JP6918421B2 - 加工装置及び加工装置の使用方法 - Google Patents

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Description

本発明は、被加工物を加工する加工装置と、該加工装置の使用方法と、に関する。
携帯電話やコンピュータ等の電子機器に使用されるデバイスチップの製造工程では、シリコン等の半導体からなるウェーハの表面にストリートと呼ばれる格子状の分割予定ラインが設定される。該ウェーハの表面の該分割予定ラインによって区画される各領域には、例えば、IC(Integrated Circuit)、LSI(Large Scale Integration)等のデバイスが形成される。その後、該ウェーハの裏面を研削等して薄化し、該分割予定ラインに沿って該ウェーハを分割すると個々のデバイスチップを形成できる。
該ウェーハの研削は、研削装置で実施される。該研削装置は、ウェーハを保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに対面する研削ホイールと、を備える。ウェーハを保持する該チャックテーブルと、該研削ホイールと、を互いに略平行なそれぞれの回転軸を中心に回転させ、該研削ホイールを下降させて該ウェーハに接触させると、該ウェーハが研削される。
また、ウェーハの分割は、切削ユニットを有する切削装置で実施される。切削ユニットは、回転の軸となるスピンドルと、該スピンドルの一端に装着された切削ブレードと、を備える。該スピンドルを回転させることで切削ブレードを回転させ、回転する切削ブレードを該ウェーハの該分割予定ラインに沿って切り込ませて該ウェーハを切削すると、該ウェーハが分割される。
また、ウェーハの分割は、レーザ加工ユニットを有するレーザ加工装置で実施してもよい。該ウェーハを透過できる波長のレーザビームを該レーザ加工ユニットから該分割予定ラインに沿って該ウェーハに照射して該ウェーハの内部に集光し、多光子吸収により改質層を形成する。そして、該改質層からウェーハの表裏にクラックを伸長させると、該ウェーハが分割される。または、該ウェーハに吸収される波長のレーザビームを該分割予定ラインに沿ってウェーハの表面に照射して、溝を形成しウェーハを分割してもよい。
これらの加工装置は各種のセンサを搭載している。該加工装置では、加工が予定通り実施されているか否か該センサにより常に監視されながら加工が実施される。該センサによりトラブルの発生が検知されると、該加工装置は該加工装置の操作者(オペレータ)にトラブルを検知した旨を報知する。該オペレータは、トラブルの内容を特定して該トラブルを解消するトラブル対応策を実施する。
熟練したオペレータは、各種のトラブル及び対策に関する知見が深く、トラブルが検知された際に該トラブルの原因を的確に特定して迅速に適切なトラブル対応策を実施できる。その一方で、経験の浅いオペレータは、トラブルの原因を特定するのに時間がかかり、また、トラブル対応策の選択を誤る場合がある。
そこで、トラブルの発生が検知された際に、通信回線等を介して該トラブルに関する情報を該加工装置の製造者に送信し、該製造者がトラブル対応策を提案する加工装置が開発された(特許文献1参照)。また、経験の浅いオペレータの該加工装置の操作能力やトラブルの対処能力を向上させるために、該加工装置が備える表示部に該加工装置の操作方法やトラブル対応策等を教育する動画が映る加工装置が開発された(特許文献2参照)。
特開2009−187259号公報 特開2010−49466号公報
しかし、トラブルに関する情報には該加工装置の使用者の機密情報が含まれる場合が多いため、加工装置の通信回線への接続や加工装置の製造者への該情報の報告を該使用者が拒否する場合がある。被加工物の画像や設定された加工条件等の情報は特に重要性が高く、該加工装置の製造者に提出できない場合が多い。
該情報が該加工装置の製造者に提供されない場合、該製造者がトラブル対応策を該加工装置の使用者に提案する際にも、該情報を使用して説明することができず、該トラブル対応策を適切に伝達できない場合がある。また、経験の浅いオペレータを動画で教育する際にも、該情報を使用できなければ該製造者は該加工装置の使用者の個別の事情に合わせて動画等の教育資料を作成できないため、高い教育効果を望めない。
本発明はかかる問題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、トラブル発生時に加工装置のオペレータが容易にトラブル対応策に関する情報を取得できる加工装置を提供することである。
