JP5994584B2 - 空気調和機 - Google Patents
空気調和機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5994584B2 JP5994584B2 JP2012244557A JP2012244557A JP5994584B2 JP 5994584 B2 JP5994584 B2 JP 5994584B2 JP 2012244557 A JP2012244557 A JP 2012244557A JP 2012244557 A JP2012244557 A JP 2012244557A JP 5994584 B2 JP5994584 B2 JP 5994584B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- room temperature
- indoor
- temperature
- control device
- value
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Air Conditioning Control Device (AREA)
Description
図1は、空気調和装置の構成の概要を示す回路図である。図1に示されているように、本発明の一実施形態に係る空気調和機10は、室内の天井や壁面などに取り付けられる室内機20と、室外に設置される室外機30と、リモートコントローラ50とを備えている。図1において、各装置を繋ぐ実線は冷媒配管を表しており、各装置を繋ぐ破線は信号伝送線路を表している。
空気調和機10における空気調和の動作を正しく効率よく行わせるために、空気調和機10は、図1及び図2に示されている制御装置60によって制御される。制御装置60は、室内制御装置61及び室外制御装置62を含み、室内制御装置61が室内機20の中に組み込まれ、室外制御装置62が室外機30の中に組み込まれている。
図3に示されているように、室内機20が室内RMの天井CEに取り付けられ、リモートコントローラ50が室内の壁Wに取り付けられている。室内機20の下側中央部に吸込口20iが設けられ、吸込口20iの周囲に4つの吹出口20tが設けられている。
(4−1)室内温度制御のフロー
図5には、室内機20の室内温度センサ26で計測されるボディーサーモTbodyと、リモートコントローラ50の室内温度センサ51で計測されるリモコンサーモTremoと、制御対象の室内温度値Tconの時間的な変化が示されている。また、図6には、室内温度を制御する際の制御装置60の動作が示されている。ここでは、ユーザの周囲の空間の温度を室内温度と呼び、ユーザの周囲の空間の温度を制御するために制御対象となる温度を室内温度値と呼ぶものとする。
例えば、従来、ボディーサーモTbodyを設定温度に近づける制御が行なわれていたのであれば、制御装置60では、(1)式で決定される室内温度値Tconを設定温度に近づける制御が行なわれる。つまり、従来の室内温度の制御において、ボディーサーモTbodyを室内温度値Tconに置き換えれば、本実施形態の温度制御になる。そこで、室内温度値Tconを求めるための(1)式の内分比αの設定について説明する。
上述の室内温度値Tconと内分比αを用いた室内温度制御について図6に沿って説明する。まず、(1)式の定数Aの値が制御装置60によって取得される(ステップS1)。定数Aは、空気調和機10及びリモートコントローラ50の設置条件によって決められる固定値である。この定数Aは空気調和機10の1日の運転中に頻繁に変更されるものではない。例えば、空気調和装置10の設置時に設定されるものである。ただし、定数Aは、空気調和機10の日々の運転データのボディーサーモTbodyやリモコンサーモTremoの傾向もしくはユーザ設定により修正されてもよい。そのために、空気調和装置10の制御装置60は、リモートコントローラ50などによって定数Aを空気調和装置10の外部から設定できるように構成されてもよく、内部に定数Aを設定するための演算部を有していてもよい。
ここでは、冷房運転を例にして、設定温度がTS0であるとき、設定温度TS0よりも低い第1所定温度TS1になったときにサーモオフし、設定温度TS0よりも高い第2所定温度TS2になったときにサーモオンするような温度制御を考える。そして、ボディーサーモTbodyによって室内温度制御を行なっていた従来の制御装置と比較しながら説明する。
(5−1)
以上説明したように、室内機20(室内機本体の一例)は、そのケーシング20a(筐体の一例)と室内RMとの間を循環する室内空気を熱交換する室内熱交換器21とともに、この室内熱交換器21で熱交換される室内空気の温度を測定するためにケーシング20aに設置されている室内温度センサ26(筐体設置室内温度センサの一例)を有している。また、リモートコントローラ50も、室内温度センサ51(遠隔操作用室内温度センサの一例)を有している。
(6−1)1A
上記実施形態では、第1室温計測値に室内温度センサ26で測定される測定値であるボディーサーモTbodyを用い、第2室温計測値に室内温度センサ51で測定される測定値であるリモコンサーモTremoを用いている。しかし、第1室温計測値はボディーサーモTbodyに限られるものではなく、第2室温計測値はリモコンサーモTremoに限られるものではない。例えば、第1室温計測値を計測するために化粧パネル20bの室内RM側に室内温度センサを設けてもよく、第2室温計測値を計測するために専用の室内温度センサを壁や床など第1室温計測値を計測するための温度センサとは異なる場所に取り付けてもよい。
上記実施形態では、(2)式に示されているように、内分比αをボディーサーモTbodyと設定温度TS0との差に基づいて決定しているが、例えば、(3)式に示されているように、リモコンサーモTremoと設定温度TS0との差に基づいて内分比αを決定することができる。この(3)式の計算結果が1よりも大きくなるときは、α=1とされる。
このように決定しても、上記実施形態と同様に、ハンチングを抑制したり、早く設定温度に近づけたりすることができる。また、(1)式及び(3)式で室内温度値Tconを決定する場合も(1)式及び(2)式で室内温度値Tconを決定する場合と同様に、室内温度値Tconの決定に演算式を用いることで室内温度値Tconを速く決定することができる。
上記実施形態では、内分比αがボディーサーモTbodyと設定温度TS0との差の絶対値を定数Aで除したり、リモコンサーモTremoと設定温度TS0との差の絶対値を定数Bで除したりしている。しかし、内分比αを求める式は、(2)式や(3)式に限られるものではない。例えば、ボディーサーモTbodyの2倍の値と設定温度TS0との差の絶対値を定数Aで除したり、ボディーサーモTbodyの2乗の値と設定温度TS0との差の絶対値を定数Aで除したり、ボディーサーモTbodyと設定温度TS0との差の絶対値の平方根を定数Aで除したりするなどして求めてもよい。
上記実施形態では、(2)式のような演算式によって内分比αを決定しているが、テーブルを使って内分比αの値を決定するようにしてもよい。
上記実施形態では、室内温度値Tconの決定が制御装置60において自動的に行なわれる場合について説明したが、外部から室内温度値Tconの決定のためのパラメータを設定できるように構成してもよい。例えば、リモートコントローラ50が壁Wから取り外せるタイプのものであれば、壁Wから取り外されて室内機20から遠く離れたところに放置された場合には、リモコンサーモTremoを室内温度値Tconの決定に用いたくない。この様な場合には、例えば外部から制御装置60に対して強制的に内分比αを1に固定できる入力手段を設けてもよい。
上記実施形態と変形例6−2から6−5で説明した室内温度値Tconを決定するための決定手段は、その設定値などを異ならせたり、形態の異なるものを組み合わせたりすることで複数の異なった決定手段を準備することができる。このようにして準備した複数種類の決定手段を制御装置60に持たせ、状況に応じて室内温度値Tconの複数の決定手段のうちから適切な決定手段を選択できるように構成してもよい。その場合、空気調和機10の設置時に設置者が室内温度値Tconの決定手段を選択できるようにしてもよく、ユーザがリモートコントローラ50を用いるなどして選択できるようにしてもよい。
上記実施形態では、冷房運転において、内分比αを用いて室内温度値Tconを設定する場合について説明したが、暖房運転においても同様に内分比αを用いて室内温度値Tconを設定してもよい。
20 室内機
20a ケーシング
26 室内温度センサ
50 リモートコントローラ
51 室内温度センサ
60 制御装置
Claims (5)
- 筐体(20a)、室内と前記筐体内との間を循環する室内空気を熱交換する室内熱交換器(21)、及び前記筐体に設置されて室内空気の温度を計測するための筐体設置室内温度センサ(26)を有する室内機本体(20)と、
前記室内機本体から分離され、室内空気の温度を計測するための遠隔操作用室内温度センサ(51)を内蔵し、前記室内機を遠隔操作するリモートコントローラ(50)と、
前記筐体設置室内温度センサで計測される第1室温計測値と内分比α(ただし、αは0≦α≦1の実数)との積に、前記遠隔操作用室内温度センサで計測される第2室温計測値と(1−α)との積を足して、制御対象である前記室内の室内温度値を決定し、前記室内温度値が設定温度になるように前記室内機本体の空気調和を制御する制御装置(60)と、
を備え、
前記制御装置は、前記内分比αを前記第1室温計測値と前記設定温度との差及び前記第2室温計測値と前記設定温度との差のうちの少なくとも一方に基づいて変更する、空気調和機。 - 前記制御装置は、前記内分比αの値を前記第1室温計測値と前記設定温度との差及び前記第2室温計測値と前記設定温度との差のうちの少なくとも一方に応じて連続的に変化させる、
請求項1に記載の空気調和機。 - 前記制御装置は、前記内分比αを前記制御装置の外部から設定可能に構成されている、
請求項1又は請求項2に記載の空気調和機。 - 前記制御装置は、前記室内温度値を決定する決定手段を複数持ち、複数の前記決定手段を選択可能に構成されている、
請求項1から3のいずれか一項に記載の空気調和機。 - 前記制御装置は、前記第1室温計測値と第2室温計測値とをパラメータとして用いて前記室内温度値を決定する演算式及び/又はテーブルを記憶している、
請求項1から4のいずれか一項に記載の空気調和機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012244557A JP5994584B2 (ja) | 2012-11-06 | 2012-11-06 | 空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012244557A JP5994584B2 (ja) | 2012-11-06 | 2012-11-06 | 空気調和機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014092345A JP2014092345A (ja) | 2014-05-19 |
JP5994584B2 true JP5994584B2 (ja) | 2016-09-21 |
Family
ID=50936527
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012244557A Active JP5994584B2 (ja) | 2012-11-06 | 2012-11-06 | 空気調和機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5994584B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102331052B1 (ko) * | 2019-11-29 | 2021-11-26 | 주식회사 미로 | 실내 공간의 균일도 제어유닛 및 제어방법 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59109738A (ja) * | 1982-12-13 | 1984-06-25 | Sharp Corp | 空気調和機の室温制御装置 |
JPS61107410A (ja) * | 1984-10-31 | 1986-05-26 | Yamatake Honeywell Co Ltd | 空調制御方式 |
JPH0587372A (ja) * | 1991-09-30 | 1993-04-06 | Toshiba Corp | 空気調和機の制御方法 |
JP3046390U (ja) * | 1997-08-20 | 1998-03-06 | 船井電機株式会社 | 空気調和機 |
-
2012
- 2012-11-06 JP JP2012244557A patent/JP5994584B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014092345A (ja) | 2014-05-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA2678713C (en) | Airflow adjustment user interfaces | |
JP3404150B2 (ja) | 空気調和機及びその制御方法 | |
JP5404777B2 (ja) | 空気調和装置 | |
JP6719660B2 (ja) | 空気調和装置 | |
JP5622859B2 (ja) | 熱源装置 | |
JP6156245B2 (ja) | 換気装置及び換気空調システム | |
JP6685418B2 (ja) | 空調システム、空調制御装置、空調方法及びプログラム | |
US10520213B2 (en) | Air conditioner units and methods of operation | |
WO2019193680A1 (ja) | 空気調和システム | |
US20190293305A1 (en) | Air conditioner unit with selective cooling of an indoor fan motor | |
JP6297176B2 (ja) | 室内機及びこれを用いた空気調和装置 | |
WO2020246502A1 (ja) | 機器管理装置、熱源システム、管理装置、及び機器管理システム | |
JP5994584B2 (ja) | 空気調和機 | |
JP6851483B2 (ja) | 空気調和機 | |
US20170102157A1 (en) | Air conditioner units and methods for determining indoor room temperatures | |
JP2012122629A (ja) | 空気調和機 | |
JP6365649B2 (ja) | 空気調和システム | |
JP2011202884A (ja) | 冷凍サイクル装置 | |
CN110637199A (zh) | 空调系统 | |
JP7414956B2 (ja) | 空調システム、空調制御装置、空調方法及びプログラム | |
CN114341563B (zh) | 基于气流操作空调器单元的方法 | |
JP5586542B2 (ja) | 空気調和システム | |
JP6044626B2 (ja) | 温調システム | |
JP5849237B2 (ja) | 天井埋込型浴室空気調和機 | |
JP6562139B2 (ja) | 冷凍装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150925 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160722 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160726 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160808 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5994584 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |