JP2014002205A - クリーニング装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】転写ベルト上に残留するトナーを除去する場合、クリーニング不良の発生を防止することが可能なクリーニング装置および画像形成装置を提供する。
【解決手段】中間転写ベルト194と、中間転写ベルト194上に残留するトナーを静電力によって除去するブラシローラー200,202と、中間転写ベルト194の移動方向においてブラシローラー200,202の上流側に配置され、中間転写ベルト194上に残留するトナーを静電力によって除去するハードローラー204と、中間転写ベルト194とハードローラー204とを接触させ、または、離間させる駆動部190と、中間転写ベルト194上に残留するトナー量に応じて、中間転写ベルト194とハードローラー204とを接触させ、または、離間させるように駆動部190を制御する制御部101とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、クリーニング装置および画像形成装置に関する。
例えば、中間転写ベルト方式の画像形成装置では、感光体ドラムに形成されたトナー像は中間転写ベルトに転写され、この中間転写ベルトに転写されたトナー像が記録用紙に転写される。この過程で、トナーは完全に記録用紙に転写されずに中間転写ベルトの表面に残留する。残留するトナーは新たな画像形成の妨げとなり、良好な転写画像を得られない原因となる。そのため、画像形成装置にはトナーを除去するためのクリーニング装置が備えられている。
クリーニング装置には、中間転写ベルトの表面上のトナーを除去するクリーニングローラーが備えられている。特にプロダクションプリント等の軽印刷に用いられる画像形成装置では、多量のトナーが高い頻度で中間転写ベルトに転写される。そのため、プロダクションプリント用の画像形成装置では、クリーニングローラーに対して、多量のトナーを瞬時に除去する機能が求められている。この除去機能を確保するため、クリーニングローラーとしてブラシローラーが使用されている。
クリーニング装置に関する技術として、表面に高電気抵抗層を有する金属からなるクリーニングローラーを用いて、転写ベルトからトナーを除去する技術が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。また、中間転写ベルトの移動方向において、2つのブラシローラーより上流側に、プレクリーニング部材としてのブラシローラーを設ける技術が提案されている(例えば、特許文献2を参照)。
特開2000−338793号公報 特開2011−133664号公報
しかしながら、記録用紙の搬送不良(ジャム)の発生時等、中間転写ベルト上に残留する多量のトナーをブラシローラーで除去する場合、当該トナーを良好に回収することができず、ブラシローラーにトナーが残留してしまう。ブラシローラーにトナーが残留してしまうと、この残留トナーが、中間転写ベルトに再付着して、クリーニング不良が発生するという問題があった。
上記特許文献1に記載の技術では、金属からなるクリーニングローラーを常に転写ベルトに当接させているため、転写ベルトに大きな損傷を与えてしまうという問題があった。
また、上記特許文献2に記載の技術では、プレクリーニング部材として、放電点が多いブラシローラーを使用しているため、多量のトナーを除去する際、ブラシローラーとトナーとの間で放電が起きて、中間転写ベルト上のトナーにフィルミング現象(トナーの添加剤等が薄膜上に付着する現象)が発生するという問題があった。フィルミング現象により、中間転写ベルトの平滑性の低下や抵抗上昇が起こり、その後の転写不良を招く。
本発明は、転写ベルト上に残留するトナーを除去する場合、クリーニング不良の発生を防止することが可能なクリーニング装置および画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明に係るクリーニング装置は、
転写ベルトと、
前記転写ベルト上に残留するトナーを除去するクリーニングローラーと、
前記転写ベルトの移動方向において前記クリーニングローラーの上流側に配置され、前記転写ベルト上に残留するトナーを除去する回転体と、
前記転写ベルトと前記回転体とを接触させ、または、離間させる駆動部と、
前記転写ベルト上に残留するトナー量に応じて、前記転写ベルトと前記回転体とを接触させ、または、離間させるように前記駆動部を制御する制御部と、
を備える。
また、本発明に係る画像形成装置は、上記クリーニング装置を備える。
本発明によれば、転写ベルト上に残留するトナーを除去する場合、クリーニング不良の発生を防止することが可能なクリーニング装置および画像形成装置を提供することができる。
本発明に係る実施の形態において画像形成装置の制御ブロックを示す図である。 本発明に係る実施の形態においてクリーニング装置の構成を示す図である。 本発明に係る実施の形態においてクリーニング装置の構成を示す図である。 本発明に係る実施の形態において画像形成装置の動作例を示すフローチャートである。 ハードローラーの材質を変えた場合において印加電圧とトナー回収率との関係を示す図である。 本発明に係る実施の形態においてクリーニング装置の構成を示す図である。 本発明に係る実施の形態においてクリーニング装置の構成を示す図である。 本発明に係る実施の形態において回転体の構成を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
[画像形成装置100の構成]
図1に示す画像形成装置100は、電子写真プロセスにより記録用紙に画像を形成する。画像形成装置100は、制御部101、原稿読み取り部110、操作表示部120、画像処理部130、画像書込部140、画像形成部150、搬送部160、定着部170およびクリーニング装置180を備えている。
制御部101は、CPU(Central Processing Unit)102、ROM(Read Only Memory)103、RAM(Random Access Memory)104等を備えている。CPU102は、ROM103から処理内容に応じたプログラムを読み出してRAM104に展開し、展開したプログラムと協働して画像形成装置100の各ブロックの動作を集中制御する。このとき、記憶部172に格納されている各種データが参照される。記憶部172は、例えば不揮発性の半導体メモリ(いわゆるフラッシュメモリ)やハードディスクドライブで構成される。
制御部101は、通信部171を介して、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等の通信ネットワークに接続された外部の装置(例えばパーソナルコンピューター)との間で、各種データの送受信を行う。制御部101は、例えば、外部の装置から送信された画像データを受信し、この画像データ(入力画像データ)に基づいて記録用紙に画像を形成させる。通信部171は、例えばLANカード等の通信制御カードで構成される。
原稿読み取り部110は、コンタクトガラス上に搬送された原稿を光学的に走査し、原稿からの反射光をCCD(Charge Coupled Device)センサーの受光面上に結像させ、原稿を読み取る。なお、コンタクトガラス上への原稿の搬送は、自動原稿給紙装置(ADF)により行われるが、手作業で原稿をコンタクトガラス上に載置する場合もある。
操作表示部120は、タッチパネル式の画面を有する。ユーザーが行う各種の指示および設定のための入力操作は、タッチパネル式の画面を介して行うことができる。これら指示・設定の情報は、ジョブ情報として制御部101により扱われる。
画像処理部130は、アナログディジタル(A/D)変換処理を行う回路およびディジタル画像処理を行う回路を含む。画像処理部130は、原稿読み取り部110のCCDセンサーにより取得されたアナログ画像信号から、A/D変換処理によりディジタル画像データを生成して画像書込部140に出力する。
画像書込部140は、画像処理部130により生成されたディジタル画像データに基づいてレーザー光を発光し、当該発光したレーザー光を、画像形成部150の感光体ドラムに照射することにより、感光体ドラム上に静電潜像を形成する(露光工程)。
画像形成部150は、上記の露光工程に加え、露光工程前に行われる帯電工程、露光工程後に行われる現像工程、現像工程後の転写工程および転写工程後のクリーニング工程をそれぞれ実行するための構成を備えている。帯電工程では、画像形成部150は、帯電装置からのコロナ放電により、感光体ドラム表面を一様に帯電させる。現像工程では、画像形成部150は、現像装置内の現像剤に含まれるトナーを感光体ドラム上の静電潜像に付着させることにより、感光体ドラム上にトナー像を形成する。
転写工程では、画像形成部150は、感光体ドラム上のトナー像を、転写ベルトとして機能する中間転写ベルトに一次転写させる。また、画像形成部150は、中間転写ベルト上のトナー像を、搬送部160により搬送された記録用紙に転写する。
クリーニング工程では、画像形成部150は、ブラシ等を感光体ドラムに接触させることにより、転写工程後の感光体ドラムに残留しているトナーを除去する。また、クリーニング装置180は、転写工程後の中間転写ベルトに残留しているトナーを除去する。
