JP7427996B2 - 半導体装置の試験方法 - Google Patents

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Description

この発明は、半導体装置の試験方法に関する。
従来、半導体装置の試験では、試験装置の金属ステージ(以下、試験ステージとする)に半導体チップ(半導体基板)を載置して、半導体チップの裏面電極を試験ステージに電気的に接続し、半導体チップのおもて面電極にプローブ端子を接触させる。そして、プローブ端子と試験ステージとの間において半導体チップの両主面の電極間にプローブ端子を介して電圧を印加するまたは電流を流すことで、半導体チップに形成された半導体装置の電気的特性(以下、半導体チップの電気的特性とする)を試験する。
従来の半導体装置の試験方法について説明する。図10は、従来の半導体装置の試験方法の概要を示すフローチャートである。図11,12は、従来の半導体装置の試験途中の状態を模式的に示す説明図である。図11(a)には、試験装置110の搬送アーム111付近を模式的に示す。図11(b),12には、試験装置110のテスタ(計測器)115付近を模式的に示す。図11,12に示す一般的な試験装置110は、試験ステージ113、プローブ端子114、テスタ115およびコンタクトブロック120で構成される。
試験ステージ113は、試験対象の半導体チップ101が裏面を試験ステージ113側にして載置される金属ステージであり、配線117を介して半導体チップ101の裏面電極(不図示)をテスタ115に接続する。プローブ端子114は、半導体チップ101のおもて面電極(不図示)に接触して、半導体チップ101に電圧を印加するまたは電流を流す金属接触子である。テスタ115は、電圧が印加された状態または電流が流れた状態の半導体チップ101(半導体装置)の電気的特性を試験する。
コンタクトブロック120は、試験ステージ113上の半導体チップ101とテスタ115とを電気的に接続する手段であり、セットプレート121、プランジャーピン122、スプリング123およびベースユニット124で構成される(例えば、下記特許文献1参照)。セットプレート121は厚さ方向に貫通する複数の貫通孔を有し、各貫通孔にそれぞれプローブ端子114が挿入される。セットプレート121は、試験時に試験ステージ113の上方に位置し、試験ステージ113上の半導体チップ101に対向する。
プランジャーピン122は、プローブ端子114の上下方向の位置決め部品であり、プローブ端子114ごとに配置される。プランジャーピン122の一方の端部(下端)は、プローブ端子114の一方の端部(上端)に接続される。プローブ端子114の、セットプレート121から下方へ突出する他方の端部(下端)は、試験時に半導体チップ101に接触する。プランジャーピン122は、スプリング123を内蔵し、スプリング123の弾性力を利用してプローブ端子114を上下方向に移動させて固定する機能を有する。
プランジャーピン122は、スプリング123の部分が中空の直方体状のベースユニット124に内包され、かつ両端部がそれぞれベースユニット124の上方および下方へ突出するようにベースユニット124に固定される。プランジャーピン122の、ベースユニット124から上方へ突出する他方の端部(上端)は、配線116を介してテスタ115に電気的に接続される。ベースユニット124は、セットプレート121の上方に、セットプレート121と離れて配置される。
半導体チップ101の試験時、まず、搬送アーム111によって供給トレイ112から試験対象の1つの半導体チップ101を取り出して、試験装置110の試験ステージ113へ搬送する(ステップS101)。次に、搬送した半導体チップ101を、裏面を試験ステージ113側にして試験ステージ113上に載置し、試験ステージ113に一体化された真空チャック113aにより、裏面(試験ステージ113との接触面)を吸引して試験ステージ113に固定する。
次に、試験ステージ113をテスタ115側へ移動させ、プローブ端子114の下方に半導体チップ101を配置する(ステップS102)。次に、試験ステージ113を垂直に上方(図12の矢印方向)に移動させることで、半導体チップ101のおもて面電極をプローブ端子114に接触させて電気的に接続する。半導体チップ101のおもて面電極はプローブ端子114および配線116を介してテスタ115に電気的に接続され、裏面電極は試験ステージ113および配線117を介してテスタ115に電気的に接続される。
次に、プローブ端子114を介して半導体チップ101の両主面の電極間に所定条件で電圧を印加するまたは電流を流して、テスタ115により半導体チップ101の電気的特性を試験する(ステップS103)。ステップS103の処理において、試験ステージ113は、試験ステージ113に一体化されたヒーター等の保温器(不図示)により、半導体チップ101の試験時の設定温度T100(図7,8参照)に維持されている。半導体チップ101は、試験ステージ113上で温められて設定温度T100となっている。
次に、試験ステージ113を搬送アーム111側へ移動させる(ステップS104)。その後、搬送アーム111によって試験ステージ113上の試験後の半導体チップ101をピックアップして供給トレイ118へ格納する(ステップS105)。これらステップS101~S105の処理をすべての半導体チップ101に対して半導体チップ101ごとに繰り返し行うことで、試験が完了する。図11の矢印131a,131bは半導体チップ101の移動方向であり、矢印132は試験ステージ113の移動方向である。
従来の半導体装置の試験方法として、プローブ端子と半導体チップとの接触部付近に温度センサを配置し、当該温度センサで測定した温度に基づいて半導体チップの電気的特性を試験する方法が提案されている(例えば、下記特許文献2参照。)。下記特許文献2では、温度センサを当該温度センサによる温度測定点の近くに配置することで、温度センサと温度測定点との間に熱伝導率の異なる物質が介在することを抑制して、測定点での温度測定精度を向上させることで、半導体チップの電気的特性を正確に試験している。
