JPH0811630B2 - 貨物搬出入用台車装置 - Google Patents
貨物搬出入用台車装置Info
- Publication number
- JPH0811630B2 JPH0811630B2 JP3234161A JP23416191A JPH0811630B2 JP H0811630 B2 JPH0811630 B2 JP H0811630B2 JP 3234161 A JP3234161 A JP 3234161A JP 23416191 A JP23416191 A JP 23416191A JP H0811630 B2 JPH0811630 B2 JP H0811630B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pallet
- cargo
- trolleys
- carriages
- carriage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B63—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
- B63B—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING
- B63B27/00—Arrangement of ship-based loading or unloading equipment for cargo or passengers
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B63—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
- B63B—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING
- B63B25/00—Load-accommodating arrangements, e.g. stowing, trimming; Vessels characterised thereby
- B63B25/002—Load-accommodating arrangements, e.g. stowing, trimming; Vessels characterised thereby for goods other than bulk goods
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、貨物船の船
艙内に貨物を搬入しまたは船艙内から貨物を搬出するた
めの台車装置に関するものであるのである。
艙内に貨物を搬入しまたは船艙内から貨物を搬出するた
めの台車装置に関するものであるのである。
【0002】
【従来の技術】例えば、鋼ストリップコイルのような大
重量の貨物を、貨物船によって海上輸送する際におけ
る、船艙内への貨物の搬入は、台車を使用し、下記のよ
うにして行われている。即ち、図6に概略平面図で示す
ように、船艙内には、船体の長さ方向に互いに平行に敷
設されたレール1,1’の各々の上を同調して走行する
2台の台車2,2’が配置されている。台車2,2’の
各々は、昇降可能なテーブル3,3’を有しており、こ
のテーブル3,3’上に、貨物(図示せず)が搭載され
た1つのパレット4を,クレーン等によって台車2,
2’にわたり載置する。
重量の貨物を、貨物船によって海上輸送する際におけ
る、船艙内への貨物の搬入は、台車を使用し、下記のよ
うにして行われている。即ち、図6に概略平面図で示す
ように、船艙内には、船体の長さ方向に互いに平行に敷
設されたレール1,1’の各々の上を同調して走行する
2台の台車2,2’が配置されている。台車2,2’の
各々は、昇降可能なテーブル3,3’を有しており、こ
のテーブル3,3’上に、貨物(図示せず)が搭載され
た1つのパレット4を,クレーン等によって台車2,
2’にわたり載置する。
【0003】台車2,2’を積付け位置まで移動させ、
テーブル3,3’上のパレット4を、テーブル3,3’
の下降によって、積付け位置に船体の長さ方向に設けら
れたパレットデッキ5上に移載する。次いで、パレット
4を、パレットデッキ5に設けられた固縛用金物にワイ
ヤロープ等によって固縛する。かくして、パレット4上
に積載された貨物は、船艙内のパレットデッキ5上に、
パレット4と共に載置される。船艙内から貨物を搬出す
る場合は、上記と逆の作動により、パレットデッキ5上
の、貨物が搭載されたパレット4を、台車2、2’によ
って搬出する。
テーブル3,3’上のパレット4を、テーブル3,3’
の下降によって、積付け位置に船体の長さ方向に設けら
れたパレットデッキ5上に移載する。次いで、パレット
4を、パレットデッキ5に設けられた固縛用金物にワイ
