JP7413653B2 - プリンター - Google Patents

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本発明は、プリンターに関する。
例えば特許文献1のように、第1インク貯留部の一例であるインクタンク部からチューブを経由して供給されたインクを吐出ヘッドの一例である記録ヘッドから噴射して媒体の一例である記録紙に記録するプリンターがある。プリンターは、記録ヘッドを第2方向の一例である主走査方向に移動させるキャリッジを備える。プリンターでは、キャリッジに接続されるチューブを主走査方向に引き出し、さらにチューブを第1方向の一例である副走査方向に湾曲させていた。
特開2010-131893号公報
プリンターの中には、記録された媒体をキャリッジに連結されたカッターにより切断するものがある。このようなプリンターにおいて、キャリッジから主走査方向に引き出したチューブを副走査方向に湾曲させると、チューブとカッターとが干渉してしまう虞があった。
上記課題を解決するプリンターは、インクを貯留する第1インク貯留部と、前記第1インク貯留部から供給される前記インクを貯留する第2インク貯留部と、前記第1インク貯留部と前記第2インク貯留部とを接続するチューブと、媒体に向かって前記インクを吐出する吐出ヘッドと、前記吐出ヘッド及び前記第2インク貯留部を搭載するキャリッジと、前記媒体を切断するカッターと、を備え、前記キャリッジは、前記第2インク貯留部より第1方向に位置する第1壁と、該第1壁に設けられるキャリッジ係合部と、を有し、前記吐出ヘッド及び前記第2インク貯留部を第2方向及び該第2方向とは反対の第3方向に移動させ、前記カッターは、該カッターが有するカッター係合部が前記キャリッジ係合部に係合した状態で前記第2方向もしくは前記第3方向に移動して前記媒体を切断し、前記第1壁の鉛直上方を前記チューブが通る。
プリンターの一実施形態の斜視図。 プリンターの内部構成を示す模式側面図。 貯留部支持部材及びチューブ支持部材の模式平面図。 図3における4-4線矢視断面図。 カッターの正面図。 キャリッジ係合部の斜視図。 ホームポジションのキャリッジと待機位置のカッターとを示す模式平面図。 待機位置のキャリッジ及びカッターを示す模式平面図。 切断終了位置のキャリッジ及びカッターを示す模式平面図。
以下、プリンターの一実施形態について図を参照しながら説明する。プリンターは、用紙等の媒体にインクを吐出することによって、文字や画像を印刷するインクジェット式のプリンターである。
図面では、プリンター11が水平面上に置かれているものとして重力の方向をZ軸で示し、水平面に沿う方向をX軸とY軸で示す。X軸、Y軸、及びZ軸は、互いに直交する。以下の説明では、Y軸に沿う方向を第1方向D1、X軸に沿う方向を第2方向D2及び第2方向D2とは反対の第3方向D3、Z軸に沿う方向を鉛直下方及び鉛直下方とは反対の鉛直上方ともいう。
図1に示すように、プリンター11は、直方体状のケース12を備える。プリンター11は、インクを貯留する第1インク貯留部13と、第1インク貯留部13から供給されるインクを貯留する第2インク貯留部14と、第1インク貯留部13と第2インク貯留部14とを接続するチューブ15と、を備える。本実施形態のプリンター11は、第1インク貯留部13、第2インク貯留部14、及びチューブ15を複数組備え、複数色のインクにより印刷するカラープリンターである。図1では図の簡略化のため、4つの第1インク貯留部13から4つの第2インク貯留部14にインクを供給する4つのチューブ15をまとめて図示する。プリンター11は、第1インク貯留部13、第2インク貯留部14、及びチューブ15を1組備えるモノクロプリンターであってもよい。なお、図1は、複数のチューブ15の形態を限定するものではなく、複数のチューブ15がまとめられる構成であってもよいし、チューブ15のそれぞれが互いに独立して動くように設けられる構成であってもよい。複数のチューブ15は、例えば、チューブ15の一部が接着剤によって接着されたり、チューブ15の一部が結束バンドにより結束されたりすることで、まとめられる。
