JP7393331B2 - 輸送器 - Google Patents

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Description

本発明は、船の甲板上でフレットナロータを搬送するための輸送器に関し、より詳細には、船の甲板上でフレットナロータを搬送するための軌道との転動係合のためのトロリを含む輸送器に関する。
マグヌスロータとしても知られるフレットナロータは、水上輸送船舶上で推進のために使用され得る。このようなロータは、船舶の推進のためにマグヌス効果を使用する。
本出願中で使用されるフレットナロータなる用語は、ロータ本体だけではなく機械全体を意味する。
フレットナロータは概して使用中、水上輸送船舶の甲板上に直立して設置される。典型的には、フレットナロータは、ステータの周りに配置された円筒形管の形をした外側ロータ本体を含み、このロータ本体は、通常ステータの頂端部に向かう上位軸受および多くの場合およそその中間点にあるステータの下方にある下位軸受を含む回転可能な継手を介してステータに結合されている。ステータは典型的には、それ自体船舶の甲板に連結されているベースに連結される。ロータ本体はステータよりも長く、ステータの上方に突出していてよく、こうして、上位軸受は、ロータ本体の高さのおよそ中間点に来ることができる。
水上輸送船舶に適合したフレットナロータの場合、ロータ本体は、その垂直軸を中心にして回転させられ、周囲の空気流が回転するロータ本体上を移動するにつれて、ロータ本体の回転する本体と空気の間の相対運動が空気中に圧力差を発生させる。空気流内へ回転するロータ本体の側は、ロータ本体の表面によってひき起こされる抗力の結果として局所的に空気流を遅延させ、一方、空気流から離れるように回転するロータ本体の側は、空気流を局所的に加速させる。このとき、ロータ本体の空気流内へと回転している側には高圧領域が発生し、ロータ本体の空気流から離れるように回転している側には低圧領域が発生する。したがって、ロータ本体の低圧領域の方向の力が生成され、この力は船舶に移送され、この力は船舶の推進を補助することができる。多数のフレットナロータを単一の船舶上で併用することが可能である。
フレットナロータの今日の利用分野は、貨物船などの大型船舶上におけるものである。フレットナロータは、航行中一次推進システム上の負荷を軽減する目的で船舶の一次推進システムと併せて使用される。これにより、特に好適な風条件の下での長距離の航程について、著しい燃料の節約をもたらすことができる。フレットナロータは、主駆動システムに比べてより高効率の船舶推進手段であり得、したがってフレットナロータが備わった船舶の環境への影響は、これが装備されていない船舶に比べ著しく削減され得る。
1つ以上のフレットナロータが船舶に装備されている場合には、ロータ本体のサイズおよび船舶の甲板上のその場所に起因して、船舶が港湾に停泊している間に問題が発生する可能性がある。フレットナロータは、クレーンおよび荷積みおよび陸揚げ用および他の機械類が船舶の甲板にアクセスするのを妨害し得る。これにより、船舶の荷積みおよび荷卸しの遅延がひき起こされる可能性があり、これは同様に危険でもあり得る。
したがって、船舶へのアクセスが妨害されるという欠点無く、上述の燃料節約のメリットを提供するため、船舶の甲板上でフレットナロータを使用できるようにする手段を提供する必要性が存在する。
本発明の第1の態様によると、船舶の甲板上でフレットナロータを搬送するための輸送器において、軌道との転動係合のためのトロリであって:軌道と係合するための車輪を伴うシャーシと;フレットナロータの荷重を軌道に移送するためにフレットナロータのベースと係合するように構成された荷重担持機構と;を含むトロリ;を含む輸送器が提供されている。
輸送器は、船舶の甲板へのクレーンおよび荷積み、陸揚げ用および他の機械類のアクセスを妨害しないように効率の良い容易な方法で船舶の甲板上でフレットナロータを移動させるために、使用可能である。
好ましくは、荷重担持機構は少なくとも1つの持上げ点、好ましくは3つの持上げ点を含む。
好ましくは、少なくとも1つの持上げ点は少なくとも1つのジャッキを含み、好ましくは少なくとも1つのジャッキはスクリュジャッキおよびトラベリングナットを含む。
好ましくは、少なくとも1つの持上げ点は3つの持上げ点を含み、好ましくは3つの持上げ点は少なくとも3つのジャッキを含み、より好ましくは少なくとも3つのジャッキは同期化されている。
3つのジャッキが同期化されている場合、これらは同じ速度で進行し、これによりフレットナロータを持ち上げる作業中の信頼性の高い運動およびより優れた制御および安定性が得られる。
好ましくは、持上げ点のうちの2つは、シャーシの第1の側のいずれかの端部に向かって位置設定されており、持上げ点のうちの1つは、シャーシの第2の反対の側で中央に位置設定されている。
好ましくは、2つの車輪はシャーシの第2の反対の側に位置設定されており、シャーシの第2の反対の側で中央に位置設定された持上げ点は、輸送器がその荷重を担持しているときにフレットナロータがそれを中心として枢動し得る点として作用するように構成されており、こうして第2の反対の側に位置設定された2つの車輪を横断して均等な荷重分布が維持されるようになっている。
有利には、この特徴によって、軌道を用いた2つの車輪の優れたトラクションが確実に維持され、いずれかの車輪のスリップの尤度は削減される。
好ましくは、荷重担持機構は、好ましくは塔載バッテリにより、電力供給されている。
好ましくは、車輪のうちの少なくとも1つは両フランジ付き車輪である。
こうして、車輪が係合されている軌条との関係における車輪の横方向の運動は防止される。
車輪のうちの少なくとも1つは扁平軌条と係合するように構成されている。
有利には、扁平軌条に対するこの扁平軌条と係合する車輪の横方向の動きは許容される。車輪の横方向運動に制約が無いことは、この車輪が横荷重を受けないことを意味する。
好ましくは、トロリはさらに、車輪のうちの少なくとも1つを駆動するための駆動機構を含む。
好ましくは、駆動機構は、輸送器の一方の側のみで車輪を駆動するように構成されている。
このようにして、駆動機構により生成される縦荷重は、1本の線上で作用し、これによってクラッビングの尤度は削減され、輸送器のより単純な制御が可能になる。
好ましくは、駆動機構は、好ましくは塔載バッテリにより電力供給されている。
好ましくは、シャーシは、軌道に高さ変動がある状態で車輪の係合を改善するために可撓性を有し、これによりシャーシは軌道との車輪係合を維持するように撓むことができる。
こうして、優れたトラクションが維持されることから車輪のスリップの尤度は低減する。同様にこれによって、ボギー台車および懸架装置の必要性は無くなる。
好ましくは、シャーシは、概して方形または矩形の構成を有する。
好ましくは、トロリはさらに、持上げ用サブフレームを含み、好ましくは、持上げ用サブフレームの形状は三角形である。
好ましくは、持上げ用サブフレームは、使用中、フレットナロータを支持するためサブフレームの各コーナに担持点を含む。
好ましくは、各々の持上げ点は持上げ用サブフレーム、好ましくは持上げ用サブフレームのコーナと係合する。
本発明の第2の態様によると、船舶の甲板上でフレットナロータを搬送するように適応されたトロリを含む輸送器と;船舶の甲板上で輸送器の運動を誘導するための軌道とを含む船舶が提供されている。
輸送器は、船舶の甲板へのクレーンおよび荷積み、陸揚げおよび他の機械類のアクセスを妨害しないように、効率の良い容易な形で船舶の甲板上でフレットナロータを移動させるために使用可能である。
好ましくは、船舶は、船舶の甲板の上方へ上昇させるような形で軌道を支持する支持構造をさらに含む。
好ましくは、輸送器は、本発明の第1の態様の輸送器である。
好ましくは、船舶は、フレットナロータを支持するために船舶の甲板上の基礎をさらに含む。
本発明の第3の態様によると、船舶の甲板上でフレットナロータを搬送する方法において:フレットナロータの下側の位置へと軌道に沿って輸送器を移動させるステップと;フレットナロータの下側と係合するように輸送器の持上げ用サブフレームを上昇させ、これにより基礎からトロリまでフレットナロータの重量を移送するステップと;船舶の甲板上で軌道に沿ってフレットナロータを伴う輸送器を搬送するステップと;を含む方法が提供されている。
好ましくは、該方法はさらに、フレットナロータを伴う輸送器を保管用基礎まで搬送するステップと;輸送器の持上げ用サブフレームを下降させて、フレットナロータの重量をトロリから保管用基礎上に移送するステップと;をさらに含む。
本発明の第4の態様によると、フレットナロータを支持するための基礎において、船舶の甲板上に位置設定された軌道のいずれかの側で船舶の甲板と接触するための2つの基礎支持体を含み、こうして基礎支持体によってキャビティが画定され、このキャビティを通って、輸送器が軌道に沿って駆動され得るようになっている、基礎が提供されている。
好ましくは、各基礎支持体は少なくとも1つの担持点を含み、この担持点上に、使用中、フレットナロータの対応する担持点収容場所が存在し、好ましくは、各担持点はドーム形状である。
好ましくは、基礎は、使用中フレットナロータを基礎に固定するために使用され得る少なくとも1つの固定点をさらに含む。
ここで本発明の実施形態について、添付図面を参照しながら単なる一例として説明する。
船舶の甲板上を軌道が長手方向に走る、軌道上の輸送器およびフレットナロータを含む船舶の平面図を描いている。 船舶の甲板上を軌道が横断方向に走る、軌道上の輸送器およびフレットナロータを含む船舶の平面図を描いている。 船舶の甲板上を軌道が長手方向および横断方向に走る、軌道上の輸送器およびフレットナロータを含む船舶の平面図を描いている。 図1に描かれた輸送器をより詳細に描いている。 図1に描かれたフレットナロータをより詳細に描いている。 基礎の基礎支持体を描いている。 図1および図3の一体型持上げ機構を独立した形で描いている。 図1および3の輸送器の一体型駆動機構を独立した形で描いている。 代替的一体型駆動機構を描いている。
本発明は、船舶の甲板上で軌道に沿ってフレットナロータを搬送する輸送器に向けられている。
本出願において使用される「軌道」なる用語は、輸送器がそれに沿って走行できる一対の平行なトラックまたは軌条を意味する。
一実施形態において、軌道は船舶の甲板上を長手方向に走る。本明細書中で内側および外側なる用語が使用されている場合、内側構成要素は、対応する外側構成要素に比べて、これらの構成要素が上に位置している船舶の長手方向中心線に相対的により近い構成要素であり、外側構成要素は、対応する構成要素に比べて船舶の長手方向中心線から相対的により遠い構成要素であるものとして理解される。
別の実施形態において、軌道は船舶の甲板上を横断方向に走っている。本明細書中に記載されている内側または外側の構成要素は、同様に容易に船尾構成要素(すなわち相対的に船舶の後部に近い構成要素)であり得、本明細書中に記載の外側または内側の構成要素は同様に容易に船首構成要素(すなわち、相対的に船舶の前部に近い構成要素)であり得ると考えられる。
別の実施形態において、軌道は、船舶の甲板上を横断方向および長手方向に走行する。
図1aは、船舶100aの平面図を描いている。船舶100aの甲板上に位置設定されているのは、船舶の甲板上を長手方向に走る軌道103aである。軌道103aは、右舷側で船舶100aの甲板の長さに沿って走る内側軌条102と外側軌条104を含む。内側軌条102は、船舶100aの長手方向中心線に最も近い軌条であり、外側軌条104は、船舶100aの長手方向中心線から最も遠い軌条である。
同様に図1aに描かれているのは、船舶100aの甲板上でフレットナロータを搬送するための輸送器であり、この輸送器はトロリ200およびフレットナロータ106を含む。
図1bは、一変形実施形態に係る船舶100bの平面図を描いている。船舶100bの甲板上に位置設定されているのは、船舶100bの甲板上を横断方向に走る軌道103bである。描かれている軌道103bは、船舶100bの甲板の幅に沿って走る、横断方向に延在する3対の軌条を含む。横断方向に延在する軌条対の他の数も企図される。
同様に図1bに描かれているのは、船舶100bの甲板上でフレットナロータを搬送するための輸送器であり、この輸送器はトロリ200およびフレットナロータ106を含んでいる。
図1cは、さらなる変形実施形態に係る船舶100cの平面図を描いている。船舶100cの甲板上に位置設定されているのは、船舶100cの甲板上を横断方向および長手方向に走る軌道103cである。軌道103cは、船舶100cの甲板の幅に沿って走る横断方向および長手方向に延在する軌条のネットワークを含む。
同様に図1cに描かれているのは、船舶100cの甲板上でフレットナロータを搬送するための輸送器であり、この輸送器はトロリ200およびフレットナロータ106を含んでいる。
一変形実施形態において、軌道が船舶の甲板の上方に上昇するような形で、軌道を軌道を支持する支持構造上に軌道を具備することができる。有利にも、これにより、船舶の甲板上で甲板固定具全体の上に間隙が提供される。
図2は、図1aにより描かれている軌道103a上に載った輸送器をより詳細に描いている。したがって、輸送器のさまざまな構成要素は、図1aに描かれている船舶100aとの関係におけるそれらの位置に基づいて、内側および外側構成要素として説明されるものとする。輸送器が図1b中に描かれた軌道103b上に載っているものとして、さまざまな構成要素は輸送器の配向に応じて船首および船尾と標識付けされることになる、ということを理解されたい。
輸送器は、外側車輪202である2つの車輪と内側車輪203である2つの車輪で合計4つの車輪、シャーシ204および三角形の持上げ用サブフレーム206を含むトロリ200を含む。トロリはさらに、持上げ用サブフレーム206をシャーシとの関係において上昇させるための、シャーシ204と持上げ用サブフレーム206の間に結合された3つのスクリュジャッキ208の形をした一体型持上げ機構と、各外側車輪202に対し1つずつ結合された2つの駆動機構モータ210の形をした一体型駆動機構とを含む。
