像ユニット56によって撮像される撮像画像にディストーション(歪曲収差)が生じ、また、ディストーションの程度が変化することがある。そのため、撮像ユニット56による撮像によって取得された画像において示される被加工物の形状が実際の被加工物の形状と異なる可能性がある。
このような場合には、撮像画像に基づいて形成される出力画像を参照するオペレータが正確な情報を得ることが困難になるおそれがある。そのため、切削装置2においては、液体レンズに印加される電圧に応じて撮像画像に生じるディストーションを解消することが好ましい。このような好ましい態様としては、例えば、以下のように切削装置2を設計すればよい。
まず、液体レンズに印加される電圧と、撮像画像に生じるディストーションとの相関関係を予め評価しておく。例えば、まず、図3Aに示されるような格子状の溝82が形成されたディストーション評価用のワークピース80を用意する。次いで、ワークピース80を切削装置2のチャックテーブル24に保持させる。次いで、撮像画像の中心にワークピース80が位置するようにワークピース80を撮像ユニット56の直下に位置付ける。
次いで、撮像ユニット56に含まれる液体レンズに印加される電圧を変化させながら撮像ユニット56がワークピース80を撮像する。これにより、例えば、図3Bに示されるような樽型のディストーション及び/又は図3Cに示されるような糸巻き型のディストーションが生じた撮像画像が得られる可能性がある。
具体的には、樽型のディストーションは、撮像画像におけるワークピース84の複数の角84a~84dのそれぞれから撮像画像の中心までの距離が、実際のワークピース80における複数の角80a~80dのそれぞれから撮像画像の中心に対応するワークピース80の地点までの距離よりも短くなるディストーションである。
また、糸巻き型のディストーションは、撮像画像におけるワークピース86の複数の角86a~86dのそれぞれからから撮像画像の中心までの距離が、実際のワークピース80における複数の角80a~80dのそれぞれから撮像画像の中心に対応するワークピース80の地点までの距離よりも長くなるディストーションである。
図3B及び図3Cに示されるようなディストーションが得られた場合には、液体レンズに印加される電圧に対応づけられた、ディストーションを解消するための処理条件を記憶部66に記憶させる。
例えば、図3Bに示されるような画像が撮像される際に液体レンズに印加される電圧と、図3Bに示される撮像画面におけるワークピース84の複数の角84a~角84dの位置及び実際のワークピース80の複数の角80a~角80dの位置とを対応づける。そして、この電圧が液体レンズに印加される際に生じるディストーションを解消するための処理条件として、撮像画面における複数の角84a~角84dの位置が複数の角80a~角80dの位置にそれぞれ移動するように撮像画像におけるワークピース84を変形させること等を記憶部66に記憶させる。換言すると、当該処理条件として、撮像画面における複数の角80a~角80dの位置に含まれる画素が呈する色を複数の角84a~角84dの位置に含まれる画素が呈する色にそれぞれ置換すること等を記憶部66に記憶させる。
同様に、図3Cに示されるような画像が撮像される際に液体レンズに印加される電圧と、図3Cに示される撮像画面におけるワークピース86の複数の角86a~角86dの位置及び実際のワークピース80の複数の角80a~角80dの位置とを対応づける。そして、この電圧が液体レンズに印加される際に生じるディストーションを解消するための処理条件として、撮像画面における複数の角86a~角86dの位置が複数の角80a~角80dの位置にそれぞれ移動するように撮像画像におけるワークピース86を変形させること等を記憶部66に記憶させる。換言すると、当該処理条件として、撮像画面における複数の角80a~角80dの位置に含まれる画素が呈する色を複数の角86a~角86dの位置に含まれる画素が呈する色にそれぞれ置換すること等を記憶部66に記憶させる。