本発明の一態様によれば、被加工物を保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された被加工物を加工する加工ユニットと、該チャックテーブルに保持された被加工物を撮影して撮像画像を取得するカメラユニットと、指示の入力に用いられる入力ユニットと、表示ユニットと、各構成要素を制御する制御ユニットと、を備える加工装置であって、該制御ユニットは、トラブル検知部と、トラブル情報蓄積部と、を有し、該トラブル検知部は、該加工ユニットにより加工された該被加工物を該カメラユニットにより撮影して取得する撮像画像を用いてトラブルの発生を検知する機能を有し、該トラブル情報蓄積部は、トラブルの発生を示す撮像画像と、該撮像画像に示された該トラブルを解消するトラブル対応策と、を含む複数のトラブル対策情報を蓄積する機能を有し、該制御ユニットは、該トラブル検知部がトラブルの発生を検知したとき、該トラブルの発生の検知に用いられた撮像画像と、該トラブル情報蓄積部に蓄積されている複数の該トラブル対策情報にそれぞれ含まれる撮像画像と、を含む画像選択画面を該表示ユニットに表示させる機能と、複数の該トラブル対策情報に含まれ該画像選択画面に表示された撮像画像から入力ユニットにより選択された撮像画像が含まれるトラブル対策情報を該トラブル情報蓄積部から読み出し、該トラブル対策情報に含まれるトラブル対応策を該表示ユニットに表示させる機能と、を有することを特徴とする加工装置が提供される。
本発明の一態様において、該入力ユニットは、該トラブル情報蓄積部に蓄積されている該トラブル対策情報の編集に用いられてもよい。また、本発明の一態様において、該トラブル検知部は、該加工ユニットが該被加工物の表面に設定された分割予定ラインに沿って形成する溝の位置若しくは品質、又は、内部改質層の位置若しくは品質に関する情報を該カメラユニットが取得する撮像画像を用いて取得してトラブルの発生を検知してもよい。
また、該トラブル情報蓄積部に複数のトラブル対策情報が蓄積された請求項1乃至3のいずれか一に記載の加工装置の使用方法であって、該チャックテーブルに保持された該被加工物を該加工ユニットで加工する加工ステップと、該加工ステップの前又は途中で、該被加工物を撮影して該撮像画像を取得して、該撮像画像を用いてトラブルの発生を検知する検知ステップと、該検知ステップでトラブルの発生が検知された際に、該トラブルの発生の検知に用いられた該撮像画像と、該トラブル情報蓄積部に蓄積された該複数のトラブル対策情報にそれぞれ含まれる該撮像画像と、を含む画像選択画面を表示ユニットに表示する表示ステップと、該複数のトラブル対策情報のそれぞれに含まれる該撮像画像から該トラブルの発生の検知に用いられた該撮像画像に示されたトラブルに最も近いトラブルが示された該撮像画像を選択するトラブル対策情報選択ステップと、選択された該撮像画像を含むトラブル対策情報に含まれた該トラブル対応策を表示ユニットに表示するトラブル対策表示ステップと、を備えることを特徴とする加工装置の使用方法もまた本発明の一態様である。
本発明の一態様に係る加工装置は、トラブル検知部と、トラブル情報蓄積部と、を有する制御ユニットを備える。該トラブル検知部は、該加工ユニットにより加工された該被加工物を該カメラユニットにより撮影して取得する撮像画像を用いてトラブルの発生を検知する機能を有する。該トラブル情報蓄積部は、トラブルの発生を示す撮像画像と、該撮像画像に示された該トラブルを解消するトラブル対応策と、を含む複数のトラブル対策情報を蓄積する機能を有する。
トラブルの発生が検出されたとき、例えば、熟練したオペレータは該トラブルの内容を検討してトラブル対応策を策定し、該入力ユニットで該トラブル対応策を加工装置に入力する。該加工装置では、該トラブル対応策が実施されるとともに、該トラブルの発生を示す撮像画像と、該トラブル対応策と、を含むトラブル対策情報が該トラブル情報蓄積部に蓄積される。
該トラブル情報蓄積部に複数のトラブル対策情報が蓄積されていると、その後、撮像画像から新たなトラブルの発生が検出された際、該撮像画像と、蓄積されたトラブル対策情報に含まれる撮像画像と、を含む画像選択画面を表示ユニットに表示できる。すると、例えば、経験の浅いオペレータでも該画像選択画面に表示された撮像画像の中から発生しているトラブルが示された撮像画像を選択することで、選択された撮像画像に関連付けられたトラブル対応策を知ることができる。
該トラブル対策情報に含まれる撮像画像は、該加工装置のカメラユニットにより撮像された被加工物の画像であるから、画像の選択は経験の浅いオペレータにも容易である。そのため、該トラブルに適切に対処できる該トラブル対応策を実施することができる。
したがって、本発明によりトラブル発生時に加工装置のオペレータが容易にトラブル対応策に関する情報を取得できる加工装置が提供される。
切削装置を模式的に示す斜視図である。 トラブル情報蓄積部に蓄積される情報の一例を模式的に示す図である。 図3(A)は、画像選択画面を模式的に示す図であり、図3(B)は、トラブル対策情報表示画面を模式的に示す図である。
添付図面を参照して、本発明の一態様に係る実施形態について説明する。本実施形態に係る加工装置は、例えば、半導体でなるウェーハ等の被加工物を加工する研削装置、切削装置、又は、レーザ加工装置等である。図1は、本実施形態に係る加工装置の一例である切削装置2を模式的に示す斜視図である。以下、該加工装置が切削装置2である場合を例に説明する。