また、従来の半導体装置の別の試験方法として、半導体チップを所定温度まで冷却させて電気的特性を試験する場合において、プローブ端子の針先と半導体チップのおもて面電極との接触位置を予め取得した補正量に基づいて補正する方法が提案されている(例えば、下記特許文献3参照。)。下記特許文献3では、プローブ端子の熱収縮による変位を補正することで、プローブ端子の針先と半導体チップのおもて面電極とを正常に接触させて、半導体チップの電気的特性を正確に試験している。
また、従来の半導体装置の別の試験方法として、高い温度制御を要する場合には、半導体チップに接触させるプローブ端子の本数を少なくして小電流で電気的特性を試験し、高い温度制御を要しない場合には、半導体チップに接触させるプローブ端子の本数を多くして大電流で電気的特性を試験する方法が提案されている(例えば、下記特許文献4参照。)。下記特許文献4では、高い温度制御が要求される場合に、プローブ端子の接触により生じる半導体チップの温度低下を抑制している。
特許第5370323号公報 特開昭和61-187245号公報 特開2010-040750号公報 特開2016-161333号公報
上記特許文献2では、温められた半導体チップにプローブ端子が接触した瞬間に、半導体チップの熱がプローブ端子に吸収され、半導体チップの温度が一時的に低下したとしても、温度センサにより半導体チップの温度が所定温度まで戻った(上昇した)ことを確認してから、半導体チップの電気的特性を試験可能である。しかしながら、ヒーター等の保温手段の能力により半導体チップの温度を上昇させて所定温度に安定化させるまでに時間がかかり、半導体チップに行うような秒単位の試験に適用するには現実的でない。
従来までは、ヒーター等の性能改善により、半導体チップを温めて半導体チップの温度をプローブ端子の接触による温度低下分だけ上昇させて所定温度に安定化させるまでに要する時間(以下、プリヒート時間とする)を短縮することができた。しかしながら、特に一旦停止させた試験装置の稼働初期には、当該試験装置で1つ以上の半導体チップの試験を行った後と比べて、プローブ端子の接触により半導体チップが急激に温度低下するため、ヒーター等の性能改善では半導体チップのプリヒート時間を短縮することができない。
その理由は、試験装置の稼働初期のプローブ端子が常温まで冷え切っているのに対し、当該試験装置で1つ以上の半導体チップの試験を行った後のプローブ端子が1つ以上の半導体チップの試験時に当該1つ以上の半導体チップの熱を吸収して常温よりも高い温度になっているからである。したがって、試験装置の稼働初期に試験した半導体チップは、所定温度に安定化していない状態で電気的特性の試験が開始され、所定温度での電気的特性を有していない不良チップと判定される虞がある。
上記特許文献3においても、プローブ端子の接触により温度低下した半導体チップを所定温度まで上昇させるための温度制御に時間を要するように、プローブ端子の熱収縮による変位を補正するための制御に数分の時間を要する。上記特許文献4には、半導体チップに接触させるプローブ端子の本数を少なくして小電流で半導体チップの電気的特性を試験する場合であっても、プローブ端子の接触により低下した半導体チップの温度が所定温度に上昇するまでの待機時間が約5秒であることが開示されている。
上述したように、高温に温められた半導体チップの電気的特性を試験するために、半導体チップにプローブ端子を接触させると、半導体チップよりも温度の低いプローブ端子の接触により半導体チップが一時的に温度低下してしまう。これによって、半導体チップのプリヒート時間を例えば数秒~数百秒程度に設定する必要があるという問題、または、半導体チップの温度が所定温度に安定化していない状態で電気的特性の試験が開始され、電気的特性を正確に試験できないという問題がある。
ヒーター等の保温手段によりプローブ端子114を温めて半導体チップ101と同じ温度に維持することで、半導体チップ101のプリヒート時間を短縮可能であるが、プローブ端子114を温めるためのヒーター等の設備を、ステップS102(図10参照)の処理時の試験ステージ113の位置付近に配置することは困難である(図11,12参照)。当該位置にプローブ端子114を温めるためのヒーター等の設備を配置したとしても、コンタクトブロック120の交換の作業性悪化が懸念される。
この発明は、上述した従来技術による課題を解消するため、半導体チップの高温試験であって、半導体チップに形成された半導体装置の電気的特性を短時間で正確に試験することができる半導体装置の試験方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、本発明の目的を達成するため、この発明にかかる半導体装置の試験方法は、半導体チップの両主面にそれぞれ設けられた第1表面電極および第2表面電極と、前記半導体チップの内部に寄生ダイオードを形成するpn接合と、を備えた半導体装置の試験方法であって、次の特徴を有する。前記半導体チップを、一方の主面の前記第1表面電極を金属のステージに接触させて当該ステージに載置し、前記第1表面電極を前記ステージに電気的に接続する載置工程を行う。前記ステージの上の前記半導体チップの温度を上昇させて所定の設定温度で維持する設定工程を行う。前記設定温度の前記半導体チップの他方の主面の前記第2表面電極にプローブ端子を接触させて電気的に接続し、前記プローブ端子を介して前記半導体チップの前記第1表面電極と前記第2表面電極との間に電圧を印加して電気的特性を試験する試験工程を行う。前記試験工程では、前記寄生ダイオードの温度特性に基づいて前記半導体チップの温度を取得する取得工程を行う。前記取得工程の後、前記プローブ端子を介して前記半導体チップの前記第1表面電極と前記第2表面電極との間に電圧を印加して前記半導体チップを発熱させることで、前記半導体チップを温度上昇させる発熱工程を行う。その後、前記半導体チップの前記電気的特性を試験する。前記発熱工程では、前記取得工程で取得した前記半導体チップの温度と、前記設定工程で設定した前記半導体チップの前記設定温度と、の温度差分を温度上昇させる。前記取得工程では、前記プローブ端子の温度特性に基づいて、前記半導体チップに接触したときの前記プローブ端子の温度を取得し、前記プローブ端子の温度と、前記設定工程で設定した前記半導体チップの前記設定温度と、に基づいて前記半導体チップの温度を算出する。
また、この発明にかかる半導体装置の試験方法は、上述した発明において、前記試験工程では、連続して行う前記取得工程および前記発熱工程を1つの組として複数回繰り返し行い、複数の前記組ごとに、前記取得工程で取得した前記半導体チップの温度と、前記設定工程で設定した前記半導体チップの前記設定温度と、の前記温度差分が所定誤差よりも大きい場合に、前記発熱工程において前記温度差分よりも低い温度で前記半導体チップを温度上昇させる。前記温度差分を前記所定誤差以内にした後に、前記半導体チップの前記電気的特性を試験することを特徴とする。また、上述した課題を解決し、本発明の目的を達成するため、この発明にかかる半導体装置の試験方法は、半導体チップの両主面にそれぞれ設けられた第1表面電極および第2表面電極と、前記半導体チップの内部に寄生ダイオードを形成するpn接合と、を備えた半導体装置の試験方法であって、次の特徴を有する。前記半導体チップを、一方の主面の前記第1表面電極を金属のステージに接触させて当該ステージに載置し、前記第1表面電極を前記ステージに電気的に接続する載置工程を行う。前記ステージの上の前記半導体チップの温度を上昇させて所定の設定温度で維持する設定工程を行う。前記設定温度の前記半導体チップの他方の主面の前記第2表面電極にプローブ端子を接触させて電気的に接続し、前記プローブ端子を介して前記半導体チップの前記第1表面電極と前記第2表面電極との間に電圧を印加して電気的特性を試験する試験工程を行う。前記試験工程では、前記寄生ダイオードの温度特性に基づいて前記半導体チップの温度を取得する取得工程と、前記取得工程の後、前記プローブ端子を介して前記半導体チップの前記第1表面電極と前記第2表面電極との間に電圧を印加して前記半導体チップを発熱させることで、前記半導体チップを温度上昇させる発熱工程と、連続して行う1つの組として複数回繰り返し行う。このとき、複数の前記組ごとに、前記取得工程で取得した前記半導体チップの温度と、前記設定工程で設定した前記半導体チップの前記設定温度と、の温度差分が所定誤差よりも大きい場合に、前記発熱工程において前記温度差分よりも低い温度であってかつ前段の前記組の前記発熱工程よりも低い温度で前記半導体チップを段階的に温度上昇させる。前記温度差分を前記所定誤差以内にした後に、前記半導体チップの前記電気的特性を試験する。
また、この発明にかかる半導体装置の試験方法は、上述した発明において、前記取得工程では、前記寄生ダイオードの順方向電圧を測定し、前記寄生ダイオードの順方向特性から前記寄生ダイオードの順方向電圧の測定値に対応する温度を取得して前記半導体チップの温度とすることを特徴とする。
また、この発明にかかる半導体装置の試験方法は、上述した発明において、前記取得工程では、前記プローブ端子の温度特性に基づいて、前記半導体チップに接触したときの前記プローブ端子の温度を取得し、前記プローブ端子の温度と、前記設定工程で設定した前記半導体チップの前記設定温度と、に基づいて前記半導体チップの温度を算出することを特徴とする。
上述した発明によれば、半導体チップの温度をプローブ端子の接触による温度低下分だけ積極的に上昇させて設定温度に安定化させることができる。これによって、半導体チップのプリヒート時間を短縮することができる。また、半導体チップの温度が設定温度に安定化していない状態で電気的特性の試験が開始されることを回避することができる。
本発明にかかる半導体装置の試験方法によれば、半導体チップの高温試験において、半導体チップに形成された半導体装置の電気的特性を短時間で正確に試験することができるという効果を奏する。
実施の形態にかかる半導体装置の試験方法を適用可能な半導体装置が作製された半導体ウエハをおもて面側から見たレイアウトを示す平面図である。 実施の形態にかかる半導体装置の試験方法を適用可能な半導体装置の構造の一例を示す断面図である。 実施の形態にかかる半導体装置の試験方法の概要を示すフローチャートである。 寄生ダイオードの温度特性に基づく良品・不良品の判定基準を示す特性図である。 実施の形態にかかる半導体装置の試験経過時間と半導体チップの温度との関係を示す特性図である。 図5の試験装置の稼働から所定期間の半導体チップの温度を拡大して示す特性図である。 従来の半導体装置の試験経過時間と半導体チップの温度(チップ温度)との関係を示す特性図である。 図7の試験装置の稼働初期の半導体チップの温度を拡大して示す特性図である。 図7の試験装置の稼働から所定期間経過後の半導体チップの温度を拡大して示す特性図である。 従来の半導体装置の試験方法の概要を示すフローチャートである。 従来の半導体装置の試験途中の状態を模式的に示す説明図である。 従来の半導体装置の試験途中の状態を模式的に示す説明図である。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる半導体装置の試験方法の好適な実施の形態を詳細に説明する。本明細書および添付図面においては、nまたはpを冠記した層や領域では、それぞれ電子または正孔が多数キャリアであることを意味する。また、nやpに付す+および-は、それぞれそれが付されていない層や領域よりも高不純物濃度および低不純物濃度であることを意味する。なお、以下の実施の形態の説明および添付図面において、同様の構成には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
(実施の形態)
図1は、実施の形態にかかる半導体装置の試験方法を適用可能な半導体装置が作製(製造)された半導体ウエハをおもて面側から見たレイアウトを示す平面図である。図1には、実施の形態にかかる半導体装置の試験方法に用いる半導体チップ(半導体基板)10をダイシング(切断)する前の半導体ウエハ20を示す。図2は、実施の形態にかかる半導体装置の試験方法を適用可能な半導体装置の構造の一例を示す断面図である。図2には、半導体ウエハ20のダイシング(切断)後に半導体チップ10となる領域(以下、チップ領域とする)21に作製された半導体装置13の断面構造を示す。
図1に示すように、半導体ウエハ20には、例えば略矩形状の平面形状を有するチップ領域21がマトリクス状に複数配置されている。半導体ウエハ20のすべてのチップ領域21に、それぞれ図2に示す実施の形態にかかる半導体装置の試験方法を適用可能な半導体装置13が作製されている。チップ領域21の周囲は、スクライブライン22に囲まれている。スクライブライン22は、半導体ウエハ20に格子状に配置されている。半導体ウエハ20をスクライブライン22に沿ってダイシングすることで、各チップ領域21がそれぞれ個々の半導体チップ10に個片化される。
