JP7414956B2 - 空調システム、空調制御装置、空調方法及びプログラム - Google Patents

空調システム、空調制御装置、空調方法及びプログラム Download PDF

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Description

本開示は、空調システム、空調制御装置、空調方法及びプログラムに関する。
近年、住宅に代表される建物の断熱性能の向上に伴い、例えば吹き抜け及び高天井のような天井高の高い空間においてもある程度は快適な温熱環境を保つことが可能になった。しかしながら、そのような空間では、上下方向に空気が移動してしまう。例えば、冬期に吹き抜け空間の2階部分に位置する窓からの冷気が1階のフロアに下降する。また、空気調和機から供給された温風が吹き抜け空間内の人より高い位置に上昇する。その結果、空間内の上下で温度差が生じてしまう。そこで、上下の温度差を低減させる技術を利用することが考えられる(例えば、特許文献1を参照)。特許文献1には、吸込空気温度を検知し、床面の温度を赤外線センサーで検知して、検知情報に基づいて吹出空気流を制御する空気調和機について記載されている。
特開平3-260546号公報
壁掛け型、床置き型その他の型を含む一般的な空気調和機を天井高の高い空間に設置する場合に、特許文献1と同様の方式では、上下の温度差を正確に検知することが困難になる。具体的には、壁掛け型の空気調和機が据え付けられる高さは通常、床面から約2mであり、例えば天井高が5~6mの空間における天井付近の温度を空気調和機の吸込み温度で代用すると、大きな誤差が生じると考えられる。また、壁掛け型の空気調和機よりも高い位置に窓があるケースが多く、その窓からの冷気が空気調和機の吸込み口に入ると、上下の温度差を実際より小さく見積もるおそれがある。したがって、一般的な空気調和機において、特許文献1と同様の方式では、天井高の高い空間に生じた上下の温度差を低減させることができないおそれがあった。
本開示は、天井高の高い空間に生じた上下の温度差を低減させることを目的とする。
上記目的を達成するため、本開示の空調システムは、空調対象である室内空間における天井の表面温度を測定する天井温度測定手段と、室内空間における床の表面温度を測定する床温度測定手段と、天井温度測定手段によって測定された天井の表面温度と床温度測定手段によって測定された床の表面温度との温度差が第1閾値より小さい場合に第1気流を生成し、温度差が第1閾値より大きい場合に、第1気流とは異なる第2気流を生成する気流生成手段と、空調運転を停止した時刻を示す停止時刻情報を記憶する記憶手段と、を備え、気流生成手段は、気流の方向を調整する2つの調整手段を有し、停止時刻情報により示される空調運転を停止した過去の時刻に対応する時刻より前において、温度差が第1閾値より大きい場合に、2つの調整手段により、上方向に吹き出す上方向気流と、下方向に吹き出す下方向気流と、を第2気流として生成する
本開示によれば、気流生成手段が、天井の表面温度と床の表面温度との温度差が第1閾値より小さい場合に、第1気流を生成し、温度差が第1閾値より大きい場合に、第1気流とは異なる第2気流を生成する。天井の表面温度は、概ね天井付近の空気の温度に等しく、床の表面温度は、概ね床付近の空気の温度に等しいといえる。このため、天井高の高い空間において天井及び床の付近の空気温度の測定が困難である場合であっても、当該空間において上下の温度差が生じたときには室内空間の空気が第2気流によって撹拌される。これにより、天井高の高い空間に生じた上下の温度差を低減させることができる。
実施の形態1に係る空調システムの構成を示す図 実施の形態1に係る室内機の概観を示す図 実施の形態1に係る風向の調整について説明するための図 実施の形態1に係る暖房処理を示すフローチャート 実施の形態1に係る運転モードについて説明するための図 実施の形態1に係る表面温度の推移の例を示す第1の図 実施の形態1に係る表面温度の推移の例を示す第2の図 実施の形態1に係る表面温度の推移と運転モードとの関係を示す図 実施の形態2に係る空調システムの構成を示す図 実施の形態3に係る空調システムの構成を示す図 実施の形態3に係る室内機の概観を示す図 実施の形態3において生成される気流を示す図 実施の形態3に係る冷凍サイクルを示す第1の図 実施の形態3に係る冷凍サイクルを示す第2の図 実施の形態3に係る冷凍サイクルを示す第3の図 実施の形態3に係る冷凍サイクルを示す第4の図
以下、実施の形態に係る空調システム1000について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
実施の形態1.