第1インク貯留部13は、ケース12内に配置されてもよいし、ケース12の外に配置されてもよい。第1インク貯留部13は、交換可能なカートリッジタイプであってもよいし、インクを補充可能なタンクタイプであってもよい。
プリンター11は、媒体16に向かってインクを吐出する吐出ヘッド17と、吐出ヘッド17及び第2インク貯留部14を搭載するキャリッジ18と、媒体16を切断するカッター19と、を備える。キャリッジ18は、吐出ヘッド17及び第2インク貯留部14を第2方向D2及び第3方向D3に移動させる。第2インク貯留部14は、ホームポジションHPに位置するキャリッジ18に対し着脱可能であってもよい。カッター19は、待機位置SPから第2方向D2に移動して媒体16を切断する。第2インク貯留部14、吐出ヘッド17、キャリッジ18、及びカッター19は、ケース12内に設けられる。
ケース12における鉛直上方の面である上面には、後方カバー21と、後方カバー21より第1方向D1に位置する前方カバー22と、前方カバー22より第3方向D3に位置する操作パネル23と、が設けられている。
後方カバー21、前方カバー22、及び操作パネル23は、それぞれX軸と平行な軸を有し、当該軸を中心として回動可能である。後方カバー21は、図1に示す閉位置と、図示しない開位置と、に回動する。後方カバー21は、閉位置に位置する後方カバー21の後方の端に位置する軸を中心として回動する。後方カバー21が開位置に位置するとき開放される空間に、ユーザーは、媒体16が円筒状に巻き重ねられた図2に示すロール体Rを装填できる。前方カバー22は、図1に示す開位置と、図2に示す閉位置と、に回動する。前方カバー22は、閉位置に位置する前方カバー22の後方の端に位置する軸を中心として回動する。前方カバー22が開位置に位置するとき、ユーザーによる第2インク貯留部14や印刷位置に位置する媒体16などのメンテナンスが可能である。操作パネル23は、図1に示す起立位置と、起立位置から後方に倒れた傾倒位置との間を回動する。起立位置に位置する操作パネル23は、第1方向D1を向く。
ケース12における第1方向D1の側面である前面には、印刷された媒体16が排出される排出口25が形成されている。排出口25は、媒体16の排出を可能にしつつ、外部からの異物がケース12内に侵入し難くするような形状であり、本実施形態における排出口25は、鉛直方向の隙間を小さくしたスリット状である。
図2に示すように、プリンター11は、ロール体Rから繰り出された媒体16を案内するガイド部材27と、媒体16を搬送する搬送部28と、搬送部28により搬送される媒体16を支持する支持台29と、を備える。搬送部28は、ロール体Rから繰り出された媒体16を搬送方向の下流に向かって搬送する。なお、本実施形態において、搬送方向とは、ガイド部材27、支持台29をはじめとする、プリンター11が備える部材に沿って、媒体16が搬送される方向である。搬送部28は、搬送方向においてガイド部材27と支持台29との間に設けられる搬送ローラー対30と、搬送方向において支持台29とカッター19の移動経路との間に設けられる中継ローラー対31と、搬送方向においてカッター19の移動経路と排出口25との間に設けられる排出ローラー対32と、を備える。搬送ローラー対30、中継ローラー対31、及び排出ローラー対32は、媒体16を挟み込む状態で回転することにより媒体16を搬送する。
搬送部28は、ロール体Rから繰り出された媒体16を搬送方向の下流に向かって搬送し、媒体16を排出口25から排出方向に排出する。排出口25は、吐出ヘッド17が媒体16に印刷する印刷位置よりも第1方向D1に位置する。搬送部28は、印刷位置に位置する媒体16を第1方向D1に向かって搬送し、排出口25から第1方向D1に向かって排出する。すなわち、印刷位置における搬送方向と排出方向とは、第1方向D1と一致する。
