JP7013002B2 - 包装用容器 - Google Patents

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Description

本発明は、主に食料品などを収容し、結露などにより生じた水滴を貯めることができる包装用容器に関する。
弁当、惣菜などの食料品は、電子レンジで温めることができるように合成樹脂シートからなる薄肉の包装用容器に封入されて販売されていることがよく見かけられる。
弁当、惣菜などを温める際、食料品から湯気が発生し、発生した湯気が蓋体により冷やされ、結露して水滴になり、この水滴が蓋体の壁面を伝い、容器本体側に流れ落ちて底面に貯まり、食料品をふやかし、食感を悪くしてしまうことなどがあった。
そこで、例えば、容器本体と蓋体からなるプラスチック製の食品包装容器において、容器本体の周壁上部に周壁を外方へ折り返してなる凹部が周設され、容器本体に蓋体を装着したときに、頂部から下方傾斜した蓋体の周壁が凹部の内側縁部に狭い空隙を保持して近接配置されるように構成されたことを特徴とした食品包装容器が開発され、これにより凹部に水滴を貯めて蓋内面の水滴を食品に付着させず、食品の風味を維持できるようにしてある(下記特許文献1参照)。
また、蓋体内面に付着した水滴は、蓋体の外縁に流れてしまい、開蓋する際に指先を濡らしてしまうことがあった。
そこで、例えば、上部が開放した容器本体と、容器本体の上部を覆うための蓋体とを備え、容器本体は、食品を載置する底部と、該底部の外周から起立し、少なくとも上端部に、上向きの傾斜面が形成された周壁部とを備え、蓋体は、少なくとも底部と対向する蓋本体部と、蓋本体部の外周から下方に向けて延出した環状垂下部とを備え、環状垂下部を周壁部の上端部に外嵌して容器本体の上部を蓋体で覆うように構成され、蓋本体部は、下方に向けて突出して前記傾斜面に当接可能な複数の凸部が周方向に間隔を開けて形成され、周壁部は、傾斜面に対する凸部の当接位置と対応するように、該当接位置よりも内側の位置に貯液用凹部が形成されていることを特徴とした食品用包装容器が開発され、これにより結露によって発生した水滴が凸部から傾斜面を経て貯液用凹部に貯まり、開封時に水滴が外部に漏れず、指先が濡れることがないようにしてある(下記特許文献2参照)。
特開2003-63573号公報 特開2010-18312号公報
上記特許文献1に示された食品包装容器では、容器本体の周囲に凹部を設け、そこに水滴が貯まる構成としてあるため、陳列時に凹部に貯留された水滴が見えやすく、見栄えが悪くなるおそれがある。
特に、容器本体の壁面部の一部箇所の高さを低くして側面を開放させた容器において、周囲に水滴を貯めるための凹部が設けてあると、側方から中身が見やすくなる反面、凹部に貯まった水滴もより見えやすくなり、購買意欲を削ぐことになるおそれがある。
また、上記特許文献2に示された食品用包装容器は、蓋本体部の凸部を傾斜面に当接させることにより、蓋本体部内面に付着した水滴を凸部から傾斜面を伝わせて貯液用凹部に貯め込むことができるが、水滴は傾斜面を流れ落ちて貯液用凹部まで到達する構造としてあるため、貯液用凹部に確実に流れ込むとはいえず、貯液用凹部から外れて底面部に流れ込み、収容した食料品に付着してしまうおそれがあった。
そこで、本発明の目的は、結露などにより生じた水滴を容器本体に設けた凹部に誘導させるようにした包装用容器を提供することにある。
本発明の一実施形態の包装用容器は、底面部の周囲に壁面部を有する容器本体と、容器本体に嵌合する蓋体と、を備えた包装用容器であって、底面部は、周囲に溝部を設け、溝部の一部に凹状の貯水部を形成してあり、壁面部は、上縁部を上下に褶曲する形状とし、上縁部が凹曲状になる部分を低壁部、凸曲状になる部分を高壁部としてあり、低壁部付近の溝部内に、壁面部に沿う凸条部を設けてあり、蓋体は、容器本体を覆う被覆面部の下端から外方に張り出す張出部を備え、張出部は、壁面部の上縁部に沿い褶曲する形状とし、容器本体を蓋体で覆った際に被覆面部と張出部との境界が溝部の上方に位置することを特徴とする。
このような構成にすることにより、結露などにより生じた水滴が蓋体の被覆面部の内面を伝い、被覆面部と張出部との境界付近に集まることになる。この際、張出部は高低を有する形状としてあるため、水滴は張出部の低位部分の低壁部付近に集まることになる。その部分の下方には溝部が設けてあるため、水滴は溝部に滴下し、溝部に設けた凹状の貯水部へと流れて貯まることになる。そのため、水滴を貯水部に誘導することができ、収容した食料品が水分を吸収し、ふやけてしまうことなどを防止できる。また、凸条部を設けることにより、低壁部付近の容器強度を高めることができ、容器を持ち上げた際に変形しにくい容器にすることができる。
上記形態の包装用容器は、貯水部を高壁部の内側付近に設けることができる。
このような構成にすることにより、貯水部に貯留した水分は、陳列時に凸曲状の高壁部に隠されて視認されにくくなる。そのため、消費者の購買意欲を削ぐことなどを防ぐことができる。
上記形態の包装用容器は、平面視四角形状にし、各隅部付近を高壁部とし、各辺の中央付近を低壁部とすることができる。
このような構成にすることにより、低壁部付近が側方に開放されて、収容物が見えやすくなり、購買意欲を高めることができる。
上記形態の包装用容器は、前記凸条部を、平面視において、直線状、湾曲状又は折れ線状に形成することができる。
上記形態の包装用容器は、蓋体を被覆面部と張出部との境界に下方に突き出る案内部を設けることができる。
このような構成にすることにより、蓋体の被覆面部内側に結露などにより生じた水滴が案内部を介して溝部に滴下しやすくなり、より的確に水滴を貯水部に誘導することができる。
本発明の包装用容器の一実施形態を示し、容器本体と蓋体とを分離した状態での斜視図である。 図1に示した包装用容器の容器本体の平面図である。 図1に示した包装用容器の容器本体の側面図である。 (A)は図2のA-A´線拡大端面図、(B)は図2のB-B´線拡大端面図である。 図1に示した包装用容器の変形例を示し、(A)~(C)は容器本体に設けた凸条部の各変形例を模式的に示した図である。 図1に示した包装用容器において、容器本体に蓋体を嵌合した状態での側面図である。 図1に示した包装用容器において、容器本体に蓋体を嵌合した状態での低壁部付近の拡大端面図である。 本発明の包装用容器の他の実施形態を示し、容器本体と蓋体とを分離した状態での斜視図である。 図8に示した包装用容器の一変形例を示した平面図である。 図1に示した包装用容器の他の変形例を示し、容器本体に蓋体を嵌合した状態での低壁部付近の拡大端面図である。
以下、本発明の包装用容器の一実施形態を図面に基づいて説明する。
本発明の一実施形態の包装用容器1は、図1に示すように、容器本体2と蓋体3とを備え、蓋体3は、容器本体2に上方から嵌合して被覆できるようにしてある。
なお、図2~図7は、包装用容器1を説明するために一部構成を省略乃至簡略して示してある。
包装用容器1は、特に限定するものではないが、惣菜、弁当等の食料品を包装するのに適し、特に電子レンジで温める惣菜、米飯、麺類等を包装するのに適する。
包装用容器1は、本実施形態では、平面視正方形状としてあるが、これに限定されるものではなく、例えば、平面視長方形状などの平面視四角形状、平面視円形乃至長円形状、平面視五角形状、平面視六角形状又は八角形状などの平面視多角形状などにすることもできる。
容器本体2、蓋体3は、例えば、シート厚0.1mm~3mm、好ましくは0.2mm~2mmの合成樹脂シートを熱成形して製造することができる。なお、容器本体2と蓋体3とで、シート厚、材質が相違していてもよい。
合成樹脂シートとしては、特に限定するものではないが、発泡樹脂シート、非発泡樹脂シートのいずれでもよく、例えば、ポリエチレン系樹脂シートやポリプロピレン系樹脂シートなどのポリオレフィン系樹脂シート、ポリスチレン系樹脂シート、ポリエチレンテレフタレート系樹脂シートや耐熱性を付与した変性ポリエチレンテレフタレート系樹脂シートなどのポリエステル系樹脂シートなどの熱可塑性樹脂シートを挙げることができる。なかでも、電子レンジの加熱に耐え得るもの、例えば、耐熱性ポリスチレン系樹脂シート、ポリプロピレン系樹脂シート、耐熱性を付与した変性ポリエチレンテレフタレート系樹脂シートが好ましい。
また、合成樹脂シートとして積層シートを用いることもでき、積層シートとしては、例えば、合成樹脂シートにフィルムを熱ラミネートした積層シート、共押出法による積層シート、押出ラミネート法による積層シートなどを挙げることができる。
熱成形としては、例えば、真空成形、圧空成形、真空圧空成形、熱板成形などを挙げることができる。
容器本体2、蓋体3は、透明、半透明、黒色や白色などの有色のいずれでもよいが、内部が視認できるように、透明乃至半透明にすることが好ましい。容器本体2は有色、蓋体3は透明など相違していてもよい。
容器本体2は、図1又は図2に示すように、平面視正方形状の底面部21と、底面部21の周囲に立ち上がる壁面部22と、底面部21の周囲に設けた溝部23と、溝部23内をさらに凹ませた貯水部24と、を備える。
底面部21は、食料品などの収容物を載せることができるようにしてあり、本実施形態では、図1又は図2に示すように、平面視正方形状の略水平面として形成してある。本実施形態では、底面部21を略水平面としてあるが、これに限定されるものではなく、例えば、傾斜面状、山形状などにしてもよい。
また、底面部21面上に仕切りやリブなどの凹凸を設けてもよく、本実施形態では、底面部21をほぼ四等分するように十字方向に配列した4本の棒状凸部21aと、棒状凸部21aで区画された面内に斜め並行状に複数配した筋状凸部21bとが設けてある。
壁面部22は、底面部21の周囲を囲うように設けてあり、上縁部を上下方向に褶曲した形状に形成し、凸曲状になる部分を高壁部22a、凹曲状になる部分を低壁部22b,22cとしてある。
本実施形態では、壁面部22の上縁部を、側面視において、図3に示すように、各隅部付近を頂部とし、中央付近を低部とした凹曲面状にしてあり、各隅部付近を高壁部22a、各辺部の中央付近を低壁部22b,22cとしてある。また、正面側及び背面側(図2の上下側)の低壁部22bは左右面側(図2の左右側)の低壁部22cよりも高さが低くなるように形成してある。
壁面部22は、高壁部22a付近の断面(図2のA-A´線断面)を、図4(A)に示すように、底面部21の縁部に設けた貯水部24から上方に向かい外方に拡がる傾斜面状にしてあり、その外側を壁面部22(高壁部22a)の頂部において鋭角状に折り返して下方に傾斜するスカート部26としてある。
また、低壁部22b付近の断面(図2のB-B´線断面)を、図4(B)に示すように、底面部21の縁部に、上方に向かい外方に拡がる緩やかな傾斜面状にした溝部23を設けてあり、その端部から上方に若干の高さで立ち上がり、その上端部において外方に水平状に張り出すようにしてあり、その外端部を下方に折り曲げた若干高さのスカート部26としてある。
低壁部22b,22c付近を底面部21と緩やかに連なるようにすることにより、低壁部22b,22c付近が側方に開放され、収容した収容物が視認されやすくなる。
溝部23は、底面部21の周囲を凹状にして水滴などの水分が貯水部24に向けて流れるようにしたものであり、溝部23の一部箇所には、溝部23の底面をさらに凹ませた凹状の貯水部24を設けてある。
貯水部24は、水滴などの水分を貯めることができる凹部であり、本実施形態では、底面部21の各隅部付近、つまり、高壁部22aの内側付近に平面視L字状に凹ませて形成してある。貯水部24は、図3に示すように、容器本体2の脚部も兼ねており、各貯水部24を略同一幅で下方に突出させて容器本体2が水平を保つことができるようにしてある。
溝部23の底面は、特に限定するものではないが、貯水部24に向けて緩やかに傾斜させるのが好ましい。また、溝部23の形状は、特に限定するものではないが、角溝状、U字溝状、V字溝状などに形成することができる。
貯水部24は、外部から視認されにくくするため、本実施形態のように高壁部22aの内側付近に設けることが好ましいが、これに限定されるものではなく、容器1辺部の中央付近に設けるなどしてもよい。特に、平面視長方形状など辺部を長くした容器には、容器1辺部の中央付近に設けるのが好ましい。
溝部23には、図1又は図2に示すように、壁面部22に沿い上方に膨出した凸条部25を設けることができる。凸条部25を設けることにより、容器1を補強することができる。低壁部22b,22c付近は、高壁部22a付近に比べて、壁面高さが低いため剛性が劣り、容器本体2を持ち上げた際に撓みやすくなる。凸条部25を設けることにより、容器1が補強され、容器本体2を持ち上げた際に撓むことなどを防ぐことができる。
また、凸条部25を設けることにより、底面部21に対する堰のような働きをし、つまり、容器内外方向に溝部23中の水分が流れにくくなり、底面部21に水分が流れ込むことを防ぐことができる。さらに、食料品などの収容物がはみ出して容器縁部に載ることを防ぐことができるため、蓋体3を嵌合する際に収容物が挟み込まれて閉蓋しにくくなることを防ぐこともできる。
凸条部25は、本実施形態では、低壁部22b,22cの内側に、壁面部22に沿い上方に膨出させて設けてあり、正背面側の低壁部22b付近には、並行状に2条の凸条部25を設け、左右面側の低壁部22c付近には、1条の凸条部25を設けてある。
また、本実施形態では、凸条部25を、平面視直線状に形成してあるが、容器本体2を補強する観点から、図5(A)に示すように、平面視への字状、図5(B)に示すように、平面視湾曲状乃至円弧状、図5(C)に示すように、両端を鈍角に屈曲させた平面視折れ線状などにしてもよい。
溝部23と底面部21との間には、図1,図2又は図4に示すように、底面部21を囲うように上方に突出する堤部27を周方向に設けておくことができる。これにより、溝部23から底面部21に水分が流入することを防ぐことができる。
蓋体3は、図1、図6又は図7に示すように、容器本体2の外縁に嵌合して覆うことができるようにしてあり、被覆面部31と、張出部32とを備える。
被覆面部31は、本実施形態では、平面視正方形の略水平面状の天面部31aと、天面部31aの各縁部から下り傾斜する傾斜面状の側面部31bとを備える。
天面部31aは、略水平面状としてあるが、これに限定されるものではなく、例えば、傾斜面状、山形状などにしてもよい。
側面部31bは、傾斜面状としてあるが、これに限定されるものではなく、例えば、湾曲状、段状にしてもよく、また、面上にリブなどの凹凸を設けてもよい。また、被覆面部31は、天面部31a及び側面部31bを一体的にしたドーム状などにしてもよい。
張出部32は、側面部31bの下端から外方に張り出し、容器本体2の壁面部22の上縁部に沿うように上下に褶曲して高低を有する形状にしてあり、側面視において、図6に示すように、各隅部を高位部とし、縁部の中央付近を低位部とした凹曲面状にしてある。
張出部32と側面部31bとの境界には、図7に示すように、下方に突出する案内部33を設けることができる。案内部33を設けることにより、側面部31bを伝い落ちてきた水滴が案内部33の下端から滴下するため、張出部32側に回り込ませず、水滴を溝部23に的確に落とすことができ、貯水部24に誘導しやすくなる。
案内部33は、蓋体3を容器本体2に嵌合した際に溝部23の上方に位置させるのが好ましい。
張出部32の外方には、下方に傾斜乃至垂下するスカート部34が設けてあり、容器本体2のスカート部26の上面を覆うように形成してある。スカート部34の下縁付近には、容器内方に突出する係止部35が設けてあり、容器本体2の外縁に係止し、蓋体3を容器本体2に外嵌合できるようにしてある。
包装用容器1は、容器本体2の底面部21に収容物を載せ、蓋体3を嵌合して収容物を収容することができる。
包装用容器1は、温かい食料品を収容したり、食料品を包装用容器1に収容したまま電子レンジで温めたりした場合、食料品から湯気が昇り、天面部31aで結露し、水滴が付着することがある。天面部31aに付着した水滴は、天面部31aを伝い側面部31bに達し、側面部31bを流れ落ちて、側面部31bと張出部32との境界付近に集まることになる。張出部32は上下に褶曲する高低のある形状としてあるため、水滴は下方に突出した低位の部分、低壁部22b,22c付近上方に集まることになる。本実施形態では、蓋体3の各縁部の中央付近に集まることになる。ここに集まった水滴は案内部33の下端から滴下し、下方の溝部23に落下する。溝部23は貯水部24に連なるため、水滴は溝部23を流れて貯水部24に貯まることになる。
このように、包装用容器1は、蓋体3の内面に結露などにより生じた水滴を、貯水部24に誘導することができ、底面部21に水滴が流れ込みにくくなり、収容した食料品などがふやけてしまうことなどを防ぐことができる。また、貯水部24は、高壁部22aの内側に設けてあるため、外側からは隠れて視認しにくく、貯まった水分などが人目に触れにくくなる。
さらに、包装用容器1は、壁面部22の一部を低くして側面を開放させてあるため、収容物が見えやすくなり購買意欲を高めることができる。このように壁面部を低くした場合、一般的に、縁部の強度が弱くなり、持ち上げた際に撓みやすくなる。しかし、包装用容器1は、凸条部25を設けてあるため、壁面部22が低くても縁部が補強されて撓みにくくなる。
次に、本発明の他の実施形態の包装用容器4を図面に基づいて説明する。
包装用容器4は、図8に示すように、容器本体5と蓋体6とを備え、蓋体6は、容器本体5に上方から嵌合して被覆できるようにしてある。
なお、上記包装用容器1と同一構成の部分についての詳しい説明は省略する。
容器本体5は、図8に示すように、平面視長方形状の底面部51と、底面部51の周囲に立ち上がる壁面部52と、底面部51の周囲に設けた溝部53と、溝部53内をさらに凹ませた貯水部54a,54bと、を備える。
底面部51は、本実施形態では、平面視長方形状の略水平面として形成してある。
壁面部52は、本実施形態では、上縁部を上下方向に褶曲した形状に形成し、凸曲状になる部分を高壁部52a、凹曲状になる部分を低壁部52b,52cとしてある。
壁面部52は、側面視において、各隅部付近を高壁部52aとし、辺部の中央付近を低壁部52b,52cとした凹曲面状にしてある。また、長辺側の低壁部52bは短辺側の低壁部52cよりも高さが低いように形成してある。
溝部53は、底面部51の周囲を凹状にして形成してあり、溝部53の一部箇所には、溝部53の底面をさらに凹ませた凹状の貯水部54a,54bを設けてある。貯水部54aは容器1の各隅部付近に設けてあり、貯水部54bは容器1の長辺縁部の中間付近に設けてある。各隅部付近の貯水部54aは平面視L字状に凹ませて形成し、長辺縁部の中央付近の貯水部54bは直線状に凹ませて形成してある。
溝部53には、凸条部55が設けてあり、本実施形態では、壁面部52に沿い上方に膨出した凸条部55が低壁部52b,52cの内側に一条ずつ設けてある。
図9には包装用容器4の一変形例が示されており、低壁部52bの内側に設けた凸条部55を中間付近で分断した形状にしてある。分断した個所の内側に貯水部54bが設けてあるため、この貯水部54bに水滴などが流れ込みやすくなる。
蓋体6は、容器本体5の外縁に嵌合して覆うことができるようにしてあり、図8に示すように、被覆面部61と、張出部62とを備える。
被覆面部61は、本実施形態では、平面視長方形の略水平面状の天面部61aと、天面部61aの各縁部から下り傾斜する傾斜面状の側面部61bとを備える。
張出部62は、側面部61bの下端から外方に張り出し、容器本体5の壁面部52の上縁部に沿うように上下に褶曲して高低を有する形状にしてあり、側面視において、各隅部を高位部とし、縁部の中央付近を低位部とした凹曲面状にしてある。
包装用容器4は、上記形態の包装用容器1と同様に、蓋体6の内面に結露などにより生じた水滴を、貯水部54a,54bに誘導することができる。また、貯水部54aは、高壁部52aの内側に設けてあるため、外側からは隠れて視認しにくく、貯まった水分などが人目に触れにくくなるなどの効果を奏する。
上記実施形態の構成態様は、本発明を限定するものとして挙げたものではなく、技術目的を共通にするかぎり変更は可能であり、本発明はそのような変更を含むものである。
例えば、図10には、容器1の張出部32付近の構造を変更した変形例が示してあり、容器本体2に嵌合部28、蓋体3に被嵌合部36を設けて内嵌合できる構造にしてある。このようにしても、上記容器1と同様の効果を有する。
1包装用容器
2容器本体
21底面部
21a棒状凸部
21b筋状凸部
22壁面部
22a高壁部
22b,22c低壁部
23溝部
24貯水部
25凸条部
26スカート部
27堤部
3蓋体
31被覆面部
31a天面部
31b側面部
32張出部
33案内部
34スカート部
35係止部

Claims (5)

  1. 底面部の周囲に壁面部を有する容器本体と、容器本体に嵌合する蓋体と、を備えた包装用容器であって、
    底面部は、周囲に溝部を設け、溝部の一部に凹状の貯水部を形成してあり、
    壁面部は、上縁部を上下に褶曲する形状とし、上縁部が凹曲状になる部分を低壁部、凸曲状になる部分を高壁部としてあり、
    低壁部付近の溝部内に、壁面部に沿う凸条部を設けてあり、
    蓋体は、容器本体を覆う被覆面部の下端から外方に張り出す張出部を備え、
    張出部は、壁面部の上縁部に沿い褶曲する形状とし、容器本体を蓋体で覆った際に被覆面部と張出部との境界が溝部の上方に位置する、包装用容器。
  2. 貯水部は、高壁部の内側付近に設けた請求項1に記載の包装用容器。
  3. 包装用容器を平面視四角形状にし、各隅部付近を高壁部とし、各辺の中央付近を低壁部とした請求項1又は2に記載の包装用容器。
  4. 前記凸条部は、平面視において、直線状、湾曲状又は折れ線状である請求項1~3のいずれかに記載の包装用容器。
  5. 蓋体は、被覆面部と張出部との境界に下方に突き出る案内部を設けてある請求項1~4のいずれかに記載の包装用容器。
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