JP7445551B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、コネクタに係り、特に、第1方向において相手側コネクタと嵌合可能であり、基板上に実装されたコネクタに関する。
相手側コネクタと嵌合するコネクタの一例として、特許文献1に記載のコネクタ(以下、コネクタ1という。)が挙げられる。コネクタ1は、リセプタクルコネクタであり、図26及び27に示すように、プラグコネクタである相手側コネクタ2と第1方向(上下方向)において嵌合する。
コネクタ1は、図26に示すようにコンタクト(接続端子)3を保持するハウジング(絶縁性部材)4を略矩形状の周囲壁(固定端子)5が囲むことで構成されている。相手側コネクタ2は、図26に示すように略矩形状の周囲壁(固定端子)6内に設けられたハウジング(絶縁性部材)7にコンタクト(接続端子)8を保持している。
コネクタ1が相手側コネクタ2と嵌合する際には、図28に示すように、コネクタ1においてハウジング4と周囲壁5との間に設けられた隙間内に、相手側コネクタ2の周囲壁6が入り込む。
特開2016-12553号公報
特許文献1のコネクタ1では、コネクタ1が相手側コネクタ2と嵌合した状態において、相手側コネクタ2の周囲壁6の外周面がコネクタ1の周囲壁5の内周面に押し当たっている。そのため、コネクタ1を相手側コネクタ2と嵌合するとき、あるいは、コネクタ1を相手側コネクタ2から外すときに相手側コネクタ2のこじりが発生し、周囲壁5に対して外側に向かう力が作用する。こじりとは、相手側コネクタ2が前後方向又は左右方向に延びる中心軸周りに揺れ動く動きである。
周囲壁5に対して外向きの力が作用すると、周囲壁5が変形する虞があり、周囲壁5が変形した場合には、コネクタ1が相手側コネクタ2と適切に嵌合されなくなり、また、周囲壁5の機能が発揮され難くなる虞がある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、以下に示す目的を解決することを課題とする。
本発明は、上記従来技術の問題点を解決し、外向きの力に対する周囲壁の強度が向上したコネクタを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の一つの実施形態(第1実施形態)に係るコネクタは、第1方向において相手側コネクタと嵌合可能であり、基板上に実装されたコネクタであって、相手側コネクタの相手側コンタクトと接触するコンタクトと、コンタクトが嵌め込まれて取り付けられるハウジングと、ハウジングを囲んで配置される周囲壁と、を備え、ハウジングと周囲壁の間には隙間が設けられており、コネクタが相手側コネクタと嵌合した状態では、周囲壁が、隙間に入り込んだ相手側コネクタの相手側周囲壁と接しており、周囲壁には、第1方向と交差する第2方向において外側に突出した突出部が設けられており、第1方向において基板側に位置する突出部の端が基板に接していることを特徴とする。
上記のように構成されたコネクタによれば、周囲壁の外側に突出した突出部を設け、突出部における基板側の端が基板に接していることで、周囲壁に外向きの力が作用した際に基板側から適切に反力が取れる。この結果、周囲壁の強度を高め、周囲壁の変形を良好に抑えることができる。
また、第1実施形態のコネクタにおいて、第2方向は、周囲壁の厚み方向に沿っていてもよい。また、周囲壁には、第1方向及び第2方向と交差する第3方向において互いに離れた位置に形成された一対の切り込みが設けられてもよい。この場合、突出部は、周囲壁のうち、第3方向において一対の切り込みの間に位置する部分を第2方向の外側に突出するように曲げることで構成されていると、好適である。この場合には、周囲壁に突出部を設けることがより容易になる。
また、第1実施形態のコネクタにおいて、第1方向において基板側に位置する突出部の端部は、半田によって基板に固定されていると、より好適である。この場合には、突出部と基板との接触状態がより安定する。
また、第1実施形態のコネクタにおいて、周囲壁は、複数の角部を有し、突出部は、並んだ二つの角部の中間位置よりも角部に近い位置に設けられていると、さらに好適である。この場合には、突出部を設けることによる効果がより有効に発揮される。
また、第1実施形態のコネクタにおいて、周囲壁では、互いに交差する二つの壁が角部にて連結されており、突出部は、角部にて連結された二つの壁の各々に設けられていてもよい。この場合には、突出部がより多く設けられるので周囲壁の強度を一層高めることができる。
また、本発明の他の実施形態(第2実施形態)に係るコネクタは、第1方向において相手側コネクタと嵌合可能であり、基板上に実装されたコネクタであって、相手側コネクタの相手側コンタクトと接触するコンタクトと、コンタクトが嵌め込まれて取り付けられるハウジングと、ハウジングを囲んで配置される周囲壁と、を備え、ハウジングと周囲壁の間には隙間が設けられており、コネクタが相手側コネクタと嵌合した状態では、周囲壁が、隙間に入り込んだ相手側コネクタの相手側周囲壁と接しており、周囲壁は、基板から第1方向に立ち上がった壁本体部と、第1方向において基板とは反対側で壁本体部と繋がった折り曲げ部と、折り曲げ部から第1方向において基板側に延びた延長部とを有し、第1方向と交差する第2方向において延長部が壁本体部よりも外側に位置し、第1方向において基板側に位置する延長部の端が基板に接していることを特徴とする。
第2実施形態のコネクタによれば、周囲壁に折り曲げ部及び延長部を設け、延長部が壁本体部よりも外側に位置し、延長部における基板側の端が基板に接していることで、周囲壁に外向きの力が作用した際に基板側から適切に反力が取れる。この結果、周囲壁の強度を高め、周囲壁の変形を良好に抑えることができる。
また、第2実施形態のコネクタにおいて、折り曲げ部は、円弧状に曲がっており、第1方向において基板とは反対側に丸みを有するとよい。この場合、コネクタを相手側コネクタと嵌合させる際に、折り曲げ部の丸みを利用して、相手側コネクタをコネクタ内(詳しくは、周囲壁の内側)に導くことができる。このため、コネクタをより容易に相手側コネクタと嵌合させることができる。
また、第2実施形態のコネクタにおいて、周囲壁は、複数の角部を有し、折り曲げ部及び延長部は、並んだ二つの角部の中間位置よりも角部に近い位置に設けられていると、より好適である。この場合には、折り曲げ部及び延長部を設けることによる効果が、より有効に発揮される。
また、上記のコネクタにおいて、周囲壁は、電位が接地電位に設定された電磁シールド用の壁であるとよい。この場合には、周囲壁の変形が抑制されることで、周囲壁が電磁シールドとして良好に機能するようになり、周囲壁の強度を向上させるという本発明の効果が有意義なものとなる。
また、上記のコネクタにおいて、周囲壁は、同一形状である二つの断片に分かれており、二つの断片の各々には、ハウジング側に延びた一対の壁が設けられており、一対の壁の間にハウジングが配置されてもよい。この場合、二つの断片は、ハウジングを囲むように互いに向かい合った状態で配置されているとよい。
また、上記のコネクタにおいて、周囲壁においてハウジング側を向く面には、第2方向において内側に突出した周囲壁凸部が設けられてもよい。この場合、コネクタが相手側コネクタと嵌合した状態では、周囲壁凸部が、第1方向において、相手側周囲壁の外周面に設けられた相手側周囲壁凸部と接しているとよい。周囲壁及び相手側周囲壁の各々に凸部が設けられていると、周囲壁に対する外向きの力がより大きくなる傾向にある。そのため、外向きの力に対する周囲壁の強度を向上させる効果が、より際立って発揮されるようになる。
本発明によれば、コネクタの周囲壁について、外向きの力に対する強度を向上させることができ、その外向きの力を原因とする変形を抑え、周囲壁の機能を良好に発揮させることができる。
本発明の第1実施形態に係るコネクタの斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るコネクタの平面図である。 本発明の第1実施形態に係るコネクタの底面図である。 本発明の第1実施形態に係るコネクタの前面図である。 本発明の第1実施形態に係るコネクタの側面図である。 基板に実装されたコネクタの斜視図である。 相手側コネクタの斜視図である。 相手側コネクタと嵌合したコネクタの斜視図である。 相手側コネクタと嵌合したコネクタの側面図である。 嵌合前のコネクタ及び相手側コネクタの各々の側面図である。 図9のI-I断面を示す図である。 図10のI-I断面を示す図である。 図9のJ-J断面を示す図である。 周囲壁と相手側周囲壁との接触状態を示す拡大断面図である。 基板に実装されたコネクタの斜視図のうち、突出部付近を拡大した図である。 基板に実装されたコネクタの前面図のうち、突出部付近を拡大した図である。 基板に実装されたコネクタの側面図のうち、突出部付近を拡大した図である。 本発明の第1実施形態の変形例に係るコネクタの斜視図である。 本発明の第1実施形態の変形例に係るコネクタの平面図である。 本発明の第1実施形態の変形例に係るコネクタの前面図である。 本発明の第1実施形態の変形例に係るコネクタの側面図である。 本発明の第2実施形態に係るコネクタの斜視図である。 本発明の第2実施形態に係るコネクタと基板とを示す側面図である。 図23のK-K断面に相当する断面を見た図である。 本発明の第2実施形態に係るコネクタを相手側コネクタと嵌合させる途中の様子を示す断面図であり、図23のK-K断面に相当する断面を見た図である。 従来例のコネクタ及び相手側コネクタの各々を示す図である。 従来例のコネクタを相手側コネクタに嵌合させる様子を示す図である。 図27のL-L断面を示す図である。
