JP7449146B2 - 製管装置 - Google Patents
製管装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7449146B2 JP7449146B2 JP2020072481A JP2020072481A JP7449146B2 JP 7449146 B2 JP7449146 B2 JP 7449146B2 JP 2020072481 A JP2020072481 A JP 2020072481A JP 2020072481 A JP2020072481 A JP 2020072481A JP 7449146 B2 JP7449146 B2 JP 7449146B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resistance force
- main body
- additional
- pipe
- force applying
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 claims description 63
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 claims description 51
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 26
- 230000001141 propulsive effect Effects 0.000 claims description 21
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 claims description 21
- 238000005304 joining Methods 0.000 claims description 13
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 7
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 6
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 6
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 15
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 9
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 8
- 239000000463 material Substances 0.000 description 7
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 6
- 239000000344 soap Substances 0.000 description 6
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 5
- 230000007613 environmental effect Effects 0.000 description 5
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 4
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 4
- 230000008569 process Effects 0.000 description 4
- 239000010865 sewage Substances 0.000 description 4
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 3
- 230000001603 reducing effect Effects 0.000 description 3
- 230000009471 action Effects 0.000 description 2
- 230000032683 aging Effects 0.000 description 2
- 230000003993 interaction Effects 0.000 description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 2
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 2
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 2
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000003213 activating effect Effects 0.000 description 1