該切削装置2は、各構成要素を支持する基台4を備える。該基台4の前方の角部には、矩形の開口4aが形成されており、この開口4a内には、昇降するカセット支持台6が設けられている。カセット支持台6の上面には、複数のフレームユニット1を収容するカセット8が載せられる。なお、図1では、説明の便宜上、カセット8の輪郭のみを示している。
フレームユニット1は、環状のフレーム3と、該環状のフレーム3の開口に張られた粘着テープ5と、該粘着テープ5の上面に支持された被加工物7と、を有する。被加工物7は、例えば、シリコン等の半導体材料でなる円形のウェーハであり、その表面側は、中央のデバイス領域と、デバイス領域を囲む外周余剰領域とに分けられる。デバイス領域は、格子状に配列された分割予定ライン(ストリート)でさらに複数の領域に区画されており、各領域には、IC、LSI等のデバイスが形成されている。
被加工物7の裏面側には、被加工物7よりも径の大きい粘着テープ5が貼付されている。粘着テープ5の外周部分は、環状のフレーム3に固定されている。すなわち、被加工物7は、粘着テープ5を介して環状のフレーム3に支持されている。
なお、被加工物7はシリコン等の半導体材料でなる円形のウェーハ以外でもよく、被加工物7の材質、形状、構造等に制限はない。例えば、セラミックス、樹脂、金属等の材料でなる矩形の基板を被加工物7として用いることもできる。デバイスの種類、数量、配置等にも制限はない。
切削装置2には、該カセット支持台6に載せられたカセット8に収容されたフレームユニット1を取り出して、該フレームユニット1を後述のチャックテーブル14の上に載せる搬送機構(不図示)が設けられている。該搬送機構によると、切削加工が終了した後に該フレームユニット1を該カセット8に収容することもできる。
カセット支持台6の側方には、X軸方向(前後方向、加工送り方向)に長い矩形の開口4bが形成されている。この開口4b内には、X軸移動テーブル10、X軸移動テーブル10をX軸方向に移動させるX軸移動機構(不図示)及びX軸移動機構を覆う防塵防滴カバー12が設けられている。
X軸移動機構は、X軸方向に平行な一対のX軸ガイドレール(不図示)を備えており、X軸ガイドレールには、X軸移動テーブル10がスライド可能に取り付けられている。X軸移動テーブル10の下面側には、ナット部(不図示)が設けられており、このナット部には、X軸ガイドレールに平行なX軸ボールネジ(不図示)が螺合されている。
X軸ボールネジの一端部には、X軸パルスモータ(不図示)が連結されている。X軸パルスモータでX軸ボールネジを回転させることで、X軸移動テーブル10は、X軸ガイドレールに沿ってX軸方向に移動する。
X軸移動テーブル10の上方には、フレームユニット1を保持するためのチャックテーブル14が設けられている。チャックテーブル14の上面には多孔質部材が配設されており、該多孔質部材の上面がフレームユニット1を保持する保持面14aとなる。該チャックテーブル14は、該保持面14a上に載せられたフレームユニット1を挟持するクランプ14bを外周部に備える。
該多孔質部材は、チャックテーブル14の内部に形成された吸引路(不図示)を介して吸引源(不図示)に接続されている。該保持面14aの上にフレームユニット1を載せ、吸引源を作動させて該吸引路及び該多孔質部材を通じて該フレームユニット1に負圧を作用させると、フレームユニット1がチャックテーブル14に吸引保持される。
チャックテーブル14は、モータ等の回転駆動源(不図示)に連結されており、該保持面14aに垂直な回転軸の周りに回転する。また、チャックテーブル14は、上述のX軸移動機構でX軸方向に加工送りされる。すなわち、該X軸移動機構は加工送りユニットを構成する。
開口4bに近接する位置には、上述したフレームユニット1をチャックテーブル14へと搬送する搬送ユニット(不図示)が設けられている。搬送ユニットで搬送されたフレームユニット1は、例えば、上面側が上方に露出するようにチャックテーブル14の保持面14aに載せられる。また、該搬送ユニットは、切削加工後のフレームユニット1を後述の洗浄ユニット50に搬送する。
基台4の上面には、2組の切削ユニット22a,22bを支持するための門型の支持構造24が、開口4bを跨ぐように配置されている。支持構造24の前面上部には、切削ユニット22a,22bをY軸方向(左右方向、割り出し送り方向)及びZ軸方向に移動させる2組の切削ユニット移動機構26が設けられている。
各切削ユニット移動機構26は、支持構造24の前面に配置されY軸方向に平行な一対のY軸ガイドレール28を共通に備えている。Y軸ガイドレール28には、各切削ユニット移動機構26を構成するY軸移動プレート30がスライド可能に取り付けられている。
