JP5370323B2 - プローブユニット - Google Patents

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Description

本発明は、半導体素子の電気特性検査に用いるプローブユニットに関する。
ウェハ状態あるいはチップ状態の半導体素子の電気的特性検査では、半導体素子の電極と外部試験装置との電気的な接触にコンタクトピンが用いられる。コンタクトピンは、半導体素子の電気的特性検査に繰り返し使用される過程で発熱や酸化被膜の形成により劣化または損傷する。劣化または損傷したコンタクトピンは、電気的特性検査の精度低下、半導体素子やコンタクトピンの破壊などの問題を生じる。
そのため、コンタクトピンは、交換が必要とされる場合がある。コンタクトピンの交換は、プローブユニットを通電装置から取り外してから、コンタクトピンにハンダ付けされている配線を取り外す必要があり、長時間の作業を要していた。
これに対して、配線をスリーブにハンダ付けすることでコンタクトピンの交換を容易にするものもあるが、スリーブとコンタクトピンの接触箇所で溶着する不具合を惹起する場合があった。
そこで、コンタクトピンをプローブ部分とプランジャ部分に分離し、プローブ部分のみを交換可能にしたプローブユニットの提案がある(たとえば、特許文献1参照)。
また、接触抵抗より大きな抵抗をプローブに直列に挿入し、各プローブに流れる電流を均等化して、プローブの破損を防止する技術の提案がある(たとえば、特許文献2参照)。
特開平11−258295号公報 特開昭60−142526号公報
プローブユニットが備えるプローブは、数十個以上という場合があり、必ずしもそのすべてについて交換を必要とする劣化が生じるものでもない。そうした場合に、プローブユニットをいちいち交換していたのでは、交換に係るコストが大きい。また、プローブユニット中の劣化したプローブを一つ一つ取り出して交換する場合、プローブの交換作業の効率は、悪いものであった。
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、プローブ交換を容易におこなうことができるプローブユニットの提供を目的とする。
上記課題を解決するために、プローブユニットは、プローブを保持するプローブホルダと、プローブと電気的に接触するプランジャを保持するプランジャホルダと、を含む。プローブホルダは、プローブを収容する収納凹室と、収納凹室の検査対象対向面に配設されてプローブを摺動可能に保持するプローブ保持孔と、プランジャホルダと係合する係止部と、を備える。プローブは、脱落防止部と、電極当接部と、プランジャ当接部とを備える。脱落防止部は、プローブがプローブ保持孔から脱落することを防止する。電極当接部は、プローブの一側端部に設けられ、検査対象電極と当接する。プランジャ当接部は、プローブの他側端部に設けられ、プランジャと当接する。係止部は、収納凹室の開放域を拡開する方向に変位する。
プランジャホルダは、スリーブと付勢部とを備える。スリーブは、プランジャを摺動可能に保持する。付勢部は、プランジャをプローブ方向に付勢する。プランジャは、プローブ当接部を備える。プローブ当接部は、プランジャの一側端部に設けられ、プローブと当接する。
上記のプローブユニットによれば、プローブ交換を容易におこなうことができる。
プローブが半導体チップに接触していないときのプローブユニットの要部断面図である。 プローブが半導体チップに接触しているときのプローブユニットの要部断面図である。 プローブホルダとプランジャホルダを分離したときのプローブユニットの要部断面図である。 プローブホルダのプローブ交換の様子を示す要部断面図である。 プローブおよびプローブ保持孔の関係を示す図である。 プランジャホルダの要部断面図である。 プローブユニットの変形例を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。まず、実施形態のプローブユニットの全体構成について図1、図2を用いて説明する。図1は、プローブが半導体チップに接触していないときのプローブユニットの要部断面図である。図2は、プローブが半導体チップに接触しているときのプローブユニットの要部断面図である。
プローブユニット1は、外部試験装置に接続されて、ウェハ状態あるいはチップ状態の半導体素子(ベアチップ)の電気的特性検査(電気的特性の測定を含む)に用いられる。
プローブユニット1は、半導体チップ50の電気的特性検査をおこなう場合に、プローブ20を半導体チップ50の電極部51に接触させる。図1に図示するプローブユニット1は、プローブ20が電極部51に接触していない状態である。