以下、本発明の第1実施形態及び第2実施形態の各々に係るコネクタについて、添付の図面を参照しながら具体的に説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明の理解を容易にするために挙げた一例にすぎず、本発明を限定するものではない。すなわち、本発明は、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、以下に説明する実施形態から変更又は改良され得る。また、本発明に用いられる各部品の材質及び設計寸法等については、本発明の用途及び本発明の実施時点での技術水準等に応じて自由に設定することができる。また、本発明には、その等価物が含まれる。
また、以下では、互いに直交する3つの方向をX,Y,Z方向とし、後述する基板CBを貫く方向、換言するとコネクタの上下方向をZ方向とする。また、コネクタが実装される基板CBの表面をXY面とし、コネクタの横幅方向(左右方向)をX方向とし、コネクタの前後方向をY方向とする。
なお、本明細書において、「直交」及び「平行」は、コネクタの分野において一般的に許容される誤差の範囲を含み、厳密な直交及び平行に対して数度(例えば2~3°)未満の範囲内でずれている状態も含むものとする。
また、説明上の便宜のため、以下では、コネクタが相手側コネクタと嵌合することを、「コネクタ嵌合」と呼び、コネクタが相手側コネクタと嵌合している状態を、「コネクタ嵌合状態」と呼ぶこととする。また、コネクタを相手側コネクタから取り外すことを、「コネクタ取り外し」と呼ぶこととする。
<<第1実施形態に係るコネクタの構成について>>
第1実施形態に係るコネクタ(以下、コネクタ10)の構成について、図1~15を参照しながら説明する。ここで、図11は、図9のI-I断面を示し、図12は、図10のI-I断面を示しており、I-I断面は、コネクタ10のY方向中央位置を通る断面(XZ面)である。また、図13は、図9のJ-J断面を示す図であるが、J-J断面は、後述する突出部50の形成位置を通過する断面(XZ面)である。
コネクタ10は、図1~5に示すリセプタクルコネクタであり、図6に示すように基板CBに実装され、図7に示すプラグコネクタとしての相手側コネクタ100と嵌合可能である。コネクタ10は、図8~10に示すように、上下方向であるZ方向において相手側コネクタ100と嵌合する。つまり、Z方向は、コネクタ10に対する相手側コネクタ100の着脱方向であり、本発明の「第1方向」に相当する。なお、以下では、Z方向においてコネクタ10から見て相手側コネクタ100が位置する側、すなわちコネクタ10の上側を「+Z側」と呼び、コネクタ10から見て基板CBが位置する側、すなわちコネクタ10の下側を「-Z側」と呼ぶこととする。
コネクタ10は、図1~5に示すように、平面視で略矩形状の周囲壁12と、周囲壁12の内側に位置して周囲壁12に囲まれたハウジング20,22と、各ハウジング20,22に保持されたコンタクト30,32とを有する。ハウジング20は、コネクタ10のY方向中央部分に配置され、ハウジング20には複数のコンタクト30が嵌め込まれて取り付けられている。ハウジング22は、コネクタ10+Y側の端部及び-Y側の端部にそれぞれ配置され、各ハウジング22には1つのコンタクト32が嵌め込まれて取り付けられている。
コネクタ10は、半田によって基板CBの表面に固定されて基板CBに実装されている。半田は、周囲壁12の下端部(-Z側の端部)と基板CBの表面とを接合するように、周囲壁12の全周に亘って設けられている。
相手側コネクタ100は、図7に示すように、平面視で略矩形状の相手側周囲壁102と、相手側周囲壁102の内側に配置された底壁104と、底壁104から突出したコンタクト保持部106,108とを有する。コンタクト保持部106は、相手側コネクタ100のY方向中央部分に配置され、コンタクト保持部106には複数の相手側コンタクト110が取り付けられている。コンタクト保持部108は、相手側コネクタ100の+Y側の端部及び-Y側の端部にそれぞれ配置され、各コンタクト保持部108には1つの相手側コンタクト112が取り付けられている。
相手側コンタクト110は、コネクタ10のコンタクト30と対応し、相手側コンタクト112は、コネクタ10のコンタクト32と対応している。コネクタ嵌合状態において、コネクタ10のコンタクト30,32の各々は、対応する相手側コンタクト110,112と接触して電気的に接続される。
次に、コネクタ10の各部の構成について説明する。
周囲壁12は、接地電位に設定された電磁シールド用の壁、すなわちシールドフレームであり、金属板からなり、例えば黄銅及び青銅等の銅合金又はステンレスの板材により構成される。周囲壁12を構成する金属板の板厚は、例えば0.06mm~0.15mmに設定される。
周囲壁12は、図2及び3に示すように平面視で略矩形状の枠であり、周囲壁12の内側には凹部空間Hが形成されている。凹部空間Hにはハウジング20,22が配置されている。また、コネクタ嵌合状態では、図8に示すように、凹部空間H内に相手側コネクタ100全体が収まる。
周囲壁12は、図1~3に示すように、X方向に並ぶ一対の長辺壁13,14と、Y方向に並ぶ一対の短辺壁15,16とを有する。長辺壁13,14と短辺壁15,16とは互いに交差しており、厳密には直交している。周囲壁12は、複数(具体的には4つ)の角部19を有し、各長辺壁13,14と各短辺壁15,16とが角部19にて連結している。各角部19は、図3及び4に示すようにR状に湾曲している。
一対の長辺壁13,14は、互いに平行に配置され、それぞれY方向に延出し、コネクタ10のX方向中央位置を境にして対称的な構造である。また、図2及び3に示すように、各長辺壁13,14の-Z側の端部(下端部)からは支持部40がX方向の内側に延びている。支持部40は、ハウジング20、22を支持する部分であり、コネクタ10のY方向中央位置よりも若干+Y側の位置、及び、Y方向中央位置よりも若干-Y側の位置に、それぞれ設けられている。
一対の短辺壁15,16は、互いに平行に配置され、それぞれX方向に延出し、コネクタ10のY方向中央位置を境にして対称的な構造である。それぞれの短辺壁15,16は、図2及び4に示すように、コネクタ10のX方向中央位置で2つの壁17,18に分かれている。2つの壁17,18は、X方向においてハウジング20,22側に延びており、コネクタ10のX方向中央位置を境にして対称的な構造である。
2つの壁17,18は、X方向において若干の隙間を隔てて直線状に並べて配置されている。言い換えると、周囲壁12は、図2及び3に示すようにX方向において、互いに同一形状である二つの断片12A,12Bに分かれている。二つの断片12A,12Bは、コネクタ10のX方向中央位置を境にして対称的な形状であり、詳しくは鏡像関係にある。
+X側の断片12Aは、一枚の金属板からなり、図2及び3に示すように+X側の長辺壁13と、その両端に配置された一対の壁17とを有する。一対の壁17は、+Y側の短辺壁15及び-Y側の短辺壁16がそれぞれ有する+X側の壁17である。一対の壁17の間には、ハウジング20、22が配置されている。
-X側の断片12Bは、一枚の金属板からなり、図2及び3に示すように-X側の長辺壁14と、その両端に配置された一対の壁18とを有する。一対の壁18は、+Y側の短辺壁15及び-Y側の短辺壁16がそれぞれ有する-X側の壁18である。一対の18の間には、ハウジング20、22が配置されている。
上記のように構成された二つの断片12A,12Bがハウジング20、22を囲むように互いに向き合った状態で配置されることで周囲壁12が構成されている。
ハウジング20,22は、絶縁性樹脂からなるインシュレータであり、凹部空間H内に配置され、周囲壁12に対して固定されている。ハウジング20は、図1に示すように+Z側に突出しており、また、図1及び2に示すようにハウジング20には凹状の嵌め込み溝21が複数設けられている。各嵌め込み溝21にはコンタクト30が嵌め込まれる。
ハウジング22は、前述したように+Y側及び-Y側にそれぞれ配置されているが、互いに前後対称に配置されているものの同様の構造である。各ハウジング22は、図1に示すように、X方向において間隔を空けて並ぶ一対の立ち上がり部22Aを有する。一対の立ち上がり部22Aは、Z側に立ち上がり、且つX方向に沿って延びている。コンタクト32は、一対の立ち上がり部22Aの間に設けられた空間内にY方向に沿って圧入されて取り付けられている。
凹部空間Hにおいて周囲壁12とハウジング20,22との間には、図1及び2に示すように、平面視で略矩形枠状の隙間23が設けられている。コネクタ嵌合時、隙間23には、相手側コネクタ100の相手側周囲壁102が入り込む(図11参照)。このとき、周囲壁12の内周面が相手側周囲壁102の外周面と接触する。また、コネクタ嵌合状態では、図11及び14に示すように、周囲壁12が、隙間23に入り込んだ相手側周囲壁102と接した状態を維持する。この点に関して周囲壁12の各部の詳細構成とともに説明する。
一対の長辺壁13,14は、図1、5、6、及び13に示すように壁本体部41と、壁本体部41の外壁面から突出した突出部50とを有する。なお、+X側の長辺壁13と、-X側の長辺壁14とは、コネクタ10のX方向中央位置を境にして対称な構造であるため、以下では、+X側の長辺壁13の構造のみについて説明することとする。
長辺壁13の壁本体部41は、基板CBから+Z側へ立ち上がっており、Y方向に沿って延びている。長辺壁13から見た場合、X方向は、周囲壁12(詳しくは、長辺壁13)の厚み方向であり、本発明の「第2方向」に相当し、X方向及びZ方向と直交するY方向は、本発明の「第3方向」に相当する。壁本体部41は、図5等に示すように基板CB側(-Z側)に位置する下部42と、下部42から+Z側に延びた上部43とを有する。
下部42は、Y方向に連続して延びており、下部42の-Z側の端(基板CB側の端)は、基板CBに接している。また、図1~3及び5に示すように、下部42のY方向中央位置から若干+Y側にある位置、及び、Y方向中央位置から若干-Y側にある位置では、下部42の-Z側の端部がX方向において内側に折れ曲がって前述の支持部40と連結している。
上部43は、図1及び5等に示すように、Y方向において複数の断片に分かれており、具体的には、中央部44と、中央部44よりも+Y側及び-Y側に位置する側方部45とを有し、これらが互いに離れて配置されている。中央部44は、+Z側に真っ直ぐ延びている。
側方部45は、図1及び5等から分かるように、中央部44よりも+Z側に延びており、+Z側の端部がX方向の外側に向かうように略V字状に屈曲している。換言すると、長辺壁13の側方部45においてハウジング20,22側を向く面(つまり、内壁面)には、X方向の内側に突出した周囲壁凸部46が設けられている。
上記の周囲壁凸部46が設けられていることで、コネクタ嵌合の際に、相手側コネクタ100をコネクタ10の凹部空間H内に導き入れ易くなり、また、コネクタ嵌合状態では、長辺壁13と相手側周囲壁102との接触状態が安定する。より詳しく説明すると、相手側周囲壁102の長辺壁102Aは、コネクタ嵌合の際に長辺壁13とハウジング20,22との隙間23に入り込む。このとき、側方部45の+Z側の端部がX方向の外側に向かうように側方部45が屈曲しているので、相手側周囲壁102の長辺壁102Aが上記の隙間23に入り込み易くなる。
また、相手側周囲壁102の外周面、詳しくは長辺壁102Aの外壁面には、図7に示すように、外側に隆起した相手側周囲壁凸部114が設けられている。コネクタ嵌合のために相手側周囲壁102の長辺壁102Aが上記の隙間23に入り込む際、相手側周囲壁凸部114は、長辺壁13の側方部45に設けられた周囲壁凸部46と接触する(図12~14参照)。
コネクタ嵌合が完了すると、図14に示すように、相手側周囲壁凸部114が周囲壁凸部46の下側(-Z側)に潜り込んで周囲壁凸部46と接触する。つまり、コネクタ嵌合状態では、周囲壁凸部46がZ方向において相手側周囲壁凸部114と接する(詳しくは係り合う)。これにより、周囲壁12の長辺壁13と相手側周囲壁102の長辺壁102Aとの接触状態が安定し、結果としてコネクタ嵌合状態が良好に維持される。
突出部50は、図1、15及び17に示すように、X方向(すなわち、第2方向)において外側に突出している。また、突出部50の-Z側の端(基板CB側に位置する端)は、基板CBに接しており、具体的には半田によって基板CBに固定されている。
突出部50が長辺壁13に設けられていることにより、コネクタ嵌合又は取り外しの際に長辺壁13に作用する外向きの力(モーメント)に対する強度を高めることができる。詳しく説明すると、コネクタ嵌合又は取り外しの際には、前述したように、相手側周囲壁102の長辺壁102Aが周囲壁12の長辺壁13に接触するので、周囲壁12の長辺壁13には、相手側周囲壁102からX方向において外側に向かう力が作用する。外向きの力は、コネクタ嵌合又は取り外しの際に相手側コネクタ100のこじり(X方向又はY方向に延びる中心軸周りの揺れ動き)が生じると、より大きくなる。例えば、操作者にとって見え難い場所に設置されたコネクタ10を相手側コネクタ100と嵌合する際には、上記のこじりが生じ易くなり、長辺壁13に対して、より大きな外向きの力が作用する虞がある。
外向きの力が作用することによって長辺壁13を含む周囲壁12が変形してしまうと、コネクタ10が相手側コネクタ100と適切に嵌合されなくなるために、コネクタ間の信号伝送に支障をきたす虞がある。また、周囲壁12の変形により、コネクタ10の位置決めが正常になされなくなる等の不具合が生じるために、接地電位と周囲壁12との電気的接続が不良となり、電磁シールドとしての機能が損なわれる可能性がある。
これに対して、本発明の第1実施形態では、長辺壁13に突出部50を設け、突出部50の-Z側の端が基板CBに接するため、相手側コネクタ100から長辺壁13に対して外向きの力が作用したとしても、基板CB側から反力を適切に取って外向きの力に対して抗することができる。この結果、長辺壁13を含む周囲壁12の強度を高め、周囲壁12の変形を良好に抑えることができる。
また、周囲壁12の内周面に周囲壁凸部46が設けられ、相手側周囲壁102の外周面に相手側周囲壁凸部114が設けられている場合には、周囲壁12が相手側周囲壁102により接し易くなる。このような構成では、こじりが生じ易くなるので、周囲壁12に対して、より大きな外向きの力が作用し得る。そのため、突出部50を設けて外向きの力に対する周囲壁12の強度を向上させる効果が、より有意義なものとなる。
突出部50の構成例について説明すると、突出部50は、長辺壁13を構成する壁本体部41に対して切り曲げ加工を行うことで形成されている。具体的に説明すると、図15に示すように、長辺壁13には、Y方向(すなわち、第3方向)において互いに離れた位置に一対の切り込み47が設けられている。突出部50は、長辺壁13のうち、Y方向において一対の切り込み47の間に位置する部分をX方向の外側に突出するように曲げることで構成されている。
なお、突出部50を設けるための加工方法は、切り曲げ加工に限定されず、他の加工方法であってもよい。また、突出部50に相当する金属片を、長辺壁13をなす金属板とは別に用意し、両者を溶接等で接合させることにより長辺壁13に突出部50を設けてもよい。
突出部50は、図15~17に示すように、壁本体部41からX方向の外側に向かって突出し、その上端(+Z側の端)から緩やかに湾曲しながら-Z側(基板CB側)へ延びている。X方向における突出部50の突出量については、大きくなるほど外向きの力に対する周囲壁12の強度を高めることができるが、周囲壁12を含むコネクタ10のサイズが大型化する。この点を踏まえると、突出部50の突出量は、壁本体部41の板厚の1~2倍であるのがよく、好ましくは壁本体部41の板厚の1倍程度であるのがよい。
突出部50は、周囲壁12に少なくとも1個以上設けられるとよいが、外向きの力に対する強度を効果的に高めるには、図1及び2等に示すように複数設けられているのが好ましい。また、周囲壁12において突出部50が設けられる位置は、特に限定されないが、外向きの力に対する強度を効果的に高めるには、図1及び2等に示すように角部19付近に突出部50が設けられるのがよい。詳しく説明すると、Y方向において長辺壁13の両端部と隣り合う位置にある角部19は、Y方向に並ぶ二つの角部19に該当する。角部19は、Y方向において、これら二つの角部19の中間位置よりも角部19に近い位置に設けられているのが好ましい。
次に、一対の短辺壁15,16の構造について説明する。なお、+Y側の短辺壁15と、-Y側の短辺壁16とは、コネクタ10のY方向中央位置を境にして対称な構造であるため、+Y側の短辺壁15の構造のみについて説明することとする。短辺壁15は、前述したように2つの壁17,18に分かれており、各壁17,18は、図1及び4に示すように壁本体部41によって構成される。各壁17,18の壁本体部41は、横幅(第3方向の長さ)が異なるものの、長辺壁13,14の壁本体部41と略同様の構造をなしている。ここで、短辺壁15から見た場合、Y方向は、周囲壁12(詳しくは、短辺壁15)の厚み方向であり、本発明の「第2方向」に相当し、Y方向及びZ方向と直交するX方向は、本発明の「第3方向」に相当する。
また、短辺壁15の壁本体部41に設けられた上部43は、+Z側の端部がX方向の外側に向かうように略V字状に屈曲しており、換言すると、周囲壁凸部46が設けられている。そして、コネクタ嵌合のために相手側周囲壁102の短辺壁102Bが凹部空間Hにおいて短辺壁15とハウジング22との隙間23に入り込むと、短辺壁102Bに設けられた相手側周囲壁凸部114が、短辺壁15に設けられた周囲壁凸部46と接触する。コネクタ嵌合が完了した時点では、相手側周囲壁凸部114が周囲壁凸部46の下側(-Z側)に潜り込んで周囲壁凸部46と接触する。この結果、周囲壁12の短辺壁15と相手側周囲壁102の短辺壁102Bとの接触状態が安定し、コネクタ嵌合状態が良好に維持される。
また、図1~4に示すコネクタ10では、短辺壁15に突出部50が設けられていないが、図18~21に示すコネクタ10Xのように、短辺壁15にも突出部50が設けられているのが好ましい。図18~21は、第1実施形態の変形例に係るコネクタ10Xを示す図である。
上記の通り、突出部50は、周囲壁12において角部19にて二つの壁(すなわち、長辺壁及び短辺壁)の各々に設けられているのが、より好ましい。これにより、周辺壁12について、外向きの力に対する強度をさらに高めることができる。なお、短辺壁15に設けられる突出部50は、Y方向において外側に突出し、その-Z側(基板CB側)の端が基板CBに半田によって固定されている。また、短辺壁15に設けられる突出部50は、図18~21に示すように角部19付近にあるのが好ましく、詳しくは、X方向に並ぶ二つの角部19の中間位置よりも各角部19に近い位置に設けられるのがよい。
<<第2実施形態に係るコネクタの構成について>>
