JP7421720B2 - 包装用容器の蓋体 - Google Patents

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この発明は、樹脂シート成形品である包装用容器の蓋体に関するものである。
従来からデパートやスーパーマーケットなどで販売される調理食品は多くが樹脂シート成形容器で提供されている。この場合、容器は顧客吸引力を高めるために種々の形態のものが提供されている。特に容器の蓋体については、顧客が内容物を容易に視認できるとともに、視覚によって高い品質を訴えることができるものが要望される。
これらの効果を達成するために、従来から複数の包装用容器の蓋体が提案されている。
特開2012-171657号公報 特開2008-254755号公報
上記特許文献1は、商品を陳列した際に、矩形状の蓋体の四周に設けられた高低差を有する複数の平面が集合した連続面によって光を乱反射させ、商品を豪華に見せる構成を提案している。また、特許文献2では、容器本体の側壁面に多数の独立したポッチを形成し、これらのポッチによって光を乱反射させ、収納した中身の新鮮さや豪華さを演出しようとしている。
しかしながら、特許文献1に記載の構成は、複数の平面が集合した連続面を蓋体のフランジ部にレリーフのように設けたものであり、陳列時にはフランジ部そのものが見えにくく、仮に光を乱反射させた場合であっても演出効果は限定的である。また、特許文献2に記載の構成では、光を乱反射させるためのポッチは容器本体の側壁面に形成されているので、内容物が存在しない場合はともかく、内容物が容器の大半を占めるようなものの場合にはポッチは内容物で隠れてしまい、光を乱反射させるという効果を奏することは困難である。
本発明はこのような従来の問題を解決するもので、視認性を確保することができると同時に、高い顧客吸引力を発揮する包装用容器の蓋体を提供することを目的とするものである。
上述した目的を達成するために本発明では、包装用容器の蓋体であって、四周を矩形状とした平面状の天面と、この天面の四周からそれぞれ設けられた傾斜する側壁と、この側壁の周囲に設けられたフランジ部と、このフランジ部からさらに設けられた容器本体に対する閉蓋構造とからなり、前記フランジ部の少なくとも内周側は平面視においてなだらかな曲線状に広狭を形成して振幅状とするという手段を用いた。この構成では、フランジ部は平面視において幅に変化が与えられた振幅を有することになり、特にフランジ部の内周側を曲線状の振幅状としているので、側壁の下端はこの振幅に沿った形態になる。すなわち、側壁は天面に接続する部分は直線状であるが、フランジ部に接続する部分はなだらかな曲線となるため、大きくドレープを付与されたカーテンのような形態になり、照明光を反射した場合には緩やかなゆらぎ状の反射光が出現する。もちろん、外周側も同様の構成であってもよい。
さらに、フランジ部には正面視においてなだらかな上下曲線からなる波線状を付与するという手段を用いた。この構成では、フランジ部を照射することによる反射光も柔らかい反射光となり、請求項1の構成と相まって需要者に対する訴求力が高まる。
フランジ部の振幅の幅は、最大幅に対して最小幅が50%以内に設定する。このようにすると、なだらかな曲線としながら視覚によって容易に振幅が異なっていることを認識することができる。また、波線の波長をフランジ部の全周に対して2~3周期とする手段は、波線の高さを設計する際における曲線の採用自由度を高めることができ、乱反射の効果を最大限に活かすことができる。さらに、波線の高さの設計については、4つのコーナーに対して一番高い部分と一番低い部分を交互に位置させるという手段を用いることによって、側壁の傾斜角度を異ならしめることができ、全体として積極的に歪み感を有して訴求性が高い蓋体とすることができた。さらにまた、少なくとも長辺側のフランジ部にエンボス模様を設けるという手段を加えることによって、ぎらぎら感を有する乱反射を行うことができ、緩やかな乱反射と相まって複雑な反射効果を奏することができる。
本発明によれば、蓋体のフランジ部はなだらかに平面視、正面視ともに曲線で構成されることになり、側壁は緩やかなドレープ状の曲面になるので、ゆらぎ状の反射光を演出することができ、たとえば商品を陳列した場合には訴求力が高い顧客吸引性を有する蓋体とすることができた。
本発明の包装用容器の蓋体の平面図。 同、正面図。 同、側面図。 本発明の容器本体の蓋体と容器本体の関係を示す斜視図。 本発明の容器本体の蓋体の別の実施形態を示す平面図。 同、さらに別の実施形態を示す平面図。 図6の蓋体の斜視図。
以下、本発明の好ましい実施の形態を添付した図面に従って説明する。図1は本発明の一実施形態の容器本体の蓋体1を平面図として示したもので、2は蓋体1の天面であり、全体として平面状の長方形である。なお、天面の形態は長方形に限定されるものではなく、外形として直線4本にて構成された矩形であればよい。したがって、正方形も含まれる。3は天面2から傾斜状に連続する側壁であって、それぞれの直線部から傾斜面として連続している。天面2と側壁の間には面取り4が設けられることもある。5は角部側壁であって、天面2の角部に形成された隅切り6の部分から連続する。なお、面取り4が設けられる場合にはこの部分にも面取りが形成される。7は側壁3の下縁全周にわたって設けられたフランジ部である。フランジ部7から平面視において外側には容器本体を閉蓋するための構造である嵌合構造8が形成される。嵌合構造としては、容器本体を閉蓋することができる構造であれば公知の嵌合構造で足りるので、限定的なものではない。フランジ部7は、その内周側と外周側の何れも平面視においてなだらかな平面曲線9を描いている結果、その幅に広狭差が出現する。なお、本実施形態ではフランジ部は内周についても外周についてもなだらかな平面曲線9であるが、内周側のみを曲線状とすることもある。特にフランジ部7の内周側を曲線状にした構成では、側壁3は天面に接続する部分は直線状であるが、フランジ部7に接続する部分はフランジ部7の曲線に対応して曲線状となる。これによって側壁3は全体として大きくドレープを付与されたカーテンのような形態となり、ゆらぎ状の反射光が出現する。平面視における平面曲線9の振幅wについては、規則的な振幅である必要はなく、不規則に広狭が交互に出現するものが好ましい。その振幅の範囲については、特に厳密に制限するものではないが、フランジ部7の最も広い部分に対して狭い部分が約50%を超えないように設計することが好ましい。
フランジ部7はさらに、図2および図3に明らかなように、上下方向になだらかな上下曲線10を描いており、あたかも波線状の形態を呈している。波線の周期については、あまり細かいものではなく、一例としてフランジ部7の全周に対して2~3周期の波長に設定する。このようになだらかな上下曲線10に設定することによって、照射される光は極端な乱反射ではなく、柔らかな反射光を生み出す。波の高さ、すなわち高低差hについては特に限定するものではなく任意であり、側壁3の高さと相関はない。たとえば図2に示されるように側壁3の高さを基準とすれば約4分の1程度の波高に設定するが、波高については照射光が柔らかく乱反射するという要求を満たすものであれば、本発明の範囲である。
なお、図示した実施例では短辺側に設けられたフランジ部7の平面視における振幅はほぼ一定であり、波線についても低い部分は直線状であり、フランジ部7において振幅を広狭としながら波線状の曲線という構成は長辺側に設けられている。ただし、短辺側についても両者の要素を充足する形態とすることを否定するものではない。
図4は、本実施形態の蓋体1を容器本体11に適用する場合を示したものであり、この実施形態では蓋体1は容器本体11に対して外嵌合で閉蓋される。ただし、本発明において重要なことは外嵌合であるか内嵌合であるかではなく、フランジ部7が平面視において振幅を付与され、正面視において高低差を有する波線状とするものであり、嵌合構造は何れであってもよい。また、閉蓋の構造は嵌合構造である必要はなく、フードパックに見られるような面同士を突き合せるような形態であってもよい。
図5は上記実施形態の蓋体の構成に対して長辺側に補強リブ12を設けたものである。補強リブ12は、天面2の四周が直線状の矩形であるため、長辺が長い場合には上から加わる力によって側壁3が座屈するおそれがあるので、これを回避するために任意に設けられる。13は任意に設けられるスタック用の突部である。なお、これら補強リブ12とスタック用の突部13は本発明が奏する効果を阻害しない範囲において設けられる。
図6はさらに別の実施形態を示し、図1~3の構成を備えながら、さらに長辺側のフランジ部7にエンボス模様14を設けたものである。このようにエンボス模様を設けることによって、これを設けていない実施形態では緩やかな乱反射による効果を奏することに加えて、細かい乱反射によるいわゆるぎらぎら感を加えることができる。
図7は本発明の一実施形態を示す図6を立体的に示した斜視図である。ここでは、天面2は基本的に水平面であり、これに対してフランジ部7は上下方向に波線状に形成されているので、波線の波高が高い部分のコーナー15と、低い部分のコーナー16では角部側壁5の傾斜角度が異なっている。すなわち、傾斜の出発点は天面2の周囲であるから同じであっても、到達点は上下方向に高さが異なるフランジ部7であるから、必然的に傾斜角度が異なることになる。このように構成されることによって、側壁3の傾斜は積極的に歪んだ形態となるので、従来にはない訴求力を発揮することができる。特に、波線の高さが一番高い部分と一番低い部分を交互にコーナー15・16に適用すれば、より傾斜角度に差が出現する。
1 蓋体
2 天面
3 側壁
5 角部側壁
6 隅切り
7 フランジ部
8 嵌合構造
9 フランジ部の平面曲線
11 容器本体
14 エンボス模様

Claims (7)

  1. 包装用容器の蓋体であって、四周を直線4本にて構成された矩形状とした平面状の天面と、この天面の四周からそれぞれ設けられた傾斜する側壁と、この側壁の下端と内周側を接続したフランジ部と、このフランジ部の外周側からさらに設けられた容器本体に対する閉蓋構造とからなり、前記フランジ部は平面視においてなだらかな曲線状に広狭を形成して少なくとも前記内周側を振幅状とすると共に、前記側壁は前記天面に接続する部分は直線状であるのに対して、前記フランジ部に接続する部分は曲線状であることにより、前記フランジ部の前記内周側の振幅に対応したドレープ状の曲面としたことを特徴とする包装用容器の蓋体。
  2. フランジ部の振幅状は、内周側のみとした請求項1記載の包装用容器の蓋体。
  3. フランジ部の振幅の幅は、最大幅に対して最小幅が50%以内である請求項1記載の包装用容器の蓋体。
  4. さらに、フランジ部は正面視においてなだらかな上下曲線からなる波線状とした請求項1、2または3記載の包装用容器の蓋体。
  5. フランジ部の波線の波長は、フランジ部の全周に対して2~3周期である請求項記載の包装用容器の蓋体。
  6. 波線は、4つのコーナーに対して一番高い部分と一番低い部分を交互に位置させた請求項4または5の何れか記載の包装用容器の蓋体。
  7. 少なくとも長辺側のフランジ部には、エンボス模様が設けられる請求項1~6の何れか記載の包装用容器の蓋体。
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