JP7422280B2 - レンジフード - Google Patents

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Description

本発明は、レンジフードに関するものである。
従来、この種のレンジフードは、吸気口を有するフードと、フードの下面に配置され、吸気口へ空気を効率的に誘導する整流板と、フードに対して整流板を着脱するための係止部とを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
以下、そのレンジフードについて図6を参照しながら説明する。
図6に示すように、係止部101は、圧縮弾機102で付勢され軸部105の先端に拡大頭部103を有する可動突起104と、軸部105に交差状に係止する被係止体106とを備える。
被係止体106は、整流板109に配置され、可動突起104の拡大頭部103を圧縮弾機102に抗して押動する外向傾斜部107を先部に外側に向けて形成し、拡大頭部103よりも大形な空間部と、それに連通して形成された軸部105の受け部108を備える。
拡大頭部103は、先細状に形成される。先細状の拡大頭部103を押動するように被係止体106を差し入れて軸部105を受け部108に係止することで、係止部101は係止状態となる。また、拡大頭部103をその大形な空間部に位置させた状態で、拡大頭部103を圧縮弾機102が縮むように指で押動しながら被係止体106を移動させることによって先細状の拡大頭部103自らのガイド作用で係止部101は解除状態となる。
特開2003-240300号公報
このような従来のレンジフードに備わる係止部は、その係止状態と解除状態の切り換えを行うために可動突起部を可動させる必要がある。特に、整流板を取り外すためには可動突起部を使用者が指で押しながら係止部の解除状態を維持しつつ、かつ整流板を手で支えながら下方へ降ろさなければならない。
レンジフードは、加熱調理機器等の上方へ設置され、調理等により発生する油煙等を室内から室外へ排気する目的等で使用される換気装置の一種である。このため、整流板や、油を捕集するオイルフィルター、排気送風機に搭載されるファン等には油煙による汚れが多量に付着するため、定期的な清掃を行わないと、レンジフードの排気性能や油の捕集性能等が低下する。
そこで、整流板をフードから取り外して、整流板やオイルフィルター、ファン等を清掃するのであるが、整流板は、加熱調理器による熱の影響(耐熱性等)を考慮して金属材料で成形されることが多い。このため、整流板は質量が大きくなり、整流板を取り外す際に手で支えるためには、支えるための力も大きくする必要がある。さらに、レンジフードは加熱調理器等の上方、つまり高所へ設置されるため、使用者は身体(手足等)を伸ばして、少なからず不自然な態勢を取りながら整流板の着脱作業を行わなければならない可能性が高い。
こうしたことから、力の弱い高齢者等にとって整流板を着脱する作業は困難であることが容易に想像できる。また、係止部を解除状態にして、誤って整流板から手を離してしまうと、整流板が落下してしまい、整流板や加熱調理器等が破損するだけでなく、重量の大きい整流板が人体に当たれば、怪我をする可能性も十分に考えられる。加えて、係止部に可動機構を備えると構造が複雑化するため、可動機構に付着した油等の汚れを落とすことも困難となる。
そこで本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、係止部のお手入れ性を高めるだけでなく、フードに対して整流板を着脱する作業を容易かつ安全に行うことができるレンジフードを提供することを目的とする。
そして、この目的を達成するために、本発明に係るレンジフードは、下面に吸気口を有するフードと、前記吸気口の下方に配置される整流板と、前記フードと前記整流板とを磁力により引き寄せる磁力部を備えたレンジフードであり、これにより所期の目的を達成するものである。
本発明によれば、係止部の構造を単純化してお手入れ性を高めるだけでなく、フードに対して整流板を着脱する作業を容易かつ安全に行うレンジフードを提供することができる。
本発明に係るレンジフードの第一係止部及び第二係止部が係止状態である場合のレンジフード外観を示す斜視図 第一係止部が解除状態である場合のレンジフード外観を示す斜視図 (a)第一係止部の解除状態を示す側面図、(b)第一係止部の係止状態を示す側面図 (a)固定部材により永久磁石を第二延設部へ固定した状態を示す下方斜視図、(b)永久磁石から固定部材を外した状態を示す下方斜視図 (a)第二係止部の係止状態において、フード背面側係合部と第一係合凹部が係合した状態を示す側面図、(b)第二係止部の係止状態において、フード背面側係合部と第二係合凹部が係合した状態を示す側面図 従来のレンジフードに備わる係止部を示す側面図
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1及び図2を用いて、本発明に係るレンジフードの構成の概要を説明する。なお、図1は、第一係止部及び第二係止部を係止状態としたレンジフードの外観、図2は、第一係止部のみ解除状態として、整流板を開いたレンジフードの外観を示している。
レンジフード1は、加熱調理器等の上方に設置され、調理過程で発生する油煙等を含む空気を室内から室外へと排出する換気装置の一種である。レンジフード1は、図示しない排気送風機と、室外と連通する排気口を備えている。そして、排気送風機により後述の吸気口8から吸い込まれた空気は、排気口から室外へと排気される。レンジフード1は、フード2と、整流板3と、第一係止部5と、第二係止部6と、を備えている。
フード2は、フード下面7に空気を吸込む吸気口8と、操作部4とを備えている。
吸気口8は、方形状の開口である。また、吸気口8の開口部には、空気に含まれる油を捕集するための油捕集機構としてオイルフィルターを備えてもよい。操作部4は、レンジフード1の運転ON/OFFや風量調整等を行うボタンを備え、レンジフード1において人が操作を行う場合に人に対向する前面の左右方向における中央に配置されている。
整流板3は、板金を打ち抜き加工や曲げ加工等の機械加工により成形される金属部品である。整流板3は、吸気口8に吸い込まれる空気の流れを制御することを目的として、フード下面7の下方に配置され、第一係止部5及び第二係止部6を介してフード2に係止される。フード下面7を垂直下方から見たとき、吸気口8の開口面積をS1、整流板3の面積をS2、フード下面7の面積をS3としたとき、それぞれの大小関係はS1<S2<S3となり、フード2は整流板3を覆い、整流板3は吸気口8を覆うように配置されている。
レンジフード1は、整流板3とフード下面7との間に吸気口8へ空気を導くための隙間を備えており、周辺から隙間に吸い込まれた気流は速度が大きくなる。これにより、加熱調理により温められて上昇してきた空気を吸気口8へ効率よく導くことができるので、油煙等を含む空気が室内に広がることを防ぐ効果が期待できる。
第一係止部5及び第二係止部6は、整流板3をフード2へ着脱可能に係止している。整流板3を着脱可能に係止することによって、整流板3だけでなく、オイルフィルターや排気送風機のファン等を取り出して清掃を行うことが可能となる。なお、着脱の機構や手順については後述する。
第一係止部5は、整流板3の前面端部において、レンジフード1の中央から左右対称となるように一つずつ配置される。第一係止部5を構成する整流板前面側係合部44及びフード前面側係合部45については後述する。
第二係止部6は、第一係止部が配置される整流板3の前面端部に対向した背面端部において、レンジフード1の中央から左右対称となるように一つずつ配置される。このように、第二係止部6を整流板3の背面端部、つまり一端側に配置し、第一係止部5を整流板3における第二係止部6と対向した前面端部、つまり他端側に配置したことで、整流板3は端部でレンジフード1に保持されることになる。これにより、レンジフード1は整流板3を安定して保持することが可能になるので、レンジフード1の運転中、整流板3の振動に起因した騒音の発生を低減する効果が得られる。
次に、第一係止部5の構成について、図3と図4を用いて説明する。図3は、レンジフード1の中央から左側に配置された第一係止部5を、レンジフード1の中央から左方向に見た状態を示している。なお、図3(a)は第一係止部の解除状態、図3(b)は第一係止部の係止状態を示している。図4(a)は永久磁石を固定部材で第二延設部へ固定した状態、図4(b)は永久磁石から固定部材を外した状態を示している。
第一係止部5は、整流板3側に整流板前面側係合部44と、フード2側にフード前面側係合部45と、磁力部として永久磁石17とを備えている。
整流板前面側係合部44及びフード前面側係合部45は、板金材料を打ち抜き加工や曲げ加工といった機械加工により成形される金属部品である。
整流板前面側係合部44は、整流板3の前面端部に配置され、フード前面側係合部45と係合する。整流板前面側係合部44は、第一起立部9と、第一延設部10と、第三延設部15とを備えている。
第一起立部9は、整流板3の上面に該当する整流板上面21からフード2の方向に起立している。
第一延設部10は、第一起立部9の先端側において、レンジフード1の前面から背面に向けて水平に延設している。
第三延設部15は、第一起立部9における第一延設部10を備えた先端側と対向した他端側、すなわち整流板上面21おいて、レンジフード1の背面から前面に向けて水平に延設している。
第三延設部15は、整流板上面21側からネジまたはリベット等の固定部材27を用いて整流板3に固定される。これにより、整流板3と、第一起立部9と、第一延設部10とにより挿入部46が形成される。挿入部46は、後述の第二延設部12と永久磁石17を挿入する目的で形成される。
フード前面側係合部45は、フード2の前面端部に配置され、整流板前面側係合部44と係合する。フード前面側係合部45は、第二起立部11と、第二延設部12と、第四延設部25とを備えている。
第二起立部11は、フード下面7から整流板3の方向に起立している。
第二延設部12は、第二起立部11の先端側において、図3の奥側から手前側、つまりレンジフード1の中央に向けて水平に延設している。
第四延設部25は、第二起立部11における第二延設部12を備えた先端側と対向した他端側、すなわちフード下面7において、図3の奥側から手前側、つまりレンジフード1の中央に向けて水平に延設している。第四延設部は、図示しないネジまたはリベット等の固定部材を用いてフード2に固定される。
永久磁石17は、フェライト磁石やネオジム磁石といった硬磁性体を有する部品である。永久磁石17の磁力は、磁性体を有する金属材料を加工して成形される整流板3や整流板前面側係合部44等を引き寄せることができる。
永久磁石17は、整流板3の上面に対向する第二延設部12の面である第二延設部下面16に固定される。永久磁石17は、第一起立部9と対向する起立部対向側面18を有している。永久磁石17は、凹部34を備えている。永久磁石17は、下方からネジまたはリベット等の固定部材28により、第二延設部12に固定される。
凹部34は、固定部材28の頭部35(ネジで言えばネジ頭)が、永久磁石17の永久磁石下面36から突出させない目的で備えている。ここで、固定部材28の図示しない先端部(頭部35が備わる一端側と反対の他端側)は、第二延設部上面14から突き出ない程度にすることが好ましい。また、永久磁石17の磁力による磁性体を有する材料を引き寄せる力の大きさは、整流板3の質量により発生する重力と同等以上とすることが好ましい。このようにすることで、永久磁石17は、フード2と整流板3とを磁力により引き寄せるだけでなく、磁力を介して整流板上面21と永久磁石下面36とが接合し、整流板3をフード2に保持することができる。
続いて、第一係止部5の係止状態について詳述する。
永久磁石17の磁力により、整流板上面21と永久磁石下面36とが接合した状態で整流板3をレンジフード1の前面から背面へ向けて水平移動させると、第二延設部12と、第二延設部12に固定された永久磁石17は挿入部46に挿入されていく。つまり永久磁石17は、整流板上面21上を移動しながら、挿入部46に挿入されていく。その際に、整流板3の上面に対向する第一延設部10の面である第一延設部下面13と、フード下面7と対向する第二延設部12の面である第二延設部上面14とが接触する。第二延設部12と永久磁石17は、起立部対向側面18が第一起立部9と磁力により接合するまで、挿入部46に挿入可能である。このようにして、整流板前面側係合部44とフード前面側係合部45が互いに係合することにより、第一係止部5は係止状態となる。
次に、第二係止部6の構成について、図5を用いて説明する。なお、図5(a)はフード背面側係合部19と第一係合凹部22とが係合した状態、図5(b)はフード背面側係合部19と第二係合凹部24とが係合した状態を示している。
第二係止部6は、フード2側にフード背面側係合部19と、整流板3側に整流板背面側係合部20とを備えている。
フード背面側係合部19は、金属製の円筒形状の線材を曲げ加工等の機械加工により成形した部品である。フード背面側係合部19は、フード2の背面端部に配置され、整流板背面側係合部20と係合する。フード背面側係合部19は、図示しないネジまたはリベット等の固定部材を用いてフード2に固定される。
整流板背面側係合部20は、板金材料を打ち抜き加工や曲げ加工といった機械加工により成形される金属部品である。整流板背面側係合部20は、整流板3の背面端部に配置され、フード背面側係合部19と係合する。整流板背面側係合部20は、第一係合凹部22と、直線部23と、第二係合凹部24と、第五延設部39とを備えている。
第一係合凹部22は、U字形状に成形加工されている。
直線部23は、第一係合凹部22における先端側から伸びた直線である。
第二係合凹部24は、直線部23における第一係合凹部22が備わる先端側と対向した他端側から伸びて、U字形状に成形加工されている。
第五延設部39は、第二係合凹部24における直線部23が備わる先端側と異なる他端側において、整流板内周側面38及び整流板上面21に沿うように延設している。第五延設部39は、整流板3の内周側面にあたる整流板内周側面38からネジまたはリベット等の固定部材37により整流板3に固定される。
続いて、第二係止部6の係止状態について詳述する。
第二係止部6は、フード背面側係合部19が第一係合凹部22、直線部23、第二係合凹部24のいずれかと係合すれば係止状態となる。また、整流板3をレンジフード1の前面及び背面方向へ水平移動させると、整流板背面側係合部20も水平移動するため、フード背面側係合部19は、第一係合凹部22、直線部23、第二係合凹部24の間で水平移動が可能である。
このような構成において、フード2に対して整流板3を着脱する手順について説明する。
はじめに、フード2に整流板3を取り付ける手順について説明する。
まず、整流板3に備わる整流板背面側係合部20を、フード2に備わるフード背面側係合部19に係合することにより、第二係止部6は係止状態となり、図2に示すようなレンジフード1の外観となる。このとき、第一係止部5は解除状態であり、また、第二係止部は、図5(a)に示す状態であり、フード背面側係合部19と第一係合凹部22が係合している部分を基点として、整流板3を回動可能に係止している。
整流板3を回動させながら持ち上げていくと、整流板上面21は永久磁石17の永久磁石下面36と接合する。このとき、第一係止部5は解除状態である。ここで、整流板3の材質が、例えば金属のように磁性体を有する材料であれば、永久磁石17はその磁力により整流板3をフード2へ引き寄せる。さらに、永久磁石17の磁力が整流板3の質量により発生する重力と同等以上であれば、第一係止部5が解除状態であっても、磁力を介して整流板3をフード2に保持する。このとき、整流板3は、水平状態、つまりフード下面7に対して平行な状態となっている。
次に、整流板3を永久磁石17及び整流板背面側係合部20により保持した状態から、整流板3を後側へ水平移動させると、フード背面側係合部19は第一係合凹部22から直線部23を経て、第二係合凹部24と係合し、第二係止部6は図5(b)に示す状態となる。
整流板3をレンジフード1の前面から背面へ水平移動させることで、第二延設部12と永久磁石17は、挿入部46に挿入される。第一起立部9の材質が、例えば金属のような磁性体を有する材料であれば、永久磁石17の磁力は第一起立部9を引き寄せることになるので、起立部対向側面18は、第一起立部9と容易に接合することができる。これにより、第一係止部5は図3(b)に示す係止状態となる。第一係止部5及び第二係止部6が係止状態になると、レンジフード1は図1に示すような外観となる。
以上が、フード2に整流板3を取り付ける手順である。つぎに、フード2から整流板3を取り外す手順について説明する。
図2に示す状態から整流板3を取り外す場合、はじめに整流板3をレンジフード1の背面から前面へ水平移動させる。このとき、起立部対向側面18は、第一起立部9との接合が解除されるとともに、永久磁石17と第二延設部12は挿入部46から引き抜かれる。そして、第一延設部下面13と第二延設部上面14との接触も解除されるので、第一係止部5は図3(a)に示す解除状態となる。しかし、永久磁石17の磁力が整流板3を引き寄せているため、永久磁石下面36は整流板上面21と接合し、整流板3はフード2に保持されている。つまり、第一係止部5は、永久磁石17の磁力を介して整流板3を保持した状態で、フード下面7に対する整流板3の水平移動に応じて、解除状態と係止状態の切り換えが可能である。また、第二係止部6において、フード背面側係合部19と整流板背面側係合部20とは整流板3の水平移動によらず係合状態を維持している。整流板3をレンジフード1の背面から前面へ移動させると、フード背面側係合部19は第二係合凹部24から直線部23を経て、第一係合凹部22と係合し、図5(a)の状態となる。第一係止部5が解除状態となったことで、第二係止部6は、整流板3を回動可能な状態で係止している。また、整流板3は永久磁石17の磁力によって引き寄せられ、フード2に保持されている。ここで、整流板3に対して下方に力を加えると、永久磁石17と整流板3の接合が解除され、整流板3は、第二係止部6を回転軸として前面から背面に向けて回動しながら開いていく。これにより、図2に示すレンジフード1の外観となる。最後に、整流板背面側係合部20をフード背面側係合部19から取り外すことで、第二係止部6も解除状態となり、整流板3をフード2から取り外すことができる。
以上が、フード2から整流板3を取り外す手順である。
このようなフード2に対して整流板3を着脱する機構と手順にしたことで、フード2に対して整流板3を安全かつ容易に着脱することができる。
まず、整流板3をフード2から取り外す場合を考えてみると、第一係止部5を解除状態としても永久磁石17の磁力により整流板3はフード2へ保持されているので、使用者は無理な態勢を取り続ける必要はなく、落ち着いて整流板3の取り外し作業を行える。また、従来は係止部を両手で操作しながら解除していたが、本願発明では片手で第一係止部5を解除することも可能である。また、第一係止部5を解除状態とした際に、使用者が誤って整流板3を手放してしまった場合であっても、整流板3が突然落下して、使用者へ当たって怪我をする可能性も低減することができる。
次に、整流板3をフード2へ取り付ける場合、永久磁石17の磁力により、整流板3はフード2へ引き寄せられるため、使用者は永久磁石17がない場合と比べて少ない力で整流板3を持ち上げることができる。さらに、永久磁石17と整流板3が接合した状態から、使用者はレンジフード1の前面から背面方向へ整流板3を水平移動するだけで、第一係止部5を係止状態とすることができる。このとき、永久磁石17の磁力により、起立部対向側面18は第一起立部9を引き寄せるため、永久磁石17がない場合と比べて、使用者は少ない力で第一係止部5を係止状態とすることができる。
また、起立部対向側面18が第一起立部9を引き寄せる作用によって、例えば第一延設部下面13と第二延設部上面14との接触による係り代が不十分、つまり第一係止部5の係止が不完全な状態となる可能性も低減できる。そして、起立部対向側面18と第一起立部9とは、永久磁石17の磁力により接合するため、レンジフード1の運転に伴う意図しない不都合の発生を低減できる効果も得られる。例えば、レンジフード1の運転振動により第一係止部5の係止が意図せず不完全な状態や解除状態となる可能性や、不完全な係止状態に起因した異常振動音が発生する可能性を永久磁石17がない場合と比べて低減できるのである。
また、先行文献のように係止部に可動機構を備えず、第一係止部5と第二係止部6の構成を単純化したことによって、油煙等の汚れが付着した場合であっても、布等によって簡単に汚れを落とすことができるので、お手入れ性も高めている。
なお、本願発明の実施の形態において、整流板3をレンジフード1の正面及び背面方向に水平移動する仕組みとしたが、レンジフード1の正面に対して左右方向に水平移動する仕組みとしても同様の効果が得られる。
なお、本願発明の実施の形態において、整流板3をレンジフード1の正面から背面に向けて回動しながら開く仕組みとしたが、レンジフード1の正面に対して左右方向に回動しながら開く仕組みとしても同様の効果が得られる。
なお、本願発明の実施の形態において、永久磁石17における上方及び下方を除く面を平面状の多面体としたが、湾曲した円筒体形状でもよい。また、永久磁石17の面と面とが成す辺に対して面取りやRを施してもよい。これにより、整流板3を水平移動する際に、永久磁石17の面と面とが成す辺が整流板上面21を傷つける可能性を低減することができる。
以上、本発明に係るレンジフードについて、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、実施の形態に限定されるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したものや、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、本発明の範囲内に含まれる。
本発明に係るレンジフードは、フードに対して整流板を着脱する係止部の係止状態及び解除状態の切り換えを、容易かつ安全に行うことが可能であり、また係止部の構造を単純化することでお手入れ性も向上できるので、加熱調理器等の上方へ設置される換気装置等として有用である。
1 レンジフード
2 フード
3 整流板
4 操作部
5 第一係止部
6 第二係止部
7 フード下面
8 吸気口
9 第一起立部
10 第一延設部
11 第二起立部
12 第二延設部
13 第一延設部下面
14 第二延設部上面
15 第三延設部
16 第二延設部下面
17 永久磁石
18 起立部対向側面
19 フード背面側係合部
20 整流板背面側係合部
21 整流板上面
22 第一係合凹部
23 直線部
24 第二係合凹部
27 固定部材
28 固定部材
34 凹部
35 頭部
36 永久磁石下面
37 固定部材
38 整流板内周側面
39 第五延設部
44 整流板前面側係合部
45 フード前面側係合部
46 挿入部

Claims (7)

  1. 下面に吸気口を有するフードと、
    前記吸気口の下方に配置される整流板と、
    前記フードと前記整流板とを磁力により引き寄せる磁力部と、
    前記フードと前記整流板とを係止する係止部とを備え
    前記係止部は第一係止部及び第二係止部からなり、
    前記第二係止部は前記整流板の一端側に配置され、前記第一係止部は前記整流板における前記第二係止部と対向した他端側に配置され、
    前記磁力部は、
    前記第二係止部により前記フードと前記整流板とが係止された状態において、前記第一係止部の解除状態であっても磁力を介して前記整流板を前記フードに保持するレンジフード。
  2. 前記第一係止部は、
    磁力を介して前記整流板を前記フードに保持した状態で、解除状態と係止状態との切り換えが可能な請求項に記載のレンジフード。
  3. 前記第一係止部は、前記フードの下面に対する前記整流板の水平移動に応じて解除状態と係止状態との切り換えが可能である請求項に記載のレンジフード。
  4. 前記第一係止部は、
    前記整流板の上面から前記フードの方向に起立した第一起立部と、
    前記第一起立部の先端側から水平に延設した第一延設部と、
    前記フードの下面から前記整流板の方向に起立した第二起立部と、
    前記第二起立部の先端側から水平に延設した第二延設部と、を備え、
    前記整流板の上面に対向する前記第一延設部の面である第一延設部下面と、前記フードの下面と対向する前記第二延設部の面である第二延設部上面とが接触して前記係止状態となる請求項に記載のレンジフード。
  5. 前記磁力部は、
    前記整流板の上面に対向する前記第二延設部の面である第二延設部下面に固定され、
    前記第一起立部と対向する起立部対向側面を有し、
    前記起立部対向側面は、前記第一起立部と磁力により接合する請求項に記載のレンジフード。
  6. 前記第二係止部は、
    前記第一係止部が解除状態である際に、前記整流板を回動可能に係止する請求項に記載のレンジフード。
  7. 前記磁力部は、
    永久磁石を備えた請求項1に記載のレンジフード。
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