JP2007331212A - 液体吐出機構および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】発泡室内のコーナー部分における液溜りの発生を防止してノズルから液体を吐出する際にサテライトを発生させない液体吐出機構を提供すること。
【解決手段】液体吐出機構において、ノズルが形成されるノズル板と、前記ノズル板に対向し発熱素子を備える基板と、前記発熱素子により内部の液体に前記ノズルから液体を吐出させるための吐出気泡を発生及び成長させるものであって前記ノズル板との境界部分における内径が前記ノズルの内径よりも大きく形成される発泡室と、前記吐出気泡を発生させ発生した前記吐出気泡を大きく成長させるよう前記発熱素子を駆動する発熱素子駆動手段と、供給路を介して前記発泡室に供給する液体を収納する液体収納室と、前記液体収納室の液体中に気泡を混入させる気泡混入手段と、を有することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は液体吐出機構および画像形成装置に係り、特にインク供給用のメインタンクと接続するインク供給用サブタンクが装着されるシリアルヘッドを有するインク供給システムにおける液体吐出機構に関する。
インクジェットプリンターは近年、高画質化の要求のため吐出液滴量の安定化及び着弾位置の高精度化の研究が重要視されている。ここで、特許文献1では、図11に示すように、ノズル板40(オリフィス基板)に当接する第2発泡室26Bを設けることで、吐出バブル48の成長により吐出させようとするインクが供給流路に逆流することを防止して、インク滴50の吐出速度を増大化し、さらにはインク滴50の飛翔方向を安定化させようとしている。
特開2004−42395号公報
しかしながら、特許文献1のインクジェットプリンターでは、図11に示すようなノズル板40に当接する第2発泡室26Bを設けると、吐出バブル48の成長過程において吐出バブル48が大気と連通する直前の状態(図11(b))において、第2発泡室26Bのコーナー部分に液溜り70が発生する。すると吐出バブル48が大気連通後に大気中にとびだす段階(図11(d)、(e))で、液溜り70の液滴が飛び出してきてサテライト52が発生してしまい、最終的に所定のドット形状が得られなくなる問題が発生する頻度が高くなってしまうことが判明した。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、発泡室内のコーナー部分における液溜りの発生を防止して、ノズルから液体を吐出する際にサテライトを発生させない液体吐出機構を提供すること、を目的とする。
前記目的を達成するために請求項1に係る発明は、液体吐出機構において、ノズルが形成されるノズル板と、前記ノズル板に対向し発熱素子を備える基板と、前記発熱素子により内部の液体に前記ノズルから液体を吐出させるための吐出気泡を発生及び成長させるものであって前記ノズル板との境界部分における内径が前記ノズルの内径よりも大きく形成される発泡室と、前記吐出気泡を発生させ発生した前記吐出気泡を大きく成長させるよう前記発熱素子を駆動する発熱素子駆動手段と、供給路を介して前記発泡室に供給する液体を収納する液体収納室と、前記液体収納室の液体中に気泡を混入させる気泡混入手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、気泡混入手段によって意図的に気泡を液体収納室の液体中に混入させて液体中の気泡の含有率を高めるので、発熱素子により発生させる吐出気泡により液体が押され液滴としてノズルから吐出される一方で、発泡室のノズル板との境界部分におけるコーナー部分に液体中に混入させた気泡によるエア溜りが生じる。そのため、液体の液溜り部分が発生しないので、サテライトの発生を防止でき所定の形状のドットで画像を形成することが出来る。
前記目的を達成するために請求項2に係る発明は、請求項1に記載の液体吐出機構において、前記発泡室は、前記発熱素子により内部の液体に前記吐出気泡が発生する第1発泡室と、前記ノズル板と前記第1発泡室間に形成され前記吐出気泡の成長による液体の移動方向を前記ノズル方向に規制する第2発泡室を有すること、を特徴とする。
本発明によれば、第2発泡室において吐出気泡の成長による液体の移動方向をノズル方向に規制するので、液体の吐出効率が向上し、また吐出量の安定化を図ることができる。
前記目的を達成するために請求項3に係る発明は、請求項1または2に記載の液体吐出機構において、前記気泡混入手段は、前記液体収納室の内部に配置された多孔質部材であること、を特徴とする。