第2実施形態に係るコネクタ(以下、コネクタ10Y)の構成について、図22~25を参照しながら説明する。図24は、図23のK-K断面を示し、K-K断面は、後述する折り曲げ部51及び延長部52の形成位置を通過する断面(XZ面)である。また、図25は、コネクタ10Yを相手側コネクタ100と嵌合させる途中の様子を示す図であり、K-K断面に相当する断面を示す図である。
なお、以下では、第2実施形態のうち、第1実施形態と異なる点を主に説明することとし、図22~25に図示する部品のうち、第1実施形態と共通する部品には、第1実施形態と同一の符号が付されている。
第1実施形態では、外向きの力に対する周囲壁12の強度を向上させるために、周囲壁12に突出部50を設けることとした。第2実施形態では、突出部50の代わりに、図22~25に示すように、折り曲げ部51及び延長部52が設けられている。
折り曲げ部51は、周囲壁12を構成する壁本体部41の+Z側端部(基板CB側とは反対側に位置する端部)とZ方向において繋がった部分である。また、図22及び23に示すように、折り曲げ部51は、円弧状に曲がっており、詳しくは、逆さU字状に曲がっており、+Z側(基板CBとは反対側)の面に丸み55を有する。これにより、コネクタ嵌合時には、図25に示すように折り曲げ部51の丸み55を利用して、相手側コネクタ100をコネクタ10Yの凹部空間H(つまり、周囲壁12の内側)に導くことができる。この結果、コネクタ10Yをより容易に相手側コネクタ100と嵌合させることができる。なお、折り曲げ部51は、丸み55を有さない形状、例えば、直線状に折れ曲がった形状であってもよい。
延長部52は、折り曲げ部51から-Z側(Z方向における基板CB側)に延びており、その先端(―Z側の端)が図24に示すように基板CBに接しており、半田にて基板CBに固定されている。また、延長部52は、図22~25に示すように、周囲壁12各部の厚み方向(すなわち、第2方向)において壁本体部41よりも外側に位置し、且つ壁本体部41と対向している。
上記の折り曲げ部51及び延長部52を周囲壁12に設け、且つ、延長部52の-Z側の端が基板CBに接していることで、突出部50を設けた場合と同様、外向きの力に対する周囲壁12の強度を高めることができる。
なお、折り曲げ部51及び延長部52は、周囲壁12に少なくとも1組以上設けられていればよいが、外向きの力に対する周囲壁12の強度を効果的に高めるには、複数組設けられているのが好ましい。また、図22に示すように、一対の長辺壁13,14の各々、及び、一対の短辺壁15,16の各々に折り曲げ部51及び延長部52が設けられていると、より好適である。
また、周囲壁12において折り曲げ部51及び延長部52が設けられる位置は、特に限定されないが、外向きの力に対する周囲壁12の強度を効果的に高めるには、図22に示すように角部19付近に設けられるのが、好ましい。つまり、X方向又はY方向に並ぶ二つの角部19の中間位置よりも各角部19に近い位置に折り曲げ部51及び延長部52が設けられているとよい。
また、折り曲げ部51及び延長部52が突出部50とともに周囲壁12に設けられてもよい。
<<その他の実施形態>>
以上までに本発明のコネクタについて具体例を挙げて説明してきたが、上述の実施形態は、本発明の理解を容易にするために挙げた一例に過ぎず、上記以外の実施形態も考えられ得る。例えば、上述の実施形態では、周囲壁12の外形形状が、Y方向に長い矩形形状であることとしたが、これに限定されるものではない。周囲壁の外形形状は、円状、台形又は菱形等のような矩形以外の四角形、あるいは四角形以外の多角形状でもよい。
また、上述の実施形態では、突出部50の-Z側の端、又は延長部52の-Z側の端が基板CBに半田によって固定されていることとしたが、これに限定されるものではない。例えば、突出部50の-Z側の端、又は延長部52の-Z側の端は、基板CBに接合されずに基板CBに単に接する構成でもよい。
また、上述の実施形態では、周囲壁12が同一形状である二つの断片12A,12Bに分割される構成であることとしたが、これに限定されるものではない。例えば、周囲壁が一つの連続体(具体的には、分割不可能な枠体)によって構成されてもよい。
1 コネクタ
2 相手側コネクタ
3,8 コンタクト
4,7 ハウジング
5,6 周囲壁
10,10X,10Y コネクタ
12 周囲壁
12A,12B 断片
13,14 長辺壁
15,16 短辺壁
17,18 壁
19 角部
20,22 ハウジング
22A 立ち上がり部
23 隙間
30,32 コンタクト
40 支持部
41 壁本体部
42 下部
43 上部
44 中央部
45 側方部
46 周囲壁凸部
47 切り込み
50 突出部
51 折り曲げ部
52 延長部
55 丸み
100 相手側コネクタ
102 相手側周囲壁
102A 長辺壁
102B 短辺壁
