JP6642379B2 - 空調機 - Google Patents

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本発明は、空調機、特にはインバータ駆動の圧縮機を備えた空調機に関する。
従来、インバータ駆動の圧縮機を用いる空調機であって、室温が過度に調整されることを防止するため(例えば、冷房時であれば冷え過ぎを防止するため)、室温が目標温度に近づくに連れて(例えば、冷房時であれば、室温が比較的高い状態から目標温度へと下がるに連れて)圧縮機の周波数を低減する空調機が知られている。
例えば、引用文献1(特開2014−190600号公報)には、室温と目標温度との差温と、圧縮機の周波数と、を関連付けたテーブルを有し、差温に応じた周波数で圧縮機を運転することが開示されている。また、引用文献1(特開2014−190600号公報)には、差温と圧縮機の周波数とを結びつけた他のテーブル(差温が小さくなると圧縮機の周波数をより早く低減するテーブル)が用意され、一旦サーモオフした後に圧縮機が起動する場合には、このテーブルを利用して圧縮機を運転ことで、サーモオン・オフの回数を減らすことが開示されている。
しかし、引用文献1(特開2014−190600号公報)の空調機は、サーモオン・オフの回数は低減できるものの、空調機の運転開始時等に迅速かつ正確に室温を目標温度に調整するという観点からは改善の余地がある。
本発明の課題は、運転開始時等に迅速かつ正確に室温を目標温度に調整することが可能な空調機を提供することにある。
本発明の第1観点に係る空調機は、冷媒回路と、計測部と、記憶部と、周波数制御部と、を備える。冷媒回路は、インバータ駆動の圧縮機を含む。計測部は、空調対象空間の室温を計測する。記憶部は、室温の目標温度を記憶する。周波数制御部は、計測部により計測される室温が、空調が不足している状態から目標温度に近づくに連れて周波数が低減するように、圧縮機の周波数を制御する。周波数制御部は、複数の周波数低減パターンを有する。周波数制御部は、所定の運転の開始時に、過去の運転時に決められた所定の周波数低減パターンを用いて圧縮機の周波数の制御を行う。周波数制御部は、室温の変化に関する情報に基づいて、次回の所定の運転の開始時に、直近の所定の運転の開始時と同じ周波数低減パターンを用いるか、直近の所定の運転の開始時とは異なる周波数低減パターンを用いるかを決定する。
なお、ここで、空調が不足している状態とは、冷房時であれば室温が目標温度より高い状態、暖房時であれば室温が目標温度より低い状態を意味する。
また、ここで、室温の変化に関する情報は、室温そのものの変化の情報に限定されるものではなく、室温の変化に関連する値の変化の情報、例えば室温の変化に起因する圧縮機の周波数の変化の情報であってもよい。
本発明の第1観点に係る空調機では、空調が不足している状態から目標温度へと室温が近づく際に用いられる圧縮機の周波数の低減パターンが複数用意される。そして、ここでは、運転時の室温の変化に関する情報に基づいて、次回の所定の運転の開始時に、直近の所定の運転の開始時に使用された周波数低減パターンを用いるのか、他の周波数低減パターンを用いるのかが決定される。つまり、本空調機は、実際の運転に基づいてその空調対象空間の空調を行う上で適した圧縮機の周波数制御を学習し、その学習結果を反映した圧縮機の周波数制御を行う。そのため、本空調機では、運転開始時等に迅速かつ正確に室温を目標温度に調整することができる。
本発明の第2観点に係る空調機は、第1観点に係る空調機であって、周波数制御部は、所定の運転の開始時から室温が目標温度に到達するまでの時間に基づいて、次回の所定の運転の開始時に、直近の所定の運転の開始時と同じ周波数低減パターンを用いるか、直近の所定の運転の開始時に用いられた周波数低減パターンよりも圧縮機の周波数の低減を抑制した周波数低減パターンを用いるかを決定する。
本発明の第2観点に係る空調機は、所定の運転の開始時から室温が目標温度に到達するまでの時間に基づいて空調機の能力不足を判定し、判定結果に応じて圧縮機の周波数の低減を抑制した周波数低減パターンを次回の所定の運転の開始時に利用する。そのため、本空調機では、空調対象空間の環境を踏まえて、運転開始時等に迅速に室温を目標温度に調整できる。
本発明の第3観点に係る空調機は、第1観点又は第2観点に係る空調機であって、周波数制御部は、室温が目標温度に到達した後の室温の変化に関する情報に基づいて、次回の所定の運転の開始時に、直近の所定の運転の開始時と同じ周波数低減パターンを用いるか、直近の所定の運転の開始時に用いられた周波数低減パターンよりも圧縮機の周波数の低減を促進した周波数低減パターンを用いるかを決定する。
本発明の第3観点に係る空調機は、目標温度到達後の室温の変化に関する情報に基づいて空調機の能力過剰を判定し、判定結果に応じて圧縮機の周波数の低減を促進した周波数低減パターンを次回の所定の運転の開始時に利用する。そのため、本空調機では、空調対象空間の環境を踏まえて、運転開始時等に、サーモオフやハンチングを発生させずに、正確に室温を目標温度に調整できる。
本発明の第4観点に係る空調機は、第1観点から第観点のいずれかに係る空調機であって、複数の周波数低減パターンでは、室温が目標温度に単位温度近づく毎に低減される圧縮機の周波数の大きさがそれぞれ異なる。
本発明の第4観点に係る空調機は、周波数の低減の態様の異なる周波数低減パターンを複数有するため、空調対象空間の室温を精度よく制御することができる。
本発明の第5観点に係る空調機は、第1観点に係る空調機であって、周波数制御部は、所定の運転の開始時から第1時間が経過するまでに室温が目標温度に到達しない場合、現在用いている周波数低減パターンを、現在用いている周波数低減パターンよりも圧縮機の周波数の低減を抑制した周波数低減パターンに変更する。
本発明の第1観点に係る空調機では、空調が不足している状態から目標温度へと室温が近づく際に用いられる圧縮機の周波数の低減パターンが複数用意される。そして、ここでは、運転時の室温の変化に関する情報に基づいて、次回の所定の運転の開始時に、直近の所定の運転の開始時に使用された周波数低減パターンを用いるのか、他の周波数低減パターンを用いるのかが決定される。つまり、本空調機は、実際の運転に基づいてその空調対象空間の空調を行う上で適した圧縮機の周波数制御を学習し、その学習結果を反映した圧縮機の周波数制御を行う。そのため、本空調機では、運転開始時等に迅速かつ正確に室温を目標温度に調整するができる。
