JP2019018474A - 螺旋管の製管装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】製管装置によって帯状部材から螺旋管を製管する際、前記帯状部材が本来の軌道から外れて座屈したり、管端ガイドが損傷したりするのを防止できる。【解決手段】製管装置3の駆動部10によって、帯状部材90における未製管の後続帯部92を先行管部91の内周側から斜めに押し出し、該押し出し力によって後続帯部92の縁を先行管部91の一周先行する対応縁と嵌合させる。駆動部10から延びるガイドフレーム25に管端ガイド21,23を設け、管端ガイド21,23を先行管部91に係止させる。駆動部10から前記押し出し方向に沿って軌道ガイド30を延出させ、押し出されてから嵌合されるまでの間の後続帯部分92cを案内する。【選択図】図1

Description

本発明は、帯状部材を螺旋状に巻回することによって螺旋管を製造する製管装置に関し、特に、螺旋状の巻回方向に沿って推進しながら製管する自走式かつ非内周規制構造の製管装置に関する。
老朽化した下水管等の既設管を螺旋管状の更生管でライニングすることによって更生することは公知である。更生管の一例として、合成樹脂製の帯状部材を螺旋状に巻回することにより形成される螺旋管が知られている。
螺旋管を製管する製管装置として、所謂自走式の製管装置が知られている(特許文献1〜3等参照)。この種の製管装置は、帯状部材における先行して螺旋状に製管された先行管部の延伸端部に配置されている。そして、前記先行管部に続く未製管の後続帯部の縁を、先行管部の一周先行する対応縁と嵌合させる。嵌合に伴って、製管装置が、螺旋状の巻回方向に沿って自走(推進)される。これによって、螺旋管が漸次延伸される。
特許文献1の製管装置は、所謂リンクローラと称される環状の内周規制体を備えている。該内周規制体に先行管部の延伸端部が巻き付けられる。ひいては、内周規制体によって螺旋管の断面(形状及び直径ないしは周長を含む)が内周側から規制されている。
特許文献2の製管装置においては、内周規制体として、複数の支持アームが放射状に延びている。これら支持アームの先端部の案内ローラが、先行管部の延伸端部に押し当てられることで、先行管部ひいては螺旋管の断面が内周側から規制されている。
特許文献3の製管装置は、駆動部と、管端ガイドを備える一方で、内周規制体を有しない非内周規制構造になっている。このため、延伸端部が内周側へ解放されている。管端ガイドは、先行管部の延伸端部の外周側のガイドと、内周側のガイドを含み、先行管部の延伸端部にスライド可能かつ摩擦抵抗を発現可能に係止される。駆動部の一対の駆動ローラによって、帯状部材における既に螺旋状に製管された先行管部に連なる後続帯部を、前記先行管部の内周側から斜め外側へ押し出す。この押し出し力によって、後続帯部の縁を先行管部の一周先行する対応縁と嵌合させる。このとき、管端ガイドが嵌合力を受ける。かつ、嵌合によって推進反力が生じ、製管装置が螺旋状の巻回方向に沿って推進(自走)される。
特許第4866428号公報 特許第4505142号公報 国際公開WO2016/175243
前記非内周規制構造の自走式製管装置(特許文献3)においては、帯状部材の未製管の後続帯部における駆動部から押し出されてから先行管部と嵌合されるまでの間の後続帯部分が、本来の軌道から外れるおそれがある。例えば、帯状部材の剛性が低いと、前記後続帯部分が座屈して大きく折れ曲がりやすい。そうすると、後続帯部分と先行管部とが嵌合できなくなる。一方、帯状部材の剛性が高いと、後続帯部分を先行管部に沿わせるように変形させにくく、管端ガイドの特に外周側のガイドが過大な負荷を受けて変形や破損等の損傷を受けるおそれがある。
本発明は、かかる事情に鑑み、非内周規制構造の自走式製管装置において、帯状部材の未製管の後続帯部が駆動部から押し出されてから先行管部と嵌合されるまでの間、本来の軌道から外れて座屈したり、管端ガイドを損傷させたりするのを防止可能な製管装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明は、螺旋管となるべき帯状部材における先行して螺旋状に製管された先行管部の延伸端部を内周側へ解放させた状態で、前記先行管部に続く未製管の後続帯部を、前記先行管部の延伸端部の内周側から斜めに押し出し、該押し出し力によって前記後続帯部の縁を前記延伸端部の一周先行する対応縁と嵌合させるとともに螺旋状の巻回方向に沿って推進される、螺旋管の製管装置であって、