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 1
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 description 1
- 229920000915 polyvinyl chloride Polymers 0.000 description 1
- 239000004800 polyvinyl chloride Substances 0.000 description 1
- 238000010248 power generation Methods 0.000 description 1
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 1
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 1
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 description 1
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 1
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Pipe Accessories (AREA)
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
本発明は、かかる事情に鑑み、製管装置を大型化することなく、かつ帯状部材を傷つけることなく、螺旋管の製管時の環境状況に応じて、管端部を拡縮させるための摩擦抵抗力を調整可能とすることを目的とする。
前記帯状部材における先行して製管された先行螺旋管部の延伸方向の管端部に配置され、前記巻回方向に推進される装置本体と、
前記装置本体に設けられて、前記帯状部材における前記先行螺旋管部に続く未製管の後続帯部又は前記管端部に対して推進反力を付与する一対の推進ローラを含む推進反力付与部と、-
前記装置本体に設けられて、前記推進反力とは逆向きの摩擦抵抗力を前記管端部又は前記後続帯部に付与する備え付け抵抗力付与部と、
前記装置本体から独立して前記管端部に取り付けられ、前記装置本体の推進に伴って、前記推進反力とは逆向きの追加の摩擦抵抗力を前記管端部に付与する1又は複数の追加抵抗力付与部と、
を備えたことを特徴とする。
前記備え付け抵抗力付与部によって管端部を十分に拡縮調整できるときは、好ましくは追加抵抗力付与部による追加の摩擦抵抗力を弱めておく。
例えば、下水道管を供用下で更生する際に、流下する下水が石鹸成分や油分などの摩擦低減成分を多く含むために、前記備え付け抵抗力付与部だけでは十分な摩擦抵抗力が得られない環境状況になったときは、追加抵抗力付与部を効かすことで、追加の摩擦抵抗力を管端部に付与する。これによって、製管時の環境状況に応じて、トータルの摩擦抵抗力を自在に調整できる。この結果、管端部を確実に拡縮調整することができる。
備え付け抵抗力付与部を大型化する必要が無く、ひいては製管装置の大型化を回避できる。備え付け抵抗力付与部の摩擦抵抗力を無理に高める必要も無く、帯状部材を傷つけるおそれがない。
製管時には、装置本体の推進に伴って、装置本体の前端部や該前端部に設けられた部品が追加抵抗力付与部に突き当たり、追加抵抗力付与部を推進前方側へ押し動かす。これによって、追加の摩擦抵抗力を帯状部材に確実に付与できる。
製管のやり直し等で装置本体を後退させるときは、追加抵抗力付与部は後退の直前の位置に残置される。したがって、装置本体の後退時に帯状部材が追加抵抗力付与部からの摩擦抵抗力を受けることはない。
製管時には、装置本体の一部(フレームなど)や、装置本体に搭載された部品(嵌合力付与部など)が追加抵抗力付与部に突き当たることで、追加抵抗力付与部を推進前方側へ押し動かす。これによって、追加の摩擦抵抗力を帯状部材に確実に付与できる。
前記装置本体には、前進時に前記追加抵抗力付与部に突き当たって前記追加抵抗力付与部を推進前方へ押す突当部が設けられていることが好ましい。
前述したように、装置本体の前端部や該前端部に設けられた部品、装置本体の一部(フレームなど)や装置本体に搭載された部品(嵌合力付与部など)が、「突当部」となる。
牽引手段ひいては前記追加抵抗力付与部は、装置本体に対して係止解除可能であることが好ましい。
これによって、管端部に対して追加の摩擦抵抗力を確実に付与できる。
これによって、追加の摩擦抵抗力の大きさを増減させることで、管端部を確実に拡縮調整できる。
調整ボルトのねじ込み量によって、追加ブレーキ部材による挟み付け力を調整し、管端部を拡縮調整できる。
外周規制条体によって、管端部の周長ないしは管径を規制できる。かつ外周規制条体を条体挿通部に通すことで、追加ブレーキ部材が外周規制条体と干渉するのを避けることができる。
追加ブレーキローラを、推進反力付与部の推進ローラとは逆向きに回転させることで、追加の摩擦抵抗力を発現できる。追加ブレーキローラの回転数や管端部への押し付け力を調整することで、追加の摩擦抵抗力を増減させることができる。