本発明によれば、ノズルからの液体の吐出に伴って液体収納室から発泡室への液体の供給および液体収納室への液体の補給を行うことにより、液体収納室の内部に配置される多孔質部材の気泡混入手段に気体が取り込まれ、また、取り込まれた気体が液体収納室および発泡室の内部の液体中に気泡として混入されることになる。そのため、簡単な構造でかつ確実に発泡室内の液体中に気泡を混入させることができる。したがって、より確実に液体の液溜り部分が発生しないので、サテライトの発生を防止でき所定の形状のドットで画像を形成することが出来る。
気泡混入手段は、液体収納室の内部のどこの位置に配置してもよいが、液体収納室内における微量な液体の増減に対しても、確実に気泡混入手段に気体および液体を通過させて液体内に気泡を混入させることができる位置が望ましい。例えば、液体収納室の下方に発泡室やノズルを配置して液体を下方に供給する場合には、微量な液体の増減であっても液体上面の変化が顕著に現れ易い液体収納室の上方に配置することが望ましい。
前記目的を達成するために請求項4に係る発明は、請求項1または2に記載の液体吐出機構において、前記気泡混入手段は、フィルター部材を介してポンプにより気体を前記液体収納室の内部へ供給するものであること、を特徴とする。
本発明によれば、フィルター部材を介して気体をポンプで供給することにより、液体収納室および発泡室の内部の液体中に気泡として混入されることになる。そのため、確実に発泡室内の液体中に気泡を混入させることができる。したがって、より確実に液体の液溜り部分が発生しないので、サテライトの発生を防止でき所定の形状のドットで画像を形成することが出来る。
前記目的を達成するために請求項5に係る発明は、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の液体吐出機構において、前記第2発泡室は、該外形をテーパ形状として液体の移動方向を前記ノズル方向に規制すること、を特徴とする。
本発明によれば、第2発泡室の外形がテーパ形状なので、より確実に液体の吐出効率が向上し、また吐出量の安定化を図ることができる。
前記目的を達成するために請求項6に係る発明は、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の液体吐出機構において、前記気泡混入手段によって液体中に混入させる気泡の粒径をd、前記ノズルの内径をD1、前記発泡室の前記ノズル板との境界部分における内径をD2とするときに、{(D2−D1)/16}≦d≦(D1/8)の条件を満たすこと、を特徴とする。
本発明によれば、液体中に混入させた気泡同士を効率的に合体させて発泡室のノズル板との境界部分におけるコーナー部分にエア溜りを生じさせることができ、かつ吐出液滴量の変動量も抑えることができるので、サテライトの発生の防止と吐出性能の向上を効率的に両立させることができる。
気泡混入手段によって液体中に混入させる気泡の粒径dは、気泡混入手段の空隙部の寸法と相関関係を持つので、気泡混入手段の空隙部の寸法を選択して液体中に混入させる気泡の粒径を調整することができる。
前記目的を達成するために請求項7に係る発明は、画像形成装置において、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の液体吐出機構を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、液体吐出機構において、発泡室内のコーナー部分における液溜りの発生を防止してノズルから液体を吐出する際にサテライトを発生させないことができる。
以下添付図面に従って本発明の好ましい実施の形態について詳説する。なお、説明上、液体吐出機構において「上方」とはエア連通路側をいい、「下方」とはヘッド側をいう。
〔インク供給システムの説明〕
図1は、本発明の液体吐出機構を備えるインク供給システムの全体概要図である。
図1に示すように、インク供給システムは、液体吐出機構17、結合ユニット12、メインタンク13、キャップユニット14、吸引ポンプ16などから構成される。また、液体吐出機構はサブタンク11とヘッド17から構成される。
サブタンク11は、液体収納室としてインクを収納するインク収納部18と空気連通路としてのエア連通路19から構成され、両者の境界には仕切り板21が介在している。インク収納部18は各色毎に設けられており、各色毎のインク収納部18には数枚から数十枚の画像印刷分に相当する比較的少量のインクが収納されている。
仕切り板21の一部には、連通口が設けられ、気体のみを通過させ液体の通過を阻止する気液分離部材22が連通口に設けられている。気液分離部材22のインク収納部18側の面には、撥水剤が塗布されている。気液分離部材22には、気体が通過するように複数の微小孔が形成されており、これらの微小孔はレーザ光の照射によるレーザ加工によって行われる。また、この気液分離部材22は、繊維状の樹脂や金属を積層させ焼結させた多繊維体であってもよい。