各Y軸移動プレート30の裏面側(後面側)には、ナット部(不図示)が設けられており、このナット部には、Y軸ガイドレール28に平行なY軸ボールネジ32がそれぞれ螺合されている。各Y軸ボールネジ32の一端部には、Y軸パルスモータ34が連結されている。Y軸パルスモータ34でY軸ボールネジ32を回転させれば、Y軸移動プレート30は、Y軸ガイドレール28に沿ってY軸方向に移動する。
各Y軸移動プレート30の表面(前面)には、Z軸方向に平行な一対のZ軸ガイドレール36が設けられている。Z軸ガイドレール36には、Z軸移動プレート38がスライド可能に取り付けられている。
各Z軸移動プレート38の裏面側(後面側)には、ナット部(不図示)が設けられており、このナット部には、Z軸ガイドレール36に平行なZ軸ボールネジ40がそれぞれ螺合されている。各Z軸ボールネジ40の一端部には、Z軸パルスモータ42が連結されている。Z軸パルスモータ42でZ軸ボールネジ40を回転させれば、Z軸移動プレート38は、Z軸ガイドレール36に沿ってZ軸方向に移動する。
各Z軸移動プレート38の下部には、それぞれ切削ユニット22a,22bが設けられている。この切削ユニット22a,22bは、回転軸となるスピンドルの一端側に装着された円環状の切削ブレードを備えている。切削ユニット22a,22bには該切削ブレード及びチャックテーブル14に保持されたフレームユニット1に切削液を供給する切削液供給手段が備えられている。該切削液は、例えば、純水である。
また、切削ユニット22a,22bに隣接する位置には、被加工物7等を撮像するカメラユニット(撮像ユニット)48が設けられている。各切削ユニット移動機構26でY軸移動プレート30をY軸方向に移動させれば、切削ユニット22a,22b及び撮像カメラ48は、Y軸方向に割り出し送りされる。また、各切削ユニット移動機構26でZ軸移動プレート38をZ軸方向に移動させれば、切削ユニット22a,22b及び撮像カメラ48は、昇降する。
開口4bに対して開口4aと反対側の位置には、円形の開口4cが形成されている。開口4c内には、切削加工後のフレームユニット1等を洗浄するための洗浄ユニット50が設けられている。
開口4cの内部に設けられた洗浄ユニット50は、フレームユニット1を保持する洗浄テーブル52と、該洗浄テーブル52に保持されたフレームユニット1の上方から該フレームユニット1に洗浄液を吐出する洗浄ノズル54と、を備える。該洗浄液は、例えば、純水である。
該切削装置2は、表示ユニット18と、入力ユニット(不図示)と、該切削装置2の各構成を制御する制御ユニット16と、を備える。該制御ユニット16は、トラブル検知部16aと、トラブル情報蓄積部16bと、を有する。該トラブル検知部16aは、切削加工された該被加工物7を該カメラユニット48で撮影して取得した撮像画像を用いてトラブルの発生を検知する。
例えば、該撮像画像から分割予定ラインに沿って切削加工により形成されたカーフ(切削溝)を認識して、該カーフの幅やチッピングサイズ、カーフの中心線の該分割予定ラインの中心線からのずれ(カーフオフセンターという)等を測定する。これらの測定値に対しては許容範囲が設定されており、例えば、該測定値の該許容範囲からの逸脱が確認された場合、該トラブル検知部16aはトラブルの発生を検知する。
また、カメラユニット48による被加工物7の撮影に不具合があり撮像画像から該カーフを適切に認識できない場合、該撮像画像を用いて切削加工のトラブルの発生を検出できない。そこで、該トラブル検知部16aは、該撮像画像から該カーフを適切に認識できない場合にもこれをトラブルの発生として検知する。
さらに、該トラブル検知部16aは、切削加工される前の該被加工物7を該カメラユニット48で撮影して取得した撮像画像を用いてトラブルの発生を検知してもよい。被加工物7が加工される前においても、カメラユニット48で被加工物7を撮影することで、例えば、被加工物7と、切削ユニット22a,22bと、のアライメントに関するトラブルが発生したときに該トラブルの発生を検知できる。
該表示ユニット18は、加工条件や被加工物7の加工状況等を表示する。また、該トラブル検知部16aがトラブルの発生を検知した場合、該制御ユニット16は該切削装置2のオペレータに該トラブルの発生を報知して、該表示ユニット18に該トラブルの検知に用いられた撮像画像を表示させる。
該入力ユニットは、該切削装置2のオペレータ等が該切削装置2に各種の指示を入力する際に用いられる。該入力ユニットは、例えば、PCに使用されるキーボードやマウスであり、該表示ユニット18に備えられたタッチパネルでもよい。該表示ユニット18は、例えば液晶パネルである。該入力ユニットは、該トラブル情報蓄積部16bに蓄積されたトラブル対策情報56(後述)を編集する際や、該表示ユニット18に表示されるトラブル対応策の表示画面76(後述)を編集する際にも使用される。
切削装置2のオペレータは、トラブルが発生した際に、該トラブルの原因を特定してトラブル対応策を策定する。そして、該トラブル対応策を該入力ユニットにより切削装置2に入力する。