追加ブレーキローラの回転軸などに摩擦抵抗発生部を設けてもよい。
これによって、追加抵抗力付与部を、管端部に対して脱落不能に係止できる。
これによって、追加抵抗力付与部が既設管の内周面などと擦れて損傷するのを防止できる。
<第1実施形態(図1~図8)>
図1は、老朽化した下水道管からなる既設管1を更生する様子を示したものである。更生対象の既設管1としては、下水道管に限らず、上水道管、農業用水管、水力発電導水管、ガス管、トンネルなどであってもよい。
図4(b)に示すように、螺旋状に巻回された帯状部材90の一周違いに隣接する嵌合部93,94どうしが凹凸嵌合によって接合され、更生管9(螺旋管)となっている。
装置本体11の前端部11fと後端部11rを結ぶ推進前後方向LDは、管端部9eの周方向(厳密には螺旋管9の巻回方向)へ向けられている。
図1に示すように、装置本体11の装置幅方向WDは、更生管9の管軸L9ひいては延伸方向EDに略沿っており、厳密には螺旋のリード角だけ管軸方向に対してずれている。
図2に示すように、嵌合力付与部20は、装置本体11の底部11bに配置されている。図4(b)に示すように、嵌合力付与部20は、嵌合ローラ23と、嵌合受け25を含む。嵌合ローラ23は、軸線を装置幅方向WDへ向けて、管端部9eの内周側に配置されている。嵌合受け25は、板状に形成されて、管端部9eの外周側(同図において下側)に配置されている。嵌合ローラ23と嵌合受け25とが、管端部9eを挟んで対峙している。嵌合ローラ23と嵌合受け25との間に接合位置9pが形成されている。接合位置9pにおいて、後続帯部9bと管端部9eとの嵌合部93,94どうしの嵌合操作が行われる。
図3に示すように、備え付け抵抗力付与部40と推進反力付与部30とは1ピッチ程度ずれている。詳しくは、図6に示すように、備え付け抵抗力付与部50が、推進反力付与部30に対して1ピッチ(帯状部材90のひと巻き)程度、延伸方向EDの後方(図6において上側)にずれて配置されている。
なお、追加抵抗力付与部50の数は、任意に調整でき、2つに限らず、1つだけでもよく、3つ以上でもよい。
図3及び図6に示すように、追加抵抗力付与部50は、推進反力付与部30に対して1ピッチ(帯状部材90のひと巻き)程度、延伸方向EDの後方(図6において上側)にずれて配置されている。
内周側の追加ブレーキ部材51は、水平部51hと垂直部51vを含むL字ピース状に形成されているが、これに限らず、板状などでもよい。
水平部52hの先端部には突起状の係止部52dが設けられている。係止部52dには、貫通穴52c(条体挿通部)が形成されている。貫通穴52cは、係止部52d内を推進前後方向LD(図7において紙面直交方向)に貫通している。
追加ブレーキ部材51,52の材質は、金属であるが、これに限らない。
詳細な図示は省略するが、追加抵抗力付与部50には、互いに厚みの異なる複数種のスペーサ55が用意されている。
<帯状部材90の繰り出し>
図1に示すように、帯状部材90を地上の巻取りドラム6から繰り出し、マンホール4を経て、既設管1の内周の先行螺旋管部9a内に通して、未製管の後続帯部9bとして製管装置10に導入する。
図5に示すように、推進反力付与部30の推進ローラ31を回転駆動することで、後続帯部9bを斜め後方の接合位置9pへ向けて押す。これを推進反力として、製管装置10が推進前方側(図5において左側)へ推進(自走)される。後続帯部9bが受ける推進反力F0は、推進後方側(図5において右側)への成分を含む。
製管装置10の推進に伴って、後続帯部9bが、順次、嵌合力付与部20の嵌合ローラ23と嵌合受け25との間(接合位置9p)へ導入され、後続帯部9bの第2嵌合部94が管端部9eの第1嵌合部93に押し込まれる。これによって、帯状部材90が螺旋状に巻回されながら、帯状部材90の一周違いに隣接する縁どうしが接合されることで、更生管9の製管が進む。
製管時、管端部9eが縮径する傾向がある。その要因としては、帯状部材90の断面の中立弱軸の傾きや巻き癖などが関係していると考えられる。
製管装置10の推進によって、備え付け抵抗力付与部40のブレーキ部材43,44が管端部9eに沿って摺擦されて滑り摩擦が生じ、備え付け抵抗力付与部40から管端部9eに対して推進前方側へ向けて摩擦抵抗力F1が付与される。該抵抗力F1の向きは、管端部9eの巻回方向に沿って、推進反力F0とは逆向きである。これら推進反力F0及び抵抗力F1の相互作用によって、管端部9eに拡径作用が働く。
抵抗力調整ボルト45のねじ込み量を調整することで、摩擦抵抗力F1を増減でき、管端部9eを拡縮調整できる。
製管のやり直し等で装置本体11を推進後方側へ後退させる場合、追加抵抗力付与部50は、後退させる直前の位置に残置される。したがって、後退時に追加抵抗力付与部50からの摩擦抵抗力を受けることはない。
供用下の下水道管1においては、流下する下水が石鹸成分や油分などの摩擦低減成分を多く含む場合がある。そうすると、備え付け抵抗力付与部40の摩擦抵抗力F1が減殺され、備え付け抵抗力付与部40だけでは管端部9eを思うように拡縮調整できなくなる。