図2に示す実施の形態にかかる半導体装置の試験方法を適用可能な半導体装置13は、温度特性が明確になっている半導体素子であり、具体的には、例えば半導体チップ10の内部の所定位置にpn接合14で形成される寄生ダイオード(ボディダイオード)15を有する半導体素子である。後述するように、実施の形態にかかる半導体装置の試験方法においては、pn接合14で形成される寄生ダイオード15を導通させたときに得られる寄生ダイオード15の順方向電圧の温度特性を利用して半導体チップ10の温度を取得し、かつ寄生ダイオード15への印加電圧分だけ半導体チップ10を温度上昇させる。
また、半導体チップ10に、メイン半導体素子である半導体装置13の他に温度センスが搭載されている場合には、実施の形態にかかる半導体装置の試験方法において、pn接合14で形成される寄生ダイオード15の温度特性に代えて、温度センスの温度特性を利用してもよい。温度センスは、例えば、半導体チップ10のおもて面上に絶縁膜(不図示)を介して設けられたポリシリコン(poly-Si)ダイオード、または、半導体チップ10の内部のpn接合(pn接合14を除く)で形成された拡散ダイオードであり、ダイオードの温度特性を利用してメイン半導体素子の温度を検出する機能を有する。
具体的には、半導体装置13は、周知な温度特性を有する、例えば、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor:金属-酸化膜-半導体の3層構造からなる絶縁ゲートを備えたMOS型電界効果トランジスタ)や、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor:絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)、FWD(Free Wheeling Diode:還流ダイオード)、SBD(Schottky Barrier Diode:ショットキーバリアダイオード)である。
また、半導体装置13は、同一の半導体チップ10に複数の半導体素子を内蔵したものであってもよく、例えば、IGBTと当該IGBTに逆並列に接続されたFWDとを同一の半導体チップ10に内蔵した逆導通IGBT(RC-IGBT:Reverse Conducting IGBT)や、IGBTのコレクタ領域とドリフト領域とのpn接合を半導体チップ10の端部側面に沿って半導体チップ10の裏面からおもて面まで延在させた終端構造による逆方向耐圧性能を有する逆阻止IGBT(RB-IGBT:Reverse Blocking IGBT)であってもよい。耐圧とは、半導体素子が使用電圧で誤動作や破壊を起こさない上限側の電圧である。
図2には、半導体装置13がトレンチゲート構造のnチャネル型の縦型MOSFETである場合の断面構造を示す。この場合、半導体装置13は、半導体チップ10のおもて面側に、p型ベース領域2、n+型ソース領域3、トレンチ4、ゲート絶縁膜5およびゲート電極6からなる一般的なトレンチゲート構造のMOSゲート(金属-酸化膜-半導体からなる絶縁ゲート)を備える。半導体チップ10の内部において、半導体チップ10の裏面側にはn+型ドレイン領域11が設けられ、p型ベース領域2とn+型ドレイン領域11との間に、これらの領域に接してn-型ドリフト領域1が設けられている。
p型ベース領域2とn-型ドリフト領域1とのpn接合14で寄生ダイオード15が形成される。n-型ドリフト領域1とn+型ドレイン領域11との間に、これらの領域に接して、半導体装置13のオフ時にpn接合14から伸びる空乏層がn+型ドレイン領域11に達しないように抑制するn型フィールドストップ領域9が設けられていてもよい。半導体チップ10のおもて面側に、半導体チップ10とソース電極8とのコンタクト抵抗を低減させる機能を有するp+型コンタクト領域(不図示)が設けられていてもよい。符号7,12は、それぞれ層間絶縁膜およびドレイン電極である。
半導体装置13がIGBT(不図示)やRB-IGBTである場合、n+型ソース領域3、n+型ドレイン領域11、ソース電極8およびドレイン電極12に代えて、それぞれn+型エミッタ領域、p+型コレクタ領域、エミッタ電極およびコレクタ電極が設けられる。この場合、実施の形態にかかる半導体装置の試験方法において、pn接合14で形成される寄生ダイオード15の温度特性に代えて、エミッタ電極に対してコレクタ電極に正の電圧を印加してMOSゲートをオンさせたときに導通する、p+型コレクタ領域とn-型ドリフト領域1とのpn接合で形成される寄生ダイオードの温度特性を用いてもよい。
半導体装置13がFWD(不図示)である場合、実施の形態にかかる半導体装置の試験方法において、メイン半導体素子であるFWDの温度特性を用いればよい。半導体装置13がRC-IGBTである(不図示)場合、RC-IGBTを構成するIGBTのp型ベース領域2とn-型ドリフト領域1とのpn接合14で形成される寄生ダイオード15の温度特性、RC-IGBTを構成するIGBTのp+型コレクタ領域とn-型ドリフト領域1とのpn接合で形成される寄生ダイオードの温度特性、およびRC-IGBTを構成するFWDの温度特性のいずれを用いてもよい。
次に、実施の形態にかかる半導体装置の試験方法について、電気的特性を試験する半導体装置13がMOSFET(図2参照)である場合を例に図2~4,12~14を参照しながら説明する。図3は、実施の形態にかかる半導体装置の試験方法の概要を示すフローチャートである。図3には、実施の形態にかかる半導体装置の試験方法と従来の半導体装置の試験方法(以下、従来方法とする:図10参照)との相違点を明確にするために、右側に実施の形態にかかる半導体装置の試験方法の一部(ステップS1~S9)を示し、左側に従来方法の一部(図10のステップS102,S103の処理)を示す。
実施の形態にかかる半導体装置の試験方法の後述するステップS1,S9の処理は、それぞれ従来方法のステップS102,S103と同じ処理である。このため、図3には、実施の形態にかかる半導体装置の試験方法のステップS1,S9の左側横に、それぞれ従来方法のステップS102,S103を並べて図示する。実施の形態にかかる半導体装置の試験方法のステップS1の処理前およびステップS9の処理後に行う処理を図示省略するが、ステップS1の処理前には従来方法のステップS101と同じ処理を行い、ステップS9の処理後には従来方法のステップS104,S105と同じ処理を行う。