プリンター11は、プリンター11における各機構の駆動を統括的に制御する制御部34を備える。制御部34は、例えばコンピューター及びメモリーを含む処理回路等から構成される。制御部34は、メモリーに記憶されたプログラムに従ってプリンター11で実行される各種動作を制御する。
プリンター11は、キャリッジ18を支持するガイド軸36を備える。吐出ヘッド17は、ノズル37が形成されるノズル面38が、支持台29もしくは支持台29に支持される媒体16と対向する姿勢でキャリッジ18に搭載される。キャリッジ18は、ガイド軸36に沿って往復移動可能である。
キャリッジ18は、吐出ヘッド17及び第2インク貯留部14を支持する貯留部支持部材40と、チューブ15を支持するチューブ支持部材41と、第2インク貯留部14を鉛直上方から覆うキャリッジカバー42と、を有する。チューブ支持部材41は、ねじ43により貯留部支持部材40に固定してもよい。貯留部支持部材40とチューブ支持部材41とが固定される固定位置は、第1方向D1及び第2方向D2において吐出ヘッド17と同じ位置に位置してもよい。すなわち、ねじ43は、吐出ヘッド17の真上に位置に位置してもよい。
プリンター11は、チューブ15をチューブ支持部材41に固定する固定部材44と、チューブ支持部材41と貯留部支持部材40との間に設けられる緩衝材45と、を備えてもよい。すなわち、チューブ15は、第2インク貯留部14に接続される接続部分15aと、キャリッジ18に固定される固定部分15bと、を有する。固定部材44は、チューブ支持部材41と一体で設けられてもよい。緩衝材45は、第1方向D1においてチューブ支持部材41と貯留部支持部材40との間に設けられてもよい。緩衝材45は、ゴムやゲルなどの弾性体や、空気などの気体を封入したエアバッグにより構成されてもよい。
図3に示すように、貯留部支持部材40は、第2インク貯留部14より第1方向D1に位置する第1壁47と、第2インク貯留部14より第2方向D2に位置する第2壁48と、第2インク貯留部14より第3方向D3に位置する第3壁49と、を有する。
第2壁48は、第1外壁面51と、第1外壁面51より第1方向D1に位置する第2外壁面52と、を有する。第3壁49は、第3外壁面53と第3外壁面53より第1方向D1に位置する第4外壁面54と、を有する。第1外壁面51は、第2外壁面52より第2方向D2に位置する。第3外壁面53は、第4外壁面54より第3方向D3に位置する。すなわち、第1外壁面51は、第2外壁面52よりも外側に位置し、第2外壁面52よりも第2インク貯留部14から第2方向D2に離れた位置に位置する。第3外壁面53は、第4外壁面54よりも外側に位置し、第4外壁面54よりも第2インク貯留部14から第3方向D3に離れた位置に位置する。第2方向D2において、第1外壁面51と第3外壁面53との間隔は、第2外壁面52と第4外壁面54との間隔よりも大きい。
図4に示すように、第1壁47における鉛直上方の第1上端47aは、第2壁48における鉛直上方の第2上端48a及び第3壁49における鉛直上方の第3上端49aより低い位置に位置する。チューブ支持部材41及びチューブ15は、第1壁47の鉛直上方を通る。キャリッジ18は、第1壁47に設けられるキャリッジ係合部56を有する。なお、本実施形態においては、後述するが、第2方向D2が、カッター19が媒体16を切断する際に移動する方向である。これに対し、チューブ支持部材41から第2方向D2と逆の第3方向D3に、チューブ15は配置される。これにより、切断が行われる際のカッター19がチューブ15に干渉する虞が低減する。
次に、カッター19の一実施形態について説明する。