その場合、追加抵抗力付与部50の調整手段53によって、追加ブレーキ部材51,52の挟み付け力を増大させる。すなわち、調整ボルト54を捩じ込んだり、スペーサ55を薄肉のものに交換したり、スペーサ55を撤去したりする。これによって、追加ブレーキ部材51,52が管端部9eに強く押し当てられる。
これによって、追加ブレーキ部材51,52と管端部9eとの間に滑り摩擦が発生する。このため、追加抵抗力付与部50から管端部9eに対して推進前方側へ向けて追加の摩擦抵抗力F2が付与される。追加の摩擦抵抗力F2の向きは、備え付け抵抗力付与部40による摩擦抵抗力F1と同方向であり、推進反力F0とは逆向きである。
したがって、流下水に石鹸成分や油分などの摩擦低減成分が含まれていても、製管装置10によるトータルの摩擦抵抗力(F1+F2)を十分に発現させることができる。要するに、製管時の環境状況に応じて、トータルの摩擦抵抗力を自在に調整できる。この結果、製管中の管端部9eを確実に拡縮調整することができる。
装置本体11に備え付けの抵抗力付与部40を大型化する必要が無く、抵抗力調整ボルト45を無理にねじ込む必要も無い。さらにブレーキ部材43,44を管端部9eに食い込ませる必要も無く、管端部9eを傷つけるおそれもない。
<第2実施形態(図9)>
図9に示すように、第2実施形態の製管装置10Bにおいては、中間の追加抵抗力付与部50Mが、装置本体11と重複するようにして管端部9e上に配置されている。詳しくは、追加抵抗力付与部50Mは、装置本体11の前端部11fと後端部11rとの間、好ましくは前端部11fと嵌合力付与部20(接合位置)との間の管端部9e上に配置されている。追加抵抗力付与部50Mは、装置本体11から切り離され、装置本体11に対して非連結状態になっている。追加抵抗力付与部50Mと装置本体11とを連結する連結手段は存在しない。追加抵抗力付与部50Mは、装置本体11から独立して、装置本体11とは別個に、管端部9eに対して着脱自在である。
追加抵抗力付与部50Mは、推進反力付与部30に対して1ピッチ(帯状部材90のひと巻き)程度、延伸方向の後方(図9において紙面奥)にずれて配置されている。
中間追加抵抗力付与部50Mの数は任意に調整できる。図9においては、中間追加抵抗力付与部50Mの数は1つであるが、2つ以上でもよい。
これによって、追加抵抗力付与部50Mと管端部9eとの間に滑り摩擦が発生し、管端部9eに対して追加の摩擦抵抗力F2が付与される。
図10に示すように、第3実施形態の製管装置10Cにおいては、追加抵抗力付与部50Rが、装置本体11より推進後方に配置されている。
推進ローラ31を含む推進反力付与部30は、嵌合力付与部20より推進前方(図10において左側)の管端部9e上に配置されている。備え付け抵抗力付与部40は、装置本体11内における嵌合力付与部20より推進後方(図10において右側)に配置されている。したがって、備え付け抵抗力付与部40の更に推進後方に追加抵抗力付与部50Rが配置されている。抵抗力付与部40,50Rは、推進反力付与部30に対して1ピッチ(帯状部材90のひと巻き)程度、延伸方向の前方(図10において紙面手前)にずれている。
後続帯部9bは、一対の案内ローラ61に挟まれている。案内ローラ61は、モータなどの駆動機構に接続されておらず、自由回転可能である。
連結部材75及び連結軸75からなる牽引手段70Bは、隣接する追加抵抗力付与部50Rどうしの離間距離を規制する一方、追加抵抗力付与部50Rどうしの回転などの相対変位を許容する。さらに、連結軸75は引き抜き可能であり、隣接する追加抵抗力付与部50Rどうしは連結解除可能である。
このとき、管端部9eには、推進反力付与部30から推進反力F0が付与され、かつ備え付け抵抗力付与部20から摩擦抵抗力F1が付与される。摩擦抵抗力F1は、管端部9eの巻回方向に沿って推進反力F0とは逆向きである。これによって、例えば、帯状部材90が拡径される傾向があるとき、その拡径を抑制して、管端部9eの管径を調整できる。
これによって、流下水に石鹸や油分などの摩擦低減成分が含まれている等の環境状況によって、備え付け抵抗力付与部20だけでは十分な摩擦抵抗力を得られない場合でも、トータルの摩擦抵抗力(F1+F2)を大きくでき、管端部9eを確実に拡縮調整できる。
管端部9eの曲率が不均一であったり管径が異なったりしても、連結部材71,75及び追加抵抗力付与部50Rが自在に回転変位されることで対応できる。
図11に示すように、牽引手段として、剛体の連結部材75に代えて、ワイヤなどの可撓性条体77,77Bが用いられていてもよい。可撓性条体77を介して、装置本体11と、後方直近の追加抵抗力付与部50Raとが繋がっている。可撓性条体77は可撓性であり、装置本体11と追加抵抗力付与部50Raとの最大離間距離を規制する以外は、追加抵抗力付与部50Raの装置本体11に対する相対変位を許容する。
管端部9eの曲率が不均一であったり管径が異なったりしても、各追加抵抗力付与部50Rが自在に変位されることで対応できる。