該トラブル情報蓄積部16bは、該トラブル検知部16aがトラブルを検知した後に該入力ユニットにより入力されたトラブル対応策と、該トラブルの検知に用いられた撮像画像と、を含むトラブル対策情報を蓄積する機能を有する。図2は、該トラブル情報蓄積部16bに蓄積されるトラブル対策情報56の例を模式的に示す図である。
図2に示す通り、各トラブル対策情報56は、トラブルの発生を示す撮像画像58と、該トラブルを解消するトラブル対応策60と、が含まれる。また、該トラブル対策情報56には、該トラブルの分類62及び該トラブルの詳細64等の情報が含まれても良い。該トラブル情報蓄積部16bには、様々な種類のトラブルに関する複数のトラブル対策情報56が蓄積されていく。
なお、トラブル情報蓄積部16bが蓄積するトラブル対策情報56は、該切削装置2のオペレータ等が該入力ユニットを用いて編集してもよく、トラブルの発生に無関係に該切削装置2のオペレータが該入力ユニットを用いて作成してもよい。
また、該トラブル情報蓄積部16bには、該切削装置2の製造者により予め典型的なトラブルについて撮像画像以外のトラブル対策情報56が入力されていてもよい。すると、トラブルが該トラブル検知部16aにより検知された際に、切削装置2のオペレータは、適切なトラブル対応策60が含まれる該トラブル対策情報56を選択することで、トラブルに対処できる。また、該トラブルの検知に用いられた撮像画像を該トラブル対応策60に関連付けることでトラブル対策情報56を完成できる。
さらに、予め該切削装置2の製造者により、典型的なトラブルについて該撮像画像58の代わりとなる模式図を含む該トラブル対策情報56がトラブル情報蓄積部16bに入力されていてもよい。すると、例えば、トラブル検知部16aでトラブルの発生が検出された際に、該トラブルと同様のトラブルが示された該模式図を選択して該模式図を被加工物が写る撮像画像58に置き換えることで容易にトラブル対策情報56を完成できる。また、該模式図が含まれるトラブル対策情報56からトラブル対応策60を取得できる。
該制御ユニット16は、該トラブル検知部16aがトラブルの発生を検知したとき、画像選択画面を表示ユニット18に表示させる機能を有する。図3(A)は、該表示ユニット18に表示される画像選択画面66の一例を模式的に示す図である。該画像選択画面66には、該検知に用いられた撮像画像58aと、該トラブル情報蓄積部16bに蓄積されている複数のトラブル対策情報56にそれぞれ含まれる撮像画像58と、を含む。
該画像選択画面66には、例えば、検知されたトラブルの分類62と、トラブルの詳細64と、該撮像画像58aから検出されたカーフ等の測定値68と、該測定値68の許容範囲と、がさらに表示されてもよい。該切削装置2のオペレータは、画像選択画面66に表示されるこれらの各種の情報から、生じたトラブルについての情報を得る。
また、該切削装置2のオペレータは、該画像選択画面66に表示された撮像画像58から該撮像画像58aに示されるトラブルに最も近いトラブルが示された撮像画像58を選択する。例えば、入力ユニットを用いてカーソル70やスクロールバー74等を操作して適切な撮像画像58を選択し、トラブル対応策の表示画面を表示させるアイコン72を押下する。すると、該表示ユニット18には、図3(B)に示すトラブル対応策の表示画面76が表示される。
該トラブル対応策の表示画面76には、該トラブル情報蓄積部16bに蓄積されたトラブル対策情報56のうち、該画像選択画面66で選択された撮像画像58を含むトラブル対策情報56が展開されて表示される。該トラブル対応策の表示画面76には、例えば、トラブル対応策の概要78と、トラブル対応策の詳細説明80と、該トラブルの検出に用いられた撮像画像58aと、が表示される。すなわち、該トラブル対応策の表示画面76により該切削装置2のオペレータにトラブル対応策60が提案される。
本実施形態に係る切削装置2では、トラブル検知部16aがトラブルを検知した際に、経験の浅いオペレータでも該被加工物7が写る撮像画像58を用いてトラブル情報蓄積部16bから適切なトラブル対応策60に関する情報を容易に取得できる。例えば、熟練したオペレータがトラブル対策情報56を作成して該トラブル情報蓄積部16bに蓄積すると、該熟練したオペレータの知見を利用して経験の浅いオペレータがトラブルに対処できるようになる。
次に、本実施形態に係る切削装置2の使用方法について説明する。該切削装置2による切削加工でカーフ(切削溝)が形成された被加工物7をカメラユニット48で撮影した際に、取得された撮像画像からカーフを検出できない場合を例に説明する。なお、該切削装置2のトラブル情報蓄積部16bには、予め複数のトラブル対策情報56が蓄積されている。
該使用方法では、まず、切削装置2の該チャックテーブル14に保持された該被加工物7を該切削ユニット22a,22b(加工ユニット)で加工する加工ステップを実施する。
該加工ステップでは、カセット支持台6上のカセット8に収容されたフレームユニット1を、切削装置2の搬送機構(不図示)により取り出して搬送し、チャックテーブル14の保持面14a上に載せる。そして、チャックテーブル14の吸引源を作動させて該フレームユニット1に負圧を作用させると、フレームユニット1がチャックテーブル14に吸引保持される。
次に、被加工物7の切削加工を実施する。まず、切削ユニット22a,22bのスピンドルを回転させることで切削ブレードを回転させるとともに、該切削ブレードを所定の高さに位置付けて、チャックテーブル14を加工送り方向に加工送りさせると、回転する切削ブレードが被加工物7に接触して被加工物7が切削される。
該加工ステップの途中で、該被加工物7を撮影して撮像画像58aを取得して、該撮像画像58aを用いてトラブルの発生を検知する検知ステップを実施する。制御ユニット16は、カメラユニット48に該被加工物7の表面を撮影させて撮像画像58aを取得させる。該撮像画像58aは、該制御ユニット16のトラブル検知部16aに送られる。
該トラブル検知部16aでは、例えば、該撮像画像58aに写る該被加工物7に写るカーフ(切削溝)を認識して、該カーフの幅やチッピングサイズ、カーフオフセンター等を測定し、測定値が許容範囲に収まらない場合にトラブルの発生を検知する。また、図3(A)に示される撮像画像58aのように、カメラユニット48が備える撮影用照明の出力の設定を誤る等して、カーフを適切に認識できない撮像画像58aが取得された場合にも該トラブル検知部16aはトラブルの発生を検知する。
該検知ステップでトラブルが検知された際に、図3(A)に示すような画像選択画面66を表示ユニット18に表示させる表示ステップが実施される。該画像選択画面66は、該撮像画像58aと、該トラブル情報蓄積部16bに蓄積された該複数のトラブル対策情報56にそれぞれ含まれる該撮像画像58と、を含む画面である。
次に、該複数のトラブル対策情報56のそれぞれに含まれる該撮像画像58から該トラブルの検知に用いられた該撮像画像58aに示されたトラブルに最も近いトラブルが示された該撮像画像58を選択するトラブル対策情報選択ステップを実施する。オペレータは、該表示ユニット18に表示される画像選択画面66において、入力ユニットを用いてカーソル70やスクロールバー74を操作して適切な撮像画像58を選択し、トラブル対応策60を表示させるためのアイコン72を押下する。
例えば、図3(A)に示された撮像画像58aを確認したオペレータは、該撮像画像58aが、カーフと、その他の部分と、の色が類似している画像であることを認識する。そして、該オペレータは、画像選択画面66に表示された撮像画像58から、同様にカーフと、その他の部分と、の色が類似している撮像画像58を選択する。
次に、選択された該撮像画像58を含むトラブル対策情報56に含まれたトラブル対応策60を表示ユニット18に表示するトラブル対応策表示ステップが実施される。画像選択画面66のアイコン72が押下されると、図3(B)に例示されるようなトラブル対応策の表示画面76が表示ユニット18に表示される。該トラブル対応策の表示画面76には、トラブル対策情報56に含まれる情報として、トラブル対応策の概要78及びトラブル対応策の詳細説明80等が表示される。
具体的には、該トラブル対応策の表示画面76には、トラブルの発生が検知された原因としてカメラユニット48の照明が不適切である旨が示される。より詳細には、カメラユニット48による撮影時に使用される2つの照明(落射照明及び斜光照明)の出力が大きすぎて、周囲と比較して暗く撮像されるはずのカーフが明るくなりすぎたため、カーフを適切に検出できなかったことが示唆される。そして、カーフを適切に検出できる撮像画像を取得するためのトラブル対応策60として照明の調整が提案される。
該トラブル対応策の表示画面76には、図3(B)に示す通り、例えば、トラブル対策情報56に含まれる過去の事例やトラブル対応策60が実施された後の改善状況等が表示されてもよく、オペレータはこれらの情報を基にトラブル対応策60を実施する。例えば、落射照明及び斜光照明の出力を下げてカメラユニット48により再度撮影する。すると、カーフが暗い適正な撮像画像58aが得られるようになり、トラブルが解消される。
なお、本実施形態では、該加工ステップの途中で検知ステップを実施して、形成されたカーフ84を検出してトラブルを検出しようとする場合を例に本発明の一態様を説明した。さらに、該加工ステップを実施する前に検知ステップを実施することで、ウェーハ1と、切削ユニット22a,22bと、のアライメントに関するトラブルを検出してもよい。
また、本実施形態では、カメラ照明の設定を誤ったために撮像画像58aからカーフ84を検出できない場合を例に本発明の一態様を説明した。そして、トラブルを解決するために、図2に示す表の最上段のトラブル対策情報56に含まれるトラブル対応策60を実施する場合について説明した。ただし、本実施形態に係る切削装置2では、これ以外のあらゆるトラブルに対応できる。
