JP2008260154A - インクジェット記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 インクミストの効率的回収。
【解決手段】 記録紙に対向し、該記録紙から所定の間隔を保持した位置より該記録紙にインク液滴を吐出するノズルを有する記録ヘッドと、該記録ヘッドを搭載したキャリッジを該記録紙面に相対的に移動させて該記録紙上を走査する走査手段と、前記記録ヘッドからのインク滴の吐出によって生ずるインクミストを回収するミスト回収手段と、を備えたインクジェット記録装置において、前記ミスト回収手段が、前記キャリッジの移動範囲に向けて設置された複数の吸気口と、個々の吸気口を開閉する対応する複数の弁と、全ての吸気口に接続しインクミストを該吸気口に導く気流を発生させるファンと、から構成され、前記各吸気口における気流の発生量がキャリッジの状態に応じて調整されることを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、複写機、ファクシミリ装置、プリンタ等の記録装置、特に記録媒体を搬送する方向と垂直な方向にキャリッジを走査し、1回の走査分の記録画像を形成する度に記録媒体を所定ピッチだけ送る動作を繰り返すシリアルタイプの記録装置に関する。
従来、複写機、ファクシミリ装置、コンピュータやワードプロセッサ等を含む複合型電子機器やワークステーション等の出力機器として用いられるプリンタ等の記録装置は、制御信号により伝達される画像情報に基づいて記録シートやプラスチック薄板等の記録媒体に画像を記録する。
このような記録装置のうち、シリアルタイプのものは、記録媒体の搬送方向(副走査方向)と直交する方向(主走査方向)に記録手段が走査するシリアルスキャン方式が採用されている。具体的には、記録媒体を所定の記録位置にセットした後、記録手段が搭載されたキャリッジが記録媒体の搬送方向と直角な方向に移動(主走査)しながら、記録手段によって記録媒体に画像を記録し、1行分の記録を終了した後に記録媒体が所定ピッチだけ搬送(副走査)されて停止し、再度キャリッジが主走査しながら記録手段によって記録媒体に次行の記録を行うという動作を繰り返すことにより、記録媒体全体の画像記録を行う構成である。
これらの記録装置には、インクジェット方式、ワイヤドット式、サーマル式、レーザービーム式等の記録方式が採用されている。このうち、インクジェット方式の記録装置は、記録手段(記録ヘッド)から記録媒体にインクを吐出して記録を行うものである。そしてこれは、記録手段のコンパクト化が容易であり、高精細な画像を高速で記録することができ、普通紙に特別の処理を必要とせずに記録することができ、ランニングコストが安く、ノンインパクト方式であるため騒音が少なく、しかも多色のインクを用いたカラー画像記録が容易である等の利点を有している。特に、熱エネルギーを利用してインクを吐出するタイプのインクジェット方式の記録ヘッドは、エッチング、蒸着、スパッタリング等の半導体製造プロセスを用いて基板上に製膜された電気熱変換体、電極、液路壁、天板等により構成することができ、液路および吐出口の高密度配置が可能で、一層のコンパクト化を図ることができる。
前記したようなシリアルタイプのインクジェット方式の記録装置においては、搬送ローラにより副走査方向に搬送される記録媒体に対し、記録媒体搬送方向と平行に配列された複数の吐出口を有する記録ヘッドが主走査方向に移動しながら、この移動の間に1行分の記録が行われる。記録動作中は記録媒体が停止しており、1行分の記録が終了すると、記録媒体は所定ピッチだけ送られて停止する。それから、記録ヘッドが主走査方向に移動しながら次の行の記録が行われる。このような一連の動作を繰り返すことにより記録媒体全体に画像記録が行われる。
従来、インクジェット方式の記録によると、画像記録に寄与するインク液滴の他に、画像記録に寄与しない微小インク液滴(ミスト)も記録ヘッドから吐出される。
このミストは大きさも質量も小さいため、空中を浮遊し装置内部の様々な部位に付着して汚してしまう。そして、プラテンや記録シート搬送ガイド部材に付着したミストは、記録媒体にインク汚れとして付着し、良好な記録画像の妨げとなる。また、ミストがプラテンや記録シート搬送ローラ等に付着蓄積すると、記録シートの搬送がスムーズでは無くなり、斜行やしわ、波打ち等の搬送不良を引き起こす原因となる。また、ミストがキャリッジの摺動する軸や軸受等の可動部近辺に付着蓄積すると、可動部分の摩擦が増大して正常な動作が不可能となる場合もある。