フレットナロータの運動のために必要とされる機械的構成要素は全て、トロリ-200のシャーシ204に取付けられている。輸送器は互換性があり、以下でより詳細に説明するように、船舶の甲板上で多数のフレットナロータに供用するために使用可能である。輸送器は、各フレットナロータ内へ運動機能を構築することとは対照的に、フレットナロータの運動のためのはるかに単純で、メンテナンスが容易で、より効率が良くより費用対効果の良いシステムを提供する。
シャーシ204および持上げ用サブフレーム206は鋼製であるが、他の任意の好適な材料を使用してもよいということが理解される。
シャーシ204は、図2に描かれているように、格子枠組み製造を伴う実質的に矩形の形状を有する。シャーシ204の主構造は、内側および外側長手方向の平行な梁であり、この梁に対し、平面筋かいシステムと共に内側および外側車輪203および202がそれぞれ取付けられている。矩形のシャーシ204は、安定性を改善するための長い軸距を提供している。
シャーシ204は、軌道に高さ変動がある状態で車輪の係合を改善するため可撓性を有し、これによりシャーシは、休止位置においてシャーシ204の水平平面から外に撓んで軌道103aとの車輪係合を維持することができる。同様に、これによってボギー台車および懸架装置の必要性は無くなる。
トロリは好ましくは、おおよそ長さ5000mm、幅3600mmであるが、これらの寸法は、特定の利用分野に応じて変動可能である。例えば寸法は、軌道103aおよびフレットナロータ106の寸法および当業者であれば理解すると思われるような他の任意のパラメータに応じて、変動可能である。
可能な場合にはつねに、トロリに取付けられる構成要素は、容易に補修できるようにアクセス可能である。
持上げ用サブフレーム206の形状は、実質的に三角形である。スクリュジャッキ208のうち2つは、トロリ200の内側側で、持上げ用サブフレーム206の内側側の各コーナに1つずつ位置設定されており、スクリュジャッキ208のうち1つは、トロリ200の外側側で、持上げ用サブフレーム206の外側側のコーナに位置設定されている。
持上げ用サブフレーム206は、使用中フレットナロータを支持するため、持上げ用サブフレーム206の各コーナに担持点212を含む。これらの担持点212は、スクリュジャッキ208のうちの対応するものが持上げ用サブフレーム206と係合している点のすぐ上方に位置設定される。各担持点212は、以下でより詳細に説明するように、持上げ用サブフレーム206が上昇するにつれて、フレットナロータの荷重が担持点212によって担持されるように、フレットナロータの下側と係合するように構成されている。
輸送器はさらに、万一何らかの問題が発生した場合、詳細には輸送器にフレットナロータが装着されているとき、トロリ200を所定の位置に固定するため、フェールセーフ係止機構として作用するストームブレーキを含んでいてよい。同様に輸送器は、輸送器上に装着されたフレットナロータを保管するためにトロリ-200を所定の位置に固定するためにも使用可能である。代替的には、トロリ200が固定され得る軌道103a、103b、103cの長さに沿って、個別の場所に、構造的ストッパを具備することができる。同様に、トロリを任意の場所で甲板に固縛することのできる機構も具備することができる。
輸送器はさらに、輸送器の経路内の障害物、輸送器の脱線、輸送器/軌道/船舶のあらゆる傾動、輸送器のシャーシ204および持上げ用サブフレーム206の相対的位置および、軌道103aに沿った輸送器の位置を(例えば、それが軌道103aに沿って持上げ作業を行なうために正しい場所にあるか、すなわちフレットナロータ106の下側の正しい場所に位置付けされているか否かを決定する目的で)検出するためのセンサを含むことができる。
例えば万一輸送器の経路内に物体が検出された場合、万一輸送器の傾動またはトリムが既定の閾値レベル(例えば3°超)を超えた場合、万一輸送器の脱線が発生した場合、万一ユーザが持上げ作業を行なおうとしている軌道に沿った正しくない位置に輸送器がある場合、可聴アラームが鳴り、視覚的信号が提供され、および/または自動停止機能が係合される可能性がある。
輸送器はさらに、甲板乗組員による輸送器の運転を可能にするため、制御ペンダント、制御ユニット、遠隔制御、ペデスタルを、甲板上の固定場所に含むことができる。輸送器の速度は、オペレータが、輸送器のそばを歩きながら輸送器を制御できるように、緩慢な歩行ペースに設定されるべく構成可能であってよい。
輸送器はさらに、万一2つの輸送器が互いに遭遇した場合のそしてトラックの限界においてトロリ200を制御された状態で停止させるため、クレーン緩衝器などの緩衝器を含むことができる。
シャーシ204の外側長手方向梁に取付けられる装備には、駆動機構、安全用ストームブレーキ、および継手が含まれる。このようにして、全ての縦荷重(慣性および風荷重は除く)は、1本のライン上に作用し、こうしてクラッビングの尤度は減少し、輸送器のより簡単な制御が可能になる。
輸送器の全ての動力構成要素、主として駆動機構および持上げ機構は、バッテリ電源式であり得る。輸送器上には、これらの構成要素に動力を提供するためのバッテリパックが具備され得る。これらは、代替的には、船舶100a上に位置設定された電力源により電力供給されてよい。
トロリ200は、扁平軌条の形をした内側軌条102、T字形断面である外側軌条104を含んでいる、図1aに描かれた軌道上に載った状態で描かれている。外側軌条104は同様に、実質的にI字形またはT字形の断面を有していてよい。したがって、外側車輪202が内側車輪203よりも高く位置設定されることになることから、船舶100aの甲板のキャンバは拮抗作用を受けることができ、これはすなわち輸送器が水平にとどまることを意味する。
図1bに描かれている横断方向軌道103bにおいては、船舶10bの甲板のキャンバに拮抗作用を及ぼす必要が全くないことから、両方の軌条は扁平軌条の形をしていてよい。
トロリ200は、外側および内側車輪202および203を介して軌道と摩擦転動係合状態にある。したがって、潜在的に危険であり得るグリースは、輸送器が動作するために甲板上で全く必要とされない。一変形実施形態において、車輪と1つ以上の軌条との間の係合は、歯と歯車タイプの係合であり得る。軌条の1つは歯を含むことができ、これらの歯は、1つ以上の車輪の一部を構成する対応する歯車と係合する。
一実施形態において、2つの外側車輪202は、外側軌条104と係合するように構成され、外側軌条104との関係において外側車輪202の横方向の運動を防ぐため両フランジ付きである。2つの内側車輪203は、扁平内側軌条102と係合するように構成され、内側車輪203の外側表面は、扁平外側軌条104との関係における内側車輪203の横方向の運動が許容されるような形で、実質的に扁平である。トレッドが扁平であることの結果として外側車輪202との関係において内側車輪203の横方向の運動に制約が無いことは、すなわち内側車輪203が横荷重を受けないことを意味する。軌道に対し横断方向の全ての水平荷重は、軌条上に車輪フランジによる反作用を及ぼす。フランジ付き外側車輪202上の長い軸距により、優れたトラッキングが保証され、これは、輸送器をはるかに容易に制御できることを意味する。これにより、そうでなければトロリ200がフレットナロータ106の荷重下で移動している場合に問題となる可能性の高い「クラッビング(スキューイング)」はことごとく制限される。
図3aは、図1aのフレットナロータ106をより詳細に描いている。フレットナロータ106は、軌道の内側軌条102および外側軌条104が下側を走っている状態で、動作位置にある。図3aを見れば分かるように、フレットナロータ106は、ペデスタル302とロータ本体304を含む。ペデスタル302は、軌道のいずれかの側に位置設定された2つの基礎支持体306の形をした船舶の甲板上の基礎の上に載っている。フレットナロータ106は、固縛または他の好適な固定機構を介して、基礎支持体に対し固定され得る。
図3bは、基礎支持体306をより詳細に描いている。各々の基礎支持体306は、フレットナロータ106が上に載る2つの担持点312ならびに固縛/固定点310を含む。
フレットナロータ106は、その動作位置で軌道を跨ぎ、フレットナロータ106の下側および2つの基礎支持体306の間にはキャビティが設けられ、輸送器がフレットナロータ106の下側で駆動されこのキャビティの中を通過できるようになっている。
担持点312は、カップおよびドームタイプの配設でフレットナロータのペデスタル302の下側の対応する担持点収容場所と係合するように構成されている。基礎支持体306上の担持点312はドーム状であり、フレットナロータ106ペデスタル302の下側の担持点収容場所は、カップ状である。フレットナロータ106は、固縛/固定点310を介して基礎支持体306に対して固縛または他の形で固定され得る。固縛としてターンバックルを使用することができる。
この設計により、基礎支持体306とフレットナロータ106の間の不整合に対処することができ、これによってさらに緩やかな組立て誤差および甲板の形状の短期または長期変化(曲げ、たわみなど)も許容される。
上述のように、トロリ200は、フレットナロータ106のペデスタル302の下側の位置まで軌道に沿って移動し得る。ひとたびフレットナロータ106の下側の位置に達した時点で、輸送器の一体型持上げ機構は、持上げ用サブフレーム206の担持点212がフレットナロータ106のペデスタル302の下側と係合するまで持上げ用サブフレーム206を引き上げるために使用される。一体型持上げ機構によるシャーシ204との関係における持上げ用サブフレーム206の連続的持上げが、フレットナロータ106を船舶の甲板上の基礎支持体306からフレットナロータ106を持上げ、こうしてフレットナロータ106の荷重をトロリ200上に移送する。この位置から、軌道に沿ったトロリ200の運動が、フレットナロータ106を移動させる。
フレットナロータ106が基礎支持体306に固縛されている場合、フレットナロータ106のペデスタル302の下側と持上げ用サブフレーム206を係合させる前にこれらの固縛を除去する。輸送器には、ひとたび基礎支持体306から離れて持上げられた時点でトロリにペデスタル302を固定するための機構が具備され得る。輸送器の動作については、以下でさらに詳細に説明する。
図4は、輸送器の上述の一体型持上げ機構を独立した形で描いている。外側スクリュジャッキ208は、横断方向駆動シャフト404によって電動スクリュジャッキモータ402に連結されている。さらなる横断方向駆動シャフト410が、スクリュジャッキモータ402をギヤボックス408に連結し、このギヤボックスはそれ自体、それぞれの内側スクリュジャッキ208に各々連結されている2本の長手方向駆動シャフト406に連結される。この構成においては、3つのスクリュジャッキ208の全てを駆動するために、単一のスクリュジャッキモータ402を使用することができる。スクリュジャッキモータ402は、電気によって動力供給される。有利にも、この配設は、各スクリュジャッキ208が同じ速度で巻上げられ、こうしてそれらが同期的でありかつ同じ速度で進行することを保証する。これによって持上げ作業中の信頼性の高い運動およびさらに大きな制御が提供される。
各スクリュジャッキ208は、持上げ用スクリュ412を含み、その上にトラベリングナットが位置設定される。持上げ用スクリュ412は、ウォーム歯車を含む入力シャフトに係合され、入力シャフトの回転が持上げ用スクリュ412を回転させるようになっている。入力シャフト自体は、その対応する駆動シャフトに結合されている。トラベリングナット410は、持上げ用サブフレーム206に固定され、こうして、持上げ用サブフレーム206との関係におけるトラベリングナット410の回転が防止されるようになっている。入力シャフトによる持上げ用スクリュ412の回転は、トラベリングナット410ひいては持上げ用サブフレーム206を上昇および降下させる。
各々のスクリュジャッキ208は、キャプティブナットを伴うACMEスクリュジャッキであり得る。
スクリュジャッキ208は、油圧式ではなくむしろ機械式である。したがって、これらを手で巻上げることもできる。このことは、電源障害が発生した場合でも持上げシステムをなおも動作させることができるということを意味するため、有用である。
輸送器の持上げ機能を提供する目的であらゆる形のジャッキを使用できること、そして例示された配設は単に好ましいものにすぎないことが指摘される。
スクリュジャッキのベースはシャーシ204に結合され、各々のスクリュジャッキのトラベリングナット410は持上げ用サブフレーム206に結合される。スクリュジャッキモータ402がスクリュジャッキ208を駆動する場合、持上げ用サブフレーム206は上述の持上げ機能を果たすため、スクリュジャッキ208によりシャーシ204との関係において上昇させられる。
単一の外側および2つの内側スクリュジャッキ208の相対的な場所は、単一の外側スクリュジャッキ208の周りに一定の枢動度が許容されることから、輸送器のシャーシ204との関係における持上げ用サブフレーム206内に装着された場合のフレットナロータ106の連接を容易にする。これにより、外側車輪上の荷重が均等に分布した状態にとどまることが保証され、このことは、特に外側車輪220が駆動機構により駆動されるものであることから、軌道103aとの優れたトラクションが維持され、いずれかの車輪のスリップの尤度が低減するため、重要である。
図5aは、図2に描かれた輸送器の上述の一体型駆動機構を独立した形で描いている。各々の外側車輪202はそれぞれの駆動機構モータ210によって直接駆動されている。内側車輪203は自由に回転可能である。
船舶の甲板上を横断方向に走る軌道が提供される場合、船舶が航海中である場合に悪天候に対する保護を提供するため、船尾車輪が、それぞれの駆動機構モータ210により各々駆動されるものであることが好ましい。
図5bは、輸送器の上述の一体型駆動機構の変形実施形態を独立した形で描いている。一体型駆動機構のこの実施形態において、2つの外側車輪202は、それぞれの駆動シャフト504およびギヤボックス506により単一の駆動機構モータ502に結合される。
両方の配設において、被動外側車輪202は、シャーシ204の単一の外側スクリュジャッキ208と同じ側にあり、このため上述の枢動機構を介して被動外側車輪202上の荷重が均等に分布させられることが保証され、これによって被動外側車輪202と外側軌条104の間の摩擦係合が確実に維持されることになる。
図2に示された2つの駆動機構モータ210および図5bに示された単一の駆動機構モータ502は、電気により動力供給される。
変形実施形態において、輸送器は、一体型駆動機構を含まなくてもよい。その代り、輸送器の車輪は全て、自由に回転可能であり得、輸送器は、手作業で移動され得るかまたはウィンチシステムによって移動され得る。
輸送器の動作モードについて、ここでより詳細に説明する。フレットナロータ106を移動させるために、輸送器はフレットナロータ106のペデスタル302の下側の位置まで駆動される。ペデスタル302と基礎支持体306の間のあらゆる固縛または他の固定機構が除去される。このとき、持上げ機構は、持上げ用サブフレーム206がペデスタル302の下側と係合するように、シャーシ204との関係において持上げ用サブフレーム206を上昇させる。ペデスタル302は、持上げ用サブフレーム206に対し固定され得る。持上げ用サブフレーム206はその後、フレットナロータ106の荷重が基礎支持体306から持上げ用サブフレーム206の担持点212上へと移送されるような形で、輸送器が荷重を取るのに充分な隙間が提供されるような形で、かつフレットナロータ106が基礎支持体306から移動され得るような形で、さらに上昇させる。
この時点で、輸送器は、フレットナロータ106を移動させる位置にある。フレットナロータ106は、保管用基礎支持体を含む保管場所まで輸送器によって軌道に沿って移動され得、フレットナロータ106は、通常は船舶100aが荷積みおよび/または荷卸しを行っている間の保管期間を通して、保管のために輸送器によりこの保管用基礎支持体の上へと下降され得る。保管用基礎支持体は、フレットナロータ106によって船舶の中央部域が塞がれないように、例えば船舶100aの船首または船尾端部に向かって船舶100の中心から離れて具備され得る。
代替的には、フレットナロータ106は輸送器上に保管されてもよい。輸送器は、船舶100aの中心から離れるように軌道に沿って保管場所までフレットナロータ106を移動させることができる。持上げ用サブフレーム206は、フレットナロータ106がその頂部にある状態で、シャーシ204に向かって保管場所まで戻るように下降されてよい。輸送器のストームブレーキは、保管期間中輸送器およびフレットナロータ106を所定の場所に係止するために使用され得る。代替的には、具備されている場合には軌道に沿った構造的ストッパが、輸送器およびフレットナロータ106を所定の場所に係止するために使用され得る。
ひとたび保管期間が終了したならば、輸送器を用いて、上述のステップを逆転させフレットナロータ106を基礎支持体306まで戻すことにより、フレットナロータ106をその動作位置に復帰させることができる。
複数のフレットナロータ106をそのそれぞれの基礎支持体から対応する保管用基礎支持体まで移動させるために単一の輸送器を使用し得るということが理解される。例えば船舶100aの船首または船尾端部に向かって船舶100aの中心から離れて、複数の保管用基礎支持体を具備することができる。
代替的には、例えば船舶100a上に設置された各々のフレットナロータ106に1つずつの複数の輸送器を具備することができる。各輸送器には、輸送器を合わせて結合してトレーンを形成するための継手が具備され得る。このようにして、単一の駆動機構または手段により多数の輸送器を移動させることができ、単一のユニットとして制御することができる。
上述の動作は、好ましくは、通常は船舶100aが停泊中であるときに、周囲を囲まれた水域内で実施される。

Claims (13)

  1. 船舶(100a)で使用するためのシステムであって、前記システムは、
    フレットナロータ(106)を含み、
    前記システムは、さらに、
    前記船舶(100a)の甲板上で、動作位置と保管位置との間で、前記フレットナロータを運搬するための輸送器と、
    前記船舶の甲板上での前記輸送器の移動を案内するための軌道(103a)と、
    前記船舶の甲板上で、前記フレットナロータを動作位置で支持するための基礎(306)と、を含み、
    前記輸送器は、トロリ(200)を含み、前記トロリ(200)は、
    前記軌道(103a)と係合するための車輪(202、203)を伴うシャーシ(204)と、
    前記フレットナロータ(106)の荷重を前記基礎(306)から前記軌道(103a)に移送するために前記フレットナロータ(106)のベースと係合するように構成された荷重担持機構と、を含む、
    システム。
  2. 前記荷重担持機構が少なくとも1つの持上げ点を含み、
    前記少なくとも1つの持上げ点が少なくとも1つのジャッキを含む、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記少なくとも1つの持上げ点が3つの持上げ点を含む、請求項2に記載のシステム。
  4. 前記持上げ点のうちの2つが、前記シャーシ(204)の第1の側のいずれかの端部に向かって位置設定されており、前記持上げ点のうちの1つが、前記シャーシ(204)の第2の反対の側で中央に位置設定されており、
    2つの車輪が前記シャーシの前記第2の反対の側に位置設定されており、前記シャーシの前記第2の反対の側で中央に位置設定された前記持上げ点は、前記輸送器が前記フレットナロータ(106)の荷重を担持しているときに前記フレットナロータ(106)がその周りを枢動し得る点として作用するように構成されており、こうして前記第2の反対の側に位置設定された2つの車輪を横断して均等な荷重分布が維持されるようになっている、請求項3に記載のシステム。
  5. 前記荷重担持機構が、電力供給されている、請求項1ないし4のいずれか1項に記載のシステム。
  6. 前記車輪(202、203)のうちの少なくとも1つが両フランジ付き車輪である、及び/又は、前記車輪(202、203)のうちの少なくとも1つが扁平軌条と係合するように構成されている、請求項1ないし5のいずれか1項に記載のシステム。
  7. 前記トロリ(200)がさらに、前記車輪(202、203)のうちの少なくとも1つを駆動するための駆動機構を含み、
    前記駆動機構が、前記輸送器の一方の側のみで車輪(202、203)を駆動するように構成されている、及び/又は、前記駆動機構が電力供給されている、請求項1ないし6のいずれか1項に記載のシステム。
  8. 前記シャーシ(204)が、軌道に高さ変動がある状態で車輪の係合を改善するために可撓性を有し、これにより前記シャーシは前記軌道(103a)との車輪係合を維持するように撓むことができる、請求項1ないし7のいずれか1項に記載のシステム。
  9. 前記シャーシ(204)が、概して方形または矩形の構成を有する、請求項1ないし8のいずれか1項に記載のシステム。
  10. 前記トロリ(200)がさらに、持上げ用サブフレーム(206)を含む、請求項1ないし9のいずれか1項に記載のシステム。
  11. 各々の持上げ点が前記持上げ用サブフレーム(206)と係合する、請求項2ないし4のいずれか1項を引用する請求項10に記載のシステム。
  12. 前記軌道(103a)を前記船舶(100a)の前記甲板の上方へ上昇させるような形で前記軌道を支持する支持構造をさらに含む、請求項1ないし11のいずれか1項に記載のシステム。
  13. 船舶(100a)の甲板上で、動作位置と保管位置との間でフレットナロータ(106)を搬送する方法において:
    前記フレットナロータ(106)の下側の位置へと軌道(103a)に沿って輸送器を移動させるステップと;
    前記フレットナロータ(106)の下側と係合するように前記輸送器の持上げ用サブフレーム(206)を上昇させ、これにより基礎からトロリ(200)まで前記フレットナロータ(106)の重量を移送するステップと;
    前記船舶(100a)の前記甲板上で前記軌道(103a)に沿って前記フレットナロータ(106)を伴う前記輸送器を搬送するステップと;
    を含み、前記輸送器は、前記トロリ(200)を含み、
    前記方法は、
    前記フレットナロータ(106)を伴う前記輸送器を保管用基礎まで搬送するステップと;
    前記輸送器の前記持上げ用サブフレーム(206)を下降させて、前記フレットナロータ(106)の重量を前記トロリ(200)から保管用基礎上に移送するステップと;
    をさらに含む、方法。
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