さらに本実施形態の特徴点として、インク収納部18の内部には気泡混入部材25が設けられている。気泡混入部材25は、多孔質部材であり、気体と液体の双方を通過させる機能を有し、気体を通過させることにより気体を取り込むことができるとともに、液体を毛細管力で吸収しつつ取り込んだ気体を気泡として液体内に混入させることができる。気泡混入部材25は、インク収納部18の内部のどこの位置に配置してもよいが、インク収納部18内における微量な液体の増減に対しても、確実に気泡混入部材25にエアおよびインクを通過させてインク内に気泡を混入させることができる位置が望ましい。本実施形態では、図1に示すように、インク収納部18の上方の仕切り板21や気液分離部材22に接する位置に配置されている。また、この気泡混入部材25は、樹脂の射出整型、金属ダイキャストまたは機械加工により形成することができる。
そして、エア連通路19には外部からエアを吸引するための吸引口23が設けられ、一方、インク収納部18には外部からインクを供給するための供給口24が設けられている。なお、インク収納部18にインク保持部材(スポンジなど)を充塞させると、ヘッド17の負圧制御がより高精度に可能になる。
サブタンク11と一体で連結されたヘッド17は、印字時には図1に示すような走査印字領域A1を往復走査しながら画像信号に応じてインク液滴を吐出して、記録媒体(不図示)に画像を形成する。
図2は、ヘッド17の構造図である。図2に示すように、ヘッド17は、シリコン基板34、第1発泡室形成層36、第2発泡室形成層38、ノズル板40などから構成される。なお、図2では、ヘッド17に関してノズル板40が上方に位置する状態で表しているが、図1に示すインク供給システムの図においては、ヘッド17に関してノズル板40が下方に位置する状態で表されることになる。
シリコン基板34には、後述する発泡室26(第1発泡室26Aと第2発泡室26B)に面する部分に発熱素子であるヒーター42が形成される。そして、ヒーター42に所定の駆動信号が供給されると、ヒーター42による発熱によって発泡室26内に気泡が成長し、その気泡により生じる圧力によってノズル32からインク液滴が吐出される。また、シリコン基板34には、サブタンク11のインク収納部18から発泡室26へインクを供給するための供給路46および共通流路44が形成されている。
シリコン基板34には重ねて感光性樹脂等から成る第1発泡室形成層36が形成されており、第1発泡室26Aを形成する。さらに、第1発泡室形成層36に重ねて第2発泡室形成層38が形成されており、第1発泡室26Aと連通する第2発泡室26Bが形成され、この第1発泡室26Aと第2発泡室26Bによりノズル32から吐出する前のインクを充填しておくための発泡室26が形成される。第2発泡室26Bを形成する第2発泡室形成層38による壁38Aは、ノズル32の方向に向かって径が減少し第2発泡室26Bの中心軸に対して約10〜40度の角度を成す円錐状のテーパ形状を有している。そのため、第2発泡室26Bにおいて吐出バブル48の成長によるインクの移動方向をノズル32方向に規制するので、インクの吐出効率が向上し、また吐出量の安定化を図ることができる。
第2発泡室形成層38には重ねてノズル板40が接合されており、インクの吐出口であるノズル32が形成されている。ここで、図3は、ノズルの開口径と第2発泡室の径を示す図である。図3に示すように、このノズル32の開口径D1は、第2発泡室形成層38により形成されノズル板40との境界部分における第2発泡室26Bの径D2よりも小さく形成されている。
次に、図1に示すように、供給接続手段としての結合ユニット12には、吸引手段としての吸引ポンプ16と連通するジョイント27と、液体貯蔵タンクとしてのメインタンク13と連通するジョイント28とを有し、各ジョイント27、28にはバルブ(不図示)が備えられている。キャップユニット14は、その内部に吸引チューブ(不図示)を通して吸引ポンプ16から負圧を導入させることにより、ヘッド17の吐出口からインクを吸引排出する。また、インク収納部18とヘッド17との間は、補給口(不図示)が設けられている。
また、図1に示すように、吸引ポンプ16の両側には、ジョイント27からの吸引を制御するバルブ31と、キャップユニット14からの吸引を制御するバルブ33が設けられている。
以上のような構成を有するインク供給システムは、以下のような作用をする。
まず、サブタンク11内のインク収納部18におけるインク残量が少なくなった場合には、ヘッド17が走査印字領域A1からメンテ領域A2に移動してサブタンク11が結合ユニット12と結合する。このとき、吸引口23にはエアを吸引する吸引ポンプ16と連通するジョイント27が結合され、一方、供給口24にはメインタンク13と連通するジョイント28が結合される。なお、この時、気泡混入部材25はエアが通過し、気泡混入部材25内にはエアが取り込まれる。
次に、バルブ31(図1参照)を開弁状態にして吸引ポンプ16によるエア吸引をONにすると、ジョイント27と吸引口23を通してエア連通路19が減圧される。ここで、図4は、メインタンク13からインク収納部18にインクを供給する際のインク液面の様子を示す断面図である。このとき、気液分離部材22は気体を通過させるので、図4(a)に示すインク収納部18内のインク(斜線で示す部分)の液面上部の空間部18Aが減圧状態になる。そこで、ジョイント28と供給口24を通して、メインタンク13からインク収納部18にインクが供給される。すると、図4(b)に示すようにインク収納部18内のインク液面が上昇し、やがて図4(c)に示すように液面は気泡混入部材25内を上昇し、インク液面が気液分離部材22と接触して満タン状態になる。そして、この時、気泡混入部材25は毛細管力によりインクが通過し、気泡混入部材25内に取り込まれたエアが気泡となってインク内へ混入される。
インク収納部18のインク液面が気液分離部材22と接触すると、気液分離部材22は液体の通過を阻止する機能を有しているので、インク液面の上昇が停止する。なお、気液分離部材22の液体通過阻止力よりも吸引ポンプ16の吸引力の方が低くなるように設定している。
また、インク収納部18は各色インク毎に独立して並べて配置されるが、エア連通路19を各色間の共通のチャンバとして構成する場合も考えられる。この場合、吸引ポンプ16によって吸引動作を行うと、各色インクのインク収納部18のインクについて一斉に各メインタンク13からのインク供給が開始する。各色インクのインク収納部18の残量は不揃いになっている場合が多いと思われるが、前記のように気液分離部材22は液体の通過を阻止する機能を有しているので、満水になって気液分離部材22とインク液面が接触した色インクのインク収納部から順次インク供給が終了することになる。
また、印字が開始されインク収納部18のインクが消費され、インク液面が気液分離部材22の下面から気泡混入部材25内を下降し、さらにはインク収納部18内を下降する。そして、空間部18Aが再び形成されて気泡混入部材25にはエアが通過し、気泡混入部材25内に再びエアが取り込まれる。
本実施形態では特に、図1に示すように、気泡混入部材25は仕切り板21や気液分離部材22に接する位置に配置されている。ここで、インクの吐出部であるヘッド17がインク収納部18の下方に配置されており、インクが吐出されるとインク収納部18内のインク液面が徐々に下方へ移動することになる。すると、気泡混入部材25が仕切り板21や気液分離部材22に接する位置に配置されているので、僅かなインク液面の下方への移動によっても、気泡混入部材25が空間部18Aにさらされ、エアを取り込むことができる。その後、インク収納部18にインクを供給してインクを満タンにすると、インクが気泡混入部材25を通過して、気泡混入部材25に取り込まれたエアがインク内に気泡として混入されることになる。以上のように、気泡混入部材25を仕切り板21や気液分離部材22に接する位置に配置することにより、たとえ僅かな量でインクの吐出および供給が行われた場合であっても、確実にインク内に気泡を混入させることができる。
以上の動作により、エアとインクが交互に入れ替りながら気泡混入部材25内を通過することにより、気泡混入部材25内に取り込まれたエアが気泡としてインク中に混入される。
そこで、ヘッド17に着目して、本実施形態による作用と効果について、図5を用いてさらに詳しく説明する。前記のように、インク収納部18に気泡混入部材25を設けることで、インク内に気泡を混入させ、インク内の気泡の含有率を意図的に高めている。インク収納部18は供給路46(図3参照)を介して発泡室26(第1発泡室26A、第2発泡室26B)と連通しており、発泡室26へも気泡の含有率を意図的に高めたインクが充填されている。
ここで、図5は、本発明においてインクがノズルから吐出される過程を示す図である。シリコン基板34に形成されるヒーター42に所定の駆動信号を供給して発熱させると、図5(a)に示すように、第1発泡室26A内のヒーター42近傍にインクの沸騰により気泡が発生し吐出バブル48が形成される。なお、インク中に混入している細かい気泡の存在は図では省略されている。その後、ヒーター42を加熱していくと、図5(b)に示すように、吐出バブル48が大きく成長する。すると、インクが吐出バブル48に押されインク滴50となってノズル32から吐出されようとする一方で、インク内に混入する気泡が図5(b)に示す第2発泡室26B内のコーナー部分にエア溜り49として滞留する。このように、第2発泡室26B内のコーナー部分にエア溜り49を滞留させることで、従来技術におけるような液溜り70を防ぐことができる。