さらに、このミストが、キャリッジ付近にあるエンコーダや、記録媒体またはキャリッジ等の位置を検出するための反射型フォトセンサ等の光学部品に付着した場合は、キャリッジや記録媒体の位置や速度情報が正確に監視できなくなり装置の正常な動作が不可能となる。
また電気部品にミストが付着した場合、インクの組成によっては、インクによるショートや腐食等がおこり記録装置破損のおそれがある。また、インクの組成によっては、メカ部品の腐食のおそれもある。また、ミストが、記録装置の隙間から外部に浮遊し、記録装置外装等のオペレータの手に触れる箇所や、装置周辺の作業面等に付着堆積して、装置周辺やオペレータがインク汚れを被るおそれもある。
さらに、近年は環境や人体に対する影響を無くす為、このミストを外部に排出せずに、本体内ですべて留める、もしくは回収する必要があり、その為に外部にミストが漏出しないような設計方法がとられ、記録装置本体に対しても悪影響となる為、回収力のあるファンまた効率よくミスト回収する為のファンの駆動方法が求められている。
これらの欠点や要求に対し、記録ヘッド、キャリッジ、プラテンなど記録部付近に空気流を発生させるためのファンやダクトを付設する構成が提案されている。例えば、特開平06−55208号には、記録装置内にファンを有するインクジェット方式の記録装置が提案されている。ファンの制御は、装置内の温度を検出するサーミスタに基づいてのみ行われる。特開平06−126952号や特開平06−166173号、特開平07−25007号では、インク定着やミスト回収のため、ファンを付設したプリンタが提案されており、そのファンは記録動作時のみ作動するよう制御されている。また、特開平11−138783号や特開2004−181704号にはキャリッジの位置や記録信号に応じてファンを駆動制御するという技術的思想が提案されている。
特開平06−55208号公報 特開平06−126952号公報 特開平06−166173号公報 特開平07−25007号公報 特開平11−138783号公報 特開2004-181704号公報
しかしながらインクジェットプリンタ内部で往復するキャリッジの動作は非常に複雑かつ高速であるから、ファンの位置、数、回転数の制御だけでプリンタ内部の気流を制御し、インクミストを本当に効率的に回収するように制御することは出来なかった。
そもそもシリアルタイプのインクジェットプリンタ内部の空気流とは、狭い筐体内をキャリッジが主走査方向に移動することにより、進行方向の上流側の空気が加圧され、進行方向の下流側の空気が減圧されることから生じる気圧差から生まれるものである。キャリッジの進行方向の上流側の空気は、一部は記録紙の搬入・搬出口から大気へ放出され、一部は筐体外装とキャリッジの隙間を通過してキャリッジの進行方向の下流側に移動する。キャリッジの進行方向の下流側には、上流側からの空気と、記録紙の搬入・搬出口からの空気が流入するような空気流が生じる。問題となるのは、キャリッジと筐体の隙間を流れる空気流である。この隙間には電子部品や光学エンコーダなどの重要部品があり、この隙間を通過する空気中にインクミストが含まれると付着等の問題が起こる。従って、この隙間を通過する空気を清浄にするか、あるいは隙間を通過する空気流が発生しないようにすれば問題は改善される。
本発明は上記課題を解決するものであり、その目的は、キャリッジを主走査方向に往復動作させて画像を形成するシリアルタイプの記録装置において、プリンタ機内の空気流を制御し、プリンタ機内に浮遊するミストを効果的に回収することが可能な記録装置を提供するものである。
上記目的を達成するための本発明に係る代表的な構成は、記録紙に対向し、該記録紙から所定の間隔を保持した位置より該記録紙にインク液滴を吐出するノズルを有する記録ヘッドと、該記録ヘッドを搭載したキャリッジを該記録紙面に相対的に移動させて該記録紙上を走査する走査手段と、前記記録ヘッドからのインク滴の吐出によって生ずるインクミストを回収するミスト回収手段と、を備えたインクジェット記録装置において、前記ミスト回収手段が、前記キャリッジの移動範囲に向けて設置された複数の吸気口と、個々の吸気口を開閉する対応する複数の弁と、全ての吸気口に接続しインクミストを該吸気口に導く気流を発生させるファンと、から構成され、前記各吸気口における気流の発生量がキャリッジの状態に応じて調整されることを特徴とする。