実施の形態にかかる半導体装置の試験方法を適用して試験を行う半導体装置13のpn接合14で形成される寄生ダイオード15の温度特性は、後述するステップS2(図3参照)の処理前に一般的な方法により予め取得する。実施の形態にかかる半導体装置の試験方法は、上述した図11,12に示す一般的な試験装置110を用いることができるため、試験装置110の構成についての説明を省略する。ここでは、この試験装置110を用いて試験を行う場合を例に説明するため、図11,12に示す半導体チップ101を半導体チップ10に変更した状態によって実施の形態にかかる半導体装置の試験途中の状態が示される。
図4は、寄生ダイオードの温度特性に基づく良品・不良品の判定基準を示す特性図である。図4の横軸は半導体チップ10の温度を示し、縦軸は寄生ダイオード15の順方向電圧Vfを示す。図4は、半導体チップ10の試験時の設定温度T0での縦軸は寄生ダイオード15の順方向電圧Vf(設定値)に対して、良品および不良品となる半導体チップ10の温度範囲を示している。符号31は、半導体装置13が良品である場合の半導体チップ10の温度と寄生ダイオード15の順方向電圧Vfとの関係(特性)を示しており、直線性を示す(以下、良品直線とする)。
符号32,33は、それぞれ良品判定ばらつきの範囲の上限値および下限値を示しており、良品直線31の上方および下方の、良品直線31に平行な直線である(以下、それぞれ、良品範囲上限および良品範囲下限とする)。良品範囲上限32と良品範囲下限33との間に含まれる半導体装置13が良品と判断される。良品範囲上限32よりも上側の範囲と、良品範囲下限33よりも下側の範囲と、に含まれる半導体装置13が不良品と判断される。良品直線31、良品範囲上限32および良品範囲下限33は、例えば、半導体装置13の規格値(設計値)から予め算出する。
実施の形態にかかる半導体装置の試験方法を適用した半導体チップ10の試験時、まず、搬送アーム111によって供給トレイ112から試験対象の1つの半導体チップ10を取り出して、試験装置110の試験ステージ113へ搬送する(図10のステップS101と同じ処理:載置工程)。供給トレイ112には、試験対象の複数の半導体チップ10が格納されている。次に、搬送した半導体チップ10を、裏面を試験ステージ113側にして試験ステージ113上に載置し、試験ステージ113に一体化された真空チャック113aにより、裏面(試験ステージ113との接触面)を吸引して試験ステージ113に固定する。
次に、試験ステージ113をテスタ115側へ移動させて、コンタクトブロック120のプローブ端子114の下方に半導体チップ10を配置する(ステップS1)。試験装置110には、半導体チップ10のおもて面電極の配置に合わせて複数のプローブ端子114が配置されたコンタクトブロック120が予め取り付けられている。プローブ端子114の本数は、半導体装置13に印加する電圧の電圧値に応じて設定される。次に、試験ステージ113を垂直に上方に移動させ、半導体チップ10のおもて面電極をプローブ端子114に接触させることで電気的に接続する。
半導体チップ10のおもて面電極とは、半導体チップ10のおもて面上に形成された表面電極であり、半導体チップ10の実装時にリード線やワイヤーがボンディングされる電極パッドを兼ねる。具体的には、半導体装置13において、半導体チップ10のおもて面電極とは、ソースパッド(電極パッド)を兼ねるソース電極8と、すべてのゲート電極6が電気的に接続されたゲートパッド(電極パッド:不図示)と、である。ソースパッドおよびゲートパッドには、それぞれ異なるプローブ端子114が接触し、後述するステップS9の処理においてそれぞれソース電位およびゲート電位に固定される。
半導体チップ10の裏面電極とは、半導体チップ10の裏面上に形成された表面電極であり、半導体チップ10が実装される回路基板の例えば銅箔等からなる回路パターン上にはんだ接合される電極パッドを兼ねる。具体的には、半導体装置13において、半導体チップ10の裏面電極とは、ドレインパッド(電極パッド)を兼ねるドレイン電極12である。半導体チップ10のおもて面電極はプローブ端子114および配線116を介してテスタ115に電気的に接続され、裏面電極は試験ステージ113および配線117を介してテスタ115に電気的に接続される。
試験ステージ113は、例えば試験ステージ113に一体化されたヒーター等の保温手段(不図示)により、半導体チップ10の試験時の設定温度T0に維持されている。半導体チップ10は、試験ステージ113上で温められて設定温度T0となっている(設定工程)。プローブ端子114は、半導体チップ10に接触していない間は常温(例えば25℃程度)環境で待機しており、温められていない。このため、半導体チップ10よりも低温度のプローブ端子114が半導体チップ10に接触することで、半導体チップ10の熱がプローブ端子114に吸収(吸熱)され、半導体チップ10の温度は一時的に低下する。
そこで、プローブ端子114の最初の接触後、プローブ端子114の接触により温度低下した半導体チップ10の温度(以下、初期温度とする)T1を取得する(ステップS2)。そして、半導体チップ10の試験時の設定温度T0と、ステップS2の処理で取得した半導体チップ10の初期温度T1と、の第1温度差分ΔT1を算出する。半導体チップ10の試験時の設定温度T0とは、後述するステップS9において半導体チップ10に形成された半導体装置13の電気的特性(以下、半導体チップ10の電気的特性とする)を試験する際の半導体チップ10の温度(チップ温度)である。
具体的には、プローブ端子114を介してドレイン電極12に対してソース電極8に正の電圧を印加して寄生ダイオード15を導通させ、テスタ115によって寄生ダイオード15の順方向電圧Vfを測定する。半導体チップ10の温度が高くなるほど、寄生ダイオード15の順方向の電圧・電流特性が高電圧側にシフトする。このため、半導体装置13の寄生ダイオード15の温度特性(順方向の電圧・電流特性の温度依存性)を予め取得しておくことで、テスタ115による寄生ダイオード15の順方向電圧Vfの測定値から、半導体チップ10の初期温度T1を取得することができる。
この半導体チップ10の初期温度T1を第1温度差分ΔT1だけ上昇させて、半導体チップ10の温度を補填して設定温度T0にする。このとき、半導体チップ10の温度が設定温度T0を超えないように、半導体チップ10を温度上昇させる(試験工程の発熱工程)ごとに半導体チップ10の温度を取得し(試験工程の取得工程)、半導体チップ10の温度低下分(第1温度差分ΔT1)を段階的に上昇させることがよい。仮に、半導体チップ10の温度が後述する設定温度T0との温度差分誤差を超えて上昇した場合、半導体チップ10の温度が設定温度T0との温度差分誤差以内に低下するまで、半導体チップ10の熱が大気へ自然に放熱されることを待つしかできないため、半導体チップ10の電気的特性を試験するまでに時間がかかってしまう。
具体的には、プローブ端子114を介してソース電極8に対してドレイン電極12に所定の正の電圧V1を印加して(ステップS3)、半導体装置13をオン状態にして発熱させることで、半導体チップ10を温度上昇させる。印加電圧V1は、半導体チップ10の温度上昇が例えば第1温度差分ΔT1の半分程度となるように設定する。寄生ダイオード15は一般的に半導体チップ10を温度上昇させるだけの高い順方向電圧Vfを印加可能な設計になっていないが、半導体チップ10が温度上昇する程度に寄生ダイオード15を発熱可能であれば、半導体装置13を発熱させることに代えて、寄生ダイオード15を発熱させてもよい。
そして、半導体チップ10の温度が狙いの温度T4付近になるまで、ステップS2,S3の処理と同じ処理を繰り返し行って(ここでは、ステップS4,S5の処理、および、ステップS6,S7の処理)、半導体チップ10をさらに温度上昇させる。具体的には、テスタ115によって寄生ダイオード15の順方向電圧Vfを測定して、ステップS2の処理と同様に、半導体チップ10の温度T2を取得する(ステップS4)。そして、半導体チップ10の試験時の設定温度T0と、ステップS4の処理で取得した半導体チップ10の温度T2と、の第2温度差分ΔT2を算出する。
次に、ステップS3の処理と同様に半導体装置13に所定の電圧V2を印加して(ステップS5)、半導体チップ10を温度上昇させる。印加電圧V2は、例えば、半導体チップ10の温度上昇が第2温度差分ΔT2の半分程度となるように設定する。次に、テスタ115によって寄生ダイオード15の順方向電圧Vfを測定して、ステップS2の処理と同様に、半導体チップ10の温度T3を取得する(ステップS6)。そして、半導体チップ10の試験時の設定温度T0と、ステップS6の処理で取得した半導体チップ10の温度T3と、の第3温度差分ΔT3を算出する。
次に、ステップS3の処理と同様に半導体装置13に所定の電圧V3を印加して(ステップS7)、半導体チップ10を温度上昇させる。印加電圧V3は、例えば、半導体チップ10の温度上昇が第3温度差分ΔT3の半分程度となるように設定する。次に、テスタ115によって寄生ダイオード15の順方向電圧Vfを測定して、ステップS2の処理と同様に、半導体チップ10の温度を取得する(ステップS8)。そして、ステップS8の処理で取得した半導体チップ10の温度が狙いの温度T4付近である場合、後述するステップS9の処理へ移行する。
より具体的に半導体チップ10の温度T1~T4を例示してステップS2~S8の処理を説明する。半導体チップ10の試験時の設定温度T0が155℃であり、ステップS2の処理で取得した半導体チップ10の初期温度T1が153℃であるとする。この場合、第1温度差分ΔT1が2℃となるため、ステップS3の処理において、半導体装置13への印加電圧V1により、半導体チップ10の温度を1℃上昇させる。これによって、ステップS4の処理で取得する半導体チップ10の温度T2が154℃となり、第2温度差分ΔT2が1℃となる。
次に、ステップS5の処理において、半導体装置13への印加電圧V2により、半導体チップ10の温度を0.5℃上昇させる。これによって、ステップS6の処理で取得する半導体チップ10の温度T3が154.5℃となり、第3温度差分ΔT3が0.5℃となる。次に、ステップS7の処理において、半導体装置13への印加電圧V3により、半導体チップ10の温度を0.5℃上昇させる。これによって、ステップS8の処理で取得する半導体チップ10の温度が155℃となり、半導体チップ10の試験時の設定温度T0との温度差分が0℃となるため、ステップS9の処理へ移行する。
半導体チップ10の温度T1~T4が半導体チップ10の試験時の設定温度T0に近づくほど、半導体装置13への印加電圧V1~V3が小さくなる。例えば、半導体チップ10の温度と半導体チップ10の試験時の設定温度T0との温度差分が±0.5℃程度になったら、半導体チップ10の温度を当該温度差分だけ一気に上昇させる程度の印加電圧で半導体装置13を発熱させたとしても、半導体チップ10の温度は半導体チップ10の試験時の設定温度T0を超えて大きく上昇しにくい。このため、半導体チップ10の温度を当該温度差分だけ一気に上昇させてもよい。
半導体チップ10の狙いの温度T4と、半導体チップ10の試験時の設定温度T0と、の温度差分誤差は例えば±0.5℃程度であってもよい。ステップS8の処理の後、ステップS9の処理に移行する前に、半導体チップ10の温度(温度T4)が設定温度T0になるまで、試験ステージ113のヒーター等によって半導体チップ10を温めるために待機してもよい。ステップS8の処理時に半導体チップ10の温度がすでに設定温度T0に近い温度であるため、常温のプローブ端子114が接触する1枚目の半導体チップ10の試験時であっても当該待機時間(プリヒート時間)t1は例えば1秒程度と短くなる。
このように半導体チップ10を段階的に温度上昇させて、半導体チップ10の温度をプローブ端子114の接触による温度低下分(第1温度差分ΔT1)だけ上昇させて設定温度T0に安定化させる。次に、プローブ端子114を介してソース電極8に対してドレイン電極12に正の電圧を印加して、テスタ115により半導体チップ10の電気的特性を試験する(ステップS9)。ステップS9の処理時、上述したように半導体チップ10の温度は設定温度T0に安定化しているため、半導体チップ10の電気的特性を正確に測定することができ、良品・不良品の誤判定を抑制することができる。
また、寄生ダイオード15の温度特性は、半導体装置13の設計値に対して一義的に決まっている。このため、上述したステップS2~S8において半導体チップ10の温度を段階的に上昇させる際に、半導体チップ10の試験時の設定温度T0での寄生ダイオード15の順方向電圧Vf(設定値)に対して、半導体チップ10の温度上昇分(第1~3温度差分ΔT1~ΔT3)が寄生ダイオード15の温度特性を逸脱することが確認された場合、ステップS8の処理まで行わずに(半導体チップ10の温度を狙いの温度T4まで上昇させずに)、半導体チップ10を不良品とすることができる(図4)。
寄生ダイオード15の温度特性を満たさない半導体チップ10を、ステップS1の処理後、ステップS2の処理前に不良品として取り除いてもよい。次に、試験ステージ113を搬送アーム111側へ移動させた後(図10のステップS104と同じ処理)、搬送アーム111によって試験ステージ113上の試験後の半導体チップ10をピックアップして供給トレイ118へ格納する(図10のステップS105と同じ処理)。ステップS1~S9の処理をすべての半導体チップ10に対して半導体チップ10ごとに繰り返し行うことで、試験が完了する。
プローブ端子114の温度を予測可能であり、プローブ端子114の温度と半導体チップ10の試験時の設定温度T0とから半導体チップの温度T1~T4を算出可能である場合には、ステップS2,S4,S6,S8の処理(寄生ダイオード15の順方向電圧Vfを測定して半導体チップの温度T1~T4を取得する処理)を省略してもよい。半導体装置13と同一の半導体チップ10に温度センスを有する場合、半導体装置13の主電極間に電圧印加するためのプローブ端子114と、温度センスの主電極間に電圧印加するためのプローブ端子114と、が配置されたコンタクトブロック120が試験装置110に予め取り付けられる。
なお、本実施の形態で説明した算出処理は、予め用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することにより実現することができる。このプログラムや半導体装置13の寄生ダイオード15の温度特性等は、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD-ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。またこのプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することが可能な伝送媒体であってもよい。
以上、説明したように、実施の形態によれば、半導体チップに作製された半導体装置にプローブ端子を介して所定電圧を印加し、当該半導体装置をオン状態にして発熱させる。このように半導体装置を発熱させることで、半導体チップの温度をプローブ端子の接触による温度低下分だけ積極的に上昇させて設定温度に安定化させる。これによって、半導体チップのプリヒート時間を短縮することができる。また、半導体チップの温度が設定温度に安定化していない状態で電気的特性の試験が開始されることを回避することができる。したがって、半導体チップの電気的特性を短時間で正確に試験することができる。
また、実施の形態によれば、半導体チップに作製された半導体装置を発熱させるための電圧印加は、プローブ端子を介して行うことができる。半導体装置を発熱させるための印加電圧は、半導体チップの試験時の設定温度と半導体チップの試験時の算出温度との温度差分から算出する。半導体チップの試験時の算出温度は、寄生ダイオードの順方向電圧の測定値と、寄生ダイオードの温度特性と、に基づいて算出する。これらの算出値は、予め用意されたプログラムにより実行可能である。このため、新たに大きな設備を追加することなく、既存の試験装置を用いて半導体チップの電気的特性を試験することができる。
(実施例)
上述した実施の形態にかかる半導体装置の試験方法について検証した。図5は、実施の形態にかかる半導体装置の試験経過時間と半導体チップの温度(チップ温度)との関係を示す特性図である。図6は、図5の試験装置の稼働から所定期間の半導体チップの温度を拡大して示す特性図である。図7は、従来の半導体装置の試験経過時間と半導体チップの温度(チップ温度)との関係を示す特性図である。図8は、図7の試験装置の稼働初期の半導体チップの温度を拡大して示す特性図である。図9は、図7の試験装置の稼働から所定期間経過後の半導体チップの温度を拡大して示す特性図である。
上述した実施の形態にかかる半導体装置の試験方法(図3の右側参照)を適用して連続して試験した複数の半導体チップ10(以下、実施例とする)について、ステップS2,S4,S6,S8で取得した半導体チップ10の温度T1~T4を試験経過時間を横軸として図5,6に連続して示す。また、比較として、従来の半導体装置の試験方法(図3の左側および図10参照)を適用して連続して試験した複数の半導体チップ101(以下、従来例とする)について、プローブ端子114の接触時の温度と、プリヒート時間t101経過後の試験時の温度と、を試験経過時間を横軸として図7~9に連続して示す。
図5,6に示す結果から、実施例においては、試験装置110の稼働後、1枚目の半導体チップ10を試験するまでの間に、常温のプローブ端子114の接触により温度低下した半導体チップ10の温度が設定温度T0になるまでにプリヒート時間t1を1秒程度要したが(図5)、その後、連続して試験されたすべての半導体チップ10について、温度変動はほぼ生じず、半導体チップ10の試験時の設定温度T0を安定化して維持することができることが確認された(図5,6)。図6において、最低温度の互いに隣り合う測定点間の期間t2が1枚の半導体チップ10の試験時間である。
一方、図7~9に示す結果から、従来例では、試験装置110の稼働後、1枚目の半導体チップ10を試験するまでの間にプリヒート時間t101を数十秒~百秒程度要することが確認された(図8)。また、試験装置110の稼働から所定期間(0秒~550秒程度まで)は、半導体チップ101の温度を設定温度T100(=155℃)まで上昇させることができないことが確認された(図7)。さらに、試験装置110の稼働から所定期間経過後(550秒以降)においても、プローブ端子114の接触により単位チップあたり平均1.5℃前後で半導体チップ101の温度が変動することが確認された。