図5に示すように、カッター19は、キャリッジ係合部56に係合可能なカッター係合部57を備える。カッター係合部57は、ジョイント58を支点にして揺動可能なレバー59と、レバー59の先端に設けられる係合爪60と、を備える。カッター係合部57は、レバー59を第1方向D1とは反対の後方及び鉛直上方に向けて押す押付部材61と、鉛直上方へのレバー59の揺動範囲を規定する規定部62と、を備える。レバー59は、押付部材61が押す力に抗する力が加わると、係合爪60を第1方向D1及び鉛直下方に移動させるように回動する。カッター係合部57は、第2方向D2に向かって突出する板状の突出片63を備える。突出片63は、レバー59よりも鉛直下方に位置する。
カッター19は、媒体16を切断するための2つの切断刃64を備える。2つの切断刃64は、それぞれ円板状をなし、互いの刃先を合わせた状態で回転可能に取り付けられる。カッター19は、カッター19が有するカッター係合部57がキャリッジ係合部56に係合した状態で第2方向D2もしくは第3方向D3に移動して媒体16を切断する。
図6に示すように、キャリッジ係合部56は、突出片63を収容可能なホルダー65と、ホルダー65から鉛直上方に延びる受止リブ66及び案内リブ67と、受止リブ66及び案内リブ67よりも第1方向D1に位置する案内片68と、を備える。キャリッジ係合部56は、受止リブ66における第2方向D2側の側面である受止面69と、案内リブ67と案内片68とを繋ぐ案内面70と、受止リブ66の上端に設けられる受止壁71と、を有する。案内片68は、案内面70から第3方向D3に延びる。受止壁71は、受止リブ66と案内片68とを繋ぐ。
本実施形態の作用について説明する。
図7に示すように、媒体16の切断時、制御部34は、ホームポジションHPに位置するキャリッジ18を第3方向D3に移動させる。
図8に示すように、キャリッジ18が第3方向D3に移動すると、チューブ15は、カッター19の鉛直上方を通る。鉛直方向において、カッター19とチューブ15との間には、チューブ支持部材41が位置する。キャリッジ18が待機位置SPまで移動すると、キャリッジ係合部56とカッター係合部57とが連結される。
具体的には、図5,図6に示すように、係合爪60は、第3方向D3に移動する案内片68により鉛直下方に押されると共に、受止壁71により第1方向D1へ押される。係合爪60は、回動してキャリッジ係合部56の移動を許容する。制御部34は、受止リブ66が係合爪60を通過した位置でキャリッジ18の移動を停止させる。これにより、係合爪60は、受止リブ66を乗り越える。このときホルダー65には、突出片63が挿入される。
続いて制御部34は、待機位置SPに位置するキャリッジ18を第2方向D2に移動させる。キャリッジ18が第2方向D2に移動すると、係合爪60は、図6に一点鎖線で示す第1位置P1に位置する。第1位置P1は、係合爪60が受止面69に接触する位置である。キャリッジ18は、受止面69が第1位置P1に位置する係合爪60を押すことにより、カッター19を第2方向D2に移動させる。カッター19は、第2方向D2への移動により媒体16を切断する。
図9に示すように、制御部34は、キャリッジ18及びカッター19を切断終了位EPで一時停止させた後、キャリッジ18及びカッター19を第3方向D3に移動させる。
図5,図6に示すように、第1位置P1に位置する係合爪60は、第3方向D3に移動する案内リブ67により第1方向D1へ押される。係合爪60は、第1方向D1に回動して案内リブ67の移動を許容する。案内リブ67に乗り上げた係合爪60は、案内面70に案内されて図6に一点鎖線で示す第2位置P2に位置する。係合爪60が第2位置P2に位置した状態で、キャリッジ18は、ホルダー65が突出片63を第3方向D3に押す。そのため、カッター19は、キャリッジ18と共に第3方向D3に移動して待機位置SPに戻る。
