JP7435246B2 - 液体吐出装置、ヘッドモジュール、および画像形成システム - Google Patents

液体吐出装置、ヘッドモジュール、および画像形成システム Download PDF

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Description

本発明は、液体吐出装置、ヘッドモジュール、および画像形成システムに関する。
印刷業界において、少部数の印刷の需要が高まっている。しかし、オフセット印刷は、版を作成する必要があるため、少部数の印刷を行う場合、版の作成にかかるコストや版の作成にかかる時間が課題となる。それに対して、画像用のインク等の液体の吐出により作業を行うインクジェットプリンタ(液体吐出装置の一例)は、オフセット印刷と比較して、コストや時間の面では有利である。しかし、インクジェットプリンタは、液体を吐出する液体吐出ヘッド(液体吐出部の一例)に気泡が混入すると、液体の不吐出が生じて、記録媒体に形成される画像の画質が低下することがある。そのため、インクジェットプリンタでは、液体を絶えず循環させながら脱気フィルタを通すことで、液体の循環経路内に混入した気泡を除去して、画質の低下を抑制する液体循環機構が開発されている。
しかしながら、上記の液体循環機構では、液体の循環経路に、リーク等によって大量の気泡が混入した場合、液体の循環経路に混入した気泡を十分に除去することが困難である。例えば、上記の液体循環機構によれば、液体の循環経路の混入した気泡が小さければ、液体の循環によって除去することができるが、大きな気泡を除去するためには、当該液体循環機構による液体の流れでは気泡を押し出す力が足りず、結果的に、気泡が循環経路内の特定の箇所に固まってしまうことがある。そのため、液体の循環経路内に混入した気泡を除去するために、インクジェットプリンタのメンテナンスを行う必要があり、それによって工数が増加したり、インクジェットプリンタのダウンタイムの発生によって生産性が低下したりすることがある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、液体の循環経路内への気泡の除去による、液体吐出装置のメンテナンスによる工数の削減、および液体吐出装置のダウンタイムの減少による生産性の向上を実現する液体吐出装置、ヘッドモジュール、および画像形成システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、記録媒体に液体を吐出する液体吐出部と、前記液体を貯留するバッファタンクと、前記バッファタンクから前記液体吐出部へ前記液体を供給する供給経路と、前記液体吐出部から前記バッファタンクへ前記液体を循環させる第1循環経路と、前記供給経路を通じて前記バッファタンクから前記液体吐出部へ前記液体を輸送する第1送液部と、前記第1循環経路を通じて前記液体吐出部から前記バッファタンクへ前記液体を輸送する第2送液部と、前記供給経路に連続して設けられ、前記供給経路の上部に、前記液体に混入した気体を滞留させる第1気体滞留部と、前記第1気体滞留部に滞留する前記液体の残量を検出する第1液体残量検出部と、前記第1気体滞留部と前記供給経路との間を開閉する第1開閉弁と、前記第1循環経路に連続して設けられ、前記第1循環経路の上部に、前記液体に混入した気体を滞留させる第2気体滞留部と、前記第2気体滞留部に滞留する前記液体の残量を検出する第2液体残量検出部と、前記第2気体滞留部と前記供給経路との間を開閉する第2開閉弁と、前記第1液体残量検出部による検出される前記液体の残量および前記第2液体残量検出部により検出される前記液体の残量の少なくとも一方が所定量を下回った場合、前記第1開閉弁および前記第2開閉弁を閉じて、前記第1気体滞留部および前記第2気体滞留部に滞留する気体を除去する制御部と、を備える。
本発明によれば、液体の循環経路内への気泡の除去による、液体吐出装置のメンテナンスによる工数の削減、および液体吐出装置のダウンタイムの減少による生産性の向上を実現する、という効果を奏する。
図1は、第1の実施の形態にかかる画像形成システムの構成の一例を示す図である。 図2は、第1の実施の形態にかかるインクジェットプリンタのハードウェア構成の一例を示す図である。 図3は、第1の実施の形態にかかるサーバのハードウェア構成の一例を示す図である。 図4は、従来のインクジェットプリンタが有する液体吐出装置の構成の一例を示す図である。 図5は、第1の実施の形態にかかるインクジェットプリンタの構成の一例を示す図である。 図6は、従来の液体吐出装置の構成の他の例を示す図である。 図7は、第1の実施の形態にかかるインクジェットプリンタの気体滞留部の構成の一例を説明するための図である。 図8は、第1の実施の形態にかかるインクジェットプリンタの気体滞留部の構成の一例を説明するための図である。 図9は、第1の実施の形態にかかるインクジェットプリンタの気体滞留部の構成の一例を説明するための図である。 図10は、第1の実施の形態にかかるインクジェットプリンタが有する気体除去機構による気体の除去処理の一例を説明するための図である。 図11は、第2の実施の形態にかかるインクジェットプリンタの構成の一例を示す図である。