本発明の第2観点に係る空調機では、空調対象空間の環境を踏まえて、運転開始時等に迅速に室温を目標温度に調整できる。
本発明の第3観点に係る空調機では、空調対象空間の環境を踏まえて、運転開始時等に、サーモオフやハンチングを発生させずに、正確に室温を目標温度に調整できる。
本発明の第4観に係る空調機は、周波数の低減の態様の異なる周波数低減パターンを複数有するため、空調対象空間の室温を精度よく制御することができる。
本発明の一実施形態に係る空調機の外観を示す斜視図である。 図1の空調機の構成の概要を示す図である。 図1の空調機のブロック図である。 図1の空調機の圧縮機制御部が有する複数の周波数低減パターンの一例である。 図1の空調機における、冷房時の圧縮機の周波数の制御と、空調機の調整モード運転の開始時に圧縮機制御部が用いる周波数低減パターンの決定処理について説明するためのフローチャートである。ステップS1〜S9を示している。 図1の空調機における、冷房時の圧縮機の周波数の制御と、空調機の調整モード運転の開始時に圧縮機制御部が用いる周波数低減パターンの決定処理について説明するためのフローチャートである。ステップS10〜S14を示している。
以下に、本発明の一実施形態に係る空調機100について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施形態は、例示に過ぎず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
(1)全体概要
本発明の一実施形態に係る空調機100は、空調対象空間の冷房及び暖房を行う装置である。ただし、空調機は、冷房及び暖房の両方を行う装置に限定されるものではなく、どちらか一方だけを実行可能な装置であってもよい。
空調機100は、空調対象空間である室内に設置される空調室内機1と、屋外に設置される空調室外機2と、を備えている(図1参照)。空調室内機1と空調室外機2とは、連絡配管3によって接続されている(図1参照)。なお、ここでは、空調室内機1は壁掛式であるが、これに限定されるものではなく、例えば壁埋込式、天井埋込式、床置式等であってもよい。
空調室内機1は、室内熱交換器16、室内ファン31、室内温度センサ32、及び室内側制御部34を主に有する(図2参照)。空調室外機2は、圧縮機11、四路切換弁12、室外熱交換器13、膨張機構14、アキュムレータ15、室外ファン21、及び室外側制御部24を主に有する(図2参照)。
空調機100では、空調室内機1と空調室外機2とが、連絡配管3(液冷媒連絡配管3a及びガス冷媒連絡配管3b)によって接続されることで、冷媒回路10が構成される(図2参照)。冷媒回路10は、圧縮機11、四路切換弁12、室外熱交換器13、膨張機構14、室内熱交換器16、及びアキュムレータ15を主に有する(図2参照)。冷媒回路10内を冷媒が循環すると、空調機100において蒸気圧縮式冷凍サイクルが行われる。
空調室内機1の室内側制御部34と、空調室外機2の室外側制御部24とは、互いに通信可能に接続されており、協働して、空調機100の各部の動作を制御する制御ユニット200として機能する(図2参照)。
(2)詳細構成
(2−1)空調室内機
空調室内機1は、空調対象空間である室内に設置される。
空調室内機1は、室内熱交換器16、室内ファン31、室内温度センサ32、及び室内側制御部34を主に有する(図2参照)。
室内熱交換器16は、伝熱管と伝熱フィンとにより構成されたクロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型熱交換器である。室内熱交換器16では、室内空気と伝熱管を流れる冷媒との間で熱交換が行われる。室内熱交換器16は、冷房運転時には冷媒の蒸発器として機能して室内空気を冷却する。室内熱交換器16は、暖房運転時には冷媒の凝縮器として機能して室内空気を加熱する。室内熱交換器16の液側は、連絡配管3の液冷媒連絡配管3aに接続され、室内熱交換器16のガス側は、連絡配管3のガス冷媒連絡配管3bに接続される(図2参照)。
室内ファン31は、図示しないファンモータにより駆動され、室内空気を取り込んで室内熱交換器16に送風し、室内熱交換器16における冷媒と室内空気との熱交換を促進する。
室内温度センサ32は、空調室内機1の設置される空調対象空間の室温を計測する計測部としてのサーミスタである。室内温度センサ32で計測された温度に対応する信号は、室内側制御部34に送信される。
室内側制御部34は、図示しないCPU及びメモリを有する。室内側制御部34は、メモリに記憶されているプログラムを実行することで空調機100の各部の動作、主に空調室内機1の各部の動作を制御する。室内側制御部34は、空調室内機1が有する室内ファン31等の機器と電気的に接続されている。また、室内側制御部34は、空調対象空間の室温を測定するための室内温度センサ32や、室内熱交換器16の温度を測定するための室内熱交換器用温度センサ(図示せず)と電気的に接続されている。また、室内側制御部34は、空調機100の利用者により操作される図示しないリモコンから、空調機100の運転/停止や、空調機100の運転の切換(冷房/暖房の切換)等の指令を受け取る。さらに、室内側制御部34は、空調室外機2の室外側制御部24と通信可能に接続されており、室外側制御部24と協働して、空調機100の各構成の動作を制御する制御ユニット200として機能する。制御ユニット200については別途説明する。
(2−2)空調室外機
空調室外機2は、屋外に設置される。
空調室外機2は、圧縮機11、四路切換弁12、室外熱交換器13、膨張機構14、アキュムレータ15、室外ファン21、及び室外側制御部24を主に有する(図2参照)。
圧縮機11、四路切換弁12、室外熱交換器13、膨張機構14、及びアキュムレータ15は、冷媒配管により接続されている。具体的には、圧縮機11の吸入口と四路切換弁12とは、吸入管41によって接続されている。吸入管41には、アキュムレータ15が設けられる。圧縮機11の吐出口と四路切換弁12とは、吐出管42によって接続されている。四路切換弁12と室外熱交換器13のガス側とは、第1ガス冷媒管43によって接続されている。室外熱交換器13と液冷媒連絡配管3aとは、液冷媒管44によって接続されている。液冷媒管44には、膨張機構14が設けられている。四路切換弁12とガス冷媒連絡配管3bとは、第2ガス冷媒管45によって接続されている。
圧縮機11は、モータ(図示せず)により圧縮機構(図示せず)を駆動して、冷媒を圧縮する。圧縮機11は、例えばロータリ圧縮機である。ただし、圧縮機11の種類は、ロータリ圧縮機に限定されるものではなく、スクロール圧縮機等、他のタイプの圧縮機であってもよい。圧縮機11は、周波数可変のインバータ駆動の圧縮機である。圧縮機11は、吸入管41から冷媒を吸入し、図示しない圧縮機構により圧縮された高温、高圧のガス冷媒を吐出管42に吐出する。
なお、前記のように、吸入管41には、気液二相の冷媒を気相の冷媒と液相の冷媒とに分離するアキュムレータ15が設けられている。アキュムレータ15が吸入管41に設けられることで、圧縮機11には主に気相の冷媒が供給される。
四路切換弁12は、空調機100の冷房運転と暖房運転との切換時に、冷媒の流れ方向を切り換える。冷房運転時には、四路切換弁12は、吐出管42と第1ガス冷媒管43とを接続すると共に、吸入管41と第2ガス冷媒管45とを接続する(図2の四路切換弁12中の実線参照)。一方、暖房運転時には、四路切換弁12は、吐出管42と第2ガス冷媒管45とを接続すると共に、吸入管41と第1ガス冷媒管43とを接続する(図2の四路切換弁12中の破線参照)。
室外熱交換器13は、伝熱管と伝熱フィンとにより構成されたクロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型熱交換器である。室外熱交換器13では、室外空気と伝熱管を流れる冷媒との間で熱交換が行われる。室外熱交換器13は、冷房運転時には冷媒の凝縮器として機能し、暖房運転時には冷媒の蒸発器として機能する。
室外ファン21は、図示しないファンモータにより駆動され、空調室外機2内に室外空気を取り込む。空調室外機2内に取り込まれた室外空気は、室外熱交換器13を通過した後、空調室外機2外へ排出される。室外ファン21は、室外熱交換器13における冷媒と室外空気との熱交換を促進する。
膨張機構14は、冷媒回路10を流れる冷媒の圧力や流量の調節を行うために設けられた開度可変の電動膨張弁である。
室外側制御部24は、図示しないCPU及びメモリを有する。室外側制御部24は、メモリに記憶されているプログラムを実行することで空調機100の各部の動作、主に空調室外機2の各部の動作を制御する。室外側制御部24は、空調室外機2が有する、圧縮機11、四路切換弁12、膨張機構14及び室外ファン21等の機器と電気的に接続されている。また、室外側制御部24は、室外空気の温度を測定するための室外温度センサ(図示せず)や、室外熱交換器13の温度を測定するための室外熱交換器用温度センサ(図示せず)、吐出管42に設けられた吐出温度センサ(図示せず)等、と電気的に接続されている。さらに、室外側制御部24は、空調室内機1の室内側制御部34と通信可能に接続されており、室内側制御部34と協働して、空調機100の各部の動作を制御する制御ユニット200として機能する。制御ユニット200については別途説明する。
(2−3)制御ユニット
制御ユニット200は、室外側制御部24及び室内側制御部34によって構成され、空調機100の各部の動作を制御する。
制御ユニット200は、図示しないリモコンから送信されてくる指令や、空調負荷(例えば、室温とリモコンから入力される室温の目標温度(設定温度)との温度差)に応じて、空調室内機1及び空調室外機2の各部を制御する。
以下では、制御ユニット200の機能のうち、特に冷房/暖房時の圧縮機11の周波数の制御について説明する。
制御ユニット200は、圧縮機11の周波数の制御に関する機能部として圧縮機制御部220を有する。また、各種情報を記憶する記憶部210は、圧縮機11の周波数の制御に関連する情報を記憶する記憶領域として、目標温度記憶領域210aと、次回パターン記憶領域210bと、を有する。
(2−3−1)目標温度記憶領域
目標温度記憶領域210aは、図示しないリモコンから入力された空調対象空間の室温の目標温度(設定温度)を記憶する記憶領域である。リモコンを介して目標温度が変更されると、目標温度記憶領域210aに記憶された値が書き換えられる。
(2−3−2)次回パターン記憶領域
次回パターン記憶領域210bは、後述する圧縮機制御部220が決定する、次回の調整モード運転の開始時に用いられる周波数低減パターンを記憶する記憶領域である。調整モード運転や、周波数低減パターンについての説明は、圧縮機制御部220に関する説明と共に後述する。
(2−3−3)圧縮機制御部
圧縮機制御部220は、図示しないリモコンからの指令や、空調負荷等に応じて、インバータ駆動の圧縮機11の運転/停止や、周波数の制御を行う。
圧縮機制御部220は、空調機100が起動され、冷房又は暖房が行われる時に、概ね以下の様に圧縮機11を制御する。なお、ここでは、空調機100の起動時には、空調が不足している状態(冷房時であれば室温が目標温度より高い状態、暖房時であれば室温が目標温度より低い状態)にあり、空調対象空間の室温は目標温度とある程度乖離しているものとする。ここでは、空調機100の起動時の空調対象空間の室温は、冷房時であれば室温の目標温度に対して後述するα℃以上高く、暖房時であれば室温の目標温度に対して後述するβ℃以上低いものとする。また、ここでは、説明の簡単化のため、空調機100の運転開始後に、冷房から暖房に又はその逆に運転が切り換えられたり、目標温度が途中で変更されたりすることはないものとする。
圧縮機制御部220は、空調機100が起動されると、圧縮機11の周波数を、段階的に所定周波数まで(例えば最大運転周波数まで)増加させる。冷房時であれば、圧縮機制御部220は、室内温度センサ32により計測される室温が(目標温度+α℃)に下降するまで(例えば、(目標温度+2℃)に下降するまで)、所定周波数を維持する。暖房時であれば、圧縮機制御部220は、室内温度センサ32により計測される室温が(目標温度−β℃)に上昇するまで(例えば、(目標温度−2℃)に上昇するまで)、所定周波数を維持する。なお、ここで挙げたα,βの値は、例示した値に限定されるものではない。また、α及びβの値は、同一の値であっても、異なる値であってもよい。
冷房時に、室内温度センサ32により計測される室温が(目標温度+α℃)まで下降すると、空調機100の調整モード運転が開始される。また、暖房時に、室内温度センサ32により計測される室温が(目標温度−β℃)まで上昇すると、空調機100の調整モード運転が開始される。空調機100の調整モード運転時には、圧縮機制御部220は、室内温度センサ32により計測される室温が、空調が不足している状態から目標温度に近づくに連れて周波数が低減するように、圧縮機11の周波数を制御する。
圧縮機制御部220は、少なくとも調整モード運転の開始時に用いられる圧縮機11の周波数の低減の態様のパターンとして、複数の周波数低減パターンを有する。圧縮機制御部220は、複数の周波数低減パターンとして、例えば図4に示す5つの周波数低減パターンを有する。これら5つの周波数低減パターンでは、室温が目標温度に単位温度近づく毎に低減される圧縮機の周波数の大きさがそれぞれ異なる。単位温度は、限定されるものではないが、例えば0.5度である。図4の第1パターン、第2パターン、第3パターン、第4パターン及び第5パターンは、それぞれ、室温が目標温度に単位温度近づく毎に、A1、A2、A3、A4及びA5だけ圧縮機11の周波数を低減する周波数低減パターンである。A1〜A5の単位は、rpmである。A1〜A5には、A1<A2<A3<A4<A5という関係がある。つまり、第1パターン、第2パターン、第3パターン、第4パターン及び第5パターンでは、この順に、室温が目標温度に単位温度近づく毎に低減させられる圧縮機11の周波数が大きくなる。言い換えれば、第1パターン、第2パターン、第3パターン、第4パターン及び第5パターンでは、この順に、室温が目標温度に単位温度近づく毎に低減させられる圧縮機11の周波数の低減が促進される。
なお、複数の周波数低減パターンの数は、5つである必要はなく、4つ以下であっても、6つ以上であってもよい。また、圧縮機制御部220は、冷房時用の複数の周波数低減パターンと、冷房時用とは別の暖房時用の複数の周波数低減パターンと、を有していてもよい。
圧縮機制御部220は、少なくとも空調機100の調整モード運転の開始時に、図4の周波数低減パターンの中の1の周波数低減パターンを用いて圧縮機11の周波数の制御を行う。具体的には、圧縮機制御部220は、少なくとも空調機100の調整モード運転の開始時に、前回の空調機100の運転時(今回の空調機100の起動より前の、直近に行われた空調機100の運転時)に決定した1の周波数低減パターン(所定の周波数低減パターン)を用いて、圧縮機11の周波数の制御を行う。言い換えれば、圧縮機制御部220は、次回の空調機100の調整モード運転の開始時に用いる周波数低減パターンを、今回の空調機100の運転中に決定する。具体的には、圧縮機制御部220は、今回の空調機100の運転中の室温の変化に関する情報に基づいて、次回の調整モード運転の開始時に、直近の調整モード運転の開始時と同じ周波数低減パターンを用いるか、直近の調整モード運転の開始時とは異なる周波数低減パターンを用いるかを決定する。なお、次回の空調機100の調整モード運転の開始時に用いる周波数低減パターンを圧縮機制御部220が決定すると、決定された周波数低減パターンは、次回パターン記憶領域210bに記憶される。
なお、設置後に初めて空調機100が運転される場合には、それ以前に空調機100が運転されていない。そこで、圧縮機制御部220は、空調機100の初めての調整モード運転の開始時には、初期設定されている1の周波数低減パターン(例えば図4中の第2パターン)を用いて圧縮機11の周波数の制御を行う。
空調機100の調整モード運転時の、圧縮機制御部220による圧縮機11の周波数の制御と、調整モード運転の開始時に用いる周波数低減パターンの決定処理については、後ほど更に説明する。
室内温度センサ32により計測される室温が目標温度に到達すると(冷房時であれば室温が目標温度まで下降すると、暖房時であれば室温が目標温度まで上昇すると)、空調機100は、調整モード運転を終了し、通常モード運転を開始する。
圧縮機制御部220は、空調機100の通常モード運転時には、所定の周波数調整パターンを用いて圧縮機11の周波数の制御を行う。具体的には、冷房時であれば、圧縮機制御部220は、室内温度センサ32により計測される室温が目標温度から単位温度下がる毎に圧縮機11の周波数をB(単位はrpm)だけ低減し、室温が目標温度から単位温度上がる毎に圧縮機11の周波数をBだけ増加させる。暖房時であれば、圧縮機制御部220は、室内温度センサ32により計測される室温が目標温度から単位温度上がる毎に圧縮機11の周波数をBだけ低減し、室温が目標温度から単位温度下がる毎に圧縮機11の周波数をBだけ増加させる。なお、ここでは、室温が目標温度から単位温度変化する時の周波数の変化量を冷房時と暖房時とで同一の値(B)としているが、これに限定されるものではない。室温が目標温度から単位温度変化する時の周波数の変化量は、冷房時と暖房時とで異なる値であってもよい。
(3)冷房又は暖房時の圧縮機の周波数の制御と、空調機の調整モード運転の開始時に用いられる周波数低減パターンの決定処理について
冷房又は暖房時の圧縮機制御部220による圧縮機11の周波数の制御と、空調機100の調整モード運転の開始時に圧縮機制御部220が用いる周波数低減パターンの決定処理の一例について、フローチャートを用いて説明する。
ここでは、冷房時の圧縮機制御部220による圧縮機11の周波数の制御と、空調機100の調整モード運転の開始時に圧縮機制御部220が用いる周波数低減パターンの決定処理について、図5A,図5Bのフローチャートを用いて説明する。暖房時に関しては、冷房時と同様であるため、説明は省略する。
なお、ここでは、空調機100の起動時の空調対象空間の室温は、室温の目標温度に対して空調が不足している状態(すわわち目標温度より高い状態)であり、かつ、目標温度とある程度(前記のα℃以上)乖離しているものとする。また、説明の簡単化のため、空調機100の運転開始後に、冷房から暖房に運転が切り換えられたり、目標温度が途中で変更されたりすることはないものとする。
圧縮機制御部220は、リモコンに空調機100の起動指令(冷房の開始指令)が入力されると、圧縮機11の運転を開始する(ステップS1)。具体的には、圧縮機制御部220は、圧縮機11の周波数を段階的に所定の周波数まで(例えば最大運転周波数まで)増加させる。
次に、ステップS2では、室内温度センサ32により計測される室温から、目標温度記憶領域210aに記憶された目標温度を差し引いた値が、所定の温度(前記のα℃)よりも小さいか否かが判定される。室温から目標温度を差し引いた値がα℃より小さいと判定されると、ステップS3へと進む。ステップS2は、室温から目標温度を差し引いた値がα℃より小さいと判定されるまで繰り返される。
ステップS3では、空調機100の調整モード運転が開始される。空調機100の調整モード運転が開始されると、圧縮機制御部220は、室内温度センサ32により計測される室温が、空調が不足している状態から目標温度に近づくに連れて周波数が低減するように、圧縮機11の周波数を制御する。空調機100の調整モード運転の開始時に、圧縮機制御部220は、前回の空調機100の運転時に決定した所定の周波数低減パターンを用いて、圧縮機11の周波数の制御を行う。具体的には、圧縮機制御部220は、次回パターン記憶領域210bに記憶されている周波数低減パターンを用いて、圧縮機11の周波数の制御を行う。説明の都合上、空調機100の調整モード運転の開始時に用いられる周波数の低減パターンの決定処理については後述する。
例えば、ここでは、次回パターン記憶領域210bに図4中の第3パターンが記憶されているものと仮定する。ステップS3が実行されると、圧縮機制御部220は、第3パターンの周波数低減パターンを用いて、室内温度センサ32により計測される室温が目標温度に単位温度近づく毎にA3だけ圧縮機11の周波数を低減する。
次に、ステップS4では、室内温度センサ32により計測される室温が、目標温度に到達したか否かが判定される。室温が目標温度に到達している場合にはステップS10へ進み、室温が目標温度に到達していない場合(目標温度より未だ高い場合)にはステップS5へと進む。
ステップS5では、ステップS3で空調機100の調整モード運転が開始されてから所定の第1時間(例えば10分)が経過したか否かが判定される。第1時間が経過していると判定された場合には、ステップS6及びステップS7へ進む。第1時間が経過していないと判定された場合にはステップS4に戻る。ステップS4及びステップS5の判定は、第1時間に比べて十分短い間隔(例えば10秒毎)で実行されることが好ましい。
ここでは、第1時間を経過しても室温が目標温度に達していない場合、空調機100の能力が不足していると判断される。
そこで、ステップS6において、圧縮機制御部220は、現在実行されている空調機100の調整モード運転について、使用する周波数低減パターンを、図4の5つの周波数低減パターンの中の所定の低減抑制パターン(例えば図4中の第2パターン)に変更する。なお、低減抑制パターンには、室温が目標温度に単位温度近づく毎に低減される圧縮機11の周波数が比較的小さい周波数低減パターンが選択されることが好ましい。言い換えれば、低減抑制パターンには、室温が目標温度に近づいても圧縮機11の周波数が比較的高く維持される周波数低減パターンが選択されることが好ましい。圧縮機制御部220は、ステップS6以後、低減抑制パターンを用いて、室温が目標温度に単位温度近づく毎に、所定値だけ(例えば低減抑制パターンが第2パターンであればA2だけ)圧縮機11の周波数を低減する。
なお、圧縮機制御部220は、ステップS6において、使用する周波数低減パターンを、室温が目標温度に単位温度近づく毎に低減される圧縮機11の周波数が最も小さい周波数低減パターン(本実施形態では第1パターン)に変更するよう構成されてもよい。また、例えば、圧縮機制御部220は、ステップS6において、使用する周波数低減パターンを、室温が目標温度に単位温度近づく毎に低減される圧縮機11の周波数が現在よりも一段階小さい周波数低減パターン(例えば、現在使用されている周波数低減パターンが第3パターンであれば、第2パターン)に変更するよう構成されてもよい。
また、他の態様では、圧縮機制御部220は、ステップS6において、使用する周波数低減パターンを変更すると共に、圧縮機11の周波数を増加させてもよい。例えば、圧縮機制御部220は、ステップS6の時点で、室温と目標温度との乖離が比較的大きい(所定の閾値より大きい)場合に、圧縮機11の周波数を、ステップS3の時点の圧縮機11の周波数に近づけるように増加させてもよい。
ステップS6の終了後、ステップS8に進む。
ステップS8では、室内温度センサ32により計測される室温が、目標温度に到達したか否かが判定される。室温が目標温度に到達したと判定された場合にはステップS9に進む。ステップS8は、室温が目標温度に到達したと判定されるまで繰り返される。
ステップS9では、空調機100は、調整モード運転を終了し、通常モード運転を開始する。そして、圧縮機制御部220は、空調機100の通常モード運転時には、室内温度センサ32により計測される室温が目標温度から単位温度下がる毎に圧縮機11の周波数をBだけ低減し、室温が目標温度から単位温度上がる毎に圧縮機11の周波数をBだけ増加させる制御を空調機100の運転が停止させられるまで実行する。
ステップS7の処理は、ステップS6、ステップS8及びステップS9の処理と並行して行われる。なお、ステップS7の処理と、ステップS6、ステップS8及びステップS9の処理とは時間的に同時に実行される必要はなく、例えば、ステップS6実施後にステップS7が実行されてもよい。
ステップS7では、圧縮機制御部220は、空調機100の調整モード運転の開始時から室温が目標温度に到達するまでの時間に基づいて、次回の空調機100の調整モード運転の開始時に用いる周波数低減パターンを決定する。具体的には、圧縮機制御部220は、空調機100の調整モード運転の開始時から室温が目標温度に到達するまでの時間に基づいて、次回の空調機100の調整モード運転の開始時に、直近の空調機100の調整モード運転の開始時と同じ周波数低減パターンを用いるか、直近の空調機100の調整モード運転の開始時に用いられた周波数低減パターンよりも圧縮機11の周波数の低減を抑制した周波数低減パターンを用いるかを決定する。つまり、圧縮機制御部220は、空調機100の調整モード運転の開始時から室温が目標温度に到達するまでの時間に基づいて、次回の空調機100の調整モード運転の開始時に、今回の空調機100の調整モード運転の開始時と同じ周波数低減パターンを用いるか、今回の空調機100の調整モード運転の開始時に用いられた周波数低減パターンよりも圧縮機11の周波数の低減を抑制した周波数低減パターンを用いるかを決定する。具体的には、圧縮機制御部220は、空調機100の調整モード運転の開始時から室温が目標温度に到達するまでの時間が第1時間より長いことに基づいて(つまり空調機100の能力が不足しているとの判断に基づいて)、次回の空調機100の調整モード運転の開始時に、直近の空調機100の調整モード運転の開始時に用いられた周波数低減パターンよりも圧縮機11の周波数の低減を抑制した周波数低減パターンを用いることを決定する。
具体例を挙げれば、直近の空調機100の調整モード運転の開始時に用いられた周波数低減パターンが第3パターンであった場合、圧縮機制御部220は、例えば、次回の空調機100の調整モード運転の開始時に、第3パターンよりも圧縮機11の周波数の低減を抑制した周波数低減パターンを用いることを決定する。好ましくは、圧縮機制御部220は、次回の空調機100の調整モード運転の開始時に、第3パターンよりも圧縮機11の周波数の低減を一段階抑制した、第2パターンの周波数低減パターンを用いることを決定する。圧縮機制御部220が決定した次回の空調機100の調整モード運転の開始時に用いる周波数低減パターンは、次回パターン記憶領域210bに記憶される。
次に、ステップS4からステップS10へと処理が進む場合について説明する(図5B参照)。
ステップS10では、空調機100は、調整モード運転を終了し、通常モード運転を開始する。そして、圧縮機制御部220は、空調機100の通常モード運転時には、室内温度センサ32により計測される室温が目標温度から単位温度下がる毎に圧縮機11の周波数をBだけ低減し、室温が目標温度から単位温度上がる毎に圧縮機11の周波数をBだけ増加させる制御を空調機100の運転が停止させられるまで実行する。ステップS10の実行後、ステップS11へと進む。
ステップS11では、室温が目標温度に到達してから(ステップS4で室温が目標温度に到達したと判定されてから)、所定の第2時間(例えば10分)が経過したか否かが判定される。室温が目標温度に到達してから第2時間が経過したと判定されると、ステップS12へ進む。ステップS11は、室温が目標温度に到達してから第2時間が経過したと判定されるまで繰り返し行われる。
ステップS12、及びその後のステップS13及びステップS14では、圧縮機制御部220は、室温が目標温度に到達した後の室温の変化に関する情報に基づいて、次回の所定の運転の開始時に、直近の所定の運転の開始時と同じ周波数低減パターンを用いるか、直近の所定の運転の開始時に用いられた周波数低減パターンよりも圧縮機11の周波数の低減を促進した周波数低減パターンを用いるかを決定する。つまり、圧縮機制御部220は、室温が目標温度に到達した後の室温の変化に関する情報に基づいて、次回の所定の運転の開始時に、今回の所定の運転の開始時と同じ周波数低減パターンを用いるか、今回の所定の運転の開始時に用いられた周波数低減パターンよりも圧縮機11の周波数の低減を促進した周波数低減パターンを用いるかを決定する。なお、ここでの室温の変化に関する情報とは、室温そのものの変化の情報に限定されるものではない。ここでの室温の変化に関する情報は、室温の変化に起因して変化する圧縮機11の周波数の変化の情報である。
具体的には、ステップS12では、室温が目標温度に到達した後の第2時間の圧縮機11の周波数の変化が比較的大きいか否か(例えば、第2時間の期間の圧縮機11の周波数の最大値と最小値との差が所定の閾値Cより大きいか否か)が判定される。ステップS12において圧縮機11の周波数の変化が比較的大きいと判定された場合(例えば、第2時間の期間の圧縮機11の周波数の最大値と最小値との差が所定の閾値Cより大きい場合)にはステップS13へと進む。一方、ステップS12において圧縮機11の周波数の変化が比較的小さいと判定された場合(例えば、第2時間の期間の圧縮機11の周波数の最大値と最小値との差が所定の閾値Cより小さい場合)にはステップS14へと進む。
室温が目標温度に到達した後の第2時間の圧縮機11の周波数の変化が比較的大きいということは、室温が目標温度で安定せずに変動していることを意味する。そして、室温の変動は、空調機100の調整モード運転時に圧縮機11の周波数を十分に抑制できていないことが原因と考えられる。
そこで、ステップS13では、圧縮機制御部220は、室温が目標温度に到達した後の室温の変化に関する情報に基づき、次回の所定の運転の開始時に、直近の所定の運転の開始時に用いられた周波数低減パターンよりも圧縮機11の周波数の低減を促進した周波数低減パターンを用いることを決定する。具体的には、圧縮機制御部220は、室温が目標温度に到達した後の第2時間の圧縮機11の周波数の変化が比較的大きい場合に、次回の所定の運転の開始時に、直近の所定の運転の開始時に用いられた周波数低減パターンよりも圧縮機11の周波数の低減を促進した周波数低減パターンを用いることを決定する。好ましくは、圧縮機制御部220は、次回の空調機100の調整モード運転の開始時に、直近の所定の運転の開始時に用いられた周波数低減パターンよりも圧縮機11の周波数の低減を一段階促進した周波数低減パターンを用いることを決定する。
具体例をあげれば、直近の空調機100の調整モード運転の開始時に用いられた周波数低減パターンが第3パターンである場合、圧縮機制御部220は、次回の空調機100の調整モード運転の開始時に、第3パターンよりも圧縮機11の周波数の低減を促進した、例えば第4パターンの周波数低減パターンを用いることを決定する。圧縮機制御部220が決定した次回の空調機100の調整モード運転の開始時に用いる周波数低減パターンは、次回パターン記憶領域210bに記憶される。
一方、ステップS14では、圧縮機制御部220は、室温が目標温度に到達した後の室温の変化に関する情報に基づき、具体的には、室温が目標温度に到達した後の第2時間の圧縮機11の周波数の変化が比較的小さい場合に、次回の所定の運転の開始時に、直近の所定の運転の開始時と同じ周波数低減パターンを用いることを決定する。
また、ステップS14は、圧縮機制御部220が、空調機100の調整モード運転の開始時から室温が目標温度に到達するまでの時間に基づいて、次回の空調機100の調整モード運転の開始時に用いる周波数低減パターンを決定する処理も兼ねている。圧縮機制御部220は、空調機100の調整モード運転の開始時から室温が目標温度に到達するまでの時間に基づいて、次回の空調機100の調整モード運転の開始時に、直近の空調機100の調整モード運転の開始時と同じ周波数低減パターンを用いるか、直近の空調機100の調整モード運転の開始時に用いられた周波数低減パターンよりも圧縮機11の周波数の低減を抑制した周波数低減パターンを用いるかを決定している。具体的には、ステップS14では、圧縮機制御部220は、空調機100の調整モード運転の開始時から室温が目標温度に到達するまでの時間が第1時間より短いことに基づいて、次回の空調機100の調整モード運転の開始時に、直近の空調機100の調整モード運転の開始時に用いられた周波数低減パターンと同じ周波数低減パターンを用いることを決定する。
具体例をあげれば、直近の空調機100の調整モード運転の開始時に用いられた周波数低減パターンは第3パターンである場合、ステップS14において、圧縮機制御部220は、次回の空調機100の調整モード運転の開始時に、第3パターンの周波数低減パターンを用いることを決定する。圧縮機制御部220が決定した次回の空調機100の調整モード運転の開始時に用いる周波数低減パターンは、次回パターン記憶領域210bに記憶される。
(4)特徴
(4−1)
本実施形態の空調機100は、冷媒回路10と、計測部の一例としての室内温度センサ32と、記憶部210と、周波数制御部の一例としての圧縮機制御部220と、を備える。冷媒回路10は、インバータ駆動の圧縮機11を含む。室内温度センサ32は、空調対象空間の室温を計測する。記憶部210は、室温の目標温度を記憶する。圧縮機制御部220は、室内温度センサ32により計測される室温が、空調が不足している状態から目標温度に近づくに連れて周波数が低減するように、圧縮機11の周波数を制御する。圧縮機制御部220は、複数の周波数低減パターンを有する。圧縮機制御部220は、所定の運転(調整モード運転)の開始時に、前回の運転時に決められた所定の周波数低減パターンを用いて圧縮機11の周波数の制御を行う。圧縮機制御部220は、室温の変化に関する情報に基づいて、次回の所定の運転の開始時に、直近の所定の運転の開始時と同じ周波数低減パターンを用いるか、直近の所定の運転の開始時とは異なる周波数低減パターンを用いるかを決定する。
本空調機100では、空調が不足している状態から目標温度へと室温が近づく際に用いられる圧縮機11の周波数の低減パターンが複数用意される。そして、運転時の室温の変化に関する情報に基づいて、次回の所定の運転の開始時に、直近の所定の運転の開始時に使用された周波数低減パターンを用いるのか、他の周波数低減パターンを用いるのかが決定される。つまり、本空調機100は、実際の運転に基づいてその空調対象空間の空調を行う上で適した圧縮機11の周波数制御を学習し、その学習結果を反映した圧縮機11の周波数制御を行う。そのため、本空調機100では、運転開始時等に迅速かつ正確に室温を目標温度に調整することができる。
特に、近年、一般的な住宅に比べて気密性・断熱性に優れた、高気密・高断熱住宅が普及しつつある。一般的な住宅と、高気密・高断熱の住宅とでは、部屋の広さや空調起動時の室温等の条件が同じであっても、空調機を同じ制御内容で運転すると、室温の変化の態様は同じにならない可能性が高い。そのため、予め全ての住宅にとって最適な圧縮機の制御処理(室温が目標温度に近づいた時の圧縮機の周波数の低減処理)を初期設定しておくことは困難である。しかし、ここでは、本空調機100が実際の運転に基づいてその空調対象空間の空調を行う上で適した圧縮機11の周波数制御を学習するため、空調対象空間の室温を迅速かつ正確に目標温度に調整することができる。
(4−2)
本実施形態の空調機100では、圧縮機制御部220は、所定の運転の開始時から室温が目標温度に到達するまでの時間に基づいて、次回の所定の運転の開始時に、直近の所定の運転の開始時と同じ周波数低減パターンを用いるか、直近の所定の運転の開始時に用いられた周波数低減パターンよりも圧縮機11の周波数の低減を抑制した周波数低減パターンを用いるかを決定する。
本空調機100は、所定の運転の開始時から室温が目標温度に到達するまでの時間に基づいて空調機100の能力不足を判定し、判定結果に応じて圧縮機11の周波数の低減を抑制した周波数低減パターンを次回の所定の運転の開始時に利用する。そのため、本空調機100では、空調対象空間の環境を踏まえて、運転開始時等に迅速に室温を目標温度に調整できる。
(4−3)
本実施形態の空調機100では、圧縮機制御部220は、室温が目標温度に到達した後の室温の変化に関する情報に基づいて、次回の所定の運転の開始時に、直近の所定の運転の開始時と同じ周波数低減パターンを用いるか、直近の所定の運転の開始時に用いられた周波数低減パターンよりも圧縮機11の周波数の低減を促進した周波数低減パターンを用いるかを決定する。
なお、ここでの室温の変化に関する情報は、室温そのものの変化の情報ではなくてもよく、本実施形態では室温の変化に起因する圧縮機11の周波数の変化の情報である。
本空調機100は、目標温度到達後の室温の変化に関する情報に基づいて空調機100の能力過剰を判定し、判定結果に応じて圧縮機11の周波数の低減を促進した周波数低減パターンを次回の所定の運転の開始時に利用する。そのため、本空調機100では、空調対象空間の環境を踏まえて、運転開始時等に、サーモオフやハンチングを発生させずに、正確に室温を目標温度に調整できる。
(4−4)
上記実施形態の空調機100では、複数の周波数低減パターンにおいて、室温が目標温度に単位温度近づく毎に低減される圧縮機11の周波数の大きさがそれぞれ異なる。
本空調機100は、周波数の低減の態様の異なる周波数低減パターンを複数有するため、空調対象空間の室温を精度よく制御することができる。
(5)変形例
上記実施形態の変形例を以下に示す。変形例は、互いに矛盾しない範囲で、適宜組み合わされてもよい。
(5−1)変形例A
上記実施形態では、各周波数低減パターンにおいて、室温が目標温度に単位温度近づく毎に圧縮機11の周波数の大きさが一定量だけ低減されるが、これに限定されるものではない。
例えば、各周波数低減パターンは、室温が目標温度に近づくほど、室温が目標温度に単位温度近づく毎に変化する圧縮機11の周波数の大きさが小さくなるよう決定されていてもよい。そして、圧縮機制御部220は、室温が目標温度に近づく際の圧縮機11の周波数の低減の度合の異なる周波数低減パターンを複数有してもよい。
(5−2)変形例B
上記実施形態では、室温から目標温度を差し引いた値が所定の温度よりも小さくなってから空調機100の調整モード運転が開始されるが、空調機100の起動直後から調整モード運転が実行されてもよい。そして、圧縮機制御部220は、圧縮機11の周波数を段階的に所定の周波数まで増加させた後すぐに、室温が目標温度に近づくに連れて、周波数低減パターンを用いて圧縮機11の周波数を低減するように制御してもよい。
(5−3)変形例C
上記実施形態では、第1時間を経過しても室温が目標温度に達していない場合、図5AのステップS6のように空調機100の調整モード運転で使用する周波数低減パターンが低減抑制パターンに変更されるが、これに限定されるものではなく、ステップS6は省略されてもよい。ただし、空調機100の利用者の快適性の観点からは、ステップS6が実行されることが好ましい。
(5−4)変形例D
上記実施形態では、ステップS12において室温が目標温度に到達した後の圧縮機11の周波数の変化が大きいか否かが判定されるが、これに限定されるものではない。例えば、室温の変化が大きいか否か(室温が目標温度に到達後、第2時間の期間中の最高室温と最高室温との差が所定の閾値より大きいか否か)が判定されてもよい。
(5−5)変形例E
上記実施形態では、ステップS12において室温が目標温度に到達した後の圧縮機11の周波数の変化の幅が大きいか否かが判定されるが、これに限定されるものではない。例えば、ステップS12において室温が目標温度に到達した後の圧縮機11の周波数の変化の回数(周波数が増加又は低減された回数)が所定の閾値より多いか否かが判定され、変化の回数が所定の閾値より多い場合にステップS13に、変化の回数が所定の閾値より少ない場合にステップS14に進むように構成されてもよい。
(5−6)変形例F
上記実施形態では、圧縮機制御部220は、室温の変化に関する情報に基づいて、次回の空調機100の調整モード運転の開始時に用いる周波数低減パターンを決定する。しかし、圧縮機制御部220は、これに加えて、例えば以下の情報に基づいて次回の空調機100の調整モード運転の開始時に用いる周波数低減パターンを決定してもよい。
例えば、圧縮機制御部220は、空調機100の調整モード運転中に、リモコンに空調を強めるような目標温度の変更指令(冷房時であれば目標温度を下げる指令、暖房時であれば目標温度を上げる指令)が入力されると、空調機100が能力不足であると判定するよう構成されてもよい。そして、圧縮機制御部220は、判定結果に基づいて、直近の調整モード運転の開始時に用いられた周波数低減パターンよりも圧縮機11の周波数の低減を抑制した周波数低減パターンを、次回の所定の運転の開始時に用いるよう構成されてもよい。
本発明は、空調機に広く適用でき有用である。
10 冷媒回路
11 圧縮機
32 室内温度センサ(計測部)
100 空調機
210 記憶部
220 圧縮機制御部(周波数制御部)
特開2014−190600号公報

Claims (4)

  1. インバータ駆動の圧縮機(11)を含む冷媒回路(10)と、
    空調対象空間の室温を計測する計測部(32)と、
    前記室温の目標温度を記憶する記憶部(210)と、
    前記計測部により計測される前記室温が、空調が不足している状態から前記目標温度に近づくに連れて周波数が低減するように、前記圧縮機の周波数を制御する周波数制御部(220)と、
    を備えた空調機であって、
    前記周波数制御部は、
    複数の周波数低減パターンを有し、
    所定の運転の開始時に、過去の運転時に決められた所定の周波数低減パターンを用いて前記圧縮機の周波数の制御を行い、
    前記室温の変化に関する情報に基づいて、次回の前記所定の運転の開始時に、直近の前記所定の運転の開始時と同じ周波数低減パターンを用いるか、直近の前記所定の運転の開始時とは異なる周波数低減パターンを用いるかを決定
    前記周波数制御部は、前記所定の運転の開始時から前記室温が前記目標温度に到達するまでの時間に基づいて、次回の前記所定の運転の開始時に、直近の前記所定の運転の開始時と同じ周波数低減パターンを用いるか、直近の前記所定の運転の開始時に用いられた周波数低減パターンよりも前記圧縮機の周波数の低減を抑制した周波数低減パターンを用いるかを決定する、
    空調機(100)。
  2. インバータ駆動の圧縮機(11)を含む冷媒回路(10)と、
    空調対象空間の室温を計測する計測部(32)と、
    前記室温の目標温度を記憶する記憶部(210)と、
    前記計測部により計測される前記室温が、空調が不足している状態から前記目標温度に近づくに連れて周波数が低減するように、前記圧縮機の周波数を制御する周波数制御部(220)と、
    を備えた空調機であって、
    前記周波数制御部は、
    複数の周波数低減パターンを有し、
    所定の運転の開始時に、過去の運転時に決められた所定の周波数低減パターンを用いて前記圧縮機の周波数の制御を行い、
    前記室温の変化に関する情報に基づいて、次回の前記所定の運転の開始時に、直近の前記所定の運転の開始時と同じ周波数低減パターンを用いるか、直近の前記所定の運転の開始時とは異なる周波数低減パターンを用いるかを決定し、
    前記周波数制御部は、前記室温が前記目標温度に到達した後の前記室温の変化に関する情報に基づいて、次回の前記所定の運転の開始時に、直近の前記所定の運転の開始時と同じ周波数低減パターンを用いるか、直近の前記所定の運転の開始時に用いられた周波数低減パターンよりも前記圧縮機の周波数の低減を促進した周波数低減パターンを用いるかを決定する、
    空調機。
  3. インバータ駆動の圧縮機(11)を含む冷媒回路(10)と、
    空調対象空間の室温を計測する計測部(32)と、
    前記室温の目標温度を記憶する記憶部(210)と、
    前記計測部により計測される前記室温が、空調が不足している状態から前記目標温度に近づくに連れて周波数が低減するように、前記圧縮機の周波数を制御する周波数制御部(220)と、
    を備えた空調機であって、
    前記周波数制御部は、
    複数の周波数低減パターンを有し、
    所定の運転の開始時に、過去の運転時に決められた所定の周波数低減パターンを用いて前記圧縮機の周波数の制御を行い、
    前記室温の変化に関する情報に基づいて、次回の前記所定の運転の開始時に、直近の前記所定の運転の開始時と同じ周波数低減パターンを用いるか、直近の前記所定の運転の開始時とは異なる周波数低減パターンを用いるかを決定し、
    前記周波数制御部は、前記所定の運転の開始時から第1時間が経過するまでに前記室温が前記目標温度に到達しない場合、現在用いている周波数低減パターンを、現在用いている周波数低減パターンよりも前記圧縮機の周波数の低減を抑制した周波数低減パターンに変更する、
    空調機。
  4. 前記複数の周波数低減パターンでは、前記室温が前記目標温度に単位温度近づく毎に低減される前記圧縮機の周波数の大きさがそれぞれ異なる、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の空調機。
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