図1には、本実施の形態に係る空調システム1000の構成が示されている。空調システム1000は、蒸気圧縮式ヒートポンプにより空調対象である室内空間1001内の空気を調和するシステムである。室内空間1001は、住宅、オフィス、工場に代表される建物内の特定の部屋である。ただし、室内空間1001は、地下の空間、又は、車両及び船舶に代表される移動体の内部の空間であってもよい。また、室内空間1001は、その一部が外気と通じていてもよい。以下では、室内空間1001が住宅に設けられた吹き抜けのリビングルームであって、この天井付近の空気温度と床付近の空気温度とに差が生じやすい暖房運転が実施される例を中心に説明する。空調システム1000は、室内空間1001の天井付近の暖気と、床面付近の冷気と、の少なくとも一方が滞留したときに、室内空間1001内の空気を攪拌する気流を生成することにより上下の温度差を低減させる。図1においては、空気を撹拌する気流が白抜きの矢印で示され、空気の撹拌ではなく通常の空調を目的として生成される気流が、ハッチングが付された矢印で示されている。
空調システム1000は、図1に示されるように、冷媒配管101で接続された室外機110及び室内機120と、ユーザが目標温度を設定するための端末20と、を有している。
冷媒配管101は、室外機110と室内機120との間で冷媒を環流させるための銅管と、銅管の腐食及び冷媒の吸放熱を防止する保護部材と、を含む。冷媒は、例えば、HFC(Hydro Fluoro Carbons)冷媒であるR410A又はR32である。ただし、冷媒配管の材質及び冷媒の種類はこれに限られず、任意である。
室外機110は、室内空間1001を内部に有する住宅の室外に設置される。例えば、室外機110は、当該住宅の外壁面又は屋上に設置される。室外機110は、冷媒を圧縮する圧縮機111と、外気と冷媒との間で熱交換を行う室外熱交換器112と、室外熱交換器112に空気を送風する室外送風機113と、開度可変の膨張弁114と、を有している。圧縮機111、室外熱交換器112及び膨張弁114は、冷媒配管101で接続される。
圧縮機111は、例えば、スクロール圧縮機、ロータリー圧縮機、その他の方式で冷媒を圧縮する装置である。圧縮機111は、室外熱交換器112から冷媒配管101を介して吸入口に流入した冷媒蒸気を圧縮して、高温高圧の冷媒蒸気を吐出口から吐出する。圧縮機111が吐出した冷媒蒸気は、冷媒配管101を介して室内機120の室内熱交換器131に送出される。圧縮機111は、室内機120の制御部140から送信される制御信号に従って稼働し、圧縮機111の動作周波数は、この制御信号により指定される。
室外熱交換器112は、圧縮機111及び膨張弁114に冷媒配管101を介して接続され、膨張弁114から流入した冷媒を圧縮機111に送出する。室外熱交換器112は、外気と冷媒との間で熱交換を行うことにより、暖房運転時には、流入した冷媒を蒸発させ、冷媒蒸気を吐出する。詳細には、室外熱交換器112が蒸発器として機能することにより冷媒が吸熱する。
室外送風機113は、ファンと当該ファンを回転させる電動モータとを含んで構成され、室外熱交換器112の近傍に配置される。室外送風機113は、制御部140から送信される制御信号に従ってファンを回転させることにより、室外機110の外部から流入して室外熱交換器112を通過する空気流を生成する。室外熱交換器112によって熱交換された空気は、冷却されて室外機110の外部に排出される。室外送風機113の風量は、ファンの回転数に対応し、制御部140からの制御信号により指定される。
膨張弁114は、内蔵のパルスモータにより開度を連続的に変更可能な減圧器である。膨張弁114は、室外熱交換器112及び室内機120の室内熱交換器131に冷媒配管101を介して接続され、室内熱交換器131から流入した冷媒を室外熱交換器112に送出する。膨張弁114は、流入した冷媒にかかる圧力を減圧して冷媒を膨張させ、流入した冷媒より低温低圧の冷媒を吐出する。膨張弁114から吐出される冷媒の温度及び圧力は、膨張弁114の開度に応じて変化する。膨張弁114の開度は、制御部140から送信される制御信号のパルス数により指定される。
室内機120は、室内空間1001の壁に設置されて、温風を吹き出すことにより室内空間1001の空気を調和する壁掛け型のルームエアコンディショナである。室内機120は、室内空間1001に供給される気流を生成する気流生成部130と、空調システム1000の各構成要素を制御する制御部140と、各センサ161~163から測定結果を示す情報を取得する取得部150と、室内空間1001における天井の表面温度を測定する赤外線センサ161と、気流を生成するために吸い込んだ空気の温度を測定する温度センサ162と、室内空間1001における床の表面温度を測定する赤外線センサ163と、ユーザに種々の情報を報知する報知部170と、を有している。なお、図1において、制御部140に接続される破線、及び取得部150に接続される破線は、信号線を示している。
気流生成部130は、室内空間1001の空気と冷媒との間で熱交換を行う室内熱交換器131と、室内熱交換器131により熱交換された空気を室内空間1001に送風する室内送風機132と、室内送風機132によって室内空間1001に供給される気流の風向を調整する風向調整部133と、を有している。気流生成部130は、空調システム1000において、天井温度測定手段としての赤外線センサ161によって測定された天井の表面温度と床温度測定手段としての赤外線センサ163によって測定された床の表面温度との温度差が第1閾値より小さい場合に第1気流を生成し、温度差が第1閾値より大きい場合に、第1気流とは異なる第2気流を生成する気流生成手段の一例に相当する。
室内熱交換器131は、室外機110の圧縮機111及び膨張弁114に冷媒配管101を介して接続され、圧縮機111から流入した冷媒を膨張弁114に送出する。室内熱交換器131は、室内空間1001における空気と冷媒との間で熱交換を行うことにより、暖房運転時には、流入した冷媒を凝縮させ、液化した冷媒を吐出する。詳細には、室内熱交換器131が凝縮器として機能することにより冷媒が放熱し、室内空間1001の空気が加熱される。
室内送風機132は、室外送風機113と同等の構成を有し、室内熱交換器131の近傍に配置される。ただし、室内送風機132のファンは、例えば、クロスフローファン又はプロペラファンである。図2に示される室内機120の概観においては、クロスフローファンである室内送風機132が例示されている。室内送風機132は、制御部140から送信される制御信号に従ってファンを回転させることにより、室内空間1001から室内機120の内部に流入して室内熱交換器131を通過する空気流を生成する。室内熱交換器131によって熱交換された空気は、加熱されて室内機120の吹出口から室内空間1001に送風される。室内送風機132の風量は、ファンの回転数に対応し、制御部140からの制御信号により指定される。室内送風機132は、空調システム1000の気流生成部130において、第1気流及び第2気流を生成するための送風手段の一例に相当する。
風向調整部133は、風向を上下方向に調整する一又は複数の風向調整板と、風向調整板の角度を変更するモータと、を含む。図2においては、風向調整板として吹出口180に取り付けられたフラップ1331,1332,1333,1334が例示されている。これらの風向調整板の角度が、制御部140から送信される制御信号に従って連動して変更されることにより、風向調整部133は、室内空間1001に供給する気流の風向を調整する。図3には、風向調整部133を構成するフラップの5段階の角度が模式的に示されている。図3に示されるように、風向調整部133は、制御部140からの指示に従って、水平方向である「上下風向1」から鉛直下方である「上下風向5」までの5段階のうちいずれか1つの方向に風向を調整する。例えば、「上下風向3」から1段階上がると、風向が「上下風向4」に調整される。
図1に戻り、赤外線センサ161,163は、例えば、赤外線を検出するサーモパイル及びボロメータに代表される素子を含む。赤外線センサ161は、上方向から入射する赤外線を検出することにより、天井の表面温度を測定する。赤外線センサ163は、下方向から入射する赤外線を検出することにより、床の表面温度を測定する。赤外線センサ161,163が検出する赤外線の入射方向は、室内機120の設置後に調整可能としてもよい。赤外線センサ161,163は、表面温度の測定値を示す表面温度情報を取得部150へ送信する。また、赤外線センサ161,163は一体的に形成されてもよい。例えば、単一のセンサの姿勢を定期的に変更して、当該センサによって検出される赤外線の入射方向を上方向と下方向に交互に切り替えることで、当該センサが赤外線センサ161,163双方の機能を発揮してもよい。図2には、赤外線センサ161,163の機能を発揮する1つのセンサ160が例示されている。空調システム1000において、赤外線センサ161は、空調対象である室内空間における天井の表面温度を測定する天井温度測定手段の一例に相当し、赤外線センサ163は、室内空間における床の表面温度を測定する床温度測定手段の一例に相当する。なお、赤外線センサ161,163とは異なる方式で表面温度を測定する天井温度測定部及び床温度測定部により空調システム1000を構成してもよい。
温度センサ162は、図2に示されるように室内機120の空気の吸込口181の近傍に配置される。センサ162は、室内機120に吸い込まれた空気の温度を、室内空間1001における空気の温度として測定し、測定値を示す室温情報を取得部150へ送信する。温度センサ162は、空調システム1000において、室内空間1001における空気の温度を測定する室温測定手段の一例に相当する。
取得部150は、各センサから情報を取得するためのインタフェース回路を含む。取得部150は、赤外線センサ161,163から表面温度情報を取得し、温度センサ162から室温情報を取得し、ユーザによって設定された室温の目標温度を示す目標温度情報を端末20から取得する。図2には、取得部150が端末20と通信するための赤外線送受信部151が例示されている。そして、取得部150は、取得した情報を制御部140に送信する。取得部150は、空調システム1000において、室内空間1001における空気の目標温度を示す目標温度情報を取得する取得手段の一例に相当し、室内空間における天井の表面温度の測定値と、室内空間における床の表面温度の測定値と、を取得する取得手段の一例に相当する。
制御部140は、マイクロプロセッサ、RAM(Random Access Memory)及びEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)を含むコンピュータである。制御部140を構成するマイクロプロセッサが、EEPROMに記憶されるプログラムP1を実行することにより、制御部140は、種々の機能を発揮する。すなわち、制御部140は、取得部150から受信した情報に基づいて、圧縮機111の動作周波数、室外送風機113の風量、膨張弁114の開度、室内送風機132の風量、及び風向調整部133により規定される風向を適宜制御する。制御部140が空調システム1000の各構成要素を制御することにより、空調システム1000の暖房運転が実行される。制御部140は、天井の表面温度の測定値と床の表面温度の測定値との温度差が閾値より小さい場合に、気流生成手段に第1気流を生成させ、温度差が閾値より大きい場合に、第1気流とは異なる第2気流を気流生成手段に生成させる制御手段の一例に相当する。
報知部170は、制御部140の指示に従って、ユーザに情報を出力する。報知部170による情報の出力は、音声信号の再生であってもよいし、ブザー音の発生であってもよいし、LED(Light Emitting Diode)の点灯であってもよいし、映像の表示であってもよい。図2には、スピーカである報知部170が室内機120に内蔵されることが示されている。
端末20は、ユーザが空調システム1000を操作するための遠隔操作端末である。端末20は、スマートホン又はウェアラブル端末であってもよい。端末20は、ユーザから入力された目標温度の設定を受け付けて、この目標温度を示す目標温度情報を赤外線通信により室内機120に送信する。
以上の構成を有する空調システム1000において、冷媒回路は、冷媒配管101で接続された圧縮機111、室内熱交換器131、膨張弁114、及び室外熱交換器112を有する。暖房運転が実行される際の冷媒回路は、圧縮機111、室内熱交換器131、膨張弁114、及び室外熱交換器112をこの順に通して冷媒を循環させる。
続いて、空調システム1000において実行される暖房処理について、図4を用いて説明する。図4に示される暖房処理は、暖房処理の開始指示がユーザによって入力されることで開始する。
暖房処理では、温度センサ162が吸込温度を測定する(ステップS1)。そして、この吸込温度を示す室温情報が温度センサ162から取得部150を介して制御部140に通知される。
次に、赤外線センサ161,163がそれぞれ、天井と床の表面温度を測定する(ステップS2)。そして、表面温度の測定値を示す表面温度情報が赤外線センサ161,163から取得部150を介して制御部140に通知される。
次に、制御部140が、ステップS2において測定された天井の表面温度から床の表面温度を減じることで、表面温度差を算出する(ステップS3)。制御部140は、表面温度差を算出すると、算出結果を一時的に記憶装置であるRAM又はEEPROMに書き込む。
次に、制御部140は、ステップS1で測定された吸込温度が、ユーザによって設定された目標温度以上であるか否かを判定する(ステップS4)。これにより、暖房する必要の有無が判断される。
吸込温度が目標温度以上ではないと判定した場合(ステップS4;No)、制御部140は、空調システム1000の稼働状態を通常モードに設定する(ステップS5)。ステップS5の通常モードでは、制御部140が、室温を目標温度に等しくするために空調システム1000の構成要素を制御して、加熱された空調空気を室内空間1001に供給する温調制御が実行される。その後、制御部140は、一定時間だけ待機する(ステップS6)。待機中には、直前の稼働状態が維持されて制御部140による制御が継続する。一定時間は、例えば10秒間、1分間又は10分間である。
一方、吸込温度が目標温度以上であると判定した場合(ステップS4;Yes)、制御部140は、稼働状態を通常モードに設定する(ステップS7)。ただし、ステップS7の通常モードでは、温調制御が実行されることがない。その後、空調システム1000による処理は、ステップS6に移行する。
ステップS6に続いて、温度センサ162が吸込温度を測定し(ステップS8)、吸込温度の測定値が制御部140に通知される。次に、制御部140は、前回設定した稼働状態が通常モードであるか否かを判定する(ステップS9)。具体的には、制御部140は、現在の稼働状態が、室内空間1001における上下の温度差を低減するための稼働状態と異なるか否かを判定する。
前回設定した稼働状態が通常モードであると判定された場合(ステップS9:Yes)、赤外線センサ161,163はそれぞれ、天井と床の表面温度を測定し(ステップS10)、これら表面温度の測定値が制御部140に通知される。
次に、制御部140は、ステップS10で測定された表面温度から表面温度差を算出し、この表面温度差について前回算出された表面温度差からの変化量である変化率を算出する(ステップS11)。具体的には、制御部140は、今回算出された表面温度差をΔT(n+1)、前回算出された表面温度差をΔT(n)、今回の表面温度の測定時刻をt(n+1)、前回の表面温度の測定時刻をt(n)として、(ΔT(n+1)-ΔT(n))/(t(n+1)-t(n))という演算式に従って、表面温度差の単位時間あたりの変化率を算出する。
次に、制御部140は、ステップS11で算出した変化率が予め定められた閾値Th1以上であるか否かを判定する(ステップS12)。これにより、室内空間1001における上下の温度差が急激に上昇しているか否かが判断される。変化率が閾値Th1以上であると判定した場合(ステップS12;Yes)、制御部140は、稼働状態を温度差低減モード1に設定する(ステップS13)。この温度差低減モード1の詳細については後述する。
一方、変化率が閾値Th1以上ではないと判定した場合(ステップS12;No)、制御部140は、ステップS11で算出した変化率が予め定められた閾値Th2以上であるか否かを判定する(ステップS14)。ここで、閾値Th2は、閾値Th1より小さい。これにより、ステップS13の温度差低減モード1の実行によりある程度は温度差の拡大が抑制されたものの引き続き温度差が上昇しているか否かが判断される。変化率が閾値Th2以上であると判定した場合(ステップS14;Yes)、制御部140は、稼働状態を温度差低減モード2に設定する(ステップS15)。温度差低減モード2は、温度差低減モード1と比較して、鉛直方向の成分が小さい気流を生成して、ゆるやかに室内空間1001内の空気を攪拌するモードである。ただし、温度差低減モード2は、温度差低減モード1よりも鉛直方向の成分が大きい気流を生成して、効率的に室内空間1001内の空気を撹拌するモードであってもよい。温度差低減モード2の詳細については後述する。
一方、変化率が閾値Th2以上ではないと判定した場合(ステップS14;No)、制御部140は、ステップS11で算出した表面温度差が予め定められた閾値Th3以上であるか否かを判定する(ステップS16)。これにより、温度差の時間的な変化が小さいものの低減すべき温度差が生じているか否かが判断される。表面温度差が閾値Th3以上であると判定した場合(ステップS16;Yes)、制御部140は、稼働状態を温度差低減モード3に設定する(ステップS17)。温度差低減モード3は、温度差低減モード2と比較して、鉛直方向の成分が小さい気流を生成して、更にゆるやかに室内空間1001内の空気を攪拌するモードである。ただし、温度差低減モード3は、温度差低減モード2よりも鉛直方向の成分が大きい気流を生成して、効率的に室内空間1001内の空気を撹拌するモードであってもよい。温度差低減モード3の詳細については後述する。
ステップS13,S15,S17において通常モードから温度差低減モードに稼働状態を変更する際には、制御部140は、報知部170を制御して、温度差を低減するために稼働状態を変更する旨をユーザに報知させてもよい。これにより、ユーザは、空調システム1000の稼働状態を認識することができる。ここで、ユーザが稼働状態の変更を望まずに、暖房運転を維持する操作をした場合には、制御部140は、温度差低減モードを実行することなくユーザによって指定された運転を優先してもよい。
ステップS16にて、表面温度差が閾値Th3以上ではないと判定した場合(ステップS16;No)、制御部140は、稼働状態を通常モードに設定する(ステップS18)。このステップS18では、ステップS8で測定された吸込温度に基づいて、ステップS4,S5,S7と同様の手順により温調制御の有無を決定してもよい。
ステップS13,S15,S17,S18に続いて、空調システム1000は、ステップS8以降の処理を繰り返す。これにより、表面温度差及び変化率に基づいて、通常モード及び温度差低減モード1~3のいずれかの運転が定期的に選択されて実行される。
ステップS9にて、前回の稼働状態が通常モードでないと判定した場合(ステップS9;No)、制御部140は、ステップS8で測定された吸込温度が前回の測定値未満であるか否かを判定する(ステップS19)。具体的には、制御部140は、温度差低減モードの実行中において、室温が低下してユーザの快適性が損なわれているか否かを判断する。吸込温度が前回の測定値未満ではないと判定された場合(ステップS19;No)、空調システム1000による処理は、ステップS10に移行する。
一方、吸込温度が前回の測定値未満であると判定した場合(ステップS19;Yes)、制御部140は、稼働状態を温調優先モードに設定する(ステップS20)。温調優先モードは、室温を目標温度に到達させることを優先して、ユーザの快適性を確保するモードである。温調優先モードでは、温度差を低減するための気流に代えて一時的に通常モードと同様の気流を生成してもよいし、温度差をある程度低減する気流を生成してもよい。その後、空調システム1000は、ステップS8以降の処理を繰り返す。
続いて、温度差低減モード1~3及び温調優先モードについて、図5~8を用いて説明する。図5には、それぞれの運転モードについての実施条件と制御対象とが関連付けて示されている。実施条件は、図4に示されるステップS13,S15,S17,S19において判定される条件の成否に対応している。
稼働状態が温度差低減モード1に設定される際に、制御部140は、圧縮機111の周波数を通常モードの値よりf1だけ減少させて、暖房能力を抑制し、室内機120が生成する気流の温度を低下させる。暖房運転の実行により生じた温度差は、暖房能力が維持されたときには、拡大又は維持されてしまうところ、制御部140は、暖房能力を抑制して温度差の低減を図る。また、制御部140は、室内熱交換器131の管温度の下限値を通常モードにおける下限値より低い温度に設定する。具体的には、室内熱交換器131の冷媒が通過する管の温度については、下限値が予め規定されており、制御部140は通常、管温度が当該下限値を上回る範囲で空調システム1000の構成要素を制御している。これに対して、温度差低減モードでは、この下限値をより低い温度にセットすることで、暖房能力を抑制することが可能になる。また、制御部140は、室内送風機132を構成する室内ファンの回転数を通常モードの値よりF1だけ増加させるとともに、風向を通常モードの方向から下方向に1段階変更する。これにより、温度差低減モード1の実行前よりも下方向に強い気流が生成され、室内空間1001内の空気が撹拌される。なお、風向が既に鉛直下方である場合には、風向を変更しなくともよい。f1及びF1は予め定められた値である。
図6には、表面温度に関し、温度差低減モード1の実施条件が成立する例が示されている。図6の例では、表面温度差が1.5℃から2.0℃になり、さらに2.5℃に上昇しており、単位時間あたりの変化率が2.0℃/hとなっている。この変化率が、閾値Th1の一例である1.5℃/hより大きいため、温度差低減モード1が実行される。
稼働状態が温度差低減モード2に設定される際に、制御部140は、圧縮機111の周波数を通常モードの値よりf2だけ減少させ、室内ファンの回転数を通常モードの値よりF2だけ増加させ、風向を通常モードの方向から下方向に1段階変更する。これにより、温度差低減モード1と同様に、鉛直成分の大きい気流が生成されることで室内空間1001内の空気が撹拌され、温度差が低減することが期待される。ただし、温度差低減モード2は、温度差低減モード1が実行されるときよりも温度差が緩慢に大きくなっているときに実行されるため、制御対象の変更量は温度差低減モード1より小さい。具体的には、f2はf1より小さく、F2はF1より小さい。f2及びF2は、予め定められた値である。
図7には、表面温度に関し、温度差低減モード2の実施条件が成立する例が示されている。図7の例では、表面温度差が1.5℃から1.7℃になり、さらに2.0℃に上昇しており、単位時間あたりの変化率が1.0℃/hとなっている。この変化率が、閾値Th1の一例である1.5℃/hより小さく、閾値Th2の一例である0.5℃/hより大きいため、温度差低減モード2が実行される。
なお、温度差低減モード1,2が設定されるときに、風向を1段階より大きく変更してもよい。これにより、より鉛直方向の成分が大きい気流が生成される。ただし、ユーザが設定した風向から大きく変更されると、ユーザの快適性が損なわれる可能性があるため、風向の変化は1段階に留めてもよい。
稼働状態が温度差低減モード3に設定される際に、制御部140は、圧縮機111の周波数を通常モードの値よりf3だけ減少させ、室内ファンの回転数を通常モードの値よりF3だけ増加させ、風向を通常モードの方向から下方向に1段階変更する。これにより、温度差低減モード1,2と同様に、鉛直成分の大きい気流が生成されることで温度差が低減することが期待される。ただし、温度差低減モード3は、温度差の変化率は小さいものの、温度差自体は大きい場合に実施される。この場合は、温度差の生じた状態で室内空間1001内の環境が安定していることが想定されるため、制御対象の変更量を温度差低減モード2よりさらに小さくする。具体的には、f3はf2より小さく、F3はF2より小さい。f3及びF3は、予め定められた値である。
稼働状態が温調優先モードに設定される際に、制御部140は、圧縮機111の周波数を通常モードの値よりf4だけ増加させて暖房能力を増加させる。これにより、温調優先モードの実行前より温度が高くなった気流が生成され、室温の低下を回避することができる。f4は、予め定められた値である。
図8は、表面温度差と経過時間との関係において、各モードの実施条件が成立する例を示している。図8中の線L1は、図6に示される表面温度差の変化に対応し、線L2は、図7に示される表面温度差の変化に対応している。また、図8中の線L11は、変化率が閾値Th1に等しいときを示し、線L12は、変化率が閾値Th2に等しいときを示す。図8において、線L11より上側のハッチングが付された領域A1内で表面温度差が変化する場合には、温度差低減モード1が実施され、線L11と線L12に挟まれた領域A2内で表面温度差が変化する場合には、温度差低減モード2が実施され、線L12より下側のハッチングが付された領域A3内で表面温度差が変化する場合には、温度差低減モード3又は通常モードが実施されることとなる。
以上、説明したように、表面温度差が第1閾値としての閾値Th3より小さい場合に、通常モードの運転が実行されて気流生成部130は暖房のための第1気流を生成し、表面温度差が閾値Th3より大きい場合に、温度差低減モード3の運転が実行されて気流生成部130は空気を撹拌するための第2気流を生成する。天井の表面温度は、概ね天井付近の空気の温度に等しく、床の表面温度は、概ね床付近の空気の温度に等しいといえる。このため、天井高の高い空間において天井及び床の付近の空気温度の測定が困難である場合であっても、当該空間において上下の温度差が生じたときには室内空間の空気が第2気流によって撹拌される。これにより、天井高の高い空間に生じた上下の温度差を低減させることができる。
また、温度差低減モード3において生成される第2気流は、通常モードにおいて生成される第1気流より鉛直方向の成分が大きい気流である。このため、より確実に上下の温度差を低減させることが期待される。
具体的には、気流生成部130は、生成した気流を吹出口180から室内空間1001に吹き出し、温度差低減モード3において生成される第2気流が吹出口180から吹き出される方向は、通常モードにおいて生成される第1気流が吹出口180から吹き出される方向より下の方向である。すなわち、図5に示されたように、温度差低減モードにおいては風向が下方向に1段階変更された。これにより、温度差を低減させることができる。なお、第2気流の方向は、鉛直成分が第1気流より大きければ、第1気流の方向より上の方向であってもよい。
また、気流生成部130は、室内送風機132を有し、温度差低減モード3における室内送風機132の風量は、通常モードにおける室内送風機132の風量より大きい。これにより、温度差を低減させることができる。
また、空調システム1000は、冷媒を圧縮する圧縮機111と、冷媒と室内空間における空気との間で熱交換を行う室内熱交換器131と、を有する冷媒回路を備え、温度差低減モード3における第2気流が生成されるときの圧縮機111の回転数は、通常モードにおける第1気流が生成されるときの圧縮機111の回転数より小さい。具体的には、図5に示されたように、温度差低減モードにおいては圧縮機111の回転数を減少させた。これにより、温度差を生じさせてしまう暖房能力を抑制して、温度差の解消を図ることができる。
また、表面温度差の変化率が第2閾値としての閾値Th2より大きい場合に、温度差低減モード1,2が実行され、気流生成部130は、通常モードにおける第1気流とは異なる第3気流を生成した。具体的には、気流生成部130は、変化率が閾値Th2より大きい場合に第3気流を生成し、変化率が閾値Th2より小さく、表面温度差が閾値Th3より大きい場合に第2気流を生成し、第3気流は、第2気流より鉛直方向の成分が大きい気流である。これにより、温度差が大きくなる前において、温度差の変化率が大きいときには、第3気流を生成することにより温度差の発生を予防することができる。
また、温度差低減モードの実行中において、吸込温度が目標温度と異なるときには、温調優先モードの運転が実行され、気流生成部130は、第2気流とは温度が異なる第4気流を生成する。具体的には、吸込温度が目標温度より低いときに、気流生成部130は、第2気流より温度が高い第4気流を生成した。これにより、室内空間1001の空気を撹拌している最中にユーザの体感温度が下がってしまい、快適性が損なわれることを回避することができる。
また、温度差低減モードが実行される際に設定される室内熱交換器131の管温度の下限値は、通常モードにおける下限値より低い。これにより、熱交換器を通過して気流の温度を上昇させる暖房能力を抑制して、温度差の低減をより確実に図ることができる。
実施の形態2.
続いて、実施の形態2について、上述の実施の形態1との相違点を中心に説明する。なお、上記実施の形態1と同一又は同等の構成については、同等の符号を用いる。本実施の形態は、赤外線センサ161が室内機120の外部に配置される点で、実施の形態1とは異なる。
本実施の形態に係る空調システム1000は、図9に示されるように、室内機120と、端末20と、HEMS(Home Energy Management System)の管理装置300と、室内空間1001において室内機120とは異なる位置に設置された赤外線センサ161と、を有する。
赤外線センサ161は、天井の表面温度の測定値を示す表面温度情報を管理装置300に送信し、管理装置300は、この表面温度情報を、取得部150を介して制御部140に通知する。これにより、制御部140は、実施の形態1と同様の運転を実行することができる。
また、端末20は、室内機120と直接通信することなく、管理装置300を介して室内機120に目標温度を設定する。また、室内機120は、報知部170を省いて構成される。制御部140は、管理装置300を介して端末20にユーザへの報知内容を通知する。
以上、説明したように、室内機120の外部の機器がユーザへの報知機能を担うことにより、ユーザにとっては報知を受け取ることが容易になるとともに、室内機120の構成を簡素にすることができる。また、天井の表面温度を測定する赤外線センサ161が室内機120の外部に設置されるため、室内機120の設置位置に関わりなく、赤外線センサ161の位置を決定することができる。これにより、表面温度の測定精度を向上させるとともに、室内機120の構成を簡素にすることができる。なお、赤外線センサ161が室内機120の外部に配置される例について説明したが、これには限定されない。赤外線センサ161,163及び温度センサ162のうちのいずれか1つ又は複数のセンサが、室内機120の外部に配置されてもよい。
実施の形態3.
続いて、実施の形態3について、上述の実施の形態1との相違点を中心に説明する。なお、上記実施の形態1と同一又は同等の構成については、同等の符号を用いる。本実施の形態は、気流生成部130が同時に2つの気流を生成する点で、実施の形態1とは異なる。
図10には、本実施の形態に係る室内機120の構成が示されている。図10に示されるように、気流生成部130は、2つの室内熱交換器131,131aと、これら2つの室内熱交換器131,131aそれぞれに空気を送風する室内送風機132,132aと、室内送風機132,132aそれぞれによって生成された気流の方向を調整する風向調整部133,133aと、2つの室内熱交換器131,131aと冷媒配管101を介して接続される膨張弁134と、を有する。
室内熱交換器131は、圧縮機111から流入した冷媒を凝縮させて膨張弁134に送出する。膨張弁134は、膨張弁114と同様の減圧器である。膨張弁134は、室内熱交換器131から流入した冷媒を膨張させて室内熱交換器131aに吐出する。膨張弁134の開度は、制御部140から送信される制御指示によって変化する。室内熱交換器131aは、膨張弁134から流入した冷媒を凝縮させて室外機110の膨張弁114に送出する。制御部140は、膨張弁114,134の開度を制御することにより、室内熱交換器131の冷媒温度、及び室内熱交換器131aの冷媒温度を制御して、2つの気流の温度を独立に決定する。室内送風機132aは、室内熱交換器131aを通過する気流を生成する。風向調整部133aは、室内熱交換器131aを通過した気流の方向を調整する。風向調整部133,133aは、気流の方向を調整する2つの調整手段の一例に相当し、室内熱交換器131,131aは、気流生成手段を構成する第1熱交換器及び第2熱交換器の一例に相当する。
図11には、本実施の形態に係る室内機120の概観が示されている。図11に示されるように、風向調整部133は、風向調整板としてのフラップ1331,1332を有し、風向調整部133aは、風向調整板としてのフラップ1331a,1332aを有する。これらの風向調整板の角度が制御部140によって独立に制御され、吹出口180の右側と左側とで異なる方向に吹き出される気流が生じる。
図10に戻り、室内機120は、記憶部190をさらに有する。記憶部190は、不揮発性の記憶装置であって、ユーザによって入力された空調運転の終了指示の履歴を記憶する。詳細には、ユーザが終了指示を入力すると、制御部140は、記憶部190に入力時刻を示す履歴を追加してから、運転を終了する。なお、室内機120は、記憶部190に代えて、外部のネットワーク上のサーバに履歴を格納し、適宜参照してもよい。記憶部190は、空調運転を停止した時刻を示す停止時刻情報を記憶する記憶手段の一例に相当する。
続いて、空調システム1000によって実行される撹拌モードの運転について説明する。この撹拌モードは、過去において空調運転が終了した時刻に対応する時刻より前の一定時間になったタイミングで天井と床の温度差が検知されると実行される。例えば、過去において空調運転が21時に終了した場合には、この21時より10分間だけ前の20時50分になったタイミングで実行される。そして、室内機120は、図12に示されるように、上方向の気流と下方向の気流とを生成する。ここで、気流生成部130は、上方向の気流の温度を、下方向の気流の温度より低くする。上方向の気流及び下方向の気流は、気流生成手段によって第2気流として生成される上方向気流及び下方向気流の一例に相当する。図12は、空調システム1000が暖房運転を開始してからしばらく時間が経過し、1階と2階が部分的に区切られている室内空間1001の上部に暖気が溜まっている様子を表している。撹拌モードが実行されると、上方向に吹き出す気流が暖気を撹拌し、下方向に吹き出す気流が1階の空気を撹拌する。これにより、室内空間1001における上下の温度差が低減する。
撹拌モードにおける冷凍サイクルの例が、図13~16に示されている。図13は、暖房運転において膨張弁134の開度が大きい場合を示し、図14は、暖房運転において膨張弁134の開度が小さい場合を示す。図13,14からわかるように、2つの室内熱交換器131,131aの温度が異なり、2つの気流の温度が異なる。同様に、図15は、冷房運転において膨張弁の開度が大きい場合を示し、図16は、冷房運転において膨張弁134の開度が小さい場合を示す。図15,16からも、2つの室内熱交換器131,131aの温度が異なり、2つの気流の温度が異なることがわかる。なお、冷房運転においては、冷媒回路において冷媒が流れる方向が、暖房運転とは逆の方向になる。
以上、説明したように、上方向の気流と下方向の気流とを吹き出すことで1階と2階の温度差を低減させる撹拌モードが、ユーザが空調システム1000の運転を終了させる時刻より前に実施される。これにより、例えば、1階に居たユーザが就寝のために2階へ上がる際に、予め1階と2階の温度差を解消することができる。
ここで、上方向の気流の温度を、下方向の気流の温度より低くすることで、温度差をより効率的に低減することができる。なお、上方向の気流と下方向の気流とは、風向及び温度に加えて、風量が異なる気流であってもよい。例えば、上方向の気流の風量を、下方向の気流の風量より大きくして、天井を含む2階部分の空気をより確実に攪拌してもよい。
以上、実施の形態について説明したが、本開示は上記実施の形態によって限定されるものではない。
例えば、赤外線センサ161,163を利用して室内空間1001に在室するユーザを検出し、ユーザが不在のときに限って温度差低減モードの運転を実施してもよい。また、上記実施の形態1では、図5に示される制御対象の値を、通常モードにおける基準値からの変化量により規定していたが、これには限定されない。具体的には、図5に示される制御対象の値を、現在値を基準としたときの変化量により規定してもよい。例えば、通常モードから温度差低減モード1に稼働状態が変化した後に、温度差低減モード1の実行が再度決定された場合に、制御部140は、圧縮機の周波数を通常モードより(2×f1)だけ減少させてもよい。これにより、温度差に関する状況が変化しない場合において、室内空間1001の空気を攪拌する気流を徐々に強くして、温度差をより確実に解消することができる。また、図5の例では、温度差低減モード1,2,3の順に制御対象の値を小さくしたが、これには限定されず、制御対象の値を任意に変更してもよい。例えば、F1がF2より小さく、F2がF3より小さいものとしてもよい。
また、実施の形態2に係る管理装置300が、取得部150及び制御部140の機能を実現し、気流生成部130を有する室内機120を制御する空調制御装置として構成されてもよい。また、天井及び床は、水平な面に限定されず、傾斜した面であってもよいし、凹凸を有してもよい。天井は、滞留した暖気からの熱を受けて赤外線を放射する面であればよく、床は、滞留した冷気へ熱を与えて赤外線を放射する面であればよい。
また、温度差低減モード1,2を統合して1つの稼働状態としてもよいし、温度差低減モード1,2の実行を省略してもよいし、温調優先モードの実行を省略してもよい。少なくとも、表面温度差が閾値を超えたときに温度差低減モード3の運転が実行されれば、室内空間1001における上下の温度差を解消することができる。また、上記実施の形態1では、変化率が大きいときの温度差低減モードの運転を、温度差が生じる前に予防的に実施する例について説明したが、これには限定されない。例えば、温度差が生じた場合において、変化率が大きいときにはある程度空気を攪拌し、変化率が小さくなって温度差が安定状態に移行してから鉛直成分がより大きい気流を生成してもよい。詳細には、気流生成部130は、温度差が閾値Th3より大きい場合において、変化率が新たな閾値Th4より小さいときに温度差低減モード3の鉛直成分が比較的大きい第2気流を生成し、変化率が閾値Th4より大きいときに鉛直成分が比較的小さい第4気流を生成してもよい。さらに別の例として、空調システム1000は、温度差が生じた場合において、変化率がなお大きいときには、新たな運転モードに移行して、より鉛直方向の成分が大きい気流を生成してもよい。詳細には、気流生成部130は、温度差が閾値Th3より大きい場合において、変化率が新たな閾値Th4より小さいときに温度差低減モード3の第2気流を生成し、変化率が閾値Th4より大きいときに鉛直方向の成分が大きい第3気流を生成してもよい。
また、空調システム1000の機能は、専用のハードウェアによっても、また、通常のコンピュータシステムによっても実現することができる。
例えば、制御部140によって実行されるプログラムP1を、コンピュータ読み取り可能な非一時的な記録媒体に格納して配布し、そのプログラムP1をコンピュータにインストールすることにより、上述の処理を実行する装置を構成することができる。このような記録媒体としては、例えばフレキシブルディスク、CD-ROM(Compact Disc Read-Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)、MO(Magneto-Optical Disc)が考えられる。
また、プログラムP1をインターネットに代表される通信ネットワーク上のサーバ装置が有するディスク装置に格納しておき、例えば、搬送波に重畳させて、コンピュータにダウンロードするようにしてもよい。
また、通信ネットワークを介してプログラムP1を転送しながら起動実行することによっても、上述の処理を達成することができる。
さらに、プログラムP1の全部又は一部をサーバ装置上で実行させ、その処理に関する情報をコンピュータが通信ネットワークを介して送受信しながらプログラムを実行することによっても、上述の処理を達成することができる。
なお、上述の機能を、OS(Operating System)が分担して実現する場合又はOSとアプリケーションとの協働により実現する場合には、OS以外の部分のみを媒体に格納して配布してもよく、また、コンピュータにダウンロードしてもよい。
また、空調システム1000の機能を実現する手段は、ソフトウェアに限られず、その一部又は全部を、回路を含む専用のハードウェアによって実現してもよい。
本開示は、本開示の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施の形態は、この開示を説明するためのものであり、本開示の範囲を限定するものではない。すなわち、本開示の範囲は、実施の形態ではなく、請求の範囲によって示される。そして請求の範囲内及びそれと同等の開示の意義の範囲内で施される様々な変形が、この開示の範囲内とみなされる。
本開示は、天井高の高い空間における空調に適している。
1000 空調システム、 101 冷媒配管、 110 室外機、 111 圧縮機、 112 室外熱交換器、 113 室外送風機、 114 膨張弁、 120 室内機、 130 気流生成部、 131,131a 室内熱交換器、 132,132a 室内送風機、 133,133a 風向調整部、 134 膨張弁、 140 制御部、 150 取得部、 151 赤外線送受信部、 161,163 赤外線センサ、 162 温度センサ、 170 報知部、 180 吹出口、 181 吸込口、 190 記憶部、 300 管理装置、 20 端末、 1331~1334,1331a,1332a フラップ、 A1~A3 領域、 L1,L2,L11,L12 線、 P1 プログラム。

Claims (13)

  1. 空調対象である室内空間における天井の表面温度を測定する天井温度測定手段と、
    前記室内空間における床の表面温度を測定する床温度測定手段と、
    前記天井温度測定手段によって測定された前記天井の表面温度と前記床温度測定手段によって測定された前記床の表面温度との温度差が第1閾値より小さい場合に第1気流を生成し、前記温度差が前記第1閾値より大きい場合に、前記第1気流とは異なる第2気流を生成する気流生成手段と、
    空調運転を停止した時刻を示す停止時刻情報を記憶する記憶手段と、を備え、
    前記気流生成手段は、
    気流の方向を調整する2つの調整手段を有し、
    前記停止時刻情報により示される空調運転を停止した過去の時刻に対応する時刻より前において、前記温度差が前記第1閾値より大きい場合に、前記2つの調整手段により、上方向に吹き出す上方向気流と、下方向に吹き出す下方向気流と、を前記第2気流として生成する、空調システム。
  2. 前記第2気流は、前記第1気流より鉛直方向の成分が大きい気流である、
    請求項1に記載の空調システム。
  3. 前記気流生成手段は、前記第1気流及び前記第2気流を生成するための送風手段を有し、
    前記第2気流が生成されるときの前記送風手段の風量は、前記第1気流が生成されるときの前記送風手段の風量より大きい、
    請求項1又は2に記載の空調システム。
  4. 冷媒を圧縮する圧縮機と、前記冷媒と前記室内空間における空気との間で熱交換を行う熱交換器と、を有する冷媒回路、をさらに備え、
    前記第1気流及び前記第2気流は、前記熱交換器を通過して前記冷媒との間で熱交換が行われた気流であって、
    前記第2気流が生成されるときの前記圧縮機の回転数は、前記第1気流が生成されるときの前記圧縮機の回転数より小さい、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の空調システム。
  5. 前記第1気流及び前記第2気流は、冷媒と前記室内空間における空気との間で熱交換を行う熱交換器を通過することで温度が上昇した気流であって、
    前記第2気流が生成される際の前記熱交換器の管温度の下限値は、前記第1気流が生成される際の前記熱交換器の管温度の下限値より小さい、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の空調システム。
  6. 前記気流生成手段は、前記温度差の変化率が第2閾値より大きい場合に、前記第1気流とは異なる第3気流を生成する、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の空調システム。
  7. 前記気流生成手段は、
    前記変化率が前記第2閾値より大きい場合に、前記第3気流を生成し、
    前記変化率が前記第2閾値より小さく、前記温度差が前記第1閾値より大きい場合に、前記第2気流を生成し、
    前記第3気流は、前記第2気流より鉛直方向の成分が大きい気流である、
    請求項6に記載の空調システム。
  8. 前記気流生成手段は、前記温度差が前記第1閾値より大きい場合において、前記変化率が前記第2閾値より小さいときに前記第2気流を生成し、前記変化率が前記第2閾値より大きいときに前記第3気流を生成し、
    前記第2気流は、前記第3気流より鉛直方向の成分が大きい気流である、
    請求項6に記載の空調システム。
  9. 前記室内空間における空気の目標温度を示す目標温度情報を取得する取得手段と、
    前記室内空間における空気の温度を測定する室温測定手段と、をさらに備え、
    前記気流生成手段は、前記温度差が前記第1閾値より大きい場合において、前記第2気流を生成し、前記室温測定手段によって測定された空気の温度が前記目標温度と異なるときには、前記第2気流とは温度が異なる第4気流を生成する、
    請求項1から8のいずれか一項に記載の空調システム。
  10. 前記気流生成手段は、
    第1熱交換器及び第2熱交換器を有し、
    前記第1熱交換器を通過することで温度が変化した前記上方向気流と、前記第2熱交換器を通過することで温度が変化した前記下方向気流と、を生成し、
    前記上方向気流の温度は、前記下方向気流の温度より低い、
    請求項に記載の空調システム。
  11. 空調対象である室内空間における気流を生成する気流生成手段を制御する空調制御装置であって、
    前記室内空間における天井の表面温度の測定値と、前記室内空間における床の表面温度の測定値と、を取得する取得手段と、
    前記天井の表面温度の測定値と前記床の表面温度の測定値との温度差が閾値より小さい場合に、前記気流生成手段に第1気流を生成させ、前記温度差が前記閾値より大きい場合に、前記第1気流とは異なる第2気流を前記気流生成手段に生成させる制御手段と、
    空調運転を停止した時刻を示す停止時刻情報を記憶する記憶手段と、
    を備え、
    前記気流生成手段は、
    気流の方向を調整する2つの調整手段を有し、
    前記停止時刻情報により示される空調運転を停止した過去の時刻に対応する時刻より前において、前記温度差が前記閾値より大きい場合に、前記2つの調整手段により、上方向に吹き出す上方向気流と、下方向に吹き出す下方向気流と、を前記第2気流として生成する、空調制御装置。
  12. 室内空間における天井の表面温度と前記室内空間における床の表面温度との温度差が閾値より大きい場合に、前記温度差が前記閾値より小さい場合の第1気流とは異なる第2気流を生成すること、
    を含み、
    空調運転を停止した過去の時刻に対応する時刻より前において、前記温度差が前記閾値より大きい場合に、気流の方向を調整することにより、上方向に吹き出す上方向気流と、下方向に吹き出す下方向気流と、を前記第2気流として生成する、空調方法。
  13. 室内空間における気流を生成する気流生成手段を制御するコンピュータに、
    前記室内空間における天井の表面温度と前記室内空間における床の表面温度との温度差が閾値より大きい場合に、前記温度差が前記閾値より小さい場合の第1気流とは異なる第2気流を前記気流生成手段に生成させること、
    を実行させ、
    空調運転を停止した過去の時刻に対応する時刻より前において、前記温度差が前記閾値より大きい場合に、気流の方向を調整することにより、上方向に吹き出す上方向気流と、下方向に吹き出す下方向気流と、を前記第2気流として生成する、プログラム。
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