その後さらにヒーター42を加熱していくと、図5(c)に示すように、インク滴50がノズル32から吐出される一方で、エア溜り49は吐出バブル48と合体して大気と連通する。
その後、図5(d)に示すように、発泡室26に再びインクが供給され、図5(e)に示すように、発泡室26にインクが充填される。この時、図5(d)、(e)に示すように、インク滴50がノズル32から吐出される際に、従来技術で示すようなサテライトが発生しない。そのため、最終的に所定のドット形状を得ることができる。
以上のように、簡単な構造でかつ確実に発泡室26内のインク中に気泡を混入させることができる。そのため、より確実にインクの液溜り70部分が発生しないので、サテライト52の発生を防止でき所定の形状のドットで画像を形成することが出来る。
ここで、発泡室26内に混入させる気泡のサイズとして、その粒径dは、図3に示すノズル32の開口径D1と第2発泡室形成層38により形成される壁38Aのノズル板40部分の径D2との関係において、D2>D1の条件の下、以下の条件を満たすことが望ましい。
Figure 2007331212
ここで、上限値(D1/8)は、インクのノズル32からの吐出性能を維持するための限界値であり、これ以上大きな粒径の気泡を混入させると吐出不良が発生する可能性がある。また、インクの吐出量の変動が大きくなり、画像への影響が無視できなくなる可能性がある。
また、下限値{(D2−D1)/16}は、混入させた気泡同士を効率的に合体させるための限界値である。この下限値より小さい粒径の気泡を混入させると、気泡同士が効率的に合体できなくなり、図5(b)においてエア溜り49が形成出来ず、液溜りが発生する可能性がある。
なお、多孔質部材から成る気泡混入部材25において、エアとインクを交互に入れ替えることでインク中に気泡を混入させる場合、多孔質部材の空隙部の寸法と混入する気泡の粒径とは以下のような相関関係がある。気泡混入部材25の空隙部の最大寸法をg1、最小寸法をg2とすると、インク中の気泡粒径dは、g2≦d≦g1となる。よって、この式を考慮することで、気泡混入部材25の多孔質部の空隙部の寸法を選択し、インク中に混入させる気泡の粒径を調整することができる。
なお、インク中に気泡を混入させるための実施形態として、他にも以下のようなものが考えられる。図6は、インク中に気泡を混入させるための他の実施形態を示す図である。図6に示すように、複数の発泡室26へインクを供給するインク収納部18に対して、フィルター部材60を介してエアをポンプ62で供給する。すると、フィルター部材60を通してエアがインク収納部18へ入り、インク内に気泡として混入する。そのため、より確実にインクの液溜り70部分が発生しないので、サテライト52の発生を防止でき所定の形状のドットで画像を形成することが出来る。この場合も、ノズル32の開口径D1および第2発泡室形成層38により形成される壁38Aのノズル板40部分の径D2と、混入する気泡の粒径dとの関係は、前記の数1の式の関係を成立させることとする。
〔印字部の説明〕
次に、前記のインク供給システムを備える印字部について説明する。図7はインクジェット記録装置10の印字部29周辺の要部平面図である。印字部29には、記録紙137の紙幅方向(主走査方向)に延びる2本のガイドレール160に沿って往復移動可能なキャリッジ162が設けられている。キャリッジ162には、黒(K)、シアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)の各色インクに対応するインク収納部(18K、18C、18M、18Y)を備えるサブタンク11及び印字検出部(スキャナユニット)143が搭載されており、これらはキャリッジ162に対して着脱自在に構成されており、キャリッジ162と一体的に主走査方向に走査可能となっている。
記録紙搬送量検出センサ(搬送量センサ)165は、記録紙137の副走査方向における搬送量を計測する手段であり、副走査方向と略平行方向に沿って設けられる光電センサを含んで構成される。この搬送量センサ165から得られたセンサ信号に基づいて、記録紙137の搬送量が求められる。
図8はヘッド17のノズル面及び印字検出部143のセンサ面を示した説明図である。同図に示すように、ヘッド17には多数のノズル32が千鳥状に設けられており、副走査方向のノズル密度(ノズル間ピッチh)は1インチあたり1200個(1200ノズル/インチ)である。