プローブユニット1は、特にパワー半導体素子の電気特性検査に向く。この場合、半導体チップ50は、たとえば、縦型パワーMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)、縦型IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)、FWD(Free Wheeling Diode)等が該当する。
プローブユニット1は、プランジャ10と、プローブ20と、プランジャホルダ30と、プローブホルダ40を含む。プランジャ10とプローブ20は、対をなし、プローブユニット1は、プランジャ10とプローブ20を複数対備える。プランジャホルダ30とプローブホルダ40は、対をなし、プローブユニット1は、プランジャホルダ30と、プローブホルダ40を1対備える。プランジャホルダ30は、複数のプランジャ10を備える。プローブホルダ40は、複数のプローブ20を備える。
複数のプローブ20を備える場合、プローブユニット1は、2本以上のプローブ20が共通の電極部(検査対象電極)51と当接するようにしてもよい。このようにすれば、プローブユニット1は、各プローブ20に流れる電流量を抑えることができる。
プランジャ10は、プランジャ接合部14、抵抗器13、電線接合部12を介して電線(配線)11と接続する。電線接合部12は、電線11と抵抗器13をハンダ付けにより接合するようにしてもよいし、交換を容易にするため複数の電線接合部12をまとめたコネクタ接続としてもよい。
電線11は、電源線、信号線、接地線などであり、プローブユニット1は、接続する電線11によっては、抵抗器13を備えない場合がある。なお、抵抗器13は、検査対象に応じて抵抗値を変更するために、抵抗器を差し替え可能に接続する抵抗器ホルダに収められるようにしてもよい。また、抵抗器13は、検査対象に応じて抵抗値を変更するために、可変抵抗器などであってもよい。
プランジャ10は、抵抗器13とプランジャ接合部14を介して接続する。プランジャ接合部14は、抵抗器13とプランジャ10をハンダ付けにより接合するようにしてもよいし、交換を容易にするため複数のプランジャ接合部14をまとめたコネクタ接続としてもよい。
また、プランジャ10は、電線11とプローブ20とを電気的に接続する。プランジャ10は、プランジャホルダ30のスリーブに挿通されて、スリーブ部分を摺動するようにして保持される。プランジャ10は、ばね16によって、プローブ方向(検査対象方向)に付勢され、ストッパ17によって摺動範囲が規制される。
ばね16は、プランジャ10をプローブ方向に付勢するものであればよく、たとえば、圧縮コイルばねとすることができるが、板ばねなどの付勢部材のほか、ゴムなどの弾性部材であってもよい。
プローブ20は、プランジャ10と電極部51とを電気的に接続する。プローブ20は、プローブホルダ40のプローブ保持孔(プローブ挿入孔)43に1つずつ摺動可能に保持される。プローブ20は、プローブホルダ40の検査対象対向面44から検査対象となる半導体チップ50を臨むようにしてプローブホルダ40に保持される。
プランジャホルダ30は、係合部31とガイドピン32とを有する。プローブホルダ40は、係止爪41を有する。プランジャホルダ30とプローブホルダ40は、ガイドピン32によって位置決めがされ、係合部31に係止爪41が係合することで接続する。このとき、プランジャ10がプローブ20に当接して、プローブ20を検査対象方向に付勢するため、プランジャホルダ30は、プローブホルダ40を検査対象方向に付勢する。したがって、係合部31と係止爪41は、脱落防止程度の緩い係合であればよく、この係合の遊びは、付勢力によって吸収されるので、プランジャホルダ30とプローブホルダ40は、好適に接合する。
このように、プローブユニット1は、ネジなどの固定部材を用いることなく、プランジャホルダ30とプローブホルダ40を接続するため、プランジャ10、またはプローブ20の交換作業に係る作業性を向上させる。
なお、係合部31とガイドピン32は、プランジャホルダ30の大きさ、形状に合わせて所要数を備えることができる。また、ガイドピン32(嵌合凸部)は、必ずしもピン形状である必要はなく、プランジャホルダ30の大きさ、形状に合わせてプローブホルダ40と嵌合する任意の形状をとることができる。
また、ガイドピン32は、プローブホルダ40が備えるようにしてもよいし、プランジャホルダ30が係止爪41を備え、プローブホルダ40が係合部31を備えるようにしてもよい。
プローブユニット1は、電気的特性検査をおこなうときに、プローブ20を被検体の電極部51に接触させて、さらに、プローブ20を電極部51に押し当てる。プローブ20は、ばね16から反発力を受け、この反発力が電極部51に対するプローブ20の押圧力になる。
なお、プランジャ10とプローブ20の材質は、金(Au)、銀(Ag)、白金(Pt)、錫(Sn)、タングステン(W)、ニッケル(Ni)等の金属、あるいはこれらの金属を含む少なくとも2つ以上の金属で構成された合金を主成分としている。
または、プランジャ10とプローブ20は、たとえば、ステンレス鋼、炭素系鋼、銅系合金(たとえば、ベリリウム銅)等を主成分として、表面に、金(Au)、銀(Ag)、白金(Pt)、錫(Sn)、タングステン(W)、ニッケル(Ni)、パラジウム(Pd)等の金属、あるいはこれらの金属を含む少なくとも2つ以上の金属で構成された合金がコーティングされた構成であってもよい。
これにより、プローブユニット1は、プランジャ10とプローブ20の接触抵抗、プローブ20と電極部51との接触抵抗を低減する。
なお、抵抗器13の抵抗値は、電極部51に印加する電圧と、外部試験装置が供給可能な電力とにより決定される上限値と、プランジャ10とプローブ20を溶着させない下限値とを満たすように決定される。たとえば、プローブ20、プランジャ10、電線11、の各抵抗値と、プローブ20と電極部51、プランジャ10とプローブ20の接触部抵抗値の合計が160mΩ程度であるとすると、抵抗器13の抵抗値は、160mΩより大きな1Ωなどが設定される。
また、外部試験装置は、抵抗器13の抵抗値を大きくすると、電流値を目的の値まで上昇させるためにプローブユニット1への通電時間をより多く必要とするようになる。たとえば、電源電圧Vcc=400V、試験電流Ic=100A、回路の抵抗成分RL=1Ω、負荷インダクタンスL=50μH、プローブ14本の条件で、抵抗器13の抵抗値=0Ωのときと比べて通電時間の増加分が10%以内となるのは、抵抗器13の抵抗値=7.7Ω以下のときである。したがって、抵抗器13の抵抗値は、電気的特性検査において、どの程度の通電時間を許容できるかを考慮して選定される。
なお、試験中に半導体チップが破損したときに、抵抗器13を備えていない場合、プローブユニット1は、1つのプローブ20あたり21A(計算値)の電流が流れ、半導体チップ3000個を試験すると2回程度の頻度でプランジャ10とプローブ20の接触部で溶着を起こすことを実験的に確認している。そして、抵抗値1Ωの抵抗器13を備える場合、1つのプローブ20あたり5.3A(計算値)の電流が流れ、プランジャ10とプローブ20の接触部は、100万回の実験においても溶着を確認できない。
このように、抵抗器13を備えるプローブユニット1は、プランジャ10とプローブ20の接触部での溶着が防止されるため、プランジャホルダ30に保持されるプランジャ10、プローブホルダ40に保持されるプローブ20の保守、作業性を良好にする。
次に、実施形態のプローブユニット1をプランジャホルダ30とプローブホルダ40とに分離したときの様子を図3を用いて説明する。図3は、プローブホルダとプランジャホルダを分離したときのプローブユニットの要部断面図である。
プランジャホルダ30に保持されたプランジャ10は、プローブ方向に付勢され、ストッパ17によって摺動範囲が規制された状態となる。プローブホルダ40に保持されたプローブ20は、プローブ収納凹室45内に載置された状態となる。このように、プローブホルダ40は、プランジャホルダ30と分離することで、プランジャ10とプローブ20を容易に分離することができる。プローブユニット1は、プランジャ10とプローブ20を分離することで、プランジャ10の交換、またはプローブ20の交換が容易となる。
プローブホルダ40の係止爪41は、プローブホルダ40とプランジャホルダ30の接合時の干渉防止のため、プローブホルダ40の外側に向かって倒すことができるように構成されている。プローブホルダ40とプランジャホルダ30を接続する場合、プローブユニット1は、ガイドピン32を嵌合凹部42に挿入することで、プローブホルダ40とプランジャホルダ30の接続のための位置決めを容易におこなうことができる。
なお、係止爪41は、保持状態(起立した状態)と解放状態(傾倒した状態)とに変換可能な構成としたが、樹脂など可撓性素材を用いて保持状態と解放状態とを変換可能にしてもよい。
次に、実施形態のプローブホルダ40が保持するプローブ20を交換するときの様子を図4を用いて説明する。図4は、プローブホルダのプローブ交換の様子を示す要部断面図である。
プランジャホルダ30と分離したプローブホルダ40は、プローブ収納凹室45の上方が開放する。検査対象対向面44は、検査対象となる半導体チップ50に対向する面である。検査対象対向面44は、プローブ収納凹室45の底面であり、プローブ20を保持するプローブ保持孔43を有する。プローブ保持孔43は、プローブ20を摺動可能に保持する。プローブ20は、プローブ保持孔43からの脱落を防止するための脱落防止部22を備える。プローブ20は、略円柱形上をしており、脱落防止部22は、プローブ保持孔43に干渉する円盤形状をしている。なお、脱落防止部22は、プローブ保持孔43に干渉してプローブ20の脱落を防止するものであれば、円盤形状に限らず、容易に掴みやすいように舌片状などであってもよい。
このように、プローブ20は、ネジやビスなどで固定されることなく、本体部をプローブ保持孔43に挿通した状態で、プローブ収納凹室45の底面に載置されるため、プローブユニット1は、極めて容易なプローブ交換作業を可能にする。
また、プローブ20は、一端(脱落防止部22の反対側となる端部)を断面U字形状とすることで、プローブ保持孔43へのプローブ20の挿入を容易にしている。なお、プローブ20の先端部は、プローブ20の本体部がプローブ保持孔43に案内されるようにするため、プローブ保持孔43より十分に小さな径であればよく、楔形などであってもよい。
次に、実施形態のプローブ20とプローブ保持孔43との関係を図5を用いて説明する。図5は、プローブおよびプローブ保持孔の関係を示す図である。
プローブ20は、略円柱形状の本体部の一端にプランジャと当接するプランジャ当接部21を備える。プランジャ当接部21は、直径d1の円盤状であり、中心部分でプランジャ10と当接する。円盤状のプランジャ当接部21は、本体部の直径d2、プローブ保持孔43の直径d3よりも大きく、プローブ保持孔43からプローブ20が脱落することを防止する脱落防止部22を兼ねる。
プローブ20は、略円柱形状の本体部の他端に電極部51と当接するチップ電極当接部23を備える。チップ電極当接部23は、断面U字形状として先端を先鋭化させている。先鋭化した先端は、電極部51に自然酸化膜が形成されていたとしても、自然酸化膜を簡便に突き破り、チップ電極当接部23と電極部51との接触性を向上させる。なお、先端が先鋭状のチップ電極当接部23を例示したが、電極部51との電気的接触性が良好であれば先端形状はこれに限定されず、その他、多数の突起を設けたり、冠状としたり、平面状としたりすることができる。
プローブ20の本体部は、プローブ保持孔43の直径d3よりも若干小さなd2であり、プローブ20は、プローブ保持孔43を摺動可能となる。
また、プローブ保持孔43は、プローブ収納凹室45の底面(板厚d5)に形成されており、プローブ20の本体部は、板厚d5より十分に大きな長さd4である。これにより、プローブ保持孔43に保持されるプローブ20は、プローブホルダ40とプランジャホルダ30とが分離した場合であっても、プローブホルダ40に良好に保持される。また、このようなプローブ20は、簡易な構成のため、プローブユニット1のコスト低減に寄与する。
次に、実施形態のプランジャホルダ30によるプランジャ10の保持の様子を図6を用いて説明する。図6は、プランジャホルダの要部断面図である。
プランジャホルダ30は、1組のスリーブ33とスリーブ34とで1本のプランジャ10を摺動可能に保持する。プランジャ10は、直径の異なる3つの円柱を直列に接続したような形状をしている。プランジャ10のストッパ17より上(電線11)側部は、ばね16に挿入することで、プランジャ10の周囲でばね16が伸縮自在になっている。プランジャ10の上側部は、スリーブ33に挿通される。スリーブ33の直径は、ばね16の外径よりも小さく、プランジャ10の上側部の直径よりも大きくなっている。
プランジャ10のストッパ17より下(プローブ20)側部は、スリーブ34に挿通される。スリーブ34の直径は、ストッパ17の外径よりも小さく、プランジャ10の下側部の直径よりも大きくなっている。
プランジャ10の最下部は、プローブ20のプランジャ当接部21と当接するプローブ当接部18を備える。プローブ当接部18は、断面U字形状として先端を先鋭化させている。先鋭化した先端は、電極部51に自然酸化膜が形成されていたとしても、自然酸化膜を簡便に突き破り、プローブ当接部18とプランジャ当接部21との接触性を向上させる。なお、先端が先鋭状のプローブ当接部18を例示したが、プランジャ当接部21との電気的接触性が良好であれば先端形状はこれに限定されず、その他、多数の突起を設けたり、冠状としたり、平面状としたりすることができる。