図8に示すように、キャリッジ18及びカッター19が待機位置SPまで移動すると、制御部34は、再びキャリッジ18を第2方向D2に移動させる。
図5,図6に示すように、第2位置P2に位置する係合爪60は、案内片68により第1方向D1に案内され、図6に一点鎖線で示す第3位置P3を経由することで受止リブ66を回避する。キャリッジ係合部56とカッター係合部57は、連結が外れる。カッター19は、待機位置SPに留まり、キャリッジ18が第2方向D2に移動してホームポジションHPに戻る。
本実施形態の効果について説明する。
(1)第2インク貯留部14に接続されるチューブ15は、キャリッジ18においてカッター19が係合する第1壁47の鉛直上方を通る。すなわち、チューブ15は、チューブ15自体の剛性により、カッター19の鉛直上方を通りやすく、キャリッジ18にカッター19を係合させる場合でも、チューブ15がカッター19に干渉する虞を低減できる。
(2)キャリッジ18における第2方向D2側の第2壁48は、第1壁47から離れた位置に位置する第1外壁面51が、第1壁47に近い位置に位置する第2外壁面52より外側に位置する。すなわち、第2外壁面52は、第1外壁面51よりも内側に位置するため、第1壁47の鉛直上方を通るチューブ15が、例えば第2壁48と外装部材とに挟まれる虞を低減できる。
(3)第1壁47の第1上端47aは、第2壁48の第2上端48a及び第3壁49の第3上端49aより低い位置に位置する。そのため、第1壁47の鉛直上方を通るチューブ15が、第2壁48もしくは第3壁49に乗り上げてしまう虞を低減できる。
(4)チューブ15がキャリッジ18に当たったり、チューブ15とキャリッジ18とが擦れたりすると、キャリッジ18が振動することがある。その点、チューブ15は、キャリッジ18に固定される。そのため、チューブ15とキャリッジ18との関係を安定させ、キャリッジ18の振動を低減できる。
(5)キャリッジ18は、チューブ15を支持するチューブ支持部材41を有するため、チューブ15の挙動を安定させることができる。チューブ15の振動がチューブ支持部材41を介して貯留部支持部材40に伝わると、貯留部支持部材40及び吐出ヘッド17の位置がずれてしまう虞がある。特に、吐出ヘッド17の位置が第2方向D2および第3方向D3以外に移動した場合は、吐出ヘッド17における吐出制御では補正ができず、印刷品質に影響を与えてしまう虞もある。チューブ15の振動は、第2方向D2もしくは第3方向D3のずれを引き起こしやすいが、チューブ支持部材41は、第1方向D1及び第2方向D2において吐出ヘッド17と同じ位置で貯留部支持部材40に固定される。そのため、チューブ15の振動により第2方向D2および第3方向D3以外の方向への吐出ヘッド17の位置ずれを低減できる。
(6)チューブ支持部材41と貯留部支持部材40との間には、緩衝材45が設けられるため、貯留部支持部材40に伝わる振動を小さくできる。
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・チューブ支持部材41は、貯留部支持部材40に対して着脱可能に設けられてもよい。すなわち、チューブ支持部材41は、ねじ43により貯留部支持部材40に固定されなくてもよい。例えば、チューブ支持部材41は、貯留部支持部材40に形成された凹部に嵌め込まれるように装着されてもよい。チューブ支持部材41を貯留部支持部材40に対して着脱可能に設けられると、例えば、媒体16が詰まった場合に、ユーザーは、チューブ支持部材41を貯留部支持部材40から外すことにより、媒体16を取り出すための作業スペースを広げることができるので、媒体16を取り出しやすくできる。
・貯留部支持部材40に対して装着されたチューブ支持部材41が、貯留部支持部材40に接触する接触位置は、第1方向D1及び第2方向D2において吐出ヘッド17と同じ位置に位置してもよい。これにより、吐出ヘッド17の位置ずれを低減できる。
・キャリッジ18は、チューブ支持部材41を備えない構成とし、チューブ15は、貯留部支持部材40に固定してもよい。
・チューブ支持部材41と貯留部支持部材40は、一体で形成してもよい。
・チューブ15は、キャリッジ18に固定しなくてもよい。
・第1壁47の第1上端47aは、第2壁48の第2上端48aと同じ高さでもよいし、第2上端48aより鉛直上方に位置してもよい。第1壁47の第1上端47aは、第3壁49の第3上端49aと同じ高さでもよいし、第3上端49aより鉛直上方に位置してもよい。第2壁48の第2上端48aと第3壁49の第3上端49aは、高さが異なっていてもよい。
・キャリッジ18は、第2壁48と第3壁49のうち少なくとも一方が平坦であってもよい。すなわち、第2壁48は、第1外壁面51と第2外壁面52とが第2方向D2において同じ位置に位置する部材であってもよい。第3壁49は、第3外壁面53と第4外壁面54とが第3方向D3において同じ位置に位置する部材であってもよい。
・第1壁47、第2壁48、第3壁49のうち少なくとも1つには、リブが形成されてもよい。リブが形成されると、強度が上がり、リブが形成された部材が変形する虞を低減できる。リブは、例えば複数の直線状のリブが互いに平行に並ぶように形成してもよいし、格子状に形成してもよい。リブを形成する場合、第1外壁面51、第2外壁面52、第3外壁面53、及び第4外壁面54は、第2インク貯留部14から離れる方向に突出する複数のリブの頂点を含む仮想面である。すなわち、第1外壁面51、第2外壁面52、第3外壁面53、及び第4外壁面54は、リブの隙間を埋めた状態での仮想面である。
・カッター19は、第3方向D3に移動する場合に媒体16を切断してもよい。
以下に、上述した実施形態及び変更例から把握される技術的思想及びその作用効果を記載する。
(A)プリンターは、インクを貯留する第1インク貯留部と、前記第1インク貯留部から供給される前記インクを貯留する第2インク貯留部と、前記第1インク貯留部と前記第2インク貯留部とを接続するチューブと、媒体に向かって前記インクを吐出する吐出ヘッドと、前記吐出ヘッド及び前記第2インク貯留部を搭載するキャリッジと、前記媒体を切断するカッターと、を備え、前記キャリッジは、前記第2インク貯留部より第1方向に位置する第1壁と、該第1壁に設けられるキャリッジ係合部と、を有し、前記吐出ヘッド及び前記第2インク貯留部を第2方向及び該第2方向とは反対の第3方向に移動させ、前記カッターは、該カッターが有するカッター係合部が前記キャリッジ係合部に係合した状態で前記第2方向もしくは前記第3方向に移動して前記媒体を切断し、前記第1壁の鉛直上方を前記チューブが通る。
この構成によれば、第2インク貯留部に接続されるチューブは、キャリッジにおいてカッターが係合する第1壁の鉛直上方を通る。すなわち、チューブは、チューブの剛性により、カッターの鉛直上方を通りやすく、キャリッジにカッターを係合させる場合でも、チューブがカッターに干渉する虞を低減できる。
(B)プリンターにおいて、前記キャリッジは、前記第2インク貯留部より前記第2方向に位置する第2壁を有し、前記第2壁は、第1外壁面と、該第1外壁面より前記第1方向に位置する第2外壁面と、を有し、前記第1外壁面は、前記第2外壁面より前記第2方向に位置してもよい。
この構成によれば、キャリッジにおける第2方向側の第2壁は、第1壁から離れた位置に位置する第1外壁面が、第1壁に近い位置に位置する第2外壁面より外側に位置する。すなわち、第2外壁面は、第1外壁面よりも内側に位置するため、第1壁の鉛直上方を通るチューブが、例えば第2壁と外装部材とに挟まれる虞を低減できる。
(C)プリンターにおいて、前記キャリッジは、前記第2インク貯留部より前記第2方向に位置する第2壁と、前記第2インク貯留部より前記第3方向に位置する第3壁と、を有し、前記第1壁における鉛直上方の第1上端は、前記第2壁における鉛直上方の第2上端及び前記第3壁における鉛直上方の第3上端より低い位置に位置してもよい。