定着部170は、加熱ローラー、定着ローラー、定着ベルトおよび加圧ローラーを備える。加熱ローラーおよび定着ローラーは、所定の距離だけ離間して配置されている。加熱ローラーおよび定着ローラーの間には、定着ベルトが掛け渡されている。加圧ローラーは、定着ベルトと定着ローラーとが接触している領域において定着ベルトと圧接した状態で配置されている。定着ベルトと加圧ローラーとの圧接部には定着ニップ部が形成されている。定着部170は、定着ニップ部に導入された記録用紙上のトナー像に熱および圧力を加えること(加熱定着)により、トナー像を記録用紙に定着させる(定着工程)。この結果、記録用紙上には定着トナー像が形成される。定着部170により加熱定着された記録用紙は、画像形成装置100の外部に排出される。
[クリーニング装置180の構成]
次に、クリーニング装置180の構成について説明する。図2に示すように、クリーニング装置180は、駆動部190、スライドカム192、クリーニングローラーとして機能するブラシローラー200,202、回転体として機能するハードローラー204、回収ローラー206,208、スクレーパー210,212,214、バイアス電源216,218,220,222,224およびクリーニング対向ローラー226,228,230を備える。
駆動部190は、制御部101から駆動命令を受けた場合、ハードローラー204に接するように設けられたスライドカム192を回転させる。駆動部190は、例えばモーター等により構成される。スライドカム192が回転することによってハードローラー204は図中左右方向に移動する。
ハードローラー204は、図2(b)に示すように中間転写ベルト194に当接する当接位置と、図2(a)に示すように中間転写ベルト194から離間する離間位置とを含む範囲を、図中左右方向にスライド可能に設けられている。ハードローラー204のデフォルト位置は離間位置である。
制御部101は、中間転写ベルト194上に残留するトナー量に応じて、中間転写ベルト194とハードローラー204とを接触させ、または、離間させるように駆動部190を制御する。具体的には、制御部101は、通常プリントの場合(中間転写ベルト上に多量のトナーが残留しない場合)、ハードローラー204を離間位置に移動させる。一方、制御部101は、プリントの途中でジャムが発生した場合(中間転写ベルト194上に多量のトナーが残留する場合)、ハードローラー204を当接位置に移動させる。
ブラシローラー200には、バイアス電源216が接続されている。回収ローラー206には、バイアス電源218が接続されている。ブラシローラー202には、バイアス電源220が接続されている。回収ローラー208には、バイアス電源222が接続されている。ハードローラー204には、バイアス電源224が接続されている。
ブラシローラー200,202は、芯金と、芯金の外周を覆うブラシとを有している。例えば、ブラシローラー200,202は、導電性のブラシ繊維を導電性の基布に織り込んだブラシを芯金に巻き付けて、芯金とブラシ繊維とを導通可能となるように接着したものである。ブラシローラー200,202は、制御部101からの制御信号によって回転駆動される。
回収ローラー206,208は,金属製の筒状ローラーである。回収ローラー206,208は,その外面の一部がブラシローラー200,202のブラシ繊維に接触するように配置されている。回収ローラー206,208は、制御部101からの制御信号によって回転駆動される。
スクレーパー210,212,214は、金属製の板材、または、エラストマー製の弾性ブレードである。スクレーパー210,212,214は、先端部がそれぞれ回収ローラー206,208、ハードローラー204に押し付けられており、これらに付着したトナーを機械的に掻き取る。
クリーニング対向ローラー226,228,230は、金属製の芯金に導電性を有する発泡ウレタン層(弾性層)を形成した、弾性スポンジローラーである。
クリーニング対向ローラー226は、中間転写ベルト194を挟んでブラシローラー200に対向して配設されている。本実施の形態では、クリーニング対向ローラー226は、押圧バネ(図示せず)によって中間転写ベルト194の方向に所定の圧力(例えば、6[N/m])で押圧されている。クリーニング対向ローラー226がブラシローラー200との間に中間転写ベルト194を挟み込むことにより、中間転写ベルト194の表面とブラシローラー200とが当接するクリーニングニップが形成される。クリーニング対向ローラー226は接地されている。
クリーニング対向ローラー228は、中間転写ベルト194を挟んでブラシローラー202に対向して配設されている。本実施の形態では、クリーニング対向ローラー228は、押圧バネ(図示せず)によって中間転写ベルト194の方向に所定の圧力(例えば、6[N/m])で押圧されている。クリーニング対向ローラー228がブラシローラー202との間に中間転写ベルト194を挟み込むことにより、中間転写ベルト194の表面とブラシローラー202とが当接するクリーニングニップが形成される。クリーニング対向ローラー228は接地されている。
