JP7419970B2 - クリーニング装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、クリーニング装置及び画像形成装置に関する。
従来、感光体上に形成された静電潜像をトナーで現像してトナー像を形成し、形成されたトナー像を転写部にて用紙に転写し、転写されたトナー像を定着部にて定着することで、用紙上に画像を形成する電子写真方式の画像形成装置が知られている。
電子写真方式において、中間転写ベルトをクリーニングする方法として、ゴムブレードを用いた技術が知られている。具体的には、トナーに添加された外添剤にて、ブレードエッジに静止層を形成し、静止層によってトナーを堰き止めて清掃する技術である。
静止層は、ブレードエッジの引き連れを防止する機能も有している。具体的には、ブレードエッジを微量にすり抜けた外添剤が、ゴムブレードと中間転写ベルトとの真実接触面積を低減させることで、中間転写ベルトによりブレードエッジが過度に引き込まれること(引き連れ)を防止する。
また、例えば、低カバレッジ画像の連続印字など、外添剤(トナー)の供給がない条件が続くと、静止層が枯渇する。静止層が枯渇すると、スペーサーとして作用していた静止層からの外添剤の微小なすり抜けがなくなるため、ゴムブレードと中間転写ベルトとが直接接触してしまい、ゴムブレードと中間転写ベルトとの間の摩擦力が増大し、ゴムブレードが過度に摩耗(カット面摩耗)してしまう。ゴムブレードがカット面摩耗した状態で印字を続けると、カット面摩耗を起点としてブレードエッジが損耗し、クリーニング不良が発生する。ゴムブレードのカット面摩耗を回避するためには、常時ブレードエッジにトナーを供給する必要がある。
そこで、ゴムブレード上流に、トナーを供給可能な塗布ローラーを設ける構成(オーバーフロー方式)が開示されている(例えば、特許文献1参照)。具体的には、ゴムブレード上流に設けた塗布ローラーに、塗布ローラー表面にトナーを塗布するための板状部材を当接し、板状部材の当接力を5N以上40N未満、かつ、塗布ローラーの像担持体への押圧力を0.5N以上40N未満に設定することで、板状部材により塗布ローラー表面に塗布されたトナーを、塗布ローラーの押圧力により、像担持体に充分量供給することができる。
一般に、板状部材の当接力を高めると、塗布ローラー表面に塗布されるトナー量が増加する。ここで、塗布ローラーに対して板状部材をエッジ当接とした場合、ある当接力を超えると、塗布ローラー上のトナーを掻き取ってしまったり、塗布ローラー表面を劣化させてしまったりすることがある。したがって、塗布ローラーに対して板状部材をエッジ当接とした場合、当接圧の設定可能域が狭くなるため、誤差によって狙いの塗布性を確保することができない。そこで、上記特許文献1記載の構成は、塗布ローラーに対して板状部材を非エッジ当接とすることで、塗布ローラー上のトナーの掻き取りや、塗布ローラーの表面劣化を回避することが可能となり、板状部材の当接力の設定可能域を広く確保することができる。
特開2019-194647号公報
ところで、紙粉や滑剤が多い条件下では、ゴムブレードのエッジ部分に紙粉や滑剤などの凝集物が挟み込まれてしまうことがある。そこで、所定のタイミングで中間転写ベルトを逆回転させる制御(逆転制御)を行うことで、凝集物を除去することができる。
しかしながら、上記特許文献1記載の構成のように、オーバーフロー方式を適応した場合、貯留トナーの流動性が悪化する条件下において、下記のように、逆転制御の効果が充分に発揮されないことが分かった。
具体的には、まず、空間A(板状部材103の突出部分と塗布ローラー102とで形成される空間:図4参照)の貯留トナーの流動性が悪化すると、貯留トナーの崩壊角β(板状部材103-塗布ローラー102間及び中間転写ベルトT-塗布ローラー102間の摺動負荷による微振動により貯留トナーが崩れたときの角度:図5参照)が増加するため、貯留トナーが喫水線L2(板状部材103の上端を通る水平線:図5参照)を超えて溜まってしまう。喫水線L2を超えた貯留トナーは、徐々に空間B(中間転写ベルトTと塗布ローラー102とで形成される空間:図4参照)側まで溜まっていき、空間Bに到達してしまう。空間Bに貯留トナーが留まっていると、逆転制御でエッジから取り除かれた凝集物が、空間Bの貯留トナーによって留められ、次回プリント開始時にエッジに再突入してしまう。
本発明は、クリーニングブレードのエッジに凝集した異物に起因するクリーニング不良の発生を回避することが可能なクリーニング装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、上記目的を達成するためになされたものであり、
クリーニング装置において、
像担持体に当接し、前記像担持体を清掃するクリーニングブレードと、
前記クリーニングブレードよりも前記像担持体の搬送方向の上流側において前記像担持体に当接し、前記像担持体にトナーを塗布する塗布ローラーと、
前記塗布ローラーに当接し、前記塗布ローラーに前記トナーを塗布する板状部材と、
を備え、
前記板状部材は、非エッジ部が前記塗布ローラーに当接し、前記塗布ローラーとの当接部の上方に前記トナーを貯留する空間が形成されるように配置され、
前記板状部材の上端は、前記クリーニングブレードの下端及び前記塗布ローラーの上端よりも低く、
前記板状部材の上端を通り前記塗布ローラーの上方側に接する接線と、前記板状部材の上端を通る水平線と、が成す角度が、前記空間に貯留されたトナーの崩壊角よりも大きいことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のクリーニング装置において、
前記板状部材の上端位置を変更する変更部と、
絶対湿度、カバレッジ情報及び紙種情報の少なくともいずれ1つに基づいて、前記変更部による前記上端位置の変更を制御する制御部と、
を備えることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のクリーニング装置において、
前記変更部は、前記板状部材の前記塗布ローラーとの当接部から上端までの長さを変更し、
前記板状部材は、撓みの起点から前記塗布ローラーとの当接部までの長さが一定であることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項2又は3に記載のクリーニング装置において、
前記制御部は、プリント動作中においても、前記変更部による前記上端位置の変更を制御することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項2~4のいずれか一項に記載のクリーニング装置において、
前記塗布ローラーの摺動距離を検知する検知部を備え、
前記制御部は、前記検知部による検知結果に基づいて、前記変更部による前記上端位置の変更を制御することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載のクリーニング装置において、
前記検知部は、前記像担持体の駆動モーターの駆動時間と前記像担持体の線速情報とを積算して前記像担持体の走行距離を算出し、当該算出した前記像担持体の走行距離を前記塗布ローラーの摺動距離として検知することを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項2~6のいずれか一項に記載のクリーニング装置において、
前記制御部は、現像剤劣化防止用の画像帯の供給時において、前記上端位置が下限位置まで下がるように前記上端位置を変更させることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、
画像形成装置において、
用紙に画像を形成する画像形成部を備え、
前記画像形成部は、
表面にトナー像が形成される像担持体と、
前記像担持体の表面に形成されたトナー像を前記用紙に転写する転写部と、
前記転写部による転写後に前記像担持体の表面に残留した残留物を除去する請求項1~7のいずれか一項に記載のクリーニング装置と、
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、クリーニングブレードのエッジに凝集した異物に起因するクリーニング不良の発生を回避することができる。
本実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す図である。 クリーニング装置の概略構成を示す図である。 本実施形態に係る画像形成装置の制御構造を示す機能ブロック図である。 クリーニング装置内の空間A及び空間Bを説明するための図である。 角度θ及び貯留トナーの崩壊角βを説明するための図である。 板状部材の上端位置を変更する様子の一例を示す図である。 カバレッジが5%未満の場合のテーブルの一例を示す図である。 カバレッジが5%以上の場合のテーブルの一例を示す図である。 カバレッジが5%未満、かつ、塗布ローラーの摺動距離が0km以上100km未満の場合のテーブルの一例を示す図である。 カバレッジが5%未満、かつ、塗布ローラーの摺動距離が100km以上150km未満の場合のテーブルの一例を示す図である。 カバレッジが5%未満、かつ、塗布ローラーの摺動距離が150km以上200km未満の場合の一例を示す図である。 本実施形態に係るクリーニング装置の構成と、板状部材の突き出し量に制約がない従来構成と、の効果比較の一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
本実施形態に係る画像形成装置1は、電子写真プロセス技術を利用した中間転写方式のカラー画像形成装置であり、図1~図3に示すように、自動原稿搬送部2と、スキャナー部3と、画像形成部4と、給紙部5と、記憶部6と、操作表示部7と、温湿度センサー8と、制御部10と、を備えて構成されている。
自動原稿搬送部2は、原稿Dを載置する載置トレイ、原稿Dを搬送する機構及び搬送ローラー等を備えて構成され、原稿Dを所定の搬送路に搬送する。
スキャナー部3は、光源や反射鏡等の光学系を備えて構成され、所定の搬送路を搬送された原稿D又はプラテンガラスに載置された原稿Dに光源を照射し、反射光を受光する。また、スキャナー部3は、受光した反射光を電気信号に変換して制御部10に出力する。
画像形成部4は、イエロー作像部Yと、マゼンタ作像部Mと、シアン作像部Cと、ブラック作像部Kと、中間転写ベルトTと、定着装置Fと、を備えて構成されている。
各作像部YMCKは、それぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー像を感光体41に形成し、感光体41に形成されたYMCK各色のトナー像を中間転写ベルトTに一次転写する。各作像部YMCKは、図1及び図2に示すように、感光体41と、帯電装置42と、露光装置43と、現像装置44と、一次転写ローラー45と、二次転写ローラー46と、クリーニング装置100と、を備えて構成されている。なお、各作像部YMCKの構成及び動作は何れも同様であるため、以下、イエロー作像部Yを例に挙げて、画像形成部4が行う一連の画像形成動作について説明する。
感光体41は、ドラム状の金属基体の外周面に有機光導電体を含有させた樹脂からなる感光層が形成された有機感光体により構成され、回転駆動される。感光層を構成する樹脂としては、例えば、ポリカーボネート樹脂、シリコーン樹脂、ポリスチレン樹脂、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、塩化ビニル樹脂、メラミン樹脂等が挙げられる。
帯電装置42は、帯電チャージャーを用いて感光体41を一定の電位に帯電する。
露光装置43は、制御部10からの画像データDyに基づいて感光体41の非画像領域を露光して露光した部分の電荷を除去し、感光体41の画像領域に静電潜像を形成する。
現像装置44は、感光体41に形成された静電潜像上に現像剤であるトナーを供給し、感光体41にイエローのトナー像を形成する。
一次転写ローラー45は、感光体41に形成されたイエローのトナー像を中間転写ベルトTに一次転写する。なお、他の作像部MCKも同様に、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー像を中間転写ベルトTに一次転写する。これにより、中間転写ベルトT上にYMCK各色のカラーのトナー像が形成される。
中間転写ベルト(像担持体)Tは、複数のローラーに懸架され回転可能に支持された半導電性エンドレスベルトであり、ローラーの回転に伴って回転駆動される。この中間転写ベルトTは、一次転写ローラー45により、対向するそれぞれの感光体41に圧着される。一次転写ローラー45のそれぞれには、印加された電圧に応じた転写電流が流れる。これにより、各感光体41の表面に現像された各トナー像は、それぞれ各一次転写ローラー45により順次中間転写ベルトTに一次転写される。
二次転写ローラー(転写部)46は、中間転写ベルトTに押圧されて従回転することで、当該中間転写ベルトTに転写されて形成されたYMCK各色のトナー像を給紙部5の給紙トレイ51~53から搬送されてきた用紙Pに二次転写する。二次転写ローラー46は、中間転写ベルトTを介して二次転写対向ローラー461に当接して配置され、二次転写ローラー46と二次転写対向ローラー461との間で形成される転写ニップを用紙Pが通過することにより、中間転写ベルトT上のトナー像が、用紙Pに二次転写される。
画像形成部4は、YMCK各色のトナー像が二次転写された用紙Pを定着装置Fにより加熱及び加圧し、その後所定の搬送路に通して機外に排出する。
以上が画像形成部4による一連の画像形成動作である。
クリーニング装置100は、図2に示すように、クリーニングブレード101と、塗布ローラー102と、板状部材103と、アクチュエーター104と、廃トナースクリュー105と、を備えて構成されている。
クリーニングブレード101は、中間転写ベルトTに当接し、二次転写後の中間転写ベルトTに残留する残留トナーや紙紛、外添剤等の残留物を除去して中間転写ベルトTを清掃する。クリーニングブレード101の材質、当接条件(当接圧/当接角)は、突入トナー量に対して所定のクリーニング性能を確保することができれば、その範囲は限定されない。本実施形態では、ウレタンゴムブレードを用いるようにし、当接力15~40N/m、当接角12~23°の範囲に当接条件を設定することで、良好なクリーニング性能を確保している。
塗布ローラー102は、クリーニングブレード101よりも中間転写ベルトTの搬送方向の上流側において中間転写ベルトTに当接し、中間転写ベルトTにトナーを塗布する。なお、塗布ローラー102には、弾性層を設けることが好適である。塗布ローラー102に弾性層を設けることで、板状部材103及び中間転写ベルトTとの接触部において所定のニップが形成されるので、塗布ローラー102の軸に長手方向の傾斜が生じた場合であっても、塗布ローラー102が板状部材103及び中間転写ベルトTから完全に離間してしまう状態を回避することができる。
弾性層は、発泡スポンジであることが好適である。弾性層を発泡スポンジとすることで、塗布ローラー102表面の発泡セルにトナーをトラップすることが可能となり、塗布ローラー102上で十分なトナー付着量を確保することができる。なお、弾性層(スポンジ層)は、セル径が100um以上350um以下、かつ、単位面積当たりのセル占有率が30%以上70%未満であることが好適である。これは、セル径が100um未満、又は、単位面積当たりのセル占有率が30%未満の場合、塗布ローラー102上に必要量のトナーを保持することができないため、クリーニングブレード101のカット面摩耗を回避するために必要な中間転写ベルトT上のトナー付着量(ベルト上付着量)0.5g/m以上を確保することができないからである。また、単位面積当たりのセル占有率が70%より大きい場合、中間転写ベルトTや板状部材103と接触するスポンジ層(非セル部分)の接触面積が小さいため、スポンジ層(非セル部分)に中間転写ベルトTとの押圧力や板状部材103との当接力が集中してセル骨格が千切れてしまい、耐久末期において必要なベルト上付着量を確保することができないからである。また、セル径が350umより大きい場合、スポンジの厚み方向でスポンジ層がスカスカになり、中間転写ベルトTとの押圧力や板状部材103との当接力によりスポンジが削れて塗布ローラー102の外径が小さくなるため、中間転写ベルトTや板状部材103への食い込み量が小さくなってしまい、耐久末期において必要なベルト上付着量を確保することができないからである。
板状部材103は、塗布ローラー102に当接し、塗布ローラー102にトナーを塗布する。板状部材103は、非エッジ部が塗布ローラー102に当接し、塗布ローラー102との当接部の上方にトナーを貯留する空間A(板状部材103の突出部分と塗布ローラー102とで形成される空間:図4参照)が形成されるように配置されている。板状部材103は、空間Aに貯留されたトナー(貯留トナー)を塗布ローラー102に塗布する。空間Aの容量を超えたトナーは、板状部材103の上端から下方に排出される。
板状部材103の上端は、クリーニングブレード101の下端及び塗布ローラー102の上端よりも低くなっている。図5に示すように、板状部材103の上端を通り塗布ローラー102の上方側に接する接線L1と、板状部材103の上端を通る水平線(喫水線)L2と、が成す角度θが、貯留トナーの崩壊角β(板状部材103-塗布ローラー102間及び中間転写ベルトT-塗布ローラー102間の摺動負荷による微振動により貯留トナーが崩れたときの角度)よりも大きくなっている。これにより、空間B(中間転写ベルトTと塗布ローラー102とで形成される空間:図4参照)におけるトナーの蓄積を回避することができる。
崩壊角βは、実機AccurioPressC3080に本発明のクリーニング装置100を搭載し、所定プリント後の空間Aの貯留トナーを断面観察することで測定した。なお、崩壊角βは、JIS9301-2-2、IOS902でも測定可能である。その場合、実機内で生じ得る振動を加えた時の安息角を崩壊角βとした。
一般に、崩壊角βは、貯留トナーの流動性により変動してしまう(3~40°の範囲で変動する)ため、その変動を許容するように、角度θを設定する必要がある。すなわち、角度θは、最も流動性が悪い状態における崩壊角βである40°よりも大きくなるように設定する必要がある。
例えば、外径Φ16の塗布ローラー102を用いる場合、板状部材103の突き出し量を3mmとすることで、角度θを49°に設定することができる。この場合、最も流動性が悪い条件(崩壊角40°)下でも、空間Bにおけるトナーの蓄積を回避することができる。なお、塗布ローラー102の外径及び板状部材103の突き出し量は、角度θ>40°を満たす限りにおいて、その範囲は限定されない。
板状部材103は、金属製の板バネ材であることが好適である。これは、板状部材103として、PET(ポリエチレンテレフタレート)や金属製の非板バネ材を使用した場合、板状部材103のクリープ変形が生じて塗布ローラー102への塗布性能が不足するため、ブレードエッジに必要量のトナーを供給することができないからである。本実施形態では、金属製の板バネ材として、SUS304-CSPを用いることで、クリープ変形を回避している。なお、金属製の板バネ材であれば、材質は限定されず、例えば、SUS301-CSP、SUS631-CSPなどを使用することもできる。
アクチュエーター(変更部)104は、板状部材103の上端位置を変更する機構である。アクチュエーター104は、図6に示すように、板状部材103の塗布ローラー102との当接部から上端までの長さ(突き出し量H1)のみを変更し、板状部材103の撓みの起点(支点)から塗布ローラー102との当接部(接触点)までの長さ(自由長H2)は変更しない。すなわち、板状部材103は、撓みの起点から塗布ローラー102との当接部までの長さが常時一定である。これにより、塗布ローラー102から中間転写ベルトTへの貯留トナーの塗布性が変わってしまうことを回避することができる。
廃トナースクリュー105は、駆動装置により所定の方向に回転可能に構成されており、上方から落下してきたトナーを回収して排出する。
上記のクリーニング装置100においては、板状部材103の当接力を5N以上40N未満に設定し、塗布ローラー102上のトナー付着量を5g/m以上50g/m未満の範囲に制御することが好適である。これは、当接力が5N未満である場合、塗布ローラー102に十分な量のトナーを塗布することができず、ベルト上付着量が0.5g/m以下となるため、クリーニングブレード101のカット面摩耗が生じるからである。また、当接力が40N以上である場合、塗布ローラー102に多量のトナーが塗布されることとなり、ベルト上付着量がクリーニングブレード101のクリーニング限界を超えてしまうため、クリーニング不良が生じるからである。
また、上記のクリーニング装置100においては、塗布ローラー102の押圧力を0.5N以上40N未満に設定し、中間転写ベルトT上の付着量を0.5g/m以上4g/m未満に制御することが好適である。これは、押圧力が5N未満である場合、塗布ローラー102から中間転写ベルトTにトナーが転移せず、ベルト上付着量が0.5g/m以下となるため、クリーニングブレード101のカット面摩耗が生じるからである。また、押圧力が40N以上である場合、塗布ローラー102から中間転写ベルトTに多量のトナーが転移し、ベルト上付着量がクリーニングブレード101のクリーニング限界を超えてしまうため、クリーニング不良が生じるからである。
なお、板状部材103の当接力を15N以上30N以下、塗布ローラー102の押圧力を10N以上20N以下に設定することがより好適である。一般に、マシンの使用環境などの外乱によりベルト上付着量が変動することがあるが、上記のような設定とすることで、外乱の影響を受けた場合であっても、クリーニングブレード101のカット面摩耗の回避に必要なベルト上付着量を確保し続けることが可能である。
給紙部5は、複数の給紙トレイ51~53を備えて構成され、各給紙トレイ51~53に種類の異なる複数の用紙Pを収容する。給紙部5は、所定の搬送路により収容される用紙Pを画像形成部4に給紙する。
記憶部6は、HDD(Hard Disk Drive)、半導体メモリなどにより構成され、プログラムデータや各種設定データ等のデータを制御部10から読み書き可能に記憶する。
操作表示部7は、例えば、タッチパネル付の液晶ディスプレイ(LCD)で構成され、表示部71及び操作部72として機能する。
表示部71は、制御部10から入力される表示制御信号に従って、各種操作画面、各機能の動作状況等の表示を行う。また、ユーザーによるタッチ操作を受け付けて、操作信号を制御部10に出力する。
操作部72は、テンキー、スタートキー等の各種操作キーを備え、ユーザーによる各種入力操作を受け付けて、操作信号を制御部10に出力する。ユーザーは、操作表示部7を操作して、画質設定、倍率設定、応用設定、出力設定及び用紙設定等の画像形成に関する設定、用紙搬送指示、並びに装置の停止操作などを行うことができる。
温湿度センサー8は、画像形成装置1内の温度情報及び湿度情報を検知し、制御部10に出力する。
制御部10は、CPU、RAM、ROM等を備えて構成され、CPUはROMに記憶されている各種プログラムをRAMに展開し、展開された各種プログラムと協働して、自動原稿搬送部2、スキャナー部3、画像形成部4、給紙部5、記憶部6、操作表示部7、温湿度センサー8等の画像形成装置1の各部の動作を統括的に制御する(図3参照)。例えば、制御部10は、スキャナー部3からの電気信号を入力して各種画像処理を行い、画像処理により生成されたYMCK各色の画像データDy、Dm、Dc、Dkを画像形成部4に出力する。また、制御部10は、画像形成部4の動作を制御して用紙Pに画像を形成する。
また、制御部10は、所定のタイミングでプリントを中断し、中間転写ベルトTを逆回転させることで、クリーニングブレード101のエッジ(ブレードエッジ)に到達した異物(トナー由来の外添/滑剤、紙由来の紙粉)を塗布ローラー102まで戻して掻きとる動作(逆転制御)を実施する。これにより、ブレードエッジに凝集した異物に起因するクリーニング不良(異物噛み込みすり抜け)の発生を回避することができる。例えば、制御部10は、中間転写ベルトTの走行距離27mごとに逆転制御を実施し、異物噛み込みすり抜けの発生を回避する。
本実施形態では、通常時、角度θが貯留トナーの崩壊角βよりも大きくなるように、板状部材103の突き出し量を設定している。これにより、空間Bへの貯留トナーの蓄積を抑制することができる。しかしながら、板状部材103の突き出し量を、最も流動性が悪い状態の崩壊角β(=40°)に基づいて設定すると流動性が悪化していない状況において、空間Aの貯留トナー量が少なくなってしまうため、空間Aの貯留トナーが枯渇してしまうことがある。一般に、貯留トナーの流動性は、機内温湿度や紙種といったユーザーの使用状況により大きく変動するため、単一の設定で全ての使用状況に対応することは困難である。そこで、板状部材103の突き出し量を、貯留トナーの流動性に応じてそれに適した設定に制御することができれば、空間Bにおけるトナーの蓄積防止と、空間Aにおける貯留トナーの枯渇回避と、を全ての使用状況下で両立することができる。
したがって、本実施形態では、ユーザーのマシン使用条件に基づいて貯留トナーの流動性を推定し、板状部材103の上端位置を変更する(上端位置調整動作)ことで、空間Bにおけるトナーの蓄積防止と、空間Aにおける貯留トナーの枯渇回避と、を両立した。なお、本実施形態では、プリント動作中においても、アクチュエーター104による板状部材103の上端位置の変更を制御するようにしている。
貯留トナーの流動性には、機内の絶対湿度、用紙のカバレッジ及び紙種が関与する。絶対湿度及びカバレッジは、貯留トナー間の付着力に、紙種は貯留トナーへの紙粉混入に、それぞれ影響する。貯留トナーの流動性は、機内の絶対湿度が高く、用紙が低カバレッジであり、かつ、紙粉が多い再生紙をプリントするときに、最も悪化する。
本実施形態では、絶対湿度情報、カバレッジ情報及び紙種情報と、それに適した板状部材103の突き出し量のテーブル(図7、8参照)を作成し、そのテーブルに基づいて板状部材103の突き出し量を変更するようにしている。すなわち、制御部10は、絶対湿度、カバレッジ情報及び紙種情報の少なくともいずれ1つに基づいて、アクチュエーター104による板状部材103の上端位置の変更を制御する。図7にカバレッジが5%未満の場合のテーブルTA1の一例を、図8にカバレッジが5%以上の場合のテーブルTA2の一例を、それぞれ示す。なお、絶対湿度情報は、例えば、温湿度センサー8により検知される温度情報及び湿度情報に基づいて算出される。また、紙種情報は、例えば、操作部72を介してユーザーにより入力される。
図7及び図8に示すように、貯留トナーの流動性が悪化するときほど、板状部材103の突き出し量が短くなるように制御される。すなわち、貯留トナーの流動性が悪化した場合は板状部材103の突き出し量を短くして角度θの値を大きくすることができるので、空間Bにおけるトナーの蓄積を回避することができる。一方、貯留トナーの流動性が悪化していない場合は板状部材103の突き出し量を長くすることができるので、空間Aにおける貯留トナーの枯渇を回避することができる。
また、塗布ローラー102の摺動距離に応じて、板状部材103の突き出し量に係るテーブル値を変更することがより好適である。これは、塗布ローラー102の耐久が進行すると、貯留トナーの崩壊角が増大するからである。具体的には、まず、塗布ローラー102の耐久が進行すると、塗布ローラー102の外径が減少したり、塗布ローラー102外周面のセル内がトナーで埋まることで塗布ローラー102外周面が平滑化したりして、板状部材103-塗布ローラー102間及び像担持体-塗布ローラー102間の摺動負荷が減少する。一般に、塗布ローラー102の摺動負荷により空間Aの貯留トナーに微振動が加わることで安息角から崩壊角に推移していくが、塗布ローラー102の耐久が進行して摺動負荷が減少すると、崩壊角が増大することとなる。
そこで、本実施形態では、塗布ローラー102の摺動距離に応じた板状部材103の突き出し量のテーブル(図9~11参照)を作成し、そのテーブルに基づいて板状部材103の突き出し量を変更するようにしている。すなわち、制御部10は、塗布ローラー102の摺動距離に基づいて、アクチュエーター104による板状部材103の上端位置の変更を制御する。なお、制御部10は、塗布ローラー102の摺動距離を検知する検知部としても機能する。ここで、塗布ローラー102の摺動距離は、中間転写ベルトTの走行距離で代用することができる。具体的には、制御部10は、ジョブごとの中間転写ベルトTの駆動モーターの駆動時間と中間転写ベルトTの線速情報とを積算して中間転写ベルトTの走行距離を算出し、当該算出した中間転写ベルトTの走行距離を塗布ローラー102の摺動距離として検知する。図9にカバレッジが5%未満、かつ、塗布ローラー102の摺動距離が0km以上100km未満の場合のテーブルTA3の一例を、図10にカバレッジが5%未満、かつ、塗布ローラー102の摺動距離が100km以上150km未満の場合のテーブルTA4の一例を、図11にカバレッジが5%未満、かつ、塗布ローラー102の摺動距離が150km以上200km未満の場合のテーブルTA5の一例を、それぞれ示す。
図9~11に示すように、塗布ローラー102の摺動距離が長くなるほど、板状部材103の突き出し量が短くなるように制御される。すなわち、塗布ローラー102の摺動距離が長い場合は板状部材103の突き出し量を短くして角度θの値を大きくすることができるので、空間Bにおけるトナーの蓄積を回避することができる。一方、塗布ローラー102の摺動距離が短い場合は板状部材103の突き出し量を長くすることができるので、空間Aにおける貯留トナーの枯渇を回避することができる。
また、低カバレッジのプリントが連続すると、現像装置44内のトナーが劣化するため、それを回避するために、劣化したトナー(現像剤劣化防止用画像帯)を所定のタイミングで中間転写ベルトT上に書き出して、クリーニング装置100へと排出している。短い時間で多量の画像帯がクリーニング装置100に供給されてしまうと、貯留トナーの角度が安息角から崩壊角へと推移することができずに(すなわち、貯留トナーを排出できずに)角度θを超えてしまうことがある。
そこで、本実施形態では、現像剤劣化防止用画像帯の供給時には、板状部材103の上端位置が(変更可能な)下限位置まで下がるように上端位置を変更させるようにしている。そして、現像剤劣化防止用画像帯がクリーニング装置100に到達した後、安息角から崩壊角に推移するのに十分な時間が経過した後には、板状部材103の上端位置を所定位置まで戻すようにしている。これにより、本来クリーニングに必要ない画像帯を溜め込まないようにすることができるので、空間Bにおけるトナーの蓄積を回避することができる。
以上のように、本実施形態に係る画像形成装置1のクリーニング装置100は、中間転写ベルトTに当接し、中間転写ベルトTを清掃するクリーニングブレード101と、クリーニングブレード101よりも中間転写ベルトTの搬送方向の上流側において中間転写ベルトTに当接し、中間転写ベルトTにトナーを塗布する塗布ローラー102と、塗布ローラー102に当接し、塗布ローラー102にトナーを塗布する板状部材103と、を備える。また、板状部材103は、非エッジ部が塗布ローラー102に当接し、塗布ローラー102との当接部の上方にトナーを貯留する空間が形成されるように配置され、板状部材103の上端は、クリーニングブレード101の下端及び塗布ローラー102の上端よりも低く、板状部材103の上端を通り塗布ローラー102の上方側に接する接線と、板状部材103の上端を通る水平線と、が成す角度θが、空間に貯留されたトナーの崩壊角βよりも大きい。
したがって、本実施形態に係るクリーニング装置100によれば、貯留トナーの流動性が悪化した場合であっても、空間Bへの貯留トナーの蓄積を抑制することができるので、逆転制御によるエッジ凝集物除去の効果が低下することを抑制することができる。よって、クリーニングブレードのエッジに凝集した異物に起因するクリーニング不良(異物噛み込みすり抜け)の発生を回避することができる。
図12に、本実施形態に係るクリーニング装置100の構成と、板状部材103の突き出し量に制約がない従来構成と、の効果比較の一例を示す。
なお、実施条件としては、実機(AccurioPressC3080)を用いるようにし、貯留トナーの流動性が最も悪い条件(高温高湿環境/再生紙)にて耐刷試験を行った。この耐刷試験にて、空間Bへの貯留トナーの蓄積の有無と、異物噛み込みすり抜けの発生の有無を評価した。
図12に示すように、本実施形態に係るクリーニング装置100の構成では、板状部材103の突き出し量を(角度θが崩壊角βよりも大きくなるように)制限したことで、プリント枚数が増加した場合であっても、従来構成と比べ、空間Bへの貯留トナーの蓄積、及び、それに起因する異物噛み込みすり抜けの発生を回避できていることがわかる。
また、本実施形態に係るクリーニング装置100によれば、板状部材103の上端位置を変更する変更部(アクチュエーター104)と、絶対湿度、カバレッジ情報及び紙種情報の少なくともいずれ1つに基づいて、変更部による上端位置の変更を制御する制御部10と、を備える。
したがって、本実施形態に係るクリーニング装置100によれば、貯留トナーの流動性が悪化していない状況において、空間Aの貯留トナー量を確保することができるので、空間Aにおける貯留トナーの枯渇を回避することができる。よって、空間Bにおけるトナーの蓄積防止と、空間Aにおける貯留トナーの枯渇によるカット面摩耗の抑制と、を全ての使用状況下で両立することができる。
また、本実施形態に係るクリーニング装置100によれば、変更部は、板状部材103の塗布ローラー102との当接部から上端までの長さを変更し、板状部材103は、撓みの起点から塗布ローラー102との当接部までの長さが一定である。
したがって、本実施形態に係るクリーニング装置100によれば、塗布ローラー102から中間転写ベルトTへの貯留トナーの塗布性が変わってしまうことを回避することができるので、クリーニングブレードへの貯留トナーの供給量を安定させることができる。
また、本実施形態に係るクリーニング装置100によれば、制御部10は、プリント動作中においても、変更部による上端位置の変更を制御する。
したがって、本実施形態に係るクリーニング装置100によれば、プリント動作中においても、貯留トナーの流動性に応じて板状部材103の突き出し量を調整することができるので、空間Bにおけるトナーの蓄積防止と、空間Aにおける貯留トナーの枯渇によるカット面摩耗の抑制と、を全ての使用状況下で両立することができる。
また、本実施形態に係るクリーニング装置100によれば、塗布ローラー102の摺動距離を検知する検知部(制御部10)を備え、制御部10は、検知部による検知結果に基づいて、変更部による上端位置の変更を制御する。
したがって、本実施形態に係るクリーニング装置100によれば、塗布ローラー102の耐久の進行による貯留トナーの崩壊角の増大に対応することができるので、空間Bにおけるトナーの蓄積をより確実に回避することが可能となり、クリーニングブレードのエッジに凝集した異物に起因するクリーニング不良の発生をより確実に回避することができる。
また、本実施形態に係るクリーニング装置100によれば、検知部は、中間転写ベルトTの駆動モーターの駆動時間と中間転写ベルトTの線速情報とを積算して中間転写ベルトTの走行距離を算出し、当該算出した中間転写ベルトTの走行距離を塗布ローラー102の摺動距離として検知する。
したがって、本実施形態に係るクリーニング装置100によれば、塗布ローラー102の摺動距離を直接検知するよりも検知が容易な中間転写ベルトTの走行距離を用いることができるので、塗布ローラー102の耐久の進行を容易に検知することが可能となり、クリーニングブレードのエッジに凝集した異物に起因するクリーニング不良の発生を容易に回避することができる。
また、本実施形態に係るクリーニング装置100によれば、制御部10は、現像剤劣化防止用の画像帯の供給時において、上端位置が下限位置まで下がるように上端位置を変更させる。
したがって、本実施形態に係るクリーニング装置100によれば、本来クリーニングに必要ない画像帯を溜め込まないようにすることができるので、空間Bにおけるトナーの蓄積をより確実に回避することが可能となり、クリーニングブレードのエッジに凝集した異物に起因するクリーニング不良の発生をより確実に回避することができる。
以上、本発明に係る実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、上記実施形態では、板状部材103の上端位置を変更するアクチュエーター104を備えるようにしているが、アクチュエーター104は必須の構成ではなく、アクチュエーター104を備えない構成としてもよい。また、板状部材103の上端位置を変更する構成としては、アクチュエーター104に限定されず、その他の構成であってもよい。
その他、画像形成装置を構成する各装置の細部構成及び各装置の細部動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
1 画像形成装置
2 自動原稿搬送部
3 スキャナー部
4 画像形成部
41 感光体
42 帯電装置
43 露光装置
44 現像装置
45 一次転写ローラー
46 二次転写ローラー(転写部)
100 クリーニング装置
101 クリーニングブレード
102 塗布ローラー
103 板状部材
104 アクチュエーター(変更部)
105 廃トナースクリュー
T 中間転写ベルト(像担持体)
F 定着装置
5 給紙部
6 記憶部
7 操作表示部
8 温湿度センサー
10 制御部(検知部)

Claims (8)

  1. 像担持体に当接し、前記像担持体を清掃するクリーニングブレードと、
    前記クリーニングブレードよりも前記像担持体の搬送方向の上流側において前記像担持体に当接し、前記像担持体にトナーを塗布する塗布ローラーと、
    前記塗布ローラーに当接し、前記塗布ローラーに前記トナーを塗布する板状部材と、
    を備え、
    前記板状部材は、非エッジ部が前記塗布ローラーに当接し、前記塗布ローラーとの当接部の上方に前記トナーを貯留する空間が形成されるように配置され、
    前記板状部材の上端は、前記クリーニングブレードの下端及び前記塗布ローラーの上端よりも低く、
    前記板状部材の上端を通り前記塗布ローラーの上方側に接する接線と、前記板状部材の上端を通る水平線と、が成す角度が、前記空間に貯留されたトナーの崩壊角よりも大きいことを特徴とするクリーニング装置。
  2. 前記板状部材の上端位置を変更する変更部と、
    絶対湿度、カバレッジ情報及び紙種情報の少なくともいずれ1つに基づいて、前記変更部による前記上端位置の変更を制御する制御部と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のクリーニング装置。
  3. 前記変更部は、前記板状部材の前記塗布ローラーとの当接部から上端までの長さを変更し、
    前記板状部材は、撓みの起点から前記塗布ローラーとの当接部までの長さが一定であることを特徴とする請求項2に記載のクリーニング装置。
  4. 前記制御部は、プリント動作中においても、前記変更部による前記上端位置の変更を制御することを特徴とする請求項2又は3に記載のクリーニング装置。
  5. 前記塗布ローラーの摺動距離を検知する検知部を備え、
    前記制御部は、前記検知部による検知結果に基づいて、前記変更部による前記上端位置の変更を制御することを特徴とする請求項2~4のいずれか一項に記載のクリーニング装置。
  6. 前記検知部は、前記像担持体の駆動モーターの駆動時間と前記像担持体の線速情報とを積算して前記像担持体の走行距離を算出し、当該算出した前記像担持体の走行距離を前記塗布ローラーの摺動距離として検知することを特徴とする請求項5に記載のクリーニング装置。
  7. 前記制御部は、現像剤劣化防止用の画像帯の供給時において、前記上端位置が下限位置まで下がるように前記上端位置を変更させることを特徴とする請求項2~6のいずれか一項に記載のクリーニング装置。
  8. 用紙に画像を形成する画像形成部を備え、
    前記画像形成部は、
    表面にトナー像が形成される像担持体と、
    前記像担持体の表面に形成されたトナー像を前記用紙に転写する転写部と、
    前記転写部による転写後に前記像担持体の表面に残留した残留物を除去する請求項1~7のいずれか一項に記載のクリーニング装置と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
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