この構成によれば、第1壁の第1上端は、第2壁の第2上端及び第3壁の第3上端より低い位置に位置する。そのため、第1壁の鉛直上方を通るチューブが、第2壁もしくは第3壁に乗り上げてしまう虞を低減できる。
(D)プリンターにおいて、前記チューブは、前記第2インク貯留部に接続される接続部分と、前記キャリッジに固定される固定部分と、を有してもよい。
チューブがキャリッジに当たったり、チューブとキャリッジとが擦れたりすると、キャリッジが振動することがある。その点、この構成によれば、チューブは、キャリッジに固定される。そのため、チューブとキャリッジとの関係を安定させ、キャリッジの振動を低減できる。
(E)プリンターにおいて、前記キャリッジは、前記第2インク貯留部を支持する貯留部支持部材と、前記チューブを支持するチューブ支持部材と、を有し、前記チューブ支持部材は、前記貯留部支持部材に対して着脱可能であってもよい。
この構成によれば、キャリッジは、チューブを支持するチューブ支持部材を有するため、チューブの挙動を安定させることができる。チューブ支持部材は、貯留部支持部材に対して着脱可能であるため、例えば、媒体が詰まった場合に、チューブ支持部材を貯留部支持部材から外すことにより、作業スペースを広げて媒体を取り出しやすくできる。
(F)プリンターにおいて、前記貯留部支持部材に対して装着された前記チューブ支持部材が前記貯留部支持部材に接触する接触位置は、前記第1方向及び前記第2方向において前記吐出ヘッドと同じ位置に位置してもよい。
チューブの振動がチューブ支持部材を介して貯留部支持部材に伝わると、貯留部支持部材及び吐出ヘッドの位置がずれてしまう虞がある。特に、吐出ヘッドの位置が第2方向および第3方向以外に移動した場合は、吐出ヘッドにおける吐出制御では補正ができず、印刷品質に影響を与えてしまう虞もある。チューブの振動は、第2方向もしくは第3方向のずれを引き起こしやすいが、この構成によれば、チューブ支持部材は、第1方向及び第2方向において吐出ヘッドと同じ位置で貯留部支持部材に接触する。そのため、チューブの振動により第2方向および第3方向以外の方向への吐出ヘッドの位置ずれを低減できる。
(G)プリンターにおいて、前記キャリッジは、前記第2インク貯留部を支持する貯留部支持部材と、前記チューブを支持するチューブ支持部材と、を有し、前記貯留部支持部材と前記チューブ支持部材とが固定される固定位置は、前記第1方向及び前記第2方向において前記吐出ヘッドと同じ位置に位置してもよい。
この構成によれば、チューブ支持部材は、第1方向及び第2方向において吐出ヘッドと同じ位置で貯留部支持部材に固定される。そのため、チューブの振動により第2方向および第3方向以外の方向への吐出ヘッドの位置ずれを低減できる。
(H)プリンターは、前記チューブ支持部材と前記貯留部支持部材との間に設けられる緩衝材をさらに備えてもよい。
この構成によれば、チューブ支持部材と貯留部支持部材との間には、緩衝材が設けられるため、貯留部支持部材に伝わる振動を小さくできる。
11…プリンター、12…ケース、13…第1インク貯留部、14…第2インク貯留部、15…チューブ、15a…接続部分、15b…固定部分、16…媒体、17…吐出ヘッド、18…キャリッジ、19…カッター、21…後方カバー、22…前方カバー、23…操作パネル、25…排出口、27…ガイド部材、28…搬送部、29…支持台、30…搬送ローラー対、31…中継ローラー対、32…排出ローラー対、34…制御部、36…ガイド軸、37…ノズル、38…ノズル面、40…貯留部支持部材、41…チューブ支持部材、42…キャリッジカバー、43…ねじ、44…固定部材、45…緩衝材、47…第1壁、47a…第1上端、48…第2壁、48a…第2上端、49…第3壁、49a…第3上端、51…第1外壁面、52…第2外壁面、53…第3外壁面、54…第4外壁面、56…キャリッジ係合部、57…カッター係合部、58…ジョイント、59…レバー、60…係合爪、61…押付部材、62…規定部、63…突出片、64…切断刃、65…ホルダー、66…受止リブ、67…案内リブ、68…案内片、69…受止面、70…案内面、71…受止壁、D1…第1方向、D2…第2方向、D3…第3方向、EP…切断終了位、HP…ホームポジション、SP…待機位置、P1…第1位置、P2…第2位置、P3…第3位置、R…ロール体。

Claims (8)

  1. インクを貯留する第1インク貯留部と、
    前記第1インク貯留部から供給される前記インクを貯留する第2インク貯留部と、
    前記第1インク貯留部と前記第2インク貯留部とを接続するチューブと、
    媒体に向かって前記インクを吐出する吐出ヘッドと、
    前記吐出ヘッド及び前記第2インク貯留部を搭載するキャリッジと、
    前記媒体を切断するカッターと、
    を備え、
    前記キャリッジは、前記第2インク貯留部より第1方向に位置する第1壁と、該第1壁に設けられるキャリッジ係合部と、前記チューブを支持するチューブ支持部材と、を有し、前記吐出ヘッド及び前記第2インク貯留部を第2方向及び該第2方向とは反対の第3方向に移動させ、
    前記カッターは、該カッターが有するカッター係合部が前記キャリッジ係合部に係合した状態で前記第2方向もしくは前記第3方向に移動して前記媒体を切断し、
    前記第1壁の鉛直上方を前記チューブと前記チューブ支持部材が通り、
    前記チューブ支持部材は、鉛直方向において前記カッターと前記チューブとの間に位置することを特徴とするプリンター。
  2. 前記キャリッジは、前記第2インク貯留部より前記第2方向に位置する第2壁を有し、
    前記第2壁は、第1外壁面と、該第1外壁面より前記第1方向に位置する第2外壁面と、を有し、
    前記第1外壁面は、前記第2外壁面より前記第2方向に位置することを特徴とする請求項1に記載のプリンター。
  3. 前記キャリッジは、
    前記第2インク貯留部より前記第2方向に位置する第2壁と、
    前記第2インク貯留部より前記第3方向に位置する第3壁と、
    を有し、
    前記第1壁における鉛直上方の第1上端は、前記第2壁における鉛直上方の第2上端及び前記第3壁における鉛直上方の第3上端より低い位置に位置することを特徴とする請求項1に記載のプリンター。
  4. 前記チューブは、
    前記第2インク貯留部に接続される接続部分と、
    前記キャリッジに固定される固定部分と、
    を有することを特徴とする請求項1~請求項3のうち何れか一項に記載のプリンター。
  5. 前記キャリッジは、
    前記第2インク貯留部を支持する貯留部支持部材を有し、
    前記チューブ支持部材は、前記貯留部支持部材に対して着脱可能であることを特徴とする請求項1~請求項4のうち何れか一項に記載のプリンター。
  6. 前記貯留部支持部材に対して装着された前記チューブ支持部材のうち、前記鉛直方向において前記第2インク貯留部と前記吐出ヘッドとの間に位置する部分が前記貯留部支持部材に接触することを特徴とする請求項5に記載のプリンター。
  7. 前記キャリッジは、
    前記第2インク貯留部を支持する貯留部支持部材を有し、
    前記チューブ支持部材は、前記鉛直方向において前記第2インク貯留部と前記吐出ヘッドとの間に位置する部分が前記貯留部支持部材固定されることを特徴とする請求項1~請求項4のうち何れか一項に記載のプリンター。
  8. 前記チューブ支持部材と前記貯留部支持部材との間に設けられる緩衝材をさらに備えることを特徴とする請求項5~請求項7のうち何れか一項に記載のプリンター。
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