JP7395339B2 - 食品用酸味酸臭抑制剤 - Google Patents

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Description

本発明は、食品に用いる酸味及び酸臭の抑制剤に関する。
酸味は、元来酸味を有する野菜、果実等の食品素材や、該食品素材を原材料とする加工食品等の食品においては、その風味の特徴として不可欠なものである。一方で、風味の特徴として酸味が求められない食品又は酸味がわずかに感じられる程度でよい食品であっても、保存性を高める目的で有機酸及び/又は有機酸塩あるいはこれらを含有するpH調整剤、静菌剤等の製剤や食酢等が添加され、結果的に必要以上の酸味が付与される場合がある。このようにして付与された酸味は食品本来の風味を損なう場合があるため、食品において意図せぬ酸味の発現を抑制することが課題となっていた。
食品における酸味の発現を抑制する方法としては、例えば、青臭み、酸味等の強い野菜・果物類を原料とする飲食品の製造において、飲食品の製品重量当たりエリスリトールを0.2~3.0重量%添加することを特徴とする野菜・果物類の青臭み、酸味等の抑制方法(特許文献1)、カボチャ、サツマイモ、里芋から選択される少なくとも1種の野菜と、かつお節出汁及び/又は昆布出汁を配合するレトルト加工食品において、水不溶性カルシウム含有材料粉末を添加することにより、保存中に発生する酸味を抑制する方法(特許文献2)等が提案されている。
しかし、これらの技術は保存性を高める目的で添加される有機酸及び/又は有機酸塩に由来する酸味の抑制を目的とするものではないこと、酸味抑制のために添加する成分の風味が付与されてしまい、食品本来の風味に影響すること、使用対象が限定的で汎用性が低いこと等の理由から、実用上満足できるものとは言えない。
一方、保存性を高める目的で添加される有機酸及び/又は有機酸塩に由来する酸味を抑制する方法としては、例えば、高度分岐環状デキストリンおよび酸類を含有することを特徴とする食品用日持ち向上剤(特許文献3)等が提案されているが、効果やコスト等の点で課題がある。そこで、食品における酸味を十分に抑制し得る新たな方法が求められていた。
特開平9-117262号公報 特開2014-036679号公報 特開2007-116921号公報
本発明は、食品において酸味及び/又は酸臭を抑制し得る食品用酸味酸臭抑制剤を提供することを目的とする。
本発明者らは、前記課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、酸味及び/又は酸臭を呈する食品に対し、鳥獣類の骨含有粉末と親油性のグリセリン脂肪酸エステルとを含有する酸味酸臭抑制剤を添加することにより、酸味及び/又は酸臭が抑制されることを見出し、この知見に基づきさらに研究を重ね、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、(a)鳥獣類の骨含有粉末及び(b)HLBが8以下であるグリセリン脂肪酸エステルを含有する食品用酸味酸臭抑制剤からなっている。
本発明に係る食品用酸味酸臭抑制剤は、酸味及び/又は酸臭を呈する食品に添加することにより、酸味及び/又は酸臭の発現を抑制することができる。
本発明に係る食品用酸味酸臭抑制剤(以下「本発明の酸味酸臭抑制剤」ともいう)は、少なくとも(a)鳥獣類の骨含有粉末及び(b)HLBが8以下であるグリセリン脂肪酸エステル(以下それぞれ「(a)成分」、「(b)成分」ともいう)を含有する。
本発明における(a)成分である鳥獣類の骨含有粉末は、食肉用の鳥獣類から副産物として得られる骨を含有する粉末をいう。該粉末は、鳥獣類の骨のみを粉末化してなるものであってもよく、本発明の効果を妨げない範囲で、他の任意の成分を含有していてもよい。そのような成分としては、例えば、賦形剤(例えば、デキストリン、乳糖、加工でん粉等)等が挙げられる。なお、本発明の(a)成分100質量%中に占める鳥獣類の骨の含有量は、例えば、10質量%以上であることが好ましく、15質量%以上であることがより好ましく、20質量%以上であることがさらに好ましい。