更に、前記キャリッジの位置に連動して開閉する前記弁を有することを特徴とする。
更に、前記キャリッジの位置と向きを検知するキャリッジ状態検知手段と、前記キャリッジ状態検知手段により検知したキャリッジ位置と向き、前記記録手段の記録信号に応じて前記弁の開閉を制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
更に、前記キャリッジの移動方向の上流側の吸気口の弁を開き、下流側の吸気口の弁を閉め、キャリッジが停止状態にあるときは吸気口の全ての弁を開けるように、前記弁を制御することを特徴とする。
上記構成にあっては、記録手段を搭載したキャリッジの位置や移動方向に応じて、気流を制御し、効率的にミストの回収をすることができる。
キャリッジの移動に伴って発生するインクジェット記録装置内部の気流について概説する。狭い筐体内部をキャリッジが平行移動すると、進行方向の上流側は空気が加圧され、進行方向の下流側は減圧される。この時キャリッジの進行方向の上流側にある空気は、一部は記録紙の搬入・搬出口から大気へ放出され、一部は本体とキャリッジの隙間を通過してキャリッジの進行方向の下流側に移動する。キャリッジの進行方向の下流側には、この上流側から来る空気流と、記録紙の搬入・搬出口から流入する空気流が発生し、複雑な流れを形成している。
キャリッジと本体の隙間には電子部品や光学エンコーダなどの重要部品があり、この隙間を通過する空気流中にインクミストが含まれると問題となる。従って、キャリッジ移動の際にインクミストを含む空気が、本体とキャリッジの隙間を通過しないようにキャリッジ進行方向の上流側と下流側の気圧差を緩和することでこの問題が緩和される。
本発明では、キャリッジの進行方向の上流側は常にミスト吸入口が開いているので、上流側の空気はミスト吸入口を通じファンによって機外に排出されるパスが出来る。一方、キャリッジの進行方向の下流側はミスト吸入口が閉じており、従ってキャリッジの進行方向の上流側と下流側の圧力差が緩和され、上流側の空気が本体とキャリッジの隙間を経由して下流側に移動することが従来に比較して格段に減少する。よって、キャリッジと本体の隙間にある電子部品や光学エンコーダなどの重要部品をインクミストの汚染から守ることが出来、従来よりも効率的にインクミストを回収することが可能となり、駆動部の特性劣化や記録媒体がインクで汚れてしまう事などを防ぐことが可能である。また、ファンを複数使用せず、また回転数を変える必要も無いので騒音の問題が緩和されている。
本発明の一実施形態に係る記録装置について、図面を参照して説明する。図1は第1実施形態に係るインクジェット方式の記録装置の斜視説明図である。外装は不図示とした。
{装置全体構成}
図1に示すように、本実施形態のフレームに固定されている軸1に、キャリッジ2が摺動可能に取り付けられている。このキャリッジ2は、キャリッジ駆動手段であるキャリッジモータ3およびキャリッジベルト4により駆動されて、軸1に沿って矢印A,B方向に移動する。キャリッジ2上には、インクジェットヘッド5が搭載されている。インクジェットヘッド5は、図示しないノズルと発熱素子などを有し、後述する記録制御信号を受けてインクを吐出して記録を行うものである。
また、本実施形態ではインクの吐出構成として、記録信号に応じて電気熱変換体に通電し、その熱エネルギーによってインクに生ずる膜沸騰を利用してインクに生ずる気泡の成長、収縮により、インクを吐出口から吐出して記録を行うように構成している。このように、熱エネルギーによって気泡を成長収縮させてインクを吐出させることで、特に応答性に優れた液体の吐出が達成できる。
軸1に沿うキャリッジ2の移動範囲の一端部付近にホームポジションが設けられており、インクジェットヘッド5がこのホームポジションに位置する時にインクジェットヘッドの図示しないノズル面と対向する位置に、ヘッド回復ユニット6が設けられている。このヘッド回復ユニット6は、ヘッド未使用時のノズルの乾燥を防ぐためのキャッピングや、ノズルの目詰まり等の不良を回復させるためのインク強制吸引等を行う。
複数の吸気口8が、キャリッジ2の移動範囲に向けてキャリッジ2の走査方向に沿って対称に設置されている。吸気口8のそれぞれが同一のファン7と接続され、記録面付近からの気流の経路を確保している。吸気口8の各々の内部に図示しない弁34が設けられている。
センサ9,10は、キャリッジ2の位置を検出する反射型フォトセンサ等の光センサであり、その感応領域内のキャリッジ2の有無を判断する。センサ9はキャリッジ2のホームポジション付近に設けられたホームポジションセンサである。センサ10は、ホームポジションから離れた位置にキャリッジ2が移動したことを検出する。
キャリッジ2の移動範囲に沿って、主走査方向の記録分解能に相当するピッチが刻まれているスケール等で構成されるリニアエンコーダ11が配設され、このリニアエンコーダ11と対向的に、記録位置を常に監視する光センサ等でエンコーダセンサ13が設けられている。これらのセンサ9,10とリニアエンコーダ11とエンコーダセンサ13のセンサ手段とが、キャリッジ状態検知手段を構成する。
また、プラテン14と、このプラテン14と対向するシート押え板15と、回転可能にプラテン14に設けられているローラ16と、このローラ16を駆動する搬送モータ17とにより搬送手段が構成されている。なお、図示しないが、記録シート等の記録媒体は、シート押え板15とプラテン14との間隙でこれらに挟持され、後述するがキャリッジ2の移動及びインクジェットヘッド5による記録に対応したタイミングで、搬送モータ17の駆動によりローラ16が回転して、記録媒体は記録装置上部へ断続的に搬送される。
{制御手段}
図3は、本実施形態の記録装置のブロック図である。この記録装置全体の動作を演算処理する演算手段としての主制御手段23に、記録制御手段18を介してインクジェットヘッド5が、搬送制御手段19を介して搬送モータ17が、キャリッジ駆動制御手段20を介してキャリッジモータ3が、ファン制御手段21を介してファンモータ22が、弁制御手段33を介して弁34が接続されている。
また、主制御手段23に、センサ9,10とリニアエンコーダ11とエンコーダセンサ13とを含むキャリッジ状態検知手段24と、図1には示していない記録媒体の位置検出手段25とが接続されている。また、ホストコンピュータやネットワークに接続するためのI/F部(インターフェース部)26と操作・表示部27も、主制御手段23に接続されている。さらにこの主制御手段23と、記録制御手段18と、搬送制御手段19と、キャリッジ駆動制御手段20と、ファン制御手段21と、弁制御手段33に電力を供給する電源28が設けられている。
次に、各手段の詳細について説明する。
主制御手段23は、ROM(リード・オンリー・メモリ)31と、CPU(中央処理装置)29と、ゲートアレイ30と、RAM(ランダム・アクセス・メモリ)32とを含んでいる。ROM31には本記録装置の各種動作の制御プログラムが格納されている。CPU29は、ROM31に格納されている制御プログラムにしたがって各制御手段18,19,20,21に制御信号を供給し、インクジェットヘッド5、搬送モータ17、キャリッジモータ3、ファンモータ22を駆動させる。また、キャリッジ状態検知手段24と位置検出手段25とからのキャリッジの位置、移動速度、移動方向等の情報を受ける。さらに、CPU29は、操作・表示部27およびI/F部26との信号の送受信も行う。
記録制御手段18は、記録手段の電源のオン・オフ切替え、印字データの転送およびラッチ、ヒートイネーブルの送出、温度制御等のインクジェットヘッド5の駆動制御を行う。
搬送制御手段19は、記録媒体を搬送するための搬送モータ(ステッピングモータ)を駆動するモータドライバ等からなる。
キャリッジ駆動制御手段20は、キャリッジ2を搬送するためのキャリッジモータ(ステッピングモータまたは直流モータ)を駆動するモータドライバ等からなる。
ファン制御手段21は、ファンモータ22のオン・オフスイッチングを行う。
弁制御手段33は、キャリッジの位置と向きに連動して、吸気口8内部の各々の弁34の開閉制御を行う。
I/F部26は、データやコマンド等の記録信号を、ホストコンピュータまたはネットワークに対して入出力するための接続部である。
操作・表示部27は、発光ダイオード、液晶ディスプレイ、キースイッチ等を含む。キースイッチは記録装置本体の電源スイッチやエラー解除等を入力する為に設けられ、発光ダイオードや液晶ディスプレイにより記録装置の状態(電源オン・オフやオンライン接続状態,エラー等)が表示される。
電源28は、ロジック電源を主制御手段23に、モータ電源を記録制御手段18および搬送制御手段19およびキャリッジ駆動制御手段20およびファン制御手段21および弁制御手段33に、へッド駆動電源を記録制御手段18にそれぞれ供給する。また、電源28は、主制御手段23により各種電源供給のオン・オフ等が制御される。
位置検出手段25は、フォトインタラプタ、反射型フォトセンサ等からなり、記録シートの印字開始位置や印字終了位置の検知や、記録シートの搬送不良等のエラーを検知し、CPU23にその情報を伝達する。
キャリッジ状態検知手段24は、インクジェットヘッド5を搭載したキャリッジ2の位置を監視しCPU23にその情報を伝達する。例えば、常にキャリッジ2の位置を確認するエンコーダ等と、実際のキャリッジ2の位置が所望の位置にあるかどうかの判断を行って所望の位置にない場合にはエラー信号を制御手段に送出するセンサとを有している場合が多い。
{記録動作}
次に、本実施形態の特徴的な動作について、図4のフローチャートを参照して説明する。
まず、記録装置本体の電源28が投入される(S1)。キャリッジ状態検知手段24が、キャリッジがホームポジションにあることを確認するなどの初期動作が行われる(S2)。なお、初期状態(記録動作を行っていないとき)には、キャリッジ2に搭載されたインクジェットヘッド5は、ホームポジション(図1に示す位置)にあり、ヘッド回復ユニット6によりキャッピングされている。
そして、操作・表示部27からの入力等により、オンライン接続状態にあるかどうか判定を行う(S3)。オンライン接続状態であれば、インターフェース(I/F)部26を介して図示しないホストコンピュータ等からの記録データの入力を受ける。通常、このI/F部26から記録データの主制御手段23への入力があると(S4)、CPU29およびゲートアレイ30の制御により、画像処理・HV変換等が行われ、インクジェットヘッド5にて印字可能な1回走査毎のデータとしてRAM32内のプリントバッファ領域に蓄積される。記録データの入力がない場合は、入力待ちの待機状態となる。
記録データの主制御手段23への入力があると(S4)、主制御手段23および搬送制御手段19の制御により搬送モータ17が駆動され、ローラ16が回転して図示しない記録シート(記録媒体)が所定の印字開始位置まで搬送するとともに、ファン7が駆動される(S5)。
なお、記録時間の短縮のため、この記録シート搬送は、前記した記録データの蓄積と同時に行われ、必ずしも1回走査分の記録データが揃ってから行われるとは限らない。そこで、位置検出手段25により、記録シートが所定の印字開始位置に到達したことが確認されたら(S6)、記録シート搬送を停止するとともに、主制御手段23およびキャリッジ駆動制御手段20の制御によりキャリッジモータ3およびキャリッジベルト4が駆動され、インクジェットヘッド5を搭載したキャリッジ2がホームポジションから搬送される(S7)。
そして、キャリッジ状態検知手段24(特にリニアエンコーダ11およびエンコーダセンサ13)によりキャリッジ2の位置を検出し、インクジェットヘッド5を搭載したキャリッジ2が印字領域内に入ったかどうかの判断を行う(S8)。
具体的には、例えば、本実施形態の記録装置が、主走査方向の記録密度600dpiでA4サイズの記録を行うもので、ホームポジション側及びその反対側に各20mm前後の余裕があるとすると、このリニアエンコーダ11のスケールには、約6000の目盛りが刻まれている。そして、ホームポジション側の突き当て位置を0とすると、リニアエンコーダ11の目盛りでは、A4サイズの印字を行う場合の印字開始位置は500、印字終了位置は5500となる。つまり、インクジェットヘッド5を搭載したキャリッジ2が印字領域内にあるかどうかの判断は、エンコーダセンサ13により読み取ったリニアエンコーダ11の目盛りが、500を超えたかどうかの判断により行われる。
インクジェットヘッド5を搭載したキャリッジ2が印字領域内に到達すると、主制御手段23および弁制御手段33の制御により、吸気口8内にある弁34を開閉してファン7により吸気を開始する(S9)。吸気口8内部の弁34は、例えばキャリッジの位置と向きの信号を受けた弁制御手段33の指令によって開閉する、電子制御式のメカニカルシャッターやスライド弁が考えられる。ただその開閉については、以下で説明するフローで開閉が出来る弁であればその制御方法は特に問わず、キャリッジの位置と向きだけで稼動するメカ制御式のスライド式弁のような単純な構造のものであっても良い。
複数ある弁34のうち、キャリッジ移動方向上流側の弁は開放、キャリッジ移動方向下流側の弁は遮断する。そして、前記S7の工程と同様にキャリッジ2を主走査方向に搬送しつつ、RAM32内の前記記録データに応じて、主制御手段23および記録制御手段18の制御により、インクジェットヘッド5を駆動して記録媒体に向けてインク吐出を行い、画像を形成する(S10)。
RAM32内に格納されている1回走査分の記録データに応じたインクジェットヘッド5による記録が完了すると(S11)、キャリッジ2の位置が印字領域内かどうかの判断を行う(S12)。
これは、エンコーダセンサ13が読み取ったリニアエンコーダ11の目盛りが5500を超えたかどうかにより判断する。キャリッジ2が印字領域外に達すれば、弁34は全て開放し、浮遊するミストを図示しない回収手段に回収する(S13)。
そして、主制御手段23およびキャリッジ駆動制御手段20の制御によりキャリッジモータ3およびキャリッジベルト4が停止して、インクジェットヘッド5を搭載したキャリッジ2の搬送が停止する(S14)。なお、キャリッジ2の停止は、通常減速を行ってから完全停止となる。この際も各弁34は全て開放し、浮遊するミストを回収手段に回収する。
以下、次回走査分について、記録データの有無の判断(S4)からキャリッジの停止(S14)までの工程が繰り返される。
図2は以上の動作を説明するに当たり、キャリッジが印字領域の途中にある場合における弁の状態を模式的に表した図である。
本発明の記録装置の一実施形態であるインクジェットタイプの記録装置の要部を示す斜視図。 本発明の記録装置の模式図。 本発明の記録装置のブロック図。 制御フローチャート
符号の説明
1 軸
2 キャリッジ
3 キャリッジモータ
4 キャリッジベルト
5 インクジェットヘッド
6 ヘッド回復ユニット
7 ファン
8 吸気口
9 センサ(キャリッジ状態検知手段)
10 センサ(キャリッジ状態検知手段)
11 リニアエンコーダ(キャリッジ状態検知手段)
13 エンコーダセンサ(キャリッジ状態検知手段)
14 プラテン
15 シート押え板
16 ローラ(記録媒体搬送手段)
17 搬送モータ(記録媒体搬送手段)
18 記録制御手段
19 搬送制御手段
20 キャリッジ駆動制御手段
21 ファン制御手段
22 ファンモータ
23 主制御手段
24 キャリッジ状態検知手段
25 位置検出手段
26 I/F部
27 操作・表示部
28 電源
29 CPU
30 ゲートアレイ
31 ROM
32 RAM
33 弁制御手段
34 弁

Claims (4)

  1. 記録紙に対向し、該記録紙から所定の間隔を保持した位置より該記録紙にインク液滴を吐出するノズルを有する記録ヘッドと、該記録ヘッドを搭載したキャリッジを該記録紙面に相対的に移動させて該記録紙上を走査する走査手段と、前記記録ヘッドからのインク滴の吐出によって生ずるインクミストを回収するミスト回収手段と、を備えたインクジェット記録装置において、
    前記ミスト回収手段が、前記キャリッジの移動範囲に向けて設置された複数の吸気口と、個々の吸気口を開閉する対応する複数の弁と、全ての吸気口に接続しインクミストを該吸気口に導く気流を発生させるファンと、から構成され、前記各吸気口における気流の発生量がキャリッジの状態に応じて調整されることを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記キャリッジの位置に連動して開閉する前記弁を有することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記キャリッジの位置と向きを検知するキャリッジ状態検知手段と、前記キャリッジ状態検知手段により検知したキャリッジ位置と向き、前記記録手段の記録信号に応じて前記弁の開閉を制御する制御手段と、を有することを特徴とする請求項2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記キャリッジの移動方向の上流側の吸気口の弁を開き、下流側の吸気口の弁を閉め、キャリッジが停止状態にあるときは吸気口の全ての弁を開けるように、前記弁を制御することを特徴とする請求項3に記載のインクジェット記録装置。
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