プランジャホルダ30は、スリーブ33とスリーブ34との間に付勢部収納空間35を有する。プランジャホルダ30は、プランジャ10が有するばね16とストッパ17が付勢部収納空間35に収まるようにプランジャ10を保持する。
ばね16は、付勢部収納空間35の天井部とストッパ17とに両端を当接して、プランジャ10をプローブ20側に付勢する。付勢部収納空間35の床部は、ストッパ17と当接することで、プランジャ10の摺動範囲を規制する。
このように、プランジャ10は、プランジャホルダ30によって好適に保持される。また、プローブユニット1は、プランジャホルダ30に保持されるプランジャ10の保守、作業性を良好にする。また、このようなプランジャ10は、簡易な構成のため、プローブユニット1のコスト低減に寄与する。
次に、実施形態の変形例であるプローブユニットについて、図7を用いて説明する。図7は、プローブユニットの変形例を示す図である。
プローブユニット61は、抵抗器63とプランジャ66を電線64を介して接続する。
プローブユニット61は、抵抗器63と電線64を含む。
プランジャ66は、プランジャ接合部65で電線64と接続する。抵抗器63は、両端に電線接合部62を備え、一方の電線接合部62を介して電線64と接続し、他方の電線接合部62を介して電線11と接続する。電線接合部62、プランジャ接合部65は、ハンダ付けにより電線11または電線64と接合するようにしてもよい。また、交換を容易にするため複数の電線接合部62、またはプランジャ接合部65をまとめたコネクタ接続としてもよい。
このように抵抗器63とプランジャ66を電線64を介して接続することで、プローブユニット61は、プランジャ66の交換、または抵抗器63の交換を容易にすることができる。
なお、プローブユニット61は、電線64、または抵抗器63と電線64を含まない構成としてもよい。その場合、電線64、または抵抗器63と電線64は、外部試験装置側の構成要素とすることができる。
なお、上述の実施形態は、実施形態の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更を加えることができる。
さらに、上述の実施形態は、多数の変形、変更が当業者にとって可能であり、説明した正確な構成および応用例に限定されるものではない。
1、61 プローブユニット
10、66 プランジャ
11、64 電線
12、62 電線接合部
13、63 抵抗器
14、65 プランジャ接合部
16 ばね
17 ストッパ
18 プローブ当接部
20 プローブ
21 プランジャ当接部
22 脱落防止部
23 チップ電極当接部
30 プランジャホルダ
31 係合部
32 ガイドピン
33、34 スリーブ
35 付勢部収納空間
40 プローブホルダ
41 係止爪
42 嵌合凹部
43 プローブ保持孔
44 検査対象対向面
45 プローブ収納凹室
50 半導体チップ
51 電極部

Claims (5)

  1. プローブを保持するプローブホルダと、前記プローブと電気的に接触するプランジャを保持するプランジャホルダと、を含むプローブユニットであって、
    前記プローブホルダは、前記プローブを収容する収納凹室と、前記収納凹室の検査対象対向面に配設されて前記プローブを摺動可能に保持するプローブ保持孔と、前記プランジャホルダと係合する係止部と、を備え、
    前記プローブは、前記プローブ保持孔からの脱落を防止する脱落防止部と、一端に検査対象電極と当接する電極当接部と、他端に前記プランジャと当接するプランジャ当接部と、を備え、
    前記係止部は、前記収納凹室の開放域を拡開する方向に変位するものであり、
    前記プランジャホルダは、前記プランジャを摺動可能に保持するスリーブと、前記プランジャを前記プローブ方向に付勢する付勢部と、を備え、
    前記プランジャは、一端に前記プローブと当接するプローブ当接部を備えることを特徴とするプローブユニット。
  2. 前記プローブホルダは、前記プランジャホルダが有するガイド部と嵌合する嵌合凹部を備えることを特徴とする請求項1記載のプローブユニット。
  3. 前記プローブは、略円柱形状であり、前記脱落防止部は、前記電極当接部側端部に設けられた舌片であることを特徴とする請求項1または2記載のプローブユニット。
  4. 前記プランジャは、抵抗器を介して配線と接続することを特徴とする請求項3記載のプローブユニット。
  5. 前記プローブと前記プランジャは、複数対が備えられ、
    2以上の前記プローブが共通の前記検査対象電極と当接することを特徴とする請求項4記載のプローブユニット。
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