また、印字検出部143のセンサ面には多数のセンサ164が副走査方向に沿ってライン状(1次元状)に設けられている。副走査方向のセンサ密度(センサピッチ)はヘッド17のノズル密度と同じであり(1200センサ/インチ)、印字検出部143としての読取解像度が1200dpiとなっている。
印字検出部143のセンサ幅(読み取り幅)はヘッド17のノズル幅(印字幅)に比べて広く構成されている。これにより、キャリッジ162(図7参照)に搭載されるヘッド17及び印字検出部143の間に相対的な位置誤差が生じても、印字検出部143はヘッド17により形成されるテストパターンを確実に読み取ることが可能である。
〔インクジェット記録装置の全体構成〕
図9は前記の印字部を有するインクジェット記録装置10の全体構成図である。このインクジェット記録装置10は、各色インクに対応するインク収納部(18K、18C、18M、18Y)を備えるサブタンク11を有する印字部29と、各インク収納部(18K、18C、18M、18Y)に供給するインクを貯蔵しておくメインタンク13と、各インク収納部(18K、18C、18M、18Y)にインク供給する際に印字部29が結合する結合ユニット12と、結合ユニット12に接続する吸引ポンプ16と、記録紙137を供給する給紙部138と、記録紙137のカールを除去するデカール処理部139と、印字部29のノズル面(インク吐出面)に対向して配置され、記録紙137の平面性を保持しながら記録紙137を搬送する吸着ベルト搬送部141と、印字部29による印字結果を読み取る印字検出部143と、印画済みの記録紙(プリント物)を外部に排紙する排紙部146と、を備えている。
ロール紙を使用する装置構成の場合、図9のように、裁断用のカッター147が設けられており、該カッター147によってロール紙は所望のサイズにカットされる。カッター147は、記録紙137の搬送路幅以上の長さを有する固定刃147Aと、該固定刃147Aに沿って移動する丸刃147Bとから構成されており、印字裏面側に固定刃147Aが設けられ、搬送路を挟んで印字面側に丸刃147Bが配置されている。
給紙部138から送り出される記録紙137はマガジンに装填されていたことによる巻き癖が残り、カールする。このカールを除去するために、デカール処理部139においてマガジンの巻き癖方向と逆方向に加熱ドラム130で記録紙137に熱を与える。
デカール処理後、カットされた記録紙137は、吸着ベルト搬送部141へと送られる。吸着ベルト搬送部141は、ローラ131、132間に無端状のベルト133が巻き掛けられた構造を有し、少なくとも印字部29のノズル面に対向する部分が平面をなすように構成されている。
ベルト133は、記録紙137の幅よりも広い幅寸法を有しており、ベルト面には多数の吸引孔(不図示)が形成されている。図9に示したとおり、ローラ131、132間に掛け渡されたベルト133の内側において印字部29のノズル面に対向する位置には吸着チャンバ134が設けられており、この吸着チャンバ134をファン135で吸引して負圧にすることによってベルト133上の記録紙137が吸着保持される。印字部29の領域では、サブタンク11と一体化されたヘッド17が、図9の前後方向に往復走査される。
ベルト133が巻かれているローラ131、132の少なくとも一方にモータ(不図示)の動力が伝達されることにより、ベルト133は図9において、時計回り方向に駆動され、ベルト133上に保持された記録紙137は、図9の副走査方向(紙搬送方向)と搬送される。
縁無しプリント等を印字するとベルト133上にもインクが付着するので、ベルト133の外側の所定位置(印字領域以外の適当な位置)にベルト清掃部136が設けられている。吸着ベルト搬送部141により形成される用紙搬送路上において印字部29の上流側には、加熱ファン140が設けられている。加熱ファン140は、印字前の記録紙137に加熱空気を吹きつけ、記録紙137を加熱する。印字直前に記録紙137を加熱しておくことにより、インクが着弾後乾き易くなる。
メインタンク13は、印字部29の各インク収納部(18K、18C、18M、18Y)(図7参照)に対応する各ヘッド17の色のインクを貯蔵するタンクを有する。また、メインタンク13は、インク残量が少なくなるとその旨を報知する報知手段(表示手段、警告音発生手段等)を備えるとともに、色間の誤装填を防止するための機構を有している。