前記鳥獣類の種類に特に制限はなく、例えば、鶏、アヒル、七面鳥等の家禽類、カモ、キジ等の野鳥類、牛、豚、馬、ヒツジ、ヤギ等の家畜類、イノシシ、シカ等の獣類等のいずれであってもよいが、骨の入手が容易で、かつ、粉砕処理が容易である点から家禽類が好ましく、とりわけ鶏が好ましい。
鳥獣類の骨の部位に特に制限はなく、例えば、頭骨、椎骨、肋骨、脛骨、大腿骨、中手骨、指骨等のいずれであってもよい。また、鳥獣類の骨としては、これら各部位の骨に肉が付着した、いわゆる「がら」を使用してもよい。
本発明の(a)成分の製造方法に特に制限はなく、例えば、前記鳥獣類の骨を乾式粉砕、湿式粉砕等、公知の方法で粉砕処理し、必要に応じて乾燥処理して粉末化することにより製造することができる。乾燥処理を行う際には、必要に応じて賦形剤(例えば、デキストリン、乳糖、加工でん粉等)等を混合してもよい。なお、鳥獣類の骨として「がら」を使用する場合、例えば、骨に肉が付着した状態のまま粉砕処理してもよく、粉砕処理の前に該「がら」を加熱処理及び/又はプロテアーゼ等のタンパク質分解酵素を用いて酵素処理し、骨に付着した肉を軟化又は分解して、これを除去してから粉砕処理してもよく、該軟化又は分解した肉と共に粉砕処理してもよい。
本発明の(a)成分の粒度に特に制限はないが、例えば、目開き840μmの篩を通過し、目開き150μmの篩を通過しない粒度であることが好ましく、目開き840μmの篩を通過し、目開き350μmの篩を通過しない粒度であることがより好ましい。
本発明の酸味酸臭抑制剤中の前記(a)成分の含有量に特に制限はないが、例えば、該剤100質量%中、50.0~99.9質量%、好ましくは80.0~99.0質量%、より好ましくは90.0~99.0質量%、さらに好ましくは92.0~98.0質量%である。
本発明における(b)成分であるHLBが8以下であるグリセリン脂肪酸エステルは、食品用乳化剤として広く使用されるグリセリン脂肪酸エステルのうち、親水基と親油基とのバランスを表す値であるHLBが8以下、好ましくは5.8以下、より好ましくは4以下の範囲内であるものをいう。
前記HLBは、乳化剤における親水基と親油基のバランスに応じて0から20までの値をとり、これが0に近いほど親油性が高く、20に近いほど親水性が高いことを表す。本発明においてHLBは、アトラス法により、下記計算式に従って算出される値を採用できる。なお、下記計算式中のけん化価及び中和価は、例えば、「基準油脂分析試験法(1)」(社団法人日本油化学会、1996年)に記載の方法等に基づき測定できる。
<計算式>
HLB=20×(1-S/A)
S:グリセリン脂肪酸エステルのけん化価
A:原料脂肪酸の中和価
本発明におけるグリセリン脂肪酸エステルには、グリセリンと脂肪酸とのエステル(即ち、モノグリセリン脂肪酸エステル)の他、グリセリン有機酸脂肪酸エステル及びポリグリセリン脂肪酸エステルが含まれる。これらの中でも、ポリグリセリン脂肪酸エステルが好ましく、とりわけ、後述する縮合リシノール酸を構成脂肪酸とするポリグリセリン縮合リシノール酸エステルが好ましい。これらグリセリン脂肪酸エステルは、1種のみを単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
モノグリセリン脂肪酸エステルは、エステル化反応、エステル交換反応等、自体公知の方法で製造できる。該エステルは、モノエステル体(モノグリセリド)、ジエステル体(ジグリセリド)のいずれであってもよく、あるいはそれらの混合物であってもよい。
グリセリン有機酸脂肪酸エステルは、グリセリン、有機酸及び脂肪酸のエステルであり、モノグリセリンモノ脂肪酸エステルと有機酸(又は有機酸の酸無水物)との反応、又はグリセリンと有機酸と脂肪酸との反応により製造できる。グリセリン有機酸脂肪酸エステルの種類としては、例えば、グリセリン酢酸脂肪酸エステル、グリセリン乳酸脂肪酸エステル、グリセリンクエン酸脂肪酸エステル、グリセリンコハク酸脂肪酸エステル、グリセリンジアセチル酒石酸脂肪酸エステル等が挙げられる。
ポリグリセリン脂肪酸エステルは、ポリグリセリンと脂肪酸とのエステルであり、エステル化反応等自体公知の方法で製造できる。ポリグリセリン脂肪酸エステルを構成するポリグリセリンの重合度に特に制限はないが、例えば、平均重合度が2~20、好ましくは2~10のものが挙げられる。具体的には、例えば、ジグリセリン(平均重合度:約2.0)、トリグリセリン(平均重合度:約3.0)、テトラグリセリン(平均重合度:約4.0)、ヘキサグリセリン(平均重合度:約6.0)、オクタグリセリン(平均重合度:約8.0)及びデカグリセリン(平均重合度:約10.0)等が挙げられる。
グリセリン脂肪酸エステルを構成する脂肪酸としては、食用可能な動植物油脂を起源とする脂肪酸であれば特に制限はなく、例えば、炭素数6~24の直鎖の飽和脂肪酸(例えば、カプロン酸、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、アラキジン酸、ベヘン酸、リグノセリン酸等)及び不飽和脂肪酸(例えば、パルミトオレイン酸、オレイン酸、エライジン酸、リノール酸、γ-リノレン酸、α-リノレン酸、アラキドン酸、リシノール酸、縮合リシノール酸等)が挙げられる。これらの中でも、不飽和脂肪酸が好ましく、とりわけ、グリセリン脂肪酸エステルがポリグリセリン脂肪酸エステルである場合は、縮合リシノール酸が好ましい。グリセリン脂肪酸エステルは、これら脂肪酸の1種のみを含むものであってもよく、2種以上を含むものであってもよい。
グリセリン脂肪酸エステルの性状に特に制限はなく、例えば、常温(25℃)で固体状、粉末状、液状、ペースト状等いずれであってもよいが、本発明の効果を十分に発揮する観点から、常温で液状又はペースト状を呈するものが好ましい。
HLBが8以下であるグリセリン脂肪酸エステルとしては、例えば、ポエムZ-500(商品名;モノグリセリンオレイン酸エステル;液状;HLB3.2;理研ビタミン社製)、ポエムK-37V(商品名;グリセリンクエン酸オレイン酸エステル;液状;HLB6;理研ビタミン社製)、ポエムDO-100(商品名;ジグリセリンオレイン酸エステル;液状;HLB8;理研ビタミン社製)、ポエムJ-2681(商品名;ジグリセリンオレイン酸エステル;液状;HLB5.5;理研ビタミン社製)、ポエムPR-100(商品名;テトラグリセリン縮合リシノール酸エステル;液状;HLB0.5;理研ビタミン社製)等が商業的に販売されており、本発明ではこれらを用いることができる。
本発明の酸味酸臭抑制剤中の前記(b)成分の含有量に特に制限はないが、例えば、該剤100質量%中、0.1~20.0質量%、好ましくは1.0~10.0質量%、より好ましくは2.0~8.0質量%である。
本発明の酸味酸臭抑制剤の性状に特に制限はなく、例えば、常温(25℃)で粉末状、ペースト状等の性状に調製することができるが、本発明の効果を十分に発揮する観点から、また安定性や使用の簡便さの面から常温で粉末状の製剤とすることが好ましい。
本発明の酸味酸臭抑制剤の製造方法に特に制限はなく、前記(a)成分と(b)成分とを均一に混合すればよい。具体的には、例えば、(b)成分を40~90℃に加温して溶解及び/又は粘度を低下させ、あるいは油脂やアルコール等の溶媒に溶解した後、これを(a)成分に加えて混合する方法等により製造することができる。前記混合には公知の混合機(例えば、リボンミキサー、ナウターミキサー、ヘンシェルミキサー、レーディゲミキサー、V型混合機等)等を用いることができる。
本発明の酸味酸臭抑制剤は、前記(a)成分及び(b)成分以外に、本発明の効果を阻害しない範囲で、他の任意の成分を含有していてもよい。そのような成分としては、例えば、賦形剤(例えば、デキストリン、乳糖、加工でん粉等)、基礎調味料(例えば、食塩、砂糖等)、旨味調味料(例えば、L-グルタミン酸ナトリウム等)、タンパク加水分解物、食用エキス(例えば、畜肉エキス、野菜エキス、酵母エキス等)、香辛料、節類、野菜類(例えば、粉末野菜等)、果実類(例えば、粉末果実等)、動植物油脂(例えば、粉末動植物油脂等)、リン酸塩(例えば、リン酸カルシウム等)、クエン酸塩(例えば、クエン酸ナトリウム等)、グルコン酸塩(例えば、グルコン酸ナトリウム等)、色素等が挙げられる。
本発明の酸味酸臭抑制剤は、酸味及び/又は酸臭を呈する食品に添加して使用することにより、該食品の喫食時に感じられる酸味及び/又は酸臭を抑制することができる。なお、酸味及び/又は酸臭を呈する食品は、通常、酸味及び/又は酸臭の原因物質として、有機酸及び/又は有機酸塩を含有する。言い換えれば、本発明の酸味酸臭抑制剤は、有機酸及び/又は有機酸塩を含有する食品に添加して使用することができる。
有機酸及び/又は有機酸塩を含有する食品に特に制限はなく、例えば、野菜類(例えば、トマト等)、果実類(例えば、レモン、ライム、ゆず、リンゴ、梅、イチゴ等)、発酵食品(例えば、ヨーグルト、漬物類等)、食酢(例えば、米酢、穀物酢、黒酢、リンゴ酢、ワインビネガー等)、ケチャップ、ドレッシング等、それ自体の性質として元来有機酸及び/又は有機酸塩を含有する食品素材並びにこれらを原材料とする加工食品、あるいは保存性を高める目的で有機酸及び/又は有機酸塩を添加された加工食品等が挙げられる。ただし、本発明は酸味及び/又は酸臭により食品本来の風味が損なわれるのを防ぐことを目的とするため、これらの中でも保存性を高める目的で有機酸及び/又は有機酸塩を添加された加工食品を使用対象とすることが好ましい。
前記食品に含まれる有機酸及び/又は有機酸塩としては、食用可能なものであれば特に制限はなく、例えば、有機酸としては、アジピン酸、クエン酸、グルコノデルタラクトン、グルコン酸、酒石酸、乳酸、酢酸、フマル酸、蓚酸、リンゴ酸、コハク酸等が挙げられ、有機酸塩としては、前記有機酸のナトリウム塩、カリウム塩等が挙げられる。これらの中でも、保存性を高める目的で用いられるものとしては、酢酸、フマル酸、乳酸、クエン酸及びアジピン酸並びにそれらの塩が好ましく、酢酸及び酢酸塩が特に好ましい。
本発明の酸味酸臭抑制剤の使用方法としては、該剤を使用対象となる食品に接触させる方法であれば特に制限はなく、例えば、加工食品に対して本発明の酸味酸臭抑制剤を使用する場合、該加工食品の製造工程において原材料に本発明の酸味酸臭抑制剤を混合して添加する方法、該加工食品の製造後に粉末状の本発明の酸味酸臭抑制剤を振りかける方法、本発明の酸味酸臭抑制剤の分散液を該加工食品に塗布若しくは噴霧し、又は該分散液に該加工食品を浸漬する方法等が挙げられる。
本発明の酸味酸臭抑制剤の食品に対する添加量は、該食品が呈する酸味及び/又は酸臭の強さ及び質、該食品の製造方法、目的とする酸味酸臭抑制効果の程度等により異なるため一様ではないが、例えば、加工食品の原材料に混合して添加する場合、該加工食品の他の原材料の合計100質量部に対して0.01~10質量部、好ましくは0.1~5.0質量部、更に好ましくは0.5~2.0質量部である。
また、本発明の酸味酸臭抑制剤は、食品に対して保存性を高める目的で添加される有機酸及び/又は有機酸塩を含有する静菌剤に配合し、製剤化して使用してもよい。このようにすることで、該静菌剤を食品に添加した際に、該食品に付与される酸味及び/又は酸臭を抑制することができる。
本発明の酸味酸臭抑制剤を静菌剤に配合して使用する場合、該静菌剤中の本発明の酸味酸臭抑制剤の含有量は、該静菌剤中に含まれる有機酸及び/又は有機酸塩の種類、含有量等により異なるため一様ではないが、例えば、該静菌剤中に含まれる有機酸及び/又は有機酸塩の総量を100質量部とした場合、30~300質量部、好ましくは50~150質量部である。
以下、実施例をもって本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
≪実施例1≫
[鶏骨含有粉末の製造1]
寸胴鍋に、鶏がら2400gと水3000gを入れ、70℃まで加熱した。その後、55℃まで冷却し、ここにプロテアーゼ(商品名:オリエンターゼ90N;エイチビィアイ社製)0.1gを水10gに溶いたものを加え、50~55℃に保温しながら、スリーワンモータ(商品名;型式:FBL600;新東科学社製)を使用して300rpmで30分間攪拌し、酵素処理した。その後、90℃まで加熱して酵素を失活させた後、常温まで冷却し、目開き840μmの篩にかけ、蒸留水で十分に洗い流して残った固形分を回収した。該固形分を80℃の恒温槽で50分間乾燥した後、乳鉢で粉砕し、目開き440μmの篩にかけて通過分を回収した。この操作を計2回実施し、鶏骨含有粉末A約700gを得た。
[酸味酸臭抑制剤の調製1]
(1)原材料
1)鶏骨含有粉末A
2)グリセリン脂肪酸エステル
2-1)モノグリセリンオレイン酸エステル(商品名:ポエムZ-500;HLB3.2;理研ビタミン社製)
2-2)グリセリンクエン酸オレイン酸エステル(商品名:ポエムK-37V;HLB6;理研ビタミン社製)
2-3)ジグリセリンオレイン酸エステル1(商品名:ポエムDO-100V;HLB8;理研ビタミン社製)
2-4)ジグリセリンオレイン酸エステル2(商品名:ポエムJ-2681;HLB5.5;理研ビタミン社製)
2-5)テトラグリセリン縮合リシノール酸エステル(商品名:ポエムPR-100;HLB0.3;理研ビタミン社製)
2-6)デカグリセリンラウリン酸エステル(商品名:ポエムJ-0021;HLB16;理研ビタミン社製)
2-7)デカグリセリンステアリン酸エステル(商品名:ポエムJ-0081HV;HLB12;理研ビタミン社製)
3)デキストリン(商品名:サンデック#70FN;DE値6~8;三和澱粉工業社製)
(2)原材料の配合
前記原材料を用いて調製した酸味酸臭抑制剤1~9の配合組成を表1に示した。このうち、酸味酸臭抑制剤1~5は本発明の実施例であり、酸味酸臭抑制剤6~9はそれらに対する比較例である。なお、各酸味酸臭抑制剤は原材料の合計が100gとなる分量で調製した。
Figure 0007395339000001
(3)酸味酸臭抑制剤の調製方法
表1に示した配合割合に従って鶏骨含有粉末又はデキストリンをフードプロセッサー(型式:MK-K48P;パナソニック社製)に量り取り、ここに予め50℃に加温して粘度を下げたグリセリン脂肪酸エステルを加え、2900rpmで1分間攪拌及び混合し、酸味酸臭抑制剤1~8各100gを得た。なお、酸味酸臭抑制剤9は原材料が1種類のみであるため、前記操作は行わず、該原材料そのものを酸味酸臭抑制剤とした。
[静菌剤水溶液における評価]
(1)試験液の調製方法
酢酸ナトリウム(大東化学社製)66gと氷酢酸/酢酸ナトリウム製剤(商品名:サンミエース42;大東化学社製)34gとを1Lポリ袋に入れ、袋の口を縛り、手で3分間袋を振って均一に混合し、静菌剤(試作品)を100g得た。ビーカーに熱湯98gと前記静菌剤2gを入れ、スパチュラで攪拌して静菌剤を溶解させた。得られた静菌剤水溶液100gに対し、前記酸味酸臭抑制剤1~9を各5g添加して、スパチュラで均一になるように攪拌及び混合し、試験液1~9を得た。
(2)官能評価
前記試験液1~9の酸味及び酸臭の程度について官能評価を行った。評価は酸味酸臭抑制剤を添加していない静菌剤の水溶液を基準(対照)とし、表2に示す評価基準に従って10名のパネラーで行い、評点の平均値を求め、下記の基準に従って記号化した。結果を表3に示す。
〔記号化基準〕
◎: 平均値1.5未満
〇: 平均値1.5以上、2.5未満
△: 平均値2.5以上、3.5未満
×: 平均値3.5以上
Figure 0007395339000002
Figure 0007395339000003
表3の結果から明らかなように、実施例の酸味酸臭抑制剤1~5を添加した試験液1~5は、いずれも酸味及び酸臭の評価結果が「◎」又は「〇」であり、酸味及び酸臭が十分に抑制されていた。これに対し、比較例の酸味酸臭抑制剤6~9を添加した試験液6~9は、いずれも酸味及び酸臭の評価結果が「△」又は「×」であり、酸味及び酸臭が抑制されているとは言えなかった。
≪実施例2≫
本発明の酸味酸臭抑制剤について好ましい粒度条件を検証するため、粒度の異なる鶏骨含有粉末を用いて3種類の酸味酸臭抑制剤を調製し、比較実験を行った。
[鶏骨含有粉末の製造2]
鶏がら360gと水450gを耐熱瓶に入れ、70℃まで加熱した。その後55℃まで冷却し、ここにプロテアーゼ(商品名:オリエンターゼ90N;エイチビィアイ社製)0.015gを水1.5gに溶いたものを加え、50~55℃に保温しながら、スリーワンモータ(商品名;型式FBL600;新東科学社製)を使用して300rpmで30分間攪拌し、酵素処理した。その後、90℃まで加熱して酵素を失活させ、オートクレーブ(型式:LSX-700;トミー精工社製)を使用して120℃で3時間加圧加熱した後、ミキサー(商品名:VITA-PREP3;Vitamix社製)を使用して目盛り7の強さで1分間粉砕した。これに180gの賦形剤(商品名:スタビローズK;酸化でん粉;松谷化学工業社製)を混合し、これをバットに薄くのばし、80℃の恒温槽で50分間乾燥した後、乳鉢で粉砕した。得られた鶏骨含有粉末を粒度に応じて篩い分けし、鶏骨含有粉末B~Dを約100gずつ得た。各鶏骨含有粉末の粒度について、表4にまとめる。
Figure 0007395339000004
[酸味酸臭抑制剤の調製2]
1)鶏骨含有粉末(前記鶏骨含有粉末B~Dのいずれか)
2)テトラグリセリン縮合リシノール酸エステル(商品名:ポエムPR-100;HLB0.3;理研ビタミン社製)
(2)原材料の配合
前記原材料を用いて調製した酸味酸臭抑制剤10~12の配合組成を表5に示した。これらは全て本発明の実施例である。なお、各酸味酸臭抑制剤は原材料の合計が100gとなる分量で調製した。
Figure 0007395339000005
(3)酸味酸臭抑制剤の調製方法
表5に示した配合割合に従って鶏骨含有粉末をフードプロセッサー(型式:MK-K48P;パナソニック社製)に量り取り、ここに予め50℃に加温して粘度を下げたテトラグリセリン縮合リシノール酸エステルを加え、2900rpmで1分間攪拌及び混合し、酸味酸臭抑制剤10~12各100gを得た。
[米飯における評価]
(1)米飯の炊飯方法
無洗米150gに水210gを加え、さらに表6に示す添加量に従って市販の静菌剤(商品名:プラスタイムZ-300;酢酸ナトリウム含有製剤;酢酸ナトリウム含有量約65%;理研ビタミン社製)及び酸味酸臭抑制剤10~12を添加して(又は添加せず)、炊飯器で炊飯し、米飯1~5を得た。
Figure 0007395339000006
(2)官能評価
前記米飯1~5の酸味及び酸臭の程度について官能評価を行った。評価は静菌剤及び酸味酸臭抑制剤をいずれも添加していない米飯5を基準(対照)とし、表7に示す評価基準に従って10名のパネラーで行い、評点の平均値を求め、下記の基準に従って記号化した。結果を表8に示す。
〔記号化基準〕
◎: 平均値1.5未満
〇: 平均値1.5以上、2.5未満
△: 平均値2.5以上、3.5未満
×: 平均値3.5以上
Figure 0007395339000007
Figure 0007395339000008
表8の結果から明らかなように、実施例の酸味酸臭抑制剤10~12を添加した米飯1~3は、いずれも酸味及び酸臭の評価結果が「◎」又は「〇」であり、酸味及び酸臭が抑制されていたが、中でも目開き840μmの篩を通過し、目開き350μmの篩を通過しない粒度である鶏骨含有粉末B又はCを用いた酸味酸臭抑制剤10及び11は、酸味及び酸臭の評価結果がともに「◎」であり、特に良好であった。
≪実施例3≫
本発明の酸味酸臭抑制剤が様々な食品に対して使用可能であることを確認するため、各種加工食品において評価試験を行い、効果を検証した。なお、各評価試験においては酸味酸臭抑制剤として前記実施例2において調製した酸味酸臭抑制剤11を使用し、酸味及び/又は酸臭の原因物質として以下に示す静菌剤A~Cを使用した。
[静菌剤の調製]
表9に示す配合割合に従って酢酸ナトリウム(大東化学社製)と氷酢酸/酢酸ナトリウム製剤(商品名:サンミエース42;大東化学社製)とを1Lポリ袋に入れ、袋の口を縛り、手で3分間袋を振って均一に混合し、静菌剤A~Cを各100g得た。
Figure 0007395339000009
[ハンバーグにおける評価]
(1)ハンバーグの作製方法
1)ボウルに市販のハンバーグの素(商品名:ハンバーグヘルパー;ハウス食品社製)2パック(184g)及び水240gを量り取り、1分間静置した後、牛豚合挽き肉500gを加えて粘りが出るまで手で捏ね、ハンバーグ種を得た。
2)得られたハンバーグ種を100gずつに分け、表10に示す添加量に従って静菌剤及び酸味酸臭抑制剤を添加し(又は添加せず)、均一に混捏した後、楕円形に成形してハンバーグ種1~5を得た。
3)熱したフライパンに油を引き、前記ハンバーグ種1~5を強火で2分間焼成し、裏返してから蓋をしてさらに弱火で4分間焼成した。
4)焼成後、急速冷凍庫(設定温度:-40℃)で5分間冷却し、ハンバーグ1~5を得た。
Figure 0007395339000010
(2)官能評価
前記ハンバーグ1~5にラップをし、電子レンジ(型式:NE-1700;松下電器産業社製)を用いて1700Wで15秒間再加熱した。再加熱後、ハンバーグの酸味及び酸臭の程度について官能評価を行った。評価は静菌剤及び酸味酸臭抑制剤をいずれも添加していないハンバーグ種5を焼成して得たハンバーグ5を基準(対照)とし、表11に示す評価基準に従って10名のパネラーで行い、評点の平均値を求め、下記の基準に従って記号化した。結果を表12に示す。
〔記号化基準〕
◎: 平均値1.5未満
〇: 平均値1.5以上、2.5未満
△: 平均値2.5以上、3.5未満
×: 平均値3.5以上
Figure 0007395339000011
Figure 0007395339000012
表12の結果から明らかなように、本発明の実施例である酸味酸臭抑制剤11を添加したハンバーグ1及び2は、酸味を呈する静菌剤を含んでいるにもかかわらず、いずれも酸味及び酸臭の評価結果が「◎」又は「〇」であり、酸味及び酸臭が抑制されていた。一方、酸味酸臭抑制剤11を添加しなかったハンバーグ3及び4は、酸味及び酸臭の評価結果が「△」又は「×」であり、酸味酸臭抑制効果が劣っていた。
[青椒肉絲における評価]
(1)青椒肉絲の作製方法
1)薄切りロース牛肉35gを5~10mm幅にカットし、片栗粉をまぶした。
2)熱したフライパンに油を引き、ここに水洗いした市販の細切り水煮たけのこ35gと5~10mm幅の細切りにしたピーマン30gを入れて中火で1分間炒めた後、皿に取り出した。
3)フライパンを再度熱して油を引き、ここに前記牛肉を入れて弱火~中火で1分間炒めた後、一旦火を止め、ここに市販の青椒肉絲用調味料(商品名:CookDo青椒肉絲用;味の素社製)25gを加え、さらに表13に示す添加量に従って静菌剤及び酸味酸臭抑制剤を添加し(又は添加せず)、混合した。
4)混合後、中火で加熱し、調味料が沸騰した時点で前記たけのこ及びピーマンを加え、さらに30秒炒めた。
5)その後、急速冷凍庫(設定温度:-40℃)で5分間冷却して、青椒肉絲1~5を得た。
Figure 0007395339000013
(2)官能評価
前記青椒肉絲1~5をさらに冷蔵庫(設定温度:5℃)で3時間保管した後、ラップをし、電子レンジ(型式:NE-1700;松下電器産業社製)を用いて1700Wで15秒間再加熱した。再加熱後、青椒肉絲の酸味及び酸臭の程度について官能評価を行った。評価は静菌剤及び酸味酸臭抑制剤をいずれも添加していない青椒肉絲5を基準(対照)とし、前記ハンバーグにおける評価と同様の評価基準に従って10名のパネラーで行い、前記ハンバーグにおける評価と同様の記号化基準に従って記号化した。結果を表14に示す。
Figure 0007395339000014
表14の結果から明らかなように、前記ハンバーグにおける評価と同様、青椒肉絲においても本発明の実施例である酸味酸臭抑制剤11を添加したものは静菌剤由来の酸味及び酸臭が抑制されていた。
[高野豆腐の煮物における評価]
(1)高野豆腐の煮物の作製方法
1)高野豆腐20gを50~60℃の湯200gに3分間浸漬した後、湯切りして冷蔵庫(設定温度:5℃)で1時間保管した。
2)顆粒かつおだし0.08g、昆布エキス1.2g、本みりん5g、三温糖8g、濃口しょうゆ0.8g、食塩1.2g、水183.72gを鍋に量り取り、ここに表15に示す添加量に従って静菌剤及び酸味酸臭抑制剤を添加して(又は添加せず)、高野豆腐用調味液1~5を得た。
3)前記高野豆腐用調味液1~5を中火で加熱し、95℃に達した時点で前記高野豆腐を100gずつ投入した。
4)調味液が沸騰した後、弱火で10分間高野豆腐を煮込み、火を消してさらに10分間静置して調味液を浸透させた。
5)静置後、急速冷凍庫(設定温度:-40℃)で20℃以下まで冷却し、高野豆腐の煮物1~5を得た。
Figure 0007395339000015
(2)官能評価
前記高野豆腐の煮物1~5の酸味及び酸臭の程度について官能評価を行った。評価は静菌剤及び酸味酸臭抑制剤をいずれも添加していない高野豆腐用調味液5で調味した高野豆腐の煮物5を基準(対照)とし、前記ハンバーグにおける評価と同様の評価基準に従って10名のパネラーで行い、前記ハンバーグにおける評価と同様の基準に従って記号化した。結果を表16に示す。
Figure 0007395339000016
表16の結果から明らかなように、前記ハンバーグにおける評価と同様、高野豆腐の煮物においても本発明の実施例である酸味酸臭抑制剤11を添加したものは静菌剤由来の酸味及び酸臭が抑制されていた。
[がんもどきの煮物における評価]
(1)がんもどきの煮物の作製方法
1)濃口しょうゆ25g、清酒17.5g、本みりん17.5g、三温糖7.5g、顆粒かつおだし0.25g、水182.25gを鍋に量り取り、ここに表17に示す添加量に従って静菌剤及び酸味酸臭抑制剤を添加して(又は添加せず)、がんもどき用調味液1~5を得た。
2)前記がんもどき用調味液1~5を中火で加熱し、95℃に達した時点で一口大にカットしたがんもどき140gを投入した。
3)調味液が沸騰した後、弱火で4分間がんもどきを煮込み、調味液を浸透させた。
4)その後、急速冷凍庫(設定温度:-40℃)で20℃以下まで冷却し、がんもどきの煮物1~5を得た。
Figure 0007395339000017
(2)官能評価
前記がんもどきの煮物1~5の酸味及び酸臭の程度について官能評価を行った。評価は静菌剤及び酸味酸臭抑制剤をいずれも添加していないがんもどき調味液5で調味したがんもどきの煮物5を基準(対照)とし、前記ハンバーグにおける評価と同様の評価基準に従って10名のパネラーで行い、前記ハンバーグにおける評価と同様の記号化基準に従って記号化した。結果を表18に示す。
Figure 0007395339000018
表18の結果から明らかなように、前記ハンバーグにおける評価と同様、がんもどきの煮物においても本発明の実施例である酸味酸臭抑制剤11を添加したものは静菌剤由来の酸味及び酸臭が抑制されていた。

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  1. (a)鳥獣類の骨含有粉末及び(b)HLBが8以下であるグリセリン脂肪酸エステルを含有する食品用酸味酸臭抑制剤。
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