以下に添付図面を参照して、液体吐出装置、ヘッドモジュール、および画像形成システムの実施の形態を詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態にかかる画像形成システムの構成の一例を示す図である。本実施の形態にかかる画像形成システムは、図1に示すように、インクジェットプリンタ1と、サーバ2と、を備える。インクジェットプリンタ1とサーバ2とは、通信ネットワークNTを介して接続されている。
図2は、第1の実施の形態にかかるインクジェットプリンタのハードウェア構成の一例を示す図である。次に、図2を用いて、本実施の形態にかかるインクジェットプリンタ1(液体吐出装置の一例)のハードウェア構成の一例について説明する。
本実施の形態にかかるインクジェットプリンタ1は、図2に示すように、CPU(Central Processing Unit)301、ROM(Read Only Memory)302、RAM(Random Access Memory)303、NVRAM(Non-Volatile Random Access Memory)304、外部機器接続I/F308、ネットワークI/F309、およびバスライン310を備える。また、インクジェットプリンタ1は、紙搬送部311、副走査ドライバ312、主走査ドライバ313、キャリッジ320、および操作パネル330を備える。キャリッジ320(ヘッドモジュールの一例)は、液体吐出ヘッド321、および液体吐出ヘッドドライバ322を備える。
CPU301は、インクジェットプリンタ1全体の動作を制御する。ROM302は、IPL(Information Processing Language)等のCPU301の駆動に用いられるプログラム等を記憶する。RAM303は、CPU301のワークエリアとして使用される。NVRAM304は、プログラム等の各種データを記憶し、インクジェットプリンタ1の電源が遮断されている間も各種データを保持する。外部機器接続I/F306は、USG(Universal Serial Bus)ケーブル等により、PC(Personal Computer)に接続され、PCとの間で、制御信号や印刷されるデータの通信を行う。ネットワークI/F309は、インターネット等の通信ネットワークNTを利用してデータ通信をするためのインタフェースである。バスライン310は、CPU301等の各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等である。
紙搬送部311は、例えば、ローラ、およびローラを駆動するモータであって、インクジェットプリンタ1内の搬送経路に沿って副走査方向へ印刷用紙を搬送する。副走査ドライバ312は、紙搬送部333の副走査方向への移動を制御する。主走査ドライバ311は、キャリッジ320の主走査方向への移動を制御する。
キャリッジ320の液体吐出ヘッド321(液体吐出部の一例)は、画像用のインク等の液体を吐出するための複数のノズルを有しており、その吐出面(ノズル面)が、印刷用紙側に向くようにキャリッジ320に搭載されている。液体吐出ヘッド321は、主走査方向に移動しながら、副走査方向に間欠的に搬送される印刷用紙に液体を吐出することで、印刷用紙の所定位置に画像を形成する。液体吐出ヘッドドライバ322は、液体吐出ヘッド321の駆動を制御するためのドライバである。
操作パネル332は、現在の設定値や選択画面等を表示させ、操作者からの入力を受け付けるタッチパネルやアラームランプ等により構成される。
なお、液体吐出ヘッドドライバ322は、キャリッジ320に搭載されず、キャリッジ320外で、バスラインに接続されていても良い。また、主走査ドライバ313、副走査ドライバ312、および液体吐出ヘッドドライバ322は、それぞれプログラムに従ったCPU301の命令によって実現する機能であっても良い。
図3は、第1の実施の形態にかかるサーバのハードウェア構成の一例を示す図である。次に、図3を用いて、本実施の形態にかかるサーバ2のハードウェア構成の一例について説明する。
本実施の形態にかかるサーバ2(情報処理装置の一例)は、図3に示すように、パーソナルコンピュータ等により構築され、CPU501、ROM502、RAM503、HDD504、HDD(Hard Disk Drive)コントローラ505、ディスプレイ506、外部機器接続I/F(Interface)508、ネットワークI/F509、データバス510、キーボード511、ポインティングデバイス512、DVD-RW(Digital Versatile Disk Rewritable)ドライブ514、メディアI/F516等を備えている。