図12に示すように、第4実施形態の製管装置10Dにおいては、追加抵抗力付与部80が、一対の追加ブレーキローラ81,82と、ホルダ83と、駆動部84を含む。ホルダ83が管端部9eの内周から外周に跨っている。該ホルダ83に一対の追加ブレーキローラ81,82が回転可能に設けられている。追加ブレーキローラ81,82の回転軸は、管端部9eの管軸方向に沿うように向けられている。これら追加ブレーキローラ81,82が、管端部9eを内周側及び外周側から挟み付けている。
内周側の追加ブレーキローラ81は、管端部9eの内周面に接している。
詳細な図示は省略するが、外周側の追加ブレーキローラ82は、管端部9eの外周部に、推進前後方向LDへ移動可能かつ幅方向WDへ移動不能に係止されている。
なお、追加抵抗力付与部80は、第1実施形態(図5)と同様に、装置本体11より推進前方(図12において左側)に配置されている。装置本体11における推進反力付与部30及び備え付け抵抗力付与部40の配置は、第1実施形態(図5)と同じである。
追加ブレーキローラ81,82の回転数を調整したり、追加ブレーキローラ81,82による管端部9eに対する挟み付け力を調整したりすることによって、追加の摩擦抵抗力F2を増減させることができる。これによって、製管中の管端部9eを確実に拡縮調整できる。
追加ブレーキローラ81,82の回転軸等に摩擦抵抗発生部を設け、駆動部84を省略してもよい。
例えば、前方追加抵抗力付与部50と中間追加抵抗力付与部50Mと後方追加抵抗力付与部50Rを組み合わせて、管端部9eに取り付けてもよい。
推進ローラ31が、管端部9eに対して推進反力を付与し、備え付け抵抗力付与部40が、後続帯部9bに対して摩擦抵抗力を付与するように配置されていてもよい。そして、後方の追加抵抗力付与部50R(図10、図11)によって装置本体11の推進後方の管端部9eに対して追加の摩擦抵抗力F2を付与してもよい。あるいは、追加抵抗力付与部が、後続帯部9bに対して追加の摩擦抵抗力を付与するように配置されていてもよい。
中間追加抵抗力付与部50M又は後方追加抵抗力付与部50Rが、追加ブレーキローラ81,82(図12)を含んでいてもよい。
第3実施形態(図10、図11)において、推進反力付与部30が第1実施形態(図5)と同様の位置に配置され、後方追加抵抗力付与部50Rが、該推進反力付与部30及び嵌合力付与部20に対して1ピッチ以上、延伸方向EDの後方側(図10及び図11において紙面奥側)にずれた位置に配置されていてもよい。
嵌合力付与部20の嵌合ローラ23を接合位置9pよりも推進後方にずらしてもよく、嵌合ローラ23を省略してもよい。
HD 装置高さ方向
LD 推進前後方向
WD 装置幅方向
1 下水道管(既設管)
9 更生管(螺旋管)
9a 先行螺旋管部
9b 後続帯部
9e 管端部
9p 接合位置
90 帯状部材
91 帯本体
93,94 嵌合部(縁)
95 補強帯材
10 製管装置
11 装置本体
11f 前端部(突当部)
12 外周規制条体
15 フレーム(突当部)
20 嵌合力付与部
30 推進反力付与部
31 推進ローラ
40 備え付け抵抗力付与部
50 前方の追加抵抗力付与部
50M 中間の追加抵抗力付与部
50R 後方の追加抵抗力付与部
50Ra 後方直近の追加抵抗力付与部
51 内周側の追加ブレーキ部材
52 外周側の追加ブレーキ部材
52c 貫通穴(条体挿通部)
53 調整手段
54 調整ボルト
70,70B 牽引手段
77,77B 可撓性条体(牽引手段)
80 追加抵抗力付与部
81 内周側の追加ブレーキローラ
82 外周側の追加ブレーキローラ
Claims (11)
- 帯状部材を螺旋状の巻回方向に沿って巻回しながら前記帯状部材の一周違いに隣接する縁どうしを接合することによって螺旋管を形成する製管装置であって、
前記帯状部材における先行して製管された先行螺旋管部の延伸方向の管端部に配置され、前記巻回方向に推進される装置本体と、
前記装置本体に設けられて、前記帯状部材における前記先行螺旋管部に続く未製管の後続帯部又は前記管端部に対して推進反力を付与する一対の推進ローラを含む推進反力付与部と、
前記装置本体に設けられて、前記推進反力とは逆向きの摩擦抵抗力を前記管端部又は前記後続帯部に付与する備え付け抵抗力付与部と、
前記装置本体から独立して前記管端部に取り付けられ、前記装置本体の推進に伴って、前記推進反力とは逆向きの追加の摩擦抵抗力を前記管端部に付与する1又は複数の追加抵抗力付与部と、
を備え、前記追加抵抗力付与部が、前記装置本体に対して非連結状態であり、
前記装置本体には、前進時に前記追加抵抗力付与部に突き当たって前記追加抵抗力付与部を推進前方へ押す突当部が設けられていることを特徴とする製管装置。 - 帯状部材を螺旋状の巻回方向に沿って巻回しながら前記帯状部材の一周違いに隣接する縁どうしを接合することによって螺旋管を形成する製管装置であって、
前記帯状部材における先行して製管された先行螺旋管部の延伸方向の管端部に配置され、前記巻回方向に推進される装置本体と、
前記装置本体に設けられて、前記帯状部材における前記先行螺旋管部に続く未製管の後続帯部又は前記管端部に対して推進反力を付与する一対の推進ローラを含む推進反力付与部と、
前記装置本体に設けられて、前記推進反力とは逆向きの摩擦抵抗力を前記管端部又は前記後続帯部に付与する備え付け抵抗力付与部と、
