JP2017137065A - 包装用容器 - Google Patents

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佑介 吉田
Yusuke Yoshida
佑介 吉田
宏一 竹内
Koichi Takeuchi
宏一 竹内
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Abstract

【課題】食品を製造販売する際に加わる外力に対応可能な剛性を有する包装用容器を提供することにある。
【解決手段】包装用容器は、底面部1と、この底面部の周縁から立ち上がる側壁部2と、この側壁部から外方に延出するフランジ部3とを備え、この底面部には、中心部11の両側に屈折部41a〜41fの先端が外側を向いている凸状且つくの字型の底面リブ4a〜4fが複数設けられ、この側壁部には、この底面リブの各々の端部とつながる側壁リブ5a〜5fが設けられている。また、隣り合う底面リブ4a及び4b,4b及び4c,4d及び4e,4e及び4fの各々の間のこの底面部には、この底面リブの各々をつなぐ凸状の梁リブ6a,6b,6e,6fが複数設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、使用上の外力に対する剛性を高める構造からなる包装用容器に関するものである。
従来から、例えばスーパーやコンビニエンスストアでは、食品の販売にプラスチック製の透明な包装用容器を用い、ラップフィルムで包装していた。需要者は、ラップフィルム及び包装用容器を介して中身を視認できるため、所望の食品を購入することができた。
一方、精肉の場合、工場が所有する所定の装置で包装用容器に精肉を収納し、ラップフィルムの包装を行っていた。このとき、装置で包装用容器を持ち上げたり移動したりすると、この包装容器に外力が加わり、変形してしまうこともあった。そのため、本来は納品すべきでない製品を出荷してしまったり、包装用容器を交換したりする手間がかかっていた。
そこで、容器本体の表面各部に凹凸の形状(リブ)をつけることで、所定の方向から加わる外力に対する表面各部の剛性を高め、変形し難い構造が提案されている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照。)。詳細には、容器本体の底面部や側壁部に直線型のリブを設けており、このリブがこの底面部や側壁部を変形しようとする外力に対する剛性を高めている。
意匠登録第1410969号公報 意匠登録第1426772号公報
しかしながら、リブの形状によっては、食品を収納し難かったり、収納した食品が取り出しにくかったりすることがあった。特に、ミンチ肉においては、ミンサーで細切れになった小さい肉片が、リブの角部分や底面部の隅部分に残存してしまうことがあった。そのため、食品を容器本体から容易に取り出せる構造が必要とされてきた。
さらに、出荷前の製造業者によるラップフィルムの包装、販売前後の販売業者による製品の輸送や店舗への陳列、購入前後の購入者による持ち運び、調理及び飲食前の購入者による取り扱いを想定し、多数の方向から加わる外力に対してより高い剛性を有する構造が求められてきた。
そこで、本発明の第一の目的は、食品の製造販売で加わる外力に対応可能な剛性を有する包装用容器を提供することにある。また、本発明の第二の目的は、収納した食品を容易に取り出し可能な包装用容器を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明による包装用容器は、底面部と、上記底面部の周縁から立ち上がる側壁部と、上記側壁部から外方に延出するフランジ部とを備え、上記底面部には、中心部の両側に屈折部の先端が外側を向いている凸状且つくの字型の底面リブが設けられ、上記側壁部には、上記底面リブの端部とつながる側壁リブが設けられていることを特徴とする。
上記側壁リブは、上記側壁部の中心寄りに傾いていることが望ましい。
上記側壁リブは、上記フランジ部に近づくにつれて先細いことが望ましい。
さらに、本発明による包装用容器は、底面部と、上記底面部の周縁から立ち上がる側壁部と、上記側壁部から外方に延出するフランジ部とを備え、上記底面部には、中心部の両側に屈折部の先端が外側を向いている凸状且つくの字型の底面リブが、それぞれ少なくとも二つ以上平行に設けられ、隣り合う上記底面リブの各々の間の上記底面部には、上記底面リブの各々をつなぐ凸状の梁リブが複数設けてられていることを特徴とする。
上記底面リブの両側に設けられた上記梁リブの各々は、同一直線上以外の部分に位置することが望ましい。
上記梁リブの高さは、上記底面リブの高さより低いことが望ましい。
隣り合う上記底面リブ同士の間隔は5mm以上であり、上記底面リブの各々の間にある隣り合う上記梁リブ同士の間隔は5mm以上であることが望ましい。
上記底面リブの表面には、凹状の小リブが設けてられており、上記小リブの深さは、上記底面リブの高さより浅いことが望ましい。
本発明による包装用容器は、ミンチ肉を収容可能とするミンチ肉向けトレーであることを特徴とする。
本発明による包装用容器は、底面部の中心部の両側に屈折部の先端が外側を向いている凸状且つくの字型の底面リブが設けられ、上記底面リブの端部とつながる側壁リブが側壁部に設けられていることにより、底面部や側壁部を曲げたり反ったり捻ったりする外力に対して剛性を高めることができる。さらに、側壁リブが側壁部の中心寄りに傾いていたり、フランジ部に近づくにつれて先細かったりすることにより、重なった包装用容器を取り外し易い。
また、本発明による包装用容器は、底面部の中心部の両側に屈折部の先端が外側を向いている凸状且つくの字型の底面リブが二つ以上平行に設けられ、隣り合う底面リブの各々の間の底面部に、上記底面リブの各々をつなぐ凸状の梁リブが複数設けられていることにより、底面部を曲げたり反ったり捻ったりする外力に対してより剛性を高めることができる。さらに、底面リブの両側に設けられた梁リブの各々が同一直線上以外の部分に位置することで剛性をさらに高めることができ、梁リブの高さが底面リブの高さより低いことでミンチ肉等の小さい細切れの食材を取り易くすることができる。
包装用容器の斜視図である。 包装用容器の平面図である。 包装用容器の正面図である。 包装用容器の参考平面図及び端面図である。 包装用容器の底面図である。 包装用容器の右側面図である。
以下、図1〜図4を参照しつつ、本発明の一実施形態における包装用容器について説明する。
なお、同等の部品又は部位には、参照を容易にする等のため、同じ数字にアルファベットを付加していると共に、説明が重複するものには、符番を省略している。図面上見えない部分の符番は、適宜破線を引き出し線として用いている。
まず、図1を用いて、本実施形態における包装用容器の概要を説明する。
図1に示すように、本発明の一実施形態における包装用容器は、底面部1と、この底面部の周縁から立ち上がる側壁部2と、この側壁部から外方に延出するフランジ部3とを備え、この底面部には、中心部11の両側に屈折部41a〜41fの先端が外側を向いている凸状且つくの字型の底面リブ4a〜4fが複数設けられ、この側壁部には、この底面リブの各々の端部とつながる側壁リブ5a〜5fが設けられていてもよい。
側壁リブ5a〜5fの各々は、側壁部2の中心寄りに傾いていてもよい。
側壁リブ5a〜5fの各々は、フランジ部3に近づくにつれて先細くてもよい。
底面部1には、中心部11の両側に屈折41a〜41fの先端が外側を向いている凸状且つくの字型の底面リブ4a〜4fが、それぞれ少なくとも二つ以上平行に設けられ、隣り合う底面リブ4a及び4b,4b及び4c,4d及び4e,4e及び4fの各々の間のこの底面部には、この底面リブの各々をつなぐ凸状の梁リブ6a,6b,6e,6fが複数設けられていてもよい。
例えば、底面リブ4bの両側に設けられた梁リブ6a,6bの各々は、同一直線上以外の部分に位置してもよい。
梁リブ6a〜6fの高さは、底面リブ4a〜4fの高さより低くてもよい。
例えば、隣り合う底面リブ4a,4b同士の間隔は5mm以上であり、この底面リブの各々の間にある隣り合う梁リブ6a,6a同士の間隔は5mm以上であってもよい。
底面リブ4a〜4fの各々の表面には、凹状の小リブ7a〜7fが設けてられており、この小リブの深さは、この底面リブの高さより浅くてもよい。
次に、図2〜図4を用いて、本実施形態における包装用容器の構造について詳細に説明する。
図2に示す包装用容器は、平面視で横長で、食品を収納する長方形状の底面部1と、この底面部の周縁から外側斜め上方に拡開して立ち上がる側壁部2と、この側壁部の上端の周縁から外方に延出している略直線状のフランジ部3とを備えていてもよい。
なお、包装用容器は、図示する状態を使用上の通常の向きとしてもよい。この場合、底面部1の中心部を示す中心部11を基準とし、側壁部2の下側を正面側壁部2a、上側を背面側壁部2b、左側を左側壁部2c、右側を右側壁部2d、フランジ部3の下側を正面フランジ部3a、上側を背面フランジ部3b、左側を左フランジ部3c、右側を右フランジ部3dとしてもよい。正面側壁部2aと背面側壁部2b、正面フランジ部3aと背面フランジ部3b、左側壁部2cと右側壁部2d、左フランジ部3cと右フランジ部3dは、それぞれ平行であってもよい。包装用容器がラップフィルムで包装される場合、リフト用の爪が左側壁部2c及び右側壁部2dの下から差し込まれてもよい。フランジ部3の内周縁が容器本体の開口縁に該当してもよい。底面部1、側壁部2及びフランジ部3の形状や寸法に限定はない。底面部1は、円形状や楕円形状でもよく、この底面部の形状に応じて、側壁部2及びフランジ部3の形状を変更してもよい。
図2に示すとおり、底面部1には、中心部11から正面側壁部2a及び背面側壁部2b方向に伸び、この正面側壁部側及び背面側壁部側が円弧状の中央エリア(付番しない)が設けられ、この中央エリアの周縁には、底面部1の表側に突出している凸状の二重リブ11aが設けられていてもよい。
なお、中央エリアの形状に限定はなく、矩形状、円状又は楕円状でもよい。二重リブ11aのリブの高さ及び幅に限定はなく、例えば、外側のリブが内側のリブより高く且つ幅広であってもよい。二重リブ11aのリブ同士の間隔に限定はなく、例えば、内側のリブの幅と同等の間隔が空いていてもよい。製造上、空の容器本体を移動させる場合、中央エリアに吸引機のノズルを密着させてもよい。
図2に示すとおり、底面部1の中心部11を中心とする中央エリアの両側には、この中心部を通過し、且つ正面フランジ部3a及び背面フランジ部3bと平行な直線上に、屈折部41a〜41cが左側壁部2c方向の外側、屈折部41d〜41fが右側壁部2d方向の外側を向き、底面部1の表側に突出している凸状且つくの字型の底面リブ4a〜4fが、それぞれ3つずつ左右対称に設けられていてもよい。
なお、底面リブ4a〜4fの向き及び位置は、左右対称でなくてもよい。底面リブ4a〜4fの形状は、同一でなくてもよい。底面リブ4a〜4fの屈折部41a〜41fの角度に限定はなく、100〜170°でもよく、120〜165°が好ましく、140〜160°がより好ましい。底面リブ4a〜4fの高さ及び幅に限定はなく、高さは2〜7mmでもよく、2〜6mmが好ましく、2.5〜4mmがより好ましく、幅は2〜7mmでもよく、2〜6mmが好ましく、2.5〜4mmがより好ましく、例えば、二重リブ11aの高さ及び幅以上でもよい。底面リブの数の割合に限定はなく、中央エリアの一方側が他方側より多くてもよい。底面リブが二つ以上設けられている場合、隣り合う底面リブ同士の間隔に限定はなく、5〜20mmでもよく、10〜18mmが好ましく、12〜15mmがより好ましい。
図2及び図3に示すとおり、側壁部2には、正面側壁部2a側及び背面側壁部2b側の底面リブ4a〜4fの端部から、この正面側壁部及び背面側壁部につながる容器本体内側に凸状の側壁リブ5a〜5fが設けられてもよい。側壁リブ5a〜5fのうち、内側の側壁リブほど、正面視で底面部1の中心部11寄りに傾いていてもよい。壁リブ5a〜5fは、正面視で正面フランジ部3a及び背面フランジ部3bに近づくにつれて先細い三角形状であってもよい。
なお、側壁リブ5a〜5fは、垂直でも外側に傾いていてもよい。側壁リブ5a〜5fの中心部11寄りの傾き角Dに限定はなく、75〜105°がよく、80〜100°が好ましく、85〜95°がより好ましい。側壁リブ5a〜5fは、長方形状でも台形状でもよい。底面リブ4a〜4fと側壁リブ5a〜5fとは、一体的に成型されていてもよい。
図2に示すとおり、底面部1には、隣り合う底面リブ4a及び4b,4b及び4c,4d及び4e,4e及び4f,底面リブ4c及び二重リブ11aの外側のリブ,底面リブ4d及び二重リブ11aの外側のリブの各々の間に、それぞれをつなぐ凸状且つ直線状の梁リブ6a〜6fが設けられてもよい。底面リブ4bの両側に設けられた梁リブ6a及び6b、底面リブ4cの両側に設けられた梁リブ6b及び6c、底面リブ4dの両側に設けられた梁リブ6d及び6e、底面リブ4eの両側に設けられた梁リブ6e及び6fの各々は、正面フランジ部3a及び背面フランジ部3bと平行な直線と同一直線上以外の部分に位置してもよい。
図4に示すとおり、例えば、梁リブ6b,6cの高さ(底面部1の表面からこの梁リブの頂点までの距離)は、底面リブ4a〜4dの高さより低くてもよい。
なお、梁リブ6a〜6fは、底面部1の中心部11を通過し、且つ正面フランジ部3a及び背面フランジ部3bと平行な直線を境として、同じ底面リブ同士の間に対称に設けられてもよい。例えば、対称に設けられている隣り合う梁リブ6a,6a同士の間隔に限定はなく、10〜50mmでもよく、15〜45mmが好ましく、20〜40mmがより好ましい。梁リブ6a〜6fは、各々平行、且つ正面フランジ部3a及び背面フランジ部3bと平行(左側壁部2c及び右側壁部2dと直交する向き)に設けられてもよい。梁リブ6a,6c,6d,6f及び梁リブ6b,6eは、正面フランジ部3a及び背面フランジ部3bと平行な直線とそれぞれ同一直線上に位置してもよい。梁リブの高さに限定はなく、0.5〜2mmでもよく、0.6〜1.8mmが好ましく、0.8〜1.5mmがより好ましい。梁リブの幅に限定はなく、1〜3mmでもよく、1.2〜2.8mmが好ましく、1.5〜2.5mmがより好ましい。底面リブ4a〜4fと梁リブ6a〜6fとは、一体的に成型されていてもよい。
図2に示すとおり、底面リブ4a,4c,4d,4fには屈折部41a,41c,41d,41f以外の表面に小リブ7a,7c,7d,7f、底面リブ4b,4eには屈折部41b,41eを含む表面に小リブ7b,7eがそれぞれ設けられてもよい。小リブ7a及び7b、7b及び7c、7d及び7e、7e及び7fは、正面フランジ部3a及び背面フランジ部3bと平行な直線と同一直線上以外の部分に位置してもよい。
図4に示すとおり、例えば、小リブ7eの深さ(所定の底面リブの頂点からこの小リブの最下点までの距離)は、この底面リブの高さより浅くてもよい。
なお、小リブ7a,7c,7d,7fは、底面部1の中心部11を通過し、且つ正面フランジ部3a及び背面フランジ部3bと平行な直線を境として、同じ底面リブの表面に対称に設けられてもよい。隣接する所定の小リブと梁リブとは、同一直線上以外の部分に位置してもよく、例えば、小リブ7a及び7b並びに梁リブ6aは、同一直線上になくてもよい。小リブの深さに限定はなく、0.5〜2mmでもよく、0.6〜1.8mmが好ましく、0.8〜1.5mmがより好ましい。小リブの幅に限定はなく、1〜3mmでもよく、1.2〜2.8mmが好ましく、1.5〜2.5mmがより好ましい。
その他、図2に示すとおり、左側壁部2c又は右側壁部2dに最も近くに位置する底面リブ4a又は4fから、この左側壁部及び右側壁部に向かって伸びる底面リブ(符番しない)が設けられ、この左側壁部及び右側壁部には、この底面リブの端部とつながる側壁リブ(符番しない)が設けられていてもよい。
また、図2〜図4に示すとおり、底面部1と側壁部2とが連設している四つ角部分は斜面状で、この斜面状の部分と連設する底面部1裏面の四つ角部分はこの底面部の他の部分より位置が高く、リフト用の爪が引っ掛かり難い構造であってもよい。
次に、図1〜図4を用いて、本実施形態における包装用容器の使用における構造の特徴及び効果を説明する。
まず、底面部1に対して左側壁部2c側及び右側壁部2d側から内側に向かって外力が加わった場合、凸状且つくの字型の底面リブ4a〜4fのうち、屈曲部41a〜41cの先端がこの左側壁部側、屈曲部41d〜41fの先端がこの右側壁部側を向いていることにより、それぞれの外力に対するこの底面部の剛性を高め、変形を防止している。また、正面側壁部2a側及び背面側壁部2b側に位置する底面リブ4a〜4fの端部からこの正面側壁部及びこの背面側壁部に側壁リブ5a〜5fがつながり、この側壁リブがそれぞれこの正面側壁部及びこの背面側壁部の中心寄りに傾いていることにより、それぞれの外力に対するこの側壁リブの剛性を高め、変形を防止している。さらに、正面側壁部2a側及び背面側壁部2b側から内側に向かって外力が加わった場合、底面リブ4a〜4fがくの字型であることにより、それぞれの外力に対するこの底面部の弾性力を高め、変形しても復元しやすい。
さらに、側壁リブ5a〜5c及び5d〜5fがそれぞれ側壁部2の中心寄りに傾き、この側壁リブの先端がフランジ部3に近づくにつれて先細くなることにより、包装用容器同士を重ねても抜き取り易い。
また、底面部1に対して左側壁部2c側及び右側壁部2d側から内側に向かって外力が加わった場合、平行に設けられた底面リブ4a〜4fの各々の間に、隣り合う底面リブ同士をつなぐ細長い凸状の梁リブ6a〜6fが、この外力の向きと同じ向きに複数設けてあることにより、それぞれの外力に対するこの底面部の剛性をより高め、変形を防止している。
さらに、例えば、底面リブ4bの両側に梁リブ6a及び6bの各々が同一直線上にならないよう位置をずらして設けられていることにより、左側壁部2c側及び右側壁部2d側から内側に向かって加わった外力に対する底面部1の剛性を一層高め、変形を防止している。
このとき、梁リブ6a〜6fの高さが底面リブ4a〜4fの高さより低いことにより、収納する食品がミンチ肉等の細かい部材でも、底面部1と底面リブ4a〜4f及び梁リブ6a〜6fが交わる小さい角部分に詰まってしまうことを予防すると共に、詰まってしまった部材を取り除き易い。
また、底面リブ4a〜4fのうち、隣り合う底面リブの間隔が5mm以上、この隣り合う底面リブの間にある梁リブ6a〜6fのうち、隣り合う底面リブ(例えば、梁リブ6a,6a)の間隔が5mm以上であることで、ミンチ肉等の細かい部材が角部分に詰まってしまうことを予防すると共に、詰まってしまった部材を取り除き易い。
さらに、底面リブ4a〜4fの表面に凹状の小リブ7a〜7fが設けられており、この小リブの深さがこの底面リブの高さより浅いことで、この底面リブの剛性を高めると共に、ミンチ肉等の細かい部材でも、この小リブの小さい角部分に詰まってしまうことを予防するのみならず、詰まってしまった部材を取り除き易い。
このように、本実施形態における包装用容器は、底面部1の中心部11の両側に屈折部41a〜41c及び41d〜41fの先端が外側を向いている凸状且つくの字型の底面リブ4a〜4fが設けられ、この底面リブの端部とつながる側壁リブ5a〜5fが側壁部2に設けられていることにより、底面部1や側壁部2を曲げたり反ったり捻ったりする外力に対する剛性を高めることができる。さらに、側壁リブ5a〜5fが側壁部2の中心寄りに傾いていたり、フランジ部3に近づくにつれて先細かったりすることにより、重なった包装用容器を取り外し易い。
また、本実施形態における包装用容器は、底面部1の中心部11の両側に屈折部41a〜41c及び41d〜41fの先端が外側を向いている凸状且つくの字型の底面リブ4a〜4fが二つ以上平行に設けられ、隣り合う底面リブの各々の間の底面部に、この底面リブの各々をつなぐ凸状の梁リブ6a〜6fが複数設けられていることにより、この底面部を曲げたり反ったり捻ったりする外力に対してより剛性を高めることができる。さらに、底面リブ1の両側に設けられた梁リブの各々が同一直線上以外の部分に位置することで剛性をさらに高めることができ、梁リブの高さが底面リブの高さより低いことでミンチ肉等の小さい細切れの食材を取り易くすることができる。
なお、本実施形態における包装用容器は、例えば真空成形、圧空成形、真空圧空成形、両面真空成形、熱板成形等のシート成形で、合成樹脂シートを熱成形することにより形成される。合成樹脂シートとしては、例えばポリエチレンテレフタレート等のポリエステル系樹脂、ポリスチレン等のスチレン系樹脂、ポリプロピレン等のオレフィン系樹脂で、単層や多層のシートを使用してもよい。樹脂としては、例えば発泡樹脂を使用すれば、軽量かつ断熱性があり好ましい。さらに、シートの表面または裏面を合成樹脂フィルムで覆ってもよく、表面を覆った場合は印刷を施してもよい。合成樹脂シートの厚みは特に制限はないが、0.15〜0.5mmであればよく、好ましくは0.18〜0.45mm、より好ましくは0.2〜0.35mmである。
本発明における包装用容器は、肉類に限らず、惣菜類、魚介類、野菜類を含む食品全般及び包装用容器に関する産業に広く利用可能である。
1 底面部
2 側壁部
3 フランジ部
4a〜4f 底面リブ
5a〜5f 側壁リブ
6a〜6f 梁リブ
7a〜7f 小リブ

Claims (9)

  1. 底面部と、当該底面部の周縁から立ち上がる側壁部と、当該側壁部から外方に延出するフランジ部とを備え、
    前記底面部には、中心部の両側に屈折部の先端が外側を向いている凸状且つくの字型の底面リブが設けられ、
    前記側壁部には、前記底面リブの端部とつながる側壁リブが設けられている
    ことを特徴とする包装用容器。
  2. 前記側壁リブは、前記側壁部の中心寄りに傾いている
    ことを特徴とする請求項1に記載の包装用容器。
  3. 前記側壁リブは、前記フランジ部に近づくにつれて先細い
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の包装用容器。
  4. 底面部と、当該底面部の周縁から立ち上がる側壁部と、当該側壁部から外方に延出するフランジ部とを備え、
    前記底面部には、中心部の両側に屈折部の先端が外側を向いている凸状且つくの字型の底面リブが、それぞれ少なくとも二つ以上平行に設けられ、
    隣り合う前記底面リブの各々の間の前記底面部には、当該底面リブの各々をつなぐ凸状の梁リブが複数設けてられている
    ことを特徴とする包装用容器。
  5. 前記底面リブの両側に設けられた前記梁リブの各々は、同一直線上以外の部分に位置する
    ことを特徴とする請求項4に記載の包装用容器。
  6. 前記梁リブの高さは、前記底面リブの高さより低い
    ことを特徴とする請求項4又は5に記載の包装用容器。
  7. 隣り合う前記底面リブ同士の間隔は5mm以上であり、
    前記底面リブの各々の間にある隣り合う前記梁リブ同士の間隔は5mm以上である
    ことを特徴とする請求項4〜6のいずれか一項に記載の包装用容器。
  8. 前記底面リブの表面には、凹状の小リブが設けてられており、
    前記小リブの深さは、前記底面リブの高さより浅い
    ことを特徴とする請求項1又は4に記載の包装用容器。
  9. 請求項1〜8のいずれか一項に記載の包装用容器は、ミンチ肉を収容可能とする
    ことを特徴とするミンチ肉向けトレー。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200492398Y1 (ko) * 2020-01-29 2020-10-05 이유석 개별 소포장 용기
EP4335771A1 (en) * 2022-09-09 2024-03-13 Faerch A/S Tray for packaging fresh food, particularly food capable of releasing liquids

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KR200492398Y1 (ko) * 2020-01-29 2020-10-05 이유석 개별 소포장 용기
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