クリーニング対向ローラー230は、中間転写ベルト194を挟んでハードローラー204に対向して配設されている。本実施の形態では、クリーニング対向ローラー230は、押圧バネ(図示せず)によって中間転写ベルト194の方向に所定の圧力(例えば、6[N/m])で押圧されている。ハードローラー204が当接位置に位置する場合、クリーニング対向ローラー230がハードローラー204との間に中間転写ベルト194を挟み込むことにより、中間転写ベルト194の表面とハードローラー204とが当接するクリーニングニップが形成される。クリーニング対向ローラー230は接地されている。
また、クリーニング対向ローラー226,228,230は、自由回転可能に取り付けられており、中間転写ベルト194の回転に従動する。具体的には、クリーニング対向ローラー226,228,230は、制御部101からの制御信号によって、中間転写ベルト194の回転速度と同じ速度で回転駆動される。
ハードローラー204は、導電性を有し、スクレーパー214が当接しても摩耗しない程度の硬度を有する。ハードローラー204は、硬度が100〜120(ロックウェル硬度Mスケール)程度であるフェノール樹脂(抵抗層)を有する。ハードローラー204は、押出成形した樹脂パイプに金属の芯金を圧入して形成される。ハードローラー204は、表面に体積抵抗率が7〜9[logΩ・cm]である高抵抗層を有する。
なお、ハードローラー204の材質については、上述した導電性および硬度を有するものであれば特に限定しない。また、ハードローラー204のフェノール樹脂層の作成方法については、上述した導電性および硬度を有するものであれば、例えば塗布法、接着法等でも良い。
ハードローラー204は、中間転写ベルト194の移動方向においてブラシローラー200,202の何れよりも上流側(最上流側)に配置されている。ハードローラー204は、中間転写ベルト194に対してウイズ方向(互いに対向する面が同方向に移動する回転方向)に回転する。ハードローラー204に過剰な負荷が掛かることを防止するためである。ハードローラー204は、制御部101からの制御信号によって回転駆動される。
ハードローラー204の周速は、中間転写ベルト194の周速に応じて決定される。具体的には、中間転写ベルト194の周速Vaに対する、ハードローラー204の周速Vbの比率Vb/Vaは、1.0以上となるように設定されている。ハードローラー204の周速が中間転写ベルト194の周速に対して遅すぎると、掻き取り力を十分に確保できないからである。
中間転写ベルト194は、導電性および弾性を有するベルトであり、表面に体積抵抗率が8〜11[logΩ・cm]である高抵抗層を有する。中間転写ベルト194上に残留するトナーの多くは、1次転写電圧の影響により、帯電極性がプラスである。中間転写ベルト194は、制御部101からの制御信号によって回転駆動される。なお、中間転写ベルト194については、導電性を有するものであれば、材質、厚さおよび硬度を限定しない。
制御部101は、バイアス電源216,218,220,222,224によるバイアス電圧の印加を制御する。なお,バイアス電源216,218,220,222,224の電源形態は、定電流制御でも定電圧制御でも良い。ただし、確実に電位差を確保するためには、定電圧制御とすることが好ましい。
バイアス電源216は、制御部101からの制御信号によって、中間転写ベルト194上に残留するトナーの帯電極性(例えば、マイナス)と逆極性(例えば、プラス)の電圧をブラシローラー200に印加する。これにより、中間転写ベルト194とブラシローラー200との間には、中間転写ベルト194からブラシローラー200に向かう方向の静電力が発生する。
バイアス電源218は、制御部101からの制御信号によって、中間転写ベルト194上に残留するトナーの帯電極性(例えば、マイナス)と逆極性(例えば、プラス)の電圧を回収ローラー206に印加する。回収ローラー206に印加される電圧は、ブラシローラー200に印加される電圧より大きい。これにより、ブラシローラー200と回収ローラー206との間には、ブラシローラー200から回収ローラー206に向かう方向の静電力が発生する。つまり、ブラシローラー200に付着したトナーは、回収ローラー206によって回収される。回収ローラー206によって回収されトナーは、スクレーパー210によって回収ローラー206から掻き落とされる。
バイアス電源220は、制御部101からの制御信号によって、中間転写ベルト194上に残留するトナーの帯電極性(例えば、プラス)と逆極性(例えば、マイナス)の電圧をブラシローラー202に印加する。これにより、中間転写ベルト194とブラシローラー202との間には、中間転写ベルト194からブラシローラー202に向かう方向の静電力が発生する。
バイアス電源222は、制御部101からの制御信号によって、中間転写ベルト194上に残留するトナーの帯電極性(例えば、プラス)と逆極性(例えば、マイナス)の電圧を回収ローラー208に印加する。回収ローラー208に印加される電圧は、ブラシローラー202に印加される電圧より大きい。これにより、ブラシローラー202と回収ローラー208との間には、ブラシローラー202から回収ローラー208に向かう方向の静電力が発生する。つまり、ブラシローラー202に付着したトナーは、回収ローラー208によって回収される。回収ローラー208によって回収されトナーは、スクレーパー212によって回収ローラー208から掻き落とされる。
バイアス電源224は、制御部101からの制御信号によって、中間転写ベルト194上に残留するトナーの帯電極性(例えば、プラス)と逆極性(例えば、マイナス)の電圧をハードローラー204に印加する。これにより、中間転写ベルト194とハードローラー204との間には、中間転写ベルト194からハードローラー204に向かう方向の静電力が発生する。ハードローラー204に付着したトナーは、スクレーパー214によってハードローラー204から掻き落とされる。
図2では、ハードローラー204を図中左右方向に移動させることによって中間転写ベルト194とハードローラー204とを接触させ、または、離間させる例について説明した。図3に示すように、クリーニング対向ローラー230を図中左右方向に移動させることによって中間転写ベルト194とハードローラー204とを接触させ、または、離間させるようにしても良い。駆動部190は、制御部101から駆動命令を受けた場合、クリーニング対向ローラー230に接するように設けられたスライドカム192を回転させる。スライドカム192が回転することによってクリーニング対向ローラー230は図中左右方向に移動する。クリーニング対向ローラー230を、ハードローラー204に近づく方向に移動させることによって中間転写ベルト194とハードローラー204とを接触させる一方、ハードローラー204から離れる方向に移動させることによって中間転写ベルト194とハードローラー204とを離間させる。
[画像形成装置100の動作]
次に、図4のフローチャートを参照し、画像形成装置100の動作について説明する。ステップS100の処理は、画像形成装置100が電源オンにされて起動することにより開始する。
まず、制御部101は、プリント処理中にジャムが発生したか否かについて判定する(ステップS100)。ジャムが発生したか否かの判定は、種々の方法により行うことができる。例えば、記録用紙の搬送にかかっている時間が所定時間以内であるか否かを検出することにより行われる。
もし、ジャムが発生していないと制御部101にて判定された場合(ステップS100、NO)、処理はステップS100に遷移する。一方、ジャムが発生したと判定された場合(ステップS100、YES)、制御部101は、駆動部190を制御して、ハードローラー204を当接位置に移動させる(ステップS120)。
次に、制御部101は、ジャムが復旧したか否かについて判定する(ステップS140)。ジャムが復旧したか否かの判定は、例えば、プリント処理が再開され、記録用紙の搬送にかかっている時間が所定時間以内であるか否かを検出することにより行われる。
もし、ジャムが復旧していないと制御部101にて判定された場合(ステップS140、NO)、処理はステップS140に遷移する。一方、ジャムが復旧したと判定された場合(ステップS140、YES)、制御部101は、駆動部190を制御して、ハードローラー204を離間位置に移動させる(ステップS160)。その後、処理はステップS100に遷移する。
[本実施の形態の効果]
以上詳しく説明したように、本実施の形態では、中間転写ベルト194と、中間転写ベルト194上に残留するトナーを静電力によって除去するブラシローラー200,202と、中間転写ベルト194の移動方向においてブラシローラー200,202の上流側に配置され、中間転写ベルト194上に残留するトナーを静電力によって除去するハードローラー204と、中間転写ベルト194とハードローラー204とを接触させ、または、離間させる駆動部190と、中間転写ベルト194上に残留するトナー量に応じて、中間転写ベルト194とハードローラー204とを接触させ、または、離間させるように駆動部190を制御する制御部101とを備える。
このように構成した本実施の形態によれば、プリントの途中でジャムが発生した場合(中間転写ベルト194上に多量のトナーが残留する場合)、中間転写ベルト194上のほとんど(例えば、80[%]程度)のトナーが、ハードローラー204によって回収される。そのため、ブラシローラー200,202により回収すべきトナー量を適正にすることができる。よって、ブラシローラー200,202におけるクリーニング不良の発生を防止することができる。
また、中間転写ベルト194上に多量のトナーが残留する場合にのみ、ハードローラー204は、中間転写ベルト194に当接する。したがって、ハードローラー204を常に中間転写ベルト194に当接させることがないので、中間転写ベルト194への損傷を防止することができる。
また、ハードローラー204は放電点を有さないため、ハードローラー204が中間転写ベルト194上のトナーを回収する際、フィルミング現象の発生を防止することができる。
また、本実施の形態では、ハードローラー204は、フェノール樹脂(抵抗層)を有する。そのため、ハードローラー204の表面において、電流が流れにくいことにより電荷が溜まりやすく、中間転写ベルト194上で帯電したトナーをより多く回収することができる。
図5は、ハードローラー204の材質を変えた場合におけるハードローラー204への印加電圧とトナー回収率との関係を示す図である。曲線L1は、ハードローラー204の材質にフェノール樹脂を使用した場合におけるマゼンタ色のトナーを回収する場合の例を示す。曲線L2は、ハードローラー204の材質にフェノール樹脂を使用した場合におけるブラック色のトナーを回収する場合の例を示す。曲線L3は、ハードローラー204の材質に金属を使用した場合におけるブラック色のトナーを回収する場合の例を示す。曲線L4は、ハードローラー204の材質に金属を使用した場合におけるマゼンタ色のトナーを回収する場合の例を示す。図4に示すように、ハードローラー204の材質にフェノール樹脂を使用した方が、ハードローラー204によるトナーの回収率が高いことがわかる。
なお、上記実施の形態では、ブラシローラー200,202、回収ローラー206,208の両方にバイアス電圧を印加する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、回収ローラー206,208にのみバイアス電圧を印加するようにしても良い。
また、上記実施の形態において、ブラシローラー200,202に代えてスポンジローラーを設けても良い。スポンジローラーは放電点を有さないため、スポンジローラーが中間転写ベルト194上のトナーを回収する際、フィルミング現象の発生を防止することができる。
また、上記実施の形態では、プリントの途中でジャムが発生した場合、中間転写ベルト194上のトナーを、ハードローラー204によって回収する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、画像安定化動作を行う場合、中間転写ベルト194上に残留する多量のトナーをブラシローラー200,202で除去する必要があるため、中間転写ベルト194上のトナーを、ハードローラー204によって回収するようにしても良い。
また、上記実施の形態では、中間転写ベルト194が転写ベルトとして機能する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、図6に示すように、転写ベルトとして、中間転写ベルト194上のトナーを記録用紙に転写するための2次転写ベルト240を用いることもできる。中間転写ベルト194上において記録用紙間に対応する箇所に付着し、転写動作によっても記録用紙に転写されることなく2次転写ベルト240に付着したトナーを、本発明を適用すれば適切に除去することが可能である。なお、図6において、上記実施の形態における各部構成と同様のものについては同一の符号を付し、その説明を省略する。
クリーニング対向ローラー242は、2次転写ベルト240を挟んでハードローラー204に対向して配設されている。図6(b)に示すように、ハードローラー204が当接位置に位置する場合、クリーニング対向ローラー242がハードローラー204との間に2次転写ベルト240を挟み込むことにより、2次転写ベルト240の表面とハードローラー204とが当接するクリーニングニップが形成される。クリーニング対向ローラー242は接地されている。
クリーニング対向ローラー244は、2次転写ベルト240を挟んでブラシローラー200,202に対向して配設されている。クリーニング対向ローラー244がブラシローラー200,202との間に2次転写ベルト240を挟み込むことにより、2次転写ベルト240の表面とブラシローラー200,202とが当接するクリーニングニップが形成される。クリーニング対向ローラー244は接地されている。
2次転写ベルト240上に残留するトナーの多くは、2次転写電圧の影響により、帯電極性がマイナスである。バイアス電源216,218は、制御部101からの制御信号によって、2次転写ベルト240上に残留するトナーの帯電極性(例えば、プラス)と逆極性(例えば、マイナス)の電圧をブラシローラー200、回収ローラー206に印加する。
バイアス電源220,222は、制御部101からの制御信号によって、2次転写ベルト240上に残留するトナーの帯電極性(例えば、マイナス)と逆極性(例えば、プラス)の電圧をブラシローラー202、回収ローラー208に印加する。バイアス電源224は、制御部101からの制御信号によって、2次転写ベルト240上に残留するトナーの帯電極性(例えば、マイナス)と逆極性(例えば、プラス)の電圧をハードローラー204に印加する。
図6では、ハードローラー204を図中左右方向に移動させることによって2次転写ベルト240とハードローラー204とを接触させ、または、離間させる例について説明した。図7に示すように、クリーニング対向ローラー242を図中左右方向に移動させることによって2次転写ベルト240とハードローラー204とを接触させ、または、離間させるようにしても良い。駆動部190は、制御部101から駆動命令を受けた場合、クリーニング対向ローラー242に接するように設けられたスライドカム192を回転させる。スライドカム192が回転することによってクリーニング対向ローラー242は図中左右方向に移動する。クリーニング対向ローラー242を、ハードローラー204に近づく方向に移動させることによって2次転写ベルト240とハードローラー204とを接触させる一方、ハードローラー204から離れる方向に移動させることによって2次転写ベルト240とハードローラー204とを離間させる。
また、上記実施の形態では、ハードローラー204が回転体として機能する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、図8に示すように、回転体は、ベルト310がローラー320,330に沿って無端状に巻き掛けられた構成であっても良い。この場合、当該回転体が中間転写ベルト194に当接するとき、ベルト310は中間転写ベルト194の回転に従動して回転する。中間転写ベルト194からベルト310に付着したトナーは、図示しないスクレーパーによってベルト310から掻き落とされる。
その他、上記実施の形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
100 画像形成装置
101 制御部
102 CPU
103 ROM
104 RAM
110 原稿読み取り部
120 操作表示部
130 画像処理部
140 画像書込部
150 画像形成部
160 搬送部
170 定着部
171 通信部
172 記憶部
180 クリーニング装置
190 駆動部
192 スライドカム
194 中間転写ベルト
200,202 ブラシローラー
204 ハードローラー
206,208 回収ローラー
210,212,214 スクレーパー
216,218,220,222,224 バイアス電源
226,228,230,242,244 クリーニング対向ローラー
240 2次転写ベルト

Claims (9)

  1. 転写ベルトと、
    前記転写ベルト上に残留するトナーを除去するクリーニングローラーと、
    前記転写ベルトの移動方向において前記クリーニングローラーの上流側に配置され、前記転写ベルト上に残留するトナーを除去する回転体と、
    前記転写ベルトと前記回転体とを接触させ、または、離間させる駆動部と、
    前記転写ベルト上に残留するトナー量に応じて、前記転写ベルトと前記回転体とを接触させ、または、離間させるように前記駆動部を制御する制御部と、
    を備えるクリーニング装置。
  2. 前記回転体は、所定値以上の硬度を有するローラーである請求項1に記載のクリーニング装置。
  3. 前記回転体は、当該回転体の表面に抵抗層を有する請求項1または2に記載のクリーニング装置。
  4. 前記制御部は、ジャム発生時、前記転写ベルトと前記回転体とを接触させるように前記駆動部を制御する請求項1〜3の何れか1項に記載のクリーニング装置。
  5. 前記転写ベルトを挟んで前記回転体に対向して配設されている対向ローラーを備え、
    前記駆動部は、前記対向ローラーを、前記回転体に近づく方向に移動させることによって前記転写ベルトと前記回転体とを接触させる一方、前記回転体から離れる方向に移動させることによって前記転写ベルトと前記回転体とを離間させる請求項1〜4の何れか1項に記載のクリーニング装置。
  6. 前記回転体には、前記転写ベルト上に残留するトナーを除去するためのバイアス電圧が印加される請求項1〜5の何れか1項に記載のクリーニング装置。
  7. 前記クリーニングローラーは、ブラシローラーである請求項1〜6の何れか1項に記載のクリーニング装置。
  8. 前記クリーニングローラーは、スポンジローラーである請求項1〜7の何れか1項に記載のクリーニング装置。
  9. 請求項1〜8の何れか1項に記載のクリーニング装置を備える画像形成装置。
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