前記後続帯部を挟む少なくとも一対の駆動ローラと、前記駆動ローラを保持する駆動部フレームとを有して、前記後続帯部に前記押し出し力を付与する駆動部と、
前記駆動部フレームに連結されたガイドフレームと、
前記ガイドフレームに設けられ、前記先行管部の延伸端部に係止される管端ガイドと、
前記駆動部フレームから前記押し出し方向に沿って延び、前記後続帯部における前記押し出されてから前記嵌合されるまでの間の後続帯部分をガイドする軌道ガイドと、
を備えたことを特徴とする。
当該製管装置によれば、軌道ガイドによって後続帯部分を案内することによって、後続帯部分が本来の軌道から外れて脱線するのを防止できる。帯状部材の剛性が低くても、後続帯部分が座屈して大きく折れ曲がるのを防止できる。帯状部材の剛性が高くても、後続帯部分が押し出し方向の下流側へ向かうにしたがって先行管部に漸次沿うようにでき、管端ガイドへの負荷を軽減して損傷を防止できる。この結果、帯状部材が低剛性であるか高剛性であるかに拘わらず、後続帯部分を先行管部の一周先行部分と確実に嵌合させ、螺旋管を製管することができる。
ここで、「延伸端部」とは、先行管部が管軸に沿って延伸されていく方向(延伸方向)の前端の約一周部分を言う。延伸方向の前方を「延伸前方」と称し、延伸方向の後方を「延伸後方」と称す。
好ましくは、前記押し出し方向は、前記駆動部フレームから、装置高さ方向の基部側かつ推進後方へ向けられる。前記装置高さ方向は、推進前後方向とも装置幅方向とも直交する方向であり、概略、螺旋管の管内外方向へ向けられる。前記装置高さ方向の基部側は、螺旋管の外周側へ向けられ、装置高さ方向の頂部側は、螺旋管の内周側へ向けられる。
前記延伸端部が内周側へ解放された状態とは、前記製管装置が、前記先行管部の延伸端部の断面(形状、周長、直径)を内周側から規制する内周規制体を有しない非内周規制構造になっており、前記延伸端部が、内周規制体によって内周側から規制されていない状態を言う。
前記製管装置が、前記推進の前後方向と直交する装置幅方向に沿う軸線を中心とする前記軌道ガイドの回転角度を調節する角度調節手段を、更に備えていることが好ましい。
軌道ガイドの角度調節によって、螺旋管を縮径させたり拡径させたりできる。軌道ガイドの先端を螺旋管の内周側へ回転変位させると、螺旋管を縮径できる。軌道ガイド部の先端を螺旋管の外周側へ回転変位させると、螺旋管を拡径できる。
前記軌道ガイドが、
前記駆動部フレームから前記押し出し方向へ突出されるようにして、前記駆動部フレームに固定された固定ガイド部と、
前記固定ガイド部の先端部に、前記軸線を中心にして回転可能に連なり、かつ前記角度調節手段に接続された可変ガイド部と、
を含むことが好ましい。
可変ガイド部の角度調節によって、螺旋管を縮径させたり拡径させたりできる。可変ガイド部の先端を螺旋管の内周側へ回転変位させると、螺旋管を縮径できる。可変ガイド部の先端を螺旋管の外周側へ回転変位させると、螺旋管を拡径できる。
螺旋管の断面形状は、円形に限られず、四角形等の非円形であってもよい。
本明細書における「縮径」は、螺旋管が円形断面であるとき、直径が小さくなることに限られず、螺旋管が任意の断面であるときの、周長が小さくなること(縮周長)をも含む。
また、「拡径」は、螺旋管が円形断面であるとき、直径が大きくなることに限られず、螺旋管が任意の断面であるときの、周長が大きくなること(拡周長)をも含む。
本発明の製管装置によれば、駆動部から押し出された後続帯部分が座屈したり、管端ガイドが損傷したりするのを防止できる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る製管装置を、更生管(螺旋管)の製管中の状態で模式的に示す側面図である。 図2は、図1のII−II線に沿う、製管中の前記製管装置及び更生管の解説平面図である。 図3は、前記製管装置によって製管中の更生管(螺旋管)の斜視図である。 図4は、前記製管装置によって既設管を更生する様子を示す断面図である。 図5は、前記更生管となるべき帯状部材を示し、図1のV−V線に沿う断面図である。 図6は、図1のVI−VI線に沿う断面図である。 図7は、図1のVII−VII線に沿う断面図である。 図8は、図1のVIII−VIII線に沿う断面図である。 図9は、本発明の第2実施形態に係る製管装置を、更生管(螺旋管)の製管中の状態で模式的に示す側面図である。 図10は、前記第2実施形態における縮径製管時の状態を示す側面図である。 図11は、前記第2実施形態における拡径製管時の状態を示す側面図である。