例えば、図2に示す表の2段目のトラブル対策情報56もカメラユニット48による撮影で隣接する2つのデバイス82の間に形成されるカーフ84を検出できないトラブルに関する情報である。この場合、撮影時に設定されるマスク領域88の設定を誤ったことがトラブルの原因である。そのため、該2段目のトラブル対策情報56には、該マスク領域88を適切に調整するとのトラブル対応策60が含まれる。ここで、マスク領域88とは、該2段目の撮像画像58の斜線で示す領域である。
撮像画像58に写るカーフ84は、その深さ等により色合いが変わる場合があり、該カーフ84の色が該カーフ84のエッジの認識の妨げになる場合がある。そこで、該カーフ84と重なるようにマスク領域88を設定し、エッジ近傍以外の部分のカーフ84を写らないようにする。しかし、エッジを含めるように誤ってマスク領域88を設定すると、エッジが隠れて適切に認識できないため、対処が必要となる。
図2に示す表の3段目のトラブル対策情報56もまたカメラユニット48による撮影でカーフ84を検出できないトラブルについての情報である。この場合、撮影時に実施される焦点の調整が不適切で、ピントのずれた撮像画像58aとなったことがトラブルの原因である。該カメラユニット48は、例えば、トラブルの検出以外に切削ユニット22a,22bのアライメントにも使用されるが、該アライメント時に検出されるターゲットの高さ位置がカーフ84のエッジの高さ位置と大きく異なる場合がある。
この場合、切削加工の途上でカーフ84をチェックしようとする際に、カメラユニット48の焦点高さを大きく変更しなければならない。カメラユニット48が所定の対象を撮影する際には、該カメラユニット48の焦点を該対象に合わせるようにカメラユニット48の高さが所定の範囲内で自動的に調整される。しかし、該所定の範囲の外に焦点の合う高さが存在する場合、該調整に失敗する。そのため、該トラブル対策情報56に含まれるトラブル対応策60には、該範囲(焦点の調整量)を変更する提案が含まれる。
図2に示す表の4段目のトラブル対策情報56もまたカメラユニット48による撮影でカーフ84を検出できないトラブルについての情報であるが、この場合、撮影箇所が被加工物7の端部付近であり、カーフ84が写る領域が小さいことがトラブルの原因である。そのため、該トラブル対策情報56に含まれるトラブル対応策60には、カーフ84をチェックする位置を変更する提案が含まれる。
図2に示す表の5段目のトラブル対策情報56は、検出されたカーフ84においてチッピング(欠け)の大きさが許容される範囲を超えているとして検出されたトラブルに関する情報である。しかし、この場合、分割予定ライン86に存在するTEG(Test Element Group)90が誤ってチッピングとして認識されたことがトラブルの原因である。該トラブル対策情報56に含まれるトラブル対応策60には、カメラの照明を調整して該TEG90と、該カーフ84と、の色見が異なる撮像画像を取得する提案が含まれている。
図2に示す表の6段目のトラブル対策情報56もまた検出されたカーフ84のチッピングの大きさが許容される範囲を超えているとして検出されたトラブルに関する情報である。この場合、TEG90及びカーフ84の色見が異なる撮像画像が取得できているものの、TEG90が集中している領域で撮影を実施したために、適切にカーフ84の検出ができていないことが原因である。そのため、該トラブル対策情報56に含まれるトラブル対応策60には、カーフ84をチェックする位置を変更する提案が含まれる。
図2に示す表の7段目のトラブル対策情報56は、切削ユニット22a,22bのアライメントを適切に実施できないとして検出されたトラブルに関する情報である。該アライメントには、被加工物7に形成されたパターンから選択されたキーパターン92が用いられる。
しかし、該キーパターン92が円状または円環形状である場合、該被加工物7を回転させても撮像画像58に写る該キーパターン92の向きは実質的に変化しない。この場合、該キーパターン92を利用してもアライメントを適切に実施できないため、該トラブル対策情報56に含まれるトラブル対応策60には、設定されるキーパターン92を変更する提案が含まれる。
図2に示す表の8段目のトラブル対策情報56は、切削ユニット22a,22bのアライメントを適切に実施できないとして検出されたトラブルに関する情報である。カメラユニット48の照明の調整を誤ったために設定されたキーパターン92が検出できないことが原因である。該トラブル対策情報56に含まれるトラブル対応策60には、カメラユニット48の照明の調整を適切に実施する提案が含まれる。
以上に説明した通り、本実施形態に係る切削装置2は様々なトラブル対策情報56を蓄積可能なトラブル情報蓄積部16bを備えるため、トラブルが検出された際に、経験の浅いオペレータでも適切なトラブル対応策60を実施できる。
なお、本発明は、上記の実施形態の記載に限定されず、種々変更して実施可能である。例えば、上記の実施形態において、切削装置2において適切なトラブル対応策を実施する場合について説明したが、本発明の一態様はこれに限定されない。例えば、本発明の一態様に係る加工装置は、被加工物7をレーザ加工するレーザ加工装置や、該被加工物7を研削する研削装置でもよい。
その他、上記実施形態に係る構造、方法等は、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施できる。
1 フレームユニット
3 フレーム
5 粘着テープ
7 被加工物
2 切削装置
4 基台
4a,4b,4c 開口
6 カセット支持台
8 カセット
10 X軸移動テーブル
12 防塵防滴カバー
14 チャックテーブル
14a 保持面
14b クランプ
16 制御ユニット
16a トラブル検知部
16b トラブル情報蓄積部
18 表示ユニット
22a,22b 切削ユニット
24 支持構造
26 切削ユニット移動機構
28 Y軸ガイドレール
30 Y軸移動プレート
32 Y軸ボールネジ
34 Y軸パルスモータ
36 Z軸ガイドレール
38 Z軸移動プレート
40 Z軸ボールねじ
42 Z軸パルスモータ
48 カメラユニット
50 洗浄ユニット
52 洗浄テーブル
54 洗浄ノズル
56 トラブル対策情報
58,58a 撮像画像
60 トラブル対応策
62 トラブルの分類
64 トラブルの詳細
66 画像選択画面
68 測定値
70 カーソル
72 アイコン
74 スクロールバー
76 トラブル対応策の表示画面
78 トラブル対応策の概要
80 トラブル対応策の詳細説明
82 デバイス
84 カーフ
86 分割予定ライン
88 マスク領域
90 TEG
92 キーパターン

Claims (4)

  1. 被加工物を保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された被加工物を加工する加工ユニットと、該チャックテーブルに保持された被加工物を撮影して撮像画像を取得するカメラユニットと、指示の入力に用いられる入力ユニットと、表示ユニットと、各構成要素を制御する制御ユニットと、を備える加工装置であって、
    該制御ユニットは、トラブル検知部と、トラブル情報蓄積部と、を有し、
    該トラブル検知部は、該加工ユニットにより加工された該被加工物を該カメラユニットにより撮影して取得する撮像画像を用いてトラブルの発生を検知する機能を有し、
    該トラブル情報蓄積部は、トラブルの発生を示す撮像画像と、該撮像画像に示された該トラブルを解消するトラブル対応策と、を含む複数のトラブル対策情報を蓄積する機能を有し、
    該制御ユニットは、
    該トラブル検知部がトラブルの発生を検知したとき、該トラブルの発生の検知に用いられた撮像画像と、該トラブル情報蓄積部に蓄積されている複数の該トラブル対策情報にそれぞれ含まれる撮像画像と、を含む画像選択画面を該表示ユニットに表示させる機能と、
    複数の該トラブル対策情報に含まれ該画像選択画面に表示された撮像画像から入力ユニットにより選択された撮像画像が含まれるトラブル対策情報を該トラブル情報蓄積部から読み出し、該トラブル対策情報に含まれるトラブル対応策を該表示ユニットに表示させる機能と、を有することを特徴とする加工装置。
  2. 該入力ユニットは、該トラブル情報蓄積部に蓄積されている該トラブル対策情報の編集に用いられることを特徴とする請求項1記載の加工装置。
  3. 該トラブル検知部は、該加工ユニットが該被加工物の表面に設定された分割予定ラインに沿って形成する溝の位置若しくは品質、又は、内部改質層の位置若しくは品質に関する情報を該カメラユニットが取得する撮像画像を用いて取得してトラブルの発生を検知することを特徴とする請求項1又は2記載の加工装置。
  4. 該トラブル情報蓄積部に複数のトラブル対策情報が蓄積された請求項1乃至3のいずれか一に記載の加工装置の使用方法であって、
    該チャックテーブルに保持された該被加工物を該加工ユニットで加工する加工ステップと、
    該加工ステップの前又は途中で、該被加工物を撮影して該撮像画像を取得して、該撮像画像を用いてトラブルの発生を検知する検知ステップと、
    該検知ステップでトラブルの発生が検知された際に、該トラブルの発生の検知に用いられた該撮像画像と、該トラブル情報蓄積部に蓄積された該複数のトラブル対策情報にそれぞれ含まれる該撮像画像と、を含む画像選択画面を表示ユニットに表示する表示ステップと、
    該複数のトラブル対策情報のそれぞれに含まれる該撮像画像から該トラブルの発生の検知に用いられた該撮像画像に示されたトラブルに最も近いトラブルが示された該撮像画像を選択するトラブル対策情報選択ステップと、
    選択された該撮像画像を含むトラブル対策情報に含まれた該トラブル対応策を表示ユニットに表示するトラブル対策表示ステップと、を備えることを特徴とする加工装置の使用方法。
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