印字部29の主走査方向には、結合ユニット12(図1参照)が設けられている。サブタンク11内のインク収納部18におけるインク残量が少なくなった場合には、ヘッド17が走査印字領域A1からメンテ領域A2に移動して、サブタンク11が結合ユニット12と結合する。そして、メインタンク13から結合ユニット12を介して、各インク収納部(18K、18C、18M、18Y)にインクを供給する。
印字部29の後段には、後乾燥部142が設けられている。後乾燥部142は、印字された画像面を乾燥させる手段であり、例えば、加熱ファンが用いられる。
後乾燥部142の後段には、加熱・加圧部144が設けられている。加熱・加圧部144は、画像表面の光沢度を制御するための手段であり、画像面を加熱しながら所定の表面凹凸形状を有する加圧ローラ145で加圧し、画像面に凹凸形状を転写する。
このようにして生成されたプリント物は、排紙部146から排出される。本来プリントすべき本画像(目的の画像を印刷したもの)とテスト印字とは分けて排出することが好ましい。このインクジェット記録装置10では、本画像のプリント物と、テスト印字のプリント物とを選別してそれぞれの排出部146A、146Bへと送るために排紙経路を切り換える選別手段(不図示)が設けられている。なお、大きめの用紙に本画像とテスト印字とを同時に並列に形成する場合は、カッター(第2のカッター)148によってテスト印字の部分を切り離す。カッター148は、排紙部146の直前に設けられており、画像余白部にテスト印字を行った場合に、本画像とテスト印字部を切断するためのものである。カッター148の構造は前述した第1のカッター147と同様であり、固定刃148Aと丸刃148Bとから構成されている。
〔制御系の説明〕
図10はインクジェット記録装置10のシステム構成を示す要部ブロック図である。インクジェット記録装置10は、通信インターフェース170、システムコントローラ172、画像メモリ174、モータドライバ176、ヒータドライバ178、プリント制御部180、画像バッファメモリ182、ヘッドドライバ184、ポンプドライバ190等を備えている。
通信インターフェース170は、ホストコンピュータ186から送られてくる画像データを受信するインターフェース部である。ホストコンピュータ186から送出された画像データは通信インターフェース170を介してインクジェット記録装置10に取り込まれ、一旦画像メモリ174に記憶される。画像メモリ174は、通信インターフェース170を介して入力された画像を一旦格納する記憶手段であり、システムコントローラ172を通じてデータの読み書きが行われる。
システムコントローラ172は、通信インターフェース170、画像メモリ174、モータドライバ176、ヒータドライバ178等の各部を制御する制御部である。システムコントローラ172は、中央演算処理装置(CPU)及びその周辺回路等から構成され、ホストコンピュータ186との間の通信制御、画像メモリ174の読み書き制御等を行うとともに、搬送系のモータ188やヒーター42を制御する制御信号を生成する。
モータドライバ176は、システムコントローラ172からの指示に従ってモータ188を駆動するドライバ(駆動回路)である。ヒータドライバ178は、システムコントローラ172からの指示に従って後乾燥部142その他各部のヒーター42を駆動するドライバである。ポンプドライバ190は、システムコントローラ172からの指示に従ってポンプ16を駆動するドライバである。
プリント制御部180は、システムコントローラ172の制御に従い、画像メモリ174内の画像データから印字制御用の信号を生成するための各種加工、補正などの処理を行う信号処理機能を有し、生成した印字制御信号(ドットデータ)をヘッドドライバ184に供給する制御部である。プリント制御部180において所要の信号処理が施され、該画像データに基づいてヘッドドライバ184を介してヘッド17のインク滴の吐出量や吐出タイミングの制御が行われる。これにより、所望のドットサイズやドット配置が実現される。
プリント制御部180には画像バッファメモリ182が備えられており、プリント制御部180における画像データ処理時に画像データやパラメータなどのデータが画像バッファメモリ182に一時的に格納される。
ヒータドライバ178は、プリント制御部180から与えられる印字データに基づいて各色のヘッド17のヒーター42(図3参照)を駆動するための駆動信号を生成し、ヒーター42に生成した駆動信号を供給する。
印字検出部143は、既述したとおり、ヘッド17により記録されたテストパターンを読み取り、所要の信号処理などを行ってヘッド17のインク吐出状況(吐出の有無、ドットサイズ、ドット着弾位置等)を検出し(即ち、各ノズル32のばらつきを検出し)、その検出結果をプリント制御部180に提供する。プリント制御部180は、必要に応じて印字検出部143から得られる情報に基づいてヘッド17に対する各種補正を行う。