前記装置本体から独立して前記管端部に取り付けられ、前記装置本体の推進に伴って、前記推進反力とは逆向きの追加の摩擦抵抗力を前記管端部に付与する1又は複数の追加抵抗力付与部と、
を備え、前記追加抵抗力付与部の少なくとも1つが、前記装置本体の推進後方に配置されて、前記装置本体に牽引手段を介して牽引され、かつ前記牽引手段によって前記装置本体に対する変位を許容されていることを特徴とする製管装置。 - 帯状部材を螺旋状の巻回方向に沿って巻回しながら前記帯状部材の一周違いに隣接する縁どうしを接合することによって螺旋管を形成する製管装置であって、
前記帯状部材における先行して製管された先行螺旋管部の延伸方向の管端部に配置され、前記巻回方向に推進される装置本体と、
前記装置本体に設けられて、前記帯状部材における前記先行螺旋管部に続く未製管の後続帯部又は前記管端部に対して推進反力を付与する一対の推進ローラを含む推進反力付与部と、
前記装置本体に設けられて、前記推進反力とは逆向きの摩擦抵抗力を前記管端部又は前記後続帯部に付与する備え付け抵抗力付与部と、
前記装置本体から独立して前記管端部に取り付けられ、前記装置本体の推進に伴って、前記推進反力とは逆向きの追加の摩擦抵抗力を前記管端部に付与する1又は複数の追加抵抗力付与部と、
を備え、前記追加抵抗力付与部が、前記管端部に対して、前記巻回方向へ移動可能かつ前記巻回方向と直交する幅方向へ移動不能に係止される係止部を有していることを特徴とする製管装置。 - 前記追加抵抗力付与部の少なくとも1つが、前記装置本体より推進前方に配置されていることを特徴とする請求項1又は3に記載の製管装置。
- 前記追加抵抗力付与部の少なくとも1つが、前記装置本体における前記巻回方向に沿う推進前後方向の前端部と後端部との間に配置されていることを特徴とする請求項1~4の何れか1項に記載の製管装置。
- 前記追加抵抗力付与部が、前記管端部を挟み付ける一対の追加ブレーキ部材を含むことを特徴とする請求項1~5の何れか1項に記載の製管装置。
- 前記追加抵抗力付与部が、前記一対の追加ブレーキ部材による挟み付け力を調整する調整手段を含むことを特徴とする請求項6に記載の製管装置。
- 前記調整手段が、一方の追加ブレーキ部材を貫通して他方の追加ブレーキ部材にねじ込まれた調整ボルトを含むことを特徴とする請求項7に記載の製管装置。
- 前記管端部の外周に巻かれて両端部が前記装置本体に係止された外周規制条体を、更に備え、前記一対のうち外周側の追加ブレーキ部材には、前記外周規制条体を通す条体挿通部が形成されていることを特徴とする請求項6~8の何れか1項に記載の製造装置。
- 前記追加抵抗力付与部が、前記管端部と接して前記追加の摩擦抵抗力を発生させる追加ブレーキローラを含むことを特徴とする請求項1~9の何れか1項に記載の製管装置。
- 前記追加抵抗力付与部が、前記管端部の管径方向の外周側の端部よりも前記管径方向の内周側に引っ込んでいることを特徴とする請求項1~10の何れか1項に記載の製管装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020072481A JP7449146B2 (ja) | 2020-04-14 | 2020-04-14 | 製管装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020072481A JP7449146B2 (ja) | 2020-04-14 | 2020-04-14 | 製管装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021169164A JP2021169164A (ja) | 2021-10-28 |
JP7449146B2 true JP7449146B2 (ja) | 2024-03-13 |
Family
ID=78149955
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020072481A Active JP7449146B2 (ja) | 2020-04-14 | 2020-04-14 | 製管装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7449146B2 (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016175243A1 (ja) | 2015-04-28 | 2016-11-03 | 積水化学工業株式会社 | 螺旋管の製管装置及び製管方法 |
WO2018043619A1 (ja) | 2016-08-30 | 2018-03-08 | 積水化学工業株式会社 | 螺旋管の製管装置 |
JP2019018474A (ja) | 2017-07-19 | 2019-02-07 | 積水化学工業株式会社 | 螺旋管の製管装置 |
JP2019059150A (ja) | 2017-09-27 | 2019-04-18 | 積水化学工業株式会社 | 製管装置および製管方法 |
JP2019166758A (ja) | 2018-03-26 | 2019-10-03 | 積水化学工業株式会社 | 更生管巻出し方法及び巻出帯材 |
-
2020
- 2020-04-14 JP JP2020072481A patent/JP7449146B2/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016175243A1 (ja) | 2015-04-28 | 2016-11-03 | 積水化学工業株式会社 | 螺旋管の製管装置及び製管方法 |
WO2018043619A1 (ja) | 2016-08-30 | 2018-03-08 | 積水化学工業株式会社 | 螺旋管の製管装置 |
JP2019018474A (ja) | 2017-07-19 | 2019-02-07 | 積水化学工業株式会社 | 螺旋管の製管装置 |
JP2019059150A (ja) | 2017-09-27 | 2019-04-18 | 積水化学工業株式会社 | 製管装置および製管方法 |
JP2019166758A (ja) | 2018-03-26 | 2019-10-03 | 積水化学工業株式会社 | 更生管巻出し方法及び巻出帯材 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2021169164A (ja) | 2021-10-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
AU2008273303B2 (en) | Device for curling strip member with reinforcing material, method for making spiral pipe, and device for making spiral pipe | |
JP6518324B2 (ja) | 螺旋管の製管装置及び製管方法 | |
US8347477B2 (en) | Pipe producing apparatus and existing pipe rehabilitating method employing the same | |
JP6637593B2 (ja) | 製管装置および製管方法 | |
US11383427B2 (en) | Pipe-forming apparatus for spiral pipe and pipe-forming method thereof | |
JP6936115B2 (ja) | 螺旋管の製管装置 | |
JP7449146B2 (ja) | 製管装置 | |
JP6809857B2 (ja) | 螺旋管の製管方法及び製管装置 | |
JP7092518B2 (ja) | 螺旋管の製管方法、製管装置、及び帯状部材 | |
JP6832109B2 (ja) | 螺旋管の製造方法及び製管装置 | |
JP6927782B2 (ja) | 螺旋管の製管装置 | |
JP6200307B2 (ja) | 製管装置 | |
JP5926661B2 (ja) | 製管装置 | |
JP7474155B2 (ja) | 螺旋管用製管装置 | |
JP6927828B2 (ja) | 製管装置および製管方法 | |
JP7352426B2 (ja) | 螺旋管の製管方法及び製管装置 | |
JP2023071364A (ja) | 螺旋管の製管装置 | |
JP6927778B2 (ja) | 螺旋管の製管装置 | |
JP7352427B2 (ja) | 螺旋管の製管方法及び製管装置 | |
JP2014104612A (ja) | ライニング工法および更生管路 | |
JP2022101024A (ja) | 巻き出し治具及び巻き出し方法 | |
JP2024135007A (ja) | 螺旋管の製管装置 | |
JP2002147650A (ja) | 管渠内のライニング施工法及びライニング材 | |
JP2002046181A (ja) | 管渠内のライニング施工装置及びライニング施工法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20230117 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20231113 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20231121 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20231225 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20240206 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20240301 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 7449146 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |