JP7225959B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に関する。
トナーと磁性を有するキャリアとを含む二成分現像剤を用いて、感光体ドラムに形成された静電潜像を現像する現像装置を有する画像形成装置が広く用いられている。
具体的には、電界と磁界の作用によって、現像装置内のトナーがキャリアに付着して、感光体ドラムとの間の現像領域に輸送され、静電的に感光体ドラムの表面に移行する。一方で、キャリアは現像装置内に回収されて再びトナーと付着するが、一部のキャリアは感光体ドラムの表面に転移してしまう。特に、キャリアは経時により表面のコーティングが摩耗して抵抗値が下がるため、現像バイアスによる電荷注入によって感光体ドラムに付着しやすくなる。
キャリアが感光体ドラムに付着すると、感光体ドラムと中間転写ベルトとの間の転写部において印加される転写電圧により、リークが発生する場合がある。転写部でのリークは感光体ドラム表面にリーク跡を残し、これに起因して黒点の画像不良が発生する。また、転写部を通過したキャリアは、感光体ドラム表面をクリーニングするクリーニングブレードとの間に挟まり、感光体ドラムの表面やクリーニングブレードのエッジを傷つける。
このような問題に対し、感光体ドラムに付着したキャリアを回収するための回収機構を備えた画像形成装置が知られている。例えば、特許文献1に記載の画像形成装置は、感光体ドラムの表面に内部に磁石を有する回収ローラーを当接させ、回収ローラーに電圧を印加することで、電界と磁界の作用により、感光体ドラムに付着したキャリアを回収ローラーに転移させる。また、特許文献2には、現像装置の下流に回収ローラー及び回収キャリア検出手段を設け、感光体ドラムの表面にキャリアの付着を検出したときに、現像剤の交換を促すか、あるいは現像バイアスを変更することでキャリアの付着を抑制する方法が開示されている。
特開平11-237788号公報 特開平10-326047号公報
回収ローラーは、キャリアを回収するための電界によって、感光体ドラム上の弱帯電/逆帯電トナーも回収してしまう。回収ローラーの表面にトナーが堆積して感光体ドラムと回収ローラーとの間の空隙が埋まると、トナーが感光体ドラムに再付着し、画像汚れの原因となる。したがって、回収ローラーの表面上のトナーを好適に除去し、画像汚れを未然に防ぐ必要がある。
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであって、感光体ドラム上のキャリアを回収するための回収機構を備えた画像形成装置において、当該回収機構に付着したトナーを好適に除去することを課題とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の画像形成装置は、
シートに転写するトナー像を担持する像担持体と、
トナーとキャリアとを含む二成分現像剤により前記像担持体にトナー像を現像する現像部と、
前記像担持体が担持するトナー像を転写する転写部と、
前記像担持体の回転方向において前記現像部の下流側かつ前記転写部の上流側に配置され、前記像担持体の表面のキャリアを磁力と静電気力によって回収する回収機構と、
前記回収機構に付着したトナーの除去を制御する制御部と、を備え、
前記回収機構は、磁石を内包し、前記像担持体に対向して当該像担持体の軸と平行な軸を中心に回転可能な回収ローラーと、前記回収ローラーに電圧を印加する電圧印加部と、を有し、
前記制御部は、前記像担持体及び前記回収ローラーのうち、少なくともいずれか一方の周速度を画像形成時よりも小さくし、前記電圧印加部が印加する交流電圧の最大電圧と最小電圧との差分が、画像形成時よりも大きくなるように制御し、前記電圧印加部が印加する直流電圧の値と前記像担持体の表面電位との間の電位差が、画像形成時よりも小さくなるように制御することで、前記回収ローラーの表面のトナーを除去するトナー除去モードを実行する
ことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、
前記回収ローラーは、前記像担持体に対向し、前記像担持体の軸と平行に延設された磁石と、前記磁石の外周面に配置され、前記磁石から独立して回転可能な非磁性回転体と、を有する
ことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の画像形成装置において、
前記制御部は、前記トナー除去モードにおいて、前記像担持体の周速度が、画像形成時よりも小さくなるように制御する
ことを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1からのいずれか一項に記載の画像形成装置において、
前記制御部は、前記トナー除去モードにおいて、前記像担持体及び前記回収ローラーのうち、少なくともいずれか一方の周速度が、画像形成時における周速度の半分以下の速度になるように制御する
ことを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1からのいずれか一項に記載の画像形成装置において、
前記制御部は、前記トナー除去モードにおいて、前記像担持体及び前記回収ローラーのうち、少なくともいずれか一方の回転を停止させる
ことを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1からのいずれか一項に記載の画像形成装置において、
前記制御部は、前記回収ローラーの表面のトナーの付着量を、前記現像部の内部のトナーの帯電量に基づいて検出し、前記付着量が所定の量を超えた場合に、前記トナー除去モードを実行する
ことを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1からのいずれか一項に記載の画像形成装置において、
前記制御部は、前記回収ローラーの表面のトナーの付着量を、それまでに実行した画像形成情報に基づいて検出し、前記付着量が所定の量を超えた場合に、前記トナー除去モードを実行する
ことを特徴とする。
本発明によれば、感光体ドラム上のキャリアを回収するための回収機構を備えた画像形成装置において、当該回収機構に付着したトナーを好適に除去することができる。
本発明に係る画像形成装置の概略構成を示した図である。 画像形成装置の機能的構成を示したブロック図である。 回収機構の概略構成を示した図である。 トナーの帯電状態を説明する図である。 回収ローラーの印加電圧とトナー除去効率との関係を示す図である。 回収ローラーの印加電圧とトナー除去効率との関係を示す図である。 回収ローラーの印加電圧とトナー除去効率との関係を示す図である。 回収ローラー及び感光体ドラムの回転速度とトナー除去効率との関係を説明する図である。 トナー除去のメカニズムを説明する図である。 トナー除去モードにおける動作条件を示す図である。 トナーの帯電量とトナー付着量の関係を説明する図である。 トナー除去モードの実行に伴うトナー付着量の推移を示す図である。 画像形成装置の動作を示すフローチャートである。 トナー除去モードにおける画像形成装置の動作を示すフローチャートである。