以上において本発明は、上述した実施の形態に限らず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
以上のように、本発明にかかる半導体装置の試験方法は、プローブ端子が接触する前に高温(例えば150℃以上)に維持された半導体チップの電気的特性を測定する場合に有用である。
1 n-型ドリフト領域
2 p型ベース領域
3 n+型ソース領域
4 トレンチ
5 ゲート絶縁膜
6 ゲート電極
7 層間絶縁膜
8 ソース電極
9 n型フィールドストップ領域
10,101 半導体チップ
11 n+型ドレイン領域
12 ドレイン電極
13 半導体装置
14 pn接合
15 寄生ダイオード
20 半導体ウエハ
21 半導体ウエハのチップ領域
22 半導体ウエハのスクライブライン
110 試験装置
111 搬送アーム
112,118 供給トレイ
113 試験ステージ
113a 真空チャック
114 プローブ端子
115 テスタ
116,117 配線
120 コンタクトブロック
121 セットプレート
122 プランジャーピン
123 スプリング
124 ベースユニット
T0 半導体チップの試験時の設定温度
t1 プリヒート時間

Claims (5)

  1. 半導体チップの両主面にそれぞれ設けられた第1表面電極および第2表面電極と、前記半導体チップの内部に寄生ダイオードを形成するpn接合と、を備えた半導体装置の試験方法であって、
    前記半導体チップを、一方の主面の前記第1表面電極を金属のステージに接触させて当該ステージに載置し、前記第1表面電極を前記ステージに電気的に接続する載置工程と、
    前記ステージの上の前記半導体チップの温度を上昇させて所定の設定温度で維持する設定工程と、
    前記設定温度の前記半導体チップの他方の主面の前記第2表面電極にプローブ端子を接触させて電気的に接続し、前記プローブ端子を介して前記半導体チップの前記第1表面電極と前記第2表面電極との間に電圧を印加して電気的特性を試験する試験工程と、
    を含み、
    前記試験工程では、
    前記寄生ダイオードの温度特性に基づいて前記半導体チップの温度を取得する取得工程と、
    前記取得工程の後、前記プローブ端子を介して前記半導体チップの前記第1表面電極と前記第2表面電極との間に電圧を印加して前記半導体チップを発熱させることで、前記半導体チップを温度上昇させる発熱工程と、
    を行った後に、前記半導体チップの前記電気的特性を試験し、
    前記取得工程では、
    前記プローブ端子の温度特性に基づいて、前記半導体チップに接触したときの前記プローブ端子の温度を取得し、
    前記プローブ端子の温度と、前記設定工程で設定した前記半導体チップの前記設定温度と、に基づいて前記半導体チップの温度を算出し、
    前記発熱工程では、前記取得工程で取得した前記半導体チップの温度と、前記設定工程で設定した前記半導体チップの前記設定温度と、の温度差分を温度上昇させることを特徴とする半導体装置の試験方法。
  2. 前記試験工程では、
    連続して行う前記取得工程および前記発熱工程を1つの組として複数回繰り返し行い、
    複数の前記組ごとに、前記取得工程で取得した前記半導体チップの温度と、前記設定工程で設定した前記半導体チップの前記設定温度と、の前記温度差分が所定誤差よりも大きい場合に、前記発熱工程において前記温度差分よりも低い温度で前記半導体チップを温度上昇させ、
    前記温度差分を前記所定誤差以内にした後に、前記半導体チップの前記電気的特性を試験することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の試験方法。
  3. 半導体チップの両主面にそれぞれ設けられた第1表面電極および第2表面電極と、前記半導体チップの内部に寄生ダイオードを形成するpn接合と、を備えた半導体装置の試験方法であって、
    前記半導体チップを、一方の主面の前記第1表面電極を金属のステージに接触させて当該ステージに載置し、前記第1表面電極を前記ステージに電気的に接続する載置工程と、
    前記ステージの上の前記半導体チップの温度を上昇させて所定の設定温度で維持する設定工程と、
    前記設定温度の前記半導体チップの他方の主面の前記第2表面電極にプローブ端子を接触させて電気的に接続し、前記プローブ端子を介して前記半導体チップの前記第1表面電極と前記第2表面電極との間に電圧を印加して電気的特性を試験する試験工程と、
    を含み、
    前記試験工程では、
    前記寄生ダイオードの温度特性に基づいて前記半導体チップの温度を取得する取得工程と、
    前記取得工程の後、前記プローブ端子を介して前記半導体チップの前記第1表面電極と前記第2表面電極との間に電圧を印加して前記半導体チップを発熱させることで、前記半導体チップを温度上昇させる発熱工程と、
    を連続して行う1つの組として複数回繰り返し行い、
    複数の前記組ごとに、前記取得工程で取得した前記半導体チップの温度と、前記設定工程で設定した前記半導体チップの前記設定温度と、の温度差分が所定誤差よりも大きい場合に、前記発熱工程において前記温度差分よりも低い温度であってかつ前段の前記組の前記発熱工程よりも低い温度で前記半導体チップを段階的に温度上昇させ、
    前記温度差分を前記所定誤差以内にした後に、前記半導体チップの前記電気的特性を試験することを特徴とする半導体装置の試験方法。
  4. 前記取得工程では、前記寄生ダイオードの順方向電圧を測定し、前記寄生ダイオードの順方向特性から前記寄生ダイオードの順方向電圧の測定値に対応する温度を取得して前記半導体チップの温度とすることを特徴とする請求項1~3のいずれか一つに記載の半導体装置の試験方法。
  5. 前記取得工程では、
    前記プローブ端子の温度特性に基づいて、前記半導体チップに接触したときの前記プローブ端子の温度を取得し、
    前記プローブ端子の温度と、前記設定工程で設定した前記半導体チップの前記設定温度と、に基づいて前記半導体チップの温度を算出することを特徴とする請求項3に記載の半導体装置の試験方法。
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