JP7422547B2 - 半導体装置 - Google Patents

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Description

この発明は、半導体装置に関する。
半導体装置として、特許文献1に示すように、P型半導体基板上にバイポーラトランジスタとMOSトランジスタとが形成されているものがある。このような半導体装置においては、バイポーラトランジスタ側のn型領域とMOSトランジスタ側のn型領域とP型半導体基板とによって寄生トランジスタが形成される。この寄生トランジスタがオンすると、寄生トランジスタに寄生電流が流れるため、バイポーラトランジスタが誤動作するおそれがある。
特開2005-167278号公報
本発明の目的は、寄生電流による誤動作を抑制できる半導体装置を提供することにある。
本発明の一実施形態は、第1導電型の半導体基板と、前記半導体基板上に形成された第1の第2導電型領域と、前記第1の第2導電型領域に形成された第1トランジスタと、前記半導体基板上に形成されかつ前記第1の第2導電型領域と間隔をおいて配置された第2の第2導電型領域と、前記第2の第2導電型領域に形成された第2トランジスタと、前記第1の第2導電型領域と前記第2の第2導電型領域との間に形成された第3の第2導電型領域とを含む、半導体装置を提供する。
この構成では、寄生電流による誤動作を抑制できる半導体装置を実現できる。
本発明の一実施形態では、前記第1の第2導電型領域と前記第2の第2導電型領域との間に形成された第1導電型領域を含み、前記第3の第2導電型領域の少なくとも一部は、前記第1導電型領域内に形成されている。
本発明の一実施形態では、前記第3の第2導電型領域は、前記第1導電型領域を貫通して、前記半導体基板の厚さ途中まで延びている。
本発明の一実施形態では、前記第3の第2導電型領域は、前記第1導電型領域を貫通して、前記半導体基板の厚さ途中まで延びたトレンチと、前記トレンチに埋め込まれた第2導電型部材とを含む。
本発明の一実施形態では、前記第3の第2導電型領域は、記第2の第2導電型領域を貫通して、前記半導体基板の厚さ途中まで延びたトレンチと、前記トレンチの側壁および底壁に形成された第2導電型不純物拡散層とを含む。
本発明の一実施形態では、前記第1導電型領域における前記第3の第2導電型領域と前記第2の第2導電型領域との間部分が接地される。
本発明の一実施形態では、前記第3の第2導電型領域に、前記第3の第2導電型領域、前記半導体基板および前記第2の導電型領域からなる寄生トランジスタを積極的に動作させるための所定電圧が印加される。
本発明の一実施形態では、前記第1の第2導電型領域と前記第2の第2導電型領域との間に形成された第1導電型領域を含み、前記第3の第2導電型領域は、前記第1導電型領域の幅中間部に形成された低濃度領域と、前記低濃度領域の幅中間部を貫通して、前記半導体基板の厚さ途中まで延び、かつ第2導電型不純物濃度が前記低濃度領域よりも高い高濃度領域とを含む。
本発明の一実施形態では、前記高濃度領域に、前記第3の第2導電型領域、前記半導体基板および前記第2の導電型領域からなる寄生トランジスタを積極的に動作させるための所定電圧が印加される。
本発明の一実施形態では、前記第1導電型領域における前記第3の第2導電型領域と前記第2の第2導電型領域との間部分が接地される。
本発明の一実施形態では、前記半導体基板上に形成された第2導電型埋込層と、前記第2導電型埋込層上に形成された第1導電型エピタキシャル層とをさらに含み、前記第1の第2導電型領域および前記第2の第2導電型領域が、前記第1導電型エピタキシャル層上に形成されている。
本発明の一実施形態では、前記第1の第2導電型領域と前記第2の第2導電型領域との間に形成された第1導電型領域を含み、前記第3の第2導電型領域は、前記第1導電型領域、前記第1導電型エピタキシャル層および前記第2導電型埋込層を貫通して、前記半導体基板の厚さ途中まで延びている。
本発明の一実施形態では、前記第1導電型領域における前記第3の第2導電型領域と前記第2の第2導電型領域との間領域に形成され、前記第1導電型領域、前記第1導電型エピタキシャル層および前記第2導電型埋込層を貫通して、前記半導体基板の厚さ途中まで延び、前記第1導電型領域よりも第1導電型不純物濃度が高い第1導電型高濃度領域を含む。