これらのうち、CPU501は、サーバ2全体の動作を制御する。ROM502は、IPL等のCPU501の駆動に用いられるプログラムを記憶する。RAM503は、CPU501のワークエリアとして使用される。HDD504は、プログラム等の各種データを記憶する。HDDコントローラ505は、CPU501の制御に従って、HDD504に対する各種データの読み出しまたは書き込みを制御する。ディスプレイ506は、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字、または画像等の各種情報を表示する。外部機器接続I/F508は、各種の外部機器を接続するためのインタフェースである。この場合の外部機器は、例えば、USBメモリやプリンタ等である。ネットワークI/F509は、通信ネットワークNTを利用してデータ通信をするためのインタフェースである。データバス510は、CPU501等の各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等である。
また、キーボード511は、文字、数値、各種指示等の入力のための複数のキーを備えた入力手段の一種である。ポインティングデバイス512は、各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの移動等を行う入力手段の一種である。DVD-RWドライブ514は、着脱可能な記録媒体の一例としてのDVD-RW513に対する各種データの読み出しまたは書き込みを制御する。なお、DVD-RWドライブ514は、DVD-RWに限らず、DVD-R等に対する各種データの読み出しまたは書き込みを制御するものであっても良い。メディアI/F516は、フラッシュメモリ等の記録メディア515に対するデータの読み出しまたは書き込み(記憶)を制御する。
図4は、従来のインクジェットプリンタが有する液体吐出装置の構成の一例を示す図である。次に、図4を用いて、従来の液体吐出装置の一例について説明する。
従来の液体吐出装置は、図4に示すように、用紙等の記録媒体に対して液体を吐出する液体吐出ヘッド321と、液体を貯留するバッファタンク402と、バッファタンク402から液体吐出ヘッド321へ液体を輸送する第1供給ポンプ403と、液体吐出ヘッド321からバッファタンク402へ液体を輸送する第2供給ポンプ404と、バッファタンク402と液体吐出ヘッド321間を開閉するマニホールド405と、を有する。
従来の液体吐出装置では、第1,2供給ポンプ403,404の出力を調整することにより、液体吐出ヘッド321先端の圧力、および供給経路の圧力を一定の値に維持する循環機構によって、供給経路内の気泡の除去を行っていることが多い。この手法によれば、供給経路内の小さな気泡を液体の流れによって押し出すことができるが、供給経路内に大きな気泡が混入した場合、液体の流れだけでは、気泡を押し出すことが困難な場合がある。そのため、供給経路内に気泡が滞留し続け、液体吐出装置の動作を不安定になり、定期的に液体吐出装置を止めて、メンテナンスを行う必要がある。
図5は、第1の実施の形態にかかるインクジェットプリンタの構成の一例を示す図である。次に、図5を用いて、本実施の形態にかかるインクジェットプリンタ1の構成の一例について説明する。
本実施の形態では、インクジェットプリンタ1は、図5に示すように、記録媒体に対して液体を吐出する液体吐出ヘッド321と、当該液体吐出ヘッド321から吐出させる液体を貯留するバッファタンク402と、バッファタンク402から液体吐出ヘッド321へ液体を供給する供給経路406と、供給経路406を通じてバッファタンク402から液体吐出ヘッド321へ液体を輸送する第1供給ポンプ403(第1送液部の一例)と、液体吐出ヘッド321からバッファタンク402へ液体を循環させる第1循環経路407と、第1循環経路407を通じて液体吐出ヘッド321からバッファタンク402へと液体を輸送する第2供給ポンプ404(第2送液部の一例)と、液体吐出ヘッド321とバッファタンク402間を循環する液体内の気泡を除去する気体除去機構408と、を有する。
気体除去機構408は、供給経路406において液体内に気泡が発生しやすい箇所に設けられる気体滞留部408a,408bと、気体滞留部408a,408bに滞留する液体の残量(例えば、気体滞留部408a,408bに滞留する液体の液面の高さ)を検出する液体残量検出部の一例である液面センサ703(図7等参照)と、気体滞留部408aと供給経路406との間を開閉するバルブ408e(第1開閉弁の一例)と、気体滞留部408bと第1循環経路407との間を開閉するバルブ408f(第2開閉弁の一例)と、気体滞留部408a,408bの上方に設けられる気体除去タンク408gと、気体除去タンク408gと気体滞留部408aとを接続する第1気体除去経路408jと、第1気体除去経路408jと気体滞留部408aとの間を開閉するバルブ408h(第3開閉弁の一例)と、第1気体除去経路408jと気体滞留部408bとを接続する第2気体除去経路408kと、第2気体除去経路408kと気体滞留部408bとの間を開閉するバルブ408i(第4開閉弁の一例)と、を有する。
インクジェットプリンタ1のCPU301(制御部の一例)は、気体滞留部408a,408bに滞留する気体の量である混入気体量が閾値を超えた場合(すなわち、液面センサ703(図7等参照)により検出される液体の残量が所定量を下回った場合)、バルブ408e,408fを閉じかつバルブ408h,408iを開いて、気体滞留部408a,408bに滞留する気体を、気体除去タンク408gへ移動させる。これにより、気体滞留部408a,408bに滞留する気体を除去することが可能となり、供給経路406および第1循環経路407内の液体に大きな気泡が混入した場合でも、インクジェットプリンタ1を停止させることなく、供給経路406および第1循環経路407内の液体に混入した気泡を除去することができる。
本実施の形態では、インクジェットプリンタ1のCPU301が制御部の一例として機能しているが、これに限定するものではなく、インクジェットプリンタ1の液体吐出ヘッドドライバ322や、サーバ2のCPU501が、制御部の一例として機能することも可能である。
図6は、従来の液体吐出装置の構成の他の例を示す図である。次に、図6を用いて、従来の液体吐出装置の他の例について説明する。以下の説明では、図4に示す液体吐出装置と同様の構成については説明を省略する。
従来の液体吐出装置は、図6に示すように、液体吐出ヘッド321と、バッファタンク402と、第1,2供給ポンプ403,404と、に加えて、タンク601,602を有する。タンク601は、液体の循環方向において、液体吐出ヘッド321の上流側に設けられ、液体を貯留する。タンク602は、液体の循環方向において、液体吐出ヘッド321の下流側に設けられ、液体を貯留する。
図6に示す液体吐出装置は、図4に示す液体吐出装置と同様に、脱気フィルタに液体を通しながら、液体を絶えず循環させることで、液体内に混入した気泡を除去する技術である。具体的には、液体吐出装置は、図6に示すように、第1供給ポンプ403によって、バッファタンク402から液体吐出ヘッド321へ液体を送液する流れを作り、第2供給ポンプ404によって、液体吐出ヘッド321からバッファタンク402へ液体を送液する流れを作ることにより、絶えず液体を循環させている。
この液体吐出装置では、液体吐出ヘッド321の先端の圧力を一定に保つ必要がある。液体吐出ヘッド321の先端の圧力が、大気圧より大きくなり過ぎると、画像の印刷とは関係のないタイミングにおいて液体吐出ヘッド321から液体が漏れる異常が発生する可能性がある。一方、液体吐出ヘッド321の先端の圧力が小さすぎると、液体吐出ヘッド321の先端から気泡が混入して液体の不吐出の原因となることがある。そのため、図6に示す液体吐出装置では、液体吐出ヘッド321の先端の圧力を一定に保つために、タンク601の圧力とタンク602の圧力とが一定になるようにレイアウト(設計)されている。ここで、タンク601,602には、タンク601,602内の圧力を検出可能な圧力センサが設置されている。そして、この液体吐出装置では、タンク601に設置される圧力センサによる圧力の検出結果に基づいて、第1供給ポンプ403を制御し、かつ、タンク602に設置される圧力センサによる圧力の検出結果に基づいて、第2供給ポンプ404を制御する圧力制御処理を実行する。
ここで、圧力制御処理は、CPU(Central Processing Unit)やRAM(Random Access Memory)等を用いて、ソフトウェア的に実現されている。また、圧力制御処理は、液体の循環方向における液体吐出ヘッド321の上流側および下流側のそれぞれの圧力が検出されると、液体吐出ヘッド321周辺の液体の抵抗値に基づいて、液体吐出ヘッド321に流れる液体の流量と、液体吐出ヘッド321の先端の圧力と、を求める。そして、圧力制御処理は、印刷に必要な液体の流量を確保しつつ、液体吐出ヘッド321の先端の圧力を負圧に保つことで、画像の品質を一定に保つ。
図6に示すレイアウトの液体吐出装置によれば、液体吐出ヘッド321とバッファタンク402間における液体の循環機構を実現することができ、供給経路内の液体に混入した気泡を除去することができる。しかしながら、供給経路406および第1循環経路407内にリーク等によって大きな気泡が混入した場合、液体の流れだけでは気泡を押し出すことができず、供給経路406および第1循環経路407内に気泡が滞留する。液体内に混入する気泡は、液体よりも比重が小さいため、供給経路406および第1循環経路407内の高い位置に安定して滞留する。
このようにして、供給経路406および第1循環経路407内に残留する気泡が増大すると、液体吐出ヘッド321への液体の供給が阻害され、液体吐出ヘッド321からの液体の吐出不良等の不具合の発生に繋がる可能性がある。したがって、供給経路406および第1循環経路407内に残留する気泡を除去するため、液体吐出装置の動作を停止させて当該液体吐出装置のメンテナンスを行う必要が生じて、液体吐出装置のメンテナンスの工数が増加したり、液体吐出装置のダウンタイムの発生による生産性が低下したりする。
そこで、本実施の形態では、インクジェットプリンタ1は、図5に示すように、大きく分けると、供給経路406および第1循環経路407に気体滞留部408a,408bを設ける点、および気体滞留部408a,408bに滞留する気体を除去する機構を有する点において、従来の液体吐出装置とは異なる。この2つの点によって、インクジェットプリンタ1の動作を停止させることなく、供給経路406および第1循環経路407内の液体に混入する気泡を除去することが可能である。
次に、本実施の形態にかかるインクジェットプリンタ1のメリットについて具体的に説明する。上述したように、従来の液体吐出装置においても、液体の循環機構によって、供給経路406および第1循環経路407内の液体に混入する小さい気泡を除去することは可能であったが、供給経路406および第1循環経路407内に人の目では見つけることが困難なリークがある状態で液体吐出装置を動作させ続けると、リークから徐々に気泡が混入し、供給経路406および第1循環経路407内に大きな気泡が混入することとなる。また、従来の液体吐出装置では、当該液体吐出装置の操作ミス、供給経路406および第1循環経路407の一部が外れる等のエラーが発生すると、供給経路406および第1循環経路407内の液体に大きな気泡が混入することがある。
そして、供給経路406および第1循環経路407内の液体に大きな気泡が混入すると、液体の流れだけでは、液体に混入した気泡を除去することが困難である。また、供給経路406および第1循環経路407内の液体に残留する気泡は、液体よりも比重が小さいため、供給経路406および第1循環経路407中の高い箇所に集まり凝集して、さらに大きくなる。供給経路406および第1循環経路407内の液体に混入する気泡が大きくなると、液体吐出ヘッド321への液体の供給が阻害され、液体吐出ヘッド321からの液体の吐出不良等の不具合の発生に繋がる可能性がある。そのため、従来の液体吐出装置では、当該液体吐出装置の動作を停止させて、供給経路406および第1循環経路407内の液体に混入した気泡を除去するメンテナンスを行っているが、液体吐出装置のメンテナンスの工数が増加したり、液体吐出装置のダウンタイムの増加によって生産性が低下したりするという課題が生じている。
これに対して、本実施の形態にかかるインクジェットプリンタ1は、上記の2つの特徴点を有することにより、供給経路406および第1循環経路407内の液体に混入した気泡を、当該インクジェットプリンタ1を停止させることなく除去することができる。その結果、インクジェットプリンタ1のメンテナンスによる工数の削減、およびインクジェットプリンタ1のメンテナンスによるダウンタイムの減少による生産性の向上を実現することができる。
図7~9は、第1の実施の形態にかかるインクジェットプリンタの気体滞留部の構成の一例を説明するための図である。次に、図7~9を用いて、気体滞留部408a,408bの構成の一例について説明する。
供給経路406および第1循環経路407内の液体に混入する気泡(気体)は、液体に比べて比重が小さいため、供給経路406および第1循環経路407内の低い箇所から高い箇所へと移動する。そこで、本実施の形態では、供給経路406に連続して当該供給経路406の上部に気体滞留部408aが設けられ、かつ第1循環経路407に連続して当該第1循環経路407の上部に気体滞留部408bが設けられ、供給経路406および第1循環経路407内に滞留する気泡を気体滞留部408a,408bへ移動可能としている。すなわち、本実施の形態では、供給経路406および第1循環経路407内において気体が滞留し易い箇所が、液体の循環方向において液体吐出ヘッド321の上流側および下流側の2つ限定されるように、インクジェットプリンタ1をレイアウトする。また、気体滞留部408a,408bを、供給経路406および第1循環経路407から分離可能とするバルブ408e,408fを設ける。
さらに、気体滞留部408a,408bは、図7に示すように、気体誘導部701および気体堆積部702を有する。気体誘導部701は、上方に向かってテーパー状の構造となっており、供給経路406および第1循環経路407内の気体が気体滞留部408a,408b内に集まり易くしている。気体堆積部702は、気体誘導部701と連続して、気体誘導部701の上方に配置される。
そして、インクジェットプリンタ1のCPU301は、液面センサ703によって検出される液体の残量が予め設定される量よりも少なくなった場合、バルブ408e,408fを閉じる。これにより、供給経路406および第1循環経路407内における液体の循環に影響を与えることなく、気体滞留部408a,408bに滞留する気体を除去することができる。ここで、液面センサ703は、フロートセンサや、光学式のセンサ等、気体滞留部408a,408b内の液体の液面の位置を検出可能なセンサである。
気体堆積部702は、図7に示すように、球状の構造となっていても良い。または、気体堆積部702は、図8に示すように、柱状の構造となっていても良い。もしくは、気体堆積部702は、図9に示すように、テーパー状の構造となっていても良い。
図10は、第1の実施の形態にかかるインクジェットプリンタが有する気体除去機構による気体の除去処理の一例を説明するための図である。次に、図10を用いて、気体除去機構408による気体の除去処理の一例について説明する。
インクジェットプリンタ1のCPU301は、気体滞留部408a,408bにある一定以上の気体が滞留した場合(液面センサ703(図7等参照)によって検出される液体の残量が予め設定される量を下回った場合)、バルブ408e,408fを閉じて、供給経路406および第1循環経路407と気体滞留部408a,408bとを分離する。それに伴い、CPU301は、バルブ408h,408iを開けて、気体滞留部408a,408b内の気体を気体除去タンク408gへ移動させかつ気体除去タンク408g内の液体によって気体滞留部408a,408bを満たしていく。
その後、CPU301は、気体滞留部408a,408bに滞留する気体が少なくなった場合(液面センサ703によって検出される液体の残量が予め設定される量以上となった場合)、バルブ408h,408iを閉じかつバルブ408e,408fを開ける。このようにして、気体除去機構408は、気体滞留部408a,408bに滞留する気体を、インクジェットプリンタ1を停止させることなく除去することが可能となる。
ここで、液体の循環方向において、液体吐出ヘッド321の上流側および下流側の2箇所に気体滞留部408a,408bを設けている理由について説明する。仮に、液体の循環方向において液体吐出ヘッド321の上流側にのみ気体滞留部408aを設けた場合、第1供給ポンプ403と液体吐出ヘッド321との間の液体に混入する気泡を除去することができる。しかし、液体吐出ヘッド321と第2供給ポンプ404との間の液体に混入した気泡は、液体吐出ヘッド321を介して、気体滞留部408aに移動することになる。その際、液体吐出ヘッド321から液体の吐出動作が行われると、液体の代わりに気泡が吐出されることによって、液体の吐出不良が発生する可能性がある。そのため、液体の循環方向において、液体吐出ヘッド321の上流側および下流側の両方に気体滞留部408a,408bを設けることが好ましい。
このように、第1の実施の形態にかかるインクジェットプリンタ1によれば、気体滞留部408a,408bに滞留する気体を除去することが可能となり、供給経路406および第1循環経路407内の液体に大きな気泡が混入した場合でも、インクジェットプリンタ1を停止させることなく、供給経路406および第1循環経路407内の液体に混入した気泡を除去することができる。
(第2の実施の形態)
本実施の形態は、気体除去タンクの代わりに設けられる循環ポンプによって、気体滞留部とバッファタンクとを接続する循環経路内の液体を循環させる例である。以下の説明では、第1の実施の形態と同様の構成については説明を省略する。
図11は、第2の実施の形態にかかるインクジェットプリンタの構成の一例を示す図である。本実施の形態にかかるインクジェットプリンタ1100は、図11に示すように、液体吐出ヘッド321と、バッファタンク402と、供給経路406と、第1循環経路407と、第1供給ポンプ403と、第2供給ポンプ404と、気体滞留部408a,408bと、バルブ408e,408fと、に加えて、第2~4循環経路1102~1104と、バルブ1105,1106、循環ポンプ1107と、を有する。
第2循環経路1102は、気体滞留部408bからバッファタンク402へと液体を循環させる循環経路である。第3循環経路1103は、気体滞留部408aから気体滞留部408bへと液体を循環させる循環経路である。第4循環経路1104は、バッファタンク402から気体滞留部408aへと液体を循環させる循環経路である。
バルブ1106(第5開閉弁の一例)は、第3循環経路1103に設けられ、気体滞留部408aと気体滞留部408bとの間を開閉する開閉弁である。バルブ1105(第6開閉弁の一例)は、第4循環経路1104に設けられ、バッファタンク402と気体滞留部408aとの間を開閉する開閉弁である。循環ポンプ1107は、第2循環経路1102を介して、気体滞留部408bからバッファタンク402へと液体を送液する送液部の一例である。
第1の実施の形態では、供給経路406および第1循環経路407内の液体に混入する気泡の比重が小さいことを利用して、気体滞留部408a,408b内に滞留する気泡を気体除去タンク408gに移動させることによって、液体に混入する気泡を除去している。それに対して、本実施の形態では、循環ポンプ1107を用いて、気体滞留部408a,408bに滞留する気体を吸い出して、バッファタンク402に送ることによって、供給経路406および第1循環経路407内の液体に混入する気泡を除去している。
本実施の形態では、インクジェットプリンタ1100のCPU301(制御部の一例)は、気体滞留部408a,408bにある一定以上の気体が滞留した場合(液面センサ703(図7等参照)によって検出される液体の残量が予め設定される量を下回った場合)、バルブ408e,408fを閉じて、供給経路406および第1循環経路407と気体滞留部408a,408bとを分離する。それに伴い、CPU301は、バルブ1105,1106を開けて、循環ポンプ1107によって、第2~4循環経路1102~1104を介して、バッファタンク402、気体滞留部408a、および気体滞留部408b間において液体を循環させて、気体滞留部408a,408bに滞留する気体を除去する。
従来の液体吐出装置では、供給経路406および第1循環経路407内の液体に混入する気泡を除去するためには、供給経路406および第1循環経路407内の液体の流れ(圧力)を、液体吐出ヘッド321から液体が漏れずかつ液体吐出ヘッド321から気体が混入しない範囲に収めなければならないという制約がある。そのため、従来の液体吐出装置では、供給経路406および第1循環経路407内の液体に大きな気泡が混入した場合、気泡を除去しきれない場合がある。これに対して、本実施の形態にかかるインクジェットプリンタ1100によれば、供給経路406および第1循環経路407と分離して、第2~4循環経路1102~1104内において液体を循環させることによって、液体内の気泡を除去するため、供給経路406および第1循環経路407内の液体の流れ(圧力)に制約がないため、液体に混入する大きな気泡も除去することができる。
本実施の形態にかかるインクジェットプリンタ1100は、循環ポンプ1107というアクチュエータが必要となるため、消費電力が増大したり、故障する可能性がある箇所が増えることによるメンテナンスの工数が増大したりする可能性があるが、気体除去タンク408gを、気体滞留部408a,408bよりも高い位置に設けたり必要がないため、気泡除去機構1101のレイアウトの自由度を高めることができる。
このように、第2の実施の形態にかかるインクジェットプリンタ1100によれば、供給経路406および第1循環経路407と分離して、第2~4循環経路1102~1104内において液体を循環させることによって、液体内の気泡を除去するため、供給経路406および第1循環経路407内の液体の流れ(圧力)に制約がないため、液体に混入する大きな気泡も除去することができる。
1,1100 インクジェットプリンタ
2 サーバ
301,501 CPU
320 キャリッジ
321 液体吐出ヘッド
402 バッファタンク
403 第1供給ポンプ
404 第2供給ポンプ
406 供給経路
407 第1循環経路
408 気体除去機構
408a,408b 気体滞留部
408e,408f,408h,408i,1105,1106 バルブ
408g 気泡抜きタンク(気泡除去タンク)
408j 第1気体除去経路
408k 第2気体除去経路
701 気体誘導部
702 気体堆積部
703 液面センサ
1102 第2循環経路
1103 第3循環経路
1104 第4循環経路
1107 循環ポンプ
特許第5209431号公報 特開2019-155855号公報

Claims (8)

  1. 記録媒体に液体を吐出する液体吐出部と、
    前記液体を貯留するバッファタンクと、
    前記バッファタンクから前記液体吐出部へ前記液体を供給する供給経路と、
    前記液体吐出部から前記バッファタンクへ前記液体を循環させる第1循環経路と、
    前記供給経路を通じて前記バッファタンクから前記液体吐出部へ前記液体を輸送する第1送液部と、
    前記第1循環経路を通じて前記液体吐出部から前記バッファタンクへ前記液体を輸送する第2送液部と、
    前記供給経路に連続して設けられ、前記供給経路の上部に、前記液体に混入した気体を滞留させる第1気体滞留部と、
    前記第1気体滞留部に滞留する前記液体の残量を検出する第1液体残量検出部と、
    前記第1気体滞留部と前記供給経路との間を開閉する第1開閉弁と、
    前記第1循環経路に連続して設けられ、前記第1循環経路の上部に、前記液体に混入した気体を滞留させる第2気体滞留部と、
    前記第2気体滞留部に滞留する前記液体の残量を検出する第2液体残量検出部と、
    前記第2気体滞留部と前記供給経路との間を開閉する第2開閉弁と、
    前記第1液体残量検出部による検出される前記液体の残量および前記第2液体残量検出部により検出される前記液体の残量の少なくとも一方が所定量を下回った場合、前記第1開閉弁および前記第2開閉弁を閉じて、前記第1気体滞留部および前記第2気体滞留部に滞留する気体を除去する制御部と、
    を備える液体吐出装置。
  2. 前記第1気体滞留部および前記第2気体滞留部は、
    上方に向かって先細りするテーパー状の気体誘導部と、
    前記気体誘導部の上方に配置される気体堆積部と、
    を備える請求項1に記載の液体吐出装置。
  3. 前記第1気体滞留部および前記第2気体滞留部の上方に配置される気体除去タンクと、
    前記気体除去タンクと前記第1気体滞留部とを接続する第1気体除去経路と、
    前記第1気体除去経路と前記第1気体滞留部との間を開閉する第3開閉弁と、
    前記気体除去タンクと前記第2気体滞留部とを接続する第2気体除去経路と、
    前記第2気体除去経路と前記第2気体滞留部との間を開閉する第4開閉弁と、を備え、
    前記制御部は、前記第1液体残量検出部による検出される前記液体の残量および前記第2液体残量検出部により検出される前記液体の残量の少なくとも一方が所定量を下回った場合、前記第1開閉弁および前記第2開閉弁を閉じかつ前記第3開閉弁および前記第4開閉弁を開けて、前記第1気体滞留部および前記第2気体滞留部に滞留する気体を前記気体除去タンクへ除去する、請求項1または2に記載の液体吐出装置。