以下、本発明の実施形態を図面にしたがって説明する。
<第1実施形態>
図4は、老朽化した既設管1を更生する様子を示したものである。既設管1としては、下水道管、上水道管、農業用水管、水力発電用導水管、ガス管等が挙げられる。既設管1の内壁に更生管9がライニングされる。更生管9は、長尺の帯状部材90によって構成され、螺旋管状になっている。以下、更生管9を適宜「螺旋管9」と称す。
図5に示すように、帯状部材90は、一定の断面を有して、同図の紙面と略直交する方向へ延びている。帯状部材90の帯本体90aの材質は、例えばポリ塩化ビニル等の合成樹脂である。帯本体90aの裏側には金属製の補強帯材96が設けられている。なお、補強帯材96が省略されていてもよい。平板状の補強帯材が樹脂製の帯本体90aに埋め込まれていてもよい。
帯状部材90の裏側部(外周側部、図5において下側部)には、溝95bが形成されている。溝95bは、帯状部材90の長手方向に沿って延びている。
図5に示すように、帯状部材90の幅方向の一方側(図5において左側)の縁部には、凹状の第1嵌合部93が形成されている。帯状部材90の幅方向の他方側(図5において右側)の縁部には、凸状の第2嵌合部94が形成されている。第1嵌合部93の凹部と第2嵌合部94の凸部は互いに相補形状になっている。
図7及び図8に示すように、螺旋管9における、一周違いに隣接する縁の嵌合部93,94どうしが互いに凹凸嵌合によって接合されている。
図3及び図4に示すように、製管途中の帯状部材90は、既に製管された先行管部91と、これに続く未製管の後続帯部92とを含む。帯状部材90が、螺旋状の巻回方向に巻回されることで、螺旋管状の先行管部91が形成されている。製管が進むにつれて、先行管部91が、該先行管部91の管軸に沿って漸次延伸される。先行管部91の管軸に沿う延伸方向EDの前端(図4において左端)の約一周部分を「延伸端部91e」と称す。
図3及び図4に示すように、後続帯部92は、地上の巻回ドラム5から人孔4を経て、先行管部91の内部を通され、延伸端部91eと連続している。
図7に示すように、該連続する直近の後続帯部92及び先行管部91における帯状部材90の幅方向は、延伸方向EDにほぼ沿わされ、かつ第1嵌合部93が延伸前方(同図において左方)へ向けられ、第2嵌合部94が延伸後方(同図において右方)へ向けられている。
図3に示すように、先行管部91の延伸端部91e(図4において左端部)上に製管装置3が配置されている。製管装置3は、後続帯部92の縁(第2嵌合部94)と、先行管部91の一周先行する対向縁(第1嵌合部93)とを嵌合させることで、螺旋管9を製管しながら、螺旋状の巻回方向に沿って、図3において時計回りに推進される。前記嵌合は、先行管部91の延伸端部91eの周方向の一部分(嵌合位置9q)においてなされる。
図4に示すように、製管装置3の推進前後方向LDは、前記巻回方向に沿っている。製管装置3の幅方向WDは、前記巻回方向と直交され、螺旋管9の管軸にほぼ沿っている。図1に示すように、製管装置3の高さ方向HDは、装置幅方向WD及び推進前後方向LDと直交し、螺旋管9の管内外方向(径方向)へ向けられている。
製管装置3は、非内周規制構造になっている。つまり、先行管部91の延伸端部91eの断面(形状、周長、直径)を内周側から規制する内周規制体を有していない。延伸端部91eが内周側へ解放された状態で、製管が行われる。
詳しくは、図1及び図2に示すように、製管装置3は、駆動ユニット10(駆動部)と、管端ガイドユニット20を含む。
駆動ユニット10は、先行管部91の延伸端部91eの内周側に離れて位置され、後続帯部92に対して延伸端部91eへ向けて押し出し力を付与する。駆動ユニット10は、駆動部フレーム15と、二対の駆動ローラ11,12を含む。駆動部フレーム15に駆動ローラ11,12が保持されている。前段駆動ローラ11,11と後段駆動ローラ12,12とが、推進前後方向LD及び装置高さ方向HDにずれて配置されている。各駆動ローラ11,12の軸線は、装置幅方向WD(図1の紙面直交方向)へ向けられている。各駆動ローラ11,12には、駆動モータ(図示省略)がトルク伝達可能に接続されている。