その後、撮像ユニット56による撮像によって被加工物の撮像画像が得られれば、処理部64(具体的には、処理部64に含まれる撮像部72)が、この撮像の際に液体レンズに印加された電圧に対応づけられた、ディストーションを解消するための処理条件に基づいて撮像画像を処理する。これにより、オペレータが撮像画像に基づいて形成される出力画像を参照して容易に正確な情報を得ることが可能になる。
なお、上述の切削装置2は本発明の実施形態であって、本発明に係る加工装置は上述の切削装置2に限定されない。
例えば、上述の切削装置2においては、入力ユニット74としてタッチパネル60のタッチセンサを適用する実施形態について例示したが、本発明における入力ユニットは、このようなタッチセンサに限定されない。例えば、本発明においては、該タッチセンサに替えて又は追加して、キーボード、マウス、ボタン及びマイクロフォン等の少なくとも一つを入力ユニットとして適用してもよい。
また、上述の切削装置2においては、出力ユニット78としてタッチパネル60のディスプレイを適用する実施形態について例示したが、本発明における出力ユニットは、このようなディスプレイに限定されない。例えば、本発明においては、該ディスプレイに替えて又は追加して、プリンタ等を出力ユニットとして適用してもよい。
また、本発明における加工装置は、切削装置に限定されず、レーザ加工装置であってもよい。図4は、被加工物を加工するレーザ加工ユニット134を含む加工装置(レーザ加工装置102)を模式的に示す斜視図である。なお、以下の説明で用いられるX2軸方向、Y2軸方向及びZ2軸方向は、図4に示される方向を意味し、互いに直交している。
レーザ加工装置102は、各構成要素を支持する基台104を有する。基台104上には、被加工物を保持するチャックテーブル124のX2軸方向及びY2軸方向に沿った移動を制御するチャックテーブル移動機構106が設けられている。チャックテーブル移動機構106は、基台104の上面に固定された、X2軸方向に概ね平行な一対のX2軸ガイドレール108を有する。
一対のX2軸ガイドレール108には、X2軸移動プレート110がX2軸方向にスライド可能に取り付けられている。X2軸移動プレート110の下面(裏面)側には、ボールねじを構成するナット(不図示)が設けられている。該ナットには、X2軸ガイドレール108に概ね平行なX2軸ボールねじ軸112が回転可能に連結(螺合)されている。
X2軸ボールねじ軸112の一端部には、X2軸パルスモータ114が連結されている。そのため、X2軸パルスモータ114によってX2軸ボールねじ軸112を回転させれば、X2軸移動プレート110は、X2軸ガイドレール108に沿ってX2軸方向に移動する。この時、チャックテーブル124もX2軸移動プレート110と共にX2軸方向に移動する。
X2軸移動プレート110の上面側(表面側)には、Y2軸方向に概ね平行な一対のY2軸ガイドレール116が固定されている。一対のY2軸ガイドレール116には、Y2軸移動テーブル118の底板118aがY2軸方向にスライド可能に取り付けられている。
また、Y2軸移動テーブル118は、底板118aと概ね平行な天板118bと、底板118aのY2軸方向における一端及び天板118bのY2軸方向における一端に固定されている側板118cとを有する。
Y2軸移動テーブル118の底板118aの下面(裏面)側には、ボールねじを構成するナット(不図示)が設けられている。該ナットには、Y2軸ガイドレール116に概ね平行なY2軸ボールねじ軸120が回転可能に連結(螺合)されている。
Y2軸ボールねじ軸120の一端部には、Y2軸パルスモータ122が連結されている。そのため、Y2軸パルスモータ122によってY2軸ボールねじ軸120を回転させれば、Y2軸移動テーブル118は、Y2軸ガイドレール116に沿ってY2軸方向に移動する。この時、チャックテーブル124もY2軸移動テーブル118と共にY2軸方向に移動する。
Y2軸移動テーブル118の天板118bの上面側には、Z2軸方向に概ね平行な回転軸の周りに回転できる態様で、チャックテーブル124が天板118bに支持されている。Y2軸移動テーブル118の側板118cには、モータ等の回転駆動源126が設けられている。回転駆動源126の回転軸には、プーリー126aが設けられている。プーリー126a及びチャックテーブル124には、1つの回転無端ベルト(ベルト128)が掛けられている。
回転駆動源126を動作させてプーリー126aを回転させると、ベルト128を介して伝達される力によって、チャックテーブル124は、Z2軸方向に概ね平行な回転軸の周りに回転する。プーリー126aの回転を制御することで、回転軸の周りで任意の角度だけチャックテーブル124を回転できる。
また、レーザ加工装置102は、基台104の上面から上方に突出する態様で設けられているコラム130を有する。コラム130の上端部の側面には、Y2軸方向に概ね平行な長手部を有するケーシング132が設けられている。
ケーシング132には、レーザ加工ユニット134の少なくとも一部が設けられている。レーザ加工ユニット134は、被加工物に吸収される波長、又は、被加工物を透過する波長を有するパルス状のレーザビームを発生させるレーザ発振器134a等を有する。
レーザ加工ユニット134のY2軸方向の先端部には、液体レンズ(不図示)及び集光レンズ136aを含むヘッド136が設けられている。レーザ発振器134aから出射されたレーザビームは、集光レンズ136aにより集光され、ヘッド136から下方に照射される。
図4では、ヘッド136から下方に照射されるレーザビームLが破線矢印で示されている。そして、ケーシング132の先端部において、ヘッド136に隣接する位置には、上述の撮像ユニット56と、レーザ変位計58とが並んで配置されている。
図4に示されるレーザ加工装置102は、レーザビームLの集光点を被加工物に位置付け、集光点と被加工物とをX2軸方向及び/又はY2軸方向に相対的に移動させることで、被加工物に種々のレーザ加工溝を形成することができる。
さらに、図1に示される切削装置2と同様に、図4に示されるレーザ加工装置102においては、撮像ユニット56による撮像に先立ってオートフォーカスを行うためにレンズを移動させるような必要がなく、オートフォーカスをすばやく完了させることが可能となる。この点については、上述の説明と重複するため省略する。
その他、上述した実施形態及び変形例にかかる構造及び方法等は、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施できる。
2 :切削装置
4 :基台
6 :チャックテーブル移動機構
8 :X軸ガイドレール
10 :X軸移動プレート
12 :X軸ボールねじ軸
14 :X軸パルスモータ
16 :ウォーターケース
18 :テーブルベース
20 :θテーブル
22 :カバー
24 :チャックテーブル
24a :枠体
24b :ポーラス板
30 :支持構造
32 :切削ユニット移動機構
34 :Y軸ガイドレール
36 :Y軸移動プレート
38 :Y軸ボールねじ軸
40 :Y軸パルスモータ
42 :Z軸ガイドレール
44 :Z軸移動プレート
46 :Z軸ボールねじ軸
48 :Z軸パルスモータ
50 :切削ユニット
52 :スピンドルハウジング
54 :切削ブレード
56 :撮像ユニット
58 :レーザ変位計
60 :タッチパネル
62 :制御ユニット
64 :処理部
66 :記憶部
68 :駆動部
70 :算出部
72 :撮像部
74 :入力ユニット
76 :駆動ユニット
78 :出力ユニット
80 :実際のワークピース
80a~80d:角
82 :溝
84 :撮像画像におけるワークピース
84a~84d:角
86 :撮像画像におけるワークピース
86a~86d:角
102 :レーザ加工装置
104 :基台
106 :チャックテーブル移動機構
108 :X2軸ガイドレール
110 :X2軸移動プレート
112 :X2軸ボールねじ軸
114 :X2軸パルスモータ
116 :Y2軸ガイドレール
118 :Y2軸移動テーブル
118a:底板
118b:天板
118c:側板
120 :Y2軸ボールねじ軸
122 :Y2軸パルスモータ
124 :チャックテーブル
126 :回転駆動源
126a:プーリー
128 :ベルト
130 :コラム
132 :ケーシング
134 :レーザ加工ユニット
134a:レーザ発振器
136 :ヘッド
136a:集光レンズ
4 :基台
6 :チャックテーブル移動機構