ヤロープ等によって固縛する。かくして、パレット4上
に積載された貨物は、船艙内のパレットデッキ5上に、
パレット4と共に載置される。船艙内から貨物を搬出す
る場合は、上記と逆の作動により、パレットデッキ5上
の、貨物が搭載されたパレット4を、台車2、2’によ
って搬出する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の装置に
は、次のような問題がある。即ち、船艙内に効率的に貨
物を格納するためには、貨物が積載されたパレット4
を、パレットデッキ5上にこれと直交させて並置するこ
とが必要である。しかしながら、2台の台車2、2’の
テーブル3,3’上に両者にわたってパレット4を載置
するに際し、図6に1点鎖線で示すように、パレット4
をテーブル3,3’上に台車の移動方向と正確に直交さ
せて載せることができず、斜めに載置される場合が多
い。
は、次のような問題がある。即ち、船艙内に効率的に貨
物を格納するためには、貨物が積載されたパレット4
を、パレットデッキ5上にこれと直交させて並置するこ
とが必要である。しかしながら、2台の台車2、2’の
テーブル3,3’上に両者にわたってパレット4を載置
するに際し、図6に1点鎖線で示すように、パレット4
をテーブル3,3’上に台車の移動方向と正確に直交さ
せて載せることができず、斜めに載置される場合が多
い。
【0005】その結果、台車2、2’のテーブル3,
3’からパレットデッキ5上に移載されたパレット4
は、パレットデッキ5上に、これと直交せず斜めに載置
されることになる。このように、パレット4が、パレッ
トデッキ5上に、これと直交せず種々の角度で斜めに載
置されると、船艙内への貨物の積付け量が減少する。そ
の上、パレットデッキ5に設けられたパレットの固縛用
金物の位置ともずれる結果、パレット4をパレットデッ
キ5にワイヤロープ等により固縛することが困難にな
る。
3’からパレットデッキ5上に移載されたパレット4
は、パレットデッキ5上に、これと直交せず斜めに載置
されることになる。このように、パレット4が、パレッ
トデッキ5上に、これと直交せず種々の角度で斜めに載
置されると、船艙内への貨物の積付け量が減少する。そ
の上、パレットデッキ5に設けられたパレットの固縛用
金物の位置ともずれる結果、パレット4をパレットデッ
キ5にワイヤロープ等により固縛することが困難にな
る。
【0006】また、2台の台車2,2’の走行に相互に
ずれが生ずる場合があり、このような場合には、台車
2,2’に大きな荷重がかかる結果、台車1,1’の故
障の原因になる。
ずれが生ずる場合があり、このような場合には、台車
2,2’に大きな荷重がかかる結果、台車1,1’の故
障の原因になる。
【0007】更に、パレット4上に貨物が積載され、パ
レット4が撓んだ場合、または、左右のレール設置高さ
の違いによって左右の台車2,2’の高さに差がある場
合には、台車2、2’のテーブル3,3’に、部分的に
荷重が集中する結果、テーブルの強度上の点から問題が
生ずる。
レット4が撓んだ場合、または、左右のレール設置高さ
の違いによって左右の台車2,2’の高さに差がある場
合には、台車2、2’のテーブル3,3’に、部分的に
荷重が集中する結果、テーブルの強度上の点から問題が
生ずる。
【0008】従って、この発明の目的は、上述した問題
を解決し、2台の台車の各々のテーブルにわたる、貨物
が積載されたパレットの載置状態にかかわらず、パレッ
トテーブル上に、これと直交させてパレットを載置する
ことができ、且つ、2台の台車の走行に相互にずれが生
じても、台車に余計な荷重がかからず、そして、パレッ
トの撓み、2台の台車の高さの差等が生じても、台車の
テーブルに部分的に荷重が集中することのない装置を提
供することにある。
を解決し、2台の台車の各々のテーブルにわたる、貨物
が積載されたパレットの載置状態にかかわらず、パレッ
トテーブル上に、これと直交させてパレットを載置する
ことができ、且つ、2台の台車の走行に相互にずれが生
じても、台車に余計な荷重がかからず、そして、パレッ
トの撓み、2台の台車の高さの差等が生じても、台車の
テーブルに部分的に荷重が集中することのない装置を提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述した目
的を達成するためなされたものであって、この発明の貨
物搬出入用台車装置は、互いに同調して平行に走行する
2台の台車と、前記2台の台車の各々に設けられた、そ
の上に貨物が積載された1つのパレットを前記2台の台
車にわたって載置するためのテーブルと、前記テーブル
を支持しそして昇降させるための、前記台車の各々に設
けられたテーブル昇降機構とからなり、前記テーブル
は、前記テーブル昇降機構の垂直軸を中心として回転可
能に、そして、前記台車の移動方向と平行な軸線に対し