搬送量センサ165は記録紙137の副走査方向の搬送量を検出し、搬送量センサ165から得られたセンサ信号(搬送量情報)はプリント制御部180へ送られる。
以上、本発明の画像形成装置について詳細に説明したが、本発明は、以上の例には限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良や変形を行ってもよいのはもちろんである。
本発明の液体吐出機構を備えるインク供給システムの全体概要図である。 ヘッドの構造図である。 ノズルの開口径と第2発泡室の径を示す図である。 メインタンクからインク収納部にインクを供給する際のインク液面の様子を示す断面図である。 本発明においてインクがノズルから吐出される過程を示す図である。 インク中に気泡を混入させるための他の実施形態を示す図である。 インクジェット記録装置の印字部周辺の要部平面図である。 ヘッドのノズル面及び印字検出部のセンサ面を示した説明図である。 インクジェット記録装置の全体構成図である。 インクジェット記録装置のシステム構成を示す要部ブロック図である。 特許文献1においてインクがノズルから吐出される過程を示す図である。
符号の説明
10…インクジェット記録装置、11…サブタンク、12…結合ユニット、13…メインタンク、14…キャップユニット、16…吸引ポンプ、17…ヘッド、18…インク収納部、19…エア連通路、21…仕切り板、22…気液分離部材、23…吸引口、24…供給口、25…気泡混入部材、26…発泡室、26A…第1発泡室、26B…第2発泡室、27…ジョイント、28…ジョイント、29…印字部、32…ノズル、34…シリコン基板、36…第1発泡室形成層、38…第2発泡室形成層、38A…壁、40…ノズル板、42…ヒーター、46…供給路、48…吐出バブル、49…エア溜り、50…インク滴、52…サテライト、60…フィルター部材、62…ポンプ、70…液溜り、D1…ノズルの開口径、D2…ノズル板との境界部分の第2発泡室の径、d…インク中の気泡粒径

Claims (7)

  1. ノズルが形成されるノズル板と、
    前記ノズル板に対向し発熱素子を備える基板と、
    前記発熱素子により内部の液体に前記ノズルから液体を吐出させるための吐出気泡を発生及び成長させるものであって、前記ノズル板との境界部分における内径が前記ノズルの内径よりも大きく形成される発泡室と、
    前記吐出気泡を発生させ、発生した前記吐出気泡を大きく成長させるよう前記発熱素子を駆動する発熱素子駆動手段と、
    供給路を介して前記発泡室に供給する液体を収納する液体収納室と、
    前記液体収納室の液体中に気泡を混入させる気泡混入手段と、
    を有することを特徴とする液体吐出機構。
  2. 請求項1に記載の液体吐出機構において、
    前記発泡室は、前記発熱素子により内部の液体に前記吐出気泡が発生する第1発泡室と、前記ノズル板と前記第1発泡室間に形成され前記吐出気泡の成長による液体の移動方向を前記ノズル方向に規制する第2発泡室を有すること、
    を特徴とする液体吐出機構。
  3. 請求項1または2に記載の液体吐出機構において、
    前記気泡混入手段は、前記液体収納室の内部に配置された多孔質部材であること、
    を特徴とする液体吐出機構。
  4. 請求項1または2に記載の液体吐出機構において、
    前記気泡混入手段は、フィルター部材を介してポンプにより気体を前記液体収納室の内部へ供給するものであること、
    を特徴とする液体吐出機構。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の液体吐出機構において、
    前記第2発泡室は、該外形をテーパ形状として液体の移動方向を前記ノズル方向に規制すること、
    を特徴とする液体吐出機構。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の液体吐出機構において、
    前記気泡混入手段によって液体中に混入させる気泡の粒径をd、前記ノズルの内径をD1、前記発泡室の前記ノズル板との境界部分における内径をD2とするときに、{(D2−D1)/16}≦d≦(D1/8)の条件を満たすこと、
    を特徴とする液体吐出機構。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の液体吐出機構を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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