8 :X軸ガイドレール
10 :X軸移動プレート
12 :X軸ボールねじ軸
14 :X軸パルスモータ
16 :ウォーターケース
18 :テーブルベース
20 :θテーブル
22 :カバー
24 :チャックテーブル
24a :枠体
24b :ポーラス板
30 :支持構造
32 :切削ユニット移動機構
34 :Y軸ガイドレール
36 :Y軸移動プレート
38 :Y軸ボールねじ軸
40 :Y軸パルスモータ
42 :Z軸ガイドレール
44 :Z軸移動プレート
46 :Z軸ボールねじ軸
48 :Z軸パルスモータ
50 :切削ユニット
52 :スピンドルハウジング
54 :切削ブレード
56 :撮像ユニット
58 :レーザ変位計
60 :タッチパネル
62 :制御ユニット
64 :処理部
66 :記憶部
68 :駆動部
70 :算出部
72 :撮像部
74 :入力ユニット
76 :駆動ユニット
78 :出力ユニット
80 :実際のワークピース
80a~80d:角
82 :溝
84 :撮像画像におけるワークピース
84a~84d:角
86 :撮像画像におけるワークピース
86a~86d:角
102 :レーザ加工装置
104 :基台
106 :チャックテーブル移動機構
108 :X2軸ガイドレール
110 :X2軸移動プレート
112 :X2軸ボールねじ軸
114 :X2軸パルスモータ
116 :Y2軸ガイドレール
118 :Y2軸移動テーブル
118a:底板
118b:天板
118c:側板
120 :Y2軸ボールねじ軸
122 :Y2軸パルスモータ
124 :チャックテーブル
126 :回転駆動源
126a:プーリー
128 :ベルト
130 :コラム
132 :ケーシング
134 :レーザ加工ユニット
134a:レーザ発振器
136 :ヘッド
136a:集光レンズ
Claims (3)
- レーザ変位計と、
被加工物を保持するチャックテーブルと、
該チャックテーブルに保持された該被加工物を加工する加工ユニットと、
液体レンズを含み、該チャックテーブルに保持された該被加工物を撮像する撮像ユニットと、
処理部及び記憶部を含み、該レーザ変位計、該加工ユニット及び該撮像ユニットを制御する制御ユニットと、を含み、
該レーザ変位計は、該被加工物に向けてレーザビームを投光する投光部と、該被加工物の表面で反射されたレーザビームを受光する受光部と、を含み、
該記憶部は、該液体レンズに印加される電圧と、該撮像ユニットによる撮像において焦点が合う面と該撮像ユニットとの間隔と、の相関関係を記憶し、
該処理部は、該レーザ変位計を利用して該撮像ユニットと該被加工物との間隔を算出した後、該被加工物の表面に焦点が合うように、該相関関係を参照して該撮像ユニットと該被加工物との間隔に応じた電圧が該液体レンズに印加されるように該撮像ユニットを制御する
ことを特徴とする加工装置。 - 該撮像ユニットによって撮像される撮像画像よりも視野範囲が狭く、解像度が低い出力画像を出力する出力ユニットをさらに含み、
該処理部は、該出力画像の視野範囲に一致するように該撮像画像の一部を抽出し、次いで、該出力画像の解像度に一致するように該撮像画像の該一部の解像度を変更した後、解像度が変更された該撮像画像の該一部を該出力画像として出力するように該出力ユニットを制御する
ことを特徴とする請求項1に記載の加工装置。 - 該記憶部は、該液体レンズに印加される電圧に対応づけられた、該撮像ユニットによって撮像される撮像画像に生じるディストーションを解消するための処理条件を記憶し、
該処理部は、該処理条件に基づいて該撮像画像を処理する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の加工装置。
Priority Applications (1)
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- 2020-08-20 JP JP2020139127A patent/JP2022035062A/ja active Pending
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