  4. 前記第2気体滞留部から前記バッファタンクへ前記液体を循環させる第2循環経路と、
    前記第1気体滞留部から前記第2気体滞留部へ前記液体を循環させる第3循環経路と、
    前記バッファタンクから前記第1気体滞留部へ前記液体を循環させる第4循環経路と、
    前記第3循環経路に設けられ、前記第1気体滞留部と前記第2気体滞留部との間を開閉する第5開閉弁と、
    前記第4循環経路に設けられ、前記バッファタンクと前記第1気体滞留部との間を開閉する第6開閉弁と、
    前記第2循環経路を介して、前記第2気体滞留部から前記バッファタンクへと前記液体を送液する第3送液部と、を備え、
    前記制御部は、前記第1液体残量検出部による検出される前記液体の残量および前記第2液体残量検出部により検出される前記液体の残量の少なくとも一方が所定量を下回った場合、前記第5開閉弁および前記第6開閉弁を開けて、前記第3送液部によって、前記第2循環経路、前記第3循環経路、および前記第4循環経路を介して、前記バッファタンク、前記第1気体滞留部、および前記第2気体滞留部の間において前記液体を循環させて、前記第1気体滞留部および前記第2気体滞留部に滞留する気体を除去する、請求項1または2に記載の液体吐出装置。
  5. 前記液体吐出部は、液体吐出ヘッドである、請求項1から4のいずれか一項に記載の液体吐出装置。
  6. 記録媒体に液体を吐出する液体吐出部と、
    前記液体を貯留するバッファタンクと、
    前記バッファタンクから前記液体吐出部へ前記液体を供給する供給経路と、
    前記液体吐出部から前記バッファタンクへ前記液体を循環させる第1循環経路と、
    前記供給経路を通じて前記バッファタンクから前記液体吐出部へ前記液体を輸送する第1送液部と、
    前記第1循環経路を通じて前記液体吐出部から前記バッファタンクへ前記液体を輸送する第2送液部と、
    前記供給経路に連続して設けられ、前記供給経路の上部に、前記液体に混入した気体を滞留させる第1気体滞留部と、
    前記第1気体滞留部に滞留する前記液体の残量を検出する第1液体残量検出部と、
    前記第1気体滞留部と前記供給経路との間を開閉する第1開閉弁と、
    前記第1循環経路に連続して設けられ、前記第1循環経路の上部に、前記液体に混入した気体を滞留させる第2気体滞留部と、
    前記第2気体滞留部に滞留する前記液体の残量を検出する第2液体残量検出部と、
    前記第2気体滞留部と前記供給経路との間を開閉する第2開閉弁と、
    を備えるヘッドモジュール。
  7. 前記第2気体滞留部から前記バッファタンクへ前記液体を循環させる第2循環経路と、
    前記第1気体滞留部から前記第2気体滞留部へ前記液体を循環させる第3循環経路と、
    前記バッファタンクから前記第1気体滞留部へ前記液体を循環させる第4循環経路と、
    前記第3循環経路に設けられ、前記第1気体滞留部と前記第2気体滞留部との間を開閉する第5開閉弁と、
    前記第4循環経路に設けられ、前記バッファタンクと前記第1気体滞留部との間を開閉する第6開閉弁と、
    前記第2循環経路を介して、前記第2気体滞留部から前記バッファタンクへと前記液体を送液する第3送液部と、
    を備える請求項6に記載のヘッドモジュール。
  8. 液体吐出装置と情報処理装置とを備える画像形成システムであって、
    前記液体吐出装置は、
    記録媒体に液体を吐出する液体吐出部と、
    前記液体を貯留するバッファタンクと、
    前記バッファタンクから前記液体吐出部へ前記液体を供給する供給経路と、
    前記液体吐出部から前記バッファタンクへ前記液体を循環させる第1循環経路と、
    前記供給経路を通じて前記バッファタンクから前記液体吐出部へ前記液体を輸送する第1送液部と、
    前記第1循環経路を通じて前記液体吐出部から前記バッファタンクへ前記液体を輸送する第2送液部と、
    前記供給経路に連続して設けられ、前記供給経路の上部に、前記液体に混入した気体を滞留させる第1気体滞留部と、
    前記第1気体滞留部に滞留する前記液体の残量を検出する第1液体残量検出部と、
    前記第1気体滞留部と前記供給経路との間を開閉する第1開閉弁と、
    前記第1循環経路に連続して設けられ、前記第1循環経路の上部に、前記液体に混入した気体を滞留させる第2気体滞留部と、
    前記第2気体滞留部に滞留する前記液体の残量を検出する第2液体残量検出部と、
    前記第2気体滞留部と前記供給経路との間を開閉する第2開閉弁と、を備え、
    前記情報処理装置は、
    前記第1液体残量検出部による検出される前記液体の残量および前記第2液体残量検出部により検出される前記液体の残量の少なくとも一方が所定量を下回った場合、前記第1開閉弁および前記第2開閉弁を閉じて、前記第1気体滞留部および前記第2気体滞留部に滞留する気体を除去する制御部、
    を備える画像形成システム。
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