104 底壁
106,108 コンタクト保持部
110,112 相手側コンタクト
114 相手側周囲壁凸部
CB 基板
H 凹部空間

Claims (11)

  1. 第1方向において相手側コネクタと嵌合可能であり、基板上に実装されたコネクタであって、
    前記相手側コネクタの相手側コンタクトと接触するコンタクトと、
    前記コンタクトが嵌め込まれて取り付けられるハウジングと、
    前記ハウジングを囲んで配置される周囲壁と、を備え、
    前記ハウジングと前記周囲壁の間には隙間が設けられており、
    前記コネクタが前記相手側コネクタと嵌合した状態では、前記周囲壁が、前記隙間に入り込んだ前記相手側コネクタの相手側周囲壁と接しており、
    前記周囲壁には、
    前記第1方向と交差する第2方向において外側に突出した突出部と、
    前記周囲壁の一部をなし、前記第1方向及び前記第2方向と交差する第3方向において前記突出部の両側で前記突出部と隣接して前記突出部を挟み込む部分と、が設けられており、
    前記第1方向において前記基板側に位置する前記突出部の端が前記基板に接している、コネクタ。
  2. 前記第2方向は、前記周囲壁の厚み方向に沿っており、
    前記周囲壁には、前記第1方向及び前記第2方向と交差する第3方向において互いに離れた位置に形成された一対の切り込みが設けられ、
    前記突出部は、前記周囲壁のうち、前記第3方向において前記一対の切り込みの間に位置する部分を前記第2方向の外側に突出するように曲げることで構成されている、請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記第1方向において前記基板側に位置する前記突出部の端部は、半田によって前記基板に固定されている、請求項1又は2に記載のコネクタ。
  4. 前記周囲壁は、複数の角部を有し、
    前記突出部は、並んだ二つの前記角部の中間位置よりも前記角部に近い位置に設けられている、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のコネクタ。
  5. 前記周囲壁では、互いに交差する二つの壁が前記角部にて連結されており、
    前記突出部は、前記角部にて連結された前記二つの壁の各々に設けられている、請求項4に記載のコネクタ。
  6. 第1方向において相手側コネクタと嵌合可能であり、基板上に実装されたコネクタであって、
    前記相手側コネクタの相手側コンタクトと接触するコンタクトと、
    前記コンタクトが嵌め込まれて取り付けられるハウジングと、
    前記ハウジングを囲んで配置される周囲壁と、を備え、
    前記ハウジングと前記周囲壁の間には隙間が設けられており、
    前記コネクタが前記相手側コネクタと嵌合した状態では、前記周囲壁が、前記隙間に入り込んだ前記相手側コネクタの相手側周囲壁と接しており、
    前記周囲壁は、前記基板から前記第1方向に立ち上がった壁本体部と、前記第1方向において前記基板とは反対側で前記壁本体部と繋がった折り曲げ部と、前記折り曲げ部から前記第1方向において前記基板側に延びた延長部とを有し、
    前記第1方向と交差する第2方向において前記延長部が前記壁本体部よりも外側に位置し、前記第1方向において前記基板側に位置する前記延長部の端が前記基板に接している、コネクタ。
  7. 前記折り曲げ部は、円弧状に曲がっており、前記第1方向において前記基板とは反対側に丸みを有する、請求項6に記載のコネクタ。
  8. 前記周囲壁は、複数の角部を有し、
    前記折り曲げ部及び前記延長部は、並んだ二つの前記角部の中間位置よりも前記角部に近い位置に設けられている、請求項6又は7に記載のコネクタ。
  9. 前記周囲壁は、接地電位に設定された電磁シールド用の壁である、請求項1乃至8のいずれか一項に記載のコネクタ。
  10. 前記周囲壁は、同一形状である二つの断片に分かれており、
    前記二つの断片の各々には、前記ハウジング側に延びた一対の壁が設けられており、
    前記一対の壁の間に前記ハウジングが配置されており、
    前記二つの断片は、前記ハウジングを囲むように互いに向かい合った状態で配置されている、請求項1乃至9のいずれか一項に記載のコネクタ。
  11. 前記周囲壁において前記ハウジング側を向く面には、前記第2方向において内側に突出した周囲壁凸部が設けられており、
    前記コネクタが前記相手側コネクタと嵌合した状態では、前記周囲壁凸部が、前記第1方向において、前記相手側周囲壁の外周面に設けられた相手側周囲壁凸部と接している、請求項1乃至10のいずれか一項に記載のコネクタ。
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