本発明の一実施形態では、前記第1導電型高濃度領域が接地される。
本発明の一実施形態では、前記第3の第2導電型領域は、前記第1導電型領域、前記第1導電型エピタキシャル層および前記第2導電型埋込層を貫通して、前記半導体基板の厚さ途中まで延びた第1トレンチと、前記第1トレンチに埋め込まれた第2導電型部材とを含み、前記第1導電型高濃度領域は、前記第1導電型領域、前記第1導電型エピタキシャル層および前記第2導電型埋込層を貫通して、前記半導体基板の厚さ途中まで延びた第2トレンチと、前記第2トレンチに埋め込まれ、前記第1導電型領域よりも第1導電型不純物の濃度が高い第1導電型部材とを含む。
本発明の一実施形態では、前記第1トレンチと前記第2トレンチとは、同じ工程で同時に形成される。
本発明の一実施形態では、前記第3の第2導電型領域に、前記第3の第2導電型領域、前記半導体基板および前記第2の導電型領域からなる寄生トランジスタを積極的に動作させるための所定電圧が印加される。
本発明の一実施形態では、前記第3の第2導電型領域は、前記第2の第2導電型領域を取り囲むように無端状に形成されている。
本発明の一実施形態では、前記第1トランジスタが小信号用トランジスタであり、前記第2トランジスタが大電流用トランジスタである。
本発明の一実施形態では、前記第1トランジスタがpnpトランジスタであり、前記第2トランジスタがMOSトランジスタである。
図1は、この発明の第1実施形態に係る半導体装置の構成を説明するための図解的な断面図である。 図2Aは、p型素子分離領域に第3のn型領域を形成する方法の一例を説明するための断面図である。 図2Bは、図2Aの次の工程を示す断面図である。 図2Cは、図2Bの次の工程を示す断面図である。 図2Dは、図2Cの次の工程を示す断面図である。 図3Aは、p型素子分離領域に第3のn型領域を形成する方法の他の例を説明するための断面図である。 図3Bは、図3Aの次の工程を示す断面図である。 図3Cは、図3Bの次の工程を示す断面図である。 図4は、この発明の第2実施形態に係る半導体装置の構成を説明するための図解的な断面図である。 図5は、この発明の第3実施形態に係る半導体装置の構成を説明するための図解的な断面図である。
以下では、この発明の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、この発明の第1実施形態に係る半導体装置の構成を説明するための図解的な断面図である。
半導体装置1は、p型半導体基板11と、p型半導体基板11上に形成されたpnp型トランジスタ2およびパワーMOSトランジスタ3とを備えている。p型半導体基板11は、例えばSi基板である。p型半導体基板11の厚さは、100μm~800μm程度である。p型半導体基板11は、図示しない領域において、接地されている。
p型半導体基板11の表面には、n型エピタキシャル層12が形成されている。n型エピタキシャル層12の厚さは、3μm~40μm程度である。この実施形態では、n型エピタキシャル層12の厚さは、例えば、5μm程度である。n型エピタキシャル層12には、第1トランジスタ領域4と第2トランジスタ領域5とを分離するためのp型素子分離領域6が形成されている。p型素子分離領域6は、平面視で、第2トランジスタ領域5を取り囲む無端状(例えば四角環状、円環状)である。この実施形態では、p型素子分離領域6の幅は、例えば、2μm~6μm程度である。素子分離領域6は、例えば、n型エピタキシャル層12にp型不純物(アクセプタ型不純物)が拡散されることによって形成される。
第1トランジスタ領域4には、第1のn型領域13が形成されている。この実施形態では、第1のn型領域13は、第1トランジスタ領域4内のn型エピタキシャル層12から構成されている。第1のn型領域13に、第1トランジスタとしての小信号用のpnp型トランジスタ2が形成されている。
第2トランジスタ領域5には、第2のn型領域14が形成されている。この実施形態では、第2のn型領域14は、第2トランジスタ領域5内のn型エピタキシャル層12から構成されている。第2のn型領域14に、第2トランジスタとしての大電流用のパワーMOSトランジスタ3が形成されている。
第1トランジスタ領域4において、第1のn型領域13の表層部には、p型エミッタ領域15と、p型コレクタ領域16と、n型ベースコンタクト領域17とが形成されている。このような構造により、p型エミッタ領域15、n型ベースコンタクト領域17を含む第1のn型領域13およびp型コレクタ領域16を、それぞれエミッタ、ベースおよびコレクタとするpnp型トランジスタ2が形成される。
p型エミッタ領域15、p型コレクタ領域16およびn型ベースコンタクト領域17には、それぞれエミッタ電極E、コレクタ電極Cおよびベース電極Bが接続される。
第2トランジスタ領域5において、第2のn型領域14の表層部には、n型ドレイン領域18と、n型ドレイン領域18と間隔をおいて形成されたp型ボディ領域19とが形成されている。p型ボディ領域19の内方領域の表層部には、n型ソース領域20が形成されている。
第2のn型領域14の表層部には、p型ボディ領域19のn型ドレイン領域18側の側面との境界から間隔を空けた位置とn型ドレイン領域18との間に、LOCOS酸化膜21が形成されている。n型ソース領域20とLOCOS酸化膜21との間において、第2のn型領域14の表面上には、ゲート酸化膜22が形成されている。ゲート酸化膜22上には、ゲート電極23が形成されている。
このような構造により、n型ドレイン領域18、n型ソース領域20およびゲート電極23を、それぞれドレイン、ソースおよびゲートとするパワーMOSトランジスタ3が形成される。n型ドレイン領域18には、ドレイン電極Dが接続され、n型ソース領域20にはソース電極Sが接続される。
p型素子分離領域6は、第2のn型領域14を取り囲む無端状に形成されている。p型素子分離領域6には、p型素子分離領域6の幅中間部を厚さ方向に貫通し、p型半導体基板11の厚さ途中に達する無端状の第3のn型領域31(n型ガードリング)が形成されている。第3のn型領域31の表層部には、n型コンタクト領域32が形成されている。
型コンタクト領域32には、第1電極33が接続されている。第3のn型領域31と第2のn型領域14との間のp型素子分離領域6には、第2電極34が接続されている。第1電極33には、所定の正電圧+Vcが印加される。第1電極33には、例えば、pnp型トランジスタ2の電源電圧が供給される。第2電極34は接地されている。
以上のような構成の半導体装置1においては、第1トランジスタ領域4と第2トランジスタ領域5との間に、npn型の第1寄生トランジスタ7が形成される。第1寄生トランジスタ7は、第1のn型領域13をコレクタとし、p型半導体基板11をベースとし、第2のn型領域14をエミッタとするnpn型トランジスタである。
また、第3のn型領域31と第2トランジスタ領域5との間に、npn型の第2寄生トランジスタ8が形成される。第2寄生トランジスタ8は、第3のn型領域31をコレクタとし、p型半導体基板11をベースとし、第2のn型領域14をエミッタとするnpn型トランジスタである。
パワーMOSトランジスタ3のドレインは、第2のn型領域14に電気的に接続されている。このため、パワーMOSトランジスタ3のスイッチング時等において、パワーMOSトランジスタ3のドレインに負バイアスが印加されると、第1寄生トランジスタ7および第2寄生トランジスタ8のエミッタ電位は、ベース電位よりも低くなる。これにより、両寄生トランジスタ7,8のエミッタ-ベース間に順バイアスが印加されるので、両寄生トランジスタ7,8に寄生電流が流れる。この際、両寄生トランジスタ7,8によって、第2のn型領域14とp型半導体基板11との電位差(エミッタ-ベース間電圧)に応じた寄生電流が流れることになる。
第1寄生トランジスタ7に流れる寄生電流は、第1のn型領域13から第2のn型領域14に向かって流れるため、pnp型トランジスタ2のベースに流れる電流に悪影響を及ぼす。一方、第2寄生トランジスタ8に流れる寄生電流は、第3のn型領域31から第2のn型領域14に向かって流れるため、pnp型トランジスタ2のベースに流れる電流に悪影響を及ぼさない。
第2寄生トランジスタ8が存在していない場合には、第2のn型領域14とp型半導体基板11との電位差に応じた寄生電流を、第1寄生トランジスタ7のみによって流さなければならないため、第1のn型領域13から第2のn型領域14に向かって大きな寄生電流が流れる。このため、pnp型トランジスタ2のベースに流れる電流が大きく変動し、pnp型トランジスタ2が誤動作するおそれがある。
この実施形態では、第2寄生トランジスタ8が存在しているため、第2寄生トランジスタ8に流れる寄生電流の分だけ、第1寄生トランジスタ7に流れる寄生電流を低減することができる。したがって、pnp型トランジスタ2の誤動作を抑制することができる。
第2寄生トランジスタ8に流れる寄生電流が大きくなるほど、第1寄生トランジスタ7に流れる電流が小さくなる。この実施形態では、第1電極33を介して第2寄生トランジスタ8のコレクタに所定の正電圧を印加しているので、第2寄生トランジスタ8を積極的に動作させることができるから、第2寄生トランジスタ8に流れる寄生電流を大きくすることができる。これにより、第1寄生トランジスタ7に流れる電流を効果的に低減できる。
さらに、この実施形態では、第3のn型領域31と第2のn型領域14との間のp型素子分離領域6を、第2電極34を介して接地しているので、第2寄生トランジスタ8をより積極的に動作させることができるから、第2寄生トランジスタ8に流れる寄生電流をより効果的に大きくすることができる。これにより、第1寄生トランジスタ7に流れる電流をより効果的に低減できる。
図2A~図2Dは、p型素子分離領域6に第3のn型領域31を形成する方法の一例を説明するための断面図である。
まず、図2Aに示すように、p型半導体基板11にn型エピタキシャル層12が形成される。そして、n型エピタキシャル層12に、第1トランジスタ領域4と第2トランジスタ領域5とを分離するためのp型素子分離領域6が形成される。p型素子分離領域6は、第2トランジスタ領域5を取り囲むように無端状に形成される。
p型素子分離領域6を形成するには、例えば、p型素子分離領域6を形成すべき領域に開口を有するイオン注入マスク(図示略)が形成される。そして、イオン注入マスクを介して、p型不純物がn型エピタキシャル層12内にドーピングされることにより、p型素子分離領域6が形成される。p型素子分離領域6が形成された後、イオン注入マスクは除去される。
次に、図2Bに示すように、フォトリソグラフィおよびエッチングによって、p型素子分離領域6の幅中間部を厚さ方向に貫通し、p型半導体基板11の厚さ途中に達する平面視無端状のトレンチ41が形成される。トレンチ41の断面形状は、縦長矩形状である。この実施形態では、p型半導体基板11の厚さは400μm程度であり、n型エピタキシャル層12の厚さは5μm程度である。また、p型素子分離領域6の幅は3μm程度であり、深さは例えば5μm程度である。また、トレンチ41の幅は例えば1μm程度であり、深さは例えば25μm程度である。
次に、図2Cに示すようにトレンチ41内にn型ポリシリコン42が埋め込まれる。これにより、p型素子分離領域6の一部を介して第2のn型領域14を取り囲む第3のn型領域31が形成される。
次に、図2Dに示すように、第3のn型領域31の表面部にn型不純物(ドナー型不純物)がドーピングされることにより、n型コンタクト領域32が形成される。
この後、第1トランジスタ領域4にpnp型トランジスタ2が形成され、第2トランジスタ領域5にパワーMOSトランジスタ3が形成されることにより、図1に示すような半導体装置1が得られる。
図2A、図2B、図3A~図3Cは、p型素子分離領域6に第3のn型領域31を形成する方法の他の例を説明するための断面図である。
まず、図2Aに示すように、p型半導体基板11にn型エピタキシャル層12が形成される。そして、n型エピタキシャル層12に、第1トランジスタ領域4と第2トランジスタ領域5とを分離するためのp型素子分離領域6が形成される。p型素子分離領域6は、第2トランジスタ領域5を取り囲むように無端状に形成される。
次に、図2Bに示すように、フォトリソグラフィおよびエッチングによって、p型素子分離領域6の幅中間部を厚さ方向に貫通し、p型半導体基板11の厚さ途中に達する平面視無端状のトレンチ41が形成される。トレンチ41の断面形状は、縦長矩形状である。
次に、図3Aに示すように、トレンチ41の側壁および底壁に、P(リン)等のn型不純物を注入する。これにより、図3Bに示すように、トレンチ41の側壁および底壁に、n型不純物拡散層43が形成される。
次に、図3Cに示すように、トレンチ41内に、ノンドープポリシリコン44が埋め込まれる。これにより、p型素子分離領域6の一部を介して第2のn型領域14を取り囲む第3のn型領域31が形成される。そして、第3のn型領域31の表層部に、n型不純物がドーピングされることにより、n型コンタクト領域32が形成される。
この後、第1トランジスタ領域4にpnp型トランジスタ2が形成され、第2トランジスタ領域5にパワーMOSトランジスタ3が形成される。
図4は、この発明の第2実施形態に係る半導体装置の構成を説明するための図解的な断面図である。図4において、前述の図1の各部に対応する部分には、図1と同じ符号を付して示す。
第2実施形態に係る半導体装置1Aでは、第3のn型領域31は、n型不純物濃度の低い低濃度領域311と、低濃度領域311の幅中間部を貫通し、低濃度領域311よりもn型不純物濃度が高い高濃度領域312とから構成されている。低濃度領域311は、p型素子分離領域6の幅中間部に形成されている。高濃度領域312は、低濃度領域311の幅中間部を貫通してp型半導体基板11の厚さ途中まで延びている。つまり、高濃度領域312は、低濃度領域311の幅中間部に形成された第1部分312aと、第1部分311aからp型半導体基板11の厚さ途中まで延びた第2部分312bとからなる。高濃度領域312は第1電極33に接続されている。
第2実施形態においても、第1実施形態と同様の効果が得られる。また、第2実施形態では、p型素子分離領域6と接する低濃度領域311のn型不純物濃度を低くできるので、第3のn型領域31とp型素子分離領域6との境界部の耐圧を向上させることができる。
図5は、この発明の第3実施形態に係る半導体装置の構成を説明するための図解的な断面図である。図5において、前述の図1の各部に対応する部分には、図1と同じ符号を付して示す。
第3実施形態に係る半導体装置1Bでは、p型半導体基板11上にn型埋込層51が形成され、n型埋込層51上にp型エピタキシャル層52が形成されている。そして、p型エピタキシャル層52上に、第1のn型領域13と、第2のn型領域14と、第2のn型領域14を取り囲む無端状のp型素子分離領域6とが形成されている。平面視でp型素子分離領域6の幅中間部の領域に、p型素子分離領域6、p型エピタキシャル層52およびn型埋込層51を貫通し、p型半導体基板11の厚さ途中まで延びたn型の第3のn型領域31が形成されている。
p型素子分離領域6における第3のn型領域31と第2のn型領域14との間部分の幅中間部には、p型素子分離領域6、p型エピタキシャル層52およびn型埋込層51を貫通し、p型半導体基板11の厚さ途中まで延びたp型領域(p型高濃度領域)53が形成されている。p型領域53のp型不純物濃度は、p型素子分離領域6のp型不純物濃度よりも高い。p型領域53は、第2電極34に接続されている。これにより、p型半導体基板11は、p型領域53を介して接地される。
第3のn型領域31は、例えば、第3のn型領域31を形成すべき領域にトレンチを形成し、当該トレンチ内にn型ポリシリコンを埋め込むことにより形成される。第3のn型領域31は、第3のn型領域31を形成すべき領域にトレンチを形成し、当該トレンチの側壁および底壁にn型不純物を注入した後、当該トレンチ内にノンドープポリシリコンを埋め込むことにより形成されてもよい。
型領域53は、例えば、p型領域53を形成すべき領域にトレンチを形成し、当該トレンチ内にp型ポリシリコンを埋め込むことにより形成される。p型領域53は、p型領域53を形成すべき領域にトレンチを形成し、当該トレンチの側壁および底壁にn型不純物を注入した後、当該トレンチ内にノンドープポリシリコンを埋め込むことにより形成されてもよい。
第3実施形態においても、第1実施形態と同様の効果が得られる。また、第3実施形態では、p型領域53を形成するためのトレンチと第3のn型領域31を形成するためのトレンチとを、同じ工程で同時に形成することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、この発明は、さらに他の実施形態で実施することもできる。
例えば、図1において、p型素子分離領域6における第3のn型領域31と第2のn型領域13との間部分の幅を、p型素子分離領域6における第1のn型領域13と第3のn型領域31との間部分の幅よりも狭くしてもよい。
また、例えば、図1において、p型素子分離領域6に、第2のn型領域13を取り囲むように、複数の無端状の第3のn型領域31が間隔をおいて形成されてもよい。
また、前述の実施形態では、第1のn型領域13にpnp型トランジタが形成されているが、第1のn型領域13にnpn型トランジスタが形成されていてもよい。また、第1トランジスタ2および第2トランジスタ3は、トランジスタであれば、どのようなタイプのトランジスタであってもよい。
また、例えば、半導体装置1,1A,1Bの各部の導電型を反転した構成が採用されてもよい。すなわち、半導体装置1,1A,1Bにおいて、p型の部分がn型であり、n型の部分がp型であってもよい。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1 半導体装置
2 pnp型トランジスタ
3 パワーMOSトランジスタ
4 第1トランジスタ領域
5 第2トランジスタ領域
6 p型素子分離領域
7 第1寄生トランジスタ
8 第2寄生トランジスタ
11 p型半導体基板
12 n型エピタキシャル層
13 第1のn型領域
14 第2のn型領域
15 p型エミッタ領域
16 p型コレクタ領域
17 n型ベースコンタクト領域
18 n型ドレイン領域
19 p型ボデイ領域
20 n型ソース領域
21 LOCOS酸化膜
22 ゲート酸化膜
23 ゲート電極
31 第3のn型領域
32 n型コンタクト領域
33 第1電極
34 第2電極
41 トレンチ
42 n型ポリシリコン
43 n型不純物拡散層
44 ノンドープポリシリコン
51 n型埋込層
52 p型エピタキシャル層
53 p型領域
311 低濃度領域
312 高濃度領域

Claims (17)

  1. 第1導電型の半導体基板と、
    前記半導体基板上に形成された第1の第2導電型領域と、
    前記第1の第2導電型領域に形成された第1トランジスタと、
    前記半導体基板上に形成されかつ前記第1の第2導電型領域と間隔をおいて配置された第2の第2導電型領域と、
    前記第2の第2導電型領域に形成された第2トランジスタと、
    前記第1の第2導電型領域と前記第2の第2導電型領域との間に形成された第3の第2導電型領域と
    前記第1の第2導電型領域と前記第2の第2導電型領域との間に形成された第1導電型領域とを含み、
    前記第3の第2導電型領域の少なくとも一部は、前記第1導電型領域内に形成されており、
    前記第3の第2導電型領域は、前記第1導電型領域を貫通して、前記半導体基板の厚さ途中まで延びている、半導体装置。
  2. 前記第3の第2導電型領域は、前記第1導電型領域を貫通して、前記半導体基板の厚さ途中まで延びたトレンチと、前記トレンチに埋め込まれた第2導電型部材とを含む、請求項に記載の半導体装置。
  3. 前記第3の第2導電型領域は、前記第1導電型領域を貫通して、前記半導体基板の厚さ途中まで延びたトレンチと、前記トレンチの側壁および底壁に形成された第2導電型不純物拡散層とを含む、請求項に記載の半導体装置。
  4. 前記第1導電型領域における前記第3の第2導電型領域と前記第2の第2導電型領域との間部分が接地される、請求項1~3のいずれか一項に記載の半導体装置。
  5. 前記第3の第2導電型領域に、前記第3の第2導電型領域、前記半導体基板および前記第2の第2導電型領域からなる寄生トランジスタを積極的に動作させるための所定電圧が印加される、請求項1~4のいずれか一項に記載の半導体装置。
  6. 第1導電型の半導体基板と、
    前記半導体基板上に形成された第1の第2導電型領域と、
    前記第1の第2導電型領域に形成された第1トランジスタと、
    前記半導体基板上に形成されかつ前記第1の第2導電型領域と間隔をおいて配置された第2の第2導電型領域と、
    前記第2の第2導電型領域に形成された第2トランジスタと、
    前記第1の第2導電型領域と前記第2の第2導電型領域との間に形成された第3の第2導電型領域と、
    前記第1の第2導電型領域と前記第2の第2導電型領域との間に形成された第1導電型領域を含み、
    前記第3の第2導電型領域は、前記第1導電型領域の幅中間部に形成された低濃度領域と、前記低濃度領域の幅中間部を貫通して、前記半導体基板の厚さ途中まで延び、かつ第2導電型不純物濃度が前記低濃度領域よりも高い高濃度領域とを含む、半導体装置。
  7. 前記高濃度領域に、前記第3の第2導電型領域、前記半導体基板および前記第2の第2導電型領域からなる寄生トランジスタを積極的に動作させるための所定電圧が印加される、請求項に記載の半導体装置。
  8. 前記第1導電型領域における前記第3の第2導電型領域と前記第2の第2導電型領域との間部分が接地される、請求項6または7に記載の半導体装置。
  9. 第1導電型の半導体基板と、
    前記半導体基板上に形成された第1の第2導電型領域と、
    前記第1の第2導電型領域に形成された第1トランジスタと、
    前記半導体基板上に形成されかつ前記第1の第2導電型領域と間隔をおいて配置された第2の第2導電型領域と、
    前記第2の第2導電型領域に形成された第2トランジスタと、
    前記第1の第2導電型領域と前記第2の第2導電型領域との間に形成された第3の第2導電型領域と、
    前記半導体基板上に形成された第2導電型埋込層と、
    前記第2導電型埋込層上に形成された第1導電型エピタキシャル層とを含み、
    前記第1の第2導電型領域および前記第2の第2導電型領域が、前記第1導電型エピタキシャル層上に形成されている、半導体装置。
  10. 前記第1の第2導電型領域と前記第2の第2導電型領域との間に形成された第1導電型領域を含み、
    前記第3の第2導電型領域は、前記第1導電型領域、前記第1導電型エピタキシャル層および前記第2導電型埋込層を貫通して、前記半導体基板の厚さ途中まで延びている、請求項に記載の半導体装置。
  11. 前記第1導電型領域における前記第3の第2導電型領域と前記第2の第2導電型領域との間領域に形成され、前記第1導電型領域、前記第1導電型エピタキシャル層および前記第2導電型埋込層を貫通して、前記半導体基板の厚さ途中まで延び、前記第1導電型領域よりも第1導電型不純物濃度が高い第1導電型高濃度領域を含む、請求項10に記載の半導体装置。
  12. 前記第1導電型高濃度領域が接地される、請求項11に記載の半導体装置。
  13. 前記第3の第2導電型領域は、前記第1導電型領域、前記第1導電型エピタキシャル層および前記第2導電型埋込層を貫通して、前記半導体基板の厚さ途中まで延びた第1トレンチと、前記第1トレンチに埋め込まれた第2導電型部材とを含み、
    前記第1導電型高濃度領域は、前記第1導電型領域、前記第1導電型エピタキシャル層および前記第2導電型埋込層を貫通して、前記半導体基板の厚さ途中まで延びた第2トレンチと、前記第2トレンチに埋め込まれ、前記第1導電型領域よりも第1導電型不純物の濃度が高い第1導電型部材とを含む、請求項11または12に記載の半導体装置。
  14. 前記第3の第2導電型領域に、前記第3の第2導電型領域、前記半導体基板および前記第2の第2導電型領域からなる寄生トランジスタを積極的に動作させるための所定電圧が印加される、請求項9~13のいずれか一項に記載の半導体装置。
  15. 前記第3の第2導電型領域は、前記第2の第2導電型領域を取り囲むように無端状に形成されている、請求項1~14のいずれか一項に記載の半導体装置。
  16. 前記第1トランジスタが小信号用トランジスタであり、前記第2トランジスタが大電流用トランジスタである、請求項1~15のいずれか一項に記載の半導体装置。
  17. 前記第1トランジスタがpnpトランジスタであり、前記第2トランジスタがMOSトランジスタである、請求項1~15のいずれか一項に記載の半導体装置。
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