て揺動可能に取り付けられていることに特徴を有するも
のである。
的を達成するためなされたものであって、この発明の貨
物搬出入用台車装置は、互いに同調して平行に走行する
2台の台車と、前記2台の台車の各々に設けられた、そ
の上に貨物が積載された1つのパレットを前記2台の台
車にわたって載置するためのテーブルと、前記テーブル
を支持しそして昇降させるための、前記台車の各々に設
けられたテーブル昇降機構とからなり、前記テーブル
は、前記テーブル昇降機構の垂直軸を中心として回転可
能に、そして、前記台車の移動方向と平行な軸線に対し
て揺動可能に取り付けられていることに特徴を有するも
のである。
【0010】
【作用】この発明の装置においては、2台の台車の各々
に設けられたその上にパレットを載置するための昇降可
能なテーブルは、その垂直軸を中心として回転可能に且
つ台車の進行方向と直交する方向に揺動可能になってい
る。従って、パレットが台車のテーブル上に台車の移動
方向と直交させて載せることができず、斜めに載置され
た場合においても、台車の何れか一方を前進または後進
させることにより、テーブルの回転作用によって、パレ
ットの方向を台車の移動方向と直交する方向に修正する
ことができる。また、パレット上に貨物が積載されパレ
ットが撓んだ場合、または、左右のレールの設置高さの
違いにより左右の台車の高さに差がある場合でも、台車
のテーブルに無理な偏荷重がかかることはない。
に設けられたその上にパレットを載置するための昇降可
能なテーブルは、その垂直軸を中心として回転可能に且
つ台車の進行方向と直交する方向に揺動可能になってい
る。従って、パレットが台車のテーブル上に台車の移動
方向と直交させて載せることができず、斜めに載置され
た場合においても、台車の何れか一方を前進または後進
させることにより、テーブルの回転作用によって、パレ
ットの方向を台車の移動方向と直交する方向に修正する
ことができる。また、パレット上に貨物が積載されパレ
ットが撓んだ場合、または、左右のレールの設置高さの
違いにより左右の台車の高さに差がある場合でも、台車
のテーブルに無理な偏荷重がかかることはない。
【0011】
【実施例】次に、この発明の装置を、図面を参照しなが
ら説明する。図1は、この発明の装置の1実施態様を示
す概略斜視図、図2は、その一方の台車の概略正面図、
図3は図2のA−A線矢視図である。図1に示すよう
に、この発明の装置において、船艙内に、船体の長さ方
向に互いに平行に敷設されたレール1,1’上を、互い
に同調して走行する2台の台車2,2’が配置され、そ
して、台車2,2’のテーブル3,3’上には、貨物6
が積載された1つのパレット4が、台車2,2’にわた
って載置されており、船艙内の積付け位置に船体の長さ
方向に設けられたパレットデッキ5の位置まで台車2、
2’を走行させ、貨物6が積載されたパレット4をパレ
ットデッキ5上に移載するようになっていることは、従
来の装置と同じである。
ら説明する。図1は、この発明の装置の1実施態様を示
す概略斜視図、図2は、その一方の台車の概略正面図、
図3は図2のA−A線矢視図である。図1に示すよう
に、この発明の装置において、船艙内に、船体の長さ方
向に互いに平行に敷設されたレール1,1’上を、互い
に同調して走行する2台の台車2,2’が配置され、そ
して、台車2,2’のテーブル3,3’上には、貨物6
が積載された1つのパレット4が、台車2,2’にわた
って載置されており、船艙内の積付け位置に船体の長さ
方向に設けられたパレットデッキ5の位置まで台車2、
2’を走行させ、貨物6が積載されたパレット4をパレ
ットデッキ5上に移載するようになっていることは、従
来の装置と同じである。
【0012】図2および図3に示すように、車輪7によ
ってレール1上を走行する台車2上には、所定高さの垂
直な案内筒8と、案内筒8内に位置する垂直な油圧シリ
ンダ9とが設けられている。案内筒8の下端は台車2上
に固定されており、油圧シリンダ9の下端は、球面軸受
16によって台車2上に回転可能に取り付けられている。
ってレール1上を走行する台車2上には、所定高さの垂
直な案内筒8と、案内筒8内に位置する垂直な油圧シリ
ンダ9とが設けられている。案内筒8の下端は台車2上
に固定されており、油圧シリンダ9の下端は、球面軸受
16によって台車2上に回転可能に取り付けられている。
【0013】テーブル3は、その下部に円板10を有して
おり、テーブル3と円板10とは、円板10の上面に設けら
れた連結金具11を介して、台車の移動方向に設けられた
水平なピン12により軸着されている。円板10の下面に
は、下方に向けた垂直な筒体13が取り付けられている。
筒体13は、台車2上の案内筒8内に嵌挿され、その中に
油圧シリンダ9が位置している。油圧シリンダ9のロッ