なお、駆動ローラは、2対に限られず、少なくとも一対あればよく、3対以上でもよい。
対をなす前段駆動ローラ11,11間及び後段駆動ローラ12,12間に後続帯部92が通されている。駆動ローラ11,12の回転駆動によって、後続帯部92が、推進後方かつ装置高さ方向HDの基部側へ斜めに押し出される。
図1に示すように、駆動ユニット10に管端ガイドユニット20が接続されている。管端ガイドユニット20は、ガイドフレーム25と、管端ガイド21,22,23を含む。図において簡略化して示すガイドフレーム25が、駆動部フレーム15から装置高さ方向HDの基部側及び推進後方へ延びている。
ガイドフレーム25に管端ガイド21,22,23が保持されている。管端ガイド21,22,23が、先行管部91の延伸端部91eに係止されている。
図1〜図3に示すように、ガイドフレーム25の前側部に管端ガイド21が配置されている。管端ガイド21は、駆動部10に対して延伸後方(図2において上)へ1ピッチずれて配置されている。管端ガイド21は、プレート状の外周ガイド21aと、押え部材21d(内周ガイド)を含む。外周ガイド21aは、先行管部91における延伸端部91eに外周側から係止されている。詳細な図示は省略するが、外周ガイド21aには、帯状部材90の溝95bに係止される係止部が形成されている。外周ガイド21aは、先行管部91の周方向にスライド(移動)可能になっている。
外周ガイド21aの前後両側部には、コロ21cが設けられている。コロ21cが既設管1の内周に接して転動される。
押え部材21dは、延伸端部91eを挟んで外周ガイド21aと対向するように配置されている。押え部材21dと外周ガイド21aとの間に延伸端部91eが挟み付けられている。言い換えると、押え部材21dが、延伸端部91eを内周側から押え付けている。
製管装置3の推進に伴って、管端ガイド21と先行管部91との間に摩擦抵抗が発生する。
管端ガイド21の推進後方に離れて、管端ガイド23が配置されている。管端ガイド23は、装置幅方向WDにおける駆動ローラ11と同じ位置に配置されている。図8に示すように、プレート状の管端ガイド23が、先行管部91における延伸端部91eからその一周先行部分91bに跨るとともに、先行管部91の外周面に宛がわれている。
図8に示すように、管端ガイド23には、係止部23fが設けられている。係止部23fが、先行管部91の溝95bに外周側から係止されている。かつ、係止部23fは、溝95bの長手方向(図8の紙面直交方向)へスライド可能になっている。ひいては、管端ガイド23が、延伸端部91eの周方向にスライド可能になっている。
図1に示すように、管端ガイド23の前後両側部には、コロ23cが設けられている。コロ23cが既設管1の内周に接して転動される。
管端ガイド23上、又は管端ガイド23の推進前方もしくは推進後方に嵌合位置9qが配置されている。
図1に示すように、外周側の管端ガイド23の推進後方(図1において右)には、内周側の管端ガイドとして、内周ガイドローラ22が配置されている。図8に示すように、内周ガイドローラ22の軸線は、装置幅方向WDへ向けられている。内周ガイドローラ22は、先行管部91における延伸端部91eからその一周先行部分91bへ少し跨るとともに、先行管部91の内周面に押し当てられている。
更に、図1〜図3に示すように、製管装置3は、軌道ガイド30を備えている。軌道ガイド30は、1又は複数(図では2つ)の軌道ガイド部材31を含む。各軌道ガイド部材31は、長い板状になっている。軌道ガイド部材31における、製管装置3の上面を向く縁(図1において上側の縁)は、円弧状に緩やかに湾曲されている。複数の軌道ガイド部材31が、製管装置3の幅方向(図2において上下)に間隔を置いて、互いに平行に並べられている。
各軌道ガイド部材31は、駆動部フレーム15に連結されて支持されている。軌道ガイド30と管端ガイドユニット20とは、直接には連結されていない。
各軌道ガイド部材31は、駆動部フレーム15の後端部(図1において右側部)から嵌合位置9qへ向けて、後続帯部分92の前記押し出し方向に沿って延びている。軌道ガイド部材31は、先端に向かうにしたがって先行管部91の延伸端部91eに漸近している。
図6に示すように、軌道ガイド部材31は、後続帯部92における駆動ユニット10から嵌合位置9qまでの間の後続帯部分92cの溝95bにスライド可能に嵌め込まれている。軌道ガイド部材31によって、後続帯部分92cが外周面側から支持及び案内されている。
製管装置3によって、次のようにして更生管9(螺旋管)が製管され、既設管1が更生される。
図4に示すように、既設管1内に先行管部91がある程度形成されているものとする。
帯状部材90の後続帯部92は、人孔4から先行管部91の内部を経て、製管装置3の駆動ユニット10へ導入されている。
図1に示すように、駆動ローラ11,12の駆動によって、後続帯部92を、駆動ユニット10から嵌合位置9qへ向けて斜めに押し出す。
これによって、図1及び図6に示すように、後続帯部分92cが、軌道ガイド部材31に沿って案内されながら嵌合位置9qへ向かう。そして、図7に示すように、嵌合位置9qにおいて、後続帯部分92cの第2嵌合部94と、先行管部91の一周先行する部分の第1嵌合部93とが嵌合される(嵌合工程)。このとき、前側管端ガイド21の外周ガイド21aと後側管端ガイド23とが、先行管部91を外周側から保持することで、前記嵌合力を受ける。
更に、嵌合によって、推進反力が生じ、製管装置3が螺旋状の巻回方向に沿って図3において時計回りに推進される(推進工程)。これによって、製管装置3を自走させながら、既設管1の内面に沿って更生管9を製管できる。
管端ガイド21,22,23が先行管部91の延伸端部19eの巻回方向にスライド又は転動可能に係合されることによって、製管装置3を前記巻回方向に案内できる。
さらに、内周ガイドローラ22が、嵌合位置9qを通過後の先行管部91を内周側から押さえることで、前記嵌合部93,94どうしを一層確実に嵌合でき、嵌合が不十分になるのを防止できる。
製管装置3によれば、帯状部材90の後続帯部分92cが駆動ユニット10から嵌合位置9qへ向かう間、当該後続帯部分92cを軌道ガイド部材31によって案内及び支持することができる。これによって、後続帯部分92cが、本来の軌道から外れて脱線するのを防止できる。帯状部材90の剛性が低くても、後続帯部分92cが座屈して大きく折れ曲がるのを防止できる。帯状部材90の剛性が高くても、後続帯部分92cを、押し出し方向の下流側へ向かうにしたがって先行管部91の接線に漸近させることができる。この結果、帯状部材90が低剛性であるか高剛性であるかに拘わらず、後続帯部分92cと先行管部91とを確実に嵌合させながら更生管9を製管できる。
また、軌道ガイド部材31は管端ガイド21,23とは直接連結されていないから、後続帯部分92cから軌道ガイド部材31に加わる力が、管端ガイド21,23に直接伝達されるのを回避できる。したがって、帯状部材90が高剛性であっても、管端ガイド21,23にかかる負荷を軽減でき、管端ガイド21,23の変形や破損を防止できる。
内周規制体がない場合、先行管部91へ後続帯部92との嵌合の速度が不安定となりやすく、結果、後続帯部92の供給速度が過剰となるおそれがある。しかし、軌道ガイド部材31によって、後続帯部92が座屈することはなくなる。
次に、本発明の他の実施形態を説明する。以下の実施形態において、既述の形態と重複する構成に関しては、図面に同一符号を付して説明を省略する。
<第2実施形態>
図9〜図11は、本発明の第2実施形態を示したものである。図9に示すように、第2実施形態の製管装置3Bにおいては、軌道ガイド30Bの各軌道ガイド部材31Bが、固定ガイド部32と、可変ガイド部33を含んでいる。固定ガイド部32は、駆動ユニット10の駆動部フレーム15に固定されるとともに、製管装置3Bの推進後方(図9において右方向)へ突出されている。
固定ガイド部32の先端部から可変ガイド部33が嵌合位置9qへ向けて延びている。固定ガイド部32と可変ガイド部33とが、回転連結部35を介して連結されている。回転連結部35の軸線は装置幅方向WD(図9の紙面と直交する方向)へ向けられている。可変ガイド部33が、固定ガイド部32に対して、回転連結部35を中心にして俯仰可能(回転可能)になっている。
更に、軌道ガイド30Bには角度調節ボルト34(角度調節手段)が設けられている。角度調節ボルト34によって、可変ガイド部33が角度調節可能である。好ましくは、1つの角度調節ボルト34によって、複数(図3参照)の軌道ガイド部材31B,31Bの可変ガイド部33,33が一体的に角度調節される。可変ガイド部33の角度調節可能範囲は、後続帯部分92cが先行管部91の接線に滑らかに沿うように案内可能な角度から、後続帯部分92cが先行管部91に対して数十度の角度をもって交差するように案内可能な角度までの範囲であることが好ましい。
例えば、図10の実線に示すように、角度調節ボルト34のねじ込み量を大きくすると、可変ガイド部33の先端が、先行管部91の内周側へ回転変位される。これによって、後続帯部分92cの先行管部91への案内角度αが小さくなる。したがって、後続帯部分92cが先行管部91を外周側へ押す力が小さくなる。一方、この種の帯状部材90は、螺旋製管されるにしたがって縮径される性質を有している。この結果、更生管9を縮径できる。
図11の実線に示すように、角度調節ボルト34のねじ込み量を小さくすると、可変ガイド部33の先端が、先行管部91の外周側へ回転変位される。これによって、後続帯部分92cの案内角度αが大きくなる。したがって、後続帯部分92cが先行管部91を外周側へ押す力が大きくなる。このため、先行管部91の縮径傾向が抑えられ、更生管9を拡径できる。
なお、図10及び図11の二点鎖線は、可変ガイド部33が中間位置の状態(図9)を示す。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の改変をなすことができる。
例えば、第2実施形態(図9〜図11)において、角度調節ボルト34と回転連結部35の位置を逆にしてもよい。角度調節ボルト34のねじ込み量を大きくすると、可変ガイド部33の先端が先行管部91の外周側へ回転変位され、角度調節ボルト34のねじ込み量を小さくすると、可変ガイド部33の先端が先行管部91の内周側へ回転変位されるようにしてもよい。
軌道ガイド部材31の全体が、角度調節手段によって俯仰可能(回転可能)になっていてもよい。
角度調節手段は、ボルトに限られず、パワーシリンダ等のアクチュエータによって構成されていてもよい。
本発明は、例えば下水道管、上水道管、農業用水管等の更生技術に適用できる。
LD 推進前後方向
WD 装置幅方向
3 製管装置
9 更生管(螺旋管)
9q 嵌合位置
90 帯状部材
91 先行管部
91e 延伸端部
92 後続帯部
92c 後続帯部分
93 第1嵌合部(対向縁)
94 第2嵌合部(縁)
10 駆動ユニット(駆動部)
11,12 駆動ローラ
20 管端ガイドユニット
21 管端ガイド
21a 外周ガイド
21d 押え部材(内周ガイド)
23 外周側の管端ガイド
22 内周ガイドローラ(内周側の管端ガイド)
25 ガイドフレーム
30 軌道ガイド
31 軌道ガイド部材
32 固定ガイド部
33 可変ガイド部
34 角度調節ボルト(角度調節手段)
35 回転連結部

Claims (3)

  1. 螺旋管となるべき帯状部材における先行して螺旋状に製管された先行管部の延伸端部を内周側へ解放させた状態で、前記先行管部に続く未製管の後続帯部を、前記先行管部の延伸端部の内周側から斜めに押し出し、該押し出し力によって前記後続帯部の縁を前記延伸端部の一周先行する対応縁と嵌合させるとともに螺旋状の巻回方向に沿って推進される、螺旋管の製管装置であって、
    前記後続帯部を挟む少なくとも一対の駆動ローラと、前記駆動ローラを保持する駆動部フレームとを有して、前記後続帯部に前記押し出し力を付与する駆動部と、
    前記駆動部フレームに連結されたガイドフレームと、
    前記ガイドフレームに設けられ、前記先行管部の延伸端部に係止される管端ガイドと、
    前記駆動部フレームから前記押し出し方向に沿って延び、前記後続帯部における前記押し出されてから前記嵌合されるまでの間の後続帯部分をガイドする軌道ガイドと、
    を備えたことを特徴とする螺旋管の製管装置。
  2. 前記推進の前後方向と直交する装置幅方向に沿う軸線を中心とする前記軌道ガイドの回転角度を調節する角度調節手段を、更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の製管装置。
  3. 前記軌道ガイドが、
    前記駆動部フレームから前記押し出し方向へ突出されるようにして、前記駆動部フレームに固定された固定ガイド部と、
    前記固定ガイド部の先端部に、前記軸線を中心にして回転可能に連なり、かつ前記角度調節手段に接続された可変ガイド部と、
    を含むことを特徴とする請求項2に記載の製管装置。
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