[画像形成装置の構成]
以下、本発明の実施形態である画像形成装置の構成を、図面に基づいて詳細に説明する。ただし、発明の範囲は図示例に限定されない。
図1は、本実施形態に係る画像形成装置1の全体構成を概略的に示す図である。図2は、本実施形態に係る画像形成装置1の主要な機能的構成を示すブロック図である。図1、2に示す画像形成装置1は、電子写真プロセス技術を利用した中間転写方式のカラー画像形成装置である。すなわち、画像形成装置1は、感光体ドラム413上に形成されたY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の各色トナー画像を中間転写ベルト421に転写(一次転写)し、中間転写ベルト421上で4色のトナー画像を重ね合わせた後、シートSに転写(二次転写)することにより、画像を形成する。
画像形成装置1には、YMCKの4色に対応する感光体ドラム413を中間転写ベルト421の走行方向に直列配置し、中間転写ベルト421に各色トナー画像を順次転写させるタンデム方式が採用されている。
図2に示すように、画像形成装置1は、画像読取部10、操作表示部20、画像処理部30、画像形成部40、搬送部50、定着部60、記憶部70、通信部80及び制御部100を備えている。
制御部100は、CPU(Central Processing Unit)101、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory)103等を備える。CPU101は、ROM102から処理内容に応じたプログラムを読み出してRAM103に展開し、展開したプログラムと協働して図2に示す画像形成装置1の各ブロックの動作を集中制御する。例えば、制御部100は、回収ローラー110に付着したトナーの量が所定の量を超えたとき、後述するトナー除去モードを実行する。
画像読取部10は、ADF(Auto Document Feeder)と称される自動原稿給紙装置11および原稿画像走査装置12(スキャナー)等を備えて構成される。
自動原稿給紙装置11は、原稿トレイに載置された原稿Dを搬送機構により搬送して原稿画像走査装置12へ送り出す。自動原稿給紙装置11は、原稿トレイに載置された多数枚の原稿Dの画像(両面を含む)を連続して一挙に読み取ることができる。
原稿画像走査装置12は、自動原稿給紙装置11からコンタクトガラス上に搬送された原稿又はコンタクトガラス上に載置された原稿を光学的に走査し、原稿からの反射光をCCD(Charge Coupled Device)センサー12aの受光面上に結像させ、原稿画像を読み取る。画像読取部10は、原稿画像走査装置12による読取結果に基づいて入力画像データを生成する。この入力画像データには、画像処理部30において所定の画像処理が施される。
操作表示部20は、例えばタッチパネル付の液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)で構成され、表示部21及び操作部22として機能する。表示部21は、制御部100から入力される表示制御信号に従って、各種操作画面、画像の状態表示、各機能の動作状況等の表示を行う。操作部22は、テンキー、スタートキー等の各種操作キーを備え、ユーザーによる各種入力操作を受け付けて、操作信号を制御部100に出力する。
画像処理部30は、入力されたジョブの画像データ(入力画像データ)に対して、初期設定又はユーザー設定に応じたデジタル画像処理を行う回路等を備える。例えば、画像処理部30は、制御部100の制御下で、階調補正データ(階調補正テーブル)に基づいて階調補正を行う。また、画像処理部30は、入力画像データに対して、階調補正の他、色補正、シェーディング補正等の各種補正処理や、圧縮処理等を施す。これらの処理が施された画像データに基づいて、画像形成部40が制御される。
画像形成部40は、画像処理済みの入力画像データに基づいて、Y成分、M成分、C成分、K成分の各有色トナーによる画像を形成するための画像形成ユニット41Y、41M、41C、41K、中間転写ユニット42等を備える。
Y成分、M成分、C成分、K成分用の画像形成ユニット41Y、41M、41C、41Kは、同様の構成を有する。図示及び説明の便宜上、共通する構成要素は同一の符号で示し、それぞれを区別する場合には符号にY、M、C、又はKを添えて示すこととする。図1では、Y成分用の画像形成ユニット41Yの構成要素についてのみ符号が付され、その他の画像形成ユニット41M、41C、41Kの構成要素については符号が省略されている。
画像形成ユニット41は、露光装置411、現像装置412、感光体ドラム413、帯電装置414、ドラムクリーニング装置415、回収機構416等を備える。なお、現像装置412は現像部、感光体ドラム413は像担持体として機能する。
感光体ドラム413は、例えばドラム径が100mmのアルミニウム製の導電性円筒体(アルミ素管)の周面に、アンダーコート層(UCL:Under Coat Layer)、電荷発生層(CGL:Charge Generation Layer)、電荷輸送層(CTL:Charge Transport Layer)を順次積層した負帯電型の有機感光体(OPC:Organic Photo-conductor)である。電荷発生層は、電荷発生材料(例えばフタロシアニン顔料)を樹脂バインダー(例えばポリカーボネイト)に分散させた有機半導体からなり、露光装置411による露光により一対の正電荷と負電荷を発生する。電荷輸送層は、正孔輸送性材料(電子供与性含窒素化合物)を樹脂バインダー(例えばポリカーボネイト樹脂)に分散させたものからなり、電荷発生層で発生した正電荷を電荷輸送層の表面まで輸送する。
制御部100は、感光体ドラム413を回転させるモーター(図示省略)に供給される駆動電流を制御することにより、感光体ドラム413を一定の周速度(例えば、665mm/sec)で回転させる。
帯電装置414は、光導電性を有する感光体ドラム413の表面を一様に負極性に帯電させる。露光装置411は、例えば半導体レーザーで構成され、感光体ドラム413に対して各色成分の画像に対応するレーザー光を照射する。感光体ドラム413の電荷発生層で正電荷が発生し、電荷輸送層の表面まで輸送されることにより、感光体ドラム413の表面電荷(負電荷)が中和される。感光体ドラム413の表面には、周囲との電位差により各色成分の静電潜像が形成される。
現像装置412は、トナーとキャリアとを含む現像剤を用いる二成分現像方式の現像装置であり、感光体ドラム413の表面に各色成分のトナーを付着させることにより静電潜像を可視化してトナー画像を形成する。
具体的には、現像装置412は、感光体ドラム413と現像領域を介して対向するように配置された現像スリーブ412aを備える。現像スリーブ412aは、径が例えば25mmであり、周速度665mm/secで回転する。
現像スリーブ412aには、直流電圧に、交流電圧が重畳された現像バイアスが印加される。これによりトナーを摩擦帯電させ、キャリアにトナーを静電的に付着させる。現像バイアスは、例えば、直流電圧を200~800V、交流電圧をVpp(peak to peak)が800V、周波数が10kHzの矩形波とすることができる。
また、現像スリーブ412aの内側には磁極を有する現像マグネットロールが配置され、現像マグネットロールが発生する磁界によって、現像スリーブ412aの外周面上に磁気ブラシが発生して、現像剤の層が現像スリーブ412aの外周面上に形成される。そして、現像スリーブ412aは、図中反時計回りに回転することにより、現像剤を磁界によって現像スリーブ412aの外周面に担持しながら、感光体ドラム413に最も接近する現像領域まで搬送する。現像領域において、トナーは、現像スリーブ412aから感光体ドラム413の表面に形成された静電潜像へ静電的に移行する。なお、キャリアとしては、特に限定されず、一般に使用されている公知のキャリアを使用することができ、バインダー型キャリアやコート型キャリアなどが使用できる。キャリア粒径としてはこれに限定されるものではないが、15~100μmが好ましく、例えば33μmとすることができる。トナーは特に限定されず、一般に使用されている公知のトナーを使用することができる。例えば、バインダー樹脂中に、着色剤や必要に応じて荷電制御剤や離型剤等を含有させ、外添剤を処理させたものを使用することができる。トナー粒径は、特に限定されるものではないが、3~15μm程度が好ましく、例えば6μmとすることができる。
ドラムクリーニング装置415は、感光体ドラム413の表面に摺接されるドラムクリーニングブレード等を有し、一次転写後に感光体ドラム413の表面に残存する転写残トナーを除去する。
回収機構416は、感光体ドラム413の回転方向において、現像装置412の下流側かつ、一次転写ローラー422と感光体ドラム413とで形成される一次転写ニップの上流側に配置され、現像装置412から感光体ドラム413に付着したキャリアが一次転写ニップに到達する前に、当該キャリアを回収する。
回収機構416の構成についての詳細は、後述する。
中間転写ユニット42は、中間転写ベルト421、一次転写ローラー422、複数の支持ローラー423、二次転写ローラー424、及びベルトクリーニング装置426等を備える。なお、一次転写ローラー422は転写部として機能する。
中間転写ベルト421は、無端状ベルトで構成され、複数の支持ローラー423にループ状に張架される。複数の支持ローラー423のうちの少なくとも1つは駆動ローラーで構成され、その他は従動ローラーで構成される。例えば、K成分用の一次転写ローラー422よりもベルト走行方向下流側に配置されるローラー423Aが駆動ローラーであることが好ましい。これにより、一次転写部におけるベルトの走行速度を一定に保持しやすくなる。駆動ローラー423Aが回転することにより、中間転写ベルト421は矢印A方向に一定速度で走行する。
一次転写ローラー422は、各色成分の感光体ドラム413に対向して、中間転写ベルト421の内周面側に配置される。中間転写ベルト421を挟んで、一次転写ローラー422が感光体ドラム413に圧接されることにより、感光体ドラム413から中間転写ベルト421へトナー画像を転写するための一次転写ニップが形成される。
二次転写ローラー424は、駆動ローラー423Aのベルト走行方向下流側に配置されるローラー423B(以下「バックアップローラー423B」と称する)に対向して、中間転写ベルト421の外周面側に配置される。中間転写ベルト421を挟んで、二次転写ローラー424がバックアップローラー423Bに圧接されることにより、中間転写ベルト421からシートSへトナー画像を転写するための二次転写ニップが形成される。
一次転写ニップを中間転写ベルト421が通過する際、感光体ドラム413上のトナー画像が中間転写ベルト421に順次重ねて一次転写される。具体的には、一次転写ローラー422に一次転写バイアスを印加し、中間転写ベルト421の裏面側(一次転写ローラー422と当接する側)にトナーと逆極性の電荷を付与することにより、トナー画像は中間転写ベルト421に静電的に転写される。
その後、シートSが二次転写ニップを通過する際、中間転写ベルト421上のトナー画像がシートSに二次転写される。具体的には、二次転写ローラー424に二次転写バイアスを印加し、シートSの裏面側(二次転写ローラー424と当接する側)にトナーと逆極性の電荷を付与することにより、トナー画像はシートSに静電的に転写される。トナー画像が転写されたシートSは定着部60に向けて搬送される。
ベルトクリーニング装置426は、中間転写ベルト421の表面に摺接するベルトクリーニングブレード等を有し、二次転写後に中間転写ベルト421の表面に残留する転写残トナーを除去する。なお、二次転写ローラー424に代えて、二次転写ローラーを含む複数の支持ローラーに、二次転写ベルトがループ状に張架された構成(いわゆるベルト式の二次転写ユニット)を採用しても良い。
定着部60は、トナー画像が二次転写され、搬送されてきたシートSを定着ニップで加熱、加圧することにより、シートSにトナー画像を定着させる。
搬送部50は、給紙部51、排紙部52、及び搬送経路部53等を備える。給紙部51を構成する3つの給紙トレイユニット51a~51cには、坪量やサイズ等に基づいて識別されたシートSがあらかじめ設定された種類毎に収容される。なお、シートSは、規格用紙、特殊用紙などの紙製の用紙のほか、樹脂製のシートや、表面が樹脂によりコートされたシートなどが広く含まれる。なお、本実施形態においては、シートSとして紙製の用紙を用いるものとする。搬送経路部53は、レジストローラー対53a等の複数の搬送ローラー対を有する。
給紙トレイユニット51a~51cに収容されているシートSは、最上部から一枚ずつ送出され、搬送経路部53により画像形成部40に搬送される。このとき、レジストローラー対53aが配設されたレジストローラー部により、給紙されたシートSの傾きが補正されるとともに搬送タイミングが調整される。そして、画像形成部40において、中間転写ベルト421のトナー画像がシートSの一方の面に一括して二次転写され、定着部60において定着工程が施される。画像形成されたシートSは、排紙ローラー52aを備えた排紙部52により機外に排紙される。
なお、シートSは、長尺紙やロール紙であってもよい。この場合、シートSは、画像形成装置1と接続された給紙装置(図示せず)に収容されており、給紙装置が保有するシートSは、当該給紙装置から給紙口54を介して画像形成装置1へと供給され、搬送経路部53へと送り出される。
記憶部70は、例えば、不揮発性の半導体メモリ(いわゆるフラッシュメモリ)やハードディスクドライブ等により構成される。記憶部70には、画像形成装置1に係る各種設定情報を始めとする各種データが記憶されている。また、記憶部70には、後述するトナー除去モードを実行するためのプログラムが記憶されている。
通信部80は、例えばLAN(Local Area Network)カード等の通信制御カードで構成され、LAN、WAN(Wide Area Network)等の通信ネットワークに接続された外部の装置(例えばパーソナルコンピューター)との間で各種データの送受信を行う。
[回収機構の構成]
次に、図3を参照し、回収機構416の構成について詳細に説明する。
回収機構416は、感光体ドラム413の表面に存在するキャリアを回収するための機構であり、図3に示すように、回収ローラー110と、キャリア回収室120と、排出スクリュー130と、電圧印加部140(図2参照)と、等を備える。
なお、図中Xで示す方向を水平方向とし、図中Yで示す方向を鉛直方向とする。
回収ローラー110は、感光体ドラム413の軸と平行な軸を有し、感光体ドラム413に近接するように配置される。回収ローラー110は、厚さが例えば0.3mmであり、回転可能な非磁性の回収スリーブ110Aと、回収スリーブ110Aの内部に固定配置され、径が例えば25mmの回収マグネットロール110Bと、を備える。
なお、回収スリーブ110Aは、本発明における非磁性回転体として機能し、回収マグネットロール110Bは、本発明における磁石として機能する。
回収スリーブ110Aは、モーター150によって図中Bの方向に回転駆動され、図中Cの方向に回転する感光体ドラム413と対向する位置において、その表面の進行方向が逆方向となるようにカウンター回転する。回収スリーブ110Aの画像形成時の周速度は特に限定されないが、例えば293mm/secとすることができる。また、回収スリーブ110Aと感光体ドラム413の表面との間には空隙が設けてある。
回収マグネットロール110Bには、磁界を発生させる複数の磁極(N1,N2,S1,S2,S3)が配置されている。なお、複数の磁極(N1,N2,S1,S2,S3)は、図3に示すように、N極とS極が交互となるように配置されている。なお、図中Mは、これらの磁極によって発生する回収ローラー110近傍の磁束分布を示す。なお、磁極N1,N2,S1の磁力は磁極S2及びS3の磁力よりも強くなるように構成されている。
また、回収ローラー110は電圧印加部140に接続され、直流電圧に交流電圧が重畳された電圧が印加されている。印加電圧の条件は特に限定されないが、例えば、直流電圧を0~800V、交流電圧を最大電圧と最小電圧の差分、即ちVppが800~2000V、周波数が500~2000Hzの矩形波とすることができる。即ち、回収マグネットロール110Bに配置された磁極が発生させる磁力と、印加電圧によって生じる電界における静電気力によって、回収ローラー110の表面に回収されたキャリアcは、回収スリーブ110Aの外周面に付着する。回収スリーブ110Aに付着したキャリアは、回収スリーブ110Aの図中Bに示す方向の回転に伴って、回収ローラー110の表面上を搬送される。
回収ローラー110におけるキャリア搬送動作ついて詳細に説明する。
回収マグネットロール110Bは、感光体ドラム413に略対向するように磁極N1が有している。磁極N1は、回収マグネットロール110Bに配置された磁極の中で最も強い磁極であり、感光体ドラム413の表面からキャリアcを回収する回収極として機能する。即ち、磁極N1により発生する磁力によって、感光体ドラム413の表面のキャリアcが回収スリーブ110Aの表面に引き寄せられて回収される。回収極N1の磁束密度は特に限定されないが、例えば150mTとすることができる。
また、図3に示すように、回収ローラー110の中心と感光体ドラム413とを結んだ中心線L1を基準とする反時計回りの角度をθとすると、回収極N1を、そのピーク位置がθ1=0~10°となる位置、即ち感光体ドラム413と回収ローラー110との最近接位置P1から少しずれた位置となるように配置される。これにより、感光体ドラム413に対してカウンター回転する回収スリーブ110Aに、キャリアが付着しやすくなる。
また、回収マグネットロール110Bには、磁極N1から回収スリーブ110Aの回転方向下流側に向けて、N極とS極が交互となるように、磁極S1、磁極N2の順に配置されている。これらの磁極は、回収スリーブ110Aの表面に沿ってキャリアcを搬送する搬送極として機能し、キャリアcはこれらの磁極により発生する磁力を受けて、回収スリーブ110Aの表面を転がりながら移動する。
また、回収スリーブ110Aの回転方向において磁極N2の下流には、磁極S2が配置されており、磁極S2は回収されたキャリアcを回収スリーブ110Aから剥離させる剥離極として機能する。即ち、キャリアcが図中P2で示す、磁極S2に当接する回収スリーブ110A上の領域(剥離極部P2)に到達すると、キャリアcはこれより下流側に移動することができないため、剥離極S2の磁気吸引力を受けて転がりながら剥離極部P2に滞留し、回収スリーブ110Aの回転により新たに剥離極部P2に到達したキャリアcを巻き込みながら回収スリーブ110Aの表面を摺擦する。
剥離極S2は、図中L1を基準とした反時計回りの角度をθで表すと、そのピーク位置が、例えばθ2=200°の位置となるように配置される。なお、回収スリーブ110Aが、図中Yで示す鉛直方向において最も高くなる位置P3よりも、回収スリーブ110Aの回転方向上流側に配置されると、キャリア回収室120による剥離極S2から剥離したキャリアの回収効率が低下する。一方で、回収スリーブ110Aが図中Xで示す水平方向において最も突出する位置P4よりも、回収スリーブ110Aの回転方向下流側に配置されると、キャリアが剥離極S2から剥離しにくくなり、回収ローラー110の回転に伴い感光体ドラム413との最近接位置P1まで運ばれ、感光体ドラム413に再付着するおそれがある。したがって、剥離極S2は回収スリーブ110Aの回転方向において、P3の下流側かつP4の上流側の範囲に配置させることが好ましい。
なお、上述したように、剥離極S2の磁力は、回収極N1及び搬送極S1,N2の磁力よりも弱いものとし、これにより、剥離極部P2に滞留するキャリアが所定量を超えた場合に剥離しやすくなる。剥離極S2の磁束密度は上記条件を満たすものであれば特に限定されないが、例えば70mTとすることができる。
回収スリーブ110Aの回転方向において磁極S2の下流には、磁極S3が配置されている。磁極S3は封止極として機能し、剥離極S2との間で反発磁界を形成する。
なお、回収スリーブ110Aの回転方向において、剥離極S2の下流側かつ貯留極S3の上流側には、脱磁領域R1が形成されている。剥離極S2と封止極S3は同極性であるため反発磁界を形成するが、その間に脱磁領域R1が配置されることで、回収スリーブ110Aの回転方向において剥離極S2の下流側かつ封止極S3の上流側の領域には磁界が形成されず、磁力が働かないことになる。したがって、剥離極部P2から剥離したキャリアcは、再度回収スリーブ110Aに付着することなく、キャリア回収室120に落下する。
キャリア回収室120は、回収ローラー110の近傍に配置され、回収スリーブ110Aから落下したキャリアを回収する。
キャリア回収室120の内部には、螺旋形状のスクリュー部材である排出スクリュー130が配置され、キャリア回収室120に回収されたキャリアcは、排出スクリュー130によって図示しないキャリア回収箱へと排出され、廃棄される。
なお、本実施形態における回収マグネットロール110Bに配置された搬送極の数は一例であり、N極とS極が交互に並んだ構成であれば、上記した数に限定されない。
[回収ローラー上のトナーの除去]
次に、回収ローラー110に付着したトナーを除去する方法について説明する。
回収ローラー110は、上記したように、感光体ドラム413の表面のマイナス荷電のキャリアを、最近接位置P1において回収しやすくするため電圧を印加している。
この時、回収ローラー110によって、感光体ドラム413の表面に付着したいわゆるかぶりトナーも回収される。図4は、トナーの帯電量を示した図である。図4に示すように、現像装置412の内部のトナー(通常トナー)は、マイナスに荷電している。一方で、回収ローラー110に付着したトナー(付着トナー)は、大部分が電荷をもたない0荷電を中心とした弱帯電/逆帯電のトナーである。このようなトナーは、画像の背景部に付着してかぶりトナーとなる。通常の帯電状態のトナーは静電気力により感光体ドラム413に付着しているが、弱帯電トナーや逆帯電トナーは静電気力による感光体ドラム413への付着力が弱いため、図3に示すように、回収ローラー110と感光体ドラム413との最近接位置P1において、回収ローラー110に転移する。
トナーtは非磁性体であるため、回収ローラー110に転移したトナーtは回収マグネットロール110Bの磁極が発生させる磁力の影響を受けず、回収スリーブ110Aの表面に固定されたまま移動するが、剥離極部P2に到達したとき、剥離極部P2に滞留したキャリアcによって摺擦され、キャリアcとともに堆積して最終的にキャリア回収室120に回収される。
しかし、回収スリーブ110A上のキャリアの量が十分でないと、剥離極部P2に滞留するキャリアが不足し、剥離極部P2において十分にトナーを回収することができない。この場合、回収スリーブ110A上にトナーが堆積することとなり、回収スリーブ110A上のトナーにより感光体ドラム413と回収ローラー110の間の空隙が埋まると、回収ローラー110上のトナーが再び感光体ドラム413に付着し、その結果、シートSに転移して画像ノイズが発生する。
したがって、本実施形態においては、回収スリーブ110Aに付着したトナーを感光体ドラム413の表面に電気的に戻し、回収スリーブ110A上のトナーを除去する。以下に示す発明者らの検討により、トナーの除去効率には、少なくとも(1)回収ローラー110の印加電圧と、(2)回収スリーブ110A及び感光体ドラム413の周速度と、が影響することが明らかとなった。
(1)回収ローラーの印加電圧
図5に示すように、感光体ドラム413の印加電圧を異ならせて、所定の画像を所定の枚数のシートSに印字した。その後、回収ローラー110上のトナーの付着量を、目視で観察するとともに、回収ローラー110上のトナーをメンディングテープで採取したのちに、メンディングテープの反射濃度を計測し、予め設定した目標の値の範囲内であるか否かを判断した。
なお、図中「結果」の欄に示すのは、回収ローラー上のトナーの付着量を、目視及び反射濃度の計測によって評価した結果を表す。「◎」は全くトナーの付着がないことを、「〇」は目視によりトナーの付着が観察されるが、反射濃度が目標の値の範囲内であることを、「△」は反射濃度が目標の値の範囲を超えているが、目視により回収ローラー110にトナーが積層しているとは認められないことを、「×」は目視により回収ローラー110の表面にトナーが積層していることを、それぞれ表す。
図中、条件aにおいて、回収ローラー110にプラスの直流電圧を印加すると、回収ローラー110上のトナーのうち、1割程度が感光体ドラム413に移行した。また、条件bにおいて、回収ローラー110にマイナスの直流電圧を印加しても、トナーは移行しなかった。一方で、条件cにおいて、回収ローラー110に交流電圧のみを印加すると、最近接位置P1の近傍の所定の範囲においてトナーが振動したことにより、感光体ドラム413に50%程度が移行した。また、条件dにおいて、交流電圧に直流電圧を重畳した電圧を印加させると、交流電圧のみを印加させる場合に比べて、トナーの移行量が少なく、最近接位置P1のみにおいてトナーが移行すると考えられる。
即ち、トナーの除去効率を向上させるためには、回収ローラー110に交流電圧のみを印加するのが望ましい。また、画像形成時における、感光体ドラム413の表面電位(例えば、600V)と回収ローラー110に印加する直流電圧(例えば、300V)との電位差よりも小さい電位差とした方が、トナーの除去効率が向上すると考えられる。
続いて、図6に示すように、交流電圧のみを印加する条件下で、交流電圧のVppの値を異ならせて、所定の画像を所定の枚数のシートSに印字した。その後、図5と同様に、回収ローラー110のトナーの付着量を評価した。
図中、条件h及びiのように、交流電圧のVppの値が大きいほど、感光体ドラム413へのトナーの移行量が多いことが明らかとなった。また、詳しくは後述するが、トナーは回収ローラー110と感光体ドラム413との間を振動しながら、回収ローラー110の回転方向に移動するため、トナーの移動距離が長く、回収ローラーと感光体ドラム413との間に滞留する時間が長いほど、感光体ドラム413への移行が起きやすくなる。トナーの移動距離は、条件e及びfでは2mm、条件gでは3mm、条件h及びiでは4mmであった。トナーの移動距離の観点からも、やはり交流電圧のVppが高い方が有利であることが明らかとなった。
続いて、図7に示すように、交流電圧のみを印加する条件下で、交流電圧の周波数を異ならせて、所定の画像を所定の枚数のシートSに印字した。その後、図5と同様に、回収ローラー110のトナーの付着量を評価した。
図中、条件jにおいて、周波数を高くしてもトナーの移行に効果はないことが分かった。一方、条件lにおいて、周波数が1250Hzの時に最も効果が得られ、条件mにおいて、さらに周波数を下げるとトナーの移行量は減少することが分かった。トナーの移動距離は、条件kでは2mm、条件lでは4mm、条件mでは1mmであった。トナーの移動距離の観点からも、周波数が1250Hzの時に効果的であることが分かった。即ち、交流電圧の周波数には、適切な値があることが明らかとなった。
(2)回収ローラー及び感光体ドラムの周速
図8に示すように、感光体ドラム413及び回収ローラー110の回転数を制御し、周速度を異ならせて、所定の画像を所定の枚数のシートSに印字した。その後、図5と同様に、回収ローラー110のトナーの付着量を評価した。
図中、条件n及びpにおいて、感光体ドラム413及び回収ローラー110のうち、少なくともいずれか一方の周速を落とすことによって、感光体ドラム413へのトナー移行量が増加することが明らかになった。このように、感光体ドラム413と回収ローラー110との間の最近接位置P1の近傍で、トナーが振動しながら滞留する時間を長くすることで、トナーの移行量を増加することができると考えられる。
また、条件nとpの比較により、感光体ドラム413の周速度を、画像形成時の周速度(665mm/sec)の半分以下とすることで、トナー除去効率をさらに向上させることができることが分かった。
このときの想定されるメカニズムについて、図9を用いて具体的に説明する。
図9(A)は、感光体ドラム413及び回収ローラー110を、画像形成時の周速度で回転させる場合の、想定されるトナーの移動モデル図である。回収ローラー110の周速は、例えば293mm/sであり、感光体ドラム413の周速は、例えば665mm/sであるとする。そして、図5~図7に示したように、トナーの移行量が増大する条件となるように、回収ローラー110に電圧を印加した。具体的には、直流電圧が0V、交流電圧をVppが1600V、周波数が1250Hzとなるように印加し、感光体ドラム413の表面電位を0Vとした。
図9(B)は、感光体ドラム413の周速を図9(A)に比べて小さくし、その他の条件を図9(A)と同一とした場合の、想定されるトナーの移動モデル図である。
図9の矢印で示すように、回収ローラー110の表面に付着したトナーは、近接領域R2において、回収ローラー110に印加される交流電圧の影響を受けて、感光体ドラム413の表面と回収ローラー110の表面との間を往復するように振動する、ギャップ間往復運動を行う。なお、近接領域R2とは、最近接位置P1を含む、感光体ドラム413と回収ローラー110とが近接する領域である。
図9(A)のモデルにおいては、図9(B)のモデルに比べて感光体ドラム413の周速が速く、近接領域R2においてトナーtが振動する回数が少ない。したがって、トナーtが近接領域R2に滞留する時間が短くなる。一方で、図9(B)に示すように、感光体ドラム413の周速を落とすにつれて、近接領域R2でトナーtが振動する回数が増加し、トナーtの滞留時間が長くなる。近接領域R2でのトナーtの滞留時間が長くなると、トナーtは振動を繰り返す中で、感光体ドラム413の表面に収束していく。
ここで、ギャップ間往復運動の結果、回収ローラー110ではなく感光体ドラム413にトナーが集まるのには、以下の理由が考えられる。
トナーが電荷を帯びている場合、感光体ドラム413表面よりも鏡像力が高くなる導体面、即ち回収ローラー110の表面の方が、トナーの拘束力が高くなる。しかし、回収ローラーに付着したトナーは、電荷0を中心とした弱帯電又は逆帯電トナーであるため、静電気的な付着力よりも、非静電的な付着力が支配的となる。一般に、表面硬度が小さいものは表面吸着力が高いという関係があるため、表面が金属無垢材で形成された回収ローラー110に比べ、表面が樹脂で被覆された感光体ドラム413にトナーが付着しやすくなる。その結果、感光体ドラム413表面にトナーが移行すると考えられる。
なお、図9(B)においては、感光体ドラム413の周速度を低下させているが、回収ローラー110の周速度を低下させても、近接領域R2におけるトナーの滞留時間を長くすることができる。また、感光体ドラム413及び回収ローラー110の両方の周速度を低下させることで、近接領域R2における滞留時間をより長くすることができ、回収ローラー110の表面上のトナーの除去効率を向上させることができる。
ただし、感光体ドラム413の周速度を低下させることが好ましい。感光体ドラム413は回転に伴い表面の膜厚が減少し、寿命が短くなる。感光体ドラム413は、例えばA4用紙を横方向で通紙した場合に、600kp通紙時点まで耐久可能であるが、回収ローラー110の場合、30000000kp通紙時点まで耐久可能である。即ち、表面が金属製の回収ローラー110に比べて、表面が樹脂で被覆された感光体ドラム413は寿命がはるかに短いため、感光体ドラム413周速度を低下させて回転数を減少させる方が、部品の寿命の観点から有利である。
また、図9においては、感光体ドラム413に対して回収ローラー110がカウンター方式で回転するものとしているが、ウィズ方式でも、同様に感光体ドラム413及び回収ローラー110のうち少なくともいずれか一方の周速度を低下させることで、トナー除去効率を向上させることができる。
また、図8の条件pのとき、感光体ドラム413と回収ローラー110の両方の回転を停止させた状態で、上記した電圧を印加すると、回収ローラー110の表面のトナーはすべて感光体ドラム413に移行する。感光体ドラム413と回収ローラー110の両方が停止していると、通常の近接領域R2の通過時間に比べて電界を十分に長い時間、局所的に与え続けるため、トナーtのギャップ間往復運動が収束する結果、トナーtが感光体ドラム413の表面に集まると考えられる。
この場合、両方の回転を停止させた状態でトナーを移行させたのち、近接領域R2の幅分だけをそれぞれ回転させて、再び回転を止めて回収ローラー110に電圧を印加させてトナーを除去する。即ち、回収ローラー110の外周の一周分が近接領域R2を通過するまで、この動作を繰り返すことで、回収ローラー110のトナーを確実に除去することができる。
[トナー除去モード]
上述の検討結果を踏まえ、本実施形態に係る画像形成装置1は、回収ローラー110の表面に付着したトナーを除去するためのトナー除去モードを実行する。
図10に、トナー除去モードにおける、回収ローラー110及び感光体ドラム413の動作条件を示す。トナー除去モードにおいては、図5~図8に示したように、回収ローラー110には交流電圧のみを印加し、画像形成時に比べて交流電圧のVppを高く設定し、周波数を高い除去効率を発揮できる1250Hzに設定する。また、感光体ドラム413の周速度を、画像形成時に比べて小さくするとともに、表面電位を0Vになるように制御する。
トナー除去モードの実行時間を30秒とするため、キャリア回収ローラーへの電圧の印加時間を30秒とした。
トナー除去モードは、回収ローラー110の表面に相当量のトナーが付着したと考えらえる時点で行う。
回収ローラー110の表面のトナーの付着量は、以下のようにして予測する。現像装置412によってトナーを現像させたときに流れる現像剤電流値から、トナー帯電量を検出する。検出されたトナー帯電量が予め設定された所定の閾値よりも低い場合には、帯電量が低下し、弱帯電/逆帯電トナーが生じていると判断することができる。この状態でプリント継続すると、相当量のかぶりトナーが回収ローラー110の表面に付着すると考えられる。したがって、トナーの帯電量が所定の閾値を超えた後、所定の枚数分のプリントを実行したときに、トナー除去モードを実行する。
図11に、検出したトナー帯電量と、各状況下において所定の枚数のプリント後に観察される回収ローラー110の表面のトナー量との関係を示す。なお、ここでのプリント枚数とは、累積画像面積をA4用紙の枚数に換算したものを指す。
また、図中「回収ローラー上のトナー付着量」の欄に示すのは、回収ローラー上のトナーの付着量を、目視及び反射濃度の計測によって、「◎」、「〇」、「△」、「×」の四段階で評価した結果を表す。「◎」は全くトナーの付着がないことを、「〇」は目視によりトナーの付着が観察されるが、反射濃度が目標の値の範囲内であることを、「△」は反射濃度が目標の値の範囲を超えているが、目視により回収ローラー110にトナーが積層しているとは認められないことを、「×」は目視により回収ローラー110の表面にトナーが積層していることを、それぞれ表す。
図11に示すように、帯電量が35μC/g以上であるときは、プリント枚数に関わらず回収ローラー110上にトナーの付着が観察されないことから、十分な帯電量であるといえる。一方で、帯電量が30μC/g以下となると、プリントの継続により回収ローラー110上にトナーが付着するようになる。帯電量が30μC/gの時、5kp以上プリントを継続すると、回収ローラー110の表面にトナーが積層し始める。また、3kpプリント後には反射濃度が1.0~3.0となり、反射濃度が目標の値の範囲を超えるため、トナーが付着し始めることがわかるが、積層には至らない。
したがって、帯電量が30μC/gの以下の状態であることを検知した場合に、3kpプリントするごとにトナー除去モードを実行することで、回収ローラー110上のトナー量を目標値以下に収めることができる。
図12に、トナーの帯電量が30μC/g以下の状態において、A4用紙を継続して3kpプリントするごとに、トナー除去モードを実行したときの、回収ローラー110上のトナー付着量の推移を示す。反射濃度は、回収ローラー110の表面に付着したトナーを、メンディングテープで採取したものを計測して得られた値である。図中、T1~T4はトナー除去モードを実行したタイミングを表す。また、計測された反射濃度が1.0以上であるときに、回収ローラー110上のトナーに起因する画像不良が発生するため、反射濃度1.0を目標値として設定した。
図12に示すように、トナー除去モードを実行する度に反射濃度が低下することから、トナー除去モードによる、回収ローラー110上のトナー除去効果を確認できる。トナー除去モードを定期的に繰り返すことにより、トナー付着量を目標値以下に収められることが示された。また、用紙に形成された画像を確認したところ、回収ローラー110上の付着トナーに起因する画像不良も生じなかった。
なお、上記の説明では、検出された現像装置414内のトナーの帯電量と累積印字枚数(画像形成情報)に基づいてトナー除去モードを実行するものとしたが、これに限らない。種々の画像形成情報に基づいてトナー除去モードの実行を判断しても良く、例えば、高カバレッジ条件や、高温・高湿条件など、かぶりトナーが発生しやすい条件下で連続印字したときに、トナー除去モードを実行することも有効である。
続いて、図13及のフローチャートを用いて、本実施形態に係る画像形成装置1の動作を説明する。なお、図13に示す処理は、制御部100と記憶部70に記憶されているプログラムとの協働により実行される。
画像形成装置1がプリント動作を開始すると、制御部100は、現像装置414における現像剤電流値を検出する(ステップS1)。続いて、制御部100は、検出された電流値に基づいて、トナーの帯電量を検出する(ステップS2)。
制御部100は、検出されたトナーの帯電量が、予め設定された所定の帯電量を下回ったか否かを判断する(ステップS3)。なお、所定の帯電量は、予め記憶部70に記憶されているものしても良いし、ユーザーが任意の値に設定しても良い。制御部100は、トナーが所定の帯電量を下回っていないと判断すると(ステップS3:NO)、ステップS1に戻るが、下回っていると判断すると(ステップS3:YES)、ステップS4に移行する。
ステップS4では、制御部100は、トナーが所定の帯電量を下回ったことを検出した後、所定の枚数をプリントしたか否かを判断する。所定の枚数は、上述したように、トナーの帯電量がある値であるとき、継続してプリントした場合に、回収ローラー110上のトナーの付着量を、画像不良が生じない範囲に収めることが可能なプリント枚数である。なお、所定の枚数は、予めステップS3における所定の帯電量に対応付けて記憶されているものとする。制御部100は、所定の枚数をプリントしていないと判断すると(ステップS4:NO)、ステップS4の処理を繰り返すが、所定の枚数をプリントしたと判断すると(ステップS4:YES)、ステップS5に移行する。
ステップS5では、制御部100は、プリント動作を一時停止させる。続いて、トナー除去モードを実行する(ステップS6)。
図14は、トナー除去モードにおける画像形成装置1の動作を示すフローチャートである。なお、図14に示す処理は、制御部100と記憶部70に記憶されているプログラムとの協働により実行される。
トナー除去モードでは、制御部100は、まず、回収ローラー110への印加電圧を変更する(ステップS61)。具体的には、上述したように、交流電圧のみを印加するものとし、Vppを画像形成時よりも大きく、周波数をトナー除去に適した値に設定する。
続いて、制御部100は、感光体ドラム413の表面電位が0Vになるように制御する(ステップS62)。具体的には、感光体ドラム413の近傍に設けられたLED等の露光手段からなるイレーサーにより、感光体ドラム413の表面を除電して表面電位を0Vとすることができる。
続いて、制御部100は、感光体ドラム413及び回収ローラー110の回転を開始させる(ステップS63)。ここで、上述したように、感光体ドラム413及び回収ローラー110のうち、少なくともいずれか一方の周速が画像形成時に比べて小さくなるように制御する。
なお、ステップS61~S63の処理は、順序を入れ替えて行っても良い。
続いて、制御部100は、所定の時間を経過したか否かを判断する(ステップS64)。所定の時間は、トナー除去モードの実行時間として予め設定された時間である。制御部100は、所定の時間を経過したと判断すると(ステップS64:YES)、トナー除去モードを終了するが、経過していないと判断すると(ステップS64:NO)、ステップS64の処理を繰り返す。
トナー除去モードを終了すると、図13に戻る。制御部100は、プリントを再開する(ステップS7)。この時、感光体ドラム413及び回収ローラー110の動作条件を、画像形成時の条件に戻す。
続いて、制御部100は、ジョブを完了したか否かを判断する(ステップS8)。制御部100は、ジョブを完了した、即ち指定された枚数のプリントを完了したと判断すると(ステップS8:YES)、制御を終了するが、完了していないと判断すると(ステップS8:NO)、ステップS1に戻り、上記した処理を繰り返す。
[効果]
以上説明したように、本実施形態に係る画像形成装置1は、感光体ドラム413の表面から、電界と磁界の作用によってキャリアを回収する回収機構416を備え、回収ローラー110に付着したトナーを除去するためのトナー除去モードにおいては、感光体ドラム413及び回収ローラー110のうち少なくとも一方の周速度を、画像形成時よりも小さくする。これにより、回収ローラー110と感光体ドラム413との間でトナーを振動させる時間を十分に確保し、感光体ドラム413に効率よくトナーを転移させることができる。
また、トナー除去モードにおいて、感光体ドラム413の周速度を小さくすることにより、感光体ドラム413の消耗を抑制することができる。
また、トナー除去モードにおいて、回収ローラー110に印加する電圧を制御することにより、トナーの除去効率を上昇させることができる。
また、感光体ドラム413及び回収ローラー110のうち少なくとも一方の周速度を、画像形成時の半分以下とすることで、より除去効率を向上させることができる。
また、感光体ドラム413及び回収ローラー110のうち少なくとも一方を停止させることで、より除去効率を向上させることができる。
また、回収ローラー110へのトナー付着量を、現像装置414におけるトナー帯電量に基づいて判断し、所定の付着量を下回ったときに、トナー除去モードを実行することで、トナーの除去が必要な状況を精度よく判断し、画像不良をより効果的に防ぐことができる。
また、帯電量が低下した状況下で所定の枚数だけ連続印字した場合に、トナー除去モードを実行することでも、トナーの除去が必要な状況を精度よく判断し、画像不良をより効果的に防ぐことができる。
[他の実施形態]
以上、本発明に係る実施形態に基づいて具体的に説明したが、上記の実施形態は本発明の好適な例であり、これに限定されない。
例えば、上記実施形態においては、回収ローラーを、剥離極においてキャリアを滞留させて除去する構成としたが、これに限定されない。回収ローラーの表面にスクレーパーを当接させて、回収ローラーに付着したキャリアを掻き取って除去する構成としても良い。即ち、回収機構が、電界と磁界の作用によって感光体ドラム上のキャリアを回収する構成であれば、細部の構成については適宜変更可能である。
また、上記の説明では、本発明に係るプログラムのコンピューター読み取り可能な媒体として、不揮発性メモリー、ハードディスク等を使用した例を開示したが、この例に限定されない。その他のコンピューター読み取り可能な媒体として、CD-ROM等の可搬型記録媒体を適用することが可能である。また、本発明に係るプログラムのデータを、通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウエーブ(搬送波)も適用される。
その他、画像形成装置を構成する各装置の細部構成及び各装置の細部動作に関しても、本発明の主旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
1 画像形成装置
100 制御部
40 画像形成部
412 現像装置(現像部)
413 感光体ドラム(像担持体)
416 回収機構
110 回収ローラー
110A 回収スリーブ(非磁性回転体)
110B 回収マグネットロール(磁石)
120 キャリア回収室
130 排出スクリュー
140 電圧印加部
421 中間転写ベルト
422 一次転写ローラー(転写部)

Claims (7)

  1. シートに転写するトナー像を担持する像担持体と、
    トナーとキャリアとを含む二成分現像剤により前記像担持体にトナー像を現像する現像部と、
    前記像担持体が担持するトナー像を転写する転写部と、
    前記像担持体の回転方向において前記現像部の下流側かつ前記転写部の上流側に配置され、前記像担持体の表面のキャリアを磁力と静電気力によって回収する回収機構と、
    前記回収機構に付着したトナーの除去を制御する制御部と、を備え、
    前記回収機構は、磁石を内包し、前記像担持体に対向して当該像担持体の軸と平行な軸を中心に回転可能な回収ローラーと、前記回収ローラーに電圧を印加する電圧印加部と、を有し、
    前記制御部は、前記像担持体及び前記回収ローラーのうち、少なくともいずれか一方の周速度を画像形成時よりも小さくし、前記電圧印加部が印加する交流電圧の最大電圧と最小電圧との差分が、画像形成時よりも大きくなるように制御し、前記電圧印加部が印加する直流電圧の値と前記像担持体の表面電位との間の電位差が、画像形成時よりも小さくなるように制御することで、前記回収ローラーの表面のトナーを除去するトナー除去モードを実行する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記回収ローラーは、前記像担持体に対向し、前記像担持体の軸と平行に延設された磁石と、前記磁石の外周面に配置され、前記磁石から独立して回転可能な非磁性回転体と、を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、前記トナー除去モードにおいて、前記像担持体の周速度が、画像形成時よりも小さくなるように制御する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、前記トナー除去モードにおいて、前記像担持体及び前記回収ローラーのうち、少なくともいずれか一方の周速度が、画像形成時における周速度の半分以下の速度になるように制御する
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、前記トナー除去モードにおいて、前記像担持体及び前記回収ローラーのうち、少なくともいずれか一方の回転を停止させる
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、前記回収ローラーの表面のトナーの付着量を、前記現像部の内部のトナーの帯電量に基づいて検出し、前記付着量が所定の量を超えた場合に、前記トナー除去モードを実行する
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御部は、前記回収ローラーの表面のトナーの付着量を、それまでに実行した画像形成情報に基づいて検出し、前記付着量が所定の量を超えた場合に、前記トナー除去モードを実行する
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の画像形成装置。
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