ド9aの上端は、円板10の下面中心部に取り付けられた球
面軸受14にピン15によって軸着されている。
おり、テーブル3と円板10とは、円板10の上面に設けら
れた連結金具11を介して、台車の移動方向に設けられた
水平なピン12により軸着されている。円板10の下面に
は、下方に向けた垂直な筒体13が取り付けられている。
筒体13は、台車2上の案内筒8内に嵌挿され、その中に
油圧シリンダ9が位置している。油圧シリンダ9のロッ
ド9aの上端は、円板10の下面中心部に取り付けられた球
面軸受14にピン15によって軸着されている。
【0014】円板10の周縁上には、テーブル3の下面と
の間に、テーブル3のピン12周りの揺動を可能にし且つ
テーブル3の無負荷時の傾斜を水平に戻すためのゴムク
ッション17が取り付けられている。台車2上の案内筒8
の内面には、円板10の筒体13の外周面との接触部にブッ
シュ18が取り付けられている。
の間に、テーブル3のピン12周りの揺動を可能にし且つ
テーブル3の無負荷時の傾斜を水平に戻すためのゴムク
ッション17が取り付けられている。台車2上の案内筒8
の内面には、円板10の筒体13の外周面との接触部にブッ
シュ18が取り付けられている。
【0015】図3および図4の部分概略平面図で示すよ
うに、円板10の下面所定位置には、下方に向けた垂直な
ストッパ19が取り付けられており、そして、案内筒8の
外周面所定位置には、ストッパ19を挟むように、円板10
即ちテーブル3を所定位置に位置決めするための位置決
め機構20が設けられている。位置決め機構20は、ストッ
パ19をその両側から弾性的に保持するためのスプリング
21、21' を有している。従って、円板10即ちテーブル3
が無負荷時には、ストッパ19および位置決め機構20によ
って、円板10即ちテーブル3は、常に所定位置に保持さ
れる。
うに、円板10の下面所定位置には、下方に向けた垂直な
ストッパ19が取り付けられており、そして、案内筒8の
外周面所定位置には、ストッパ19を挟むように、円板10
即ちテーブル3を所定位置に位置決めするための位置決
め機構20が設けられている。位置決め機構20は、ストッ
パ19をその両側から弾性的に保持するためのスプリング
21、21' を有している。従って、円板10即ちテーブル3
が無負荷時には、ストッパ19および位置決め機構20によ
って、円板10即ちテーブル3は、常に所定位置に保持さ
れる。
【0016】この発明の装置は、上記のように構成され
ているので、テーブル3は、円板10を介し、油圧シリン
ダ9によって昇降可能であり、且つ、円板10の下面に取
り付けられた筒体13と、台車2上の案内筒8との間を、
油圧シリンダ9の軸線を中心として回転可能である。更
に、テーブル3は、円板10にピン12によって軸着されて
いるので、ピン12により、台車2の移動方向と平行な軸
線に対して揺動可能である。
ているので、テーブル3は、円板10を介し、油圧シリン
ダ9によって昇降可能であり、且つ、円板10の下面に取
り付けられた筒体13と、台車2上の案内筒8との間を、
油圧シリンダ9の軸線を中心として回転可能である。更
に、テーブル3は、円板10にピン12によって軸着されて
いるので、ピン12により、台車2の移動方向と平行な軸
線に対して揺動可能である。
【0017】従って、2台の台車2、2’のテーブル
3,3’上に両者にわたってパレット4を載置するに際
し、パレット4をテーブル3,3’上に台車の移動方向
と正確に直交させて載せることができず、斜めに載置さ
れた場合においても、台車2、2’の何れか一方を前進
または後進させることにより、テーブル3、3’の回転
作用によって、パレット4の方向を、台車2、2’の移
動方向と直交する方向に修正することができる。従っ
て、貨物6が積載されたパレット4を、パレットデッキ
5上にこれと直交させて並置することが可能となり、船
艙内に効率的に貨物を格納することができる。また、パ
レットデッキ5上に設けられたパレット固縛用金物の位
置とのずれもなくなる結果、パレット4をパレットデッ
キ5に固縛用金物によって、ワイヤロープ等により確実
に固縛することができる。
3,3’上に両者にわたってパレット4を載置するに際
し、パレット4をテーブル3,3’上に台車の移動方向
と正確に直交させて載せることができず、斜めに載置さ
れた場合においても、台車2、2’の何れか一方を前進
または後進させることにより、テーブル3、3’の回転
作用によって、パレット4の方向を、台車2、2’の移
動方向と直交する方向に修正することができる。従っ
て、貨物6が積載されたパレット4を、パレットデッキ
5上にこれと直交させて並置することが可能となり、船
艙内に効率的に貨物を格納することができる。また、パ
レットデッキ5上に設けられたパレット固縛用金物の位
置とのずれもなくなる結果、パレット4をパレットデッ
キ5に固縛用金物によって、ワイヤロープ等により確実
に固縛することができる。
【0018】また、2台の台車2,2’の走行に相互に
ずれが生じた場合でも、テーブル3、3’の回転作用に
よって、台車2,2’に大きな荷重がかかることはな
い。更に、テーブル3は、ピン12により、台車2の移動
方向と平行な軸線に対して揺動可能であるので、パレッ
ト4上に貨物が積載されパレット4が撓んだ場合、また
は、左右のレールの設置高さの違いによって、左右の台
車2、2’の高さに差がある場合でも、台車2、2’の
テーブル3,3’に無理な偏荷重がかかることはない。
ずれが生じた場合でも、テーブル3、3’の回転作用に
よって、台車2,2’に大きな荷重がかかることはな
い。更に、テーブル3は、ピン12により、台車2の移動
方向と平行な軸線に対して揺動可能であるので、パレッ
ト4上に貨物が積載されパレット4が撓んだ場合、また
は、左右のレールの設置高さの違いによって、左右の台
車2、2’の高さに差がある場合でも、台車2、2’の
テーブル3,3’に無理な偏荷重がかかることはない。
【0019】次に、この発明の装置の作動の一例を、図
5に基づいて説明する。図5において、2は右側の台車
をそして2’は左側の台車を示す。4は台車2、2’に
わたって載置されたパレットである。Ssはパレット4の
右側の位置を検知するセンサであり、Spはパレット4の
左側の位置を検知するセンサである。Bsd は、台車2、
2’間の中心線Aから右側のセンサSsまでの距離を示
し、そして、Bpd は、台車2、2’間の中心線Aから左
側のセンサSpまでの距離を示す。また、Bsは、台車2、
2’間の中心線Aから右側台車2の中心までの距離を示
し、Bpは、台車2、2’間の中心線Aから左側台車2’
の中心までの距離を示す。Bは、台車2、2’が走行を
開始する基準位置である。
5に基づいて説明する。図5において、2は右側の台車
をそして2’は左側の台車を示す。4は台車2、2’に
わたって載置されたパレットである。Ssはパレット4の
右側の位置を検知するセンサであり、Spはパレット4の
左側の位置を検知するセンサである。Bsd は、台車2、
2’間の中心線Aから右側のセンサSsまでの距離を示
し、そして、Bpd は、台車2、2’間の中心線Aから左
側のセンサSpまでの距離を示す。また、Bsは、台車2、
2’間の中心線Aから右側台車2の中心までの距離を示
し、Bpは、台車2、2’間の中心線Aから左側台車2’
の中心までの距離を示す。Bは、台車2、2’が走行を
開始する基準位置である。
【0020】図面に示すように、台車2、2’上に、そ
の右側が先行した状態でパレット4が斜めに載置された
状態において、パレット4の先行した右側がセンサSsに
接触したときの、右側台車2の基準位置Bからの移動距
離をLsとし、パレット4が台車の移動方向と直交してい
るとき、左右台車2、2’の基準位置BからセンサーS
s,Sp を働かせるまでの移動距離をLbとし、そして、パ
レット4の遅れて進行する左側がセンサーSpに接触した
ときの、左側台車2’の基準位置Bからの移動距離をLp
とすると、右側台車2の位置修正距離ΔCsおよび左側台
車2’の位置修正距離ΔCpは下記(1) 式および(2) 式に
よって求められる。
の右側が先行した状態でパレット4が斜めに載置された
状態において、パレット4の先行した右側がセンサSsに
接触したときの、右側台車2の基準位置Bからの移動距
離をLsとし、パレット4が台車の移動方向と直交してい
るとき、左右台車2、2’の基準位置BからセンサーS
s,Sp を働かせるまでの移動距離をLbとし、そして、パ
レット4の遅れて進行する左側がセンサーSpに接触した
ときの、左側台車2’の基準位置Bからの移動距離をLp
とすると、右側台車2の位置修正距離ΔCsおよび左側台
車2’の位置修正距離ΔCpは下記(1) 式および(2) 式に
よって求められる。
【0021】 ΔCs=Lb−Ls ───(1) ΔCp=Lb−Lp ───(2) 従って、パレット4のセンサ位置でのずれ量y1 は、下
記(3) 式によって求められる。 y1 = ΔCs−ΔCp = Lp−Ls ───(3)
記(3) 式によって求められる。 y1 = ΔCs−ΔCp = Lp−Ls ───(3)
【0022】上述したパレット4のセンサ位置でのずれ
量y1 から、パレット4の傾斜角θ1 は、下記(4) 式に
よって求められる。
量y1 から、パレット4の傾斜角θ1 は、下記(4) 式に
よって求められる。
【0023】そこで、パレット4を角度θ1 だけ反対に
回転させるように、下記(5) 式および(6) 式に基づい
て、パレット4の先行している側の右側台車2を−x後
退させ、そして、パレット4の遅れている側の左側台車
2’を+x前進させ、2台の台車2、2’の距離差を2
xとする。 その結果、パレット4の向きは、台車2、2’の進行方
向と直交する方向に修正される。
回転させるように、下記(5) 式および(6) 式に基づい
て、パレット4の先行している側の右側台車2を−x後
退させ、そして、パレット4の遅れている側の左側台車
2’を+x前進させ、2台の台車2、2’の距離差を2
xとする。 その結果、パレット4の向きは、台車2、2’の進行方
向と直交する方向に修正される。
【0024】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
2台の台車の各々のテーブルにわたる、貨物が積載され
たパレットの載置状態にかかわらず、パレットテーブル
上に、これと直交させてパレットを載置することがで
き、且つ、2台の台車の走行に相互にずれが生じても、
台車に余計な荷重がかからず、そして、パレット上に貨
物が積載され、パレットが撓んだ場合、または、左右の
レール設置高さの違いにより左右の台車の高さに差があ
る場合でも、台車のテーブルに部分的に荷重が集中する
ことのない、工業上有用な効果がもたらされる。
2台の台車の各々のテーブルにわたる、貨物が積載され
たパレットの載置状態にかかわらず、パレットテーブル
上に、これと直交させてパレットを載置することがで
き、且つ、2台の台車の走行に相互にずれが生じても、
台車に余計な荷重がかからず、そして、パレット上に貨
物が積載され、パレットが撓んだ場合、または、左右の
レール設置高さの違いにより左右の台車の高さに差があ
る場合でも、台車のテーブルに部分的に荷重が集中する
ことのない、工業上有用な効果がもたらされる。
【図1】この発明の1実施態様を示す概略斜視図であ
る。
る。
【図2】一方の台車の概略正面図である。
【図3】図2のA−A線矢視図である。
【図4】ストッパ部分の概略平面図である。
【図5】この発明の装置の作動を示す説明図である。
【図6】従来の装置の概略平面図である。
1, 1’ レール 2,2’ 台車 3,3' テーブル 4 パレット 5 パレットデッキ 6 貨物 7 車輪 8 案内筒 9 油圧シリンダ 10 円板 11 連結金具 12 ピン 13 筒体 14 球面軸受 15 ピン 16 球面軸受 17 ゴムクッション 18 ブッシュ 19 ストッパ 20 位置決め機構 21 スプリング
Claims (1)
- 【請求項1】 互いに同調して平行に走行する2台の台
車と、前記2台の台車の各々に設けられた、その上に貨
物が積載された1つのパレットを前記2台の台車にわた
って載置するためのテーブルと、前記テーブルを支持し
そして昇降させるための、前記台車の各々に設けられた
テーブル昇降機構とからなり、前記テーブルは、前記テ
ーブル昇降機構の垂直軸を中心として回転可能に、そし
て、前記台車の移動方向と平行な軸線に対して揺動可能
に取り付けられていることを特徴とする、貨物搬出入用
台車装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3234161A JPH0811630B2 (ja) | 1991-08-21 | 1991-08-21 | 貨物搬出入用台車装置 |
US07/917,594 US5226773A (en) | 1991-08-21 | 1992-07-23 | Apparatus for stowing pallet mounted with cargo into hold of freight vessel |
CA002074693A CA2074693C (en) | 1991-08-21 | 1992-07-27 | Apparatus for stowing pallet mounted with cargo in hold of freight vessel |
KR1019920014980A KR970010824B1 (ko) | 1991-08-21 | 1992-08-20 | 화물탑재의 팰리트를 화물선의 선창내에 싣기 위한 장치 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3234161A JPH0811630B2 (ja) | 1991-08-21 | 1991-08-21 | 貨物搬出入用台車装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0551134A JPH0551134A (ja) | 1993-03-02 |
JPH0811630B2 true JPH0811630B2 (ja) | 1996-02-07 |
Family
ID=16966618
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3234161A Expired - Lifetime JPH0811630B2 (ja) | 1991-08-21 | 1991-08-21 | 貨物搬出入用台車装置 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5226773A (ja) |
JP (1) | JPH0811630B2 (ja) |
KR (1) | KR970010824B1 (ja) |
CA (1) | CA2074693C (ja) |
Families Citing this family (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4591693B2 (ja) | 2005-06-24 | 2010-12-01 | 日本電気株式会社 | 解析方法、解析装置およびプログラム |
US8215888B2 (en) | 2009-10-16 | 2012-07-10 | Friede Goldman United, Ltd. | Cartridge tubular handling system |
US9643723B2 (en) | 2014-10-10 | 2017-05-09 | Goodrich Corporation | Slide bushing supported aircraft cargo loading systems and methods |
US10196146B2 (en) | 2014-10-10 | 2019-02-05 | Goodrich Corporation | Self propelled air cushion supported aircraft cargo loading systems and methods |
US9764840B2 (en) | 2014-10-10 | 2017-09-19 | Goodrich Corporation | Air cushion aircraft cargo loading systems and wireless charging unit |
US9567166B2 (en) * | 2014-10-10 | 2017-02-14 | Goodrich Corporation | Compact centrifugal air blowers for air cushion supported cargo loading platform |
US9511860B2 (en) | 2014-10-10 | 2016-12-06 | Goodrich Corporation | Air cushion aircraft cargo loading systems and wireless communication unit |
US9555888B2 (en) | 2014-10-10 | 2017-01-31 | Goodrich Corporation | Pressure compensating air curtain for air cushion supported cargo loading platform |
US9511861B2 (en) * | 2014-10-10 | 2016-12-06 | Goodrich Corporation | Noise reduction barrier for air cushion supported aircraft cargo loading robot |
US10393225B2 (en) | 2015-01-05 | 2019-08-27 | Goodrich Corporation | Integrated multi-function propulsion belt for air cushion supported aircraft cargo loading robot |
US9580250B2 (en) | 2015-01-30 | 2017-02-28 | Goodrich Corporation | Bushing cleaner systems and methods |
EP3409573B1 (en) * | 2017-06-02 | 2020-07-01 | Anemoi Marine Technologies Limited | A transport |
CN113788244B (zh) * | 2021-09-25 | 2022-11-11 | 滨州职业学院 | 一种勘探船用筒体元件的装填及存放装置 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3369684A (en) * | 1965-08-16 | 1968-02-20 | Kenneth C. Ford | Truck bed |
US4042118A (en) * | 1976-03-09 | 1977-08-16 | Schmidt Hans V | Combination roller conveyor and cross-conveyor system |
US4353457A (en) * | 1979-04-24 | 1982-10-12 | Lerco Corporation | Airlift |
IT1136819B (it) * | 1981-03-13 | 1986-09-03 | Finsider Costr Metall Cmf | Dispositivo trasportatore per un impianto di magazzinaggio |
US4553896A (en) * | 1983-01-04 | 1985-11-19 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Truck apparatus for conveying parts |
JP2564666B2 (ja) * | 1989-11-16 | 1996-12-18 | 日本鋼管株式会社 | 船舶用重量物貨物搭載装置 |
-
1991
- 1991-08-21 JP JP3234161A patent/JPH0811630B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1992
- 1992-07-23 US US07/917,594 patent/US5226773A/en not_active Expired - Fee Related
- 1992-07-27 CA CA002074693A patent/CA2074693C/en not_active Expired - Fee Related
- 1992-08-20 KR KR1019920014980A patent/KR970010824B1/ko not_active IP Right Cessation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5226773A (en) | 1993-07-13 |
CA2074693C (en) | 1997-11-25 |
KR970010824B1 (ko) | 1997-07-01 |
CA2074693A1 (en) | 1993-02-22 |
JPH0551134A (ja) | 1993-03-02 |
KR930004146A (ko) | 1993-03-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0811630B2 (ja) | 貨物搬出入用台車装置 | |
EP3623244A1 (en) | A method of loading an automobile semi-trailer on a flatcar | |
FI67056C (fi) | Foerfarande och anordning foer transportering av containrar i aogvagnar | |
US3257018A (en) | Hand truck | |
JP2815098B2 (ja) | コンテナ支持移動用台車 | |
JPS6132240B2 (ja) | ||
JP2564666B2 (ja) | 船舶用重量物貨物搭載装置 | |
JP2000135946A (ja) | 貨物運搬トロリ― | |
JPH10236581A (ja) | 貨物運搬用コンテナのアダプタ | |
JPH1111871A (ja) | 荷役機械の横行装置 | |
JP2000169078A (ja) | シャーシ位置検出装置 | |
JP4714604B2 (ja) | 重量物搬送装置 | |
JP2018076147A (ja) | フォークリフトアタッチメントによる鉄道輸送システム | |
JPH06312691A (ja) | 船搬送装置 | |
JPH07237740A (ja) | 搬送装置 | |
JP3134210B2 (ja) | コンテナ受渡し装置及び該コンテナ受渡し装置を用いたコンテナ積込み方法 | |
JP4482218B2 (ja) | 荷物運搬装置 | |
JP2828560B2 (ja) | コンテナ荷役装置 | |
JP2002167167A (ja) | 自走式門型コンテナクレーン | |
JP7260125B2 (ja) | レールクランプ装置 | |
JP2003012270A (ja) | 荷役用クレーン装置 | |
JP3100899U (ja) | ボンベ運搬車 | |
JP3249321B2 (ja) | 水平荷役装置の自動緊締装置 | |
SU650862A1 (ru) | Железнодорожный транспортер | |
JPS593031Y2 (ja) | コンテナ等の搬送用台車の運搬装置 |